JPH10272095A - 歯科用口腔内及び歯根内観察カメラ - Google Patents
歯科用口腔内及び歯根内観察カメラInfo
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- JPH10272095A JPH10272095A JP9080822A JP8082297A JPH10272095A JP H10272095 A JPH10272095 A JP H10272095A JP 9080822 A JP9080822 A JP 9080822A JP 8082297 A JP8082297 A JP 8082297A JP H10272095 A JPH10272095 A JP H10272095A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 口腔内は勿論、歯根内をもより正確に観察で
きるようにする。 【解決手段】 ハンドピース１のヘッド部に設けられた
凹部１ａの底部（上端）にＣＣＤセンサ６を有し、該Ｃ
ＣＤセンサ６からの電気信号を信号線６ａを通してビデ
オ信号処理装置に導き、ディスプレイに表示する。口腔
内を観察する時は、凹部１ａに口腔内用レンズ２を装着
し、ライトガイド７の光放出端面７ａより光を照射して
被観察箇所をディスプレイ上に表示する。また、歯根内
を観察する時は、歯根内用レンズ３を装着し、歯根内、
特に、根尖孔位置の状態をロッドレンズ又は光ファイバ
束９を通してＣＣＤセンサ６に導き、ビデオ信号処理装
置に導き、ディスプレイに表示する。
きるようにする。 【解決手段】 ハンドピース１のヘッド部に設けられた
凹部１ａの底部（上端）にＣＣＤセンサ６を有し、該Ｃ
ＣＤセンサ６からの電気信号を信号線６ａを通してビデ
オ信号処理装置に導き、ディスプレイに表示する。口腔
内を観察する時は、凹部１ａに口腔内用レンズ２を装着
し、ライトガイド７の光放出端面７ａより光を照射して
被観察箇所をディスプレイ上に表示する。また、歯根内
を観察する時は、歯根内用レンズ３を装着し、歯根内、
特に、根尖孔位置の状態をロッドレンズ又は光ファイバ
束９を通してＣＣＤセンサ６に導き、ビデオ信号処理装
置に導き、ディスプレイに表示する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯科用口腔内及び
歯根内観察カメラ、より詳細には、歯科治療において、
口腔内及び歯根内の様子を撮影観察する歯科用口腔内及
び歯根内観察カメラに関する。
歯根内観察カメラ、より詳細には、歯科治療において、
口腔内及び歯根内の様子を撮影観察する歯科用口腔内及
び歯根内観察カメラに関する。
【０００２】
【従来の技術】歯科治療においては、例えば、歯根を切
削、成形、洗浄した後、該歯根内に詰め物をする等の治
療を行うが、その場合、歯根内が的確に切削、成形され
ているか否かを観るためにスコープを使用する。従来、
スコープは光学式のものが使用されていたが、近年は、
電子技術の進歩によりＣＣＤ（固体映像素子）の画素数
も多くなり高分解能のものができ、且つ、光感度、色再
現性が向上したことから光学式に替えてＣＣＤカメラの
使用が試みられている。
削、成形、洗浄した後、該歯根内に詰め物をする等の治
療を行うが、その場合、歯根内が的確に切削、成形され
ているか否かを観るためにスコープを使用する。従来、
スコープは光学式のものが使用されていたが、近年は、
電子技術の進歩によりＣＣＤ（固体映像素子）の画素数
も多くなり高分解能のものができ、且つ、光感度、色再
現性が向上したことから光学式に替えてＣＣＤカメラの
使用が試みられている。
【０００３】ＣＣＤカメラを使用する形式のものは、例
えば、実公平４−１７１２３３号公報に開示されている
ように、ＣＣＤカメラを収納するカメラホルダに、患部
映像をＣＣＤカメラに反射投影する反射ミラーを、ＣＣ
Ｄカメラの光学線上に位置するように設けている。
えば、実公平４−１７１２３３号公報に開示されている
