JPH1027137A - メインユニット、サブユニット、データ記憶制御ユニット及び車両用多重通信システム - Google Patents

メインユニット、サブユニット、データ記憶制御ユニット及び車両用多重通信システム

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JPH1027137A
JPH1027137A JP8178243A JP17824396A JPH1027137A JP H1027137 A JPH1027137 A JP H1027137A JP 8178243 A JP8178243 A JP 8178243A JP 17824396 A JP17824396 A JP 17824396A JP H1027137 A JPH1027137 A JP H1027137A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 システムコストを増大せずにバックアップ用
メモリの有効利用を図る。 【解決手段】 メインユニット11の記憶手段16は、
第1通信回線12、あるいは、第2通信回線17を介し
て入力されるバックアップデータを記憶し、読出手段1
5は、サブユニット13、14から送信された送信要求
データに基づいて対応するバックアップデータを記憶手
段16から読み出し、送信手段15は、読み出されたバ
ックアップデータを第1通信回線17を介して当該サブ
ユニット13、14に対して送信し、サブユニット1
3、14の一時記憶手段は、送信されたバックアップデ
ータを一時的に記憶するので、サブユニット13、14
毎にバックアップ用メモリを設ける必要が無く、各サブ
ユニット13、14の構成を簡略化して、トータルのシ
ステム構築コストを低減し、さらにバックアップデータ
の読出、書込を定型化してシステム構築を容易とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メインユニット、
サブユニット、データ記憶制御ユニット及び車両用多重
通信システムに係り、特に各種データをバックアップす
るメモリバックアップシステムを有するシステムを構築
するためのメインユニット、サブユニット、データ記憶
制御ユニット及び車両用多重通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】図4に従来の車両用多重通信システムの
一例の概要構成ブロック図を示す。車両用多重通信シス
テム50は、図示しない車速センサから入力されるスピ
ード信号に基づいて、車速を表示するスピードメータ、
積算走行距離を表すオドメータ、リセット可能な積算走
行距離を表すトリップメータ等を含む電子メータ51
と、キーレスエントリーシステム(遠隔操作により鍵を
用いずに車両ドアの施錠/解錠を行うシステム)を構成
するキーレスレシーバ53と、図示しない被制御装置が
接続され、当該被制御装置を制御するECU(Electron
ic control Unit)54と、を備えて構成されている。
【0003】電子メータ51は、当該電子メータ51全
体を制御するコントローラ55と、コントローラ55の
制御下で当該電子メータ51においてバックアップして
おくべき各種データを記憶するEEPROM(Electric
al Erasable and Programmable Read Only Memory)5
6と、を備えて構成されている。
【0004】キーレスレシーバ53は、当該キーレスレ
シーバ53全体を制御するコントローラ57と、図示し
ないキーレストランシーバからの送信電波を受信するR
Fアンテナ58と、RFアンテナ58を介して受信した
キーレストランシーバからの送信電波を復調し、受信デ
ータとしてコントローラに出力する復調回路59と、コ
ントローラ57の制御下で当該キーレスレシーバ53に
おいてバックアップしておくべき各種データを記憶する
EEPROM60と、を備えて構成されている。
【0005】当該ECU54においてバックアップして
おくべき各種データを記憶する図示しないEEPROM
を内蔵し、当該ECU54全体を制御するコントローラ
61を備えて構成されている。次に動作を説明する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の車両用シス
テムにおいては、当該車両用システムを構築するユニッ
ト(電子メータ51、キーレスレシーバ53あるいはE
CU54)毎に当該ユニットに必要なバックアップデー
タを記憶するEEPROMを備えていたため、以下のよ
うな問題点があった。
