JPH10262922A - 電子内視鏡装置 - Google Patents

電子内視鏡装置

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JPH10262922A
JPH10262922A JP9071629A JP7162997A JPH10262922A JP H10262922 A JPH10262922 A JP H10262922A JP 9071629 A JP9071629 A JP 9071629A JP 7162997 A JP7162997 A JP 7162997A JP H10262922 A JPH10262922 A JP H10262922A
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JP
Japan
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white balance
balance correction
light amount
light quantity
electronic endoscope
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Pending
Application number
JP9071629A
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English (en)
Inventor
Yasuo Komatsu
康雄 小松
Chieko Aizawa
千恵子 相沢
Shoichi Amano
正一 天野
Akihiko Mochida
明彦 望田
Kiyoshi Tsuji
潔 辻
Akira Watabe
晃 渡部
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
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Publication of JPH10262922A publication Critical patent/JPH10262922A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ホワイトバランス補正時に最適な照射光量の基
で適切なホワイトバランス補正が行え、正確な色再現が
得られる電子内視鏡装置を提供すること。 【解決手段】ホワイトバランスの補正を行うために補正
スイッチ9を操作すると、ホワイトバランス補正指令が
プロセッサ用CPU10に伝達される。そして、ホワイ
トバランス補正回路10aから光源用CPU12に光量
設定用スイッチ16によって設定されてい照射光量の値
を強制的にホワイトバランス補正用光量に切り換える切
替信号が出力されると共に、ホワイトバランス補正回路
6にホワイトバランスを補正する指令が出力される。照
射光量の値を強制的にホワイトバランス補正用光量に切
り換える切替信号を受けた光源用CPU12では、出射
光量をホワイトバランス補正用光量に切り替える指示信
号を絞り14に出力して照射光量をホワイトバランス補
正用に切り替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホワイトバランス
補正を正確に行える電子内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡装置は周知の通り、直接目視でき
ない生体内等を観察することができ、医療分野を中心に
観察、治療に広く使用されている。そして、近年、被写
体像をCCD等の固体撮像素子によって電気信号に変換
し、モニタ画面上にて被検査部位の観察を可能にした電
子内視鏡装置が普及している。
【0003】この電子内視鏡装置は、ファイバ式(光学
式)の内視鏡に比べて解像度が高く、画像の記録及び再
生等が容易であり、また、画像の拡大や2つの画像の比
較等、画像処理を容易に行えるなどの利点を有してい
る。
【0004】前記電子内視鏡装置のカラ―画像の撮像方
式には、照明光を赤(R),緑(G),青(B)等に順
次切り換えて被検査部位に照射する面順次式と、固体撮