ように、ＣＣＤカメラを収納するカメラホルダに、患部
映像をＣＣＤカメラに反射投影する反射ミラーを、ＣＣ
Ｄカメラの光学線上に位置するように設けている。
【０００４】上述のように、従来の口腔内観察カメラ
は、反射ミラー（或いは、プリズム）を用いて観視する
ものであり、像が反転するという問題があった。もちろ
ん、光学的（例えば、ダブプリズム）、或いは、電子的
（メモリにて操作）に反転して正像に戻す方式も考えら
れるが、光学的に正像に戻すには、構造が複雑、大型、
重量化し、ハンドピースとして使用勝手が悪く、また、
電子的に正像に戻すには、画像処理が複雑、高価にな
る。
は、反射ミラー（或いは、プリズム）を用いて観視する
ものであり、像が反転するという問題があった。もちろ
ん、光学的（例えば、ダブプリズム）、或いは、電子的
（メモリにて操作）に反転して正像に戻す方式も考えら
れるが、光学的に正像に戻すには、構造が複雑、大型、
重量化し、ハンドピースとして使用勝手が悪く、また、
電子的に正像に戻すには、画像処理が複雑、高価にな
る。
【０００５】上述のごとき実情に鑑み、本出願人は、先
に、反射ミラーを使用しない、換言すれば、反転像でな
い像を得ることができ、しかも、ヘッド部を小型化し
て、ハンドピースとして使い勝手がよく、ヘッド部の角
度を含む像形状を実現できる歯科用口腔内観察カメラに
ついて提案した。
に、反射ミラーを使用しない、換言すれば、反転像でな
い像を得ることができ、しかも、ヘッド部を小型化し
て、ハンドピースとして使い勝手がよく、ヘッド部の角
度を含む像形状を実現できる歯科用口腔内観察カメラに
ついて提案した。
【０００６】図５は、本出願人が先に提案した歯科用口
腔内観察用カメラの一例を説明するための構成図で、図
５（Ａ）は要部を断面にて示す全体構成図、図５（Ｂ）
は図５（Ａ）をＢ−Ｂ線方向から見た図、図５
（Ｃ1），（Ｃ2）はそれぞれ図５（Ａ）をＣ−Ｃ線方向
から見た図で、図中、１０はハンドピースで、該ハンド
ピース１０の先端部のヘッド部１０ａ内には、ＣＣＤカ
メラ２０が収納され、蓋部材１１により固定されるよう
になっている。
腔内観察用カメラの一例を説明するための構成図で、図
５（Ａ）は要部を断面にて示す全体構成図、図５（Ｂ）
は図５（Ａ）をＢ−Ｂ線方向から見た図、図５
（Ｃ1），（Ｃ2）はそれぞれ図５（Ａ）をＣ−Ｃ線方向
から見た図で、図中、１０はハンドピースで、該ハンド
ピース１０の先端部のヘッド部１０ａ内には、ＣＣＤカ
メラ２０が収納され、蓋部材１１により固定されるよう
になっている。
【０００７】ＣＣＤカメラ２０は、対物レンズを含むレ
ンズ群２１、フィルタ２２、ＣＣＤ２３等を有し、これ
らレンズ群２１、フィルタ２２、及び、ＣＣＤセンサ２
３は、同一軸線上に一体的に形成され、ヘッド部１０ａ
内に、挿脱自在に収納され、蓋部材１１によって、該ヘ
ッド部１０ａ内に固定されるようになっている。ＣＣＤ
センサ２３の信号線２４は、図５（Ｂ）に示すように、
ＣＣＤセンサ用信号ピン２５に接続され、該信号ピン２
５に着脱自在に接続される図示しないケーブルを通して
画像表示装置（ディスプレイ）に伝達され、該ディスプ
レイ上に、前記ＣＣＤカメラにて撮像した像が表示され
るようになっている。
ンズ群２１、フィルタ２２、ＣＣＤ２３等を有し、これ
らレンズ群２１、フィルタ２２、及び、ＣＣＤセンサ２
３は、同一軸線上に一体的に形成され、ヘッド部１０ａ
内に、挿脱自在に収納され、蓋部材１１によって、該ヘ
ッド部１０ａ内に固定されるようになっている。ＣＣＤ
センサ２３の信号線２４は、図５（Ｂ）に示すように、
ＣＣＤセンサ用信号ピン２５に接続され、該信号ピン２
５に着脱自在に接続される図示しないケーブルを通して
画像表示装置（ディスプレイ）に伝達され、該ディスプ
レイ上に、前記ＣＣＤカメラにて撮像した像が表示され
るようになっている。
【０００８】ハンドピース１０内には、ライトガイド３
０が挿通されており、該ライトガイド３０には、前述の
図示しないケーブル内に設けられたライトガイドを通し
