JPH10275299A - 駐車場用車両位置認識装置及び駐車場管理システム - Google Patents

駐車場用車両位置認識装置及び駐車場管理システム

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Publication number
JPH10275299A
JPH10275299A JP7979197A JP7979197A JPH10275299A JP H10275299 A JPH10275299 A JP H10275299A JP 7979197 A JP7979197 A JP 7979197A JP 7979197 A JP7979197 A JP 7979197A JP H10275299 A JPH10275299 A JP H10275299A
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JP
Japan
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parking
vehicle
destination
vacant
passage
Prior art date
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Application number
JP7979197A
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English (en)
Inventor
Koji Sugawara
宏治 菅原
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Saginomiya Seisakusho Inc
Original Assignee
Saginomiya Seisakusho Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各車両に個別の駐車箇所を割り当てたにも関
わらず、その通りの駐車箇所に車両が駐車しないこと
で、別の車両が案内先の駐車箇所に行っても駐車できな
いという事態の発生を防止すること。 【解決手段】 複数の駐車箇所aの中から空き駐車箇所
aを駐車先として設定し、入場した車両に対して報知す
る駐車場内における、該車両の管理を行うためのシステ
ムであって、車両の通路上における位置を、各車両毎に
個別に認識する車両位置認識手段40Bと、車両位置認
識手段40Bの認識結果を基に、車両の駐車先として設
定されていない空き駐車箇所aへの該車両の接近を判別
する誤駐車先接近判別手段30Jと、複数の駐車箇所a
にそれぞれ設けられ、車両の駐車先として設定されてい
ない空き駐車箇所aに接近したと誤駐車先接近判別手段
30Jが判別した車両に対して、誤駐車を報知する誤駐
車報知手段bとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駐車場内での車両
の管理を行う際に利用可能な装置及びシステムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】特に、車両に対する駐車場の供給が不足
がちの都市においては、限られた用地に多数の車両が駐
車できるように、ビルの地下部分や地上部分に駐車場の
設備を設ける場合が増えている。
【0003】上述した駐車場においては、ビルの構造上
の制約等により、内部の通路やこれに隣接する駐車箇所
の配置が複雑になることが多く、そのため、場内に多数
の係員を配置して車両を誘導しないと、入場してから駐
車するまでに時間がかかってしまうという問題があっ
た。
【0004】そこで、例えば、特開平5−298598
号公報に開示された駐車場管制装置のように、駐車場内
に複数配置した方向案内装置により、各方向案内装置が
配置された箇所からの進行方向や距離等を表示して、車
両を最寄りの空きの駐車箇所に効率よく案内することが
既に提案され、或は、一部実施されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した特
開平5−298598号公報の駐車場管制装置に代表さ
れる従来の技術では、車両が実際に案内先の駐車箇所に
向かっているか否かを確認することができないため、例
えば、立て続けに複数台の車両が入場した場合、先に入
場した車両が、方向案内装置により案内された駐車箇所
ではなく別の空きの駐車箇所に駐車してしまうと、その
駐車した空きの駐車箇所がたまたま次の車両に既に案内
されていて、この次の車両が方向案内装置の表示に従っ
て案内された駐車箇所に到着しても、実際にはその駐車
箇所に駐車できなくなってしまう可能性があるという不
具合があった。
【0006】また、上述した特開平5−298598号
公報の駐車場管制装置には直接関連しないが、従来の時
間貸しの駐車場では一般に、入場時に発券機から発行さ
れる駐車券を受け取り、出場時にその駐車券を係員に渡
すか精算機に入れて、駐車料金の精算を行っているが、
このような従来方式では、駐車券用のロール紙を発券機
に補給するという運用上のメンテナンスが必要になり、
しかも、駐車券を紛失した場合には、入場時刻が特定で
きないため、実際に駐車した時間よりも長時間分の高額
な駐車料金を支払わなければならない場合があるという
不具合があった。
【0007】本発明は前記事情に鑑みなされたもので、
本発明の第1の目的は、各車両に個別の駐車箇所を割り
当てたにも関わらず、その通りの駐車箇所に車両が駐車
しないことで、別の車両が案内先の駐車箇所に行っても
駐車できないという事態の発生を防止することができる
駐車場管理システムを提供することにある。
【0008】また、本発明の第2の目的は、車両を目的
の箇所に案内する際に用いて好適で、人手に頼らなくて
も車両の実際の動向に応じた案内動作を可能とすること
ができる駐車場用車両位置認識装置を提供することにあ
る。
【0009】さらに、本発明の第3の目的は、運用上の
メンテナンスの必要性を大幅に減らし、しかも、利用者
が駐車料金の精算に当たって金銭面での不利益を受ける
可能性を大幅に減少させることができる駐車場管理シス
テムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
る請求項3乃至請求項15、及び、請求項25乃至請求
項27記載の本発明と、前記第3の目的を達成する請求
項16乃至請求項30記載の本発明は、駐車場管理シス
テムに関するものであり、前記第2の目的を達成する請
求項1及び請求項2記載の本発明は、駐車場用車両位置
認識装置に関するものである。
【0011】そして、請求項1に記載した本発明の駐車
場用車両位置認識装置は、図1に基本構成図で示すよう
に、駐車場内の通路Nを走行する各車両Mの位置を認識
するための装置であって、前記車両Mの走行方向におけ
る車長よりも小さい寸法の間隔を前記通路Nの延在方向
においた通路N箇所にそれぞれ配設され、該各通路N箇
所を通過する前記車両Mを検出する車両検出センサP
と、前記車両Mを検出した前記車両検出センサPの前記
通路Nにおける配置のパターンを基に、該車両検出セン
サPを検出対象の車両M別に分別する分別手段40Aと
を備え、前記分別手段40Aにより分別された前記車両
M別の前記車両検出センサPの前記通路Nにおける配置
を基に、該通路N上における前記各車両M別の位置を認
識することを特徴とする。
【0012】また、請求項2に記載した本発明の駐車場
用車両位置認識装置は、前記車両検出センサPが、前記
通路Nの上方から出力した検出波Wの前記車両Mによる
反射波Rを受けることで、該車両検出センサPが配設さ
れた前記通路N箇所を通過する前記車両Mを検出するよ
うに構成されており、前記検出波Wが、前記通路N箇所
を通過する前記車両Mの天井M1部分よりも下方の車両
M箇所で反射された前記反射波Rが前記車両検出センサ
Pに到達しない出力に設定されているものとした。
【0013】さらに、請求項3に記載した本発明の駐車
場管理システムは、図2に基本構成図で示すように、複
数の駐車箇所aの中から空き駐車箇所aを駐車先として
設定し、入場した車両に対して報知する駐車場内におけ
る、該車両の管理を行うためのシステムであって、前記
車両の前記通路上における位置を、各車両毎に個別に認
識する車両位置認識手段40Bと、前記車両位置認識手
段40Bの認識結果を基に、前記車両の駐車先として設
定されていない前記空き駐車箇所aへの該車両の接近を
判別する誤駐車先接近判別手段30Jと、前記複数の駐
車箇所aにそれぞれ設けられ、前記車両の駐車先として
設定されていない前記空き駐車箇所aに接近したと前記
誤駐車先接近判別手段30Jが判別した前記車両に対し
て、誤駐車を報知する誤駐車報知手段bとを備えること
を特徴とする。
【0014】また、請求項4に記載した本発明の駐車場
管理システムは、前記複数の駐車箇所aが、予め定めら
れた契約車両に限って割り当てられた契約駐車箇所aを
含んでおり、前記複数の駐車箇所aのうち前記契約駐車
箇所aを除いた他の駐車箇所aの中から前記車両に対し
て駐車先の前記空き駐車箇所aが設定されるものとし
た。
【0015】さらに、請求項5に記載した本発明の駐車
場管理システムは、図3に基本構成図で示すように、複
数の駐車箇所aの中から空き駐車箇所aを駐車先として
設定し、入場した車両に対して報知する駐車場内におけ
る、該車両の管理を行うためのシステムであって、前記
複数の駐車箇所aにそれぞれ設けられ、該駐車箇所aへ
の前記車両の進入を阻止する進入阻止手段20と、前記
車両の前記通路上における位置を、各車両毎に個別に認
識する車両位置認識手段40Bと、前記車両位置認識手
段40Bの認識結果を基に、前記車両の駐車先として設
定された前記空き駐車箇所aへの該車両の接近を判別す
る駐車先接近判別手段30Kと、前記車両の駐車先とし
て設定された前記空き駐車箇所aに該車両が接近したと
前記駐車先接近判別手段30Kが判別した際に、該車両
が接近した駐車先の前記空き駐車箇所aの前記進入阻止
手段20による、前記車両の進入阻止動作を解除させる
阻止解除手段30Lと、前記車両位置認識手段40Bの
認識結果を基に、前記進入阻止手段20による前記車両
の進入阻止動作が前記阻止解除手段30Lにより解除さ
れた前記空き駐車箇所aからの、前記車両の退出を判別
する退出判別手段30Mと、前記車両が退出したと前記
退出判別手段30Mが判別した前記空き駐車箇所aへの
前記車両の進入を前記進入阻止手段20により阻止させ
る阻止実行手段30Nとを備えることを特徴とする。
【0016】また、請求項6に記載した本発明の駐車場
管理システムは、前記複数の駐車箇所aが、予め定めら
れた契約車両に限って駐車先として設定されるに契約駐
車箇所aを含んでおり、前記複数の駐車箇所aのうち前
記契約駐車箇所aを除いた他の駐車箇所aの中から前記
車両に対して駐車先の前記空き駐車箇所aが設定され、
前記車両位置認識手段40Bの認識結果を基に、前記契
約車両の前記契約駐車箇所aへの接近を判別する契約駐
車先接近判別手段30Pをさらに備え、前記阻止解除手
段30Lがさらに、前記契約車両の駐車先として設定さ
れた前記契約駐車箇所aに該契約車両が接近したと前記
契約駐車先接近判別手段30Pが判別した際に、該契約
車両が接近した駐車先の前記契約駐車箇所aの前記進入
阻止手段20による、前記車両の進入阻止動作を解除さ
せ、前記退出判別手段30Mがさらに、前記車両位置認
識手段40Bの認識結果を基に、前記進入阻止手段20
による前記車両の進入阻止動作が前記阻止解除手段30
Lにより解除された前記契約駐車箇所aからの、前記契
約車両の退出を判別し、前記阻止実行手段30Nがさら
に、前記契約車両が退出したと前記退出判別手段30M
が判別した前記契約駐車箇所aへの前記車両の進入を前
記進入阻止手段20により阻止させるものとした。
【0017】また、請求項7に記載した本発明の駐車場
管理システムは、前記車両位置認識手段40Bの認識結
果を基に、前記車両の駐車先として設定されていない前
記空き駐車箇所aへの該車両の接近を判別する誤駐車先
接近判別手段30Jと、前記複数の駐車箇所aにそれぞ
れ設けられ、前記車両の駐車先として設定されていない
前記空き駐車箇所aに該車両が接近した前記車両に対し
て、誤駐車を報知する誤駐車報知手段bとをさらに備え
るものとした。
【0018】さらに、請求項8に記載した本発明の駐車
場管理システムは、図2及び図3に示すように、前記誤
駐車先接近判別手段30Jが接近したと判別した前記車
両の駐車先として設定されていない前記空き駐車箇所a
が、他の前記車両の駐車先として設定された前記空き駐
車箇所aであるか否かを判定する重複設定判定手段30
Rをさらに備え、前記誤駐車報知手段bが、前記誤駐車
先接近判別手段30Jが接近したと判別した前記空き駐
車箇所aが、前記他の車両の駐車先として設定された前
記空き駐車箇所aであると前記重複設定判定手段30R
が判定した際に、前記誤駐車の報知を行うものとした。
【0019】また、請求項9に記載した本発明の駐車場
管理システムは、前記車両による前記各駐車箇所aの利
用頻度を割り出す利用頻度割出手段40Cをさらに備
え、該利用頻度割出手段40Cが割り出した前記利用頻
度の高い前記空き駐車箇所aが駐車先として設定されて
前記車両に報知されるものとした。
【0020】さらに、請求項10に記載した本発明の駐
車場管理システムは、前記車両に対して前記空き駐車箇
所aの全候補を報知する全候補報知手段cと、該全候補
報知手段cが報知する前記空き駐車箇所aの全候補中か
ら駐車先とする空き駐車箇所aを指定する空き駐車箇所
指定手段14dとをさらに備え、該空き駐車箇所指定手
段14dにより指定された前記空き駐車箇所aが駐車先
として設定されて前記車両に報知されるものとした。
【0021】また、請求項11に記載した本発明の駐車
場管理システムは、前記車両による前記各駐車箇所aの
利用頻度を割り出す利用頻度割出手段40Cと、前記空
き駐車箇所aの全候補中から前記利用頻度割出手段40
Cが割り出した前記利用頻度の最も高い前記空き駐車箇
所aを報知する高頻度候補報知手段dとをさらに備える
ものとした。
【0022】さらに、請求項12に記載した本発明の駐
車場管理システムは、図2に示すように、前記通路を走
行する前記車両を、該車両に対して設定された駐車先の
前記空き駐車箇所aに誘導する車両誘導手段eをさらに
備えるものとした。
【0023】また、請求項13に記載した本発明の駐車
場管理システムは、前記車両誘導手段eが、前記通路に
おける前記車両の走行方向に間隔をおいた通路箇所にそ
れぞれ配設され、前記車両に前記通路上での走行経路を
案内する案内情報を報知する複数の案内情報報知手段f
と、前記車両に対して設定された駐車先の前記空き駐車
箇所aへの前記車両の前記通路上での前記走行経路を割
り出す走行経路割出手段40Dと、該走行経路割出手段
40Dが割出した前記走行経路上に配置された前記案内
情報報知手段fを抽出する経路上抽出手段40Eとを有
しており、該経路上抽出手段40Eが抽出した前記各案
内情報報知手段fが、前記走行経路割出手段40Dが割
り出した前記走行経路の前記案内情報を報知するものと
した。
【0024】さらに、請求項14に記載した本発明の駐
車場管理システムは、前記車両誘導手段eが、前記車両
位置認識手段40Bが認識する前記車両の前記通路上に
おける位置を基に、前記経路上抽出手段40Eが抽出し
た前記各案内情報報知手段fへの前記車両の接近を判別
する案内用接近判別手段30Sをさらに有しており、前
記各案内情報報知手段fが、該各案内情報報知手段fへ
の前記車両の接近を前記案内用接近判別手段30Sが判
別した際に前記案内情報の報知を行うものとした。
【0025】また、請求項15に記載した本発明の駐車
場管理システムは、図2及び図3に示すように、前記車
両が駐車した前記駐車箇所aを判別する駐車箇所判別手
段30Tと、前記車両の搭乗者の連絡先を入力する連絡
先入力手段14Aと、該連絡先入力手段14Aにより入
力された前記搭乗者の連絡先を、該搭乗者の連絡先が前
記連絡先入力手段14Aにより入力された前記車両の、
前記駐車箇所判別手段30Tにより判別された前記駐車
箇所aに対応付けて保持する連絡先保持手段40bAと
をさらに備えるものとした。
【0026】さらに、請求項16に記載した本発明の駐
車場管理システムは、図4に基本構成図で示すように、
駐車場に入場し該駐車場内の通路を走行して複数の駐車
箇所aのうち空き駐車箇所aに駐車すると共に、該駐車
箇所aでの駐車を終了し前記通路を走行して前記駐車場
から出場する車両の管理を行うためのシステムであっ
て、前記駐車場への前記車両の入場時刻を取得する入場
時刻取得手段40Fと、前記駐車場に入場する前記車両
に個別の識別コードを付与する識別コード付与手段40
Jと、前記識別コード付与手段40Jにより前記識別コ
ードが付与された前記車両の前記通路上における位置
を、各車両毎に個別に認識する車両位置認識手段40B
と、前記車両位置認識手段40Bの認識結果を基に、前
記識別コード付与手段40Jにより前記識別コードが付
与された前記車両の駐車した前記駐車箇所aを判別する
駐車箇所判別手段30Tと、前記車両位置認識手段40
Bの認識結果と、前記駐車箇所判別手段30Tの判別結
果とを基に、前記駐車箇所aでの駐車を終了し前記通路
に出た前記車両に対して前記識別コード付与手段40J
が付与した前記識別コードを割り出す識別コード割出手
段40Kと、前記識別コード割出手段40Kが前記識別
コードを割り出した前記車両の前記駐車場からの出場時
刻を取得する出場時刻取得手段40Gと、前記識別コー
ド付与手段40Jが付与した前記識別コード及び前記識
別コード割出手段40Kが割り出した前記識別コードを
基に、前記入場時刻取得手段40Fが前記入場時刻を取
得した前記車両についての前記出場時刻取得手段40G
が取得した前記出場時刻を特定する入出場時刻特定手段
40Hと、前記入場時刻取得手段40Fが取得した前記
車両の前記入場時刻と、該車両についての前記入出場時
刻特定手段40Hが特定した前記出場時刻とを基に、前
記車両の駐車料金を算出する料金算出手段60Aと、前
記出場時刻取得手段40Gが前記出場時刻を取得した前
記車両に、該車両の前記料金算出手段60Aが算出した
前記駐車料金を提示する料金提示手段jとを備えること
を特徴とする。
【0027】また、請求項17に記載した本発明の駐車
場管理システムは、前記駐車場に入場する前記車両の駐
車先の前記空き駐車場を設定する駐車先設定手段40L
をさらに備え、前記入場時刻取得手段40Fが、前記駐
車先設定手段40Lが前記車両に駐車先の前記空き駐車
箇所aを設定するのに応じて、前記車両の前記駐車場へ
の入場時刻を取得し、前記識別コード付与手段40J
が、前記駐車先設定手段40Lが前記車両の駐車先とし
て設定した前記空き駐車箇所aの箇所名を、該車両に前
記識別コードとして付与するものとした。
【0028】さらに、請求項18に記載した本発明の駐
車場管理システムは、前記複数の駐車箇所aが、予め定
められた契約車両に限って割り当てられた契約駐車箇所
aを含んでおり、前記駐車先設定手段40Lが、前記複
数の駐車箇所aのうち前記契約駐車箇所aを除いた他の
駐車箇所aの中から前記車両の駐車先の前記空き駐車箇
所aを設定するものとした。
【0029】また、請求項19に記載した本発明の駐車
場管理システムは、前記車両による前記各駐車箇所aの
利用頻度を割り出す利用頻度割出手段40Cをさらに備
え、前記駐車先設定手段40Lが、前記複数の駐車箇所
aのうち前記利用頻度割出手段40Cが割り出した前記
利用頻度の高い前記空き駐車箇所aを前記車両の駐車先
として設定するものとした。
【0030】さらに、請求項20に記載した本発明の駐
車場管理システムは、前記車両に対して前記空き駐車箇
所aの全候補を報知する全候補報知手段cと、該全候補
報知手段cが報知する前記空き駐車箇所aの全候補中か
ら駐車先とする空き駐車箇所aを指定する空き駐車箇所
指定手段14dとをさらに備え、前記駐車先設定手段4
0Lが、前記複数の駐車箇所aのうち前記空き駐車箇所
指定手段14dにより指定された前記空き駐車箇所aを
前記車両の駐車先として設定するものとした。
【0031】また、請求項21に記載した本発明の駐車
場管理システムは、前記車両による前記各駐車箇所aの
利用頻度を割り出す利用頻度割出手段40Cと、前記空
き駐車箇所aの全候補中から前記利用頻度割出手段40
Cが割り出した前記利用頻度の最も高い前記空き駐車箇
所aを報知する高頻度候補報知手段dとをさらに備える
ものとした。
【0032】さらに、請求項22に記載した本発明の駐
車場管理システムは、前記通路を走行する前記車両を、
該車両に対して前記駐車先設定手段40Lが設定した駐
車先の前記空き駐車箇所aに誘導する車両誘導手段eを
さらに備えるものとした。
【0033】また、請求項23に記載した本発明の駐車
場管理システムは、前記車両誘導手段eが、前記通路に
おける前記車両の走行方向に間隔をおいた通路箇所にそ
れぞれ配設され、前記車両に前記通路上での走行経路を
案内する案内情報を報知する複数の案内情報報知手段f
と、前記駐車先設定手段40Lが前記車両に対して設定
した駐車先の前記空き駐車箇所aへの該車両の前記通路
上での前記走行経路を割り出す走行経路割出手段40D
と、該走行経路割出手段40Dが割り出した前記走行経
路上に配置された前記案内情報報知手段fを抽出する経
路上抽出手段40Eとを有しており、該経路上抽出手段
40Eの抽出した前記各案内情報報知手段fが、前記走
行経路割出手段40Dが割り出した前記走行経路の前記
案内情報を報知するものとした。
【0034】さらに、請求項24に記載した本発明の駐
車場管理システムは、前記車両誘導手段eが、前記車両
位置認識手段40Bが認識する前記車両の前記通路上に
おける位置を基に、前記経路上抽出手段40Eが抽出し
た前記各案内情報報知手段fへの前記車両の接近を判別
する案内用接近判別手段30Sをさらに有しており、前
記各案内情報報知手段fが、該各案内情報報知手段fへ
の前記車両の接近を前記案内用接近判別手段30Sが判
別した際に前記案内情報の報知を行うものとした。
【0035】また、請求項25に記載した本発明の駐車
場管理システムは、前記車両位置認識手段40Bの認識
結果を基に、前記車両の駐車先として設定されていない
前記空き駐車箇所aへの該車両の接近を判別する誤駐車
先接近判別手段30Jと、該誤駐車先接近判別手段30
Jが接近したと判別した前記車両の駐車先として設定さ
れていない前記空き駐車箇所aが、他の前記車両の駐車
先として設定された前記空き駐車箇所aであるか否かを
判定する重複設定判定手段30Rと、前記誤駐車先接近
判別手段30Jが接近したと判別した前記空き駐車箇所
aが、前記他の車両の駐車先として設定された前記空き
駐車箇所aであると前記重複設定判定手段30Rが判定
した際に、前記駐車先設定手段40Lが前記他の車両に
対して設定した駐車先の前記空き駐車箇所aを変更する
駐車先変更手段40Mとをさらに備え、前記車両誘導手
段eが、前記駐車先変更手段40Mが変更した後の駐車
先の前記空き駐車箇所aに前記他の車両を誘導するもの
とした。
【0036】さらに、請求項26に記載した本発明の駐
車場管理システムは、前記車両の搭乗者の連絡先を入力