【0007】 バックアップすべきデータの容量は小
容量であることが多く、各EEPROMのメモリ利用効
率が低く、無駄が多くなってしまうという問題点があっ
た。 また、他のユニットのEEPROMを利用してバッ
クアップを行うためには、専用のハードウェア及びソフ
トウェアが必要となり、システム構成が複雑化するとと
もに、トータルなシステムコストが増大してしまうとい
う問題点があった。
【0008】そこで、本発明の目的は、トータルなシス
テムコストを増大させることなく、バックアップ用メモ
リ(上述のEEPROM)の有効利用を図って、システ
ム資源の無駄を低減することが可能なメインユニット、
サブユニット、データ記憶制御ユニット及び車両用多重
通信システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
サブユニットとともに車両用多重通信システムを構成す
るとともに、第1通信回線に接続されるメインユニット
であって、前記第1通信回線、あるいは、外部より第2
通信回線を介して入力されるバックアップデータを記憶
する不揮発性の記憶手段と、前記第1通信回線を介して
前記記憶手段に記憶したバックアップデータを前記サブ
ユニットに対して送信するデータ送信制御手段と、を備
えて構成する。
【0010】請求項1記載の発明によれば、メインユニ
ットの記憶手段は、第1通信回線、あるいは、外部より
第2通信回線を介して入力されるバックアップデータを
電源断時においても記憶し、データ送信制御手段は、第
1通信回線を介して記憶手段に記憶したバックアップデ
ータをサブユニットに対して送信する。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記データ送信制御手段は、前記第1通信
回線に接続されているサブユニットから前記第1通信回
線を介して送信される送信要求データに基づいて対応す
る前記バックアップデータを前記記憶手段から読み出す
読出手段と、読み出された前記バックアップデータを前
記第1通信回線を介して当該サブユニットに対して送信
する送信手段と、を備えて構成する。
【0012】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の作用に加えて、データ送信制御手段の読出手
段は、第1通信回線に接続されているサブユニットから
第1通信回線を介して送信される送信要求データに基づ
いて対応するバックアップデータを記憶手段から読み出
す。
【0013】これにより送信手段は、読み出されたバッ
クアップデータを第1通信回線を介して当該サブユニッ
トに対して送信する。請求項3記載の発明は、請求項1
または請求項2記載の発明において、前記送信要求デー
タは、前記サブユニットを特定するためのサブユニット
特定データを含み、前記読出手段は、前記送信要求デー
タに基づいて当該送信要求データを送信した前記サブユ
ニットを特定し、前記送信手段は、前記特定されたサブ
ユニットに対し前記バックアップデータを送信するよう
に構成する。
【0014】請求項3記載の発明によれば、請求項1ま
たは請求項2記載の発明の作用に加えて、読出手段は、
送信要求データに含まれたサブユニット特定データに基
づいて当該送信要求データを送信したサブユニットを特
定し、送信手段は、特定されたサブユニットに対しバッ
クアップデータを送信する。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求
項3記載のメインユニットに前記第1通信回線を介して
接続されるサブユニットであって、前記送信要求データ
を前記第1通信回線を介して送信するデータ要求手段
と、前記第1通信回線を介して送信された前記バックア
ップデータを一時的に記憶する一時記憶手段と、を備え
て構成する。
【0016】請求項4記載の発明によれば、データ要求
手段は、送信要求データを第1通信回線を介して送信す
る。一時記憶手段は、この送信要求データに応答してメ
インユニットより第1通信回線を介して送信されたバッ
クアップデータを一時的に記憶する。
【0017】請求項5記載の発明は、請求項1乃至請求
項3記載のメインユニットに前記第2通信回線を介して
接続されるデータ記憶制御ユニットであって、前記第2
通信回線を介して前記バックアップデータを前記記憶手
段に対して更新可能に記憶させ、あるいは、消去させる
ように構成する。
【0018】請求項5記載の発明によれば、データ記憶
制御ユニットは、第2通信回線を介してバックアップデ
ータを記憶手段に対して更新可能に記憶させ、あるい
