JPH07113815A - 振動センサ固定装置 - Google Patents

振動センサ固定装置

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JPH07113815A
JPH07113815A JP28195893A JP28195893A JPH07113815A JP H07113815 A JPH07113815 A JP H07113815A JP 28195893 A JP28195893 A JP 28195893A JP 28195893 A JP28195893 A JP 28195893A JP H07113815 A JPH07113815 A JP H07113815A
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JP
Japan
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vibration sensor
holding member
fixed
fixing plate
fixing device
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JP28195893A
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Takahiro Kurosawa
▲たか▼弘 黒沢
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Rion Co Ltd
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Rion Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】測定対象に対して容易に振動センサを固定しか
つ取り外すことができると共に、ケーブルを引き出す方
向を所望の方向に選定することができる振動センサ固定
装置9を提案する。 【構成】振動センサ1を測定対象6に固定する際に、測
定対象6の測定面6Aに固定されると共に、裏面側の面
に振動センサ1を載置する固定板10と、固定板10と
の間で振動センサ1を挟み込んで振動センサ1を固定板
10に保持する保持部材11と、保持部材11に形成さ
れ、振動センサ1を固定板10及び保持部材11間で挟
み込んで所定の力で固定した際に、固定板10に当接す
る当接部、11Cとを設けたことにより、振動センサ1
から引き出されたケーブル4を所望の方向に選定するこ
とができると共に、振動センサ1の固定及び取り外しを
容易に行うことができる振動センサ固定装置9を実現し
得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は振動センサ固定装置に関
し、特に振動センサを測定対象物に取り付ける場合に適
用して好適である。
【0002】
【従来の技術】一般に加速度センサ、速度センサ等の振
動センサはその出力信号が電気信号であり、信号処理及
び記録等が容易に行えることにより、多くの計測分野に
おいて利用されている。従来この種の振動センサとし
て、振動センサから直接ケーブルが引き出された形式の
ものがある。
【0003】この種の振動センサにおいては、振動セン
サ本体から引き出されたケーブルの他端を所定の接続手
段を介して増幅器に接続することにより、振動センサ本
体と外部の信号処理装置、例えば電荷又は電圧増幅器
(以下増幅器という)とを接続するようになされてい
る。
【0004】すなわち図11に示すように、圧電形加速
度センサでなる振動センサ1は平面六角形状でなる板状
のベース部2及び当該ベース部2上に固定されたほぼ円
柱形状のケース3により構成されている。これにより振
動センサ1においては、ベース部2上に設けられた振動
変換部(図示せず)をケース部3によつて外力から保護
するようになされている。
【0005】またベース部2の側面部2Aからはベース
部2の底面と平行にケーブル4が引き出されており、こ
れにより振動センサ1においては、振動変換部により発
生した検出信号をケーブル4を介して外部の信号処理回
路に出力するようになされている。
【0006】ここで従来、振動センサ1は直接的に測定
対象物の測定面に螺着結合される。また測定対象物に、
周囲の電気的ノイズの影響を低減する目的で電気的に絶