像素子の前面にR,G,B等の色光をそれぞれ透過する
色フィルタをモザイク状等に配列したフィルタアレーを
配設した同時式とがある。前記面順次式は、同時式に比
べて画素数を少なくできるという利点を有する一方、同
時式は色ずれが生じないという利点を有している。
【0005】この電子内視鏡装置で被検査部位をカラー
撮像する場合、良好なカラー画質を得るためにはホワイ
トバランスの調整を行わなければならないことはよく知
られている。
【0006】最も簡易な方法としては、身近にある白い
紙や白いガーゼなどを調整具として使用して電子内視鏡
装置のホワイトバランスを補正する方法が知られてい
る。また、電子内視鏡装置のホワイトバランス補正時
に、内視鏡先端部をホワイトバランス補正用白筒に挿入
してホワイトバランスの補正を行う方法が知られてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電子内
視鏡装置のホワイトバランスを補正する際、光源装置の
ランプから照射される照射光量が明るすぎたり、暗すぎ
たりした場合、調光制御の範囲外になって正確なホワイ
トバランス補正を行えないという問題があった。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、ホワイトバランス補正時に最適な照射光量の基で
適切なホワイトバランス補正が行え、正確な色再現が得
られる電子内視鏡装置を提供することを目的にしてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の電子内視鏡装置
は、ホワイトバランス補正手段と、照射光量の値を任意
に設定可能な照明光量設定手段とを有する電子内視鏡装
置において前記ホワイトバランス補正手段を動作させる
とき、前記照明光量設定手段によって設定されていた照
射光量の値を、予め設定してあるホワイトバランス補正
用光量値に切り換える照射光量切替手段を有している。
【0010】この構成によれば、ホワイトバランス補正
時に、光源装置のランプから照射される照射光量がホワ
イトバランス補正用光量値に切り換えられるので、適切
なホワイトバランス補正を行える。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明の第1実施形態に係
る電子内視鏡装置の構成を示す図である。
【0012】図に示すように本実施形態の電子内視鏡装
置は、撮像手段として電荷結像素子(以下CCDと略記
する)2を内蔵した電子内視鏡(以下、単に内視鏡とも
記す)1と、この内視鏡1のCCD2に対する信号処理
を行う信号処理装置としてのビデオプロセッサ3と、前
記内視鏡1に照明光を供給する照明光供給手段としての
光源装置4と、前記ビデオプロセッサ3を経て出力され
る映像信号を表示する図示しないカラーモニタなどで構
成されている。なお、前記内視鏡1は、ビデオプロセッ
サ3及び光源装置4に着脱自在に接続されるようになっ
ている。
【0013】前記光源装置4の内部には観察光を照射す
るためのランプ13及び絞り14が収納されており、こ
の絞り14によって内視鏡1から照射される照射光量の
値を制御することが可能になっている。前記ランプ13
で発生された白色光は、集光レンズ15aを通過してラ
イトガイド15の入射側端面に照射供給され、内視鏡挿
入部1aの先端部まで延出しているライトガイド15の
先端面に臨まれている照明窓1bから被検査部位に向か
って出射していく。
【0014】一方、前記光源装置4のフロントパネル4
aには、照射光量を所望の値に設定するための照明光量
設定手段である光量設定用スイッチ16が設けられてい
る。この光量設定用スイッチ16で設定された値は、光
源装置4内に設けられている光源用CPU12に入力さ
れて、観察時の照明光の照射光量の値として記憶され
る。この光源用CPU12では前記光量設定用スイッチ
16によって設定された照明光量の値に基づいた所定電
圧値を出力する一方、後述する調光回路7からの出力と
この電圧値とを比較して絞り14を適正な状態に制御す
るようになっている。
【0015】また、前記光源用CPU12にはホワイト
バランス補正を行う際、前記照明窓1bから照射される
照射光量が明るすぎたり、暗すぎたりすることがなく、
最適な照射光量となるように、ホワイトバランス補正時