て伝達される光が、該ケーブルがハンドピース１０に接
続された時に、図５（Ｂ）に示すライトガイド受口３０
ａより導入され、ヘッド部１０ａに開放された先端部３
０ｂにより照射される。
０が挿通されており、該ライトガイド３０には、前述の
図示しないケーブル内に設けられたライトガイドを通し
て伝達される光が、該ケーブルがハンドピース１０に接
続された時に、図５（Ｂ）に示すライトガイド受口３０
ａより導入され、ヘッド部１０ａに開放された先端部３
０ｂにより照射される。
【０００９】ライトガイド３０の光放射端部３０ｂは、
図５（Ｃ1）に示すように、レンズ群２１のまわりを囲
むように、リング状に設けてもよく、或いは、図５（Ｃ
2）に示すように、複数に分けて設けてもよいが、図５
（Ｃ1）に示すように、リング状に設けると、影の部分
ができず、非常に見やすい像を得ることができる。
図５（Ｃ1）に示すように、レンズ群２１のまわりを囲
むように、リング状に設けてもよく、或いは、図５（Ｃ
2）に示すように、複数に分けて設けてもよいが、図５
（Ｃ1）に示すように、リング状に設けると、影の部分
ができず、非常に見やすい像を得ることができる。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】上記口腔内観察用カメ
ラは、口腔内或いは歯根内の様子を観察するために使用
されるものであるが、特に、歯根内の様子を観察する場
合、根尖孔位置まで照明光が十分に届かず、或いは、レ
ンズの焦点位置が一致せず、根尖孔近傍の様子を正確に
観察することができなかった。
ラは、口腔内或いは歯根内の様子を観察するために使用
されるものであるが、特に、歯根内の様子を観察する場
合、根尖孔位置まで照明光が十分に届かず、或いは、レ
ンズの焦点位置が一致せず、根尖孔近傍の様子を正確に
観察することができなかった。
【００１１】本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなさ
れてもので、本出願人が先に提案した上述のごとき口腔
内観察カメラを改良し、口腔内は勿論、歯根内をもより
正確に観察できるようにした歯科用口腔内及び歯根内観
察カメラを提供することを目的としてなされたものであ
る。
れてもので、本出願人が先に提案した上述のごとき口腔
内観察カメラを改良し、口腔内は勿論、歯根内をもより
正確に観察できるようにした歯科用口腔内及び歯根内観
察カメラを提供することを目的としてなされたものであ
る。
【００１２】
【課題を解決するための手段】請求項１の発明は、ハン
ドピース先端部のヘッド部に、口腔内観察用レンズ、又
は、根管内観察用レンズを交換自在に挿着可能な開口
部、該開口部に前記口腔内観察用レンズ又は根管内観察
用レンズが装着された時に、該口腔内観察用レンズ又は
根管内観察用レンズからの像を電気信号に変換するＣＣ
Ｄセンサ、及び、前記開口部前面に照明用の光を放出す
る出光面を有することを特徴とし、もって、単一のハン
ドピースで、口腔内は勿論、歯根内までも正確に観察で
きるようにしたものである。
ドピース先端部のヘッド部に、口腔内観察用レンズ、又
は、根管内観察用レンズを交換自在に挿着可能な開口
部、該開口部に前記口腔内観察用レンズ又は根管内観察
用レンズが装着された時に、該口腔内観察用レンズ又は
根管内観察用レンズからの像を電気信号に変換するＣＣ
Ｄセンサ、及び、前記開口部前面に照明用の光を放出す
る出光面を有することを特徴とし、もって、単一のハン
ドピースで、口腔内は勿論、歯根内までも正確に観察で
きるようにしたものである。
【００１３】請求項２の発明は、請求項１の発明におい
て、前記根管内観察用レンズは、根管内に挿入可能な小
径のロッドレンズと、該ロッドレンズの外周部に配設さ
れた光ガイドとから成り、一端が前記ヘッド部の開口に
挿入される挿入凸部と前記照明光用の光を放出する出光
面に対向する対向面を有し、前記ロッドレンズの一端が
前記挿入凸部端面に延長して前記ヘッド部内に設けられ
たＣＣＤセンサと対向し、前記光ガイドの端面が前記ヘ
