JPH1026555A - 振動検出器およびそれを用いた振動検出方法 - Google Patents

振動検出器およびそれを用いた振動検出方法

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JPH1026555A
JPH1026555A JP18366196A JP18366196A JPH1026555A JP H1026555 A JPH1026555 A JP H1026555A JP 18366196 A JP18366196 A JP 18366196A JP 18366196 A JP18366196 A JP 18366196A JP H1026555 A JPH1026555 A JP H1026555A
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JP
Japan
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vibration
pickup
measured
support rod
housing
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JP18366196A
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English (en)
Inventor
Mataichiro Kiso
又一郎 木曽
Hideo Terasawa
英男 寺澤
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、被測定物の各種方向の振動を検
出でき、奥深い箇所の振動を検出できる振動検出器およ
びその振動測定方法を得ることを目的とする。 【解決手段】 ピックアップ1は中空円柱状の筐体1a
内に加速度検出素子が収納されて構成されている。この
ピックアップ1は長尺の支持棒7の先端に柔軟材8を介
して弾性支持されている。そして、ピックアップ1の感
度方向Xが振動方向Bと一致するように、支持棒7側か
らピックアップ1を被測定物6の外面に押し付けて柔軟
材8を収縮させる。そこで、柔軟材8の反発力が筐体1
aの被測定物6との当接部にかかり、被測定物6のB方
向の振動がピックアップ1で検出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、構造物などの機
械振動を簡単に検出できる振動検出器およびその振動検
出方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は例えば実開昭60−18383
2号公報に記載された従来の振動検出器を示す構成図で
ある。図において、1は水晶、チタン酸バリウム、チタ
ン酸ジルコン鉛等の圧電素子および重錘等からなるピッ
クアップ、2はピックアップ1の先端側に取り付けられ
た探触棒、3はピックアップ1および探触棒2を収容す
るケース、4はピックアップ1とケース3との間に縮設
されてピックアップ1をケース3の縁3aに当接させる
バネ、5は出力リード線、6は被測定物である。
【0003】つぎに、上記従来の振動検出器による検出
方法について説明する。非測定状態では、バネ4の付勢
力によりピックアップ1がケース3の縁3aに当接し、
探触棒2の先端がケース3から突出している。ついで、
被振動物6の振動を測定するには、ケース3を把持し、
探触棒2を被振動物6に押し当てる。このケース3の押
し付け力により、探触棒2がケース3内に押し込まれ、
ピックアップ1が縁3aから離反する。そして、探触棒
2の押し込み量に応じてバネ4が蓄勢され、バネ4の蓄
勢力により探触棒2が被測定物6に押圧される。そこ
で、接触棒2の押し込み量を一定にすれば、探触棒2の
先端には一定の力が荷重される。被測定物6のA方向
(探触棒2の長手方向)の振動は探触棒2を経由してピ
ックアップ1に伝わる。ピックアップ1の感度方向をA
方向に一致させているので、ピックアップ1に伝達され
た振動は電気信号に変換され、出力リード線5から取り
出され、被測定物6の振動が検出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の振動検出器は以
上のように構成されているので、振動検出器および測定
者の手を被測定物6に近づけて振動を検出することにな
り、手のはいらない奥深い箇所の振動検出ができないと
いうという課題があった。そこで、探触棒2を長尺化し
て対応しようとすると、探触棒2の振動特性の影響を受
けて、被測定物6の振動が正しくピックアップ1に伝わ
らず、特に高周波成分の検出ができなくなってしまう。
また、図10中被測定物6のB方向の振動を検出する場
合には、ピックアップ1の感度方向をB方向に一致させ
て、すなわちピックアップ1のみを90°回転させて、
探触棒2を被測定物6に押し当てることになる。この場
合、探触棒2の先端は被測定物6のB方向の振動に追従
するが、ピックアップ1部分はロッキング振動するのみ
となる。そこで、従来の振動検出器では、探触棒2の長
手方向の振動成分は捕らえることができるが、探触棒2
の長手方向と直交する方向の振動は検出できないという
課題もあった。
【0005】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、被測定物の各種方向の振動を検
出でき、かつ、奥深い箇所の振動を検出できる振動検出
器およびそれを用いた振動検出方法を得ることを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】この第1の発明に係る振
動検出器は、中空柱状の筐体内に加速度検出素子を収納
してなるピックアップと、長尺の支持棒と、筐体の外面
と支持棒の端面とを弾性的に連結する弾性部材とを備
え、支持棒側からピックアップの筐体を被測定物に押し
付けて弾性部材に反発力を生じさせ、被測定物の振動を
検出するようにしたものである。
【0007】この第2の発明に係る振動検出器は、上記
第1の発明において、ピックアップと弾性部材とのどち
らか一方にめねじ部が設けられ、他方におねじ部が設け
られ、両者がめねじ部とおねじ部との螺合により連結さ
れているものである。
【0008】この第3の発明に係る振動検出器は、上記
第1または第2の発明において、支持棒と弾性部材との
どちらか一方にめねじ部が設けられ、他方におねじ部が
設けられ、両者がめねじ部とおねじ部との螺合により連
結されているものである。
【0009】この第4の発明に係る振動検出器は、上記
第1の発明において、ピックアップから引き出される出
力リード線が弾性部材内を挿通されているものである。
【0010】この第5の発明に係る振動検出器は、上記
第1乃至第4の発明のいずれかの発明において、ピック
アップの筐体外面に複数の突起が設けられ、該複数の突
起の先端を被測定物に当接させるようにしたものであ
る。
【0011】この第6の発明に係る振動検出器を用いた
振動検出方法は、中空柱状の筐体内に加速度検出素子を
収納してなるピックアップが長尺の支持棒の先端に弾性
部材を介して取り付けられた振動検出器によって被測定
物の振動を検出する方法において、ピックアップの感度
方向を被測定物の振動方向と一致させるように支持棒側
から筐体を被測定物の外面に押圧し、弾性部材に反発力
を生じさせて、被測定物の振動を検出するようにしたも
のである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
について説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1に係る振
動検出器を示す構成図であり、図において図10に示し
た従来の振動検出器と同一または相当部分には同一符号
を付し、その説明を省略する。図において、1は水晶、
チタン酸バリウム、チタン酸ジルコン鉛等の圧電素子を
変換素子とした加圧型加速度ピックアップであり、この
ピックアップ1は中空円柱状の筐体1a内に圧電素子お
よび重錘等からなる加速度検出素子を収納して構成され
ている。そして、ピックアップ1は筐体1aの外周面が
弾性部材としての柔軟材8を介して長尺の支持棒7に弾
性支持されている。9はピックアップ1の出力信号を取
り出す出力リード線5用の金属接栓、10は出力リード
線5を支持棒7に固定する装着テープ、Xはピックアッ
プ1の感度方向である。なお、柔軟材8は、筐体1aと
支持棒7に接着固定されている。柔軟材8としては、ピ
ックアップ1を支持棒7に弾性支持できるものであれば
よく、例えばシリコンゴムを用いることができる。特
に、一液式室温硬化型のシリコンゴムを用いれば、ピッ
クアップ1と支持棒7との接着も兼ね、振動検出器の組
立性を向上させることができる。
【0013】このように構成された振動検出器は、柔軟
材8と反対側のピックアップ1の外周面を被測定物6に
当て、柔軟材8を圧縮した状態で支持棒7の端部を構造
物(図示せず)に固定して取り付けられる。そこで、ピ
ックアップ1は柔軟材8の反発力で被測定物6に押圧さ
れて当接しており、柔軟材8のばね効果により自由に動
き得る。なお、被測定物6のB方向の振動方向とピック
アップ1の感度方向Xとが一致している。これによっ
て、被測定物6のB方向の振動がピックアップ1に直接
正しく伝わり、振動に対応した信号が出力リード線5を
介して出力される。
【0014】この振動検出器は、図2に示される振動系
モデルとなる。ここで、ピックアップ1は質量(M)
に、柔軟材8はばね(K)とダンパ(C)に、支持棒7
は基礎部分にそれぞれ相当する。これにより、ピックア
ップ1が被測定物6に取り付けられたのと近似の状態と
なり、被測定物6の振動が正確に検出されることがわか
る。
【0015】ついで、この振動検出器による測定データ
を図3の(a)に示す。なお、この測定データは被測定
物6に衝撃を加えた場合の周波数分析データである。ま
た、図3の(b)はピックアップ1単体を被測定物6に
接着固定した時の測定データ例を示している。両者を比
較すると、細かな部分は別として、概略のパターンは一
致しており、特に分析レベルの大きなピークの周波数は
よく一致していることがわかる。
【0016】このように、この実施の形態1によれば、
中空円柱状の筐体1a内に加速度検出素子を収納してな
るピックアップ1が、長尺の支持棒7の先端に柔軟材8
を介して弾性支持されている。そこで、ピックアップ1
の感度方向Xを被測定物6の振動方向と一致させるよう
にし、支持棒側からピックアップ1の筐体1aを被測定
物6に押し付けることにより、柔軟材8に反発力を生じ
させ、この反発力による荷重が筐体1aの被測定物6と
の当接面にかかり、被測定物6の振動がピックアップ1
に伝わって、被測定物6の振動を正確に検出することが
できる。また、探触棒2が不要となり、構成の簡素化が
図られるとともに、ピックアップ1のロッキングの発生
が抑えられ、ピックアップ1の感度方向を随時変更する
ことで、被測定物6の任意の方向の振動を検出すること
ができる。また、支持棒7が長尺に構成されているの
で、被測定物6が奥深い所に位置していてもピックアッ
プ1を挿入して押圧でき、被測定物6の位置に拘わらず
振動を検出することができる。また、ピックアップ1の
筐体1aを被測定物6に押し付けるようにして支持棒7
を構造物に固定しているので、振動検出が長期にわたる
場合でも、柔軟材8の反発力が変動せず、筐体1aに一
定の荷重が加わり、安定して振動を検出することができ
る。
【0017】ここで、上記実施の形態1では、ピックア
ップ1の外周面を被測定物6に当接させて、感度方向X
をB方向と一致させ、該B方向の振動を検出するものと
しているが、ピックアップ1の上端面あるいは下端面を
被測定物6に当接させれば、感度方向XがA方向と一致
し、被測定物6のA方向の振動を検出することができ
る。また、筐体1aが中空円柱状に形成されているもの
としているが、筐体1aは中空円柱状に限らず、加速度
検出素子を収納できるものであればよく、例えば外径形
状が4角、6角、8角等の中空柱状であってもよい。
【0018】実施の形態2.上記実施の形態1では、ピ
ックアップ1の感度方向Xが支持棒7の長手方向と直交
するように構成するものとしているが、この実施の形態
2では、図4に示すように、ピックアップ1の感度方向
Xが支持棒7の長手方向と一致するように構成するもの
とし、同様の効果が得られる。
【0019】実施の形態3.上記実施の形態1では、出
力リード線5を柔軟材8および支持棒7に沿わせて配線
するものとしているが、この実施の形態3では、図5に
示すように、支持棒7aを円筒状に形成し、金属接栓9
から取り出された出力リード線5を柔軟材8内を通し、
支持棒7a内を貫通させるようにするものとしている。
この場合、出力リード線5がピックアップ1の周辺で露
出せず、意匠的に優れたものとなるとともに、出力リー
ド線5のぶらつきがなくなり、金属接栓9の出口で発生
しやすい出力リード線5の断線事故が抑えられる。
【0020】実施の形態4.図6はこの発明の実施の形
態4に係る振動検出器を示す一部破断側面図であり、図
において11は柔軟材8に設けられためねじ部、12は
ピックアップ1の筐体1aの外周面に設けられたおねじ
部であり、ピックアップ1はおねじ部12をめねじ部1
1に螺着して柔軟材8に取り付けられている。なお、他
の構成は上記実施の形態1と同様に構成されている。こ
の実施の形態4によれば、必要に応じてピックアップ1
を交換できる。そこで、ピックアップ1が不良となった
場合には新しいピックアップ1に速やかに交換でき、メ
ンテナンス性を向上できる。また、被測定物6の測定箇
所が狭かったり、測定する振動の周波数や方向が変わっ
たりしても、対応するピックアップ1を用意しておけ
ば、速やかに対応することができる。さらに、ピックア
ップ1と柔軟材8とがねじの螺着により結合され、簡易
に組み立てられる。
【0021】なお、上記実施の形態4では、めねじ部1
1が柔軟材8に設けられ、おねじ部12がピックアップ
1の筐体1aの外面に設けられているものとしている
が、めねじ部がピックアップ1の筐体1aの外面に設け
られ、おねじ部が柔軟材8に設けられてもよい。
【0022】実施の形態5.上記実施の形態4では、め
ねじ部11を柔軟材8に設け、おねじ部12をピックア
ップ1の外周面に設け、おねじ部12をめねじ部11に
螺着してピックアップ1を柔軟材8に取り付けるものと
しているが、この実施の形態5では、図7に示すよう
に、めねじ部13を柔軟材8にめねじ部11と反対側に
設け、おねじ部14を支持棒7の端面に設け、おねじ部
12,14をめねじ部11,13に螺着してピックアッ
プ1および支持棒7を柔軟材8に両側から取り付けるも
のとしている。この場合、必要に応じてピックアップ
1、柔軟材8および支持棒7を交換でき、メンテナンス
性をさらに向上できる。また、被測定物6の測定箇所が
狭かったり、測定周波数が変わったり、あるいは被測定
物6が奥深いところにあっても、対応するピックアップ
1や支持棒7を用意しておけば、速やかに対応すること
ができる。さらに、ピックアップ1および支持棒7と柔
軟材8とがねじの螺着により結合され、簡易に組み立て
られる。
【0023】なお、上記実施の形態5では、柔軟材8の
両側にめねじ部11,13を設けるものとしているが、
図8に示すように、柔軟材8に貫通するめねじ部15を
設けてもよい。この場合、柔軟材8がより一層柔軟とな
る。
【0024】実施の形態6.図9はこの発明の実施の形
態6に係る振動検出器を示す側面図であり、図において
16はピックアップ1の外周面に複数設けられた突起で
ある。なお、他の構成は上記実施の形態1と同様に構成
されている。この実施の形態6では、ピックアップ1を
被測定物6に押圧させる際に、突起16の先端が被測定
物6に当接する。そこで、被測定物6の外面形状が曲面
であっても、突起16の先端をぐらつくことなく被測定
物6の外周面に確実に当接でき、被測定物6の振動をピ
ックアップ1に正しく伝えられる。従って、被測定物6
の外面形状に拘わらず振動を正確に検出することができ
る。なお、突起16が一個のみ設けられている場合に
は、ピックアップ1の感度方向X(支持棒7の長手方向
と直交する方向)に対してピックアップ1がロッキング
して振動を正確に検出できなくなるので、2個以上の突
起16を設ける必要がある。
【0025】実施の形態7.上記各実施の形態では、ピ
ックアップ1を被測定物6に押圧させるように支持棒7
を構造物に固定するものとしているが、この実施の形態
では、作業者が支持棒7を把持してピックアップ1を被
測定物6に押圧させるものとしている。この実施の形態
7によれば、作業者が支持棒7を把持してピックアップ
1を被測定物6に押圧させるようにしているので、支持
棒7を構造物に固定する必要がなく、振動測定が極めて
短時間に検出でき、検出作業性を向上させることができ
る。多点測定を実施する場合には、作業時間の大幅な短
縮が図られ、特に有効である。また、支持棒7を断面多
角形あるいは円形形状に構成すれば、把持しやすくな
り、作業者の作業労力を軽減できる。
【0026】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0027】この第1の発明によれば、中空柱状の筐体
内に加速度検出素子を収納してなるピックアップと、長
尺の支持棒と、筐体の外面と支持棒の端面とを弾性的に
連結する弾性部材とを備え、支持棒側からピックアップ
の筐体を被測定物に押し付けて弾性部材に反発力を生じ
させ、被測定物の振動を検出するようにしたので、探触
棒が不要となり、構成の簡素化が図られるとともに、被
測定物の各種方向の振動を簡易に検出でき、さらに被測
定物の測定箇所が奥まった所でも振動を容易に検出でき
る振動検出器が得られる。
【0028】この第2の発明によれば、上記第1の発明
において、ピックアップと弾性部材とのどちらか一方に
めねじ部が設けられ、他方におねじ部が設けられ、両者
がめねじ部とおねじ部との螺合により連結されているの
で、メンテナンス性および組立性を向上させることがで
きる。
【0029】この第3の発明によれば、上記第1または
第2の発明において、支持棒と弾性部材とのどちらか一
方にめねじ部が設けられ、他方におねじ部が設けられ、
両者がめねじ部とおねじ部との螺合により連結されてい
るので、上記第2の発明と同様の効果が得られる。
【0030】この第4の発明によれば、上記第1の発明
において、ピックアップから引き出される出力リード線
が弾性部材内を挿通されているので、出力リード線の断
線発生が抑えられ、信頼性を向上させることができる。
【0031】この第5の発明によれば、上記第1乃至第
4の発明のいずれかの発明において、ピックアップの筐
体外面に複数の突起が設けられ、該複数の突起の先端を
被測定物に当接させるようにしたので、被測定物の外面
形状に拘わらず振動を確実に検出することができる。
【0032】この第6の発明によれば、中空柱状の筐体
内に加速度検出素子を収納してなるピックアップが長尺
の支持棒の先端に弾性部材を介して取り付けられた振動
検出器によって被測定物の振動を検出する方法におい
て、ピックアップの感度方向を被測定物の振動方向と一
致させるように支持棒側から筐体を被測定物の外面に押
圧し、弾性部材に反発力を生じさせて、被測定物の振動
を検出するようにしたので、被測定物の各種方向の振動
を簡易に検出でき、さらに被測定物の測定箇所が奥まっ
た所でも振動を容易に検出できる振動検出方法が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る振動検出器を
示す構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係る振動検出器の
振動系モデルを示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態1に係る振動検出器を
用いた場合とピックアップ単体を用いた場合との被測定
物の振動分析データを示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態2に係る振動検出器を
示す構成図である。
【図5】 この発明の実施の形態3に係る振動検出器を
示す一部破断側面図である。
【図6】 この発明の実施の形態4に係る振動検出器を
示す一部破断側面図である。
【図7】 この発明の実施の形態5に係る振動検出器を
示す一部破断側面図である。
【図8】 この発明の実施の形態5の実施態様における
振動検出器の柔軟材を示す断面図である。
【図9】 この発明の実施の形態6に係る振動検出器を
示す構成図である。
【図10】 従来の振動検出器を示す構成図である。
【符号の説明】
1 ピックアップ、1a 筐体、5 出力リード線、6
被測定物、7、7a支持棒、8 柔軟材(弾性部
材)、11、13、15 めねじ部、12、14おねじ
部、16 突起、A、B 振動方向、X 感度方向。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空柱状の筐体内に加速度検出素子を収
    納してなるピックアップと、長尺の支持棒と、前記筐体
    の外面と前記支持棒の端面とを弾性的に連結する弾性部
    材とを備え、前記支持棒側から前記ピックアップの前記
    筐体を被測定物に押し付けて前記弾性部材に反発力を生
    じさせ、前記被測定物の振動を検出するようにしたこと
    を特徴とする振動検出器。
  2. 【請求項2】 ピックアップと弾性部材とのどちらか一
    方にめねじ部が設けられ、他方におねじ部が設けられ、
    両者がめねじ部とおねじ部との螺合により連結されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の振動検出器。
  3. 【請求項3】 支持棒と弾性部材とのどちらか一方にめ
    ねじ部が設けられ、他方におねじ部が設けられ、両者が
    めねじ部とおねじ部との螺合により連結されていること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の振動検出
    器。
  4. 【請求項4】 ピックアップから引き出される出力リー
    ド線が弾性部材内を挿通されていることを特徴とする請
    求項1記載の振動検出器。
  5. 【請求項5】 ピックアップの筐体外面に複数の突起が
    設けられ、該複数の突起の先端を被測定物に当接させる
    ようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のい
    ずれかに記載の振動検出器。
  6. 【請求項6】 中空柱状の筐体内に加速度検出素子を収
    納してなるピックアップが長尺の支持棒の先端に弾性部
    材を介して取り付けられた振動検出器によって、被測定
    物の振動を検出する方法において、前記ピックアップの
    感度方向を前記被測定物の振動方向と一致させるように
    前記支持棒側から前記筐体を前記被測定物の外面に押圧
    し、前記弾性部材に反発力を生じさせて、前記被測定物
    の振動を検出するようにしたことを特徴とする振動検出
    器を用いた振動検出方法。
JP18366196A 1996-07-12 1996-07-12 振動検出器およびそれを用いた振動検出方法 Pending JPH1026555A (ja)

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