におけるホワイトバランス補正用光量が記憶されてい
る。このホワイトバランス補正用光量値は、例えば前記
光量設定用スイッチ16によって設定可能な設定範囲の
中間値である。
【0016】前記光源装置4から供給された照明光によ
って照射された被検査部位は、前記照明窓1bに隣接し
た観察窓1cに取り付けられている光学系によってCC
D2の撮像面に結像する。このCCD2の撮像面に結像
した被検査部位の光学像は、前記CCD2で電気信号に
光電変換され、CCD出力信号として内視鏡挿入部1a
内を挿通している信号ケーブル2aを介してビデオプロ
セッサ3に伝送される。なお、前記CCD2は、内視鏡
挿入部1a内を挿通している信号ケーブル2aによって
ビデオプロセッサ3内の駆動回路(不図示)とプリアン
プ5とに接続されている。そして、前記駆動回路からの
駆動信号がCCD2に印加されることによって、光電変
換された信号がCCD2からCCD出力信号として出力
されるようになっている。
【0017】前記電子内視鏡1のCCD2から出力され
たCCD出力信号は、ビデオプロセッサ3内に設けられ
ているプリアンプ5により増幅され、ホワイトバランス
補正手段であるホワイトバランス補正回路6及び調光回
路7に出力される。このホワイトバランス補正回路6に
入力されて前記プリアンプ5で増幅された電気信号は、
ホワイトバランス補正回路6を通って、信号処理回路8
に入力され、この信号処理回路8で映像信号に生成して
図示しないモニタに出力されるようになっている。
【0018】前記プロセッサ3のフロントパネル3aに
はホワイトバランス補正指令を出力するホワイトバラン
ス補正指示スイッチ(以下補正スイッチと略記する)9
が設けられている。この補正スイッチ9を押すことによ
って、ホワイトバランス補正指令がプロセッサ用CPU
10に伝達される。
【0019】前記補正スイッチ9は、照射光量切換手段
を兼ねるものであり、ホワイトバランス補正指令がプロ
セッサ用CPU10に入力されると、このプロセッサ用
CPU10に設けられている照射光量切換手段であるホ
ワイトバランス補正回路10aから前記ホワイトバラン
ス補正回路6及びリアパネル3bに接続された接続ケー
ブル11を介して光源装置4内に設けられている光源用
CPU12に、このホワイトバランス補正指令に対応し
た指令信号が出力されるようになっている。
【0020】上述のように構成した電子内視鏡装置の作
用を説明する。ホワイトバランスの補正を行うために補
正スイッチ9を操作する。すると、ホワイトバランス補
正指令がプロセッサ用CPU10に伝達され、このプロ
セッサ用CPU10のホワイトバランス補正回路10a
から光源装置4内にある光源用CPU12に光量設定用
スイッチ16によって設定されてい照射光量の値を強制
的にホワイトバランス補正用光量に切り換える切替信号
が出力されると共に、ホワイトバランス補正回路6には
ホワイトバランスを補正する指令が出力される。
【0021】前記ホワイトバランス補正回路10aから
の照射光量の値を強制的にホワイトバランス補正用光量
に切り換える切替信号を受けた光源用CPU12では、
出射光量をこの光源用CPU12に記憶されているホワ
イトバランス補正用光量に切り替える指示信号を絞り1
4に出力して照射光量をホワイトバランス補正用に切り
替える。
【0022】一方、前記ビデオプロセッサ3のホワイト
バランス補正回路6では前記光源用CPU12からの指
示信号が出力されてから調光制御が安定するのを見計ら
って(例えば所定時間が経過してホワイトバランス補正
用光量に完全に切り替わった後)、ホワイトバランスの
補正を行う。
【0023】そして、前記光源用CPU12では、ホワ
イトバランスの補正が終了した後、ホワイトバランス補
正用光量を、光量設定用スイッチ16で設定してCPU
12に記憶されている、観察時の照明光の照射光量値に
切り替える。
【0024】このように、ホワイトバランス補正時、光
量設定用スイッチによって設定されている照射光量の値
がホワイトバランス補正を行うのに適正でない値に設定
されていた場合であっても、ビデオプロセッサに設けら
れているホワイトバランス補正指示スイッチからのホワ
イトバランス補正指令を受けて、光源装置からの照射光
