JPH10260665A - 映像制御システム及びそのシステムを用いた映像システム - Google Patents

映像制御システム及びそのシステムを用いた映像システム

Info

Publication number
JPH10260665A
JPH10260665A JP9066927A JP6692797A JPH10260665A JP H10260665 A JPH10260665 A JP H10260665A JP 9066927 A JP9066927 A JP 9066927A JP 6692797 A JP6692797 A JP 6692797A JP H10260665 A JPH10260665 A JP H10260665A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
video
display
time
image
control device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9066927A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3407850B2 (ja
Inventor
Atsuyoshi Andou
淳禎 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP06692797A priority Critical patent/JP3407850B2/ja
Publication of JPH10260665A publication Critical patent/JPH10260665A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3407850B2 publication Critical patent/JP3407850B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】高解像度にて画像を複数の表示画面に分割表示
でき、また、分割表示される各画像に対して自由な映像
効果を与えることのできる映像制御システムを提供する
ことである。 【解決手段】映像情報を蓄積した複数の映像ソースと、
該複数の映像ソースのそれぞれに対応して設けられ、供
給される映像情報に対応した画像を表示画面に表示させ
る映像表示装置とを制御する映像制御システムにおい
て、映像表示装置のそれぞれが対応する映像ソースから
の映像情報を入力して表示画面に該入力映像情報に基づ
いた画像を同期して表示させるための制御を行なう制御
手段を有するように構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の表示画面に
画像を表示させる映像制御システムに係り、詳しくは、
高解像度にて動画像や静止画像を複数の表示画面に分割
表示できるようにした映像制御システムに関する。ま
た、本発明は、そのようなシステムを用いた映像システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】映像表示装置の画面を大型化して高精細
で迫力のある動画像や静止画像を多数の観客に対してプ
レゼンテーションするという要求が高まっている。そこ
で、複数の表示画面を用いて大型の画面(マルチスクリ
ーン)を形成し、その複数の表示画面に動画像や静止画
像を分割して表示するシステムが提案されている。
【0003】従来のシステムでは、1つの映像ソースか
らの映像情報(動画像、静止画像)を映像制御装置が分
割して複数の映像表示装置に供給している。そして、各
映像表示装置の表示画面に、分割映像情報に対応する部
分的な画像が表示される。その結果、複数の表示画面全
体に元の映像情報に対応した動画像や静止画像が大型化
されて表示される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、表示画面に
表示される動画像、静止画像の解像度は、映像表示装置
そのものの能力以内であれば、映像ソースから供給され
る映像情報の解像度に依存する。そのため、従来のシス
テムでは、1つの映像ソースからの映像情報を分割して
複数の映像表示装置に供給していることから、各映像表
示装置の画面に部分的に表示される画像の解像度は、元
の映像情報(全体の画像)の解像度よりも低下してしま
う。
【0005】また、1つの映像ソースからの映像情報に
基づいて複数の表示画面に画像を表示させていることか
ら、各表示画面に表示させる画像に対して自由な映像効
果を与えることができない。そこで、本発明の第一の課
題は、高解像度にて動画像や静止画像を複数の表示画面
に分割表示できるようにした映像制御システムを提供す
ることである。
【0006】また、第二の課題は、分割表示される各画
像に対して自由な映像効果を与えることのできる映像制
御システムを提供することである。更に、第三の課題
は、上記のような映像制御システムを用いた映像システ
ムを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記第一及び第二の課題
を解決するため、本発明は、請求項1に記載されるよう
