JPH1025493A - 液体クレンザー組成物 - Google Patents
液体クレンザー組成物Info
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- JPH1025493A JPH1025493A JP18056996A JP18056996A JPH1025493A JP H1025493 A JPH1025493 A JP H1025493A JP 18056996 A JP18056996 A JP 18056996A JP 18056996 A JP18056996 A JP 18056996A JP H1025493 A JPH1025493 A JP H1025493A
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- surfactant
- liquid cleanser
- ammonium
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 流し台の水垢汚れや浴槽の石鹸カス汚れ等、
従来落としにくかった汚れに対する洗浄力を高めつつ、
長期保存安定性に優れた液体クレンザー組成物を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 (A) 特定のアスパラギン酸−N,N −ジ酢
酸もしくは特定のアルキルグリシン−N,N −ジ酢酸又は
その塩 0.1〜30重量％、(B) 界面活性剤 0.1〜30重量
％、及び(C) 水不溶性研磨剤１〜70重量％を含有し、
(B)成分の含有量と (C)成分の含有量の比率 (B)／(C)
が重量比で１／１〜１／100 である液体クレンザー組成
物。
従来落としにくかった汚れに対する洗浄力を高めつつ、
長期保存安定性に優れた液体クレンザー組成物を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 (A) 特定のアスパラギン酸−N,N −ジ酢
酸もしくは特定のアルキルグリシン−N,N −ジ酢酸又は
その塩 0.1〜30重量％、(B) 界面活性剤 0.1〜30重量
％、及び(C) 水不溶性研磨剤１〜70重量％を含有し、
(B)成分の含有量と (C)成分の含有量の比率 (B)／(C)
が重量比で１／１〜１／100 である液体クレンザー組成
物。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は洗浄性能に優れ、か
つ長期の保存安定性に優れる液体クレンザー組成物に関
する。
つ長期の保存安定性に優れる液体クレンザー組成物に関
する。
【０００２】
【従来の技術】クレンザーの対象とする汚れには、油が
変性したり焦げ付いたりした汚れや、流し台の水あか、
ぬめりや、浴槽の石鹸カス汚れ等がある。
変性したり焦げ付いたりした汚れや、流し台の水あか、
ぬめりや、浴槽の石鹸カス汚れ等がある。
【０００３】特に、流し台に頑固にこびりついた水垢汚
れや浴槽の石鹸カス汚れなどは従来から落としにくい汚
れとして知られている。このような汚れが落としにくい
のは、２価金属イオンが有機物、無機物汚れのバインダ
ーとして働いているためであると考えられる。
れや浴槽の石鹸カス汚れなどは従来から落としにくい汚
れとして知られている。このような汚れが落としにくい
のは、２価金属イオンが有機物、無機物汚れのバインダ
ーとして働いているためであると考えられる。
【０００４】これらの汚れを洗浄するためには金属イオ
ン封鎖剤を配合した洗浄剤が効果的だと考えられる。金
属イオン封鎖剤としてはトリポリリン酸塩に代表される
リン化合物、クエン酸に代表されるヒドロキシカルボン
酸塩、エチレンジアミンテトラ酢酸塩、ジエチレントリ
アミンペンタ酢酸塩に代表されるようなキレート剤が一
般的によく知られている。
ン封鎖剤を配合した洗浄剤が効果的だと考えられる。金
属イオン封鎖剤としてはトリポリリン酸塩に代表される
リン化合物、クエン酸に代表されるヒドロキシカルボン
酸塩、エチレンジアミンテトラ酢酸塩、ジエチレントリ
アミンペンタ酢酸塩に代表されるようなキレート剤が一
般的によく知られている。
【０００５】しかしながら、トリポリリン酸ナトリウム