量を強制的に光源用CPUに記憶されているホワイトバ
ランス補正用光量に切り替えてからホワイトバランス補
正が行われるので、いつでも正確なホワイトバランス補
正を行うことができる。
【0025】また、ホワイトバランス補正が終了した
後、光源用CPUによって、ランプから出力される照明
光の光量を、ホワイトバランス補正用光量から光量設定
用スイッチで設定した、観察時の照明光の照射光量値に
切り替えることができるので、光量調整のスイッチ操作
の煩わしさから解消される。
【0026】ところで、内視鏡先端部に配置されている
CCDの撮像面に配設されている、カラーフィルタの分
光特性の違い、あるいは、内視鏡内に挿通されているラ
イトガイド特性の違いなどによって、被写体像の色再現
性は内視鏡毎に異なってしまう。このため、交換される
異なる内視鏡がビデオプロセッサに接続される毎に、内
視鏡のホワイトバランスの補正を行って個体差のばらつ
きを補正していた。
【0027】しかし、ビデオプロセッサに接続されてい
る内視鏡のホワイトバランス補正が行われているもので
あるか否かを認識する手段がなかったため、ホワイトバ
ランス補正を行っていない内視鏡で検査を行って、正確
な色再現性を得られずに、診断に悪影響を及ぼすおそれ
があった。このため、ビデオプロセッサに接続されてい
る内視鏡がホワイトバランス補正済みであるか否かを容
易に認識することを可能にして、確実にホワイトバラン
ス補正を行った内視鏡を使用して、正確な色再現性の基
での診断が行えるようにした電子内視鏡装置が望まれて
いた。
【0028】図2及び図3はホワイトバランス補正が行
われた状態であるか否かを認識可能な電子内視鏡装置の
実施形態に係り、図2は電子内視鏡装置の他の構成を示
す図、図3はホワイトバランス補正が行われた状態であ
るか否かを告知する文字列をモニタに表示した状態を示
す図である。
【0029】図2に示すように本実施形態の電子内視鏡
装置では、ビデオプロセッサ3に設けられているプロセ
ッサ用CPU10の後段に「 W/B failed 」,「 W/B
O,K」などの文字列(文字信号とも記載する)を発生さ
せる文字発生回路17を設けている。そして、前記文字
発生回路17から発生される文字信号と、前記信号処理
回路8で信号処理されて出力される映像信号出力とを重
畳して図3(a),(b)に示すようにモニタ画面上に
文字列及び内視鏡画像を表示されるようになっている。
その他の構成は上述の実施形態と同様であり、同部材に
は同符号を付して説明を省略する。
【0030】上述のように構成した電子内視鏡装置の作
用を説明する。まず、ビデオプロセッサ3に例えば内視
鏡1を接続する。すると、内視鏡及びビデオプロセッサ
に設けられている着脱検知手段である接続検知用接点が
接続されて、プロセッサ用CPU10にビデオプロセッ
サ3に例えば内視鏡1が接続されたことを告知する接続
検出信号が入力される。このとき、プロセッサ用CPU
10から文字発生回路17に内視鏡が接続された旨を知
らせる信号が出力される。この信号を受けた文字発生回
路17からは瞬時に「 W/B failed 」の文字列が出力さ
れる。すると、図3(a)に示すようにモニタ80のモ
ニタ画面81上にホワイトバランス補正が行われていな
いことを示す「 W/B failed 」の文字列が表示される。
このことによって、使用者はモニタ画面81を確認する
ことにより、ビデオプロセッサ3に接続されている内視
鏡のホワイトバランスが補正されていない状態であるこ
とが容易にわかる。
【0031】次に、ホワイトバランスの補正を行うため
補正スイッチ9を操作する。すると、ホワイトバランス
補正指令がプロセッサ用CPU10に伝達され、このプ
ロセッサ用CPU10からホワイトバランス補正回路6
及び文字発生回路17にホワイトバランス補正指令が出
力される。そして、ホワイトバランス補正が行われる一
方、前記ホワイトバランス補正回路6に設けた補正検知
手段からホワイトバランスの補正が終了したことを知ら
せる検知信号が前記文字発生回路17に出力される。こ
の検知信号を受けた文字発生回路17では出力する文字
列を「 W/B failed 」から「 W/B O,K」に切り替える。
このことにより、図3(b)に示すようにモニタ画面8
1上にホワイトバランス補正済みであることを示す「 W