に、映像情報を蓄積した複数の映像ソースと、該複数の
映像ソースのそれぞれに対応して設けられ、供給される
映像情報に対応した画像を表示画面に表示させる映像表
示装置とを制御する映像制御システムにおいて、映像表
示装置のそれぞれが対応する映像ソースからの映像情報
を入力して表示画面に該入力映像情報に基づいた画像を
同期して表示させるための制御を行なう制御手段を有す
るように構成される。
【0008】このような映像制御システムでは、複数の
映像表示装置それぞれが、対応する映像ソースからの映
像情報に対応する画像を表示画面上に同期して表示させ
る。そのため、複数の映像情報により1つの画像(静止
画像、動画像)を分割して表すことにより、複数の表示
画面上に同期して1つの画像が表示される。また、1つ
の映像ソースからの映像情報に基づいて1つの分割画像
が表示画面上に表示されるので、映像ソースからの映像
情報の解像度を表示画面上の画面の解像度として保存さ
せることができる。
【0009】上記映像制御システムにおいて、映像表示
装置のそれぞれが対応する映像ソースからの映像情報を
入力して表示画面に該入力映像情報に基づいた画像を同
期して表示させるための制御が容易に行なえるという観
点から、本発明は、請求項2に記載されるように、上記
制御手段を、各映像表示装置に対応して設けられ、映像
情報に基づいた映像表示装置での画像表示の開始指令を
行なう映像表示開始制御手段と、各映像表示開始指令手
段から対応する映像表示装置に対する画像表示の開始指
令を所定の基準タイミングに同期させる同期制御手段と
を有するように構成することができる。
【0010】このような映像制御システムによれば、制
御手段は、各映像表示装置での画像表示開始指令を与え
るタイミングを制御するだけ出よく、その処理が比較的
容易なものとなる。また更に、上記第三の課題を解決す
るため、本発明に係る映像システムは、請求項3に記載
されるように、映像情報を蓄積した複数の映像ソース
と、該複数の映像ソースのそれぞれに対応して設けら
れ、供給される映像情報に対応した画像を表示画面に表
示させる映像表示装置と、映像表示装置のそれぞれが対
応する映像ソースからの映像情報を入力して表示画面に
該入力映像情報に基づいた画像を同期して表示させるた
めの制御を行なう制御手段を有するように構成される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。本発明の実施の一形態に係る映像
システムは、例えば、図1に示すように構成される。図
1において、このシステムは、中央制御装置10が2つ
の系A及びBを制御する構成となっている。各A系、B
系は、映像制御装置20、30、映像表示装置21、3
1、ディスクユニット22、32、LDユニット23、
33及び映像スクリーン24、34を有している。映像
制御装置20、30は、通常のパーソナルコンピュータ
やワークステーション等で構成され、中央制御装置10
とLANを介して接続されている。各映像制御装置2
0、30に接続されたディスクユニット22、32に
は、静止画像の映像データが格納されている。
【0012】各映像表示装置21、31は、例えば、ハ
イビジョンのビデオプロジェクタで構成され、映像デー
タに基づいた画像(静止画像、動画像)を対応するスク
リーン24、34上に投影する。これらのスクリーン2
4、34は、例えば、100インチ(横約2m、縦約1
m)のサイズであり、2枚合わせて、横約4m、縦約1
mの大型の表示画面(横3840画素、縦1035画
素)が形成される。各映像表示装置21、31には、ビ
デオディスクがセットされるLDユニット23、33が
接続され、LDユニット23、33から動画像の映像デ
ータが対応する映像表示装置21、31に供給されるよ
うになっている。
【0013】各映像制御装置20、30は、ディスクユ
ニット22、32からの静止画の映像データを対応する
映像表示装置21、31に供給して各映像表示装置2
1、31での画像表示に係る制御を行なう。更に、各映
像制御装置20、30は、対応する映像表示装置21、
31に対して、LDユニット23、33からのビデオ情
報(動画像の映像データ)の読みだし指令を行なってそ
のビデオ情報に基づいた画像表示に係る制御も行なえる
ようになっている。
【0014】更に中央制御装置10は、上記各A系、B
系の制御のほか、音声出力の制御を行なう。この中央制
御装置10には、音響制御装置12及びディスクユニッ
ト14が接続されている。ディスクユニット14には、
上記各A系、B系で処理される映像情報に対応した音響
情報(オーディオ信号)が格納されている。音響制御装
置12は、中央制御装置10の制御のもとに、ディスク
ユニット14から読みだされた音響情報に基づいて音声
出力制御を行なう。
【0015】上記のような構成の映像システムでは、例
えば、図2に示すような手順に従って、画像表示の処理
を行なう。なお、図2において、左側の列は、A系の映
像制御装置20での処理手順を、中央の列は、中央制御
装置10での処理手順を、右側の列は、B系の映像制御
装置30での処理手順を示している。図2において、処
理全体が、初期化ブロック、同期合わせブロック及び番
組実行ブロックの3ブロックに分れている。
【0016】まず、初期化ブロックでは、映像の放映番