ッド部に設けられた出光面に対向していることを特徴と
し、もって、歯根内に挿入可能な小径のレンズを提供す
るようにしたものである。
て、前記根管内観察用レンズは、根管内に挿入可能な小
径のロッドレンズと、該ロッドレンズの外周部に配設さ
れた光ガイドとから成り、一端が前記ヘッド部の開口に
挿入される挿入凸部と前記照明光用の光を放出する出光
面に対向する対向面を有し、前記ロッドレンズの一端が
前記挿入凸部端面に延長して前記ヘッド部内に設けられ
たＣＣＤセンサと対向し、前記光ガイドの端面が前記ヘ
ッド部に設けられた出光面に対向していることを特徴と
し、もって、歯根内に挿入可能な小径のレンズを提供す
るようにしたものである。
【００１４】請求項３の発明は、ハンドピース先端部の
ヘッド部に、口腔内観察用レンズ、及び、該口腔内観察
用レンズからの像を電気信号に変換するＣＣＤセンサを
有するとともに、前記ヘッド部に対して着脱自在に装着
されかつ先端部が根管内に挿入される小径のロッドレン
ズ又は光ファイバ束から成り、装着された時に、該ロッ
ドレンズ又は光ファイバ束からの像を前記口腔内観察用
レンズを通して前記ＣＣＤセンサに導くようにしたこと
を特徴とし、もって、使い勝手のよい口腔内及び歯根内
観察カメラを提供するようにしたものである。
ヘッド部に、口腔内観察用レンズ、及び、該口腔内観察
用レンズからの像を電気信号に変換するＣＣＤセンサを
有するとともに、前記ヘッド部に対して着脱自在に装着
されかつ先端部が根管内に挿入される小径のロッドレン
ズ又は光ファイバ束から成り、装着された時に、該ロッ
ドレンズ又は光ファイバ束からの像を前記口腔内観察用
レンズを通して前記ＣＣＤセンサに導くようにしたこと
を特徴とし、もって、使い勝手のよい口腔内及び歯根内
観察カメラを提供するようにしたものである。
【００１５】請求項４の発明は、請求項１の発明におい
て、前記ヘッド部の端面に照明用の光を放射する出光端
面を有するとともに、前記ロッドレンズ又は光ファイバ
束のまわりに、一端から前記出光端面に対向し、他端が
前記ロッドレンズ又は光ファイバ束の先端部近傍に延長
するライトガイドを有することを特徴とし、もって、歯
根内の様子をより正確に観察できるようにしたものであ
る。
て、前記ヘッド部の端面に照明用の光を放射する出光端
面を有するとともに、前記ロッドレンズ又は光ファイバ
束のまわりに、一端から前記出光端面に対向し、他端が
前記ロッドレンズ又は光ファイバ束の先端部近傍に延長
するライトガイドを有することを特徴とし、もって、歯
根内の様子をより正確に観察できるようにしたものであ
る。
【００１６】
【発明の実施の形態】図１は、本発明による歯科用口腔
内及び歯根内観察カメラの実施例を示す概略構成図で、
図中、１はハンドピース、２は口腔内用レンズ、３は歯
根内用レンズ、４はビデオ信号処理装置、５はディスプ
レイで、図１（Ａ）に示した例においては、ハンドピー
ス１のヘッド部にレンズ取り付け凹部１ａを有し、該凹
部１ａ内に口腔内用レンズ２或いは歯根内用レンズ３が
挿脱自在にかつ交換可能に装着されるようになってい
る。また、図１（Ｂ）に示した例においては、ヘッド部
に口腔内用レンズ２を予め一体的に有し、これに、歯根
内用レンズ３が着脱自在に装着されるようになってい
る。
内及び歯根内観察カメラの実施例を示す概略構成図で、
図中、１はハンドピース、２は口腔内用レンズ、３は歯
根内用レンズ、４はビデオ信号処理装置、５はディスプ
レイで、図１（Ａ）に示した例においては、ハンドピー
ス１のヘッド部にレンズ取り付け凹部１ａを有し、該凹
部１ａ内に口腔内用レンズ２或いは歯根内用レンズ３が
挿脱自在にかつ交換可能に装着されるようになってい
る。また、図１（Ｂ）に示した例においては、ヘッド部
に口腔内用レンズ２を予め一体的に有し、これに、歯根
内用レンズ３が着脱自在に装着されるようになってい
る。
【００１７】従って、図１（Ａ）に示した例において
は、口腔内を観察する時は、口腔内用レンズ２を装着し