する連絡先入力手段14Aと、該連絡先入力手段14A
により入力された前記搭乗者の連絡先を、該搭乗者の連
絡先が前記連絡先入力手段14Aにより入力された前記
車両の、前記駐車箇所判別手段30Tにより判別された
前記駐車箇所aとを対応付けて保持する連絡先保持手段
40bAとをさらに備えるものとした。
【0037】また、請求項27に記載した本発明の駐車
場管理システムは、図2乃至図4に示すように、前記空
き駐車箇所aへの前記車両の駐車予定時間を入力する駐
車予定時間入力手段14Bと、前記駐車場が満車である
か否かを判別する満車判別手段40Nと、前記駐車場が
満車であると前記満車判別手段40Nが判別した際に、
前記駐車予定時間入力手段14Bにより入力された前記
駐車予定時間を基に、前記駐車場の前記空き駐車箇所a
の発生予想時間を該駐車場の入場待ち車両に報知する待
ち時間報知手段kとをさらに備えるものとした。
【0038】請求項1に記載した本発明の駐車場用車両
位置認識装置によれば、駐車場内の通路Nを車両Mが走
行すると、この通路Nの配設された車両検出センサPの
うちの最低1つにより車両Mが検出されるので、車両M
が通路N上にいる限り、必ずその車両Mは車両検出セン
サPのどれかによって検出されることとなり、従って、
ある瞬間とその次の瞬間とで、車両Mを検出している車
両検出センサPが通路Nの延在方向におけるどちら側の
隣の車両検出センサPに変わっているかを常時監視する
ことで、その車両Mの通路N上での位置が認識される。
【0039】しかも、車両Mの走行方向における車長は
常に不変であるから、ある車両Mを検出する車両検出セ
ンサPはいつの時点でも同じ配置パターンとなり、従っ
て、この車両Mを検出している車両検出センサPの配置
パターンを基に、各車両検出センサPが検出している車
両Mを分別手段40Aにより検出対象の車両M別に分別
することで、通路N上に複数の車両Mがいたとしても、
それらの車両Mの位置が個別に認識される。
【0040】よって、駐車場内の通路Nのどこを車両M
が走行していても、その車両Mの位置を確実に、しか
も、他の車両Mと分けて認識することが可能となり、従
って、駐車場内の車両Mに対する駐車先や出口への誘導
を、人手に頼らず、しかも、車両Mの実際の動向を把握
した上で、無駄なく効率的に行い、これにより、駐車場
全体の運用効率の向上を図ることが可能となる。
【0041】また、請求項2に記載した本発明の駐車場
用車両位置認識装置によれば、車両検出センサPが検出
するのは、車両Mの天井M1部分のみとなり、従って、
例えば、一般の乗用車のように、ボンネット部分がキャ
ビン部分よりも低い形状の車両Mが通路Nにいると、検
出波Wがボンネット部分に向けて出力される車両検出セ
ンサPは車両Mの存在を検出しない。
【0042】よって、このような形状の車両Mであれ
ば、通路N上で2台の車両Mが通路Nの延在方向に隙間
なく並んだとしても、車両検出センサPの検出結果の上
ではそれら2台の車両Mの間に隙間が空いている状況と
なり、従って、これら2台の車両Mを1つの車両Mでは
なく個別の車両Mとして確実に認識することが可能とな
る。
【0043】さらに、請求項3及び請求項7にそれぞれ
記載した本発明の駐車場管理システムによれば、車両位
置認識手段40Bにより通路上の位置を認識された車両
が、その車両の駐車先として設定されていない空き駐車
箇所aに接近したことが誤駐車先接近判別手段30Jに
より判別されると、誤駐車報知手段bにより誤駐車であ
ることが報知されるので、駐車先として設定された箇所
以外の空き駐車箇所aに車両が駐車するのを未然に抑制
することが可能となる。
【0044】また、請求項4及び請求項18にそれぞれ
記載した本発明の駐車場管理システムによれば、駐車場
に時間貸しの駐車箇所aと月極の契約車両専用の契約駐
車箇所aとが混在している場合に、契約駐車箇所aが空
いていたとしても、その契約駐車箇所aを除いた時間貸
し用の駐車箇所aの中から空き駐車箇所aを時間貸し利
用の車両の駐車先として設定し、これにより、契約駐車
箇所aに時間貸し利用の車両が駐車してしまうのを防止
することが可能となる。
【0045】さらに、請求項5に記載した本発明の駐車
場管理システムによれば、車両位置認識手段40Bによ
り通路上の位置を認識された車両が、その車両の駐車先
として設定された空き駐車箇所aに接近したことが駐車
先接近判別手段30Kにより判別されると、その空き駐
車箇所aにおいて進入阻止手段20が行っている車両の
進入阻止動作が阻止解除手段30Lにより解除されて、
通常は進入できないその空き駐車箇所aへの、駐車先と
してその空き駐車箇所aが設定された車両の進入ができ
る状態となる。
【0046】しかも、進入阻止手段20による車両の進
入阻止動作が阻止解除手段30Lにより解除された空き
駐車箇所aから、その空き駐車箇所aに進入して駐車し
ていた車両が退出したことが、退出判別手段30Mによ
り判別されると、それまで阻止解除手段30Lにより解
除されていた、進入阻止手段20によるその空き駐車箇
所aへの車両の進入阻止動作が、阻止実行手段30Nに
より再び実行される。
【0047】その上、駐車先として設定されていない車
両が空き駐車箇所aに接近しても、駐車先判別手段の判
別結果に基づいた阻止解除手段30Lによる進入阻止手
段20の進入阻止動作の解除が行われない。
【0048】従って、駐車先として設定された車両が接
近しない限り、その空き駐車箇所aが進入阻止手段20
により車両の進入を阻止された状態に維持されることと
なり、これにより、駐車先として設定された箇所以外の
空き駐車箇所aに車両が駐車するのを確実に防止するこ
とが可能となる。
【0049】また、請求項6に記載した本発明の駐車場
管理システムによれば、駐車場に時間貸しの駐車箇所a
と月極の契約車両専用の契約駐車箇所aとが混在してい
る場合に、契約駐車箇所aが空いていたとしても、その
契約駐車箇所aを除いた時間貸し用の駐車箇所aの中か
ら空き駐車箇所aが時間貸し利用の車両の駐車先として
設定される。
【0050】それに加えて、契約駐車箇所aには、その
契約駐車箇所aを駐車先とする契約車両以外の車両が接
近しても、進入阻止手段20によりその契約駐車箇所a
への車両の進入が阻止された状態に維持され、その契約
駐車箇所aを駐車先とする契約車両が接近したことを契
約中車先接近判別手段が判別した場合に限って、阻止解
除手段30Lにより進入阻止手段20の進入阻止動作が
解除されると共に、契約駐車箇所aからの契約車両の退
出後は、阻止実行手段30Nにより進入阻止手段20の
進入阻止動作が再開されて、その契約駐車箇所aへの車
両の進入が阻止された状態に戻る。
【0051】従って、その契約駐車箇所aを駐車先とす
る契約車両以外の車両の契約駐車箇所aへの駐車を確実
に防ぎ、これにより、契約駐車箇所aに時間貸し利用の
車両が駐車されてしまうのを防止することが可能とな
る。
【0052】さらに、請求項8に記載した本発明の駐車
場管理システムによれば、車両位置認識手段40Bによ
り通路上の位置を認識された車両が、その車両の駐車先
として設定されていない空き駐車箇所aに接近したこと
が誤駐車先接近判別手段30Jにより判別された場合、
その接近した空き駐車箇所aが他の車両の駐車先として
設定されていなければ、誤駐車報知手段bによる誤駐車
の報知が行われないので、その車両が駐車先として設定
された箇所とは異なる空き駐車箇所aにそのまま駐車し
ても支障がない場合に、誤駐車の報知が無駄に行われる
のを防止することが可能となる。
【0053】また、請求項9及び請求項19にそれぞれ
記載した本発明の駐車場管理システムによれば、利用頻
度割出手段40Cが割り出した利用頻度の高い空き駐車
箇所aが車両の駐車先として設定されるので、配置等の
面から駐車先として設定された箇所以外の空き駐車箇所
aに車両が駐車しようとする確率を減らすことが可能と
なる。
【0054】さらに、請求項10及び請求項20にそれ
ぞれ記載した本発明の駐車場管理システムによれば、全
候補報知手段cにより報知される全ての空き駐車箇所a
の中から空き駐車箇所指定手段14dにより任意の空き
駐車箇所aを選択することができることから、好みに応
じた空き駐車箇所aを駐車先として設定し、これによ
り、駐車先として設定された箇所以外の空き駐車箇所a
に車両が駐車しようとする確率を減らすことが可能とな
る。
【0055】また、請求項11及び請求項21にそれぞ
れ記載した本発明の駐車場管理システムによれば、利用
頻度割出手段40Cが割り出した利用頻度の高い空き駐
車箇所aを知った上で、全候補報知手段cにより報知さ
れる全ての空き駐車箇所aの中から空き駐車箇所指定手
段14dにより任意の空き駐車箇所aを選択することが
できることから、好みに応じた空き駐車箇所aを駐車先
として設定するに当たり、全空き駐車箇所aの配置を見
比べて駐車先の空き駐車箇所aを選択する際の手間を減
らすことが可能となる。
【0056】さらに、請求項12及び請求項22にそれ
ぞれ記載した本発明の駐車場管理システムによれば、駐
車先として設定された空き駐車箇所aに車両を迷わずに
到達させ、駐車場の利便性と利用効率とを向上させるこ
とが可能となる。
【0057】また、請求項13及び請求項23にそれぞ
れ記載した本発明の駐車場管理システムによれば、通路
に配置された複数の案内情報報知手段fのうち、走行経
路割出手段40Dが割り出した車両の駐車先の空き駐車
箇所aへの走行経路上に配置された案内情報報知手段f
を経路上抽出手段40Eが抽出して、その抽出された案
内情報報知手段fのみにより駐車先の空き駐車箇所aへ
の車両の案内を行わせることで、走行経路上から外れた
通路箇所に配置された案内情報報知手段fによる無駄な
案内動作が行われるのを防止することが可能となる。
【0058】さらに、請求項14及び請求項24にそれ
ぞれ記載した本発明の駐車場管理システムによれば、経
路上抽出手段40Eが抽出した各案内情報報知手段fに
車両が接近したことを案内用接近判別手段30Sが判別
するのに応じて、その案内情報報知手段fによる報知動
作が行われるので、通路上の複数の車両に対して各案内
情報報知手段fが各車両の駐車先の空き駐車箇所aへの
案内情報を報知する場合、他の車両の案内情報が報知さ
れてしまうのを防止し、これにより、複数の車両が通路
上にいる場合であっても、各車両を駐車先として設定さ
れたそれぞれの空き駐車箇所aに確実に案内することが
可能となる。
【0059】また、請求項15及び請求項26にそれぞ
れ記載した本発明の駐車場管理システムによれば、各駐
車箇所aに駐車した車両に、例えば、スモールランプの
消し忘れや、通常を上回る長期間の放置駐車等のトラブ
ルがある場合に、その車両の搭乗者が駐車場内にいなく
ても、その車両が駐車している駐車箇所aをアドレスポ
インタとして連絡先保持手段40bAから連絡先を取り
出して、搭乗者に連絡を取ることが可能となり、さらに
は、トラブル等の自動的な検出に伴い自動通報を行うシ
ステムを構築するように発展させることが可能となる。
【0060】さらに、請求項16に記載した本発明の駐
車場管理システムによれば、入場時刻取得手段40Fが
取得した車両の駐車場への入場時刻と、出場時刻取得手
段40Gが取得した車両の駐車場からの出場時刻とが、
識別コード付与手段40Jが車両に付与した識別コード
と、車両識別コード割出手段40Kが割り出した車両の
識別コードとを基にした入出場時刻特定手段40Hの特
定動作により、同一車両のものどうしでリンクされるの
で、ある車両の入場時刻と、この車両と異なる車両の出
場時刻とがリンクされて、実際とは異なる駐車時間によ
り駐車料金が算出されることを防止しつつ、従来の駐車
券等により入場時刻と出場時刻とを各車両毎に対応付け
する必要をなくし、これにより、駐車券用のロール紙を
発券機に補給する手間をなくして、運用上のメンテナン
スを大幅に減らすことが可能となる。
【0061】しかも、上述したように、従来の駐車券等
により入場時刻と出場時刻とを各車両毎に対応付けする
必要がなくなることから、駐車券の紛失による高額な駐
車料金の支払いといった、利用者が駐車料金の精算に当
たって金銭面での不利益を受ける可能性を大幅に減少さ
せ、且つ、入場時に駐車券を受け取る手間をなくすこと
が可能となる。
【0062】また、請求項17に記載した本発明の駐車
場管理システムによれば、駐車先設定手段40Lが車両
に駐車先の空き駐車箇所aを設定するのに応じて入場時
刻取得手段40Fが入場時刻を取得することから、入場
時刻取得手段40Fが入場時刻を取得するタイミングを
各車両について共通とし、且つ、入場時刻取得手段40
Fにより車両の入場時刻を確実に取得させることが可能
となる。
【0063】しかも、入場時刻取得手段40Fが取得し
た車両の入場時刻と、この車両と同一車両の出場時刻取
得手段40Gが取得した出場時刻とを、入出場時刻特定
手段40Hの特定動作により特定できるようにするため
の、識別コード付与手段40Jが車両に付与する識別コ
ードが、駐車先設定手段40Lが駐車先として設定する
空き駐車箇所aの箇所名であることから、車両側に特段
の構成を持たせることなく、その車両に固有の識別コー
ドを識別コード付与手段40Jにより付与させることが
可能となる。
【0064】さらに、請求項25に記載した本発明の駐
車場管理システムによれば、車両位置認識手段40Bに
より通路上の位置を認識された車両が、その車両の駐車
先として設定されていない空き駐車箇所aに接近したこ
とが誤駐車先接近判別手段30Jにより判別された場
合、その接近した空き駐車箇所aが他の車両の駐車先と
して設定されていると、他の車両の駐車先として駐車先
設定手段40Lが設定した駐車先の空き駐車箇所aが、
駐車先変更手段40Mにより変更される。
【0065】従って、ある車両が自分の駐車先として設
定された箇所ではなく、他の車両の駐車先として設定さ
れた空き駐車箇所aに駐車した場合であっても、他の車
両を車両誘導手段eにより別の空き駐車箇所aに誘導
し、これにより、既に車両が駐車している空き駐車箇所
aに他の車両が誘導されて、駐車できなくなってしまう
のを防止することが可能となる。
【0066】また、請求項27に記載した本発明の駐車
場管理システムによれば、駐車場が満車であると満車判
別手段40Nが判別すると、駐車予定時間入力手段14
Bにより入力された駐車予定時間を基に、駐車場の空き
駐車箇所aの発生予想時間が待ち時間報知手段kにより
駐車場の入場待ち車両に報知されるので、入場待ち車両
に当てもなく空き駐車箇所aの発生をただ待たせるだけ
でなく、駐車後の予定に応じて空き駐車箇所aの発生を
待つかどうか考慮させることができるようになり、従っ
て、利用者へのサービス性を向上させることが可能とな
る。
【0067】
【発明の実施の形態】以下、本発明による駐車場用車両
位置認識装置を駐車場管理システムと共に図面に基づい
て説明する。
【0068】図5は本発明の一実施形態による駐車場管
理システムが適用される駐車場の平面図であり、図5中
引用符号1で示す本実施形態の駐車場は、入口2及び出
口3と、これら入口2及び出口3の間に網羅された9本
の通路4〜12と、これら通路4〜12により区画され
た7つの駐車エリアA〜Gとを備えている。
【0069】また、本実施形態の駐車場1は、入場車両
検出センサ13と、入口2から駐車場1内に入場する車
両の受付処理を行う入口ユニット14と、出口3から駐
車場1外に出場する車両の駐車料金精算処理等を行う出
口ユニット15と、場外から駐車場1内に入るための入
場ゲート16に設置された場外ユニット17とを備えて
いる。
【0070】さらに、本実施形態の駐車場1は、入口2
から駐車先まで車両1を案内する案内ユニットD1〜D
10と、通路4〜12上の車両を検出する多数の車両検
出センサPと、案内ユニットD1〜D10の動作制御を
分担して受け持つ各駐車エリアA〜Gに対応したエリア
コントローラ30A〜30Gと、駐車場1全体の統合処
理を受け持つホストコンピュータ40等を備えている。
【0071】前記通路4は、前記入口2から直線状に延
在しており、この通路4の終端には、通路4の延長線上
に延在する直線状の通路5と、これら通路4,5に対し
て略T字状を呈するように略直角に交差する通路6とが
接続されており、通路5の終端は行き止まりとなってい
る。
【0072】また、前記通路6の終端には、この通路6
の延長線上に延在する直線状の通路7と、これら通路
6,7に対して略直角に交差して略十字路を形成する2
本の通路8,9とが接続されており、このうち、通路8
は通路5に並行して配置されていて、その終端は通路5
と同様に行き止まりとなっており、もう1本の通路9は
通路4に並行して配置されている。
【0073】さらに、前記通路7の終端には、この通路
7に対して略T字状を呈するように略直角に交差する2
本の通路10,11が接続されており、このうち、通路
10は通路5,8に並んで配置されていて、その終端は
通路5,8と同様に行き止まりとなっており、もう1本
の通路11は通路4,9に並行して配置されていて、そ
の終端が出口3に達している。
【0074】また、前記通路9の終端には、この通路9
に対して略直角に交差して略L字状を呈する通路12が
接続されており、この通路12は通路7に並行して配置
されていて、その終端が、出口3よりも通路10寄りの
通路11箇所に接続されて、略T字状を呈している。
【0075】前記駐車エリアAは、前記入口2から多少
離れた通路4箇所からこの通路4の終端箇所までに亘る
通路4の、通路9寄りの片側に配置されていて、6台分
の駐車ロットA−1〜A−6を有しており、前記駐車エ
リアBは、前記通路9の両側に配置されていて、12台
分の駐車ロットB−1〜B−12を有している。
【0076】また、前記駐車エリアCは、前記通路12
が接続された箇所から終端の出口3までの部分を除いた
通路11部分の、通路9寄りの片側に配置されていて、
6台分の駐車ロットC−1〜C−6を有しており、前記
駐車エリアDは、前記通路11部分の通路9側とは反対
側の片側に配置されていて、6台分の駐車ロットD−1
〜D−6を有している。
【0077】さらに、前記駐車エリアEは、前記通路5
の通路8寄りの片側に配置されていて、4台分の駐車ロ
ットE−1〜E−4を有しており、前記駐車エリアF
は、前記通路8の両側に配置されていて、8台分の駐車
ロットF−1〜F−8を有しており、前記駐車エリアG
は、前記通路10の通路8寄りの片側に配置されてい
て、4台分の駐車ロットG−1〜G−4を有している。
【0078】前記駐車ロットA−1は、図6に拡大斜視
図で示すように、床面の境界線18によって隣接する駐
車ロットA−2との間が仕切られていて、車両がバック
で駐車するように設定されており、駐車ロットA−1の
突き当たりの壁面には予約報知ユニット19が配設さ
れ、また、床面の中央付近には車止めユニット20が設
置され、床下には駐車車両検出センサ21が埋設されて
いる。
【0079】前記予約報知ユニット19は、表示による
予約情報を提供する情報表示部19aと、音声による予
約情報を提供する情報用スピーカ19bとを有してお
り、前記車止めユニット20(進入阻止手段に相当)
は、車両の進入を跳ね上げた状態で阻止し倒れた状態で
許容する車止め板20aと、この車止め板20aを起伏
させる油圧モータ等の駆動源20bとを有している。
【0080】前記駐車車両検出センサ21は、例えば、
ロードセルや歪ゲージ等の荷重センサからなり、車止め
ユニット20の倒れた状態の車止め板20aを乗り越え
て車両が駐車ロットA−1に駐車すると、その車両の車
輪から荷重が加わるのに応じて、駐車車両検出信号を出
力するように構成されている。
【0081】そして、上述した駐車ロットA−1を除く
他の駐車ロットA−2〜G−4は、図面による説明を省
略するが、いずれも駐車ロットA−1と同じように構成
されている。尚、本実施形態では、上述した全ての駐車
ロットA−1〜G−4のうち任意の数を、時間貸しでな
く月極の契約車両専用の駐車ロットに設定できるように
構成されている。
【0082】前記入場車両検出センサ13は、入口2に
近づく入場車両を検出するもので、入口ユニット14の
若干手前の入口2箇所の車両を検出して入場車両検出信
号を出力するように構成されている。
【0083】前記入口ユニット14は、図7に斜視図で
示すように、正面の上半部に配置されガイダンス表示を
行うディスプレイ14aと、その側部に配置されガイダ
ンスの案内音声を出力するスピーカ14bと、ディスプ
レイ14aの下方に配置され現在時刻を表示する時計1
4cとを有している。
【0084】また、入口ユニット14は、ディスプレイ
14aやスピーカ14bの下方に配置され、ディスプレ
イ14aのガイダンス表示に従って操作される各種キー
14d〜14gを有しており、詳しくは、駐車先エリア
を選択指定する際に操作されるエリア選択キー14d
(空き駐車箇所指定手段に相当)、数値入力の際に操作
されるテンキー14e、ユーザデータ入力時に操作され
る入力キー14f、並びに、これら各キー14d〜14
fの操作を取り消す際に操作されるクリアキー14gを
有している。
【0085】前記出口ユニット15は、図8に斜視図で
示すように、駐車料金を表示する料金表示部15aと、
硬貨を投入するコイン投入口15bと、紙幣を投入する
札投入口15cと、釣り銭が返却される返却口15d
と、領収書を発行させる際に操作される発行ボタン15
eと、発行された領収書がプリントアウトされる領収書
受取口15fと、現在時刻を表示する時計15gと、ス
ピーカ15hとを有している。
【0086】前記場外ユニット17は、図5に示すよう
に、空車/満車の状態や、満車時の予想待ち時間等を報
知するディスプレイ17aを有している。
【0087】前記案内ユニットD1〜D10は、通路4
〜12の天井部分にそれぞれ配設されており、詳しく
は、案内ユニットD1は通路4の駐車エリアAよりも若
干手前の箇所に配置され、案内ユニットD8は通路12
の終端が接続される通路11箇所に配置されている。ま
た、残る案内ユニットD2〜D7は通路4〜9の終端箇
所にそれぞれ配置され、案内ユニットD9は通路12の
終端箇所に配設されている。
【0088】そして、前記案内ユニットD1〜D10
は、これらを代表して案内ユニットD2の構成を示す図
9の斜視図のように、表示による案内情報を提供する案
内表示部Daと、音声による案内情報を提供する案内用
スピーカDbとを案内面上に配置して構成されている。
尚、図5中の三角は、各案内ユニットD1〜D10の案
内面の向きを示す。
【0089】前記車両検出センサPは、図9に示すよう
に、通路4の延在方向に等しい間隔を相互間において通
路4の天井部分に配置されていて、下方、即ち、通路4
の床面に向けて車両検出用の超音波や光波等による検出
波を出力し、その反射波を検出した際に、車両検出信号
を出力するように構成されている。
【0090】また、前記車両検出センサPは、図5に示
すように、通路4だけでなく他の全ての通路5〜12の
天井部分にも同様に、それら通路5〜12の延在方向に
等しい間隔を相互間において配設されている。
【0091】そして、本実施形態では、前記各車両検出
センサPの検出波の出力が、一般的な乗用車タイプの車
両が通路4〜12上を走行した際に、その車両の天井部
分に照射された検出波の反射波が受信でき、ボンネット