組のスケジュールに関する処理が行なわれる。即ち、ユ
ーザが中央制御装置10の図示しない入力ユニットを用
いて希望する番組の放映予定時刻とその映像データを特
定するデータ等からなる番組データを入力すると、中央
制御装置10はその番組データを取り込むと共に(S0
1)、各映像制御装置20、30に供給する。それによ
り、各映像制御装置20、30も番組データを取り込む
(S11、S21)。そして、中央制御装置10は、ユ
ーザから入力された番組データに基づいて番組スケジュ
ールデータを中央制御装置10の図示しない内部メモリ
上に展開する。
【0017】上記のように、初期化ブロックにおいて、
番組スケジュールデータが中央制御装置10の内部メモ
リ上に展開された後に、同期合わせブロックでの処理が
実行される。この同期合わせブロックでは、中央制御装
置10が番組スケジュールデータに基づいて放映番組を
決定し、その放映番組のを特定する番組IDを各映像制
御装置20、30に送信する(S011)。そして、各
映像制御装置20、30は、その番組IDを受信して各
映像制御装置20、30の図示しない内部メモリに格納
する(S111、S211)。その後中央制御装置10
及び各映像制御装置20、30は、時刻同期処理(S0
12、S112,S212)、同期開始時刻の送受信処
理(S013、S113、S213)を実行する。
【0018】中央制御装置10は、図3に示す手順に従
って時刻同期処理(S012)及び同期開始時刻の送信
処理(S013)を行なう。図3において、上記時刻同
期処理(S012)は、A系の映像制御装置20との同
期合わせブロック(S0121)とB系の映像制御装置
30との同期合わせブロック(S0122)から構成さ
れる。A系の映像制御装置20との同期合わせブロック
(S0121)では、中央制御装置10の動作タイミン
グの基準となるタイマとA系の映像制御装置20の動作
タイミングの基準となるタイマとの時刻合わせが行なわ
れる。その具体的な処理は、例えば、図4に示す手順に
従って行なわれる。
【0019】図4において、まず、中央制御装置10か
らA系の映像制御装置20に同期合わせの開始通知コマ
ンドが送信される(S1)。この開始通知コマンドに対
して準備完了の通知をA系の映像制御装置20から受信
すると(S2)、中央処理装置10は、次のような処理
を実行する。即ち、中央制御装置10は自己のタイマで
の時刻aを取得する(S3)。この取得した時刻aが中
央制御装置10からA系の映像制御装置20に送信され
る(S4)。ここで、A系の映像制御装置20は、中央
制御装置10からの時刻aを受信すると、その時点で自
己のタイマでの時刻wを取得し、その時刻wを中央制御
装置10に返送する(時刻同期処理S112)。中央制
御装置10がA系の映像制御装置20からの時刻wを受
信すると(S5)、その時点での、自己のタイマでの時
刻bを取得する(S6)。上記のようにして取得された
時刻データ(a、w、b)1組となってが中央処理装置
10の図示しない内部メモリに蓄積される。
【0020】上記のような処理(S3、S4、S5、S
6)が所定回数だけ繰り返される。その後、中央制御装
置10は、内部メモリに蓄積された時刻データから当該
中央制御装置10のタイマから取得した時刻aとbの差
(b−a)の内の最小値cを演算する(S7)。ここ
で、この最小値cが異常値であるか否かが判定され(S
8)、異常値でない場合、中央制御装置10は、この時
刻差(b−a)が最小値cとなる場合の取得時刻aを中
央制御装置10の代表時刻dとして内部メモリに格納す
る(S9)。そして、中央制御装置10は、更に、時刻
差(b−a)が最小値cになる場合における中央制御装
置10の代表時刻d(=a)に対応したA系の映像制御
装置20のタイマでの時刻x(A系の映像制御装置20
での代表時刻x)を x=w−c/2 に従って演算する(S10)。これは、中央制御装置1
0のタイマから取得した時刻aとbのちょうど中央にA
系の映像制御装置20のタイマからの取得時刻wがある
という仮定に基づいて演算されるものである。
【0021】なお、上記時刻差(b−c)の最小値cが
異常値(所定の上限基準値より大きい、または所定の下
限基準値より小さい)であると判定されると(S8でY
es)、再度、中央制御装置10及びA系の映像制御装
置20での時刻a、w、bの再取得が行なわれ、その時
刻差(b−a)の最小値cの再演算が行なわれる(S3
乃至S8)。そして、この場合、再演算により得られた
データに基づいて、中央制御装置10の代表時刻d及び
A系の映像制御装置20の対応する代表時刻xが演算さ
れる(S9、S10)。
【0022】上記のようにして、A系の映像制御装置2
0との同期合わせブロックS0121(図3参照)での
処理が終了すると、B系の映像制御装置30との同期合
わせブロックS0122(図3参照)が、例えば、図5
に従って実行される。このB系の映像制御装置30との
同期合わせブロックでの処理では、図4に示したA系の
映像制御装置20との同期合わせブロックでの処理ステ
ップS1乃至S10と同様の処理ステップS11乃至S
20が実行される。その結果、中央制御装置10の代表
時刻e及びB系の映像制御装置30の対応する代表時刻
yが演算される。