て、また、歯根内を観察する時は、歯根内用レンズ３を
装着して（つまり、レンズを交換して）使用するが、図
１（Ｂ）に示した例においては、歯根内を観察する時の
み、歯根内用レンズ３を装着して使用する。
は、口腔内を観察する時は、口腔内用レンズ２を装着し
て、また、歯根内を観察する時は、歯根内用レンズ３を
装着して（つまり、レンズを交換して）使用するが、図
１（Ｂ）に示した例においては、歯根内を観察する時の
み、歯根内用レンズ３を装着して使用する。
【００１８】図２は、図１（Ａ）に示した実施例を詳細
に説明するための要部構成図で、図中、６はハンドピー
ス１のヘッド部に設けられた前記凹部１ａの底部（上
端）に設けられたＣＣＤセンサ、６ａは該ＣＣＤセンサ
６からの電気信号を前記ビデオ信号処理装置４に導くた
めの信号線、７，８はライトガイド、９は根管内観察用
ロッドレンズ又は光ファイバ束で、口腔内を観察する時
は、ヘッド部の凹部１ａに口腔内用レンズ２を装着し、
ライトガイド７の光放出端面７ａより光を照射して被観
察箇所を照明し、該被観察箇所の像を口腔内用レンズ２
を通してＣＣＤセンサ６に導いて電気信号に変換し、電
気信号に変換されたビデオ信号を信号線６ａを通してビ
デオ信号処理装置４に導き、信号処理された像をディス
プレイ５上に表示する。また、歯根内を観察する時は、
歯根内用レンズ３を装着し、歯根内、特に、根尖孔位置
の状態をロッドレンズ又は光ファイバ束９を通してＣＣ
Ｄセンサ６に導き、前述のごとくして、ビデオ信号処理
装置４に導き、ディスプレイ５に表示する。なお、この
歯根内用レンズ３においては、ロッドレンズ又は光ファ
イバ束９のまわりにライトガイド８を有し、その一端８
ａは、ヘッド部の光放出端７ａに対向し、該光放出端７
ａから放出された光を該ライトガイド８を通してロッド
レンズ又は光ファイバ束９の先端部近傍まで導き、その
先端部８ｂより光を放出して根尖孔位置を照明する。な
お、図示例の場合、ハンドピース１内にライトガイド７
を設けているが、このライトガイド７を省略し、光放出
端部にＬＥＤ等の発光素子を設け、該ＬＥＤを発光させ
て照明するようにしてもよい。
に説明するための要部構成図で、図中、６はハンドピー
ス１のヘッド部に設けられた前記凹部１ａの底部（上
端）に設けられたＣＣＤセンサ、６ａは該ＣＣＤセンサ
６からの電気信号を前記ビデオ信号処理装置４に導くた
めの信号線、７，８はライトガイド、９は根管内観察用
ロッドレンズ又は光ファイバ束で、口腔内を観察する時
は、ヘッド部の凹部１ａに口腔内用レンズ２を装着し、
ライトガイド７の光放出端面７ａより光を照射して被観
察箇所を照明し、該被観察箇所の像を口腔内用レンズ２
を通してＣＣＤセンサ６に導いて電気信号に変換し、電
気信号に変換されたビデオ信号を信号線６ａを通してビ
デオ信号処理装置４に導き、信号処理された像をディス
プレイ５上に表示する。また、歯根内を観察する時は、
歯根内用レンズ３を装着し、歯根内、特に、根尖孔位置
の状態をロッドレンズ又は光ファイバ束９を通してＣＣ
Ｄセンサ６に導き、前述のごとくして、ビデオ信号処理
装置４に導き、ディスプレイ５に表示する。なお、この
歯根内用レンズ３においては、ロッドレンズ又は光ファ
イバ束９のまわりにライトガイド８を有し、その一端８
ａは、ヘッド部の光放出端７ａに対向し、該光放出端７
ａから放出された光を該ライトガイド８を通してロッド
レンズ又は光ファイバ束９の先端部近傍まで導き、その
先端部８ｂより光を放出して根尖孔位置を照明する。な
お、図示例の場合、ハンドピース１内にライトガイド７
を設けているが、このライトガイド７を省略し、光放出
端部にＬＥＤ等の発光素子を設け、該ＬＥＤを発光させ
て照明するようにしてもよい。
【００１９】図３（Ａ）〜（Ｃ）は、それぞれ、図２に
おいて、ａ方向から見た図（図１（Ａ））、ｂ方向から
見た図（図１（Ｂ））、ｃ方向から見た図（図１
（Ｃ））である。
おいて、ａ方向から見た図（図１（Ａ））、ｂ方向から
見た図（図１（Ｂ））、ｃ方向から見た図（図１
（Ｃ））である。