やトランク等、天井部分よりも低い位置にある車両部分
や通路4〜12上に仮に検出波が到達しても、その反射
波が受信できない程度に設定されている。
【0092】また、本実施形態では、前記各車両検出セ
ンサPの相互間の間隔が、上述した一般的な乗用車タイ
プの車両の中でも寸法が比較的小さい軽自動車の前後方
向の全長よりも短くなるように、1メートルに設定され
ている。
【0093】次に、本実施形態の駐車場管理システムの
電気的構成を、図10乃至図22と、図27乃至図37
とを参照して説明する。
【0094】まず、前記ホストコンピュータ40は、図
10にブロック図で示すように、CPU(Central Proc
essing Unit 、中央処理装置)40aと、RAM(Ramd
om Access Memory)40bと、ROM(Read-Only Memo
ry)40cとで構成されている。
【0095】前記CPU40aには、RAM40b及び
ROM40cの他、エリアコントローラ30A〜30
G、入口ユニット14、出口ユニット15、各車両検出
センサP、並びに、場外ユニット17のディスプレイ1
7aが接続されている。
【0096】前記RAM40bは、各種データ記憶用の
データエリア及び各種処理作業に用いるワークエリアを
有しており、このうちワークエリアには、図11にメモ
リエリアマップで示すように、出車予定時刻レジスタ、
利用頻度情報レジスタ、連絡先バッファ、契約駐車先レ
ジスタ、駐車先レジスタ、車長データレジスタ、入場時
刻レジスタ、連絡先データレジスタ、満車フラグ、並び
に、連絡先入力フラグの各エリアが設けられている。
【0097】また、前記ROM40cには、CPU40
aに各種処理動作を行わせるための制御プログラムが格
納されている。
【0098】また、前記エリアコントローラ30A〜3
0Gは、図12にブロック図で示すように、CPU30
aと、RAM30bと、ROM30cとで構成されてい
る。
【0099】前記CPU30aには、RAM30b及び
ROM30cの他、案内ユニットD1〜D10の案内表
示部Da及び案内用スピーカDbと、対応する駐車エリ
アA〜Gの各駐車ロットA−1〜G−4に配設された予
約報知ユニット19の情報表示部19a及び情報用スピ
ーカ19bと、車止めユニット20の駆動源20bと、
駐車車両検出センサ21と、ホストコンピュータ40が
それぞれ接続されている。
【0100】前記RAM30bは、各種データ記憶用の
データエリア及び各種処理作業に用いるワークエリアを
有しており、このうちワークエリアには、図13にメモ
リエリアマップで示すように、案内データレジスタ及び
接近台数カウンタの各エリアが設けられている。
【0101】また、前記ROM30cには、CPU30
aに各種処理動作を行わせるための制御プログラムが格
納されている。
【0102】尚、図12中では、エリアコントローラ3
0A〜30Gを総称して引用符号30を付しており、ま
た、案内ユニットD1〜D10を総称して引用符号Dを
付している。さらに、図12中の予約報知ユニット1
9、情報表示部19a、情報用スピーカ19b、車止め
ユニット20の駆動源20b、並びに、駐車車両検出セ
ンサ21のそれぞれ付した1〜nの枝番号は、各駐車エ
リアA〜Gの駐車ロットA−1〜G−4の枝番号を一般
的に示したものである。
【0103】そして、各案内ユニットD1〜D10の接
続対象のエリアコントローラ30A〜30Gについて詳
説すると、案内ユニットD1,D2はエリアコントロー
ラ30Aに接続され、同様に、案内ユニットD3はエリ
アコントローラ30Eに、案内ユニットD4,D7はエ
リアコントローラ30Bに、案内ユニットD5,D9は
エリアコントローラ30Cに、案内ユニットD6はエリ
アコントローラ30Fに、案内ユニットD8はエリアコ
ントローラ30Dに、案内ユニットD10はエリアコン
トローラ30Gにそれぞれ接続されており、それぞれの
エリアコントローラ30A〜30Gが、これらに接続さ
れた各案内ユニットD1〜D10の動作制御を分担して
受け持っている。
【0104】前記入口ユニット14は、図14にブロッ
ク図で示すように、マイクロコンピュータ(以下、マイ
コンと略記する)50を内部に有しており、このマイコ
ン50は、CPU50aと、RAM50bと、ROM5
0cとで構成されている。
【0105】前記CPU50aには、RAM50b及び
ROM50cの他、入口ユニット14のディスプレイ1
4a、スピーカ14b、時計14c、エリア選択キー1
4d、テンキー14e、入力キー14f、並びに、クリ
アキー14gと、入場車両検出センサ13と、ホストコ
ンピュータ40がそれぞれ接続されている。
【0106】前記RAM50bは、各種データ記憶用の
データエリア及び各種処理作業に用いるワークエリアを
有しており、このうちワークエリアには、図15にメモ
リエリアマップで示すように、入口情報バッファエリア
が設けられている。
【0107】また、前記ROM50cには、CPU50
aに各種処理動作を行わせるための制御プログラムが格
納されている。
【0108】前記出口ユニット15は、図16にブロッ
ク図で示すように、マイコン60を内部に有しており、
このマイコン60は、CPU60aと、RAM60と、
ROM60cとで構成されている。
【0109】前記CPU60aには、RAM60b及び
ROM60cの他、出口ユニット15のコイン投入口1
5bや札投入口15cから投入された硬貨や紙幣を収受
し、且つ、必要に応じて返却口15dに釣り銭を返却さ
せる現金収受払出器15jと、領収書受取口15fから
プリントアウトされる領収書を発行するプリンタ15k
と、前記料金表示部15a、発行ボタン15e、時計1
5g、及び、スピーカ15hと、ホストコンピュータ4
0がそれぞれ接続されている。
【0110】前記RAM60bは、各種データ記憶用の
データエリア及び各種処理作業に用いるワークエリアを
有しており、前記ROM60cには、CPU60aに各
種処理動作を行わせるための制御プログラムが格納され
ている。
【0111】次に、前記ホストコンピュータ40のRO
M40cに格納された制御プログラムに従いCPU40
aが行う処理を、図17乃至図22、及び、図27のフ
ローチャートを参照して説明する。
【0112】不図示の電源の投入によりホストコンピュ
ータ40が起動してプログラムがスタートすると、CP
U40aは、図17にメインルーチンのフローチャート
で示すように、駐車状態掌握処理(ステップS1)、場
外案内処理(ステップS3)、入口情報受信処理(ステ
ップS5)、駐車ロット設定処理(ステップS7)、誘
導パターン設定処理(ステップS7)、車両位置認識処
理(ステップS9)、並びに、出場処理(ステップS1
1)を、サイクリックに順次繰り返して行う。
【0113】前記ステップS1の駐車状態掌握処理で
は、図18にサブルーチンのフローチャートで示すよう
に、各駐車ロットA−1〜G−4の駐車車両検出センサ
21の検出結果を基に、車両が駐車していない空き駐車
ロットA−1〜G−4を抽出し(ステップS1a)、こ
の抽出結果を基に、空き駐車ロットA−1〜G−4があ
る空き駐車エリアA〜Gを入口ユニット14に通知した
後(ステップS1b)、駐車ロットA−1〜G−4に空
きがあるか否かを判定する(ステップS1c)。
【0114】駐車ロットA−1〜G−4に空きがある場
合は(ステップS1cでY)、後述するステップS1f
に進み、駐車ロットA−1〜G−4に空きがない場合は
(ステップS1cでN)、RAM40bの満車フラグエ
リアのフラグF1が「0」であるか否かを確認する(ス
テップS1d)。
【0115】満車フラグエリアのフラグF1が「0」で
ない場合は(ステップS1dでN)、駐車状態掌握処理
を終了して図17のメインルーチンにリターンし、フラ
グF1が「0」である場合は(ステップS1dでY)、
フラグF1を「1」に設定した後(ステップS1e)、
駐車状態掌握処理を終了して図17のメインルーチンに
リターンする。
【0116】また、ステップS1cにおいて空き駐車ロ
ットA−1〜G−4がある場合(Y)に進むステップS
1fでは、RAM40bの満車フラグエリアのフラグF
1が「0」であるか否かを確認し、フラグF1が「0」
である場合は(ステップS1fでY)、駐車状態掌握処
理を終了して図17のメインルーチンにリターンし、フ
ラグF1が「0」でない場合は(ステップS1fで
N)、フラグF1を「0」に設定した後(ステップS1
g)、駐車状態掌握処理を終了して図17のメインルー
チンにリターンする。
【0117】次に、前記ステップS3の場外案内処理で
は、図19にサブルーチンのフローチャートで示すよう
に、RAM40bの満車フラグエリアのフラグF1が
「0」であるか否かを確認し(ステップS3a)、フラ
グF1が「0」である場合は(ステップS3aでY)、
後述するステップS3dに進む。
【0118】一方、満車フラグエリアのフラグF1が
「0」でない場合は(ステップS3aでN)、RAM4
0bの出車予定時刻レジスタに格納されている出車予定
時刻のうち、現在時刻よりも後の最も早い出車予定時刻
を基に、駐車ロットA−1〜G−4に空きが発生する予
定時刻までの現在時刻からの待ち時間を算出して(ステ
ップS3b)、この算出した待ち時間と満車の文字と
を、場外ユニット17のディスプレイ17aに表示させ
た後(ステップS3c)、場外案内処理を終了して図1
7のメインルーチンにリターンする。
【0119】これに対し、ステップS3aにおいて満車
フラグエリアのフラグF1が「0」である場合(Y)に
進むステップS3dでは、空車の文字を場外ユニット1
7のディスプレイ17aに表示させ、その後、場外案内
処理を終了して図17のメインルーチンにリターンす
る。
【0120】次に、前記ステップS5の入口情報受信処
理では、入口ユニット14から入口情報を取り込み、続
く前記ステップS7の駐車ロット設定処理では、図20
にサブルーチンのフローチャートで示すように、ステッ
プS5の入口情報受信処理において入口ユニット14か
ら取り込まれた入口情報があったか否かを確認し(ステ
ップS7a)、取り込まれた入口情報がない場合は(ス
テップS7aでN)、駐車ロット設定処理を終了して図
17のメインルーチンにリターンする。
【0121】一方、ステップS7の入口情報受信処理に
おいて入口ユニット14から取り込まれた入口情報があ
った場合は(ステップS7aでY)、その入口情報が入
場通知情報であるか否かを確認し(ステップS7b)、
入場通知情報でない場合は(ステップS7bでN)、後
述するステップS7eに進み、入場通知情報である場合
は(ステップS7bでY)、RAM40bの満車フラグ
エリアのフラグF1が「0」であるか否かを確認する
(ステップS7c)。
【0122】満車フラグエリアのフラグF1が「0」で
ない場合は(ステップS7cでN)、後述するステップ
S7wに進み、フラグF1が「0」である場合は(ステ
ップS7cでY)、ステップS1の駐車状態掌握処理に
おけるステップS1aの空き駐車ロットA−1〜G−4
の抽出結果と、RAM40bの利用頻度情報レジスタエ
リアに格納されている利用頻度情報を基に、利用頻度が
最も高い空き駐車ロットA−1〜G−4を抽出した後
(ステップS7d)、後述するステップS7tに進む。
【0123】また、ステップS7bにおいて入口ユニッ
ト14から取り込まれた入口情報が入場通知情報でない
場合(N)に進むステップS7eでは、入口情報として
入口ユニット14から取り込まれたのが契約車両情報で
あるか否かを確認し、契約車両情報である場合は(ステ
ップS7eでY)、後述するステップS7nに進む。
【0124】一方、入口ユニット14から取り込まれた
入口情報が契約車両情報でない場合は(ステップS7e
でN)、ステップS7aにおいて入口ユニット14から
取り込まれた入口情報中に予定時間情報が含まれている
か否かを確認し(ステップS7f)、予定時間情報が含
まれていない場合は(ステップS7fでN)、RAM4
0bの平均駐車時間情報レジスタエリアに格納されてい
る平均駐車時間情報を基に、現在の曜日、日付、時間帯
に応じた平均の駐車時間を抽出し、これと現在時刻とを
基に、出車予定時刻を設定した後(ステップS7g)、
後述するステップS7jに進む。
【0125】これに対し、入口情報中に予定時間情報が
含まれている場合は(ステップS7fでY)、その予定
時間情報中の出車予定時間と現在時刻とを基に出車予定
時刻を割り出し(ステップS7h)、その後、ステップ
S7jに進む。
【0126】ステップS7gにおいて出車予定時刻を設
定した後と、ステップS7hにおいて出車予定時刻を割
り出した後にそれぞれ進むステップS7jでは、設定し
た、或は、割り出した出車予定時刻を、RAM40bの
出車予定時刻レジスタに格納し、次に、ステップS7a
において入口ユニット14から取り込まれた入口情報中
に駐車エリア選択情報が含まれているか否かを確認する
(ステップS7k)。尚、ステップS7jにおいては、
出車予定時刻レジスタに格納されている出車予定時刻の
うち、現在時刻よりも前の出車予定時刻の消去を同時に
行う。
【0127】そして、入口情報中に駐車エリア選択情報
が含まれていない場合は(ステップS7kでN)、後述
するステップS7pに進み、含まれている場合は(ステ
ップS7kでY)、その駐車エリア選択情報と、RAM
40bの利用頻度情報レジスタエリアに格納されている
利用頻度情報を基に、駐車エリア選択情報中の選択先の
駐車エリアA〜Gの中で利用頻度が最も高い空き駐車ロ
ットA−1〜G−4を抽出した後(ステップS7m)、
ステップS7pに進む。
【0128】さらに、ステップS7eにおいて入口情報
として入口ユニット14から取り込まれたのが契約車両
情報である場合(Y)に進むステップS7nでは、その
契約車両情報中のパスワードをアドレスポインタとし
て、RAM40bの契約駐車先レジスタエリアにその契
約車両の駐車先として格納されている契約駐車ロットA
−1〜G−4を抽出し、その後、ステップS7pに進
む。
【0129】そして、ステップS7kにおいて入口情報
中に駐車エリア選択情報が含まれていない場合(N)
と、ステップS7mにおいて選択先の駐車エリアA〜G
の中で利用頻度が最も高い空き駐車ロットA−1〜G−
4を抽出した後と、ステップS7nにおいて契約車両の
駐車先として格納されている契約駐車ロットA−1〜G
−4を抽出した後に進むステップS7pでは、ステップ
S7aにおいて入口ユニット14から取り込まれた入口
情報中に連絡先情報が含まれているか否かを確認する。
【0130】入口情報中に連絡先情報が含まれていない
場合は(ステップS7pでN)、ステップS7tに進
み、連絡先情報が含まれている場合は(ステップS7p
でY)、RAM40bの連絡先バッファエリアに格納さ
れている連絡先情報を、ステップS7aにおいて入口ユ
ニット14から取り込まれた入口情報中に含まれている
とステップS7pにおいて確認された連絡先情報に更新
し(ステップS7r)、、RAM40bの連絡先入力フ
ラグエリアのフラグF3を「1」に設定した後(ステッ
プS7s)、ステップS7tに進む。
【0131】ステップS7dにおいて利用頻度が最も高
い空き駐車ロットA−1〜G−4を抽出した後と、ステ
ップS7pにおいて入口情報中に連絡先情報が含まれて
いない場合(N)と、ステップS7sにおいて連絡先入
力フラグエリアのフラグF3を「1」に設定した後にそ
れぞれ進むステップS7tでは、抽出した空き駐車ロッ
トA−1〜G−4や契約駐車ロットA−1〜G−4を駐
車先として入口ユニット14に通知する。
【0132】続いて、RAM40bの駐車先レジスタエ
リアに格納されている駐車先を、ステップS7tにおい
て入口ユニット14に通知した空き駐車ロットA−1〜
G−4や契約駐車ロットA−1〜G−4に更新した後
(ステップS7v)、駐車ロット設定処理を終了して図
17のメインルーチンにリターンする。
【0133】これに対し、ステップS7cにおいて満車
フラグエリアのフラグF1が「0」でない場合(N)に
進むステップS7wでは、空き駐車ロットA−1〜G−
4がなく満車である旨を入口ユニット14に通知し、そ
の後、駐車ロット設定処理を終了して図17のメインル
ーチンにリターンする。
【0134】次に、ステップS9の誘導パターン設定処
理では、図21にサブルーチンのフローチャートで示す
ように、RAM40bの満車フラグエリアのフラグF1
が「0」であるか否かを確認し(ステップS9a)、フ
ラグF1が「0」でない場合は(ステップS9aで
N)、誘導パターン設定処理を終了して図17のメイン
ルーチンにリターンする。
【0135】一方、フラグF1が「0」である場合は
(ステップS9aでY)、RAM40bの駐車先レジス
タエリアに格納されている駐車先まで車両が走行する入
口2からの通路4〜12の経路を割り出し(ステップS
9b)、次に、案内ユニットD1〜D10の中から、ス
テップS9bで割り出した走行経路上に配置されている
案内ユニットD1〜D10を抽出する(ステップS9
c)。
【0136】そして、抽出した案内ユニットD1〜D1
0と、駐車先レジスタエリアに格納されている駐車先の
空き駐車ロットA−1〜G−4とからなる作動案内ユニ
ットデータを、エリアコントローラ30A〜30Gに対
して通知した後(ステップS9d)、誘導パターン設定
処理を終了して図17のメインルーチンにリターンす
る。
【0137】次に、ステップS11の車両位置認識処理
では、図22にサブルーチンのフローチャートで示すよ
うに、各車両検出センサPが出力する車両検出信号をサ
ンプリングし(ステップS11a)、このサンプリング
の結果を基に、各車両検出センサPのうち車両検出信号
を出力している車両検出センサPの配置パターンを割り
出す(ステップS11b)。
【0138】続いて、ステップS11bで割り出した配
置パターンを基に、入口2から通路4に進入した新規の
入場車両があるか否かを確認し(ステップS11c)、
入場車両がない場合は(ステップS11cでN)、後述
するステップS11nに進み、入場車両がある場合は
(ステップS11cでY)、その車両に識別コードを付
与すると共に(ステップS11d)、その車両の車長デ
ータを生成する(ステップS11e)。
【0139】そして、ステップS11eで生成した車長
データをステップS11dで付与した識別コードとリン
クさせて、RAM40bの車長データレジスタエリアに
格納し(ステップS11f)、さらに、現在時刻を車両
の入場時刻として、ステップS11dで付与した識別コ
ードとリンクさせた上で、RAM40bの入場時刻レジ
スタエリアに入場時刻データとして格納した後(ステッ
プS11g)、ステップS11hに進む。
【0140】ここで、前記ステップS11cにおいて車
両が新しく入場して通路4に進入したことを判別する際
の原理について説明する。
【0141】まず、入口ユニット14で駐車先の駐車ロ
ットA−1〜G−4が決まった車両が入口2から通路4
に進み、その車両の天井部分が、通路4の最も入口2寄
りの天井箇所に配置された車両検出センサPの真下にさ
しかかると、その車両検出センサPが車両検出信号を出
力するようになり、さらに車両が通路4を通路5側に進
むと、やがて、通路4の最も入口2寄りの車両検出セン
サPの真下を、車両の天井部分が通り過ぎて、その車両
検出センサPが車両検出信号を出力しなくなる。そこ
で、この時点を以て、車両が新しく入場して通路4に進
入したものと判別する。
【0142】尚、本実施形態では、ステップS11dに
おいて車両に付与される識別コードを、ステップS11
cにおいて入場車両があると確認された時点で駐車先レ
ジスタエリアに格納されている、その車両の駐車先とな
る空き駐車ロットA−1〜G−4のロット番号、つま
り、A−1やG−4等の番号としている。
【0143】また、前記ステップS11eにおいて生成
される車両の車長データとは、車両が新しく入場して通
路4に進入したものと判別した時点で、通路4の最も入
口2寄りの車両検出センサPの隣の車両検出センサPか
ら通路5側に、車両検出信号を出力している車両検出セ
ンサPがいくつ連続しているかを、ステップS11bで
割り出した、車両検出信号を出力している車両検出セン
サPの配置パターンを基に判別し、この車両検出信号を
出力している車両検出センサPの連続数と、隣り合う車
両検出センサPどうしの間隔とを基に算出される、車両
の走行方向、つまり、前後方向における天井部分の大ま
かな寸法のことである。
【0144】例えば、通路4の最も入口2寄りの車両検
出センサPの隣の車両検出センサPと、それよりも通路
5側の連続3つの車両検出センサPとが、いずれも車両
検出信号を出力している場合には、(3+1)個×1メ
ートル=4メートルが、その車両の車長データというこ
とになる。
【0145】ステップS11の車両位置認識処理の説明
に話を戻し、ステップS11gにおいてRAM40bの
入場時刻レジスタエリアに入場時刻データを格納した後
に進むステップS11hでは、RAM40bの連絡先入
力フラグエリアのフラグF3が「0」であるか否かを確
認し、フラグF3が「0」である場合は(ステップS1
1hでY)、ステップS11nに進む。
【0146】一方、連絡先入力フラグエリアのフラグF
3が「0」でない場合は(ステップS11hでN)、R
AM40bの連絡先バッファエリアに格納されている連
絡先情報をステップS11dで付与した識別コードとリ
ンクさせて、連絡先データとしてRAM40bの連絡先
データレジスタエリアに格納し(ステップS11j)、
次に、連絡先バッファエリアをクリアすると共に(ステ
ップS11k)、連絡先入力フラグエリアのフラグF3
を「0」に設定した後(ステップS11m)、ステップ
S11nに進む。
【0147】ステップS11cにおいて入口2から通路
4に進入した新規の入場車両がない場合(N)と、ステ
ップS11hにおいて連絡先入力フラグエリアのフラグ
F3が「0」である場合(Y)と、ステップS11mに
おいてフラグF3を「0」に設定した後にそれぞれ進む
ステップS11nでは、各駐車ロットA−1〜G−4か
ら出車した車両があるか否かを確認する。
【0148】そして、出車した車両がない場合は(ステ
ップS11nでN)、後述するステップS11rに進
み、出車した車両がある場合は(ステップS11nで
Y)、その車両の駐車先の駐車ロットA−1〜G−4の
ロット番号を、その車両に付与されていた識別コードと
して割り出した後(ステップS11p)、ステップS1
1rに進む。
【0149】ここで、前記ステップS11nにおいて車
両が各駐車ロットA−1〜G−4から出車したことを判
別する際の原理について説明する。
【0150】まず、車両が駐車先の駐車ロットA−1〜
G−4から出車して、その駐車ロットA−1〜G−4に
面する通路4〜12に進入すると、その通路4〜12の
天井部分の車両検出センサPのうちどれか1つが出車車
両の天井部分を検出して、車両検出信号を出力するよう
になり、車両の全体が駐車先の駐車ロットA−1〜G−
4から完全に出車して通路4〜12を出口3に向かって
走行し始めると、やがて、この車両の天井部分を最初に
検出して車両検出信号を出力した車両検出センサPの真
下を、車両の天井部分が通り過ぎて、その車両検出セン
サPが車両検出信号を出力しなくなる。そこで、この時
点を以て、車両が駐車先の駐車ロットA−1〜G−4か
ら出車して通路4に進入したものと判別する。