は、消去させる。請求項6記載の発明は、請求項5記載
の発明において、前記第2通信回線を介して、前記バッ
クアップデータの読み出しを要求する読出要求手段と、
前記読み出した前記バックアップデータを表示するデー
タ表示手段と、を備えて構成する。
【0019】請求項6記載の発明によれば、請求項5記
載の発明の作用に加えて、読出要求手段は、第2通信回
線を介して、バックアップデータの読み出しをメインユ
ニットに対して要求する。データ表示手段は、読み出し
たバックアップデータを表示する。
【0020】請求項7記載の発明は、多重データ通信が
可能な第1通信回線、前記第1通信回線に多重通信可能
に接続されたメインユニット及び前記第1通信回線に多
重通信可能に接続されたサブユニットを有する車両用多
重通信システムであって、前記メインユニットは、外部
より第2通信回線を介して入力されるバックアップデー
タを記憶する記憶手段、前記第1通信回線に接続されて
いるサブユニットから前記第1通信回線を介して送信さ
れる送信要求データに基づいて対応する前記バックアッ
プデータを前記記憶手段から読み出す読出手段及び読み
出された前記バックアップデータを前記第1通信回線を
介して当該サブユニットに対して送信する送信手段を有
し、前記サブユニットは、前記送信要求データを前記第
1通信回線を送信するデータ要求手段及び前記第1通信
回線を介して送信された前記バックアップデータを一時
的に記憶する一時記憶手段を有するように構成する。
【0021】請求項7記載の発明によれば、多重データ
通信が可能な第1通信回線、第1通信回線に多重通信可
能に接続されたメインユニット及び第1通信回線に通信
可能に接続されたサブユニットを有する車両用多重通信
システムのメインユニットの記憶手段は、外部より第2
通信回線を介して入力されるバックアップデータを記憶
する。
【0022】これと並行して第1通信回線に接続されて
いるサブユニットのデータ要求手段は、第1通信回線を
介して送信要求データをメインユニットに送信し、読出
手段は、サブユニットから送信された送信要求データに
基づいて対応するバックアップデータを記憶手段から読
み出し、送信手段は、読み出されたバックアップデータ
を第1通信回線を介して当該サブユニットに対して送信
する。
【0023】この結果、サブユニットの一時記憶手段
は、第1通信回線を介して送信されたバックアップデー
タを一時的に記憶する。請求項8記載の発明は、請求項
7記載の発明において、前記第2通信回線を介して前記
バックアップデータを前記記憶手段に対して更新可能に
記憶させ、あるいは、消去させるデータ記憶制御ユニッ
トを備えて構成する。
【0024】請求項8記載の発明によれば、請求項7記
載の発明の作用に加えて、データ記憶制御ユニットは、
第2通信回線を介してバックアップデータを記憶手段に
対して更新可能に記憶させ、あるいは、消去させる。
【0025】
【発明の実施の形態】次に図面を参照して本発明の好適
な実施形態を説明する。図1に車両用多重通信システム
の概要構成ブロック図を示す。車両用多重通信システム
10は、図示しない車速センサから入力されるスピード
信号SSPに基づいて、車速を表示するスピードメータ、
積算走行距離を表すオドメータ、リセット可能な積算走
行距離を表すトリップメータ等を含む電子メータ11
と、電子メータ11と多重通信ライン12を介して接続
されるとともにキーレスエントリーシステム(遠隔操作
により鍵を用いずに車両ドアの施錠/解錠を行うシステ
ム)を構成するキーレスレシーバ13と、電子メータ1
1と多重通信ライン12を介して接続されるとともに図
示しない被制御装置が接続され、当該被制御装置を制御
するECU(Electronic control Unit)14と、を備
えて構成されている。
【0026】この場合において、電子メータ11はメイ
ンユニットとして、キーレスレシーバ13及びECU1
4はサブユニットとして、多重通信ライン12は第1通
信回線として機能している。電子メータ11は、当該電
子メータ11全体を制御するコントローラ15と、コン
トローラ15の制御下で当該車両用多重通信システム1
0においてバックアップしておくべき各種データを記憶
する記憶手段として機能するEEPROM(Electrical
Erasable and Programmable Read Only Memory)16
と、を備えて構成されている。
【0027】コントローラ15は、後述する外部のダイ
アグノーシス(diagnosis)ツール25がダイアグ通信
ライン17を介して接続されるダイアグコネクタ15A
を有している。キーレスレシーバ13は、当該キーレス