はキレート能という点では優れているが、リンを含有し
ているため河川や湖沼の富栄養化の一因となっており好
ましくない。またクエン酸に代表されるヒドロキシカル
ボン酸塩はキレート力が低いため、高洗浄力は期待でき
ない。さらに、エチレンジアミンテトラ酢酸塩に代表さ
れるキレート剤もキレート力は非常に高いものの、自然
界での微生物による生分解性を考慮すると必ずしも満足
のいく物ではない。また、これらの金属イオン封鎖剤を
液体クレンザーに配合する場合、研磨剤の分離安定性を
確保することが難しく、洗浄剤として効果的な金属イオ
ン封鎖剤と研磨剤を効果的に配合して、洗浄力の満足で
きる組成物を得ることははなはだ困難であった。
はキレート能という点では優れているが、リンを含有し
ているため河川や湖沼の富栄養化の一因となっており好
ましくない。またクエン酸に代表されるヒドロキシカル
ボン酸塩はキレート力が低いため、高洗浄力は期待でき
ない。さらに、エチレンジアミンテトラ酢酸塩に代表さ
れるキレート剤もキレート力は非常に高いものの、自然
界での微生物による生分解性を考慮すると必ずしも満足
のいく物ではない。また、これらの金属イオン封鎖剤を
液体クレンザーに配合する場合、研磨剤の分離安定性を
確保することが難しく、洗浄剤として効果的な金属イオ
ン封鎖剤と研磨剤を効果的に配合して、洗浄力の満足で
きる組成物を得ることははなはだ困難であった。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は流し台の水垢汚れや浴槽の石鹸カス汚れ等、従来
落としにくかった汚れに対する洗浄力を高めつつ、長期
保存安定性に優れた液体クレンザー組成物を提供するこ
とにある。
目的は流し台の水垢汚れや浴槽の石鹸カス汚れ等、従来
落としにくかった汚れに対する洗浄力を高めつつ、長期
保存安定性に優れた液体クレンザー組成物を提供するこ
とにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記のよう
な流し台の水垢汚れや浴槽の石鹸カス汚れ等に対する洗
浄力を改善すると同時に長期保存安定性に優れた組成物
について鋭意検討した結果、特定のアスパラギン酸−N,
N −ジ酢酸もしくはアルキルグリシン−N,N −ジ酢酸ま
たはその塩を特定の割合で配合することで目的を達成し
うることを見出した。
な流し台の水垢汚れや浴槽の石鹸カス汚れ等に対する洗
浄力を改善すると同時に長期保存安定性に優れた組成物
について鋭意検討した結果、特定のアスパラギン酸−N,
N −ジ酢酸もしくはアルキルグリシン−N,N −ジ酢酸ま
たはその塩を特定の割合で配合することで目的を達成し
うることを見出した。
【０００８】すなわち、本発明は(A) 下記の一般式
（１）で表されるアスパラギン酸−N,N−ジ酢酸もしく
は下記の一般式（２）で表されるアルキルグリシン−N,
N −ジ酢酸又はその塩 0.1〜30重量％、
（１）で表されるアスパラギン酸−N,N−ジ酢酸もしく
は下記の一般式（２）で表されるアルキルグリシン−N,
N −ジ酢酸又はその塩 0.1〜30重量％、
【０００９】
【化３】
【００１０】（式中、M1〜M4は水素、アルカリ金属、ア
ルカリ土類金属、アンモニウム、アルキルアンモニウム
または置換アルキルアンモニウムを示し、R1は水素また
は水酸基を示す。）
ルカリ土類金属、アンモニウム、アルキルアンモニウム
または置換アルキルアンモニウムを示し、R1は水素また
は水酸基を示す。）
【００１１】
【化４】
【００１２】（式中、M5〜M7は水素、アルカリ金属、ア
ルカリ土類金属、アンモニウム、アルキルアンモニウム
または置換アルキルアンモニウムを示し、R2は炭素数１
〜18のアルキル基またはアルケニル基を示す。） (B) 界面活性剤 0.1〜30重量％、及び(C) 水不溶性研磨
剤１〜70重量％を含有し、 (B)成分の含有量と (C)成分
の含有量の比率 (B)／(C) が重量比で１／１〜１／100
である液体クレンザー組成物を提供するものである。
ルカリ土類金属、アンモニウム、アルキルアンモニウム
または置換アルキルアンモニウムを示し、R2は炭素数１
〜18のアルキル基またはアルケニル基を示す。） (B) 界面活性剤 0.1〜30重量％、及び(C) 水不溶性研磨
剤１〜70重量％を含有し、 (B)成分の含有量と (C)成分