【0023】上記のようにして中央制御装置10と各A
系、B系の映像制御装置20、30との間で通信を行な
いながらの時刻同期処理(図2におけるS012、S1
12、S212)が終了すると、中央制御装置10が同
期開始時刻送信処理(S013)を行うと共に、A系、
B系の映像制御装置20、30が対応して同期開始時刻
受信処理(S113、S213)を実行する。中央制御
装置10での同期開始時刻送信処理(S013)は、図
3に示す同期合わせ通知ブロック(S0131)で構成
され、この同期合わせ通知ブロックでは、例えば、図6
に示す手順に従って処理が行われる。
【0024】図6において、中央制御装置10は、各系
が同期した動作を開始すべき時刻(同期開始時刻)qを
決定する(S21)。この同期開始時刻qは任意に定め
ることができる。その後、中央制御装置10は、この同
期開始時刻qとA系の映像制御装置20との間で決定し
た代表時刻dとの差r(=q−d)を演算する(S2
2)。また同様にして、同期開始時刻qとB系の映像制
御装置30との間で決定した代表時刻eとの差s(=q
−e)が演算される(S23)。更に、中央制御装置1
0には、当該中央処理装置10での処理時間等を考慮し
た機器固有補正値αが図示しない所定のファイルに記述
されており、中央制御装置10はその機器固有補正値α
を読みだす(S24)。
【0025】その後、中央制御装置10は、A系の映像
制御装置20との間で決定した当該映像制御装置20の
代表時刻xに上記時刻差rとを加算して得られるA系で
の開始時刻(x+r)及び、中央制御装置10とA系の
映像制御装置20の各代表時刻d、xの差(x−d)を
映像制御装置20に送信する(S25)。また、更に、
中央制御装置10は、B系の映像制御装置30との間で
決定した当該映像制御装置30の代表時刻yに上記時刻
差s及び上記機器固有補正値αを加算して得られるB系
での開始時刻(y+s+α)及び、中央制御装置10と
B系の映像制御装置30の各代表時刻e、yの差(y−
e)を映像制御装置30に送信する(S26)。
【0026】上記のようにして、中央制御装置10は、
同期処理の開始時刻(同期開始時刻)qを決定すると共
に、A系及びB系の映像制御装置20、30に対してこ
の同期開始時刻に対応するA系及びB系の映像制御装置
20、30のタイマでの開始時刻(x+r)、(y+s
+α)を通知する(図2、S013)。またこの時、中
央制御装置10は、自分のタイマ時刻とA系及びB系の
映像制御装置20、30のタイマ時刻との差(x−
d)、(y−e)も対応する映像制御装置20、30に
通知する。
【0027】そして、A系、B系の各映像制御装置2
0、30は、その開始時刻(x+r)及び(y+s+
α)を各タイマの時刻差(x−d)、(y−e)と共に
受信する(S113、S213)。これにより、A系及
びB系の各映像制御装置20、30は、同期開示時刻を
認識すると共に、自己のタイマと中央制御装置10のタ
イマとのずれを認識することができる。
【0028】上述したように、時刻同期処理及び同期開
始時刻の送受信処理が終了すると、中央制御装置10
は、決定した放映番組に基づいてその番組の音響データ
に基づいた音声出力を行うために必要な音響制御コマン
ドを作成する(S014)。音響制御コマンドは、各番
組の放映スケジュールに合わせて内部メモリ上に展開さ
れる。また、A系及びB系の各映像制御装置20、30
は、受信した番組IDに基づいてその番組を放映するた
めに必要な映像制御コマンドを作成する(S114、S
214)。この映像制御コマンドもまた、各番組のスケ
ジュールに合わせて内部メモリ上に展開される。
【0029】上記音響制御コマンド及び映像制御コマン
ドは、それぞれ時刻指定コマンドと空き時間コマンドに
分けられている。時刻指定コマンドは、番組放映スケジ
ュールに合わせて実行されるように、そのコマンド実行
時刻が指定されているものである。このコマンド実行時
刻は、上記処理で決定された開示時刻(x+r)(A
系)及び(y+s+α)を基準に表される。また、空き
時間コマンドは、時刻指定コマンドを実行するべき指定
時刻の間に、任意に行うべきコマンドである。
【0030】各コマンドの形式は、例えば、 COMMAND parameter1 parameter2 parameter3 ... のようになっている。ここで「COMMAND 」は、実行する
処理名を表し、「paramenter n」は、その処理に必要な
パラメータを表す。例えば、「メモリ12番から表示メ
モリAに画像データを転送する」というコマンドは、 Im_Move 12 A で表される。
【0031】上記のようにして、中央制御装置10にお
いて、番組スケジュールに対応した音響制御コマンドが
作成され、また、A系、B系の各映像制御装置20、3
0において、番組スケジュールに対応した映像コマンド
が作成されると、番組実行ブロックの手順に従った処理
が行われる(図2参照)。この番組実行ブロックにおい
ては、中央制御装置10、及びA系、B系の各映像制御
装置20、30において、内部タイマに基づいた時間監
視処理(S021、S121、S221)、時刻指定コ
マンド実行処理(S022、S122、S222)及び
空き時間コマンド実行処理(S023、S123、S2
23)が最終のコマンドに至るまで繰り返し実行され