縁して振動センサを取り付ける場合においては、例えば
図11に示すように絶縁材料、例えば高分子材料でなる
板状の固定部材5を介して測定対象物の測定面に固定す
る。すなわち固定部材5の両面にはねじ5A及び5Bが
突設されており、ねじ5Aを振動対象物の測定面に形成
された雌ねじ部にねじ込むことにより振動対象物に固定
部材5を固定した後、ねじ5Bに振動センサ1の底面に
形成された雌ねじ部をねじ込むことにより固定部材5に
振動センサ1を固定する。
【0007】このように振動対象物に固定された振動セ
ンサ1のケーブル4は、図12に示すように、振動セン
サ1から10〜50〔cm〕程度離れた測定対象物6の測定面
6A上に固定具7を用いて固定される。このときケーブ
ル4は振動センサ1及び固定具7間において若干弛むよ
うに固定されることにより、ケーブル4に生ずる固有振
動の発生が防止されると共に、ケーブル4を経由して振
動センサ1に伝わつてくる外部の不要な振動が遮断され
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この種の振
動センサ1においては、図13に示すように、測定計画
に基づいて選定された測定ポイントの近傍位置に障害物
8が配置されている場合、振動センサ1の取り付け及び
取り外しが非常に煩雑かつ困難になる問題がある。すな
わち振動センサ1を被測定面に取り付ける際及び取り外
す際には、振動センサ1全体を回転させる必要があり、
このとき振動センサ1から外部に向かつて引き出された
ケーブル4が障害物8によつて遮られることにより、取
り付け作業や保守点検時の取り外し作業が煩雑になる。
【0009】特に工場の回転機械等の生産設備の保守点
検(以下設備診断という)においては、多くの測定ポイ
ントにおける同時測定を行う必要がある場合が多い。こ
のような多点計測をする場合には、必然的に多数の振動
センサが必要とされる。この多数の振動センサの取り付
け及び取り外しをケーブル4や障害物8に注意しながら
行うことは非常に煩雑な作業になる。
【0010】また仮に振動センサ1を取り付けることが
できたとしても、ケーブル4を引き出す方向に障害物8
が位置することによりケーブル4が湾曲状態になり、こ
の結果適正な方向でケーブル4を固定し得ないという問
題があつた。
【0011】このような問題を解決する一つの方法とし
て、振動センサ1の底面を直接測定面6Aに接着剤で接
着することにより、振動センサ1本体を回転させずにケ
ーブル4を所望の方向に向けて固定することが考えられ
る。ところがこの方法においては、接着の前処理が必要
になることにより取り付け作業が煩雑になると共に、振
動センサ1を保守点検等の目的のために取り外す場合に
取り外しが困難になる問題があつた。
【0012】また別の方法として、振動センサ1とし
て、レセプタクルが設けられた形式のもの(以下これを
コネクタ式振動センサという)を用いる方法がある。す
なわちコネクタ式振動センサにおいては、振動センサ本
体とケーブルとがコネクタを介して着脱自在に取り付け
られていることにより、振動センサの取り付け時及び取
り外し時に振動センサ本体からケーブルを取り外せば、
容易に振動センサを測定面に取り付けることができる。
【0013】ところが、コネクタ式振動センサを用いた
場合においても、取り付け及び取り外し時に結局は振動
センサ本体を回転させる必要があることにより、コネク
タの方向すなわちケーブルが引き出される方向を所望の
方向に向けることができない問題がある。
【0014】またコネクタ式振動センサにおいては、振
動センサ本体側にレセプタクルが必要となると共にケー
ブル側にレセプタクルに着脱するコネクタが必要となる
ことによりこの分部品点数が多くなり、この結果上述し
た直接ケーブルが引き出された形式の振動センサ1と比
較して高価になる問題がある。従つて設備診断等の多点
計測が必要となる分野においては、実際上適用し難い問
題がある。
【0015】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、測定対象に対して容易に振動センサを固定しかつ取
り外すことができると共に、ケーブルを引き出す方向を
所望の方向に選定することができる振動センサ固定装置
を提案しようとするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、振動センサ1を測定対象6に固定
