JPH10264344A - ラミネート方法およびラミネート装置 - Google Patents

ラミネート方法およびラミネート装置

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JPH10264344A
JPH10264344A JP9076759A JP7675997A JPH10264344A JP H10264344 A JPH10264344 A JP H10264344A JP 9076759 A JP9076759 A JP 9076759A JP 7675997 A JP7675997 A JP 7675997A JP H10264344 A JPH10264344 A JP H10264344A
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JP
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laminating
laminate
heat
heating
pressurizing
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JP9076759A
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Hitoshi Shimizu
均 清水
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】 【課題】熱反応性樹脂フィルムを含む積層体をシワ無
く、残痕が残らない良好なラミネートを行ない、生産効
率が良いラミネート方法およびラミネート装置を提供す
る。 【解決手段】少なくとも1層以上の熱反応性樹脂フィル
ム24a と他のフィルム24c 、24d を積層した積層体24を
加圧・加熱により架橋処理して接着するラミネート方法
において、前記積層体を前記熱反応性樹脂の架橋処理温
度以下である軟化温度に加熱して貼り合わせ一体化する
仮ラミネートを行った後、前記架橋処理を行ってラミネ
ートすることとする。また、前記積層体を間欠的に加圧
( 加圧部7)・加熱( 加熱板5)により架橋処理して接着す
る場合には、前記熱反応性樹脂フィルムの供給搬送速度
と前記架橋処における搬送速度の差をアキュームレータ
26により吸収し前記積層体が緩まないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート状の連続し
た基材を加圧しながら加熱することを繰り返し連続した
処理を行うラミネート装置に関し、より具体的には可撓
性基板を有する薄膜光電変換素子(セル)の複数個を可
撓性を有する耐候性フィルムにより両面を貼り合わせ保
護する薄膜光電変換モジュールのラミネート装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図6は可撓性を有する薄膜光電変換モジ
ュールの断面図である。ポリイミドフィルム等の樹脂フ
ィルム24fに第1の電極膜24g、薄膜a−Sipn
接合等からなる薄膜光電変換部24p、第2の電極膜2
4hが形成されている薄膜光電変換セル24bが、すく
なくとも太陽光入射側は透光性の2枚の樹脂製の封止シ
ート24a、24dによりラミネートされ、密封されて
いる。
【0003】このような薄膜光電変換モジュール等の連
続した製品を製作するには、連続処理に適する平板型の
ラミネート装置が必要であるが、この種の装置は一般的
に枚葉式でラミネート、架橋の各処理を行う装置が大半
を占める。図7は従来のラミネート装置を示し、(a)
は正面図であり、(b)は右側面図である。送り出しロ
ール21に巻かれた透光性で耐候性フィルムである熱反
応性フィルム24aが矢印29方向に搬送され、搭載位
置28で薄膜光電変換セル24bを手動によりまたは図
示していない供給装置により熱反応性フィルム24a上
に搭載する。ここで熱反応性フィルム24aに薄膜光電
変換セル24bを固定、封止するため、耐候性の熱反応
性樹脂フィルム24dを送り出しロール23から送り出