/B O,K」の文字列が表示されるので、使用者はモニタ画
面を確認することにより、ビデオプロセッサ3に接続さ
れている内視鏡のホワイトバランスが補正済みであるこ
とが容易にわかる。
【0032】このように、ビデオプロセッサに内視鏡が
接続されている状態のとき、モニタ画面上に前記ビデオ
プロセッサに接続されている内視鏡のホワイトバランス
補正が行われた状態であるか否かを使用者に認識させる
文字列を表示する一方、補正スイッチが操作されてホワ
イトバランスの補正が行われた後、モニタ画面上にホワ
イトバランス補正を行ったことを示す文字列を切替え表
示することにより、術者はモニタ画面を確認するだけ
で、ビデオプロセッサに接続されている内視鏡のホワイ
トバランス補正が、補正されたものであるか否かを容易
に認識することができる。このことによって、ホワイト
バランス補正の取り忘れが防止されて、正確な色再現性
の基での診断を確実に行える。
【0033】なお、ビデオプロセッサから内視鏡が取り
外されている状態のときにはモニタ画面上に文字列は表
示されない。また、ホワイトバランス補正指令が出力さ
れたとき、文字発生回路から文字信号の出力を停止し
て、モニタ画面上に「 W/B failed 」という文字列を表
示しない状態にしてもよい。さらに、モニタ画面上に表
示される文字列は上述した「 W/B failed 」,「 W/B
O,K」に限定されるものではなく、さらに文字列の代わ
りにイラストでホワイトバランスが補正済みであるか否
かを使用者に告知するようにしてもよい。
【0034】ところで、光源装置のフロントパネルに設
けられている光量設定用スイッチを操作することで、照
射光量の調整を行うことはできるが、周囲を暗くしてい
る内視鏡室においてはスイッチ操作の方向を誤って、光
量設定スイッチの設定を間違えてしまうことがあった。
このため、フロントパネルに配置されている光量設定用
スイッチの誤操作を防止して操作性を向上させた光源装
置を備えた電子内視鏡装置が望まれていた。
【0035】図4は光源装置の光量設定用スイッチの誤
操作を防止した電子内視鏡装置の実施形態に係り、同図
(a)は電子内視鏡装置の別の構成を示す図、同図
(b)はフロントパネルの光量設定スイッチを示す説明
図である。
【0036】図4(a)に示すように光源装置4のフロ
ントパネル4aには光量設定スイッチ16が設けられて
おり、この光量設定スイッチ16によって設定された照
射光量の値が光源用CPU12に入力されて記憶される
ようになっている。
【0037】図4(b)に示すように前記光量設定スイ
ッチ16には表示用のLEDを配置したLEDスイッチ
19が設けられており、前記光量設定スイッチ16によ
る設定量を変化させることによって、設定量に対応した
所定の値だけLEDが点灯するようになっている。
【0038】一方、図4(a)に示すように前記光源装
置4の内部の光源用CPU12にはブザー18が接続さ
れており、前記光量設定スイッチ16による設定量の増
減に応じて異なるブザー音が発生するようになってい
る。
【0039】前記ブザー18から発せられるブザー音
は、例えば前記光量設定スイッチ16を照射光量を増加
させる方向に操作するにしたがって音程の高い、発生音
間隔の短い連続音を発生し、照射光量を減少させる方向
に操作するにしたがって音程の低い、発生音間隔の長い
連続音を発生するように設定されている。その他の構成
及び作用は上述した実施形態と同様であり同部材には同
符号を付して説明を省略する。
【0040】このように、光源用CPUにブザーを接続
して、光源装置のフロントパネルに設けた、光量設定ス
イッチのスイッチ操作による照射光量の増減に対応させ
て所定のブザー音を発生させることによって、光量設定
スイッチの操作方向を判断することができる。このこと
によって、周囲の暗い内視鏡室内などにおいても、スイ
ッチの調整すべき操作方向を容易に判断して、設定の誤
りが防止される。
【0041】なお、本実施形態においては光源装置のフ
ロントパネルに設けた、光量設定スイッチによる照射光
量の増減をブザー音で認識することを可能にしている
が、光量設定スイッチに限定されるものではなく、ビデ
オプロセッサのフロントパネルに設けられている色調調