る。
【0032】例えば、同期開始時刻から10秒後及び2
0秒後に静止画像を各スクリーン24、34に表示する
場合、図7及び図8に示すような順序で各コマンドが実
行される。なお、図7及び図8は、例えば、A系の映像
制御装置20での処理の流れを記述しているが、B系の
映像制御制御装置30及び中央制御装置10での処理の
流れも基本的に同じである。また、中央制御装置10
は、自己のタイマが同期開始時刻qとなったときに時刻
監視の処理を開始し、A系の映像制御装置20は、自己
のタイマが開始時刻(x+r)となったときに時刻監視
の処理を開始し、更に、B系の映像制御装置30は、自
己のタイマが開始時刻(y+s+α)となったときに時
刻監視の処理を開始する。即ち、中央制御装置10及び
A系、B系の各映像制御装置20、30は、同時に時刻
監視の処理を開始する。
【0033】例えば、図7及び図8において、空き時間
コマンド及び時刻指定コマンドが次のように実行され
る。まず、データファイルαがオープンされ(Im_Open
sample file α) 、そのファイルに記録された静止画
像データがディスクユニット22から10回に分けて読
みだされる(Read_Disk 1-10 )。その読みだされた静
止画像データが映像制御装置20の一般メモリに格納さ
れた後に、上記データファイルαがクローズされる(Im
_Close )。そして、この一般メモリから画像データ専
用メモリに10回に分けて静止画像データが転送される
(Move Mem 1 1 - 1 10 )。
【0034】その後、データファイルβがオープンされ
(Im_Open sample file β)、そのファイルに記録さ
れた静止画像データがディスクユニット22から分割し
て読みだされる(Read Disk 1-10)。このデータファイ
ルβの読みだし処理の最中に、静止画像αを表示するた
めのスタンバイ時刻になると、データファイルβの読み
だし処理が中断され(Read_Disk 5)、開始時刻から所
定の時刻9秒20フレームに達した時点で、画像データ
専用メモリに格納されたファイルαの静止画像データが
映像表示装置21の表示用メモリ(画像メモリ)に転送
される(Im_Move 1 A)。
【0035】そして、A系のタイマで開始時刻(x+
d)から10秒経過した時点で、映像制御装置20から
映像表示装置21に表示指令がなされる(IM_Disp
A)。その結果、映像表示装置21は、表示メモリに格
納された静止画像データに基づいて形成される画像をス
クリーン24上に投影する。この時、同時に(B系のタ
イマで開始時刻(y+s+α)から10秒経過した時
点)、B系の映像制御装置30の制御のもとに、B系の
映像表示装置31がディスクユニット32から読みださ
れた静止画像データに基づいて形成される画像をスクリ
ーン34に投影する。更に、同時に(中央制御装置10
のタイマで開始時刻qから10秒経過した時点)、中央
制御装置10の制御のもとに、ディスクユニット14に
格納された音響データが音響制御装置12に供給され
て、この音響データに基づいた音声出力がなされる。
【0036】ここで、A系の静止画像データとB系の静
止画像データにて1つの静止画像が記述するようにして
おけば、各スクリーン24、34には1枚の大型の静止
画像(横約4m、縦約1m)が分割して投影される。こ
の場合、1つの映像ソースからの映像情報(静止画像デ
ータ)が特に分割拡大する等の処理を得ることなくその
まま1つの映像表示装置に供給され、その映像情報に基
づいた画像表示がなされる。従って、解像度の低下のな
い高精細な画像(静止画像)が2枚のスクリーン24、
34が連結した大きなスクリーンに表示される。
【0037】また、A系、B系の各映像制御装置20、
30に接続されたディスクユニット22、32に格納さ
れた静止画像データに別々の映像効果を加えておくこと
により、各スクリーン24、34に投影される画像にそ
れぞれに異なった映像効果を与えることができる。上記
のようにして、開始時刻から10秒後でのファイルαの
画像表示指令が行われた後に、映像制御装置20は、フ
ァイルβからの静止画像データの読みだしコマンドの処
理を再開する(図8参照、Read_Disk 6-10 )。そし
て、合計10回に分けて読みだされた静止画像データが
映像制御装置20の一般メモリに格納された後に、上記
データファイルβがクローズされる(Im_Close )。そ
して、この一般メモリから画像データ専用メモリに10
回に分けて静止画像データが転送される(Move Mem2 1
- 2 10)。
【0038】このように、ファイルβの静止画像が映像
制御装置20の画像データ専用メモリに読みだされた
後、特に処理すべきコマンドがない場合、映像制御装置
20は時間監視だけを行って待機状態となる。そして、
再び、静止画像βを表示するためのスタンバイ時刻にな
ると、開始時刻から所定の時刻19秒20フレームに達
した時点で、画像データ専用メモリに格納されたファイ
ルβの静止画像データが映像表示装置21の表示用メモ
リ(画像メモリ)に転送される(Im_Move2 B )。
【0039】そして、A系のタイマで開始時刻(x+
d)から20秒経過した時点で、映像制御装置20から