レシーバ13全体を制御するとともに、多重通信ライン
12を介した多重通信のインターフェース制御を行うコ
ントローラ18と、図示しないキーレストランシーバか
らの送信電波を受信するRFアンテナ19と、RFアン
テナ19を介して受信したキーレストランシーバからの
送信電波を復調し、受信データDRとしてコントローラ
18に出力する復調回路20と、を備えて構成されてい
る。
【0028】ECU14は、当該ECU14全体を制御
するとともに、多重通信ライン12を介した多重通信の
インターフェース制御を行うコントローラ21を備えて
構成されている。ダイアグノーシスツール25は、デー
タ記憶制御部並びにデータ記憶制御ユニットとして機能
するとともに、各種データや各種コマンドの入力を行う
キーボード部25Aと、各種データ表示を行うディスプ
レイ部25Bと、を備えて構成されている。
【0029】次にキーレスレシーバの暗号コードデータ
のバックアップを行う場合を例としてバックアップデー
タの書込動作及び読出動作を説明する。 1) バックアップデータの書込動作 図2にEEPROMへのバックアップデータの書込動作
の処理フローチャートを示す。
【0030】まず、ユーザは、ダイアグコネクタ15A
にダイアグノーシスツール25を接続する(ステップS
1)。この場合において、ダイアグノーシスツール25
には、予めキーレスレシーバ13用の暗号コードデータ
が記憶されているものとする。
【0031】次にダイアグノーシスツール25のディス
プレイ部25Bの表示を参照しつつ、キーボード部25
Aを操作してダイアグノーシスツール25の動作モード
をキーレスレシーバ暗号コード書込モードに変更する
(ステップS2)。これによりダイアグノーシスツール
25は、ダイアグ通信ライン17を介して、電子メータ
11に対し、書込要求コマンドを出力する(ステップS
3)。
【0032】電子メータ11のコントローラ15は、書
込要求コマンドを受信し、書込要求を受入可能な状態と
なると、ダイアグ通信ライン17を介して、ダイアグノ
ーシスツールに対して要求受入通知を行う。この電子メ
ータ11の動作と並行して、ダイアグノーシスツール2
5は、ダイアグ通信ライン17を監視し、電子メータ1
1から要求受入通知が行われたか否かを判別し、要求受
入通知が行われるまで待機状態となる(ステップS
4)。
【0033】電子メータ11から要求受入通知が行われ
ると、ダイアグノーシスツール25はダイアグ通信ライ
ン17及びダイアグコネクタ15Aを介してキーレスレ
シーバ13用の暗号コードデータをコントローラ15に
対して送出する(ステップS5)。
【0034】キーレスレシーバ13用の暗号コードデー
タを受信したコントローラ15は、EEPROM16の
動作を書込モードとし、EEPROM16の所定の記憶
領域に書き込む(ステップS6)。このEEPROM1
6への暗号コードデータの書き込みと並行して、コント
ローラ15は、多重通信ライン12を介して当該暗号コ
ードデータをコントローラ18に送信する(ステップS
7)。
【0035】この結果、コントローラ18は、一時記憶
手段として機能する図示しない内蔵RAMに送信された
暗号コードデータを記憶し、キーレストランシーバから
送信され、RFアンテナ19を介して受信され、復調回
路20により復調された暗号コードデータがこの記憶し
た暗号コードと一致する場合にのみ、車両ドアの施錠/
解錠を行うこととなる。
【0036】以上の説明においては、メインユニットで
ある電子メータ11からサブユニットであるキーレスレ
シーバ13に対してバックアップデータを送信する場合
について説明したが、サブユニットであるキーレスレシ
ーバ13あるいはECU14においてバックアップすべ
きデータが更新された場合には、ダイアグノーシスツー
ル25が電子メータ11にバックアップデータ(上述の
例の場合、暗号コードデータ)を記憶する手順と同様に
ダイアグ通信ライン17に代えて多重通信ライン12を
介してデータのバックアップを行うように構成すること
も可能である。 2) バックアップデータの読出動作 図3にEEPROMから各ユニット(以下の説明では、
キーレスレシーバ)におけるバックアップデータの読込
動作の処理フローチャートを示す。
【0037】まず、キーレスレシーバ13のコントロー
ラ18は、当該キーレスレシーバ13の起動時(通常
は、車両用多重通信システムへの電源供給時)に、EE
PROMにバックアップされている暗号コードデータを
読み出すべく、多重通信ライン12が使用可能か否かを
判別し、使用可能となるまで待機状態となる(ステップ