の含有量の比率 (B)／(C) が重量比で１／１〜１／100
である液体クレンザー組成物を提供するものである。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下、本発明の液体クレンザー組
成物について詳細に説明する。本発明における(A) 成分
である上記の一般式（１）で表されるアスパラギン酸−
N,N −ジ酢酸もしくは上記の一般式（２）で表されるア
ルキルグリシン−N,N−ジ酢酸又はその塩において、一
般式（１）及び（２）中のM1〜M7（対イオン)としては
水素、ナトリウム、カリウムが一般的である。ここで、
部分中和されたものが金属イオン封鎖能は最も高く、洗
浄力の向上効果が高いが、完全に中和されたものも充分
な洗浄力向上の効果を発現する。また、一般式（２）に
おいて、R2としては特に直鎖のアルキル基又はアルケニ
ル基が好ましく、更に溶解性、洗浄性の点から炭素数１
〜18、特に１〜10のものが好ましい。これらの化合物は
例えばBASF社製 Trilon ESシリーズや日東化学社製とし
て入手可能である。
成物について詳細に説明する。本発明における(A) 成分
である上記の一般式（１）で表されるアスパラギン酸−
N,N −ジ酢酸もしくは上記の一般式（２）で表されるア
ルキルグリシン−N,N−ジ酢酸又はその塩において、一
般式（１）及び（２）中のM1〜M7（対イオン)としては
水素、ナトリウム、カリウムが一般的である。ここで、
部分中和されたものが金属イオン封鎖能は最も高く、洗
浄力の向上効果が高いが、完全に中和されたものも充分
な洗浄力向上の効果を発現する。また、一般式（２）に
おいて、R2としては特に直鎖のアルキル基又はアルケニ
ル基が好ましく、更に溶解性、洗浄性の点から炭素数１
〜18、特に１〜10のものが好ましい。これらの化合物は
例えばBASF社製 Trilon ESシリーズや日東化学社製とし
て入手可能である。
【００１４】本発明において (A)成分は組成物中に 0.1
〜30重量％、好ましくは１〜10重量％配合される。 (A)
成分の配合量が 0.1重量％未満だと充分な洗浄力が得ら
れない。また30重量％を超えると分散安定性が低下して
しまう。
〜30重量％、好ましくは１〜10重量％配合される。 (A)
成分の配合量が 0.1重量％未満だと充分な洗浄力が得ら
れない。また30重量％を超えると分散安定性が低下して
しまう。
【００１５】本発明における (B)成分としては一般的な
界面活性剤が広く使用可能だが、アニオン界面活性剤及
びノニオン界面活性剤の中から選ばれる１種または２種
以上を使用するのが好ましい。
界面活性剤が広く使用可能だが、アニオン界面活性剤及
びノニオン界面活性剤の中から選ばれる１種または２種
以上を使用するのが好ましい。
【００１６】更に、アニオン界面活性剤としてはスルホ
ン酸型のアニオン界面活性剤が好ましい。スルホン酸型
活性剤の最も好ましい例としては、アルキルベンゼンス
ルホン酸塩、アルキルエーテルスルホン酸塩又はポリオ
キシアルキレンアルキルエーテルスルホン酸塩が例示さ
れる。
ン酸型のアニオン界面活性剤が好ましい。スルホン酸型
活性剤の最も好ましい例としては、アルキルベンゼンス
ルホン酸塩、アルキルエーテルスルホン酸塩又はポリオ
キシアルキレンアルキルエーテルスルホン酸塩が例示さ
れる。
【００１７】アルキルベンゼンスルホン酸塩においてア
ルキル基は直鎖または分岐鎖で、アルキル基の末端又は
中間にベンゼンスルホン酸基がついており、対イオンは
ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩が好ましい。
またアルキル鎖長としては炭素数８〜22のものが好まし
い。
ルキル基は直鎖または分岐鎖で、アルキル基の末端又は
中間にベンゼンスルホン酸基がついており、対イオンは
ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩が好ましい。
またアルキル鎖長としては炭素数８〜22のものが好まし
い。
【００１８】アルキルエーテルスルホン酸塩においてア
ルキル鎖長は炭素数８〜22のものが好ましく、対イオン
はナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩が好まし