映像表示装置21に表示指令がなされる(IM_Disp
A)。その結果、映像表示装置21は、表示メモリに格
納された静止画像データに基づいて形成される画像をス
クリーン24上に投影する。この時、B系(映像処理)
及び中央制御装置10での系(音響処理)でも上述した
のと同様の手順での処理が実行される。
【0040】上記例では、静止画像を表示する場合の処
理について説明したが、動画像を表示する場合も、基本
的に同様の手順に従って処理が実行される。即ち、中央
制御装置10、A系、B系の映像制御装置20、30の
間での時刻合わせ処理を行った後に、番組スケジュール
に従って、各映像制御装置20、30が対応する映像表
示装置21、31に対してLDユニット23、33から
のビデオデータの読みだし表示指令のタイミング制御を
行う。
【0041】なお、上記システムは、2つの映像制御シ
ステム(A系、B系)から構成されるものであったが、
本発明はこれに限られず、3以上の複数の映像制御シス
テムから構成することも可能である。また、中央制御装
置10に音響に係る系が構成されたが、例えば、1つの
映像システムが音響に係る系を兼ねるように構成するこ
とも、また、中央制御装置10と別に音響に係る系を設
けるように構成することも可能である。更に、音声出力
を必要としない番組のみを扱う映像システムでは、特に
音響に係る系を設ける必要はない。
【0042】上記例において、中央制御装置10及び各
映像制御装置20、30の機能が制御手段に対応する。
また、各映像制御装置20、30における時刻指定コマ
ンド実行処理(図2、S122、S222参照)が映像
表示開始制御手段に対応し、時刻同期処理及び同期開始
時刻送信処理(同期合わせデータ通知ブロック)(図
2、S012、S013(図3、S0131)参照)が
同期制御手段に対応する。
【0043】
【発明の効果】以上、説明してきたように、請求項1乃
至2に記載された本発明によれば、1つの映像ソースか
らの映像情報に基づいて1つの分割画像が表示画面上に
表示されるので、映像ソースからの映像情報の解像度を
表示画面上の画面の解像度として保存させることができ
る。その結果、複数の表示画面に大きな画像を解像度の
低下させずに高解像度にて表示できるようになる。
【0044】また、各映像ソース毎に映像効果を加えた
映像情報を格納することにより、容易に、分割表示され
る各画像に対して自由な映像効果を与えることのでき
る。更に、請求項3乃至4記載の本発明によれば、上記
効果を有する映像制御システムを用いた映像システムを
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る映像システムの構
成を示すブロック図である。
【図2】中央制御装置、各映像制御装置での処理の手順
を示すフローチャートである。
【図3】図2におけるステップS012、S013の更
に詳細な手順を示すフローチャートである。
【図4】図3におけるステップS0121の更に詳細な
手順を示すフローチャートである。
【図5】図3におけるステップS0122の更に詳細な
手順を示すフローチャートである。
【図6】図3におけるステップS0131の更に詳細な
手順を示すフローチャートである。
【図7】コマンド実行処理の手順(その1)を示す図で
ある。
【図8】コマンド実行処理の手順(その2)を示す図で
ある。
【符号の説明】 10 中央制御装置 12 ディスクユニット 14 音響制御装置 20 映像制御装置 21 映像表示装置 22 ディスクユニット 23 LDユニット 24 スクリーン 30 映像制御装置 31 映像表示装置 32 ディスクユニット 33 LDユニット 34 スクリーン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】映像情報を蓄積した複数の映像ソースと、
    該複数の映像ソースのそれぞれに対応して設けられ、供
    給される映像情報に対応した画像を表示画面に表示させ
    る映像表示装置とを制御する映像制御システムにおい
    て、 映像表示装置のそれぞれが対応する映像ソースからの映
    像情報を入力して表示画面に該入力映像情報に基づいた
    画像を同期して表示させるための制御を行なう制御手段
    を有する映像制御システム。
  2. 【請求項2】請求項1記載の映像制御システムにおい
    て、 上記制御手段は、各映像表示装置に対応して設けられ、
    映像情報に基づいた映像表示装置での画像表示の開始指
    令を行なう映像表示開始制御手段と、 各映像表示開始指令手段から対応する映像表示装置に対
    する画像表示の開始指令を所定の基準タイミングに同期
    させる同期制御手段とを有する映像制御システム。
  3. 【請求項3】映像情報を蓄積した複数の映像ソースと、 該複数の映像ソースのそれぞれに対応して設けられ、供
    給される映像情報に対応した画像を表示画面に表示させ
    る映像表示装置と、 映像表示装置のそれぞれが対応する映像ソースからの映
    像情報を入力して表示画面に該入力映像情報に基づいた
    画像を同期して表示させるための制御を行なう制御手段
    を有する映像システム。
  4. 【請求項4】請求項3記載の映像システムにおいて、 上記制御手段は、各映像表示装置に対応して設けられ、