【0151】ステップS11の車両位置認識処理の説明
に話を戻し、ステップS11nにおいて各駐車ロットA
−1〜G−4から出車した車両がない場合(N)と、ス
テップS11pにおいて各駐車ロットA−1〜G−4か
ら出車した車両に付与されていた識別コードとして割り
出した後に進むステップS11rでは、ステップS11
bで割り出した配置パターンを基に、ステップS11d
において識別コードが付与され、或は、ステップS11
pにおいて識別コードが割り出された通路4〜12上に
おける各車両の位置を特定する。
【0152】続いて、ステップS11rにおいて特定し
た通路4〜12上における各車両の位置を、各エリアコ
ントローラ30A〜30Gに対して通知した後(ステッ
プS11s)、車両位置認識処理を終了して図17のメ
インルーチンにリターンする。
【0153】ここで、前記ステップS11rにおいて通
路4〜12上の各車両の位置を特定する際の原理につい
て、図23乃至図26を参照して説明する。尚、これら
図23乃至図26においては、説明の便宜上、車両検出
センサPのそれぞれに、配列順に1〜30の枝番号を付
している。
【0154】まず、ボンネットやトランク部分がキャビ
ンの天井部分よりも低い、通常の乗用車タイプの車両の
場合には、図23(a)に通路4〜12上の車両と各車
両検出センサP30〜P1 との位置関係の説明図で示すよ
うに、車両検出センサP24,P23から出力された検出波
が通路4〜12上の先頭の車両の天井部分で反射され
て、その反射波が車両検出センサP24,P23により検出
される。
【0155】同様に、車両検出センサP16,P15から出
力された検出波と、車両検出センサP8 ,P7 から出力
された検出波とが、2台目の車両の天井部分と3台目の
車両の天井部分とで各々反射されて、その反射波が車両
検出センサP16,P15と、車両検出センサP8 ,P7
により各々検出される。
【0156】従って、このような状態では、図23
(b)に各車両検出センサP30〜P1 の検出結果を基に
認識される各車両の位置の模式図で示すように、先頭の
車両が車両検出センサP24,P23の真下に位置し、2台
目の車両と3台目の車両とが、車両検出センサP16,P
15の真下と車両検出センサP8 ,P7 の真下とに各々位
置していると認識される。
【0157】このため、乗用車タイプの車両の場合に
は、図23(a)に示す2台目及び3台目の車両が、図
24(a)に説明図で示すように、渋滞等により先頭の
車両の直後に殆ど隙間なく並んでも、先頭の車両を検出
する車両検出センサP27,P26と2台目の車両を検出す
る車両検出センサP22,P21との間や、2台目の車両を
検出する車両検出センサP22,P21と3台目の車両を検
出する車両検出センサP 16,P15との間には、各々間隔
が開く。
【0158】よって、図24(b)に模式図で示すよう
に、各車両検出センサP30〜P1 の検出結果を基に認識
される各車両の位置にも互いに間隔が開くので、個々の
車両を別々に認識することが可能となる。
【0159】ところが、ワンボックスタイプの車両の場
合には、車両の全長に亘って天井が高いので、図25
(a)に説明図で示すように、先頭の車両から3台目の
車両まで各車両とも、各々の車両の真上に位置する車両
検出センサP26〜P22,P18〜P14,P10〜P6 が全て
車両を検出し、図25(b)に模式図で示すように、先
頭の車両が車両検出センサP26〜P22の真下に位置する
と共に、2台目の車両と3台目の車両とが、車両検出セ
ンサP18〜P14の真下と車両検出センサP10〜P 6 の真
下とに各々位置していると認識される。
【0160】このため、図25(a)に示す2台目及び
3台目の車両が、図26(a)に説明図で示すように、
渋滞等により先頭の車両の直後に隙間なく並ぶと、先頭
の車両の前端を検出する車両検出センサP27から、3台
目の車両の後端を検出する車両検出センサP13までの間
の全て車両検出センサP27〜P13が、車両検出信号を出
力し、図26(b)に模式図で示すように、各車両検出
センサP30〜P1 の検出結果を基に認識される各車両の
位置に互いの境界がなくなるので、個々の車両を別々に
認識することができなくなってしまう。
【0161】そこで、このような場合には、先頭の車両
の前端が車両検出センサP27の真下に位置していること
は間違いないものとして、2台目及び3台目の車両の前
端がどの位置にあるかを、RAM40bの車長データレ
ジスタエリアに格納されている先頭及び2台目の各車両
の車長データを基に特定する。
【0162】即ち、先頭及び2台目の各々の識別コード
をアドレスポインタとして、対応する車長データをRA
M40bの車長データレジスタエリアから抽出し、この
抽出した先頭及び2台目の各車両の車長データが共に5
メートルである場合には、2台目の前端は、先頭の車両
の前端から5メートル後退した通路4〜12箇所、つま
り、先頭の車両の前端の真上に位置する車両検出センサ
27から5メートル後退した通路4〜12の天井箇所に
配置された、車両検出センサP22の真下に位置している
と認識される。
【0163】同様に、3台目の前端は、先頭の車両の前
端から5メートル後退し、さらに2台目の車両の車長で
ある5メートルさらに後退した通路4〜12箇所、つま
り、先頭の車両の前端の真上に位置する車両検出センサ
27から10メートル後退した通路4〜12の天井箇所
に配置された、車両検出センサP17の真下に位置してい
ると認識される。
【0164】尚、上述した、各車両検出センサP30〜P
1 の検出結果を基にした認識上での前車又は後車との境
界がつかない場合の、各車両の位置特定は、先に原理を
説明した、車両が新しく入場して通路4に進入したこと
の判別の際や、車両が各駐車ロットA−1〜G−4から
出車したことの判別の際にも適用される。
【0165】CPU40aが行う処理の説明に話を戻し
て、最後に、前記ステップS13の出場処理では、図2
7にサブルーチンのフローチャートで示すように、ステ
ップS11rにおいて特定された通路4〜12上の各車
両の位置を基に、出口3に接近した車両があるか否かを
確認し(ステップS13a)、接近した車両がない場合
は(ステップS13aでN)、出場処理を終了して図1
7のメインルーチンにリターンする。
【0166】一方、出口3に接近した車両がある場合は
(ステップS13aでY)、その車両の識別コードが契
約駐車ロットA−1〜G−4のロット番号と同じである
か否かを基に、その接近車両が契約車両であるか否かを
確認し(ステップS13b)、契約車両である場合は
(ステップS13bでY)、後述するステップS13k
に進む。
【0167】これに対し、接近車両が契約車両でない場
合は(ステップS13bでN)、接近車両の車両の識別
コードをアドレスポインタとして、RAM40bの入場
時刻レジスタエリアに格納されているその車両の入場時
刻データを抽出し(ステップS13c)、この抽出した
入場時刻データ中の入場時刻と現在時刻とを基に、駐車
時間を算出して(ステップS13d)、算出した駐車時
間を出口ユニット15に通知する(ステップS13
e)。
【0168】続いて、ステップS13dで算出した駐車
時間を基に、ステップS13aにおいて出口3に接近し
たと確認された車両の識別コードと一致するロット番号
の駐車ロットA−1〜G−4の、利用頻度情報を生成し
て(ステップS13f)、RAM40bの利用頻度情報
レジスタに格納されているそのロット番号の駐車ロット
A−1〜G−4の利用頻度情報を、ステップS13fで
生成した利用頻度情報に更新する(ステップS13
g)。
【0169】次に、ステップS13dで算出した駐車時
間と、RAM40bの平均駐車時間情報レジスタエリア
に格納されている平均駐車時間情報とを基に、今回出口
3に接近した車両を含めた上での曜日、日付、及び、時
間帯に応じた平均駐車時間の情報を生成し(ステップS
13h)、平均駐車時間情報レジスタエリアに格納され
ている平均駐車時間情報を、ステップS13hで生成し
た平均駐車時間情報に更新した後(ステップS13
j)、ステップS13kに進む。
【0170】ステップS13bにおいて出口3に接近し
た車両が契約車両である場合(Y)と、ステップS13
jにおいて平均駐車時間情報を更新した後にそれぞれ進
むステップS13kでは、RAM40bの連絡先データ
レジスタエリアに格納されている、ステップS13aに
おいて出口3に接近したと確認された車両の識別コード
の連絡先データを削除し、次に、RAM40bの車長デ
ータレジスタエリアに格納されている、ステップS13
aにおいて出口3に接近したと確認された車両の識別コ
ードの車長データを削除する(ステップS13m)。
【0171】これと共に、RAM40bの入場時刻レジ
スタエリアに格納されている、出口3に接近したと確認
された車両の識別コードの入場時刻データを削除した後
(ステップS13n)、出場処理を終了して図17のメ
インルーチンにリターンする。
【0172】以上の説明からも明らかなように、本実施
形態では、請求項中の通路Nが通路4〜12で構成され
ており、分別手段40Aが図22のフローチャートにお
けるステップS11c乃至ステップS11f、ステップ
S11n、ステップS11p、及び、ステップS11r
で構成されており、車両位置認識手段40Bが図17の
フローチャートにおけるステップS11で構成されてい
る。
【0173】また、本実施形態では、請求項中の利用頻
度割出手段40Cが図27のフローチャートにおけるス
テップS13fで構成されており、走行経路割出手段4
0Dが図21のフローチャートにおけるステップS9b
で構成されており、経路上抽出手段40Eが図21中の
ステップS9cで構成されている。
【0174】さらに、本実施形態では、請求項中の入場
時刻取得手段40Fが図22中のステップS11gで構
成されており、出場時刻取得手段40Gが図27中のス
テップS13dで構成されており、入出場時刻特定手段
40Hが図27中のステップS13cで構成されてい
る。
【0175】また、本実施形態では、請求項中の識別コ
ード付与手段40Jが図22中のステップS11dで構
成されており、識別コード割出手段40Kが図22中の
ステップS11pで構成されており、駐車先設定手段4
0Lが図20のフローチャートにおけるステップS7t
で構成されており、満車判別手段40Nが図18のフロ
ーチャートにおけるステップS1cで構成されている。
【0176】さらに、本実施形態では、請求項中の連絡
先保持手段40bAがホストコンピュータ40のRAM
40bの連絡先データレジスタエリアで構成されてお
り、待ち時間報知手段kが図19のフローチャートにお
けるステップS3b及びステップS3cと、場外ユニッ
ト17のディスプレイ17aとで構成されている。
【0177】尚、契約車両の増減等に伴う契約駐車ロッ
トA−1〜G−4の追加、削除、及び、変更のための、
前記RAM40bの契約駐車先レジスタエリアに格納さ
れている契約駐車ロットA−1〜G−4の書き換えは、
上述した図17のフローチャートでは省略したが、ホス
トコンピュータ40に接続された不図示の端末を用いて
行うことができる。
【0178】次に、前記エリアコントローラ30A〜3
0GのROM30cに格納された制御プログラムに従い
CPU30aが行う処理を、図28乃至図32のフロー
チャートを参照して説明する。
【0179】不図示の電源の投入によりエリアコントロ
ーラ30A〜30Gが起動してプログラムがスタートす
ると、CPU30aは、図28にメインルーチンのフロ
ーチャートで示すように、受信処理(ステップSA
1)、案内情報生成処理(ステップSA3)、案内処理
(ステップSA5)、入車管理処理(ステップSA
7)、並びに、出車管理処理(ステップSA9)を、サ
イクリックに順次繰り返して行う。
【0180】前記ステップSA1の受信処理では、ホス
トコンピュータ40から通知される作動案内ユニットデ
ータや通路4〜12上の各車両別の位置情報を取り込
み、続く前記ステップSA3の案内情報生成処理では、
図29にサブルーチンのフローチャートで示すように、
ステップSA1の受信処理においてホストコンピュータ
40から取り込んだ情報中に、自エリアコントローラ3
0A〜30Gに接続された案内ユニットD1〜D10に
該当する作動案内ユニットデータがあるか否かを確認す
る(ステップSA3a)。
【0181】該当する作動案内ユニットデータがない場
合は(ステップSA3aでN)、案内情報生成処理を終
了して図28のメインルーチンにリターンし、該当する
作動案内ユニットデータがある場合は(ステップSA3
aでY)、ホストコンピュータ40から取り込んだ作動
案内ユニットデータ中の駐車先の空き駐車ロットA−1
〜G−4を基に、この駐車先の空き駐車ロットA−1〜
G−4に向かう車両に対して、自エリアコントローラ3
0A〜30Gに接続された案内ユニットD1〜D10が
表示や音声により行う案内に必要な、案内情報を生成す
る(ステップSA3b)。
【0182】尚、自エリアコントローラ30A〜30G
に接続された案内ユニットD1〜D10の複数に該当す
る作動案内ユニットデータがある場合には、前記ステッ
プSA3bにおいて各案内ユニットD1〜D10毎に前
記案内情報が生成される。
【0183】次に、ステップSA3bにおいて生成した
案内情報を、その案内情報により案内する対象である、
ホストコンピュータ40からの作動案内ユニットデータ
中の駐車先の空き駐車ロットA−1〜G−4とリンクさ
せて、RAM30bの案内データレジスタエリアに案内
データとして格納した後(ステップSA3c)、案内情
報生成処理を終了して図28のメインルーチンにリター
ンする。
【0184】尚、ステップSA3cにおいて案内データ
レジスタエリアに案内データを格納する際、自エリアコ
ントローラ30A〜30Gに複数の案内ユニットD1〜
D10が接続されている場合は、各案内ユニットD1〜
D10別に領域を分けて案内データが格納される。
【0185】次に、前記ステップSA5の案内処理で
は、図30にサブルーチンのフローチャートで示すよう
に、ステップSA1の受信処理においてホストコンピュ
ータ40から取り込んだ情報中の通路4〜12上の各車
両別の位置情報を基に、自エリアコントローラ30A〜
30Gに接続された案内ユニットD1〜D10に接近す
る車両があるか否かを確認し(ステップSA5a)、接
近する車両がない場合は(ステップSA5aでN)、案
内処理を終了して図28のメインルーチンにリターンす
る。
【0186】一方、自エリアコントローラ30A〜30
Gに接続された案内ユニットD1〜D10に接近する車
両がある場合は(ステップSA5aでY)、その接近す
る車両の識別コードと一致するロット番号をアドレスポ
インタとして、RAM30bの案内データレジスタエリ
アを検索して、接近車両についての案内データが案内デ
ータレジスタエリアに格納されているか否かを確認する
(ステップSA5b)。
【0187】接近車両についての案内データが案内デー
タレジスタエリアに格納されていない場合は(ステップ
SA5bでN)、後述するステップSA5dに進み、格
納されている場合は(ステップSA5bでY)、その格
納されている案内データ中の案内情報により、車両が接
近している案内ユニットD1〜D10の案内表示部Da
に入車案内画面を表示させると共に、案内用スピーカD
bから入車案内音声を出力させる入車案内動作を、所定
時間に亘って行わせた後(ステップSA5c)、案内処
理を終了して図28のメインルーチンにリターンする。
【0188】一方、ステップSA5bにおいて接近車両
についての案内データが案内データレジスタエリアに格
納されていない場合(N)に進むステップSA5dで
は、接近車両を出口3に案内するための予め定められた
出車案内画面を、車両が接近している案内ユニットD1
〜D10の案内表示部Daに表示させると共に、案内用
スピーカDbから出車案内音声を出力させる出車案内動
作を、所定時間に亘って行わせ、その後、案内処理を終
了して図28のメインルーチンにリターンする。
【0189】尚、ステップSA5cの入車案内動作を車
両が接近している案内ユニットD1〜D10に行わせる
際、その案内ユニットD1〜D10が他の車両を対象と
した案内動作を行っている場合は、その案内動作に代わ
って、新たな車両に対する案内動作を行わせる。
【0190】次に、前記ステップSA7の入車管理処理
では、図31にサブルーチンのフローチャートで示すよ
うに、ステップSA1の受信処理においてホストコンピ
ュータ40から取り込んだ情報中の通路4〜12上の各
車両別の位置情報の経時変化を基に、自エリアコントロ
ーラ30A〜30Gに属する駐車ロットA−1〜G−4
のうちどこかの空き駐車ロットA−1〜G−4に、駐車
しようとして接近している車両があるか否かを確認する
(ステップSA7a)。
【0191】空き駐車ロットA−1〜G−4に駐車しよ
うとして接近している車両がない場合は(ステップSA
7aでN)、駐車先判別処理を終了して図28のメイン
ルーチンにリターンし、接近している車両がある場合は
(ステップSA7aでY)、接近している車両の台数n
を、RAM40bの接近台数カウンタエリアのカウント
値Cとして設定した後(ステップSA7b)、ロット番
号の若いものから順に、車両の接近先の空き駐車ロット
A−1〜G−4のロット番号が、その車両の識別コード
と一致しているか否かを確認する(ステップSA7
c)。
【0192】接近先の空き駐車ロットA−1〜G−4の
ロット番号が車両の識別コードに一致していない場合は
(ステップSA7cでN)、後述するステップSA7g
に進み、一致している場合は(ステップSA7cで
Y)、車両の接近先の空き駐車ロットA−1〜G−4に
設置された車止めユニット20の駆動源20bにより、
跳ね上げた状態の車止め板20aを倒れさせる(ステッ
プSA7d)。
【0193】これと共に、車両の接近先の駐車ロットA
−1〜G−4に配設された予約報知ユニット19の情報
表示部19aに、バックで駐車することを促す案内画面
を表示させ、且つ、同じ予約報知ユニット19の情報用
スピーカ19bから、案内画面と同旨の案内メッセージ
を出力させる駐車案内動作を行わせ(ステップSA7
e)、RAM40bの接近台数カウンタエリアのカウン
ト値Cを「1」デクリメントした後(ステップSA7
f)、後述するステップSA7jに進む。
【0194】また、ステップSA7cにおいて、接近先
の空き駐車ロットA−1〜G−4のロット番号が車両の
識別コードに一致していない場合(N)に進むステップ
SA7gでは、車両の接近先の駐車ロットA−1〜G−
4に配設された予約報知ユニット19の情報表示部19
aに、設定された駐車先とは異なる旨を示す誤駐車先報
知画面を表示させると共に、設定された駐車先とは異な
る旨を示す誤駐車先報知メッセージを情報用スピーカ1
9bから出力させる誤駐車案内動作を行わせる。そし
て、RAM40bの接近台数カウンタエリアのカウント
値Cを「1」デクリメントした後(ステップSA7
h)、ステップSA7jに進む。
【0195】ステップSA7jでは、ステップSA7e
及びステップSA7hにおいて「1」デクリメントした
後の、接近台数カウンタエリアのカウント値Cが「0」
であるか否かを確認し、「0」でない場合(N)は、ス
テップSA7cにリターンし、「0」である場合(Y)
は、入車管理処理を終了して図28のメインルーチンに
リターンする。
【0196】最後に、前記ステップSA9の出車管理処
理では、図32にサブルーチンのフローチャートで示す
ように、自エリアコントローラ30A〜30Gに接続さ
れた各駐車ロットA−1〜G−4の駐車車両検出センサ
21からの、駐車車両検出信号の出力状態の変化を基
に、車両が駐車していた状態から空きの状態に変わった
出車済駐車ロットA−1〜G−4を抽出する(ステップ
SA9a)。
【0197】続いて、車両の接近先の空き駐車ロットA
−1〜G−4に設置された車止めユニット20の駆動源
20bにより、倒れた状態の車止め板20aを跳ね上げ
させた後(ステップSA9b)、出車管理処理を終了し
て図28のメインルーチンにリターンする。
【0198】以上の説明からも明らかなように、本実施
形態では、請求項中の誤駐車先接近判別手段30J、駐
車先接近判別手段30K、及び、契約駐車先接近判別手
段30Pが図31のフローチャートにおけるステップS
A7cで構成されており、阻止解除手段30Lが図31
中のステップSA7dで構成されている。
【0199】また、本実施形態では、請求項中の退出判
別手段30Mが図32のフローチャートにおけるステッ
プSA9aで構成されており、阻止実行手段30Nが図
32中のステップSA9bで構成されており、案内用接
近判別手段30Sが図30のフローチャートにおけるス
テップSA5aで構成されていると共に、駐車箇所判別
手段30Tが図31中のステップSA7cで構成されて
いる。
【0200】さらに、本実施形態では、請求項中の誤駐
車報知手段bが、図31中のステップSA7gと、予約
報知ユニット19の情報表示部19a及び情報用スピー
カ19bとで構成されており、案内情報報知手段fが、
図30中のステップSA5cと、案内ユニットD1〜D
10の案内表示部Da及び案内用スピーカDbとで構成
されている。
【0201】そして、本実施形態では、請求項中の車両
誘導手段eが、先に述べた走行経路割出手段40D、経
路上抽出手段40E、案内用接近判別手段30S、及
び、案内情報報知手段fで構成されている。
【0202】次に、前記入口ユニット14のマイコン5
0のROM50cに格納された制御プログラムに従いC
PU50aが行う処理を、図33乃至図36のフローチ
ャートを参照して説明する。
【0203】不図示の電源の投入によりマイコン50が
起動してプログラムがスタートすると、CPU50a
は、図33にメインルーチンのフローチャートで示すよ
うに、入場車両検出処理(ステップSB1)、受信処理
(ステップSB3)、駐車先提示処理(ステップSB
5)、並びに、入力受付処理(ステップSB7)を、サ
イクリックに順次繰り返して行う。
【0204】前記ステップSB1の入場車両検出処理で
は、図34にサブルーチンのフローチャートで示すよう
に、入場車両検出センサ13からの入場車両検出信号が
入力されたか否かを確認し(ステップSB1a)、入力
されていない場合は(ステップSB1aでN)、入場車
両検出処理を終了して図33のメインルーチンにリター
ンし、入力されている場合は(ステップSB1aで
Y)、入場通知情報をホストコンピュータ40に対して
入口情報として出力した後(ステップSB1b)、入場
車両検出処理を終了して図33のメインルーチンにリタ
ーンする。
【0205】次に、前記ステップSB3の受信処理で
は、ホストコンピュータ40からの空き駐車ロットA−
1〜G−4がある駐車エリアA〜Gの通知、入場した車
両に対して設定された駐車先の駐車ロットA−1〜G−
4の通知、並びに、満車の通知を取り込む。
【0206】次に、前記ステップSB5の駐車先提示処
理では、図35にサブルーチンのフローチャートで示す
ように、ステップSB3においてホストコンピュータ4
0から取り込まれた通知が満車通知であるか否かを確認
し(ステップSB5a)、満車通知である場合は(ステ
ップSB5aでY)、後述するステップSB5fに進
み、満車通知でない場合は(ステップSB5aでN)、