S11)。
【0038】コントローラ18は、多重通信ライン12
が使用可能状態となると、多重通信ライン12を介して
電子メータ11のコントローラ15に対して読出要求コ
マンドを出力する(ステップS12)。電子メータ11
のコントローラ15は読出要求コマンドを受信すると、
読出要求コマンドを解析し、キーレスレシーバ13が暗
号コードデータの読み出しを要求している旨を認識し、
キーレスレシーバ13の暗号コードデータが格納されて
いるEEPROM16の記憶領域から暗号コードデータ
を読み出す(ステップS13)。
【0039】続いてコントローラ15は、多重通信ライ
ン12が使用可能か否かを判別し、使用可能となるまで
待機状態となる(ステップS14)。コントローラ15
は、多重通信ライン12が使用可能状態となると、多重
通信ライン12を介してキーレスレシーバ13のコント
ローラ18に読み出した暗号コードデータを送信する
(ステップS15)。
【0040】これによりキーレスレシーバ13のコント
ローラ18は、、図示しない内蔵RAMに送信された暗
号コードデータを記憶する(ステップS16)。この
後、図示しない内キーレストランシーバから送信され、
RFアンテナ19を介して受信され、復調回路20によ
り復調された暗号コードデータが図示しない内蔵RAM
に記憶した暗号コードと一致する場合にのみ、車両ドア
の施錠/解錠を行うこととなる。
【0041】以上の説明においては、バックアップデー
タに対応するユニットとしてキーレスレシーバの場合に
ついてのみ説明したが、ECU14あるいは車両用多重
通信システムを構成すべく多重通信ライン12に新たに
接続された他のユニットについても同様にして、電子メ
ータ11のEEPROM16にバックアップデータを書
き込み、必要に応じて読み出すように構成することも可
能である。
【0042】上記実施形態においては、予めバックアッ
プ用メモリ(EEPROM)が設けられているメインユ
ニット(上述の例の場合、電子メータ)が分かっている
場合について説明したが、新たなサブユニットが追加さ
れた場合などに容易に対応するためには、バックアップ
用メモリを有するメインユニットがシステム起動時に全
サブユニットに対し、その旨を通知するように構成した
り、いずれかのユニットの問い合わせに対してバックア
ップ用メモリを有するユニットが通知するように構成す
ることも可能である。また、予めバックアップ用メモリ
を有するメインユニットに対し、特定の通信アドレスを
割り当てておくように構成することも可能である。
【0043】さらに、同一の多重通信ラインに接続され
る可能性のあるメインユニット及びサブユニットを含む
ユニット全てに予め固有の通信アドレスを割り当ててお
き、バックアップ用メモリにバックアップデータを書き
込む際の書き込みアドレスと関連づけをしておくことに
より新たなサブユニットが追加された場合でも容易に対
応することが可能である。
【0044】以上の説明のように、本実施形態によれ
ば、車両用多重通信システムを構成するユニットのバッ
クアップデータを一のユニット内のバックアップ用メモ
リで管理することが可能となり、バックアップ用メモリ
の利用効率を向上することができるとともに、トータル
システムコストを低減することが可能となる。
【0045】また、バックアップ用メモリへのバックア
ップデータの書込処理及び読出処理を標準化することが
容易となり、専用のハードウェアやソフトウェアが不要
となりシステム開発が容易となるとともに、システム開
発時間を短縮することが可能となる。
【0046】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、メインユ
ニットの記憶手段は、第1通信ラインあるいは外部より
第2通信回線を介して入力されるバックアップデータを
記憶し、データ送信制御手段は、第1通信回線を介して
記憶手段に記憶したバックアップデータをサブユニット
に対して送信するので、サブユニット毎にバックアップ
用のメモリを設ける必要が無く、各サブユニットの構成
を簡略化することができるとともに、トータルのシステ
ム構築コストを低減することができる。
【0047】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の作用に加えて、データ送信制御手段の読出手
段は、第1通信回線に接続されているサブユニットから
第1通信回線を介して送信される送信要求データに基づ
いて対応するバックアップデータを記憶手段から読み出
し、送信手段は、読み出されたバックアップデータを第
1通信回線を介して当該サブユニットに対して送信する
ので、サブユニットにはバックアップ用メモリを設ける
ことなく、バックアップ用メモリを設けた場合と同一の
動作を行わせることが可能となる。
【0048】請求項3記載の発明によれば、請求項1ま
たは請求項2記載の発明の作用に加えて、読出手段は、
送信要求データに含まれたサブユニット特定データに基
づいて当該送信要求データを送信したサブユニットを特
定し、送信手段は、特定されたサブユニットに対しバッ
クアップデータを送信するので、確実にデータを要求し
ているサブユニットに対してバックアップデータを送信
することができ、多数のサブユニットが接続されている
場合でも、誤動作等を引き起こすことがない信頼性の高
いシステムを容易に構築することができる。
【0049】請求項4記載の発明によれば、データ要求
手段は、送信要求データを第1通信回線を介して送信
し、一時記憶手段は、この送信要求データに応答してメ
インユニットより第1通信回線を介して送信されたバッ
クアップデータを一時的に記憶するので、バックアップ
データの読出を定型化することができ、システム構築が
容易となるとともに、サブユニット側にバックアップ用
メモリを設けることなく、バックアップ用メモリを設け
た場合と同一の動作を行うことができる。
【0050】請求項5記載の発明によれば、データ記憶
制御ユニットは、第2通信回線を介してバックアップデ
ータを記憶手段に対して更新可能に記憶させ、あるい
は、消去させるので、バックアップデータの変更が容易
となり、システムの変更などに対して柔軟に対応するこ
とができる。
【0051】請求項6記載の発明によれば、請求項5記
載の発明の作用に加えて、読出要求手段は、第2通信回
線を介して、バックアップデータの読み出しをメインユ
ニットに対して要求し、データ表示手段は、読み出した
バックアップデータを表示するので、容易に記憶手段の
内容を把握することができ、システムのメンテナンスが
容易となる。
【0052】請求項7記載の発明によれば、車両用多重
通信システムのメインユニットの記憶手段は、第1通信
回線、あるいは、外部より第2通信回線を介して入力さ
れるバックアップデータを記憶し、第1通信回線に接続
されているサブユニットのデータ要求手段は、第1通信
回線を介して送信要求データをメインユニットに送信
し、読出手段は、サブユニットから送信された送信要求
データに基づいて対応するバックアップデータを記憶手
段から読み出し、送信手段は、読み出されたバックアッ
プデータを第1通信回線を介して当該サブユニットに対
して送信し、サブユニットの一時記憶手段は、第1通信
回線を介して送信されたバックアップデータを一時的に
記憶するので、サブユニット毎にバックアップ用のメモ
リを設ける必要が無く、各サブユニットの構成を簡略化
して、各サブユニットにバックアップ用メモリを設けた
場合と同一の動作をさせることができる。また、トータ
ルのシステム構築コストを低減することができる。さら
に、バックアップデータの読み出しを定型化することが
でき、システム構築が容易となる。
【0053】請求項8記載の発明によれば、請求項7記
載の発明の作用に加えて、データ記憶制御ユニットは、
第2通信回線を介してバックアップデータを記憶手段に
対して更新可能に記憶させ、あるいは、消去させるの
で、バックアップデータの変更が容易となり、システム
の変更などに対して柔軟に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の車両用多重通信システムの概要構成
ブロック図である。
【図2】バックアップデータの書込動作の処理フローチ
ャートである。
【図3】バックアップデータの読出動作の処理フローチ
ャートである。
【図4】従来の車両用多重通信システムの概要構成ブロ
ック図である。
【符号の説明】
10 車両用多重通信システム 11 電子メータ 12 多重通信ライン 13 キーレスレシーバ 14 ECU 15 コントローラ 15A ダイアグコネクタ 16 EEPROM 17 ダイアグ通信ライン 18 コントローラ 19 RFアンテナ 20 復調回路 21 コントローラ 25 ダイアグノーシスツール 25A キーボード部 25B ディスプレイ部 DR 受信データ SSP スピード信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04Q 9/00 311 H04L 13/00 311

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サブユニットとともに車両用多重通信シ
    ステムを構成するとともに、第1通信回線に接続される
    メインユニットであって、 前記第1通信回線を介して、あるいは、外部より第2通
    信回線を介して入力されるバックアップデータを記憶す
    る不揮発性の記憶手段と、 前記第1通信回線を介して前記記憶手段に記憶したバッ
    クアップデータを前記サブユニットに対して送信するデ
    ータ送信制御手段と、 を備えたことを特徴とするメインユニット。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のメインユニットにおい
    て、 前記データ送信制御手段は、前記第1通信回線に接続さ
    れているサブユニットから前記第1通信回線を介して送
    信される送信要求データに基づいて対応する前記バック
    アップデータを前記記憶手段から読み出す読出手段と、 読み出された前記バックアップデータを前記第1通信回
    線を介して当該サブユニットに対して送信する送信手段
    と、 を備えたことを特徴とするメインユニット。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載のメインユ
    ニットにおいて、 前記送信要求データは、前記サブユニットを特定するた
    めのサブユニット特定データを含み、 前記読出手段は、前記送信要求データに基づいて当該送
    信要求データを送信した前記サブユニットを特定し、 前記送信手段は、前記特定されたサブユニットに対し前
    記バックアップデータを送信することを特徴とするメイ
    ンユニット。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3記載のメインユニ
    ットに前記第1通信回線を介して接続されるサブユニッ
    トであって、 前記送信要求データを前記第1通信回線を介して送信す
    るデータ要求手段と、 前記第1通信回線を介して送信された前記バックアップ
    データを一時的に記憶する一時記憶手段と、 を備えたことを特徴とするサブユニット。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項3記載のメインユニ
    ットに前記第2通信回線を介して接続されるデータ記憶
    制御ユニットであって、 前記第2通信回線を介して前記バックアップデータを前
    記記憶手段に対して更新可能に記憶させ、あるいは、消
    去させることを特徴とするデータ記憶制御ユニット。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のデータ記憶制御ユニット
    において、 前記第2通信回線を介して、前記バックアップデータの
    読み出しを要求する読出要求手段と、 前記読み出した前記バックアップデータを表示するデー
    タ表示手段と、 を備えたことを特徴とするデータ記憶制御ユニット。
  7. 【請求項7】 多重データ通信が可能な第1通信回線、
    前記第1通信回線に多重通信可能に接続されたメインユ
    ニット及び前記第1通信回線に多重通信可能に接続され
    たサブユニットを有する車両用多重通信システムであっ
    て、 前記メインユニットは、外部より第2通信回線を介して
    入力されるバックアップデータを記憶する記憶手段、前
    記第1通信回線に接続されているサブユニットから前記
    第1通信回線を介して送信される送信要求データに基づ
    いて対応する前記バックアップデータを前記記憶手段か
    ら読み出す読出手段及び読み出された前記バックアップ
    データを前記第1通信回線を介して当該サブユニットに
    対して送信する送信手段を有し、 前記サブユニットは、前記送信要求データを前記第1通
    信回線を送信するデータ要求手段及び前記第1通信回線
    を介して送信された前記バックアップデータを一時的に
    記憶する一時記憶手段を有した、 ことを特徴とする車両用多重通信システム。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の車両用多重通信システム
    において、 前記第2通信回線を介して前記バックアップデータを前
    記記憶手段に対して更新可能に記憶させ、あるいは、消
    去させるデータ記憶制御ユニットを備えたことを特徴と
    する車両用多重通信システム。
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