    映像情報に基づいた映像表示装置での画像表示の開始指
    令を行なう映像表示開始制御手段と、 各映像表示開始指令手段から対応する映像表示装置に対
    する画像表示の開始指令を所定の基準タイミングに同期
    させる同期制御手段とを有する映像システム。
JP06692797A 1997-03-19 1997-03-19 映像制御システム及びそのシステムを用いた映像システム Expired - Fee Related JP3407850B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06692797A JP3407850B2 (ja) 1997-03-19 1997-03-19 映像制御システム及びそのシステムを用いた映像システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06692797A JP3407850B2 (ja) 1997-03-19 1997-03-19 映像制御システム及びそのシステムを用いた映像システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10260665A true JPH10260665A (ja) 1998-09-29
JP3407850B2 JP3407850B2 (ja) 2003-05-19

Family

ID=13330116

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06692797A Expired - Fee Related JP3407850B2 (ja) 1997-03-19 1997-03-19 映像制御システム及びそのシステムを用いた映像システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3407850B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002112993A (ja) * 2000-07-25 2002-04-16 Siemens Ag 医学的像を再現する画像システムの表示装置
JP2003198994A (ja) * 2001-12-25 2003-07-11 Seiko Epson Corp プロジェクタの制御システム及び制御方法
JP2005269529A (ja) * 2004-03-22 2005-09-29 Seiko Epson Corp マルチ画面映像再生装置およびマルチ画面映像再生装置における映像再生方法
JP2005300845A (ja) * 2004-04-09 2005-10-27 Mitsubishi Electric Corp マルチ画面映像表示装置及びマルチ画面映像表示方法
WO2006025093A1 (ja) * 2004-08-30 2006-03-09 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha 画面同期制御装置
US7456836B2 (en) 1999-11-30 2008-11-25 Au Optronics Corporation Image display system
WO2011013457A1 (ja) * 2009-07-27 2011-02-03 株式会社メガチップス 表示システムおよび画像再生装置
WO2012153434A1 (ja) * 2011-05-11 2012-11-15 三菱電機株式会社 映像情報再生部、映像情報再生装置、及び同期制御方法

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7456836B2 (en) 1999-11-30 2008-11-25 Au Optronics Corporation Image display system
JP2002112993A (ja) * 2000-07-25 2002-04-16 Siemens Ag 医学的像を再現する画像システムの表示装置
JP2003198994A (ja) * 2001-12-25 2003-07-11 Seiko Epson Corp プロジェクタの制御システム及び制御方法
US7792412B2 (en) 2004-03-22 2010-09-07 Seiko Epson Corporation Multi-screen image reproducing apparatus and image reproducing method in multi-screen image reproducing apparatus
JP2005269529A (ja) * 2004-03-22 2005-09-29 Seiko Epson Corp マルチ画面映像再生装置およびマルチ画面映像再生装置における映像再生方法
JP4586389B2 (ja) * 2004-03-22 2010-11-24 セイコーエプソン株式会社 マルチ画面映像再生装置およびマルチ画面映像再生装置における映像再生方法
JP2005300845A (ja) * 2004-04-09 2005-10-27 Mitsubishi Electric Corp マルチ画面映像表示装置及びマルチ画面映像表示方法