整用スイッチ等に適用するようにしてもよい。
【0042】ところで、電子内視鏡装置ではホワイトバ
ランス補正を行う際、白いガーゼを内視鏡先端部に被せ
たり、ホワイトバランス補正用の白筒の内孔に内視鏡先
端部を配置した状態で、補正スイッチを操作してホワイ
トバランスの補正を行っていた。このため、ホワイトバ
ランス補正の作業性を向上させる電子内視鏡装置が望ま
れていた。
【0043】図5はホワイトバランス補正作業の操作性
を向上させる電子内視鏡装置の概略構成を示す説明図で
ある。
【0044】図に示すように本実施形態の電子内視鏡装
置のビデオプロセッサ3のフロントパネル3aには内周
面を白色に着色したホワイトバランス補正用筒部(以下
筒部と略記する)31が設けられている。また、この筒
部31の側周面にはフォトスイッチ32a,32bが配
置されており、内視鏡先端部を前記筒部31に挿入する
ことによって、フォトスイッチ32a,32bとで形成
されている光路が遮られることで、上述した実施形態の
補正スイッチ9の代わりにホワイトバランス補正指令が
プロセッサ用CPUに出力されるようになっている。な
お、筒部31の内周面が汚れた場合にはビデオプロセッ
サから取り外して汚れを落とせるように前記筒部31は
フロントパネル3aに対して着脱自在になっている。
【0045】このように、ビデオプロセッサのフロント
パネルに内周面が白色なホワイトバランス補正用筒部を
設け、このホワイトバランス補正用筒部にホワイトバラ
ンス補正指示スイッチを兼ねるフォトスイッチを設ける
ことによって、内視鏡先端部をホワイトバランス補正用
筒部に挿通配置するだけで、自動的にホワイトバランス
補正を行うことができる。このことにより、白ガーゼや
ホワイトバランス補正用白筒などを準備する煩わしさを
解消し、ホワイトバランス補正用スイッチを押す動作を
省くことによって、ホワイトバランス補正の作業性を大
幅に向上させることができる。
【0046】従来、ホワイトバランス補正を行った際、
KNEE処理を行っていた。このため、ホワイトバラン
ス補正をアナログ信号処理で行わなければならなかった
ので、ホワイトバランス補正後に、所定の入出力値にな
るように回路調整を行う必要があった。
【0047】これに対して、ホワイトバランス補正をデ
ジタル信号処理で行う場合には、A/D変換器の後段に
回路が位置するためKNEE処理がうまく行えず、図6
(a)に示すようにホワイトバランス補正後のKNEE
ポイントが各色成分毎に一致するように処理することが
難しかったため、同図(b)に示すように正確な色再現
性を得ることができなかった。このため、デジタル信号
処理でホワイトバランス補正を行って、回路の調整を不
要にすると共に、KNEE処理の後段でホワイトバラン
ス補正を行ってもKNEE特性が変化しないようにする
電子内視鏡装置が望まれていた。
【0048】図7に示すように本実施形態ではCCD2
の出力信号をプリアンプ5で増幅してKNEE処理回路
20に出力してこのKNEE処理回路20でKNEE処
理を行った後、A/D変換器21によってアナログ信号
をデジタル信号に変換する。そして、前記A/D変換器
21の後段に、デジタル乗算器22を接続している。こ
のため、CCD2からの出力信号は、図示しない光源装
置内の回転フィルタを通過して照射される面順次照射光
に応じた時系列の面順次映像信号が出力される。
【0049】また、前記A/D変換器21の出力は、平
均回路23にも入力される。そして、この平均回路23
でホワイトバランス補正用係数が算出される。このホワ
イトバランス補正用係数は、デジタル乗算器22に乗算
の係数として与えてホワイトバランス補正が行われる。
この乗算器22からの出力は、同時化メモリ24に入力
され、同時化信号に変換された後、R,G,Bの各信号
毎に接続されているD/A変換器25によってアナログ
信号に変換されて出力される。
【0050】なお、KNEE回路は、入力信号の所定以
上のレベルに対して増幅度を下げる1折れ線の非線形回
路である。また、ホワイトバランス補正用の係数は、D
/A変換器26でアナログ信号に変換されてKNEE処
理回路20に入力される。
【0051】つまり、図8(a)に示すようにホワイト
バランス補正用の係数に応じて、KNEE処理回路20
に入力される面順次の映像信号のR,G,B各成分毎に
KNEE処理のKNEEポイントを変化させ、同図
(b)に示すようにホワイトバランス補正を行った後、
このKNEEポイントが各色成分で一致するように処理
が行われる。このことにより、高輝度域の色の変化がな
くなって、正確な色再現性を得ることができる。
【0052】なお、本発明は、以上述べた実施形態のみ
に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形実施可能である。
【0053】[付記]以上詳述したような本発明の上記
実施形態によれば、以下の如き構成を得ることができ
る。
【0054】(1)ホワイトバランス補正手段と、照射
光量の値を任意に設定可能な照射光量設定手段とを有す
る電子内視鏡装置において前記ホワイトバランス補正手
段を動作させるとき、前記照明光量設定手段によって設
定されていた照射光量の値を、予め設定してあるホワイ
トバランス補正用光量値に切り換える照射光量切替手段
を有する電子内視鏡装置。
【0055】(2)ホワイトバランス補正手段と、この
ホワイトバランス補正手段による色補正が終了したこと
を検知する補正検知手段と、内視鏡のプロセッサからの
着脱を検知する着脱検知手段と、モニタ画面上に表示さ
せる文字列を発生させる文字発生回路とを有する電子内
視鏡装置において、前記補正検知手段と前記着脱検知手
段との出力信号に応じて、前記文字発生回路から発生さ
れる文字列を制御する電子内視鏡装置 (3)面順次映像信号にknee処理を行い、これを基
にホワイトバランス補正処理を行う電子内視鏡装置にお
いて、前記ホワイトバランス補正回路の補正係数に対応
させて、前記knee処理回路におけるknee処理を
制御する電子内視鏡。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ホ
ワイトバランス補正時に最適な照射光量の基で適切なホ
ワイトバランス補正が行え、正確な色再現が得られる電
子内視鏡装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る電子内視鏡装置の
構成を示す図
【図2】図2及び図3はホワイトバランス補正が行われ
た状態であるか否かを認識可能な電子内視鏡装置の実施
形態に係り、図2は電子内視鏡装置の他の構成を示す図
【図3】ホワイトバランス補正が行われた状態であるか
否かを告知する文字列をモニタに表示した状態を示す図
【図4】光源装置の光量設定用スイッチの誤操作を防止
した電子内視鏡装置の構成及びフロントパネルに設けた
光量設定スイッチの説明図
【図5】ホワイトバランス補正作業の操作性を向上させ
る電子内視鏡装置の概略構成を示す説明図
【図6】従来のホワイトバランス補正後のKNEEポイ
ントと各色毎の色信号を示す図
【図7】電子内視鏡装置におけるknee処理を示すブ
ロック図
【図8】ホワイトバランス補正後のKNEEポイントと
各色毎の色信号を示す図
【符号の説明】
1…電子内視鏡 3…ビデオプロセッサ 4…光源装置 6…ホワイトバランス補正回路(W/B) 9…ホワイトバランス補正指示スイッチ(補正スイッ
チ) 10a…ホワイトバランス補正回路 16…光量設定用スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 望田 明彦 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 辻 潔 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 渡部 晃 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホワイトバランス補正手段と、照射光量
    の値を任意に設定可能な照射光量設定手段とを有する電
    子内視鏡装置において前記ホワイトバランス補正手段を
    動作させるとき、前記照明光量設定手段によって設定さ
    れていた照射光量の値を、予め設定してあるホワイトバ
    ランス補正用光量値に切り換える照射光量切替手段を有
    することを特徴とする電子内視鏡装置。
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