い。
ルキル鎖長は炭素数８〜22のものが好ましく、対イオン
はナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩が好まし
い。
【００１９】ポリオキシアルキレンアルキルエーテルス
ルホン酸塩においてアルキル鎖長は炭素数８〜22のもの
が好ましく、オキシアルキレン付加モル数は１〜７が好
ましい。また、対イオンはナトリウム、カリウム等のア
ルカリ金属塩が好ましい。
ルホン酸塩においてアルキル鎖長は炭素数８〜22のもの
が好ましく、オキシアルキレン付加モル数は１〜７が好
ましい。また、対イオンはナトリウム、カリウム等のア
ルカリ金属塩が好ましい。
【００２０】更に、ノニオン界面活性剤としては下記の
一般式（３）で表される高級脂肪酸（C8〜C22 ）アルカ
ノールアミド又はそのアルキレンオキサイド付加物が挙
げられる。
一般式（３）で表される高級脂肪酸（C8〜C22 ）アルカ
ノールアミド又はそのアルキレンオキサイド付加物が挙
げられる。
【００２１】
【化５】
【００２２】（R3は炭素数８〜20の脂肪酸残基を示し、
m ，n は m＋n ＝１〜10を満たす数である。） また、同様に下記の一般式（４）で表されるアミンオキ
サイドが挙げられる。
m ，n は m＋n ＝１〜10を満たす数である。） また、同様に下記の一般式（４）で表されるアミンオキ
サイドが挙げられる。
【００２３】
【化６】
【００２４】（式中、R4は炭素数８〜22のアルキル基を
示し、R5及びR6は炭素数１〜３のアルキル基を示す。） その他、下記の一般式（５）で表されるポリオキシエチ
レンアルキルエーテルが挙げられる。 R7-O-(CH2CH2O)n-H （５） （式中、R7は炭素数が８〜18で直鎖又は分岐鎖のアルキ
ル基を示し、n は２〜20の数である。）。
示し、R5及びR6は炭素数１〜３のアルキル基を示す。） その他、下記の一般式（５）で表されるポリオキシエチ
レンアルキルエーテルが挙げられる。 R7-O-(CH2CH2O)n-H （５） （式中、R7は炭素数が８〜18で直鎖又は分岐鎖のアルキ
ル基を示し、n は２〜20の数である。）。
【００２５】本発明において (B)成分は組成物中に 0.1
〜30重量％、好ましくは 0.5〜10重量％配合される。
(B)成分の配合量が 0.1重量％未満だと充分な洗浄力が
得られず、30重量％を超えると安定化が難しくなる。
〜30重量％、好ましくは 0.5〜10重量％配合される。
(B)成分の配合量が 0.1重量％未満だと充分な洗浄力が
得られず、30重量％を超えると安定化が難しくなる。
【００２６】本発明において用いられる (C)成分の水不
溶性研磨剤としては、二酸化ケイ素、酸化アルミニウ
ム、水酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化チタ
ン、炭化ケイ素、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、
酸化クロム、合成ゼオライト、天然ゼオライト、コラン
ダム、エメリー、珪石、石英砂カルサイト、ドロマイ
ト、あるいはポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリエチ
レン、ＡＢＳなどのポリマービーズ等が挙げられる。こ
のうち、平均粒子径１〜40μの二酸化ケイ素、炭酸カル
シウム、合成ゼオライト、珪石が最も好ましい。これら
(C)成分は１〜70重量％、好ましくは５〜60重量％配合
される。
溶性研磨剤としては、二酸化ケイ素、酸化アルミニウ
ム、水酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化チタ
ン、炭化ケイ素、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、
酸化クロム、合成ゼオライト、天然ゼオライト、コラン
ダム、エメリー、珪石、石英砂カルサイト、ドロマイ
ト、あるいはポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリエチ
レン、ＡＢＳなどのポリマービーズ等が挙げられる。こ