し、プレスロール25a、25bにより密着させ積層し
た積層体24を搬送する。
【0004】上部真空容器2の周縁部にはシリコーンゴ
ムなどの伸縮性シート7の周囲が固定され加圧室9を構
成している。また、伸縮性シート7の下に位置する部分
には加熱ヒータ5aを有する熱板5が固定されている。
積層体24を熱板5に搬送後、制御弁15を切り替えて
圧力源16から圧力を供給して加圧室9内を加圧し、伸
縮性シート7を下降させ積層体24に押し付け加圧す
る。この状態で熱板5を加熱し、所定の時間だけ熱接着
と架橋処理を行い、ラミネートした後、熱板5を冷却
し、制御弁15を切り替えて加圧容器2内を常圧にして
伸縮性シート7を上昇させ、薄膜光電変換セル24bを
熱反応性フィルム24a上に搭載しながらモジュール2
4mを1ピッチだけ搬送する。
【0005】搬送しているモジュール24mは前記のラ
ミネート範囲30と現在のラミネート範囲31が重複す
るようにラミネート範囲30より短い搬送ピッチ33で
ステップ搬送して次のラミネート範囲31から前回のラ
ミネートされた部分が外れない位置に停止させる。この
搬送の間にラミネートされたモジュール24mは巻き取
りロール27に巻き取られる。
【0006】このような動作を繰り返し、積層体24の
熱接着と架橋処理を行い、連続したモジュールを巻き取
りロール27に巻き取り、長尺物の薄膜光電変換モジュ
ールを製作する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のラミネート装置
においては、積層体24を熱板5と伸縮性シート7間に
供給する場合、積層体24はプレスロール25a、25
bにより加圧されただけであり、接着されていないた
め、制御弁15を切り替えて圧力源16から圧力を供給
して加圧室9内を加圧し、伸縮性シート7を下降させ積
層体24に押し付け加圧した場合、薄膜光電変換セル2
4bを固定、封止する熱反応性フィルム24a、耐候性
の熱反応性樹脂フィルム24dにシワが発生し、この状
態で架橋処理を行うとそのまま残痕が現れてしまう。ま
た、熱反応性フィルム24a、耐候性の熱反応性樹脂フ
ィルム24dが接着していない状態で搬送を行うとプレ
スロール25a、25bに挟まれたときスベリ等が発生
し易く、基材の供給が安定せず、これもまたシワ・波打
ちの原因となり連続した積層体24を良質にラミネート
することができない。
【0008】また、上部真空容器2を上昇させ熱板5と
伸縮性シート7間に積層体24を供給するため、真空容
器内を大気圧および真空に交互に繰り返す必要がある
他、ラミネート後は熱板5の温度を熱反応性樹脂の軟化
温度以下に下げる必要もある。このような圧力変化や温
度変化には時間を要し、生産効率が悪く、ランニングコ
ストも高くなるという問題点がある。
【0009】本発明の目的は薄膜光電変換セルなどを熱
反応性樹脂フィルムにより挟み込んだ積層体をシワ無く
安定に供給し、シワ無く加圧でき、残痕が残らない良好
なラミネートを行うことができ、生産効率が良く、ラン
ニングコストが低いラミネート方法およびラミネート装
置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、少なくとも1層以上の熱反応性樹脂フィルムと他
のフィルムを積層した積層体を加圧・加熱により架橋処
理して接着するラミネート方法において、前記積層体を
前記熱反応性樹脂の架橋処理温度以下である軟化温度に
加熱して貼り合わせ一体化する仮ラミネートを行った
後、前記架橋処理を行ってラミネートすることとする。
【0011】前記架橋処理の前に、前記積層体を減圧下
におき、脱泡すると良い。少なくとも1層以上の熱反応
性樹脂フィルムと他のフィルムを積層した積層体を一定
搬送速度で供給し、前記積層体を間欠的に加圧・加熱に
より架橋処理して接着するラミネート方法において、前
記熱反応性樹脂フィルムの供給搬送速度と前記架橋処に
おける搬送速度の差をアキュームレータにより吸収し前
記積層体が緩まないようにすることとする。
【0012】少なくとも1層以上の熱反応性樹脂フィル
ムと他のフィルムを積層した積層体を、前記熱反応性樹