WO2006025093A1 (ja) * 2004-08-30 2006-03-09 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha 画面同期制御装置
JPWO2006025093A1 (ja) * 2004-08-30 2008-05-08 三菱電機株式会社 画面同期制御装置
US8022894B2 (en) 2004-08-30 2011-09-20 Mitsubishi Electric Corporation Screen synchronous control apparatus
US8487834B2 (en) 2004-08-30 2013-07-16 Mitsubishi Electric Corporation Screen synchronous control apparatus
WO2011013457A1 (ja) * 2009-07-27 2011-02-03 株式会社メガチップス 表示システムおよび画像再生装置
JP2011030019A (ja) * 2009-07-27 2011-02-10 Mega Chips Corp 表示システムおよび画像再生装置
US8737799B2 (en) 2009-07-27 2014-05-27 Megachips Corporation Display system and image reproduction device
WO2012153434A1 (ja) * 2011-05-11 2012-11-15 三菱電機株式会社 映像情報再生部、映像情報再生装置、及び同期制御方法
JP5615430B2 (ja) * 2011-05-11 2014-10-29 三菱電機株式会社 映像情報再生部、映像情報再生装置、及び同期制御方法
US9055275B2 (en) 2011-05-11 2015-06-09 Mitsubishi Electric Corporation Image information playback unit, image information playback device and synchronization control method

Also Published As

Publication number Publication date
JP3407850B2 (ja) 2003-05-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3644295B2 (ja) 投写型表示装置
JP7013210B2 (ja) 撮像装置、撮像方法、表示装置および表示方法
US9648272B2 (en) News production system with display controller
US8223209B2 (en) Parameter configuration apparatus and method
JP2008096756A (ja) 多画面表示システムおよびその表示方法
JP2009105724A (ja) 画像データサーバ
JP2016048835A (ja) 撮像装置、撮像装置の制御方法、撮像装置の制御プログラム、及び撮像システム
JP3407850B2 (ja) 映像制御システム及びそのシステムを用いた映像システム
JP6143473B2 (ja) 画像出力装置、システムおよびそれらの制御方法、プログラム、並びに記憶媒体
US20180018941A1 (en) Display device, display control method, and display system
JP2004239968A (ja) プロジェクタ
JPS61179693A (ja) 静止画伝送装置
JP2001034377A (ja) プレゼンテーションシステム
JP2020182178A5 (ja)
JP2002101392A (ja) 動画像再生システム及び動画像再生方法
JPH0981079A (ja) プロジェクション装置
JP3092698U (ja) 画像表示プロジェクタ
JP2017040734A (ja) 表示装置、表示方法及び表示システム
JP4610767B2 (ja) プラネタリウム制御装置およびそのプログラム
JPH06311428A (ja) 多画面表示システム
JP2019036055A (ja) 被制御装置およびその制御方法、プログラム並びに記憶媒体
JP2023049775A (ja) 撮像装置およびその制御方法
JPH04139492A (ja) 多画面表示装置
JPH10320165A (ja) マルチ表示装置
JPH07271345A (ja) 画像表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030225

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080314

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090314

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees