JPH10269729A - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

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Publication number
JPH10269729A
JPH10269729A JP9315397A JP9315397A JPH10269729A JP H10269729 A JPH10269729 A JP H10269729A JP 9315397 A JP9315397 A JP 9315397A JP 9315397 A JP9315397 A JP 9315397A JP H10269729 A JPH10269729 A JP H10269729A
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JP
Japan
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servo
data
sector
scf
error
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Pending
Application number
JP9315397A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Satake
和彦 佐竹
Masatoshi Nishina
昌俊 仁科
Tsuneo Hirose
恒夫 廣瀬
Akira Chuma
顕 中馬
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 IDレスフォーマット方式において、サーボ
にトラック識別情報を記録しなくても、トラック識別を
行えるようにし、サーボWR工程時間の短縮を計り、さ
らにセクタ識別の検証を行えるようにし、信頼性を向上
させる。 【解決手段】 ヘッドをRDヘッドとWRヘッドのデュ
アルヘッドとし、データWR時のみ読み出すことを目的
として、データWR時にRDヘッドが通過するオフセッ
ト位置にシリンダ番号情報、ヘッド番号情報、サーボセ
クタアドレス情報等からなるSCF(サーボチェックフ
ィールド)を記録し、データWR時に該SCFを読み出
し、サーボセクタから読み出されたサーボセクタアドレ
ス情報39,指定されたシリンダ番号情報42及びヘッド番
号情報43と、SCFから読み出されたシリンダ番号情
報、ヘッド番号情報、サーボセクタアドレス情報41を比
較器49で比較し、その結果に基づきSCFエラー判定回
路47でトラック検証を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、IDレスフォーマ
ット方式での信頼性の向上および製造時の時間短縮によ
るコスト低減を実現するディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータの高性能化、小型化
が進み、データ記憶装置、特に磁気ディスク装置に対し
て、小型大容量化、高性能化が強く求められている。こ
の要求に対して、フォーマット効率を向上させること
で、容量アップをはかる方法が注目されている。このア
プローチの一例として、従来のディスク装置では、特開
平5ー174498号公報に記載のように、セクタを識
別するために設けられたID領域を削除する方法がある
(ここではこの方式を"IDレス方式"と定義する)。
【0003】図2の(b)、(c)は、この方式を用い
た場合のディスクフォーマットの一例を示している。以
下、本フォーマットの構成について説明する。ディスク
フォーマットは、データの記録/再生動作を行なうヘッ
ドの記録媒体上の位置を制御するために設けられたサー
ボセクタ(SSCT16)と、ユーザデータを格納する
ために設けられたデータセクタ(DSCT17)とに大
別される。サーボセクタは、図2(b)のSSCT例に
示すように、AGCG(オートマチック ゲイン コント
ロール ギャップ)18、SVMK(サーボマーク)1
9、IDXMK(インデックスマーク)20/SCTM
K(セクタマーク)21、TRK(トラック番号)2
2、POS(ポジション信号)23、ISG(インター
セクタギャップ)24から構成される。
【0004】AGCG18は、サーボ情報の読み出しゲ
インを調整するために、SVMK19は、サーボセクタ
の先頭位置を検出するために設けられた領域である。I
DXMK20/SCTMK22は、トラックまたはセク
タの先頭を識別するために設けられた領域であり、TR
K22は、フルトラック番号を格納するための領域であ
る。POS23は、トラック間における詳細なヘッドの
位置決め情報を格納しており、詳細な位置決め動作(セ
トリング)、常に目的のトラックの上にヘッドを位置付
ける追従動作(フォローイング)の各動作を制御するため
に使用される。ISG24はディスクの回転変動を吸収
するために設けられた領域である。
【0005】一方、図2(c)に示すデータセクタ17
は、記録密度をディスクの内外周に亘って一定にするフ
ォーマットを採用する場合、その中に前記サーボセクタ
を含む場合のDSCTBのフォーマットと含まない場合
のDSCTAのフォーマットでその構成が異る。DSC
TAは、ISG24、PLO(周波数同期パターン)2
5、BS(バイトシンク)26、DATA27、ECC
28、PAD29から構成される。ISG24は前記示
したようにディスクの回転変動を吸収するために設けら
れた領域である。PLO25は、読み出しデータに対す
るクロック同期をとるために設けられた領域であり、B
S28は、シリアルデータからパラレルデータ(例え
ば、バイトデータ)に変化するタイミングを検出するた
めに設けられた領域である。DATA27は、ユーザの
データを格納する領域であり、ECC28は、読み出し
たDATA27に誤りがある場合、その誤りを訂正する
ために設けられた領域である。
【0006】DSCTBは、基本的にはDSCTAの中
にSSCT16が挿入されたフォーマットになっている
が、SSCT16の後に再度PLO25、BS26を配
置している。これは読み出し時、SSCT16を通過す
る際、リード処理を一度中断するので、再度リード処理
を行なうためにクロック同期およびバイト同期を再度行
なう必要があるためである。
【0007】本方式では、データセクタ17にはデータ
セクタアドレス(DSA)を格納したID部が無いた
め、データセクタアドレス(DSA)はサーボセクタ1
6のサーボセクタアドレス(SSA)を用いて求める。
SSAは、上記インデックスマーク20を含むサーボセ
クタ16のアドレスを0として、後続のサーボセクタ1
6のセクタマーク21を検出する毎にアドレスを1づつ
インクリメントすることにより求めることができる。S
SAが求まれば、アドレス変換テーブルを用いて、SS
Aに対応したDSAを求めることができる。このアドレ
ス変換テーブルは、トラックを単位として、トラックの
中に配置されるサーボセクタ16とデータセクタ17の
数の比率から容易に作成することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記IDレスフォーマ
ット方式では、データセクタ17のアドレスの検出は、
サーボセクタ16内に格納されたインデックスマーク2
0とセクタマーク21、さらにサーボセクタ16の先頭
位置を示すサーボマーク19を、検出しカウントするこ
とにより認識するサーボセクタアドレスから変換テーブ
ル等を用いてデータセクタアドレスに変換することによ
り行なう。これらはヘッドが位置付いているトラック上
におけるデータセクタの識別であり、複数の記録面と複
数のヘッドを有するディスク装置において、ヘッド切替
回路の故障や誤動作によって所望のトラックと異なるト
ラックが誤選択された場合、その誤選択を検出すること
ができずデータセクタの誤認識となり、誤ったデータセ
クタにWRを行なってユーザデータを破壊したり、誤っ
たデータをホストコンピュータに転送する可能性があ
る。このため、実際にヘッドが位置付いているトラック
を何らかの方法で検出することが求められる。
【0009】従来の技術では、SSCT例に示すよう
に、サーボセクタ16の中にフルトラック番号を格納し
ておき、実際にヘッドが位置付いているサーボセクタ1
6内のフルトラック番号を直接読み出してトラック識別
する方法を示している。フルトラック番号をサーボセク
タに記録した場合、全てのサーボセクタの該番号が異な
るためサーボWR装置によるサーボWRを1トラック毎
に行なう必要がある。
【0010】サーボセクタにシリンダ番号を記録する複
数の記録面と複数のヘッドを有するディスク装置では、
同一シリンダ内では記録面が異なっても該番号は同じで
あるから、サーボWRを複数のヘッド同時に行なうこと
ができる。例えば、複数nの記録面と複数nのヘッドを
有するディスク装置の場合n個のヘッド同時にサーボW