のうち、平均粒子径１〜40μの二酸化ケイ素、炭酸カル
シウム、合成ゼオライト、珪石が最も好ましい。これら
(C)成分は１〜70重量％、好ましくは５〜60重量％配合
される。
【００２７】本発明において、 (B)成分の総含有量と
(C)成分含有量の比率 (B)／(C) は重量比で１／１〜１
／100 、好ましくは１／５〜１／50の範囲であり、この
範囲を外れると、洗浄性能が充分に発揮されない。
(C)成分含有量の比率 (B)／(C) は重量比で１／１〜１
／100 、好ましくは１／５〜１／50の範囲であり、この
範囲を外れると、洗浄性能が充分に発揮されない。
【００２８】本発明を実施するにあたって、有機酸及び
／又は珪酸ソーダを併用すれば、更に長期保存安定性を
向上させることが可能となる。使用される有機酸として
は、マロン酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、Ｌ−アス
パラギン酸、またはその塩等が、珪酸ソーダとしては、
珪酸ソーダ１号、珪酸ソーダ２号、珪酸ソーダ３号、珪
酸ソーダ４号、オルソ珪酸ソーダ、セスキ珪酸ソーダ、
メタ珪酸ソーダ等が挙げられる。
／又は珪酸ソーダを併用すれば、更に長期保存安定性を
向上させることが可能となる。使用される有機酸として
は、マロン酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、Ｌ−アス
パラギン酸、またはその塩等が、珪酸ソーダとしては、
珪酸ソーダ１号、珪酸ソーダ２号、珪酸ソーダ３号、珪
酸ソーダ４号、オルソ珪酸ソーダ、セスキ珪酸ソーダ、
メタ珪酸ソーダ等が挙げられる。
【００２９】本発明の液体クレンザー組成物にはその目
的とする効果を損なわない範囲で、アルカリ剤、溶剤、
ハイドロトロープ剤、殺菌剤、香料、顔料、染料等を任
意に添加することができる。
的とする効果を損なわない範囲で、アルカリ剤、溶剤、
ハイドロトロープ剤、殺菌剤、香料、顔料、染料等を任
意に添加することができる。
【００３０】使用されるアルカリ剤としては、アンモニ
ア、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリ
エタノールアミン、モルホリン等の有機アルカリ剤、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウムのようなアルカリ金属
水酸化物、炭酸カリウム、ピロリン酸ナトリウム、トリ
ポリリン酸ナトリウム、硼酸ナトリウム等あるいはそれ
らのカリウム塩等を使用することができる。
ア、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリ
エタノールアミン、モルホリン等の有機アルカリ剤、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウムのようなアルカリ金属
水酸化物、炭酸カリウム、ピロリン酸ナトリウム、トリ
ポリリン酸ナトリウム、硼酸ナトリウム等あるいはそれ
らのカリウム塩等を使用することができる。
【００３１】溶剤としては、エチルアルコール、ブチル
アルコール等の脂肪族一価アルコール、エチレングリコ
ール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、あるいはそれらの脂肪族低級アルコール（メチル、
エチル、プロピル、ブチル等の）エーテル等が挙げられ
る。
アルコール等の脂肪族一価アルコール、エチレングリコ
ール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、あるいはそれらの脂肪族低級アルコール（メチル、
エチル、プロピル、ブチル等の）エーテル等が挙げられ
る。
【００３２】ハイドロトロープ剤としてはパラトルエン
スルホン酸塩、尿素、安息香酸Na、クメンスルホン酸Na
等が使用できる。
スルホン酸塩、尿素、安息香酸Na、クメンスルホン酸Na
等が使用できる。
【００３３】また、本発明の液体クレンダー組成物のpH
は優れた洗浄力、特に変性油汚れ等に対する洗浄力を発
現させるために中性からアルカリ性、具体的にはpH７〜
11、好ましくはpH８〜11程度に調整される。
は優れた洗浄力、特に変性油汚れ等に対する洗浄力を発