【００２０】図４は、本発明の他の実施例（図１（Ｂ）
に示した例）を説明するための図で、図４（Ａ）は要部
断面構成図、図４（Ｂ）は図４（Ａ）において、ｂ方向
から見た図、図４（Ｃ）はｃ方向から見た図、図４
（Ｄ）はｄ方向から見た図で、この実施例においては、
ヘッド部内に口腔内用レンズ２を予め一体的に有し、こ
れに、歯根内用レンズ３を着脱自在に装着し得るように
したもので、図中、図２に示した実施例と同様の作用を
する部分には、図２の場合と同一の参照番号が付してあ
る。このようにすると、通常は、口腔内の観察に使用す
ることができ、根管内観察の場合のみ、根管内用レンズ
３を装着すればよいので、使い勝手が非常によくなる。
に示した例）を説明するための図で、図４（Ａ）は要部
断面構成図、図４（Ｂ）は図４（Ａ）において、ｂ方向
から見た図、図４（Ｃ）はｃ方向から見た図、図４
（Ｄ）はｄ方向から見た図で、この実施例においては、
ヘッド部内に口腔内用レンズ２を予め一体的に有し、こ
れに、歯根内用レンズ３を着脱自在に装着し得るように
したもので、図中、図２に示した実施例と同様の作用を
する部分には、図２の場合と同一の参照番号が付してあ
る。このようにすると、通常は、口腔内の観察に使用す
ることができ、根管内観察の場合のみ、根管内用レンズ
３を装着すればよいので、使い勝手が非常によくなる。
【００２１】
【発明の効果】請求項１の発明は、ハンドピース先端部
のヘッド部に、口腔内観察用レンズ、又は、根管内観察
用レンズを交換自在に挿着可能な開口部、該開口部に前
記口腔内観察用レンズ又は根管内観察用レンズが装着さ
れた時に、該口腔内観察用レンズ又は根管内観察用レン
ズからの像を電気信号に変換するＣＣＤセンサ、及び、
前記開口部前面に照明用の光を放出する出光面を有する
ので、単一のハンドピースで、口腔内は勿論、歯根内ま
でも正確に観察することができる。
のヘッド部に、口腔内観察用レンズ、又は、根管内観察
用レンズを交換自在に挿着可能な開口部、該開口部に前
記口腔内観察用レンズ又は根管内観察用レンズが装着さ
れた時に、該口腔内観察用レンズ又は根管内観察用レン
ズからの像を電気信号に変換するＣＣＤセンサ、及び、
前記開口部前面に照明用の光を放出する出光面を有する
ので、単一のハンドピースで、口腔内は勿論、歯根内ま
でも正確に観察することができる。
【００２２】請求項２の発明は、請求項１の発明におい
て、前記根管内観察用レンズは、根管内に挿入可能な小
径のロッドレンズと、該ロッドレンズの外周部に配設さ
れた光ガイドとから成り、一端が前記ヘッド部の開口に
挿入される挿入凸部と前記照明光用の光を放出する出光
面に対向する対向面を有し、前記ロッドレンズの一端が
前記挿入凸部端面に延長して前記ヘッド部内に設けられ
たＣＣＤセンサと対向し、前記光ガイドの端面が前記ヘ
ッド部に設けられた出光面に対向しているようにしたの
で、歯根内に挿入し、該歯根内の様子を正確に観察でき
る小径のレンズを提供することができる。
て、前記根管内観察用レンズは、根管内に挿入可能な小
径のロッドレンズと、該ロッドレンズの外周部に配設さ
れた光ガイドとから成り、一端が前記ヘッド部の開口に
挿入される挿入凸部と前記照明光用の光を放出する出光
面に対向する対向面を有し、前記ロッドレンズの一端が
前記挿入凸部端面に延長して前記ヘッド部内に設けられ
たＣＣＤセンサと対向し、前記光ガイドの端面が前記ヘ
ッド部に設けられた出光面に対向しているようにしたの
で、歯根内に挿入し、該歯根内の様子を正確に観察でき
る小径のレンズを提供することができる。
【００２３】請求項３の発明は、ハンドピース先端部の
ヘッド部に、口腔内観察用レンズ、及び、該口腔内観察
用レンズからの像を電気信号に変換するＣＣＤセンサを
有するとともに、前記ヘッド部に対して着脱自在に装着
されかつ先端部が根管内に挿入される小径のロッドレン
ズ又は光ファイバ束から成り、装着された時に、該ロッ
ドレンズ又は光ファイバ束からの像を前記口腔内観察用
レンズを通して前記ＣＣＤセンサに導くようにしたの
で、使い勝手のよい口腔内及び歯根内観察カメラを提供
することができる。
ヘッド部に、口腔内観察用レンズ、及び、該口腔内観察
用レンズからの像を電気信号に変換するＣＣＤセンサを
有するとともに、前記ヘッド部に対して着脱自在に装着
されかつ先端部が根管内に挿入される小径のロッドレン
ズ又は光ファイバ束から成り、装着された時に、該ロッ
ドレンズ又は光ファイバ束からの像を前記口腔内観察用
レンズを通して前記ＣＣＤセンサに導くようにしたの
で、使い勝手のよい口腔内及び歯根内観察カメラを提供
することができる。
【００２４】請求項４の発明は、請求項１の発明におい
て、前記ヘッド部の端面に照明用の光を放射する出光端
面を有するとともに、前記ロッドレンズ又は光ファイバ
束のまわりに、一端から前記出光端面に対向し、他端が
前記ロッドレンズ又は光ファイバ束の先端部近傍に延長
するライトガイドを有するので、歯根内の様子をより正
確に観察できる。
て、前記ヘッド部の端面に照明用の光を放射する出光端
面を有するとともに、前記ロッドレンズ又は光ファイバ
束のまわりに、一端から前記出光端面に対向し、他端が
前記ロッドレンズ又は光ファイバ束の先端部近傍に延長
するライトガイドを有するので、歯根内の様子をより正
確に観察できる。
【図１】 本発明による口腔内及び歯根内観察カメラの
例を示す要部概略構成図である。
例を示す要部概略構成図である。
【図２】 図１（Ａ）に示した例の詳細を説明するため
の図である。
の図である。
【図３】 図２の各方向（ａ，ｂ，ｃ方向）から見た図
である。
である。
【図４】 図１（Ｂ）に示した例の詳細を説明するため
の図である。
の図である。
【図５】 本出願人が先に提案した口腔内観察カメラの
例を説明するための図である。
例を説明するための図である。
１…ハンドピース、１ａ…凹部、２…口腔内用レンズ、
３…歯根内用レンズ、４…ビデオ信号処理装置、５…デ
ィスプレイ、６…ＣＣＤセンサ、７，８…ライトガイ
ド、９…ロッドレンズ又は光ファイバ束。
３…歯根内用レンズ、４…ビデオ信号処理装置、５…デ
ィスプレイ、６…ＣＣＤセンサ、７，８…ライトガイ
ド、９…ロッドレンズ又は光ファイバ束。
Claims (4)
- 【請求項１】 ハンドピース先端部のヘッド部に、口腔
内観察用レンズ、又は、根管内観察用レンズを交換自在
に挿着可能な開口部、該開口部に前記口腔内観察用レン
ズ又は根管内観察用レンズが装着された時に、該口腔内
観察用レンズ又は根管内観察用レンズからの像を電気信
号に変換するＣＣＤセンサ、及び、前記開口部前面に照
明用の光を放出する出光面を有することを特徴とする歯
科用口腔内及び歯根内観察カメラ。 - 【請求項２】 前記根管内観察用レンズは、根管内に挿
入可能な小径のロッドレンズと、該ロッドレンズの外周
部に配設された光ガイドとから成り、一端に、前記ヘッ
ド部の開口に挿入される挿入凸部と前記照明光用の光を
放出する出光面に対向する対向面を有し、前記ロッドレ
ンズの一端が前記挿入凸部端面に延長して前記ヘッド部
内に設けられたＣＣＤセンサと対向し、前記光ガイドの
端面が前記ヘッド部に設けられた出光面に対向している
ことを特徴とする請求項１に記載の歯科用口腔内及び歯
根内観察カメラ。 - 【請求項３】 ハンドピース先端部のヘッド部に、口腔
内観察用レンズ、及び、該口腔内観察用レンズからの像
を電気信号に変換するＣＣＤセンサを有するとともに、
前記ヘッド部に対して着脱自在に装着されかつ先端部が
根管内に挿入される小径のロッドレンズ又は光ファイバ
束から成り、装着された時に、該ロッドレンズ又は光フ
ァイバ束からの像を前記口腔内観察用レンズを通して前
記ＣＣＤセンサに導くようにしたことを特徴とする歯科
用口腔内及び歯根内観察カメラ。 - 【請求項４】 前記ヘッド部の端面に照明用の光を放射
する出光端面を有するとともに、前記ロッドレンズ又は
光ファイバ束のまわりに、一端が前記出光端面に対向
し、他端が前記ロッドレンズ又は光ファイバ束の先端部
近傍に延長するライトガイドを有することを特徴とする