Rを行なうことができる。この場合、ディスク1回転で
1シリンダのサーボWRを行うことができ、全トラック
のサーボWRはシリンダ数分のサーボWR動作でよい。
つまり、全トラックのサーボをWRするのにシリンダ数
分のディスク回転時間で行うことが可能である。
【0011】しかし、フルトラック番号を記録する方法
では、複数の記録面と複数のヘッドを有するディスク装
置の場合、複数のヘッド同時にサーボWRを行なえず、
ヘッド1本毎にサーボWRを行うことになる。つまり、
全トラックのサーボWRするのにトラック数分(シリン
ダ数×記録面数)分の回転時間が必要となる。
【0012】一般的に、サーボの記録はディスク装置製
造時のサーボWR工程において専用のサーボWR装置を
用いて行なう。このため一度にサーボWRできる量は限
られていて、フルトラック番号を記録する方法は、シリ
ンダ番号を記録する方法と比べサーボWR工程に多大の
時間を要する。
【0013】また、デュアルヘッドを採用したディスク
装置におけるオフセットの問題について、図3を用いて
説明する。図3は一般的なID有りフォーマットのディ
スク装置のセクタの概念図である。DATA WR時
は、WRヘッドをトラックの中心線A上に位置付けして
WRを行い、DATA部はトラックの中心線Aを中心に
記録する。この時、RDヘッド/WRヘッドのオフセッ
トのためRDヘッドは、B線上を通過する。DATA
RD時、RDヘッドをトラックの中心線A上に位置付け
してRDを行う。これは記録した位置A線上で読み出し
た場合、読み出し信号レベルが大きく、読み出しエラー
が少ないためである。ID部は、DATA RD時、W
R時共読み出すため、一般的にA線とB線の中心C線上
にWRヘッドを位置付けて記録する。しかし、DATA
RD/WRどちらの場合においても、RDヘッドはI
Dの中心線Cからずれて読み出すため、読み出しエラー
発生率が悪化する恐れがある。ID部に読み出しエラー
が発生すると確実なIDの識別が行えない恐れがあり、
再度IDを読み出すリトライを行うことにより、スルー
プットの劣化を生じる。さらに、IDの中心線Cからず
れて読み出すため、近傍トラックの影響を受けやすくな
りトラック間を狭くできず、トラック密度の向上による
記憶容量の増大の妨げとなる。
【0014】本発明の目的は、上記IDレスフォーマッ
ト方式において、サーボにトラック識別情報を記録しな
くても、トラック識別を行う手段により、信頼性を向上
しつつ、ディスク装置製造のサーボWR工程時間の短縮
を計り、さらにセクタ識別の検証を行う手段により、信
頼性を向上させることである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、データを記録/再生するヘッドと、デー
タを格納するために記録面上に設けられた複数のデータ
ブロックと、前記ヘッドの前記記録面上の位置を制御す
るための制御情報を格納するサーボブロックと、位置決
め誤りを判定するための位置決め情報を格納するサーボ
チェックフィールドとを含む記録面を有する記録媒体と
を備えたディスク装置であり、前記サーボチェックフィ
ールドに位置決め情報を格納する手段と、データライト
アクセス時のみに、該位置決め情報を読み出す手段と、
読み出した該位置決め情報および前記サーボブロックか
ら読み出した位置情報をデータライトの目的位置と比較
し、位置決め誤りを判定する手段と、位置決め誤り判定
結果に応じてデータブロックの書き込みを制御する手段
とを備えるようにしている。
【0016】また、前記データブロックと、前記位置決
め誤りを判定するために設けられたサーボチェックフィ
ールドとのトラックオフセット量を、RDヘッドとWR
ヘッドのオフセット量に合わせるようにしている。ま
た、前記サーボチェックフィールドの読み出しエラー
時、少なくとも1つ前までのサーボチェックフィールド
の読み出し履歴を参照し、該読み出し履歴にエラーでな
い読み出しがあるとき、前記サーボチェックフィールド
の読み出しエラーを許容する制御手段を備えるようにし
ている。また、サーボチェックフィールドの読み出し開
始タイミングと、データブロックの書き込み開始タイミ
ングを別々に制御する手段を備えるようにしている。ま
た、前記手段を全て一つのLSIに収めるようにしてい
る。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施例についてについて
以下説明する。各サーボセクタは図2に示すように、A
GCG,SVMK,IDXMK/SCTMK,TRK,
POS,ISGから構成される。AGCGはサーボ情報
の読み出しゲインを調整するために、SVMKはサーボ
セクタの先頭位置を検出するために設けられた領域であ
る。IDXMK/SCTMKはトラックまたはセクタの
先頭を識別するために設けられた領域であり、TRKは
シリンダ番号を格納するための領域とする。本発明で
は、後述するSCFを用いてトラック検証を行うため、
特にサーボセクタ中にフルトラック番号等のトラック識
別情報を記録する必要はなく、複数の記録面と複数のヘ
ッドを有するディスク装置においても、本実施例ではシ
リンダ番号を記録する。POSはシリンダ間における詳
細な位置決め情報を格納してあり、詳細な位置決め動作
(セトリング)、常に目的のシリンダ上にヘッドを位置
付ける追従動作(フォローイング)の各動作を制御する
ために使用される。ISGはディスクの回転変動を吸収
するために設けられた領域である。
【0018】このサーボセクタは一般的に、専用のサー
ボWR装置を使用して記録する。これは、トラック上に
ヘッドを位置決めするために、例えば、レーザを用いた
専用の位置決め装置を用いてヘッド位置制御を行う必要
があるためである。本発明において、サーボWR方法は
問題ではなく一般的に用いられている方法で、サーボW
Rを行ってよい。そして、本実施例においては、シリン
ダ内ではサーボセクタの内容は共通のため、複数ヘッド
同時にサーボWR可能である。このため、サーボWR装
置は信号処理装置をサーボWRモードとして全ヘッド同
時にWRできるように設定し、全ヘッド同時に1シリン
ダ毎にサーボを記録することが望ましい。データセクタ
は前述した従来例と何ら変わらないため説明を省略す
る。
【0019】図1、図5を用いて、IDレスフォーマッ
ト方式におけるデータの書き込み動作を例として、各ブ
ロックの動作を説明する。CPU13は、ディスク処理
装置全体を制御する。
【0020】ホストIF制御部10はホストコンピュー
タ15からバッファ制御部9へのデータ転送を管理す
る。また、ホストコンピュータからのコマンドを受け取
り、CPUに送る。CPU13はコマンドを解析し、デ
ータを格納するデータセクタの記録媒体面上のアドレス
を算出し、TGTCYLREG.(ターゲットシリンダ
レジスタ)42、TGTHDREG.(ターゲットヘッ
ドレジスタ)43、TGTSCTREG.(ターゲット
セクタレジスタ)44の各レジスタにセットする。バッ
ファ制御部9は、ホストIF制御部10からのデータ
を、一旦データバッファ14に格納し、ドライブIF制
御部8に転送する制御を行う。ECC制御部6は読み出
し処理の際の読み出しエラー検出/訂正のために、EC
Cを生成する。ドライブIF制御部8は、データ転送の
管理、セクタ処理を行う。サーボ制御部12は、サーボ
セクタ毎にサーボセクタを読み出し、モータドライバ1
1を制御し、ヘッドをTGTCYLREG.42が指示
するトラック上に位置付ける。また、サーボ制御部12
は、トラックの始点を示すIDXPLS、図2(a)に
示すようにセクタの境界を示すSCTPLS、サーボ領
域を示すSRVPLSを出力する。信号処理装置5はT
GTHDREG.43の指示に対応したヘッドに切替
え、ドライブIF制御部からのデータをR/Wアンプ4
に転送する。転送されたデータは、R/Wヘッドを介し
てデータ面記録媒体に記録される。
【0021】SSAREG.(サーボセクタアドレスレ
ジスタ)39は、SSAREG.更新制御回路40によ
り制御され、IDXPLSでリセット、SRVPLSで
インクリメントされ、サーボセクタアドレスが格納され
る。データセクタアドレス生成回路45はSSARE
G.39およびSCTPLSによりR/Wヘッドの位置
するデータセクタアドレスを求める。セクタ制御回路4
6はデータセクタアドレス生成回路45によって求めら
れたデータセクタアドレスとTGTSCTREG.44
と比較し、所望のデータセクタか判定する。所望のデー
タセクタと判定された場合は、ドライブIFシーケンサ
36に対しSCTMATCH信号をONする。ドライブ
IFシーケンサ36はヘッド切替、およびトラック位置
付け完了後CPUにより起動され、ドライブIF制御部
8を制御して、後述するSCFOKの場合、データセク
タに対するデータWR処理を実行する。後述するSCF
エラーが発生した場合は、データWR処理を行なわず、
CPU13にエラー報告を行なう。
【0022】本発明の特徴であるSCF(サーボチェッ
クフィールド)はサーボWR装置によるサーボWR後
に、データ処理装置により記録される。本実施例では図
2(a)に示すように1サーボセクタおきにサーボセク
タの後ろにSCF30を配置する。これは実施の一例で
あり任意の数のSCFを任意の位置に配置してもよい。
SCFは、DATA WR時にのみ読み出すことを目的
とすることにより、前述のデュアルヘッドのオフセット
問題を回避する。すなわち、SCFを記録する際には、
サーボセクタ情報に基づき、DATAWR時にRDヘッ
ドが通過するオフセット位置、すなわち図4のB線上
に、WRヘッドを位置付けて、SCFを記録する。この
ためDATA WR時には、WRヘッドば図4のA線上
に、RDヘッドは図4のB線上に位置付けされるため、
SCFの中心線B上をRDヘッドが読み出すことになる
ため、前述のデュアルヘッドのオフセットの問題は回避
される。なお、サーボセクタはトラックの全幅にわたっ
て記録されている。
【0023】各SCF30は、図2(d)に示すよう
に、ISG,PLO,BS,CYL,HD,SSA,E
CC,GAPから構成される。ISG24は、ディスク
の回転変動を吸収するために設けられた領域であり、P
LOは、読み出しデータに対するクロック同期をとるた
めに設けられた領域である。BS26は、シリアルデー
タからパラレルデータに変化するタイミングを検出する
ために設けられた領域である。CYL31はシリンダ番
号を、HD32はヘッド番号を格納する領域である。こ
のCYL、HDにより所望のトラックであるかのチェッ
クを行う。SSA(サーボセクタアドレス)33はSC
F30の前のサーボセクタのアドレスを格納し、このS
SAを用いてセクタアドレス認識動作のチェックを行
う。
【0024】ECC35は読み出したCYL、HD、S
SAに誤りがあるか判定し、誤りを訂正するために設け
られた領域である。
【0025】このSCF内に記録する情報は実施の一例
であり、様々な情報を記録しても良い。例えば、ヘッド
番号のみを記録してヘッド切替えの検証のためのみにS
CFを用いてもよい。また、トラックの状態を示す情報
や、システム情報の記録トラックや不良トラック等の識
別情報の書き込み禁止トラックを設定する情報、等を記
録してもよい。また、エラー訂正を行うためのECCで
はなく、エラーチェックを目的としてCRC等のエラー
チェックコードを付加してもよい。またこの実施例のよ
うな構成をとらず、PLOが無くても読み出し可能な、
十分に低い周波数でトラック識別情報を記録してもよ
い。
【0026】SCF処理動作について、図1および図7
のSCF制御シーケンスおよび図6のSCF制御シーケ
ンサのSCF判定動作タイミング例を用いて説明する。
SCF制御シーケンサ37はドライブIFシーケンサ3
6とは独立に、データWR動作の起動前にCPU13に
より起動される(701)。起動後、SCFPLSを待
つ(702)。SCFPLSはSCFPLS生成回路3
8により図2(a)、図6に示すように、SCF30の
位置毎に出力される。本実施例では1サーボセクタおき
にSCFを配置するため、SCFPLS生成回路38は
SSAREG.39の最下位bitが0のときに、サー
ボセクタ後に出力する。SSAREG.39は、IDX
PLSでリセットされ、SRVPLSでインクリメント
されてサーボセクタアドレスを示し、データセクタアド
レス認識の基準となる。
【0027】SCFPLS検出後、SCFの読み出し動
作を行うため、図6のBSSRCHで示すようにBSを
サーチする(703)。規定時間内にBSが検出できな
かった場合はこのSCFをSCF不確定として、次のS
CFPLSをウエイトする。図6のBSFで示すように
規定時間内にBSを検出すると(図6のBSF参照)
(704)、CYL、HD、SSAを読み出し(図6の
CCYLLTEN,CHDLTEN,CSSALTEN
参照、ここで、LTはラッチ、ENはイネーブルを意味
する)、それぞれCCYLREG.、CHDREG.、
CSSAREG.の各カレントSCFキャプチャRE
G.41に格納する(705、706、707)。70
4のBS検出でタイムオーバとなるとSCF不確定とす
る(715)。
【0028】ECCエラーが検出された場合(708)
はエラー訂正演算を行う(709)。訂正不可能なエラ
ーの場合(図6のECCエラー判定、訂正を参照)(7
10)は、このSCFをSCF不確定とする(71
6)。ECCエラー無し(708)または訂正可能の場
合(710)は、カレントSCFキャプチャREG41
のCCYLREG.、CHDREG.、CSSARE
G.の各内容と、TGTCYLREG.42、TGTH
DREG.43、SSAREG.39の内容のそれぞれ
の比較を行う(図6のSCFCHKENを参照)(71
1)。TGTCYLREG.42およびTGTHDRE
G.43との比較により所望のトラックであるか検証を
行い、SSAREG.39との比較をすることによりS
SAREG.39とSSAREG.更新制御回路40の
検証を行う。比較結果が一致の場合(712)は、SC
FOKとし(713)、不一致の場合(712)は、S
CFNGとする(714)。以上のSCF不確定、SC
FOK、SCFNGの結果をSCF処理毎にSCFエラ
ー判定回路47内の図8に示すSCF結果ラッチに格納
する(図6のSCFCHKLTENを参照)(71
7)。
【0029】本実施例においては、トラック上のSCF
領域の媒体欠陥等の発生等によるBS検出不能や、EC
C訂正不可能な読み出しエラーが発生した場合に、リト
ライ処理によるスループットの劣化や、データWR不能
となるセクタの発生を防ぐ手段を設けている。この手段
では、SCF不確定の場合、直ちにSCFエラーと判定
せず、先に読み出したSCFのチェック結果を参照し、
これがSCFOKであれば、SCF不確定とはせずSC
FOKと判定する。本実施例では2個前のSCFまで参
照する構成とする。SCF結果ラッチは図8のように参
照するSCF数のシフトレジスタ構成として現在のSC
F判定結果と、前のSCF判定結果を保持する。本実施
例では2個前のSCFまで参照するため、この図8のよ
うに3段のシフトレジスタ構成とする。
【0030】図8を用いて本実施例の手段におけるSC
F結果判定論理について説明する。SCFラッチ1には
最近読み出したSCF結果が格納され、SCFラッチ2
には1個前のSCF結果が、SCFラッチ3には2個前
のSCF結果が、格納される。これらはSCF処理毎に
更新される。SCF1結果の判定(801)において、
SCFNGの場合はSCFエラーと判定し、SCFOK
の場合はSCFOKと判定し、SCFラッチ1がSCF
不確定と判定された場合には即SCFエラーとは判定せ
ず、SCF2結果の判定(802)に進む。
【0031】SCF2結果の判定(802)において、
SCFNGの場合はSCFエラーと判定し、SCFOK
の場合はSCFOKと判定し、SCFラッチ2がSCF
不確定と判定された場合には即SCFエラーとは判定せ
ず、SCF3結果の判定(803)に進む。
【0032】SCF2結果の判定(803)において、
SCFNGの場合はSCFエラーと判定し、SCFOK
の場合はSCFOKと判定し、SCFラッチ3がSCF
不確定と判定された場合にはSCFエラーと判定する。
【0033】すなわち、SCFラッチ1,2,3とも全
てSCF不確定の場合や、SCFラッチ1がSCFNG
の場合、SCFラッチ1が不確定でSCFラッチ2がS
CFNGの場合、SCFラッチ1,2が不確定でSCF
ラッチ3がSCFNGの場合はSCFエラーと判定す
る。
【0034】以上のSCF判定処理を、ドライブIFシ
ーケンサとは独立して行い、SCFエラー時はドライブ
IFシーケンサに対しSCFエラー信号をONする。こ
のため、SCF読み出し開始タイミングとデータブロッ
クの書き込み開始タイミングはそれぞれ別々に制御す
る。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればI
Dレスフォーマット方式を採用したディスク装置におい
て、トラックおよびセクタ検証手段を設けることにより
ヘッド切替回路の故障、誤動作によるユーザデータの破
壊を防止して、装置ならびにシステムの信頼性を向上す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるドライブIF制御部の
構成を示す図である。
【図2】ディスクフォーマットの例およびディスクフォ
ーマットと各種パルスとの関係を示す図である。
【図3】デュアルヘッドを採用したID有りフォーマッ
ト方式におけるセクタ構成例を示す図である。
【図4】本発明の実施例におけるデュアルヘッドを採用
した場合のSCFの配置例を示す図である。
【図5】ディスク装置のシステム構成を示す図である。
【図6】SCF制御動作タイミング例を示す図である。
【図7】SCF制御シーケンス例を示す図である。
【図8】SCFエラー判定例を示す図である。
【符号の説明】
1 ディスク装置 2 データ面記録媒体 3 R/Wヘッド 4 R/Wアンプ 5 信号処理装置 6 ECC制御部 7 データ処理装置 8 ドライブIF制御部 9 バッファ制御部 10 ホストI/F制御部 11 モータドライバ 12 サーボ制御部 13 CPU 14 データバッファ 15 ホストコンピュータ 16 SSCT 17 DSCT 30 サーボチェックフィールドSCF 36 ドライブIFシーケンサ 37 SCF制御シーケンサ 38 SCFPLS生成回路 39 SSAREG. 40 SSAREG.更新制御回路 41 カレントSCFキャプチャREG. 42 ターゲットCYLREG. 43 ターゲットHDREG. 44 ターゲットSCTREG. 45 データセクタアドレス生成回路 46 セクタ制御回路 47 SCFエラー判定回路 48 データ転送制御回路 49 比較器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中馬 顕 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所ストレージシステム事業部内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを記録/再生するヘッドと、 データを格納するために記録面上に設けられた複数のデ
    ータブロックと、前記ヘッドの前記記録面上の位置を制
    御するための制御情報を格納するサーボブロックと、位
    置決め誤りを判定するための位置決め情報を格納するサ
    ーボチェックフィールドとを含む記録面を有する記録媒
    体とを備えたディスク装置であって、 前記サーボチェックフィールドに位置決め情報を格納す
    る手段と、 データライトアクセス時のみに、該位置決め情報を読み
    出す手段と、 読み出した該位置決め情報および前記サーボブロックか
    ら読み出した位置情報をデータライトの目的位置と比較
    し、位置決め誤りを判定する手段と、 位置決め誤り判定結果に応じてデータブロックの書き込
    みを制御する手段とを備えたディスク装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のディスク装置において、 前記データブロックと、前記位置決め誤りを判定するた
    めに設けられたサーボチェックフィールドとのトラック
    オフセット量を、RDヘッドとWRヘッドのオフセット
    量に合わせたことを特徴とするディスク装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のディスク装置において、 前記サーボチェックフィールドの読み出しエラー時、少
    なくとも1つ前までのサーボチェックフィールドの読み
    出し履歴を参照し、該読み出し履歴にエラーでない読み
    出しがあるとき、前記サーボチェックフィールドの読み
    出しエラーを許容する制御手段を備えたことを特徴とす
    るディスク装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のディスク装置において、 サーボチェックフィールドの読み出し開始タイミング
    と、データブロックの書き込み開始タイミングを別々に
    制御する手段を備えたことを特徴とするディスク装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4記載のいずれかの
    請求項記載のディスク装置において、 前記手段を全て一つのLSIに収めることを特徴とする
    ディスク装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7154688B2 (en) 2002-09-04 2006-12-26 Hitachi Global Storage Technologies Japan, Ltd. Disk device having a function to confirm that a selected head is proper for a disk surface
US7184236B2 (en) 2000-11-20 2007-02-27 Hitachi Global Storage Technologies Japan, Ltd. Magnetic hard disk drive

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