現させるために中性からアルカリ性、具体的にはpH７〜
11、好ましくはpH８〜11程度に調整される。
【００３４】
【発明の効果】本発明の液体クレンザー組成物は、流し
台の水垢汚れや浴槽の石鹸カス汚れ等、従来落としにく
かった汚れに対する洗浄力を高めつつ、長期保存安定性
に優れたものである。
台の水垢汚れや浴槽の石鹸カス汚れ等、従来落としにく
かった汚れに対する洗浄力を高めつつ、長期保存安定性
に優れたものである。
【００３５】
【実施例】以下、具体的な実施例をもって更に詳細に説
明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。
明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。
【００３６】実施例１〜72及び比較例１〜30 表１〜８に示す組成の液体クレンザー組成物を調整し
（pH10.0）、それぞれの組成物に対して、洗浄性能と安
定性の評価を実施した。結果をまとめて表１〜８に示
す。尚、評価方法は以下の通りである。
（pH10.0）、それぞれの組成物に対して、洗浄性能と安
定性の評価を実施した。結果をまとめて表１〜８に示
す。尚、評価方法は以下の通りである。
【００３７】《評価方法》 １）洗浄性能 １−１）油変性汚れ ３×８cmの鉄のテストプレートに、菜種油／カーボンブ
ラック（重量比５／１）を 1.0ｇ塗布したものを 150℃
で 120分処理した後使用した。評価方法は、クレンザー
組成物１ｇを採取し、ウレタン製スポンジを用いて、１
kg／30cm2 の荷重により30往復洗浄した後の重量減少率
より試料間の相対洗浄率を求め、下記のような５段階評
価に換算して行った。 相対洗浄率（％） Ａ； 81〜100 Ｂ； 61〜80 Ｃ； 41〜60 Ｄ； 21〜40 Ｅ； 0〜20 （相対洗浄率（％）；比較例１の研磨洗浄力を50として
評価した）。
ラック（重量比５／１）を 1.0ｇ塗布したものを 150℃
で 120分処理した後使用した。評価方法は、クレンザー
組成物１ｇを採取し、ウレタン製スポンジを用いて、１
kg／30cm2 の荷重により30往復洗浄した後の重量減少率
より試料間の相対洗浄率を求め、下記のような５段階評
価に換算して行った。 相対洗浄率（％） Ａ； 81〜100 Ｂ； 61〜80 Ｃ； 41〜60 Ｄ； 21〜40 Ｅ； 0〜20 （相対洗浄率（％）；比較例１の研磨洗浄力を50として
評価した）。
【００３８】１−２）浴槽付着汚れ こすった程度では全く落ちない風呂汚れが付着している
ステンレス製の浴槽を各組成物を含浸させたウレタン製
スポンジでこすり洗いを行い、洗浄効果を肉眼観察によ
って判定した。 相対洗浄率（％） Ａ； 81〜100 Ｂ； 61〜80 Ｃ； 41〜60 Ｄ； 21〜40 Ｅ； 0〜20 （相対洗浄率（％）；比較例１の研磨洗浄力を50として
評価した）。
ステンレス製の浴槽を各組成物を含浸させたウレタン製
スポンジでこすり洗いを行い、洗浄効果を肉眼観察によ
って判定した。 相対洗浄率（％） Ａ； 81〜100 Ｂ； 61〜80 Ｃ； 41〜60 Ｄ； 21〜40 Ｅ； 0〜20 （相対洗浄率（％）；比較例１の研磨洗浄力を50として
評価した）。
【００３９】２）保存安定性 評価用液体クレンザー組成物をそれぞれ 100mlのガラス
瓶に入れ、30℃、１ケ月放置後の分散安定性を評価し
た。この時の評価は下記の通りである。 Ａ；安定 Ｂ；やや離液がある Ｃ；明らかに分離している
瓶に入れ、30℃、１ケ月放置後の分散安定性を評価し
た。この時の評価は下記の通りである。 Ａ；安定 Ｂ；やや離液がある Ｃ；明らかに分離している
【００４０】
【表１】
【００４１】
【表２】
【００４２】
【表３】
【００４３】
【表４】
【００４４】
【表５】
【００４５】
【表６】
【００４６】
【表７】
【００４７】
【表８】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｃ１１Ｄ 1/75 Ｃ１１Ｄ 1/75 3/14 3/14 17/08 17/08
Claims (4)
- 【請求項１】 (A) 下記の一般式（１）で表されるアス
パラギン酸−N,N −ジ酢酸もしくは下記の一般式（２）
で表されるアルキルグリシン−N,N −ジ酢酸又はその塩
0.1〜30重量％、 【化１】 （式中、M1〜M4は水素、アルカリ金属、アルカリ土類金
属、アンモニウム、アルキルアンモニウムまたは置換ア
ルキルアンモニウムを示し、R1は水素または水酸基を示
す。） 【化２】 （式中、M5〜M7は水素、アルカリ金属、アルカリ土類金
属、アンモニウム、アルキルアンモニウムまたは置換ア
ルキルアンモニウムを示し、R2は炭素数１〜18のアルキ
ル基またはアルケニル基を示す。） (B) 界面活性剤 0.1〜30重量％、及び(C) 水不溶性研磨
剤１〜70重量％を含有し、 (B)成分の含有量と (C)成分
の含有量の比率 (B)／(C) が重量比で１／１〜１／100
である液体クレンザー組成物。 - 【請求項２】 (B)成分がアニオン界面活性剤及びノニ
オン界面活性剤の中から選ばれる１種または２種以上で
あることを特徴とする請求項１記載の液体クレンザー組
成物。 - 【請求項３】 アニオン界面活性剤がスルホン酸型界面
活性剤であることを特徴とする請求項２記載の液体クレ
ンザー組成物。 - 【請求項４】 ノニオン界面活性剤が高級脂肪酸アルカ
ノールアミドおよびそのアルキレンオキサイド付加物、
アミンオキサイド並びにポリオキシエチレンアルキルエ
ーテルからなる群から選ばれる１種または２種以上であ
ることを特徴とする請求項３記載の液体クレンザー組成
物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18056996A JPH1025493A (ja) | 1996-07-10 | 1996-07-10 | 液体クレンザー組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18056996A JPH1025493A (ja) | 1996-07-10 | 1996-07-10 | 液体クレンザー組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1025493A true JPH1025493A (ja) | 1998-01-27 |
Family
ID=16085578
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18056996A Pending JPH1025493A (ja) | 1996-07-10 | 1996-07-10 | 液体クレンザー組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1025493A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10279996A (ja) * | 1997-04-07 | 1998-10-20 | Kao Corp | 洗浄剤組成物 |
| CN106795460A (zh) * | 2014-10-17 | 2017-05-31 | 巴斯夫欧洲公司 | 氨基羧酸的三碱金属盐的溶液、其制备和用途 |
-
1996
- 1996-07-10 JP JP18056996A patent/JPH1025493A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10279996A (ja) * | 1997-04-07 | 1998-10-20 | Kao Corp | 洗浄剤組成物 |
| CN106795460A (zh) * | 2014-10-17 | 2017-05-31 | 巴斯夫欧洲公司 | 氨基羧酸的三碱金属盐的溶液、其制备和用途 |
| JP2017531670A (ja) * | 2014-10-17 | 2017-10-26 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピアＢａｓｆ Ｓｅ | アミノカルボン酸のトリアルカリ金属塩の溶液、その製造及び使用方法 |
| CN106795460B (zh) * | 2014-10-17 | 2020-11-20 | 巴斯夫欧洲公司 | 氨基羧酸的三碱金属盐的溶液、其制备和用途 |
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