ホストコンピュータ40から取り込まれた通知中に、入
場した車両に対して設定された駐車先の駐車ロットA−
1〜G−4の通知が含まれているか否かを確認する(ス
テップSB5b)。
【0207】駐車先の駐車ロットA−1〜G−4の通知
が含まれていない場合は(ステップSB5bでN)、後
述するステップSB5eに進み、含まれている場合は
(ステップSB5bでY)、通知された駐車先の駐車ロ
ットA−1〜G−4を、現在空き駐車ロットA−1〜G
−4がある空き駐車エリアA〜Gと共にディスプレイ1
4aに表示させると共に、通知された駐車先の駐車ロッ
トA−1〜G−4をスピーカ14bから音声により出力
させる駐車先報知動作を行わせる(ステップSB5
c)。
【0208】次に、希望の駐車エリアA〜Gに駐車先を
変えたい場合の入力要求と、契約車両に対するパスワー
ドの入力要求とを、駐車先の駐車ロットA−1〜G−4
や空き駐車エリアA〜Gと同時にディスプレイ14aに
表示させると共に、駐車先の駐車ロットA−1〜G−4
の音声出力に続いてスピーカ14bから音声により出力
させ、さらに、駐車予定時間と駐車中の連絡先との任意
入力要求をスピーカ14bから音声により出力させる入
力要求報知動作を行わせた後(ステップSB5d)、ス
テップSB5eに進む。
【0209】ホストコンピュータ40から取り込まれた
通知中に、入場した車両に対して設定された駐車先の駐
車ロットA−1〜G−4の通知が含まれていない場合
(N)と、ステップSB5dにおいて入力要求報知動作
を行わせた後に進むステップSB5eでは、ディスプレ
イ14に表示される空き駐車エリアA〜Gの内容を、ス
テップSB3においてホストコンピュータ40から取り
込まれた通知中の、空き駐車ロットA−1〜G−4があ
る駐車エリアA〜Gの状況に応じて更新し、その後、駐
車先提示処理を終了して図33のメインルーチンにリタ
ーンする。
【0210】一方、ステップSB5aにおいてホストコ
ンピュータ40から取り込まれた通知が満車通知である
場合(Y)に進むステップSB5fでは、現在満車であ
ることを、ディスプレイ14aに表示させると共にスピ
ーカ14bから音声により出力させる満車報知動作を行
わせ、その後、駐車先提示処理を終了して図33のメイ
ンルーチンにリターンする。
【0211】最後に、前記ステップSB7の入力通知処
理では、図36にサブルーチンのフローチャートで示す
ように、エリア選択キー14d、テンキー14e、及
び、入力キー14fの操作による入力があるか否かを確
認し(ステップSB7a)、入力がない場合は(ステッ
プSB7aでN)、入力通知処理を終了して図33のメ
インルーチンにリターンし、入力がある場合は(ステッ
プSB7aでY)、テンキー14eの操作により契約車
両認識用のパスワードが入力されたか否かを確認する
(ステップSB7b)。
【0212】パスワードが入力された場合は(ステップ
SB7bでY)、後述するステップSB7gに進み、入
力されていない場合は(ステップSB7bでN)、テン
キー14e及び入力キー14fの操作により駐車予定時
間が入力されたか否かを確認する(ステップSB7
c)。
【0213】駐車予定時間が入力されていない場合は
(ステップSB7cでN)、後述するステップSB7e
に進み、入力された場合は(ステップSB7cでY)、
入力された駐車予定時間を予定時間情報としてRAM5
0bの入口情報バッファエリアに格納した後(ステップ
SB7d)、ステップSB7eに進む。
【0214】ステップSB7cにおいて駐車予定時間が
入力されていない場合(N)と、ステップSB7dにお
いて予定時間情報をRAM50bの入口情報バッファエ
リアに格納した後にそれぞれ進むステップSB7eで
は、エリア選択キー14dの操作により希望する駐車先
の駐車エリアA〜Gが選択されたか否かを確認する。
【0215】駐車エリアA〜Gが選択されていない場合
は(ステップSB7eでN)、後述するステップSB7
hに進み、選択された場合は(ステップSB7eで
Y)、選択された駐車エリアA〜Gを駐車エリア選択情
報として入口情報バッファエリアに格納した後(ステッ
プSB7f)、ステップSB7hに進む。
【0216】一方、ステップSB7bにおいて契約車両
認識用のパスワードが入力された場合(Y)に進むステ
ップSB7gでは、入力されたパスワードを契約車両情
報として入口情報バッファエリアに格納し、その後、ス
テップSB7hに進む。
【0217】ステップSB7eにおいて駐車エリアA〜
Gが選択されていない場合(N)と、ステップSB7f
において駐車エリア選択情報を入口情報バッファエリア
に格納した後にそれぞれ進むステップSB7hでは、テ
ンキー14e及び入力キー14fの操作により連絡先電
話番号が入力されたか否かを確認する。
【0218】連絡先電話番号が入力されていない場合は
(ステップSB7hでN)、後述するステップSB7k
に進み、入力された場合は(ステップSB7hでY)、
入力された連絡先電話番号を連絡先情報として入口情報
バッファエリアに格納した後(ステップSB7j)、ス
テップSB7kに進む。
【0219】ステップSB7hにおいて連絡先電話番号
が入力されていない場合(N)と、ステップSB7jに
おいて連絡先情報をRAM50bの入口情報バッファエ
リアに格納した後にそれぞれ進むステップSB7kで
は、入口情報バッファエリアに格納されている予定時間
情報、駐車エリア選択情報、契約車両情報、並びに、連
絡先情報を、入口情報としてホストコンピュータ40に
出力し、次に、入口情報バッファエリアをクリアした後
(ステップSB7m)、入力通知処理を終了して図33
のメインルーチンにリターンする。
【0220】以上の説明からも明らかなように、本実施
形態では、請求項中の連絡先入力手段14A及び駐車予
定時間入力手段14Bが各々、入口ユニット14のテン
キー14e及び入力キー14fで構成されている。
【0221】また、本実施形態では、全候補報知手段c
が図35のフローチャートにおけるステップSB5c
と、入口ユニット14のディスプレイ14aとで構成さ
れており、高頻度候補報知手段dが図20のフローチャ
ートにおけるステップS7d、ステップS7m、及び、
ステップS7tと、図33のフローチャートにおけるス
テップSB3と、図35中のステップSB5cと、入口
ユニット14のディスプレイ14aとで構成されてい
る。
【0222】次に、前記出口ユニット15のマイコン6
0のROM60cに格納された制御プログラムに従いC
PU60aが行う処理を、図37のフローチャートを参
照して説明する。
【0223】不図示の電源の投入によりマイコン60が
起動してプログラムがスタートすると、CPU60a
は、図37に示すように、ホストコンピュータ40から
の駐車時間の通知があるか否かを確認し(ステップSC
1)、通知がない場合は(ステップSC1でN)、通知
があるまでステップSC1をリピートし、通知がある場
合は(ステップSC1でY)、通知された駐車時間を基
に駐車料金を算出し(ステップSC3)、この算出され
た駐車料金による料金収受処理を行う(ステップSC
5)。
【0224】前記ステップSC5の料金収受処理では、
フローチャート上での詳細な説明を省略するものの、算
出された駐車料金を料金表示部15aに表示させると共
に、スピーカ15hから音声出力させ、次いで、料金収
受払出器15jへの入金に応じて、精算及び釣銭払出動
作を行わせ、料金精算後に、精算が終了した旨と、領収
書の発行方法を案内するメッセージを、スピーカ15h
から音声出力させると共に、料金表示部15aの駐車料
金表示を終了させる。
【0225】そして、ステップSC5の料金収受処理が
済んだならば、それから所定時間内に発行ボタン15e
が操作されたか否かを確認し(ステップSC7)、所定
時間内に発行ボタン15eの操作がない場合は(ステッ
プSC7でN)、ステップSC1にリターンし、操作が
ある場合は(ステップSC7でY)、プリンタ15kに
より領収書をプリントアウト、発行させた後(ステップ
SC9)、ステップSC1にリターンする。
【0226】以上の説明からも明らかなように、本実施
形態では、請求項中の料金算出手段60Aが図37のフ
ローチャートにおけるステップSC3で構成されてお
り、料金提示手段jが図37中のステップSC5と、出
口ユニット15の料金表示部15aとで構成されてい
る。
【0227】次に、上述のように構成された本実施形態
の駐車場管理システムの動作(作用)について説明す
る。
【0228】まず、場外からの車両が入口2に近づいて
入口ユニット14の脇に停車すると、図38に説明図で
示すように、入口ユニット14のディスプレイ14a
に、その時点で空いている駐車ロットA−1〜G−4の
うち最も利用頻度の高い駐車ロットA−1〜G−4が、
その車両の駐車先として表示される。
【0229】これと共に、現在空き駐車ロットA−1〜
G−4がある空き駐車エリアA〜Gと、駐車先の変更を
希望する際にはエリア選択キー14dの操作により希望
する駐車エリアA〜Gを指定するように促す案内メッセ
ージとが、ディスプレイ14aに表示され、さらに、契
約車両に向けたパスワードの入力案内メッセージも合わ
せて表示される。
【0230】また、スピーカ14bからは、ディスプレ
イ14aに表示された駐車先の空き駐車ロットA−1〜
G−4のロット番号と、希望の駐車ロットA〜Gへの駐
車先の変更操作の案内と、契約車両に向けたパスワード
の入力要求案内とが音声出力され、これに続いて、駐車
する予定時間と駐車中の緊急連絡先電話番号との任意の
入力要求案内が音声出力される。
【0231】ここで、テンキー14eの操作により契約
車両認識用のパスワードが入力されると、ディスプレイ
14aの表示がその車両が契約している契約駐車ロット
A−1〜G−4に変わり、エリア選択キー14dの操作
により希望する駐車先の駐車エリアA〜Gを選択する
と、図39に説明図で示すように、その選択した駐車エ
リアA〜Gの中で最も利用頻度の高い駐車ロットA−1
〜G−4が、その車両の駐車先としてディスプレイ14
aに表示される。
【0232】また、パスワードの入力や駐車エリアA〜
Gの選択に伴いディスプレイ14aに表示される、契約
駐車ロットA−1〜G−4や選択した駐車エリアA〜G
の中で最も利用頻度の高い駐車ロットA−1〜G−4の
ロット番号は、スピーカ14bから音声によっても出力
される。
【0233】一方、図38や図39の表示がディスプレ
イ14aで行われている間に、テンキー14e及び入力
キー14fの操作により駐車予定時間が入力されると、
その入力された駐車予定時間を考慮に入れて、空き駐車
ロットA−1〜G−4が発生する予定時刻までの現在か
らの待ち時間が割り出され、全駐車エリアA〜Gが全て
埋まって満車となった際に、その割り出された待ち時間
が、満車の文字と共に場外ユニット17のディスプレイ
17aに表示される。
【0234】また、図38や図39の表示がディスプレ
イ14aで行われている間に、テンキー14e及び入力
キー14fの操作により駐車予定時間が入力されなかっ
た場合には、今までの駐車実績により統計的に割り出さ
れた平均駐車時間のうち、今日の曜日、日付、及び、現
在の時間帯に応じた平均駐車時間が抽出され、この抽出
された平均駐車時間を考慮に入れて、空き駐車ロットA
−1〜G−4が発生する予定時刻までの現在からの待ち
時間が割り出され、全駐車エリアA〜Gが全て埋まって
満車となった際に、その割り出された待ち時間が、満車
の文字と共に場外ユニット17のディスプレイ17aに
表示される。
【0235】尚、駐車エリアA〜Gのうちどこかに、契
約駐車ロットA−1〜G−4を除いてさらに空き駐車ロ
ットA−1〜G−4があるうちは、場外ユニット17の
ディスプレイ17aには空車の文字のみが表示される。
【0236】そして、例えば、ディスプレイ14aに駐
車先として駐車ロットB−10が表示されているものと
して、この駐車先に異存がなく車両が入口ユニット14
の脇から通路5に向けて通路4を走行し始めると、その
車両の駐車先が、ディスプレイ14aに駐車先として表
示されている駐車ロットB−10に確定する。
【0237】また、車両が走行し始める前に、入口ユニ
ット14において駐車予定時間や連絡先電話番号が入力
されていた場合には、駐車先として確定した駐車ロット
B−10のロット番号とリンクさせて、現在時刻と駐車
予定時間から割り出された出車予定時刻や連絡先電話番
号が、その車両が駐車場1を出るまでの間、ホストコン
ピュータ40により管理される。
【0238】車両が通路5に向けて通路4を走行し始め
ると、まず、案内ユニットD1に車両が近づいたものと
して、この案内ユニットD1の案内表示部Daに、図4
0に説明図で示すように、駐車ロットB−10へは直進
である旨の案内画面が表示されると共に、案内用スピー
カDbから同旨の案内音声が出力される。
【0239】その後、案内ユニットD1を車両が通り過
ぎると、車両が案内ユニットD2に近づいたものとし
て、この案内ユニットD2の案内表示部Daに、図41
に説明図で示すように、駐車ロットB−10へは左折で
ある旨の案内画面が表示されると共に、案内用スピーカ
Dbから同旨の案内音声が出力される。
【0240】案内ユニットD2の案内に従って左折した
車両が通路6に入ると、車両が案内ユニットD4に近づ
いたものとして、この案内ユニットD4の案内表示部D
aに、案内ユニットD2の案内表示部Daと同じく図4
1に示すように、駐車ロットB−10へは左折である旨
の案内画面が表示されると共に、案内用スピーカDbか
ら同旨の案内音声が出力される。
【0241】案内ユニットD4の案内に従って左折した
車両が通路9に入ると、車両が案内ユニットD7に近づ
いたものとして、この案内ユニットD7の案内表示部D
aに、図42に説明図で示すように、駐車ロットB−1
0への駐車を要求する旨の案内画面が表示されると共
に、案内用スピーカDbから同旨の案内音声が出力され
る。
【0242】同様に、例えば、ディスプレイ14aに駐
車先として駐車ロットC−1が表示されているものとし
て、車両が入口ユニット14の脇から通路5に向けて通
路4を走行し始めると、まず、案内ユニットD1の案内
表示部Daに、駐車ロットC−1へは直進である旨の案
内画面が表示されると共に、案内用スピーカDbから同
旨の案内音声が出力され、案内ユニットD1を車両が通
り過ぎると、案内ユニットD2の案内表示部Daに、駐
車ロットC−1へは左折である旨の案内画面が表示され
ると共に、案内用スピーカDbから同旨の案内音声が出
力される。
【0243】さらに、案内ユニットD2の案内に従って
左折した車両が通路6に入ると、案内ユニットD4の案
内表示部Daに、駐車ロットC−1へは直進である旨の
案内画面が表示されると共に、案内用スピーカDbから
同旨の案内音声が出力され、案内ユニットD4を車両が
通り過ぎると、案内ユニットD5の案内表示部Daに、
駐車ロットC−1へは左折である旨の案内画面が表示さ
れると共に、案内用スピーカDbから同旨の案内音声が
出力される。
【0244】案内ユニットD5の案内に従って左折した
車両が通路11に入ると、案内ユニットD8の案内表示
部Daに、駐車ロットC−1への駐車を要求する旨の案
内画面が表示されると共に、案内用スピーカDbから同
旨の案内音声が出力される。
【0245】このように、車両が入口ユニット14の脇
から通路5に向けて通路4を走行し始めると、その時点
で車両の駐車先として入口ユニット14のディスプレイ
14aに表示されている空き駐車ロットA−1〜G−4
に向かう、車両が走行すべき経路が決定される。
【0246】そして、その決定された走行経路上に配置
されている案内ユニットD1〜D10に車両が近づく度
に、その案内ユニットD1〜D10の案内表示部Da
に、上述した走行経路を経て駐車先の駐車ロットA−1
〜G−4に到達するための、これから先の進行方向の案
内画面が表示されると共に、案内用スピーカDbから同
旨の案内音声が出力されることとなる。
【0247】尚、各案内ユニットD1〜D10の案内表
示部Daの表示と案内用スピーカDbからの音声出力
は、それらが開始されてから所定時間が経過すると自動
的に終了し、この所定時間は、車両が低速で走行してい
ても、各案内ユニットD1〜D1を通り過ぎるまで表示
や音声出力を確認し続けることができるように、十分な
長さの時間に設定されている。
【0248】但し、案内表示部Daの表示と案内用スピ
ーカDbからの音声出力により駐車先に案内する次の車
両が直ぐに近づいた場合は、それまでの表示や音声出力
から次の車両に対する案内の表示や音声出力に変わる。
【0249】そして、上述した駐車ロットB−10に案
内されて通路6から左折した後、通路9に進入した車両
が、駐車先の駐車ロットB−10を通り過ぎ、駐車先で
ない駐車ロットB−1に入ろうとすると、次のような動
作が行われる。
【0250】即ち、車両が進入しようとした駐車ロット
B−1の車止め板20aは跳ね上がったまま倒れず、そ
の代わりに、予約報知ユニット19の情報表示部19a
に誤駐車先報知画面が表示されると共に、同旨の誤駐車
先報知メッセージが情報用スピーカ19bから音声出力
され、これら駐車先報知画面の表示と誤駐車先報知メッ
セージの音声出力とが、車両が駐車ロットB−10から
離れるまで継続される。
【0251】一方、車両が駐車先として案内された駐車
ロットB−10に入ろうとすると、駐車ロットB−10
の車止め板20aが倒れて車両が進入できる状態とな
り、予約報知ユニット19の情報表示部19aにバック
で駐車することを促す案内画面が表示されると共に、同
旨のメッセージが情報用スピーカ19bから音声出力さ
れ、車両が完全に駐車ロットB−10に入ると、情報表
示部19aの表示と情報用スピーカ19bの音声出力が
終了する。
【0252】そして、駐車ロットB−10が車両の駐車
により空きでなくなった旨がホストコンピュータ40に
通知され、入口ユニット14のディスプレイ14aにお
ける空き駐車エリアA〜Gの表示や、場外ユニット17
のディスプレイ17aにおける空車/満車の表示等に反
映される。
【0253】つまり、駐車ロットB−10が車両の駐車
により空き駐車ロットA−1〜G−4がなくなって満車
になると、入口ユニット14のディスプレイ14aにお
いて、それまで駐車先の空き駐車ロットA−1〜G−4
と空き駐車ロットA−1〜G−4のある空き駐車エリア
A〜Gが表示されていたのが、満車である旨を示す表示
に変わり、同じく、スピーカ14bからの音声出力も同
旨のものに変わる。
【0254】同じく、場外ユニット17においては、そ
れまで空車であったディスプレイ17aの表示が、満車
の文字と、ホストコンピュータ40で管理されている空
き駐車ロットA−1〜G−4が発生するまでの予想待ち
時間との表示に変わる。
【0255】駐車場1内で行われる動作の説明に話を戻
し、駐車ロットB−10に駐車していた車両が駐車を終
えて通路9に出て駐車ロットB−10から離れると、駐
車ロットB−10の車止め板20aが跳ね上がると共
に、案内ユニットD7の案内表示部Daに、図43に説
明図で示すように、出口3へは右折である旨の案内画面
が表示され、案内用スピーカDbから同旨の案内音声が
出力される。
【0256】案内ユニットD7の案内に従って右折した
車両が通路12に入ると、案内ユニットD9の案内表示
部Daに、図44に説明図で示すように、出口3へは左
折である旨の案内画面が表示されると共に、案内用スピ
ーカDbから同旨の案内音声が出力され、案内ユニット
D9の案内に従って左折した車両が通路11に入り、出
口ユニット15の脇に達すると、その車両が契約車両で
ある場合を除いて、出口ユニット15の料金表示部15
aにその車両の駐車料金が表示されると共に、その駐車
料金の額がスピーカ15hから音声出力される。
【0257】そして、料金表示部15aの表示やスピー
カ15hからの音声出力に従って、コイン投入口15b
や札投入口15cから料金を投入すると、料金収受払出
器15jにおいて駐車料金が徴収され、必要に応じて釣
銭が返却口15dから払い出される。
【0258】また、駐車料金の精算の際、所定時間内に
発行ボタン15eが操作されると、プリンタ15kによ
り領収書がプリントアウト、発行されて、領収書受取口
15fに排出される。
【0259】尚、駐車ロットB−10から車両が出る
と、駐車ロットB−10が空きになった旨がホストコン
ピュータ40に通知され、入口ユニット14のディスプ
レイ14aにおける空き駐車エリアA〜Gの表示や、場
外ユニット17のディスプレイ17aにおける空車/満
車の表示等に反映される。
【0260】また、駐車場1が満車である際に、入口ユ
ニット14において予定駐車時間を入力した車両がその
時間を過ぎても出車しない場合には、場外ユニット17
のディスプレイ17aにおける予想待ち時間の表示が、
次に空き駐車ロットA−1〜G−4が発生する予想時刻
までの時間に更新される。
【0261】さらに、各駐車ロットA−1〜G−4に駐
車している車両にスモールランプのつけっ放し等のトラ
ブルが発生した場合に、ホストコンピュータ40の不図
示の端末からロット番号を入力すると、そのロット番号
の駐車ロットA−1〜G−4に駐車している車両が、入
口ユニット14において連絡先電話番号を入力している
場合には、端末の画面にその連絡先電話番号が表示され
る。
【0262】尚、上述したホストコンピュータ40によ
り管理されている連絡先電話番号のデータを利用して、
例えば、駐車場1内で火災防止のために各駐車ロットA
−1〜G−4の温度や煙を専用のセンサにより感知し、
感知時に、感知先の駐車ロットA−1〜G−4のロット
番号からそこに駐車している車両の連絡先電話番号を自
動的に抽出して、この抽出した電話番号に自動的に発呼
してトラブルを通報するといった、自動通報システムを
構築することも可能である。
【0263】このように本実施形態の駐車場管理システ
ムによれば、駐車場1内の7つの駐車エリアA〜Gを区
画する、駐車場1の入口2及び出口3の間に網羅した9
本の通路4〜12の天井部分に、検出波を出力して車両
の天井部分からのその反射波を受けることで車両の存在
を検出する車両検出センサPを、車両の中でも寸法が比
較的小さい軽自動車の前後方向の全長よりも短い1メー
トル間隔で多数配設し、通路4の入口2寄りに配置され
た車両検出センサPが連続していくつその車両を検出す
るかにより、その車両の車長データを得ると共に、その
車長データと、全車両検出センサP中の車両を検出した
車両検出センサPの配置のパターンとを基に、各通路4
〜12上の車両を個別に認識する構成とした。
【0264】このため、通路4〜12上の車両を案内ユ
ニットD1〜D10の表示や音声出力、並びに、各駐車
ロットA−1〜G−4の予約報知ユニット19の表示や
音声出力により、駐車先の駐車ロットA−1〜G−4や
出口3に案内するに当たり、駐車場1内に係員を配置す
ることなく、車両が案内した通りに動いていることを確
認しながら、無駄のない案内動作を行うことができ、従
って、駐車場1内での車両の移動を円滑にして、駐車場
1全体の運用効率を向上させることができる。
【0265】尚、各車両検出センサPが出力する検出波
は、本実施形態のように、車両の天井部分よりも低い車
両部分に照射されてもその反射波が車両検出センサPに
届かない程度の出力に設定する必要は必ずしもない。