脂フィルムを架橋処理することによりラミネートする加
圧・加熱手段を有し、前記積層体をこの加圧・加熱手段
に供給するための供給手段と、ラミネートした積層体を
回収するための回収手段を備えたラミネート装置におい
て、前記供給手段と前記加圧・加熱手段の間に、前記熱
反応性樹脂の架橋処理温度以下である軟化温度に加熱し
て貼り合わせ一体化して仮ラミネートする加熱ロールを
備えたこととする。
【0013】あるいは、少なくとも1層以上の熱反応性
樹脂フィルムと他のフィルムを積層した積層体を間欠的
に搬送しながら架橋処理してラミネートする加圧・加熱
手段を有し、前記積層体をこの加圧・加熱手段に供給す
るための供給手段と、ラミネートした積層体を回収する
ための回収手段を備えたラミネート装置において、少な
くとも前記積層体および前記加圧・加熱手段の前記積層
体に接する面は真空室内部にあることとする。
【0014】あるいは、少なくとも1層以上の熱反応性
樹脂フィルムと他のフィルムを積層した積層体を間欠的
に搬送しながら架橋処理してラミネートする加圧・加熱
手段を有し、前記積層体をこの加圧・加熱手段に供給す
るための供給手段と、ラミネートした積層体を回収する
ための回収手段を備えたラミネート装置において、前記
供給手段と前記加圧・加熱手段の間にロールからなるア
キュームレータを備え、このロールは前記積層体を常に
引っ張り前記積層体を緩ませないこととする。
【0015】また、前記ラミネート装置は、前記供給手
段、前記加熱ロールおよび前記仮ラミネートされた積層
体を回収する回収手段を備えた第1の装置、および前記
仮ラミネートされた積層体を供給する供給手段、前記加
圧・加熱手段および前記ラミネートされた積層体を供給
する回収手段を備えた第2の装置との個別の装置に別
れ、第2の装置の供給手段の一部は第1の装置の回収手
段の一部であると良い。
【0016】前記第2の装置は、前記積層体を挟んで搬
送する、前記加圧・加熱手段は架橋温度以上に加熱され
た加熱ロールと常温に保持された冷却ロールとに掛けら
れたベルトの2組からなり、各ベルトは積層体を挟むと
良い。また、前記第2の装置の全ての手段は真空室内に
備えられていると良い。
【0017】
【発明の実施の形態】
実施例1 図1は本発明に係わる加熱ロールおよびアキュームレー
タを備えたラミネート装置を示し、(a)は正面図であ
り、(b)は右側面図である。送り出しロール21に巻
かれた熱反応性フィルム24aが矢印29方向に搬送さ
れ、搭載位置28で薄膜光電変換セル24bを手動、ま
たは図示していない供給装置により熱反応性フィルム2
4a上に搭載する。ここで熱反応性フィルム24aに薄
膜光電変換セル24bを固定、封止するため、剥離面を
有する熱反応性フィルム24dを剥離面を上にして送り
出しロール23から送り出し、加熱ロール25a、25
bの設定温度を熱反応性フィルム24a、24dが架橋
反応を起こさず、軟化し密着、一体化する軟化温度領域
に設定し、仮ラミネートを行い積層した積層体24を搬
送する。ここでいう軟化温度は基材として用いる熱反応
性フィルムの種類によって異なる。本手段を用いた具体
例の場合では、熱反応性フィルムとしてエチレンビニル
アセテート(EVA)を用いており、動的粘弾性特性の
測定結果では50℃付近を越えた温度から急激に粘度が
低下しているため、軟化温度点を50℃としている。ま
た、搭載された薄膜光電変換セル24bと熱反応性フィ
ルム24aは加熱ロール25c、25d前において、薄
膜光電変換セル24bの給電端子に送り出しロール22
から導電テープ24cを供給し、接続して薄膜光電変換
セル24bの集電配線を行う。
【0018】加熱ロール25a、25bと熱板5の間に
は、アキュームレータ26が設けられており、アキュー
ムレータ26はロールラミネート(仮ラミネート)によ
る連続送りと架橋処理による間欠送りが起因する積層体
24の送り量差を吸収し、アキュームレータ26以前の
搬送系を一定速度で停止することなく運転できるように
搬送制御をしている。
【0019】上部真空容器2の周縁部にはシリコーンな
どの伸縮性シート7の周囲が固定され加圧室9を構成し
てる。伸縮性シート7下面と対向する位置に、温度制御
可能な加熱ヒータを有し、熱反応性フィルム24a、2
4dの架橋温度に制御された熱板5が取り付けられてい
る。この熱板5は架橋処理後、積層体24を搬送するた
め、熱反応性フィルム24a、24dの軟化温度領域以
下に下げられる冷却機能を有している。
【0020】仮ラミネートした積層体24をアキューム
レータ26により定まったピッチで間欠送りし、伸縮性
シート7と熱板5の間に搬送する。大気圧と同圧状態で
ある加圧室9の圧力を加圧状態にし、伸縮性シート7を
膨らませ、熱板5の加熱面に積層体24を押し付け加圧
するため、制御弁14を切り換え加圧室9と圧力源16
を接続して搬送した積層体24を加圧、加熱して架橋処
理を行う。この状態により所定の時間、架橋処理を行っ
た後、熱板5を冷却し、制御弁14を切り換え加圧室9
を大気圧に戻して伸縮性シート7を復元、上昇させ、積
層体24を1ピッチ搬送し、架橋処理したモジュール2
4mは巻き取りロール27に巻き取られる。 実施例2 図2は本発明に係わる積層体を真空中にて処理するラミ
ネート装置を示し、(a)は正面図、(b)は右側面図
である。
【0021】ここでは、実施例1における図1での説明
と異なる部分のみ説明する。上部真空容器2の周縁部に
はシリコーンゴムなどの伸縮性シート7の周囲が固定さ
れ加圧室9を構成している。加圧室9の外側の周縁部に
はOリング4が取り付けられており、閉状態では下部真
空容器1のOリング3と合致する。下部真空容器1に
は、加熱ヒータと冷却管を有する熱板5が、断熱部材6
を介して取り付けられている。
【0022】積層体24を熱板5に搬送後、上部真空容
器2は開閉機構50により下降し、Oリング3とOリン
グ4は積層体24を挟み込み下部真空容器1の周囲のシ
ールを行い、下部真空室8を構成する。真空ポンプ16
aと接続して下部真空室8と加圧室9の中を真空状態に
し、熱反応性フィルム間を脱気する。脱気が十分に行わ
れた後、制御弁15を切り換えて加圧室9内を大気状態
にし、下部真空室8と加圧室9の圧力差により伸縮性シ
ート7を積層体24に押し付け加圧する。この状態で熱
板5を加熱し、所定の時間だけ熱接着と架橋結合してラ
ミネートを行った後、熱板5を冷却し、制御弁15を切
り換え、真空ポンプ16aと接続して加圧室9内を真空
状態にし、一方、下部真空室8は制御弁14を切り換え
大気を導入して大気状態にし、開閉機構50により上部
真空容器2を上昇させ、積層体24を1ピッチ搬送し、
架橋処理したモジュール24mを巻き取りロール27に
巻き取る。 実施例3 この実施例は仮ラミネートとラミネートとを別々の装置
とした場合である。
【0023】図3は本発明に係る仮ロールラミネート装
置の正面図である。送り出しロール21に巻かれた熱反
応性フィルム24aが搬送され、薄膜光電変換セル24
bを手動、または図示していない供給装置により熱反応
性フィルム24a上に搭載する。ここで熱反応性フィル
ム24aに薄膜光電変換セル24bを固定、封止するた
め、熱反応性フィルム24dを送り出しロール23から
送り出し、加熱ロール25a、25bの設定温度を熱反
応性フィルム24a、24dが架橋反応を起こさず、軟
化し密着、一体化する軟化温度領域に設定し、仮ラミネ
ートを行いロール21aに巻き取る。
【0024】図4は本発明に係わる他の実施例のラミネ
ート装置を示し、(a)は正面図、(b)は右側面図で
ある。このラミネート装置においては、仮ラミネートさ
れた積層体24を包括真空室1vに装着し、ロール21
aから巻きだす。包括真空室1vは圧力源16により制
御弁14を介して真空状態に引かれていて、積層体24
の架橋処理する範囲を真空の空間で伸縮性シート7と熱
板5の間に搬送することができる。
【0025】上部真空容器2と熱板5は包括真空室外に
設けた上下機構50a、50bがOリング40a、40
bを介し支持していて、熱板5は加熱面の温度を維持し
た状態で積層体24の搬送高さより低い位置に下げられ
る。積層体24を搬送完了した後、熱板5を上昇させ、
上部真空容器2を下降し、加圧室9に制御弁15を切り
換え、大気圧と同圧とし伸縮性シート7を膨らませ、熱
板5の加熱面に積層体24を押し付け、加圧、加熱して
脱気、架橋処理を行う。この動作を繰り返し、連続的に
モジュール24mを製作する。 実施例4 図5は本発明に係わる別の実施例のラミネート装置を示
した正面図である。
【0026】このラミネート装置においても実施例3と
同様に仮ラミネートされた積層体24を包括真空室1v
に装着する。包括真空室1v内に温度制御可能な複数の
加熱ロール25eおよび複数の冷却ロール25gに掛け
られた搬送ベルト27aの組、および同様な複数の加熱
ロール25fおよび複数の冷却ロール25hに掛けられ
た搬送ベルト27bの組を設置している。さらに、加熱
ロール25e、冷却ロール25gおよび搬送ベルト27
aの自重または図示していないバネなどの加圧手段によ
り搬送ベルト27a、27b面間を加圧することができ
る。積層体24を搬送ベルト27a、27b間に挟み、
加圧、加熱しながら搬送することにより、加熱ロール2
5a、25bの搬送速度と同じ速度で架橋処理ができ、
搬送速度を調整し架橋時間の調整が可能である。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、少なくとも1層以上の
熱反応性樹脂フィルムと他のフィルムを積層した積層体
を加圧・加熱により架橋処理して接着するラミネート方
法において、前記積層体を前記熱反応性樹脂の架橋処理
温度以下である軟化温度に加熱して貼り合わせ一体化す
る仮ラミネートを行った後、前記架橋処理を行ってラミ
ネートしたので、ラミネート工程に入る前に、積層体を
構成する前記熱反応性樹脂フィルムに対して積層体を構
成する部材が変移することがなく、シワの無い良質のラ
ミネートを行え、安定したモジュール形成を行うことが
できる。
【0028】、あるいは、前記熱反応性樹脂フィルムの
供給搬送速度と前記架橋処における搬送速度の差をアキ
ュームレータにより吸収し前記積層体が緩まないように
したので、ラミネート工程の間欠性に応じた、供給手段
の停止を行わなくても良くなり、生産効率を向上するこ
とができる。さらに、供給手段の断続運転に伴うシワは
発生しなくなり、歩留りは向上する。
【0029】また、ラミネート工程の前に真空脱法を行
ったために、気泡発生はなく、接着は良好であり、封止
の信頼性は高い。また、例えば光電変換モジュールの場
合は気泡部での異なる部材間の光反射はなくなり、光電
変換効率は向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる加熱ロールおよびアキュームレ
ータを備えたラミネート装置を示し、(a)は正面図で
あり、(b)は右側面図
【図2】本発明に係わる積層体を真空中にて処理するラ
ミネート装置を示し、(a)は正面図、(b)は右側面
【図3】本発明に係る仮ロールラミネート装置の正面図
【図4】本発明に係わる他の実施例のラミネート装置を
示し、(a)は正面図、(b)は右側面図
【図5】本発明に係わる別の実施例のラミネート装置を
示した正面図
【図6】可撓性を有する薄膜光電変換モジュールの断面
【図7】従来のラミネート装置を示し、(a)は正面図
であり、(b)は右側面図
【符号の説明】
1 下部真空容器 1v 包括真空室 2 上部真空容器 3 Oリング 4 Oリング 5 熱板 5a ヒータ 6 断熱部材 7 伸縮性シート 9 加圧室 14 制御弁 15 制御弁 16 圧力源 16a 真空ポンプ 21 送り出しロール 21a ロール 22 送り出しロール 23 送り出しロール 24 積層体 24m モジュール 25a プレスロール 25b プレスロール 25c…25f 加熱ロール 25g 冷却ロール 25h 冷却ロール 26 アキュームレータ 27 巻き取りロール 27a 搬送ベルト 27b 搬送ベルト 28 搬送位置 29 搭載位置 40a Oリング 40b Oリング 50 上下機構 50a 上下機構 50b 上下機構

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも1層以上の熱反応性樹脂フィル
    ムと他のフィルムを積層した積層体を加圧・加熱により
    架橋処理して接着するラミネート方法において、前記積
    層体を前記熱反応性樹脂の架橋処理温度以下である軟化
    温度に加熱して貼り合わせ一体化する仮ラミネートを行
    った後、前記架橋処理を行ってラミネートすることを特
    徴とするラミネート方法。
  2. 【請求項2】前記架橋処理の前に、前記積層体を減圧下
    におき、脱泡することを特徴とする請求項1に記載のラ
    ミネート方法。
  3. 【請求項3】少なくとも1層以上の熱反応性樹脂フィル
    ムと他のフィルムを積層した積層体を一定搬送速度で供
    給し、前記積層体を間欠的に加圧・加熱により架橋処理
    して接着するラミネート方法において、前記熱反応性樹
    脂フィルムの供給搬送速度と前記架橋処における搬送速
    度の差をアキュームレータにより吸収し前記積層体が緩
    まないようにすることを特徴とするラミネート方法。
  4. 【請求項4】少なくとも1層以上の熱反応性樹脂フィル
    ムと他のフィルムを積層した積層体を、前記熱反応性樹
    脂フィルムを架橋処理することによりラミネートする加
    圧・加熱手段を有し、前記積層体をこの加圧・加熱手段
    に供給するための供給手段と、ラミネートした積層体を
    回収するための回収手段を備えたラミネート装置におい
    て、前記供給手段と前記加圧・加熱手段の間に、前記熱
    反応性樹脂の架橋処理温度以下である軟化温度に加熱し
    て貼り合わせ一体化して仮ラミネートする加熱ロールを
    備えたことを特徴とするラミネート装置。
  5. 【請求項5】少なくとも1層以上の熱反応性樹脂フィル
    ムと他のフィルムを積層した積層体を間欠的に搬送しな
    がら架橋処理してラミネートする加圧・加熱手段を有
    し、前記積層体をこの加圧・加熱手段に供給するための
    供給手段と、ラミネートした積層体を回収するための回
    収手段を備えたラミネート装置において、少なくとも前
    記積層体および前記加圧・加熱手段の前記積層体に接す
    る面は真空室内部にあることを特徴とするラミネート装
    置。
  6. 【請求項6】少なくとも1層以上の熱反応性樹脂フィル
    ムと他のフィルムを積層した積層体を間欠的に搬送しな
    がら架橋処理してラミネートする加圧・加熱手段を有
    し、前記積層体をこの加圧・加熱手段に供給するための
    供給手段と、ラミネートした積層体を回収するための回
    収手段を備えたラミネート装置において、前記供給手段
    と前記加圧・加熱手段の間にロールからなるアキューム
    レータを備え、このロールは前記積層体を常に引っ張り
    前記積層体を緩ませないことを特徴とするラミネート装
    置。
  7. 【請求項7】前記ラミネート装置は、前記供給手段、前
    記加熱ロールおよび前記仮ラミネートされた積層体を回
    収する回収手段を備えた第1の装置、および前記仮ラミ
    ネートされた積層体を供給する供給手段、前記加圧・加
    熱手段および前記ラミネートされた積層体を供給する回
    収手段を備えた第2の装置との個別の装置に別れ、第2
    の装置の供給手段の一部は第1の装置の回収手段の一部
    であることを特徴とする請求項4に記載のラミネート装
    置。
  8. 【請求項8】前記第2の装置は、前記積層体を挟んで搬
    送する、前記加圧・加熱手段は架橋温度以上に加熱され
    た加熱ロールと常温に保持された冷却ロールとに掛けら
    れたベルトの2組からなり、各ベルトは積層体を挟むこ
    とを特徴とする請求項7に記載のラミネート装置。
  9. 【請求項9】前記第2の装置の全ての手段は真空室内に
    備えられていることを特徴とする請求項7または8に記
    載のラミネート装置。
JP9076759A 1997-03-28 1997-03-28 ラミネート方法およびラミネート装置 Pending JPH10264344A (ja)

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