請求項３に記載の歯科用口腔内及び歯根内観察カメラ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9080822A JPH10272095A (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | 歯科用口腔内及び歯根内観察カメラ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9080822A JPH10272095A (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | 歯科用口腔内及び歯根内観察カメラ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10272095A true JPH10272095A (ja) | 1998-10-13 |
Family
ID=13729134
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9080822A Pending JPH10272095A (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | 歯科用口腔内及び歯根内観察カメラ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10272095A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001112713A (ja) * | 1999-10-19 | 2001-04-24 | Morita Mfg Co Ltd | 診療カメラを備えた診療装置 |
| JP2006116131A (ja) * | 2004-10-22 | 2006-05-11 | Olympus Corp | 内視鏡装置 |
| JP2011120882A (ja) * | 2009-10-27 | 2011-06-23 | Panasonic Corp | 口腔内カメラ |
| JP2019005446A (ja) * | 2017-06-28 | 2019-01-17 | 長田電機工業株式会社 | 歯科用内視鏡 |
| JP2020108624A (ja) * | 2019-01-04 | 2020-07-16 | 公立大学法人北九州市立大学 | 口腔内カメラ用光学アタッチメント及び口腔内画像撮像システム |
-
1997
- 1997-03-31 JP JP9080822A patent/JPH10272095A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001112713A (ja) * | 1999-10-19 | 2001-04-24 | Morita Mfg Co Ltd | 診療カメラを備えた診療装置 |
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| US8982200B2 (en) | 2009-10-27 | 2015-03-17 | Panasonic Healthcare Holdings Co., Ltd. | Intraoral camera with light collecting faces that deflect light close to an imaging window |
| JP2019005446A (ja) * | 2017-06-28 | 2019-01-17 | 長田電機工業株式会社 | 歯科用内視鏡 |
| JP2020108624A (ja) * | 2019-01-04 | 2020-07-16 | 公立大学法人北九州市立大学 | 口腔内カメラ用光学アタッチメント及び口腔内画像撮像システム |
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