【0266】しかし、そのように設定することにより、
図24(a),(b)を参照して説明した通り、通常の
乗用車タイプの車両の場合には、前後の車両の車間が詰
まっても、ボンネットやトランク部分が車両検出センサ
Pにより検出されないので、車両検出センサPの検出結
果を基に認識される各車両の位置には間隔が開き、各車
両の個別の認識が容易になるので、有利である。
【0267】また、本実施形態の駐車場管理システムで
は、通路4〜12の天井箇所から下方に超音波や光波等
による検出波を出力する車両検出センサPにより車両の
位置を認識する構成としたが、例えば、この車両検出セ
ンサPを通路4〜12の壁面に設けたり、通路4〜12
の床面に埋設する等、車両検出センサPの配置は天井に
限定されるものではない。
【0268】さらに、通路4〜12の床面に等間隔で埋
め込んだロードセル等の荷重検出素子により通路4〜1
2上の車両を検出する等、車両検出センサは、検出波を
出力する反射型の非接触形センサに限らず任意である。
【0269】また、本実施形態の駐車場管理システムに
よれば、各車両検出センサPが検出する通路4〜12上
の各車両の位置を基に、各車両が駐車先とは異なる空き
駐車ロットA−1〜G−4に近づくと、各駐車ロットA
−1〜G−4に設けた車止めユニット20の車止め板2
0が跳ね上がったままの状態となって車両の進入を阻止
すると共に、予約報知ユニット19により、駐車先の空
き駐車ロットA−1〜G−4ではないことを表示や音声
出力により報知する構成とした。
【0270】このため、他の車両の駐車先となっている
可能性のある、駐車先とは異なる空き駐車ロットA−1
〜G−4に別の車両が駐車してしまい、他の車両が駐車
先の空き駐車ロットA−1〜G−4に案内通りに行って
も駐車できなくなるのを未然に防止し、全体で車両を効
率よく駐車先に案内することができる。
【0271】しかも、本実施形態の駐車場管理システム
によれば、契約車両の駐車先である契約駐車ロットA−
1〜G−4を除く空き駐車ロットA−1〜G−4の中か
ら駐車先が選ばれ、しかも、時間貸し車両の駐車先とし
て選ばれることのない契約駐車ロットA−1〜G−4に
おいては、上述した車止めユニット20の車止め板20
が跳ね上がったままの状態となって車両の進入を阻止す
る構成とした。
【0272】このため、駐車場1内に時間貸し用の駐車
ロットA−1〜G−4と月極用の契約駐車ロットA−1
〜G−4とが混在していても、契約駐車ロットA−1〜
G−4に時間貸しの車両が駐車してしまうのを防止する
ことができる。
【0273】尚、予約報知ユニット19による案内は、
表示と音声出力とのうちどちらか一方だけであってもよ
く、車止めユニット20の車止め板20aは、駐車ロッ
トA−1〜G−4の入口を開閉するゲートに代えてもよ
い。
【0274】また、本実施形態の駐車場管理システムに
よれば、駐車ロットA−1〜G−4から車両が出ると、
それまで倒れていて車両の進入を許容する状態となって
いた車止めユニット20の車止め板20が、跳ね上がっ
た状態となって車両の進入を阻止するので、車両が出た
後の空き駐車ロットA−1〜G−4がそのまま車両の進
入を許容する状態のまま放置されてしまうことがなく、
従って、駐車先以外の空き駐車ロットA−1〜G−4に
車両が駐車してしまうのを確実に防止することができ
る。
【0275】尚、入口ユニット14において、入場した
車両に利用効率の高い空き駐車ロットA−1〜G−4を
優先して駐車先として設定するための構成は、省略して
もよい。
【0276】また、同様に、入口ユニット14におい
て、空きのある駐車エリアA〜Gをディスプレイ14a
に表示させて、選択キー14dの操作により好みの駐車
エリアA〜Gを指定し、その駐車エリアA〜Gの空き駐
車ロットA−1〜G−4を駐車先として設定できるよう
にするための構成は、省略してもよい。
【0277】しかし、本実施形態のように上述した構成
を採用すれば、通路4〜12の走行中にたまたま見つけ
た空き駐車ロットA−1〜G−4に駐車先を勝手に変え
ようとされる可能性を低めて、駐車先とは異なる空き駐
車ロットA−1〜G−4への車両の駐車を間接的に防止
することができるので、有利である。
【0278】しかも、本実施形態のように、利用効率の
高い空き駐車ロットA−1〜G−4を先に駐車先として
設定し、合わせて、空きのある駐車エリアA〜Gをディ
スプレイ14aに表示させて、選択キー14dの操作に
より好みの駐車エリアA〜Gを指定できるように構成す
れば、選択キー14dの操作による駐車エリアA〜Gの
指定をなるべく行わせずにすむようにして、利用者の手
間を少なくすることができるので、有利である。
【0279】さらに、本実施形態で採用した、車両を駐
車先や出口に誘導するための案内ユニットD1〜D10
の表示と音声出力とによる案内は省略してもよいが、こ
の案内を行えば、駐車先として設定された空き駐車ロッ
トA−1〜G−4に車両を迷わずに到達させ、駐車場1
の利便性と利用効率とを向上させることができるので、
有利である。但し、案内ユニットD1〜D10による案
内は、表示と音声出力とのうちどちらか一方だけであっ
てもよい。
【0280】また、本実施形態で採用した、駐車先の空
き駐車ロットA−1〜G−4から割り出される走行経路
上の通路4〜12に配置された案内ユニットD1〜D1
0のみにより案内を行うための構成は、省略してもよい
が、この構成を採用することで、車両の誘導に必要のな
い案内ユニットD1〜D10により無駄な案内動作が行
われるのを防止することができるので、有利である。
【0281】さらに、本実施形態で採用した、案内ユニ
ットD1〜D10の表示と音声出力とによる案内を、車
両が各案内ユニットD1〜D10に近づいた際に行わせ
るようにするための構成は、省略してもよいが、この構
成を採用することで、通路4〜12上に複数の車両がい
て、それらに単一の案内ユニットD1〜D10が立て続
けに案内動作を行う場合であっても、各車両を駐車先と
して設定されたそれぞれの空き駐車箇所に確実に案内す
ることができるので、有利である。
【0282】尚、本実施形態で採用した、駐車先とは異
なる空き駐車ロットA−1〜G−4への進入を無条件で
車止めユニット20により阻止する構成を省略し、その
代わりに、駐車先とは異なる空き駐車ロットA−1〜G
−4への進入を、その空き駐車ロットA−1〜G−4が
他の車両の駐車先として設定されていない場合に限っ
て、車止めユニット20による進入阻止を解除して許容
する構成としてもよい。
【0283】その場合、本実施形態の構成をベースにす
るとすれば、駐車先とは異なる空き駐車ロットA−1〜
G−4が他の車両の駐車先として設定されているか否か
の判定は、その空き駐車ロットA−1〜G−4が属する
駐車エリアA〜Gを受け持つエリアコントローラ30A
〜30Gが、ROM30bに格納されたプログラムに従
って行うこととなり、従って、この判定に関わるROM
30bのプログラム中のステップにより、請求項中の重
複設定判定手段30Rが構成されることとなる。
【0284】また、上述したように、駐車先とは異なる
空き駐車ロットA−1〜G−4への進入を、その空き駐
車ロットA−1〜G−4が他の車両の駐車先として設定
されていない場合に限って、車止めユニット20による
進入阻止を解除して許容する構成とする場合には、駐車
先とは異なる空き駐車ロットA−1〜G−4が他の車両
の駐車先として設定されている際に、その空き駐車ロッ
トA−1〜G−4への進入を車止めユニット20により
阻止する共に、予約報知ユニット19により誤った駐車
先である旨の表示や音声出力により報知する構成として
もよい。
【0285】さらに、上述したように、駐車先とは異な
る空き駐車ロットA−1〜G−4への車両の進入を許容
する場合、その車両が実際にどこかの空き駐車ロットA
−1〜G−4に駐車し終えて駐車先が確定するまでの
間、その車両に駐車先として設定された空き駐車ロット
A−1〜G−4に加えて、例えば、駐車先の空き駐車ロ
ットA−1〜G−4よりも入口2から離れた駐車エリア
A〜Gの空き駐車ロットA−1〜G−4を、次以降の入
場車両に対して駐車先として設定する空き駐車ロットA
−1〜G−4の候補から除外したり、入口ユニット14
のディスプレイ14aやスピーカ14bにより案内する
空き駐車ロットA−1〜G−4のある駐車エリアA〜G
の候補から除外するように構成することもできる。
【0286】そして、このように構成すれば、ある車両
が設定された駐車先よりも都合のよい空き駐車ロットA
−1〜G−4を見つけようとして、駐車先の空き駐車ロ
ットA−1〜G−4よりも入口2から離れた駐車エリア
A〜Gに進んだものの、未だ実際に駐車する空き駐車ロ
ットA−1〜G−4が確定しない状況の際に、次以降の
車両に対して駐車先として設定された空き駐車ロットA
−1〜G−4が、次以降の車両の到着の時点で、前の車
両に駐車されてしまっているという事態の発生を防ぐこ
とができるので、有利である。
【0287】尚、上述したある車両の実際に駐車する空
き駐車ロットA−1〜G−4が確定した後は、その空き
駐車ロットA−1〜G−4を除いて、次以降の車両に駐
車先として設定する候補から除外した空き駐車ロットA
−1〜G−4を候補として復活させ、且つ、入口ユニッ
ト14のディスプレイ14aやスピーカ14bにより案
内する候補から除外した、空き駐車ロットA−1〜G−
4のある駐車エリアA〜Gを候補として復活させること
は言うまでもない。
【0288】また、駐車先とは異なる空き駐車ロットA
−1〜G−4が他の車両の駐車先として設定されている
か否かに関係なく、無条件にその異なる空き駐車ロット
A−1〜G−4への進入を許容する代わりに、その駐車
ロットA−1〜G−4が駐車先に設定されていた車両に
対して、案内ユニットD1〜D10により、他の駐車先
に向かわせる案内、誘導を行うように構成してもよい。
【0289】その場合、本実施形態の構成をベースにす
るとすれば、他の車両に対する他の駐車先の設定は、ホ
ストコンピュータ40が、ROM40bに格納されたプ
ログラムに従って行うこととなり、従って、この他の駐
車先の設定に関わるROM40bのプログラム中のステ
ップにより、請求項中の駐車先変更手段40Mが構成さ
れることとなる。
【0290】さらに、本実施形態で採用した、入口ユニ
ット14において予定駐車時間を入力させるための構成
は、省略してもよいが、この構成を採用することで、駐
車場1の満車時に場外ユニット17によって予想待ち時
間を表示させて空車待ちの車両に対する利便性を向上さ
せることができるので、有利である。
【0291】また、本実施形態で採用した、入口ユニッ
ト14において緊急時の連絡先電話番号を入力させるた
めの構成は、省略してもよいが、この構成を採用するこ
とで、スモールランプの消し忘れや通常を上回る長期間
の放置駐車等のトラブル発生時に、搭乗者に連絡を取る
ことができ、しかも、トラブル等の自動的な検出に伴い
自動通報を行うシステムを構築するように発展させるこ
とができるので、有利である。
【0292】しかも、予定駐車時間を入力させるための
構成と共にこの構成を採用すると、予定の駐車時間を過
ぎた際に、その旨を搭乗者に知らせるように自動通報を
行うシステムを構築するように発展させることもできる
ので、なおさら有利である。
【0293】さらに、本実施形態の駐車場管理システム
によれば、車両が入口2の入口ユニット14で駐車先の
駐車ロットA−1〜G−4を設定された後、通路5に向
けて通路4を走行し始めると、最後に出口3で出口ユニ
ット15により駐車料金の精算を行うまでの間、駐車先
の駐車ロットA−1〜G−4のロット番号を識別コード
として位置認識され、且つ、他の車両と区別されるよう
にし、また、入出場時刻が識別コードとリンクして管理
される構成とした。
【0294】このため、従来のような駐車券を入口2で
受け取って出口3でそれを提示しなくても、各車両の入
出場時間を他の車両のそれと間違えることなくリンクさ
せて駐車時間を特定することができ、従って、駐車券用
のロール紙を発券機に補給する手間をなくして、運用上
のメンテナンスを大幅に減らすことができる。
【0295】しかも、駐車券がいらなくなるため、従来
のように駐車券を紛失すると駐車時間が特定できなくな
るので高額な駐車料金を請求されるという、金銭面での
不利益を利用者が受ける可能性を大幅に減らし、また、
駐車券を入口2で受け取る手間をなくすこともできる。
【0296】尚、車両の入場時刻は、本実施形態のよう
な、車両が入口2の入口ユニット14で駐車先の駐車ロ
ットA−1〜G−4を設定された後、通路5に向けて通
路4を走行し始める時点とする必要は必ずしもないが、
その時点とすることで、入口ユニット14での予定駐車
時間や連絡先電話番号の入力等の有無により、駐車料金
の起算時点が車両によってばらついて不公平となるのを
防止することができ、しかも、各車両に必ず起こる状態
であるため、駐車場1内での各車両の細かい動向に違い
があっても入場時刻の決定基準を統一できるので、有利
である。
【0297】また、同じ趣旨で、入場時刻を駐車先の空
き駐車ロットA−1〜G−4に車両を駐車し終えた時点
としてもよいのは、勿論のことであり、これに合わせ
て、出場時刻を駐車先の駐車ロットA−1〜G−4から
車両を出した時点とするのは、一向に構わない。
【0298】さらに、本実施形態では、各車両の識別コ
ードを、各々の車両に設定された駐車先の空き駐車ロッ
トA−1〜G−4のロット番号としたが、例えば、入口
2及び出口3で車両のナンバープレートをテレビカメラ
で撮像し、画像処理によりナンバーを読み取って、入口
2で読み取ったナンバーと出口3で読み取ったナンバー
との一部又は全部を照合して、その車両の入場時刻と出
場時刻とをリンクさせ、駐車料金を算出する構成として
もよい。
【0299】或は、今後普及が予想される電子現金シス
テム用のICカードを搭乗者が携帯している場合や、携
帯電話、自動車電話、及び、簡易型携帯電話(PHS)
をを搭乗者が携帯している場合に、入口2及び出口3に
おいてこれらと通信して、各々の有しているIDや電話
番号の一部又は全部を照合して、その車両の入場時刻と
出場時刻とをリンクさせ、駐車料金を算出する構成とし
てもよい。
【0300】しかも、ICカードを用いる場合はポスト
ペイドショッピングの決済用やプリペイドマネーの予納
用の銀行口座から、また、携帯電話、自動車電話、及
び、簡易型携帯電話を用いる場合はそれらの通話料金の
決済用の銀行口座から、駐車料金を収受するように運用
することも可能となる。
【0301】そして、上述した車両のナンバープレート
から読み取ったナンバーを、各車両の識別情報として用
いる場合、或は、ICカードのIDや携帯電話、自動車
電話、及び、簡易型携帯電話の電話番号を、各車両の識
別情報として用いる場合、駐車先の空き駐車ロットA−
1〜G−4の設定やその駐車先の空き駐車ロットA−1
〜G−4への案内のための構成を省略するのであれば、
各車両検出センサPも省略することが可能となる。
【0302】また、本実施形態では、各車両検出センサ
Pをホストコンピュータ40に全て接続し、このホスト
コンピュータ40において、各車両検出センサPの検出
結果を基にした通路4〜12の各車両の位置認識を行う
構成としたが、各案内ユニットD1〜D10と同様に、
各車両検出センサPを、それぞれが配設された通路4〜
12単位に分けて、各エリアコントローラ30A〜30
Gに分散して接続し、各エリアコントローラ30A〜3
0Gが検出する各通路4〜12毎の車両の認識位置を統
合して、駐車場1全体での通路4〜12上での各車両の
位置を認識する構成としてもよい。
【0303】反対に、各案内ユニットD1〜D10を各
エリアコントローラ30A〜30Gに分散して接続する
のではなく、ホストコンピュータ40に直接接続して、
各エリアコントローラ30A〜30Gを省略し、ホスト
コンピュータ40により全ての制御を行う構成としても
よいのは勿論のことである。
【0304】さらに、本実施形態では各車両検出センサ
Pの検出結果を基に判別した各駐車ロットA−1〜G−
4への車両の接近を、各駐車ロットA−1〜G−4の入
り口付近に配置した、例えば、車両検出センサPと同様
のセンサにより検出する構成に代えてもよく、同様に、
ホストコンピュータ40において算出した駐車時間及び
駐車料金を出口ユニット15によって算出する構成に代
えてもよい。
【0305】また、本実施形態では、入口ユニット14
のディスプレイ14aにより、駐車先の空き駐車ロット
A−1〜G−4と共に空き駐車ロットA−1〜G−4の
ある空き駐車エリアA〜Gを同時に表示する構成とした
が、空き駐車エリアA〜Gに代えて、駐車先の空き駐車
ロットA−1〜G−4以外の全空き駐車ロットA−1〜
G−4を表示するように構成してもよい。その場合に
は、駐車ロットA−1〜G−4が請求項中の駐車箇所a
に相当することとなる。
【0306】反対に、駐車先として設定したり、各案内
ユニットD1〜D10により案内する駐車先を空き駐車
ロットA−1〜G−4の代わりに空き駐車ロットA−1
〜G−4のある空き駐車エリアA〜Gとしてもよく、そ
の場合には、駐車エリアA〜Gが請求項中の駐車箇所a
に相当することとなる。
【0307】そして、本実施形態では、駐車エリアA〜
Gと駐車ロットA−1〜G−4との双方が、請求項中の
駐車箇所aに相当している。
【0308】さらに、本実施例で採用した、入口ユニッ
ト14のテンキー14e及び入力キー14fの操作によ
り入力された駐車予定時間や、この入力が省略された際
に抽出される、曜日、日付、及び、時間帯に応じた平均
駐車時間を基に、満車時の空き駐車ロットA−1〜G−
4が発生する予定時刻までの待ち時間を場外ユニット1
7のディスプレイ17aで表示させるための構成は、省
略してもよい。
【0309】しかし、この構成を採用することで、駐車
後の予定を考慮に入れて空き駐車ロットA−1〜G−4
の発生を待つか否かを決めさせることができ、従って、
利用者へのサービス性を向上させることができるので、
有利である。
【0310】また、駐車予定時間の入力が省略された際
に、曜日、日付、及び、時間帯に応じた平均駐車時間を
抽出するための構成は、省略してもよいが、この構成を
採用することで、駐車予定時間を入力しない車両が多数
いたとしても、全車両が駐車予定時間を入力した場合と
ある程度同じ信憑性がある待ち時間を割り出して、待ち
車両に提示することができるので、有利である。
【0311】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載した
本発明の駐車場用車両位置認識装置によれば、駐車場内
の通路を走行する各車両の位置を認識するための装置で
あって、前記車両の走行方向における車長よりも小さい
寸法の間隔を前記通路の延在方向においた通路箇所にそ
れぞれ配設され、該各通路箇所を通過する前記車両を検
出する車両検出センサと、前記車両を検出した前記車両
検出センサの前記通路における配置のパターンを基に、
該車両検出センサを検出対象の車両別に分別する分別手
段とを備え、前記分別手段により分別された前記車両別
の前記車両検出センサの前記通路における配置を基に、
該通路上における前記各車両別の位置を認識する構成と
した。
【0312】このため、駐車場内の通路を車両が走行す
ると、この通路の配設された車両検出センサのうちの最
低1つにより車両が検出されるので、車両が通路上にい
る限り、必ずその車両は車両検出センサのどれかによっ
て検出されることとなり、従って、ある瞬間とその次の
瞬間とで、車両を検出している車両検出センサが通路の
延在方向におけるどちら側の隣の車両検出センサに変わ
っているかを常時監視することで、その車両の通路上で
の位置が認識される。
【0313】しかも、車両の走行方向における車長は常
に不変であるから、ある車両を検出する車両検出センサ
はいつの時点でも同じ配置パターンとなり、従って、こ
の車両を検出している車両検出センサの配置パターンを
基に、各車両検出センサが検出している車両を分別手段
により検出対象の車両別に分別することで、通路上に複
数の車両がいたとしても、それらの車両の位置が個別に
認識される。
【0314】よって、駐車場内の通路のどこを車両が走
行していても、その車両の位置を確実に、しかも、他の
車両と分けて認識することができ、従って、駐車場内の
車両に対する駐車先や出口への誘導を、人手に頼らず、
しかも、車両の実際の動向を把握した上で、無駄なく効
率的に行い、これにより、駐車場全体の運用効率の向上
を図ることができる。
【0315】また、請求項2に記載した本発明の駐車場
用車両位置認識装置によれば、前記車両検出センサが、
前記通路の上方から出力した検出波の前記車両による反
射波を受けることで、該車両検出センサが配設された前
記通路箇所を通過する前記車両を検出するように構成さ
れており、前記検出波が、前記通路箇所を通過する前記
車両の天井部分よりも下方の車両箇所で反射された前記
反射波が前記車両検出センサに到達しない出力に設定さ
れている構成とした。
【0316】このため、車両検出センサが検出するの
は、車両の天井部分のみとなり、従って、例えば、一般
の乗用車のように、ボンネット部分がキャビン部分より
も低い形状の車両が通路にいると、検出波がボンネット
部分に向けて出力される車両検出センサは車両の存在を
検出しない。
【0317】よって、このような形状の車両であれば、
通路上で2台の車両が通路の延在方向に隙間なく並んだ
としても、車両検出センサの検出結果の上ではそれら2
台の車両の間に隙間が空いている状況となり、従って、
これら2台の車両を1つの車両ではなく個別の車両とし
て確実に認識することができる。
【0318】さらに、請求項3に記載した本発明の駐車
場管理システムによれば、複数の駐車箇所の中から空き
駐車箇所を駐車先として設定し、入場した車両に対して
報知する駐車場内における、該車両の管理を行うための
システムであって、前記車両の前記通路上における位置
を、各車両毎に個別に認識する車両位置認識手段と、前
記車両位置認識手段の認識結果を基に、前記車両の駐車
先として設定されていない前記空き駐車箇所への該車両
の接近を判別する誤駐車先接近判別手段と、前記複数の
駐車箇所にそれぞれ設けられ、前記車両の駐車先として
設定されていない前記空き駐車箇所に接近したと前記誤
駐車先接近判別手段が判別した前記車両に対して、誤駐
車を報知する誤駐車報知手段とを備える構成とした。
【0319】また、請求項7に記載した本発明の駐車場
管理システムによれば、前記車両位置認識手段の認識結
果を基に、前記車両の駐車先として設定されていない前
記空き駐車箇所への該車両の接近を判別する誤駐車先接
近判別手段と、前記複数の駐車箇所にそれぞれ設けら
れ、前記車両の駐車先として設定されていない前記空き
駐車箇所に該車両が接近した前記車両に対して、誤駐車
を報知する誤駐車報知手段とをさらに備える構成とし
た。
【0320】このため、車両位置認識手段により通路上
の位置を認識された車両が、その車両の駐車先として設
定されていない空き駐車箇所に接近したことが誤駐車先
接近判別手段により判別されると、誤駐車報知手段によ
り誤駐車であることが報知されるので、駐車先として設
定された箇所以外の空き駐車箇所に車両が駐車するのを
未然に抑制することができる。
【0321】さらに、請求項4に記載した本発明の駐車
場管理システムによれば、前記複数の駐車箇所が、予め
定められた契約車両に限って割り当てられた契約駐車箇
所を含んでおり、前記複数の駐車箇所のうち前記契約駐
車箇所を除いた他の駐車箇所の中から前記車両に対して
駐車先の前記空き駐車箇所が設定される構成とした。
【0322】また、請求項18に記載した本発明の駐車
場管理システムによれば、前記複数の駐車箇所が、予め
定められた契約車両に限って割り当てられた契約駐車箇
所を含んでおり、前記駐車先設定手段が、前記複数の駐
車箇所のうち前記契約駐車箇所を除いた他の駐車箇所の
中から前記車両の駐車先の前記空き駐車箇所を設定する
構成とした。
【0323】このため、駐車場に時間貸しの駐車箇所と
月極の契約車両専用の契約駐車箇所とが混在している場
合に、契約駐車箇所が空いていたとしても、その契約駐
車箇所を除いた時間貸し用の駐車箇所の中から空き駐車
箇所を時間貸し利用の車両の駐車先として設定し、これ
により、契約駐車箇所に時間貸し利用の車両が駐車して
しまうのを防止することができる。
【0324】さらに、請求項5に記載した本発明の駐車
場管理システムによれば、複数の駐車箇所の中から空き
駐車箇所を駐車先として設定し、入場した車両に対して
報知する駐車場内における、該車両の管理を行うための
システムであって、前記複数の駐車箇所にそれぞれ設け
られ、該駐車箇所への前記車両の進入を阻止する進入阻
止手段と、前記車両の前記通路上における位置を、各車
両毎に個別に認識する車両位置認識手段と、前記車両位
置認識手段の認識結果を基に、前記車両の駐車先として
設定された前記空き駐車箇所への該車両の接近を判別す
る駐車先接近判別手段と、前記車両の駐車先として設定
された前記空き駐車箇所に該車両が接近したと前記駐車
先接近判別手段が判別した際に、該車両が接近した駐車
先の前記空き駐車箇所の前記進入阻止手段による、前記
車両の進入阻止動作を解除させる阻止解除手段と、前記
車両位置認識手段の認識結果を基に、前記進入阻止手段
による前記車両の進入阻止動作が前記阻止解除手段によ
り解除された前記空き駐車箇所からの、前記車両の退出
を判別する退出判別手段と、前記車両が退出したと前記
退出判別手段が判別した前記空き駐車箇所への前記車両
の進入を前記進入阻止手段により阻止させる阻止実行手
段とを備える構成とした。
【0325】このため、車両位置認識手段により通路上
の位置を認識された車両が、その車両の駐車先として設
定された空き駐車箇所に接近したことが駐車先接近判別
手段により判別されると、その空き駐車箇所において進
入阻止手段が行っている車両の進入阻止動作が阻止解除
手段により解除されて、通常は進入できないその空き駐
車箇所への、駐車先としてその空き駐車箇所が設定され
た車両の進入ができる状態となる。
【0326】しかも、進入阻止手段による車両の進入阻
止動作が阻止解除手段により解除された空き駐車箇所か
ら、その空き駐車箇所に進入して駐車していた車両が退
出したことが、退出判別手段により判別されると、それ
まで阻止解除手段により解除されていた、進入阻止手段
によるその空き駐車箇所への車両の進入阻止動作が、阻
止実行手段により再び実行される。
【0327】その上、駐車先として設定されていない車
両が空き駐車箇所に接近しても、駐車先判別手段の判別
結果に基づいた阻止解除手段による進入阻止手段の進入
阻止動作の解除が行われない。
【0328】従って、駐車先として設定された車両が接
近しない限り、その空き駐車箇所が進入阻止手段により
車両の進入を阻止された状態に維持されることとなり、
これにより、駐車先として設定された箇所以外の空き駐
車箇所に車両が駐車するのを確実に防止することができ
る。
【0329】また、請求項6に記載した本発明の駐車場
管理システムによれば、前記複数の駐車箇所が、予め定
められた契約車両に限って駐車先として設定されるに契
約駐車箇所を含んでおり、前記複数の駐車箇所のうち前
記契約駐車箇所を除いた他の駐車箇所の中から前記車両
に対して駐車先の前記空き駐車箇所が設定され、前記車
両位置認識手段の認識結果を基に、前記契約車両の前記
契約駐車箇所への接近を判別する契約駐車先接近判別手
段をさらに備え、前記阻止解除手段がさらに、前記契約
車両の駐車先として設定された前記契約駐車箇所に該契
約車両が接近したと前記契約駐車先接近判別手段が判別
した際に、該契約車両が接近した駐車先の前記契約駐車
箇所の前記進入阻止手段による、前記車両の進入阻止動
作を解除させ、前記退出判別手段がさらに、前記車両位
置認識手段の認識結果を基に、前記進入阻止手段による
前記車両の進入阻止動作が前記阻止解除手段により解除
された前記契約駐車箇所からの、前記契約車両の退出を
判別し、前記阻止実行手段がさらに、前記契約車両が退
出したと前記退出判別手段が判別した前記契約駐車箇所
への前記車両の進入を前記進入阻止手段により阻止させ
る構成とした。
【0330】このため、駐車場に時間貸しの駐車箇所と
月極の契約車両専用の契約駐車箇所とが混在している場
合に、契約駐車箇所が空いていたとしても、その契約駐
車箇所を除いた時間貸し用の駐車箇所の中から空き駐車
箇所が時間貸し利用の車両の駐車先として設定される。
【0331】それに加えて、契約駐車箇所には、その契
約駐車箇所を駐車先とする契約車両以外の車両が接近し
ても、進入阻止手段によりその契約駐車箇所への車両の
進入が阻止された状態に維持され、その契約駐車箇所を
駐車先とする契約車両が接近したことを契約中車先接近
判別手段が判別した場合に限って、阻止解除手段により
進入阻止手段の進入阻止動作が解除されると共に、契約
駐車箇所からの契約車両の退出後は、阻止実行手段によ
り進入阻止手段の進入阻止動作が再開されて、その契約
駐車箇所への車両の進入が阻止された状態に戻る。
【0332】従って、その契約駐車箇所を駐車先とする
契約車両以外の車両の契約駐車箇所への駐車を確実に防
ぎ、これにより、契約駐車箇所に時間貸し利用の車両が
駐車されてしまうのを防止することができる。
【0333】さらに、請求項8に記載した本発明の駐車
場管理システムによれば、前記誤駐車先接近判別手段が
接近したと判別した前記車両の駐車先として設定されて
いない前記空き駐車箇所が、他の前記車両の駐車先とし
て設定された前記空き駐車箇所であるか否かを判定する
重複設定判定手段をさらに備え、前記誤駐車報知手段
が、前記誤駐車先接近判別手段が接近したと判別した前
記空き駐車箇所が、前記他の車両の駐車先として設定さ
れた前記空き駐車箇所であると前記重複設定判定手段が
判定した際に、前記誤駐車の報知を行う構成とした。
【0334】このため、車両位置認識手段により通路上
の位置を認識された車両が、その車両の駐車先として設
定されていない空き駐車箇所に接近したことが誤駐車先
接近判別手段により判別された場合、その接近した空き
駐車箇所が他の車両の駐車先として設定されていなけれ
ば、誤駐車報知手段による誤駐車の報知が行われないの
で、その車両が駐車先として設定された箇所とは異なる
空き駐車箇所にそのまま駐車しても支障がない場合に、
誤駐車の報知が無駄に行われるのを防止することができ
る。
【0335】また、請求項9に記載した本発明の駐車場
管理システムによれば、前記車両による前記各駐車箇所
の利用頻度を割り出す利用頻度割出手段をさらに備え、
該利用頻度割出手段が割り出した前記利用頻度の高い前
記空き駐車箇所が駐車先として設定されて前記車両に報
知される構成とした。
【0336】さらに、請求項19に記載した本発明の駐
車場管理システムによれば、前記車両による前記各駐車
箇所の利用頻度を割り出す利用頻度割出手段をさらに備
え、前記駐車先設定手段が、前記複数の駐車箇所のうち
前記利用頻度割出手段が割り出した前記利用頻度の高い
前記空き駐車箇所を前記車両の駐車先として設定する構
成とした。
【0337】このため、利用頻度割出手段が割り出した
利用頻度の高い空き駐車箇所が車両の駐車先として設定
されるので、配置等の面から駐車先として設定された箇
所以外の空き駐車箇所に車両が駐車しようとする確率を
減らすことができる。
【0338】また、請求項10に記載した本発明の駐車
場管理システムによれば、前記車両に対して前記空き駐
車箇所の全候補を報知する全候補報知手段と、該全候補
報知手段が報知する前記空き駐車箇所の全候補中から駐
車先とする空き駐車箇所を指定する空き駐車箇所指定手
段とをさらに備え、該空き駐車箇所指定手段により指定
された前記空き駐車箇所が駐車先として設定されて前記
車両に報知される構成とした。
【0339】さらに、請求項20に記載した本発明の駐
車場管理システムによれば、前記車両に対して前記空き
駐車箇所の全候補を報知する全候補報知手段と、該全候
補報知手段が報知する前記空き駐車箇所の全候補中から
駐車先とする空き駐車箇所を指定する空き駐車箇所指定
手段とをさらに備え、前記駐車先設定手段が、前記複数
の駐車箇所のうち前記空き駐車箇所指定手段により指定
された前記空き駐車箇所を前記車両の駐車先として設定
する構成とした。
【0340】このため、全候補報知手段により報知され
る全ての空き駐車箇所の中から空き駐車箇所指定手段に
より任意の空き駐車箇所を選択することができることか
ら、好みに応じた空き駐車箇所を駐車先として設定し、
これにより、駐車先として設定された箇所以外の空き駐
車箇所に車両が駐車しようとする確率を減らすことがで
きる。
【0341】さらに、請求項11及び請求項21にそれ
ぞれ記載した本発明の駐車場管理システムによれば、前
記車両による前記各駐車箇所の利用頻度を割り出す利用
頻度割出手段と、前記空き駐車箇所の全候補中から前記
利用頻度割出手段が割り出した前記利用頻度の最も高い
前記空き駐車箇所を報知する高頻度候補報知手段とをさ
らに備える構成とした。
【0342】このため、利用頻度割出手段が割り出した
利用頻度の高い空き駐車箇所を知った上で、全候補報知
手段により報知される全ての空き駐車箇所の中から空き
駐車箇所指定手段により任意の空き駐車箇所を選択する
ことができることから、好みに応じた空き駐車箇所を駐
車先として設定するに当たり、全空き駐車箇所の配置を
見比べて駐車先の空き駐車箇所を選択する際の手間を減
らすことができる。
【0343】また、請求項12に記載した本発明の駐車
場管理システムよれば、前記通路を走行する前記車両
を、該車両に対して設定された駐車先の前記空き駐車箇
所に誘導する車両誘導手段をさらに備える構成とした。
【0344】さらに、請求項22に記載した本発明の駐
車場管理システムによれば、前記通路を走行する前記車
両を、該車両に対して前記駐車先設定手段が設定した駐
車先の前記空き駐車箇所に誘導する車両誘導手段をさら
に備える構成とした。
【0345】このため、駐車先として設定された空き駐
車箇所に車両を迷わずに到達させ、駐車場の利便性と利
用効率とを向上させることができる。
【0346】また、請求項13に記載した本発明の駐車
場管理システムによれば、前記車両誘導手段が、前記通
路における前記車両の走行方向に間隔をおいた通路箇所
にそれぞれ配設され、前記車両に前記通路上での走行経
路を案内する案内情報を報知する複数の案内情報報知手
段と、前記車両に対して設定された駐車先の前記空き駐
車箇所への前記車両の前記通路上での前記走行経路を割
り出す走行経路割出手段と、該走行経路割出手段が割出
した前記走行経路上に配置された前記案内情報報知手段
を抽出する経路上抽出手段とを有しており、該経路上抽
出手段が抽出した前記各案内情報報知手段が、前記走行
経路割出手段が割り出した前記走行経路の前記案内情報
を報知する構成とした。
【0347】さらに、請求項23に記載した本発明の駐
車場管理システムによれば、前記車両誘導手段が、前記
通路における前記車両の走行方向に間隔をおいた通路箇
所にそれぞれ配設され、前記車両に前記通路上での走行
経路を案内する案内情報を報知する複数の案内情報報知
手段と、前記駐車先設定手段が前記車両に対して設定し
た駐車先の前記空き駐車箇所への該車両の前記通路上で
の前記走行経路を割り出す走行経路割出手段と、該走行
経路割出手段が割り出した前記走行経路上に配置された
前記案内情報報知手段を抽出する経路上抽出手段とを有
しており、該経路上抽出手段の抽出した前記各案内情報
報知手段が、前記走行経路割出手段が割り出した前記走
行経路の前記案内情報を報知する構成とした。
【0348】このため、通路に配置された複数の案内情
報報知手段のうち、走行経路割出手段が割り出した車両
の駐車先の空き駐車箇所への走行経路上に配置された案
内情報報知手段を経路上抽出手段が抽出して、その抽出
された案内情報報知手段のみにより駐車先の空き駐車箇
所への車両の案内を行わせることで、走行経路上から外
れた通路箇所に配置された案内情報報知手段による無駄
な案内動作が行われるのを防止することができる。
【0349】また、請求項14及び請求項24にそれぞ
れ記載した本発明の駐車場管理システムによれば、前記
車両誘導手段が、前記車両位置認識手段が認識する前記
車両の前記通路上における位置を基に、前記経路上抽出
手段が抽出した前記各案内情報報知手段への前記車両の
接近を判別する案内用接近判別手段をさらに有してお
り、前記各案内情報報知手段が、該各案内情報報知手段
への前記車両の接近を前記案内用接近判別手段が判定し
た際に前記案内情報の報知を行う構成とした。
【0350】このため、経路上抽出手段が抽出した各案
内情報報知手段に車両が接近したことを案内用接近判別
手段が判別するのに応じて、その案内情報報知手段によ
る報知動作が行われるので、通路上の複数の車両に対し
て各案内情報報知手段が各車両の駐車先の空き駐車箇所
への案内情報を報知する場合、他の車両の案内情報が報
知されてしまうのを防止し、これにより、複数の車両が
通路上にいる場合であっても、各車両を駐車先として設
定されたそれぞれの空き駐車箇所に確実に案内すること
ができる。
【0351】さらに、請求項15に記載した本発明の駐
車場管理システムによれば、前記車両が駐車した前記駐
車箇所を判別する駐車箇所判別手段と、前記車両の搭乗
者の連絡先を入力する連絡先入力手段と、該連絡先入力
手段により入力された前記搭乗者の連絡先を、該搭乗者
の連絡先が前記連絡先入力手段により入力された前記車
両の、前記駐車箇所判別手段により判別された前記駐車
箇所とを対応付けて保持する連絡先保持手段とをさらに
備える構成とした。
【0352】また、請求項26に記載した本発明の駐車
場管理システムによれば、前記車両の搭乗者の連絡先を
入力する連絡先入力手段と、該連絡先入力手段により入
力された前記搭乗者の連絡先を、該搭乗者の連絡先が前
記連絡先入力手段により入力された前記車両の、前記駐
車箇所判別手段により判別された前記駐車箇所とを対応
付けて保持する連絡先保持手段とをさらに備える構成と
した。
【0353】このため、各駐車箇所に駐車した車両に、
例えば、スモールランプの消し忘れや、通常を上回る長
期間の放置駐車等のトラブルがある場合に、その車両の
搭乗者が駐車場内にいなくても、その車両が駐車してい
る駐車箇所をアドレスポインタとして連絡先保持手段か
ら連絡先を取り出して、搭乗者に連絡を取ることが可能
となり、さらには、トラブル等の自動的な検出に伴い自
動通報を行うシステムを構築するように発展させること
ができる。
【0354】さらに、請求項16に記載した本発明の駐
車場管理システムによれば、駐車場に入場し該駐車場内
の通路を走行して複数の駐車箇所のうち空き駐車箇所に
駐車すると共に、該駐車箇所での駐車を終了し前記通路
を走行して前記駐車場から出場する車両の管理を行うた
めのシステムであって、前記駐車場への前記車両の入場
時刻を取得する入場時刻取得手段と、前記駐車場に入場
する前記車両に個別の識別コードを付与する識別コード
付与手段と、前記識別コード付与手段により前記識別コ
ードが付与された前記車両の前記通路上における位置
を、各車両毎に個別に認識する車両位置認識手段と、前
記車両位置認識手段の認識結果を基に、前記識別コード
付与手段により前記識別コードが付与された前記車両の
駐車した前記駐車箇所を判別する駐車箇所判別手段と、
前記車両位置認識手段の認識結果と、前記駐車箇所判別
手段の判別結果とを基に、前記駐車箇所での駐車を終了
し前記通路に出た前記車両に対して前記識別コード付与
手段が付与した前記識別コードを割り出す識別コード割
出手段と、前記識別コード割出手段が前記識別コードを
割り出した前記車両の前記駐車場からの出場時刻を取得
する出場時刻取得手段と、前記識別コード付与手段が付
与した前記識別コード及び前記識別コード割出手段が割
り出した前記識別コードを基に、前記出場時刻取得手段
が前記出場時刻を取得した前記車両についての前記入場
時刻取得手段が取得した前記入場時刻を特定する入出場
時刻特定手段と、前記出場時刻取得手段が取得した前記
車両の前記出場時刻と、該車両についての前記入出場時
刻特定手段が特定した前記入場時刻とを基に、前記車両
の駐車料金を算出する料金算出手段と、前記出場時刻取
得手段が前記出場時刻を取得した前記車両に、該車両の
前記料金算出手段が算出した前記駐車料金を提示する料
金提示手段とを備える構成とした。
【0355】このため、入場時刻取得手段が取得した車
両の駐車場への入場時刻と、出場時刻取得手段が取得し
た車両の駐車場からの出場時刻とが、識別コード付与手
段が車両に付与した識別コードと、車両識別コード割出
手段が割り出した車両の識別コードとを基にした入出場
時刻特定手段の特定動作により、同一車両のものどうし
でリンクされるので、ある車両の入場時刻と、この車両
と異なる車両の出場時刻とがリンクされて、実際とは異
なる駐車時間により駐車料金が算出されることを防止し
つつ、従来の駐車券等により入場時刻と出場時刻とを各
車両毎に対応付けする必要をなくし、これにより、駐車
券用のロール紙を発券機に補給する手間をなくして、運
用上のメンテナンスを大幅に減らすことができる。
【0356】しかも、上述したように、従来の駐車券等
により入場時刻と出場時刻とを各車両毎に対応付けする
必要がなくなることから、駐車券の紛失による高額な駐
車料金の支払いといった、利用者が駐車料金の精算に当
たって金銭面での不利益を受ける可能性を大幅に減少さ
せ、且つ、入場時に駐車券を受け取る手間をなくすこと
ができる。
【0357】また、請求項17に記載した本発明の駐車
場管理システムによれば、前記駐車場に入場する前記車
両の駐車先の前記空き駐車場を設定する駐車先設定手段
をさらに備え、前記入場時刻取得手段が、前記駐車先設
定手段が前記車両に駐車先の前記空き駐車箇所を設定す
るのに応じて、前記車両の前記駐車場への入場時刻を取
得し、前記識別コード付与手段が、前記駐車先設定手段
が前記車両の駐車先として設定した前記空き駐車箇所の
箇所名を、該車両に前記識別コードとして付与する構成
とした。
【0358】このため、駐車先設定手段が車両に駐車先
の空き駐車箇所を設定するのに応じて入場時刻取得手段
が入場時刻を取得することから、入場時刻取得手段が入
場時刻を取得するタイミングを各車両について共通と
し、且つ、入場時刻取得手段により車両の入場時刻を確
実に取得させることができる。
【0359】しかも、入場時刻取得手段が取得した車両
の入場時刻と、この車両と同一車両の出場時刻取得手段
が取得した出場時刻とを、入出場時刻特定手段の特定動
作により特定できるようにするための、識別コード付与
手段が車両に付与する識別コードが、駐車先設定手段が
駐車先として設定する空き駐車箇所の箇所名であること
から、車両側に特段の構成を持たせることなく、その車
両に固有の識別コードを識別コード付与手段により付与
させることができる。
【0360】さらに、請求項25に記載した本発明の駐
車場管理システムによれば、前記車両位置認識手段の認
識結果を基に、前記車両の駐車先として設定されていな
い前記空き駐車箇所への該車両の接近を判別する誤駐車
先接近判別手段と、該誤駐車先接近判別手段が接近した
と判別した前記車両の駐車先として設定されていない前
記空き駐車箇所が、他の前記車両の駐車先として設定さ
れた前記空き駐車箇所であるか否かを判定する重複設定
判定手段と、前記誤駐車先接近判別手段が接近したと判
別した前記空き駐車箇所が、前記他の車両の駐車先とし
て設定された前記空き駐車箇所であると前記重複設定判
定手段が判定した際に、前記駐車先設定手段が前記他の
車両に対して設定した駐車先の前記空き駐車箇所を変更
する駐車先変更手段とをさらに備え、前記車両誘導手段
が、前記駐車先変更手段が変更した後の駐車先の前記空
き駐車箇所に前記他の車両を誘導する構成とした。
【0361】このため、車両位置認識手段により通路上
の位置を認識された車両が、その車両の駐車先として設
定されていない空き駐車箇所に接近したことが誤駐車先
接近判別手段により判別された場合、その接近した空き
駐車箇所が他の車両の駐車先として設定されていると、
他の車両の駐車先として駐車先設定手段が設定した駐車
先の空き駐車箇所が、駐車先変更手段により変更され
る。
【0362】従って、ある車両が自分の駐車先として設
定された箇所ではなく、他の車両の駐車先として設定さ
れた空き駐車箇所に駐車した場合であっても、他の車両
を車両誘導手段により別の空き駐車箇所に誘導し、これ
により、既に車両が駐車している空き駐車箇所に他の車
両が誘導されて、駐車できなくなってしまうのを防止す
ることができる。
【0363】また、請求項27に記載した本発明の駐車
場管理システムによれば、前記空き駐車箇所への前記車
両の駐車予定時間を入力する駐車予定時間入力手段と、
前記駐車場が満車であるか否かを判別する満車判別手段
と、前記駐車場が満車であると前記満車判別手段が判別
した際に、前記駐車予定時間入力手段により入力された
前記駐車予定時間を基に、前記駐車場の前記空き駐車箇
所の発生予想時間を該駐車場の入場待ち車両に報知する
待ち時間報知手段とをさらに備える構成とした。
【0364】このため、駐車予定時間入力手段により入
力された駐車予定時間を基に、駐車場の空き駐車箇所の
発生予想時間が待ち時間報知手段により駐車場の入場待
ち車両に報知されるので、入場待ち車両に当てもなく空
き駐車箇所の発生をただ待たせるだけでなく、駐車後の
予定に応じて空き駐車箇所の発生を待つかどうか考慮さ
せることができるようになり、従って、利用者へのサー
ビス性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による駐車場管理システムの基本構成図
である。
【図2】本発明による駐車場管理システムの基本構成図
である。
【図3】本発明による駐車場管理システムの基本構成図
である。
【図4】本発明による駐車場管理システムの基本構成図
である。
【図5】本発明の一実施形態による駐車場管理システム
が適用される駐車場の平面図である。
【図6】図5に示す駐車ロットの拡大斜視図である。
【図7】図5に示す入口ユニットの斜視図である。
【図8】図5に示す出口ユニットの斜視図である。
【図9】図5に示す通路における案内ユニット及び車両
検出センサの配置状態を示す斜視図である。
【図10】図5に示すホストコンピュータのハードウェ
ア構成を示すブロック図である。
【図11】図10に示すホストコンピュータのRAMの
メモリエリアマップである。
【図12】図5に示すエリアコントローラのハードウェ
ア構成を示すブロック図である。
【図13】図11に示すエリアコントローラのRAMの
メモリエリアマップである。
【図14】図5に示す入口ユニットのハードウェア構成
を示すブロック図である。
【図15】図14に示す入口ユニットのRAMのメモリ
エリアマップである。
【図16】図5に示す出口ユニットのハードウェア構成
を示すブロック図である。
【図17】図10のホストコンピュータのCPUがRO
Mに格納されたプログラムに従って行う処理を示すメイ
ンルーチンのフローチャートである。
【図18】図17の駐車状態掌握処理のサブルーチンの
フローチャートである。
【図19】図17の場外案内処理のサブルーチンのフロ
ーチャートである。
【図20】図17の駐車ロット設定処理のサブルーチン
のフローチャートである。
【図21】図17の誘導パターン設定処理のサブルーチ
ンのフローチャートである。
【図22】図17の車両位置認識処理のサブルーチンの
フローチャートである。
【図23】(a)は図17の車両位置認識処理において
通路上の各車両の位置を特定する際の原理を示す説明
図、(b)は同じく特定された車両の位置を示す模式図
である。
【図24】(a)は図17の車両位置認識処理において
通路上の各車両の位置を特定する際の原理を示す説明
図、(b)は同じく特定された車両の位置を示す模式図
である。
【図25】(a)は図17の車両位置認識処理において
通路上の各車両の位置を特定する際の原理を示す説明
図、(b)は同じく特定された車両の位置を示す模式図
である。
【図26】(a)は図17の車両位置認識処理において
通路上の各車両の位置を特定する際の原理を示す説明
図、(b)は同じく特定された車両の位置を示す模式図
である。
【図27】図17の出場処理のサブルーチンのフローチ
ャートである。
【図28】図10のエリアコントローラのCPUがRO
Mに格納されたプログラムに従って行う処理を示すメイ
ンルーチンのフローチャートである。
【図29】図28の案内情報生成処理のサブルーチンの
フローチャートである。
【図30】図28の案内処理のサブルーチンのフローチ
ャートである。
【図31】図28の入車管理処理のサブルーチンのフロ
ーチャートである。
【図32】図28の出車管理処理のサブルーチンのフロ
ーチャートである。
【図33】図10の入口ユニットのマイクロコンピュー
タのCPUがROMに格納されたプログラムに従って行
う処理を示すメインルーチンのフローチャートである。
【図34】図33の入場車両検出処理のサブルーチンの
フローチャートである。
【図35】図33の駐車先提示処理のサブルーチンのフ
ローチャートである。
【図36】図33の入力通知処理のサブルーチンのフロ
ーチャートである。
【図37】図10の出口ユニットのマイクロコンピュー
タのCPUがROMに格納されたプログラムに従って行
う処理を示すフローチャートである。
【図38】図7の入口ユニットのディスプレイに表示さ
れる駐車先案内画面の説明図である。
【図39】図7の入口ユニットのディスプレイに表示さ
れる駐車先案内画面の説明図である。
【図40】図9の案内ユニットの案内表示部に表示され
る案内画面の説明図である。
【図41】図9の案内ユニットの案内表示部に表示され
る案内画面の説明図である。
【図42】図9の案内ユニットの案内表示部に表示され
る案内画面の説明図である。
【図43】図9の案内ユニットの案内表示部に表示され
る案内画面の説明図である。
【図44】図9の案内ユニットの案内表示部に表示され
る案内画面の説明図である。
【符号の説明】
14A 連絡先入力手段 14B 駐車予定時間入力手段 14d 空き駐車箇所指定手段 20 進入阻止手段 30A〜30G エリアコントローラ 30a,40a,50a,60a CPU 30b,40b,50b,60b RAM 30c,40c,50c,60c ROM 30J 誤駐車先接近判別手段 30K 駐車先接近判別手段 30L 阻止解除手段 30M 退出判別手段 30N 阻止実行手段 30P 契約駐車先接近判別手段 30R 重複設定判定手段 30S 案内用接近判別手段 30T 駐車箇所判別手段 40 ホストコンピュータ 40A 分別手段 40B 車両位置認識手段 40C 利用頻度割出手段 40D 走行経路割出手段 40E 経路上抽出手段 40F 入場時刻取得手段 40G 出場時刻取得手段 40H 入出場時刻特定手段 40J 識別コード付与手段 40K 識別コード割出手段 40L 駐車先設定手段 40M 駐車先変更手段 40N 満車判別手段 40bA 連絡先保持手段 50,60 マイクロコンピュータ 60A 料金算出手段 M 車両 M1 車両天井 N 通路 P 車両検出センサ R 反射波 W 検出波 a 駐車箇所 b 誤駐車報知手段 c 全候補報知手段 d 高頻度候補報知手段 e 車両誘導手段 f 案内情報報知手段 g 入場車読取手段 h 出場車読取手段 j 料金提示手段 k 待ち時間報知手段

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駐車場内の通路を走行する各車両の位置
    を認識するための装置であって、 前記車両の走行方向における車長よりも小さい寸法の間
    隔を前記通路の延在方向においた通路箇所にそれぞれ配
    設され、該各通路箇所を通過する前記車両を検出する車
    両検出センサと、 前記車両を検出した前記車両検出センサの前記通路にお
    ける配置のパターンを基に、該車両検出センサを検出対
    象の車両別に分別する分別手段とを備え、 前記分別手段により分別された前記車両別の前記車両検
    出センサの前記通路における配置を基に、該通路上にお
    ける前記各車両別の位置を認識する、 ことを特徴とする駐車場用車両位置認識装置。
  2. 【請求項2】 前記車両検出センサは、前記通路の上方
    から出力した検出波の前記車両による反射波を受けるこ
    とで、該車両検出センサが配設された前記通路箇所を通
    過する前記車両を検出するように構成されており、前記
    検出波は、前記通路箇所を通過する前記車両の天井部分
    よりも下方の車両箇所で反射された前記反射波が前記車
    両検出センサに到達しない出力に設定されている請求項
    1記載の駐車場用車両位置認識装置。
  3. 【請求項3】 複数の駐車箇所の中から空き駐車箇所を
    駐車先として設定し、入場した車両に対して報知する駐
    車場内における、該車両の管理を行うためのシステムで
    あって、 前記車両の前記通路上における位置を、各車両毎に個別
    に認識する車両位置認識手段と、 前記車両位置認識手段の認識結果を基に、前記車両の駐
    車先として設定されていない前記空き駐車箇所への該車
    両の接近を判別する誤駐車先接近判別手段と、 前記複数の駐車箇所にそれぞれ設けられ、前記車両の駐
    車先として設定されていない前記空き駐車箇所に接近し
    たと前記誤駐車先接近判別手段が判別した前記車両に対
    して、誤駐車を報知する誤駐車報知手段と、 を備えることを特徴とする駐車場管理システム。
  4. 【請求項4】 前記複数の駐車箇所は、予め定められた
    契約車両に限って割り当てられた契約駐車箇所を含んで
    おり、前記複数の駐車箇所のうち前記契約駐車箇所を除
    いた他の駐車箇所の中から前記車両に対して駐車先の前
    記空き駐車箇所が設定される請求項3記載の駐車場管理
    システム。
  5. 【請求項5】 複数の駐車箇所の中から空き駐車箇所を
    駐車先として設定し、入場した車両に対して報知する駐
    車場内における、該車両の管理を行うためのシステムで
    あって、 前記複数の駐車箇所にそれぞれ設けられ、該駐車箇所へ
    の前記車両の進入を阻止する進入阻止手段と、 前記車両の前記通路上における位置を、各車両毎に個別
    に認識する車両位置認識手段と、 前記車両位置認識手段の認識結果を基に、前記車両の駐
    車先として設定された前記空き駐車箇所への該車両の接
    近を判別する駐車先接近判別手段と、 前記車両の駐車先として設定された前記空き駐車箇所に
    該車両が接近したと前記駐車先接近判別手段が判別した
    際に、該車両が接近した駐車先の前記空き駐車箇所の前
    記進入阻止手段による、前記車両の進入阻止動作を解除
    させる阻止解除手段と、 前記車両位置認識手段の認識結果を基に、前記進入阻止
    手段による前記車両の進入阻止動作が前記阻止解除手段
    により解除された前記空き駐車箇所からの、前記車両の
    退出を判別する退出判別手段と、 前記車両が退出したと前記退出判別手段が判別した前記
    空き駐車箇所への前記車両の進入を前記進入阻止手段に
    より阻止させる阻止実行手段と、 を備えることを特徴とする駐車場管理システム。
  6. 【請求項6】 前記複数の駐車箇所は、予め定められた
    契約車両に限って駐車先として設定されるに契約駐車箇
    所を含んでおり、前記複数の駐車箇所のうち前記契約駐
    車箇所を除いた他の駐車箇所の中から前記車両に対して
    駐車先の前記空き駐車箇所が設定され、前記車両位置認
    識手段の認識結果を基に、前記契約車両の前記契約駐車
    箇所への接近を判別する契約駐車先接近判別手段をさら
    に備え、前記阻止解除手段はさらに、前記契約車両の駐
    車先として設定された前記契約駐車箇所に該契約車両が
    接近したと前記契約駐車先接近判別手段が判別した際
    に、該契約車両が接近した駐車先の前記契約駐車箇所の
    前記進入阻止手段による、前記車両の進入阻止動作を解
    除させ、前記退出判別手段はさらに、前記車両位置認識
    手段の認識結果を基に、前記進入阻止手段による前記車
    両の進入阻止動作が前記阻止解除手段により解除された
    前記契約駐車箇所からの、前記契約車両の退出を判別
    し、前記阻止実行手段はさらに、前記契約車両が退出し
    たと前記退出判別手段が判別した前記契約駐車箇所への
    前記車両の進入を前記進入阻止手段により阻止させる請
    求項5記載の駐車場管理システム。
  7. 【請求項7】 前記車両位置認識手段の認識結果を基
    に、前記車両の駐車先として設定されていない前記空き
    駐車箇所への該車両の接近を判別する誤駐車先接近判別
    手段と、前記複数の駐車箇所にそれぞれ設けられ、前記
    車両の駐車先として設定されていない前記空き駐車箇所
    に該車両が接近した前記車両に対して、誤駐車を報知す
    る誤駐車報知手段とをさらに備える請求項5又は6記載
    の駐車場管理システム。
  8. 【請求項8】 前記誤駐車先接近判別手段が接近したと
    判別した前記車両の駐車先として設定されていない前記
    空き駐車箇所が、他の前記車両の駐車先として設定され
    た前記空き駐車箇所であるか否かを判定する重複設定判
    定手段をさらに備え、前記誤駐車報知手段は、前記誤駐
    車先接近判別手段が接近したと判別した前記空き駐車箇
    所が、前記他の車両の駐車先として設定された前記空き
    駐車箇所であると前記重複設定判定手段が判定した際
    に、前記誤駐車の報知を行う請求項3、4、5、6又は
    7記載の駐車場管理システム。
  9. 【請求項9】 前記車両による前記各駐車箇所の利用頻
    度を割り出す利用頻度割出手段をさらに備え、該利用頻
    度割出手段が割り出した前記利用頻度の高い前記空き駐
    車箇所が駐車先として設定されて前記車両に報知される
    請求項3、4、5、6、7又は8記載の駐車場管理シス
    テム。
  10. 【請求項10】 前記車両に対して前記空き駐車箇所の
    全候補を報知する全候補報知手段と、該全候補報知手段
    が報知する前記空き駐車箇所の全候補中から駐車先とす
    る空き駐車箇所を指定する空き駐車箇所指定手段とをさ
    らに備え、該空き駐車箇所指定手段により指定された前
    記空き駐車箇所が駐車先として設定されて前記車両に報
    知される請求項3、4、5、6、7、8又は9記載の駐
    車場管理システム。
  11. 【請求項11】 前記車両による前記各駐車箇所の利用
    頻度を割り出す利用頻度割出手段と、前記空き駐車箇所
    の全候補中から前記利用頻度割出手段が割り出した前記
    利用頻度の最も高い前記空き駐車箇所を報知する高頻度
    候補報知手段とをさらに備える請求項10記載の駐車場
    管理システム。
  12. 【請求項12】 前記通路を走行する前記車両を、該車
    両に対して設定された駐車先の前記空き駐車箇所に誘導
    する車両誘導手段をさらに備える請求項3、4、5、
    6、7、8、9、10又は11記載の駐車場管理システ
    ム。
  13. 【請求項13】 前記車両誘導手段は、前記通路におけ
    る前記車両の走行方向に間隔をおいた通路箇所にそれぞ
    れ配設され、前記車両に前記通路上での走行経路を案内
    する案内情報を報知する複数の案内情報報知手段と、前
    記車両に対して設定された駐車先の前記空き駐車箇所へ
    の前記車両の前記通路上での前記走行経路を割り出す走
    行経路割出手段と、該走行経路割出手段が割出した前記
    走行経路上に配置された前記案内情報報知手段を抽出す
    る経路上抽出手段とを有しており、該経路上抽出手段が
    抽出した前記各案内情報報知手段は、前記走行経路割出
    手段が割り出した前記走行経路の前記案内情報を報知す
    る請求項12記載の駐車場管理システム。
  14. 【請求項14】 前記車両誘導手段は、前記車両位置認
    識手段が認識する前記車両の前記通路上における位置を
    基に、前記経路上抽出手段が抽出した前記各案内情報報
    知手段への前記車両の接近を判別する案内用接近判別手
    段をさらに有しており、前記各案内情報報知手段は、該
    各案内情報報知手段への前記車両の接近を前記案内用接
    近判別手段が判定した際に前記案内情報の報知を行う請
    求項13記載の駐車場管理システム。
  15. 【請求項15】 前記車両が駐車した前記駐車箇所を判
    別する駐車箇所判別手段と、前記車両の搭乗者の連絡先
    を入力する連絡先入力手段と、該連絡先入力手段により
    入力された前記搭乗者の連絡先を、該搭乗者の連絡先が
    前記連絡先入力手段により入力された前記車両の、前記
    駐車箇所判別手段により判別された前記駐車箇所に対応
    付けて保持する連絡先保持手段とをさらに備える請求項
    3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13
    又は14記載の駐車場管理システム。
  16. 【請求項16】 駐車場に入場し該駐車場内の通路を走
    行して複数の駐車箇所のうち空き駐車箇所に駐車すると
    共に、該駐車箇所での駐車を終了し前記通路を走行して
    前記駐車場から出場する車両の管理を行うためのシステ
    ムであって、 前記駐車場への前記車両の入場時刻を取得する入場時刻
    取得手段と、 前記駐車場に入場する前記車両に個別の識別コードを付
    与する識別コード付与手段と、 前記識別コード付与手段により前記識別コードが付与さ
    れた前記車両の前記通路上における位置を、各車両毎に
    個別に認識する車両位置認識手段と、 前記車両位置認識手段の認識結果を基に、前記識別コー
    ド付与手段により前記識別コードが付与された前記車両
    の駐車した前記駐車箇所を判別する駐車箇所判別手段
    と、 前記車両位置認識手段の認識結果と、前記駐車箇所判別
    手段の判別結果とを基に、前記駐車箇所での駐車を終了
    し前記通路に出た前記車両に対して前記識別コード付与
    手段が付与した前記識別コードを割り出す識別コード割
    出手段と、 前記識別コード割出手段が前記識別コードを割り出した
    前記車両の前記駐車場からの出場時刻を取得する出場時
    刻取得手段と、 前記識別コード付与手段が付与した前記識別コード及び
    前記識別コード割出手段が割り出した前記識別コードを
    基に、前記出場時刻取得手段が前記出場時刻を取得した
    前記車両についての前記入場時刻取得手段が取得した前
    記入場時刻を特定する入出場時刻特定手段と、 前記出場時刻取得手段が取得した前記車両の前記出場時
    刻と、該車両についての前記入出場時刻特定手段が特定
    した前記入場時刻とを基に、前記車両の駐車料金を算出
    する料金算出手段と、 前記出場時刻取得手段が前記出場時刻を取得した前記車
    両に、該車両の前記料金算出手段が算出した前記駐車料
    金を提示する料金提示手段と、 を備えることを特徴とする駐車場管理システム。
  17. 【請求項17】 前記駐車場に入場する前記車両の駐車
    先の前記空き駐車場を設定する駐車先設定手段をさらに
    備え、前記入場時刻取得手段は、前記駐車先設定手段が
    前記車両に駐車先の前記空き駐車箇所を設定するのに応
    じて、前記車両の前記駐車場への入場時刻を取得し、前
    記識別コード付与手段は、前記駐車先設定手段が前記車
    両の駐車先として設定した前記空き駐車箇所の箇所名
    を、該車両に前記識別コードとして付与する請求項16
    記載の駐車場管理システム。
  18. 【請求項18】 前記複数の駐車箇所は、予め定められ
    た契約車両に限って割り当てられた契約駐車箇所を含ん
    でおり、前記駐車先設定手段は、前記複数の駐車箇所の
    うち前記契約駐車箇所を除いた他の駐車箇所の中から前
    記車両の駐車先の前記空き駐車箇所を設定する請求項1
    7記載の駐車場管理システム。
  19. 【請求項19】 前記車両による前記各駐車箇所の利用
    頻度を割り出す利用頻度割出手段をさらに備え、前記駐
    車先設定手段は、前記複数の駐車箇所のうち前記利用頻
    度割出手段が割り出した前記利用頻度の高い前記空き駐
    車箇所を前記車両の駐車先として設定する請求項17又
    は18記載の駐車場管理システム。
  20. 【請求項20】 前記車両に対して前記空き駐車箇所の
    全候補を報知する全候補報知手段と、該全候補報知手段
    が報知する前記空き駐車箇所の全候補中から駐車先とす
    る空き駐車箇所を指定する空き駐車箇所指定手段とをさ
    らに備え、前記駐車先設定手段は、前記複数の駐車箇所
    のうち前記駐車箇所指定手段により指定された前記空き
    駐車箇所を前記車両の駐車先として設定する請求項1
    7、18又は19記載の駐車場管理システム。
  21. 【請求項21】 前記車両による前記各駐車箇所の利用
    頻度を割り出す利用頻度割出手段と、前記空き駐車箇所
    の全候補中から前記利用頻度割出手段が割り出した前記
    利用頻度の最も高い前記空き駐車箇所を報知する高頻度
    候補報知手段とをさらに備える請求項20記載の駐車場
    管理システム。
  22. 【請求項22】 前記通路を走行する前記車両を、該車
    両に対して前記駐車先設定手段が設定した駐車先の前記
    空き駐車箇所に誘導する車両誘導手段をさらに備える請
    求項17、18、19、20又は21記載の駐車場管理
    システム。
  23. 【請求項23】 前記車両誘導手段は、前記通路におけ
    る前記車両の走行方向に間隔をおいた通路箇所にそれぞ
    れ配設され、前記車両に前記通路上での走行経路を案内
    する案内情報を報知する複数の案内情報報知手段と、前
    記駐車先設定手段が前記車両に対して設定した駐車先の
    前記空き駐車箇所への該車両の前記通路上での前記走行
    経路を割り出す走行経路割出手段と、該走行経路割出手
    段が割り出した前記走行経路上に配置された前記案内情
    報報知手段を抽出する経路上抽出手段とを有しており、
    該経路上抽出手段が抽出した前記各案内情報報知手段
    は、前記走行経路割出手段が割り出した前記走行経路の
    前記案内情報を報知する請求項22記載の駐車場管理シ
    ステム。
  24. 【請求項24】 前記車両誘導手段は、前記車両位置認
    識手段が認識する前記車両の前記通路上における位置を
    基に、前記経路上抽出手段が抽出した前記各案内情報報
    知手段への前記車両の接近を判定する案内用接近判別手
    段をさらに有しており、前記各案内情報報知手段は、該
    各案内情報報知手段への前記車両の接近を前記案内用接
    近判別手段が判定した際に前記案内情報の報知を行う請
    求項23記載の駐車場管理システム。
  25. 【請求項25】 前記車両位置認識手段の認識結果を基
    に、前記車両の駐車先として設定されていない前記空き
    駐車箇所への該車両の接近を判別する誤駐車先接近判別
    手段と、該誤駐車先接近判別手段が接近したと判別した
    前記車両の駐車先として設定されていない前記空き駐車
    箇所が、他の前記車両の駐車先として設定された前記空
    き駐車箇所であるか否かを判定する重複設定判定手段
    と、前記誤駐車先接近判別手段が接近したと判別した前
    記空き駐車箇所が、前記他の車両の駐車先として設定さ
    れた前記空き駐車箇所であると前記重複設定判定手段が
    判定した際に、前記駐車先設定手段が前記他の車両に対
    して設定した駐車先の前記空き駐車箇所を変更する駐車
    先変更手段とをさらに備え、前記車両誘導手段は、前記
    駐車先変更手段が変更した後の駐車先の前記空き駐車箇
    所に前記他の車両を誘導する請求項22、23又は24
    記載の駐車場管理システム。
  26. 【請求項26】 前記車両の搭乗者の連絡先を入力する
    連絡先入力手段と、該連絡先入力手段により入力された
    前記搭乗者の連絡先を、該搭乗者の連絡先が前記連絡先
    入力手段により入力された前記車両の、前記駐車箇所判
    別手段により判別された前記駐車箇所に対応付けて保持
    する連絡先保持手段とをさらに備える請求項16、1
    7、18、19、20、21、22、23、24又は2
    5記載の駐車場管理システム。
  27. 【請求項27】 前記空き駐車箇所への前記車両の駐車
    予定時間を入力する駐車予定時間入力手段と、前記駐車
    場が満車であるか否かを判別する満車判別手段と、前記
    駐車場が満車であると前記満車判別手段が判別した際
    に、前記駐車予定時間入力手段により入力された前記駐
    車予定時間を基に、前記駐車場の前記空き駐車箇所の発
    生予想時間を該駐車場の入場待ち車両に報知する待ち時
    間報知手段とをさらに備える請求項3、4、5、6、
    7、8、9、10、11、12、13、14、15、1
    6、17、18、19、20、21、22、23、2
    4、25又は26記載の駐車場管理システム。
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