する振動センサ固定装置9において、第1の面において
測定対象6の測定面6Aに固定されると共に、第1の面
に対して裏面側の第2の面に振動センサ1を載置する固
定板10と、固定板10の第2の面との間で振動センサ
1を挟み込んで振動センサ1を固定板10に保持する保
持部材11と、保持部材11に形成され、振動センサ1
を固定板10及び保持部材11間で挟み込んで所定の力
で固定した際に、固定板10の第2の面に当接する当接
部11B、11Cとを備えるようにする。
【0017】また本発明においては、固定板10は2つ
以上のねじ穴10A、10Bが形成されていると共に、
保持部材11のねじ穴10A、10Bに対向する位置に
は貫通孔11D、11Eが形成され、所定のねじ部材1
3、14を保持部材11の貫通孔11D、11Eを介し
て固定板10のねじ穴10A、10Bにねじ込むことに
より、振動センサ1を固定板10及び保持部材11間で
挟み込んで保持するようにする。
【0018】
【作用】振動センサ1を測定対象6に固定する際に、固
定板10の第1の面において測定対象6の測定面6Aに
固定した後、第1の面に対して裏面側の第2の面に振動
センサ1を載置し、固定板10との間で振動センサ1を
挟み込んで保持する保持部材11を設けたことにより、
振動センサ1から引き出されたケーブル4を所望の方向
に選定することができる。
【0019】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0020】(1)第1実施例 図11との対応部分に同一符号を付して示す図1におい
て、9は全体として振動センサ固定装置を示し、固定板
10及び保持部材11によつて圧電形加速度センサでな
る振動センサ1を挟持するようになされている。固定板
10は平面がほぼ長方形状に形成されていると共に金属
材料によつて形成され、これにより振動センサ固定装置
9においては、振動センサ1及び固定板10間に発生す
る共振周波数を引き上げることができ、広範囲な周波数
領域において振動測定ができるようになされている。
【0021】また固定板10の両端近傍にはねじ通し孔
10A及び10Bがそれぞれ穿設されていると共に、固
定板10の下面側にはナツト12A及び12Bが埋設さ
れており、当該ナツト12Aとねじ通し孔10A、ナツ
ト12Bとねじ通し孔10Bがそれぞれ連通するように
なされている。
【0022】保持部材11は断面がほぼコ字状に形成さ
れていると共に、中央位置には振動センサ1のケース部
3の直径よりも若干大きくかつベース部2の直径よりも
若干小さな開口11Aが形成されている。これにより保
持部材11は開口11Aを通してケース部3を嵌め込む
ことができると共に、開口11Aの周縁部によつてベー
ス部2を上方から押圧することができるようになされて
いる。
【0023】この保持部材11の両端には固定板10の
方向に振動センサ1のベース部2の高さよりも若干短く
折り曲げられた当接部11B及び11Cが形成されい
る。また保持部材11の両端近傍には、固定板10のね
じ通し孔10A及び10Bにそれぞれ対向するねじ通し
孔11D及び11Eが穿設されている。
【0024】これにより振動センサ固定装置9において
は、固定板10の上面に振動センサ1を載置した状態
で、ねじ13をねじ通し孔11D及び10Aを通してナ
ツト12Aにねじ込むと共にねじ14をねじ通し孔11
E及び10Bを通してナツト12Bにねじ込むことによ
り、固定板10及び保持部材11間に振動センサ1を保
持することができるようになされている。
【0025】以上の構成において、作業者は、図2及び
図3に示すように、先ず固定板10の下面に接着剤を塗
布することにより、測定対象物6の測定面6Aに位置合
わせした状態で測定面6Aに固定板10を固着させる。
次に作業者は、振動センサ1から引き出されたケーブル
4の方向を所望の方向に向くように、固定板10上に振
動センサ1を載置する。
【0026】この状態において、振動センサ1のケース
部3に保持部材11の開口11Aを嵌め込むと共に、ね
じ13及び14をそれぞれ固定板10のナツト12A及
び12Bにねじ込むことにより、保持部材11を固定板
10に取り付ける。
【0027】このとき作業者はドライバ(図示せず)を
用いて、保持部材11の当接部11B及び11Cが固定
板10に接触するまでねじ13及び14をねじ込む。そ
の際当接部11B及び11Cの長さが決められているこ
とにより、作業者は当接部11B及び11Cが固定板1
0に当接するか否かに基づいて振動センサ1に対して適
正な押圧力が与えられているか否かを判断することがで
き、この結果振動センサ1を適正な押圧力で固定板10
に固定することができる。
【0028】この結果保持部材11はベース部2の上面
に強い押圧力をもつて圧接することにより、振動センサ
1を確実に固定板10上に保持する。その際、保持部材
11に形成された当接部11B及び11Cが固定板10
に当接することにより、固定板10に対して均一な力で
振動センサ1を押圧することができる。かくして、振動
センサ固定装置9においては、振動センサ1を回転させ
ることなく測定対象6に固定することができると共に、
ケーブル4の方向を所望の方向に選定して固定すること
ができる。
【0029】以上の構成によれば、振動センサ1を固定
板10に対して保持部材11を用いて挟み込むようにし
たことにより、振動センサ1から引き出されたケーブル
4を所望の方向に向けることができると共に、振動セン
サ1を測定対象物6から容易に着脱することができる振
動センサ固定装置9を実現できる。
【0030】また振動センサ1を固定板10を介して間
接的に測定対象物6に取り付けるようにしたことによ
り、測定対象物6の測定面6Aを平坦に加工したり、ね
じ穴等の加工を施す必要がなく、これにより所望の測定
対象物に容易に振動センサ1を固定することができる。
【0031】(2)第2実施例 図2との対応部分に同一符号を付して示す図4におい
て、15は全体として振動センサ固定装置を示し、上述
の振動センサ固定装置9における金属材料からなる固定
板10を高分子材料からなる固定板16に変更した以外
は振動センサ固定装置9と同一の構成を有する。
【0032】すなわち振動センサ15においては、固定
板16の材料として高分子材料を選定したことにより、
振動センサ1を測定対象物6と電気的に絶縁することが
でき、測定対象物6からの電気的ノイズの影響を低減す
ることができるようになされている。これにより振動セ
ンサ固定装置15においては、高精度に測定対象物6の
振動を測定することができる。
【0033】因に、当接部11B及び11Cを有する保
持部材11に代えて、図5に示すような板状形状の保持
部材18を用いた場合には、保持部材18及び固定板1
6はねじ13及び14による引張り力によつて共に内方
に反り返る。この結果固定板16は高分子材料からなる
ため長期間に亘つて設置した場合には、この反りは増大
し、これに応じて固定板16の底面と測定対象物6の測
定面6Aとの接触面積が少なくなる。
【0034】やがて固定板15と測定対象物6の測定面
6Aとの間のばね定数(接触面積等によつて決定され、
接触面積が減少するとばね定数も小さくなる)と、固定
板16及び保持部材18の質量と加速度センサの質量と
の和で決定される接触共振振動数が低くなり、これに伴
つて測定周波数範囲が狭くなる問題が生じる。
【0035】かくするにつき、振動センサ固定装置15
においては、両端に当接部11B及び11Cを有する保
持部材11を設け、固定板16に振動センサ1を介して
保持部材11を取り付けた際、当接部11B及び11C
が固定板16の周縁部に当接するようにしたことによ
り、固定板14の反りを有効に抑制し得、この結果振動
センサ1による測定精度を高精度に維持することができ
る。
【0036】また振動センサ固定装置15においては、
固定板16を高分子材料により形成したことにより、例
えば図6に示すように測定対象物19が湾曲状態にある
場合でも、この湾曲状態に沿つて測定面19Aに当接す
るような固定板16を容易に成形し得、この結果振動セ
ンサ1の測定精度を向上させることができる。
【0037】以上の構成によれば、固定板16を高分子
材料で構成すると共に、保持部材11に固定板16の周
縁部に当接する当接部11B及び11Cを設けたことに
より、振動センサ1から引き出されたケーブル4を所望
の方向に向けることができかつ振動センサ1を測定対象
物6から容易に着脱することができると共に、測定対象
物6の振動を高精度に測定することができる振動センサ
固定装置15を実現できる。
【0038】(3)他の実施例 なお上述の実施例においては、振動センサ固定装置9及
び15を測定対象物6に取り付けるにあたつて、固定板
10及び16と測定対象物6とを接着剤を用いて固着さ
せる場合について述べたが、本発明はこれに限らず、図
7に示すように測定対象物6の測定面6Aに所定のねじ
穴6Cを穿設すると共に、固定板10の下側面にこのね
じ穴6Cと同じねじ穴10Aを穿設することにより、こ
のねじ穴6C及びねじ穴10A間をねじ21を用いて螺
着させて測定対象物6に固定板10を固定するようにし
ても良い。この場合着脱自在に固定板10を固定できる
と共に長期に亘り安定に固定板15を測定対象物6に固
定し得、一段と高精度に測定対象物6の振動を測定する
ことができる。
【0039】また上述の実施例においては、本発明を、
圧電式加速度センサ1を固定する場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、例えば動電型速度センサ、
歪みゲージ式変位センサ等の種々の振動センサを固定す
る場合にも適用することができる。
【0040】特に内部構造が脆弱な歪みゲージ式変位セ
ンサに本発明による振動センサ固定装置を用いた場合に
は、歪みゲージ式変位センサを容易に取り外しができる
ことにより、従来の固定方法を用いた場合に生じた接着
固定時及び取り外し時における振動センサの破損を有効
に防止することができる。
【0041】また上述の実施例においては、断面がほぼ
コ字状の保持部材11及び平面がほぼ長方形状の固定板
10でなる振動センサ固定装置9について述べたが、本
発明はこれに限らず、例えば図8に示すように、平面が
円形形状の固定板22及び外形がほぼ円形形状の保持部
材23でなる振動センサ固定装置24を用いた場合にも
上述の実施例と同様の効果を得ることができる。
【0042】この場合、固定板22に3つの雌ねじ22
A、22B及び22Cを形成すると共に、保持部材23
のうち雌ねじ22A、22B及び22Cに対向する位置
にそれぞれねじ通し孔23A、23B及び23Cを穿設
し、当該ねじ通し孔23A、23B及び23Cを通して
ねじ25、26及び27をそれぞれ雌ねじ22A、22
B及び22Cにねじ込めば、上述の実施例の場合と同様
に固定板22上に振動センサ1を確実に保持することが
できる。
【0043】さらに保持部材としては種々の形状のもの
を適用し得ると共に、保持部材の固定板への取り付け方
法としてはねじ止め以外に種々の方法、例えばスナツプ
フイツトを利用して固定する方法を適用することができ
る。
【0044】また上述の実施例においては、固定対象と
なる振動センサとして、ベース部2の側面部2Aからケ
ーブル4が引き出された振動センサ1を用いた場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、保持部材11に
代えて、図9に示すように、円筒部30を有すると共に
当該円筒部30の上面にケーブル引出し用の開口30A
が形成された保持部材31を用いれば、図10に示すよ
うに、ケース部32の頂部32Aからケーブル33が引
き出された振動センサ34にも適用することができる。
【0045】この場合、保持部材31は振動センサ34
のケース部32に当接して振動センサ34全体を保持す
ることにより、振動センサ34のベース部35の形状に
係わらず種々の振動センサを保持することができると共
に、さらにはベース部35がない振動センサにも適用す
ることができる。
【0046】また上述の実施例においては、本発明を、
ケーブル4が直接振動センサ1から引き出されている振
動センサ1に適用した場合について述べたが、本発明は
これに限らず、ケーブルが着脱自在のコネクタ式振動セ
ンサに適用することもできる。
【0047】さらに上述の第2実施例においては、固定
板16を高分子材料によつて形成した場合について述べ
たが、本発明はこれに限らず、固定板の材料としては、
測定対象物6及び圧電形加速度センサ1間を絶縁し得る
ようなその他の絶縁部材、例えば表面をアルマイト加工
したアルミ板で構成されたものを用いても良い。
【0048】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、振動セン
サを測定対象に固定する際に、第1の面において測定対
象の測定面に固定されると共に、第1の面に対して裏面
側の第2の面に振動センサを載置する固定板と、固定板
の第2の面との間で振動センサを挟み込んで振動センサ
を固定板に保持する保持部材と、保持部材に形成され、
振動センサを固定板及び保持部材間で挟み込んで所定の
力で固定した際に、固定板の第2の面に当接する当接部
とを設けたことにより、振動センサから引き出されたケ
ーブルを所望の方向に選定することができると共に、振
動センサの固定及び取り外しを容易に行うことができる
振動センサ固定装置を実現し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による振動センサ固定装置の一実施例の
全体構成を示す斜視図である。
【図2】本発明による振動センサ固定装置の一実施例を
示す部分的断面図である。
【図3】本発明による振動センサ固定装置の一実施例を
示す側面図である。
【図4】第2実施例による振動センサ固定装置を示す部
分的断面図である。
【図5】当接部がない場合の振動センサ固定装置の説明
に供する部分的断面図である。
【図6】第2実施例による振動センサ固定装置を示す部
分的断面図である。
【図7】他の実施例による振動センサ固定装置を示す部
分的断面図である。
【図8】他の実施例による振動センサ固定装置の全体構
成を示す斜視図である。
【図9】他の実施例による保持部材を示す斜視図であ
る。
【図10】他の実施例による振動センサ固定装置を示す
部分的断面図である。
【図11】従来の振動センサ固定装置を示す斜視図であ
る。
【図12】ケーブルの固定状態を示す側面図である。
【図13】ケーブルの阻害状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1……圧電形加速度センサ、2……ベース部、3……ケ
ース部、4……ケーブル、6……測定対象物、9……振
動センサ固定装置、10……固定板、11……保持部
材、12A、12B……ナツト、13、14……ねじ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】振動センサを測定対象に固定する振動セン
    サ固定装置において、 第1の面において上記測定対象の測定面に固定されると
    共に、上記第1の面に対して裏面側の第2の面に上記振
    動センサを載置する固定板と、 上記固定板の第2の面との間で上記振動センサを挟み込
    んで上記振動センサを上記固定板に保持する保持部材と
    上記保持部材に形成され、上記振動センサを上記固定板
    及び上記保持部材間で挟み込んで所定の力で固定した際
    に、上記固定板の第2の面に当接する当接部とを具える
    ことを特徴とする振動センサ固定装置。
  2. 【請求項2】上記固定板は2つ以上のねじ穴が形成され
    ていると共に、上記保持部材の上記ねじ穴に対向する位
    置には貫通孔が形成され、 所定のねじ部材を上記保持部材の貫通孔を介して上記固
    定板の上記ねじ穴にねじ込むことにより、上記振動セン
    サを上記固定板及び上記保持部材間で挟み込んで保持す
    ることを特徴とする請求項1に記載の振動センサ固定装
    置。
JP28195893A 1993-10-15 1993-10-15 振動センサ固定装置 Pending JPH07113815A (ja)

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JP (1) JPH07113815A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009006020A (ja) * 2007-06-29 2009-01-15 Taiyo Elec Co Ltd 遊技機用遊技盤、遊技機及び振動検出装置の装着方法
JP2009514735A (ja) * 2005-11-08 2009-04-09 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 加速度センサ及びバンパカバー
JP2010127707A (ja) * 2008-11-26 2010-06-10 Rion Co Ltd 加速度センサ取付用アタッチメント及び振動計
CN105466554A (zh) * 2015-12-25 2016-04-06 中电投工程研究检测评定中心 竖向结构构件振动检测装置
JP2021135457A (ja) * 2020-02-28 2021-09-13 住友電気工業株式会社 分割治具、分割方法、ファンアウトコードおよび光配線用パネル

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