JP3236704B2 - 液体洗浄剤組成物 - Google Patents

液体洗浄剤組成物

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浴室用液体洗浄剤組成
物に関し、さらに詳しくは洗浄力及び起泡性に優れ、か
つ洗浄後のすすぎ性が良好で、しかも低温下の長期保存
でも性能劣化がない浴室用液体洗浄剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
天然系の陰イオン界面活性剤である石鹸は洗浄剤として
用いられているが、近年はこれらに加え、各種の合成界
面活性剤も用いられるようになってきている。なかで
も、リン酸エステル系界面活性剤が、アルキルサルフェ
ート、アルキルエーテルサルフェート等に比し皮膚刺激
が少ないことから、身体洗浄剤、シャンプー等に使用さ
れている(特公昭55−9033号、特公昭57−47
959号等)。
【0003】しかし、リン酸エステル系界面活性剤及び
石鹸等のカルシウム敏感性陰イオン性界面活性剤は、水
中のカルシウムイオン等の2価の金属イオンと容易に結
合し、不溶性塩(スカム)を形成し、起泡性の低下を招
来する。その対策として、エチレンジアミン四酢酸(E
DTA)を添加する方法(米国特許第4,303,55
6号)、分岐アミンオキサイド系界面活性剤を添加する
方法(特開昭62−124194号)等が開示されてい
るが、いずれも満足のいく効果をもたらすものではな
い。
【0004】そこで、硬水とともに使用しても洗浄力及
び起泡性に優れ、かつ洗浄後のすすぎ性が良好で、しか
も低温下の長期保存においても性能劣化をきたすことが
ない浴室用液体洗浄剤組成物の開発が望まれていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる実
情に鑑み鋭意検討した結果、後述するベタイン、脂肪
酸、有機アミン、無機アルカリ等の特定成分をそれぞれ
特定量含有する浴室用液体洗浄剤組成物が洗浄力、起泡
力等に優れるとともに洗浄後のすすぎ性も良好で、しか
も長期保存下でも良好な性能を維持しうることを見出
し、本発明を完成するに至った。
【0006】すなわち、本発明は、次の成分(a)、
(b)、(c)、(d)、(e)及び(f); (a)少なくとも50重量%がベタイン型両性界面活性
剤である合成界面活性剤、 (b)下記一般式(1)
【0007】
【化3】RCOOM (1)
【0008】(式中、Rは炭素数10〜18の直鎖若し
くは分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、Mは
水素原子、アルカリ金属、アンモニア又はアルカノール
アミンを示す) でそれぞれ表わされる脂肪酸、 (c)金属イオン封鎖剤 0.1〜50重量%、 (d)溶剤 0.1〜50重量%、 (e)有機アミン化合物、 (f)無機アルカリ、 を含有し、成分(a)と(b)との含有量の和が0.1
〜40重量%、かつ重量比が20/1〜1/1であり、
さらに、成分(e)と(f)との含有量の和が0.01
〜10重量%であり、かつ成分(e)を成分(f)に対
しモル分率で25%以上含有することを特徴とする中性
乃至アルカリ性の浴室用液体洗浄剤組成物を提供するも
のである。
【0009】本発明に使用される成分(a)のベタイン
型両性界面活性剤は、とくに限定されないが、下記一般
式(2)又は(3)で表わされるアミドベタイン型両性
界面活性剤が好ましい。
【0010】
【化4】
【0011】(式中、R1は炭素数6〜22の飽和若し
くは不飽和の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基又はアル
ケニル基を示し、R2及びR3は、同一又は異なって、水
酸基で置換されていてもよい炭素数1〜5のアルキル基
を示し、Xは水素原子又は水酸基を示し、mは0〜5の
整数を示し、nは1以上の整数を示し、pとqとは0≦
p+q≦4である整数を示す。)
【0012】本発明に使用されるアミドベタイン型両性
界面活性剤(2)又は(3)のR1は、洗浄力又は起泡
力の点で炭素数10〜16の飽和アルキル基が好まし
い。同様の理由でR2及びR3は、それぞれメチル基、エ
チル基又はヒドロキシエチル基が、mは2又は3が、n
は1が、pは1が、qは1が好ましい。これらの具体例
としては、アルキルアミドプロピル−N,N−ジメチル
酢酸ベタイン、アルキルアミドプロピル−N,N−ジメ
チル−2−ヒドロキシプロピルスルホベタイン、アルキ
ルアミドプロピル−N,N−ジメチル−プロピルスルホ
ベタインなどが挙げられるが、洗浄力、起泡力、すすぎ
性という点で、ラウリン酸アミドプロピル−N,N−ジ
メチル酢酸ベタイン、ミリスチン酸アミドプロピル−
N,N−ジメチル酢酸ベタイン、コカミドアミドプロピ
ル−N,N−ジメチル酢酸ベタイン等が好ましい。
【0013】本発明に成分(a)として使用し得る上記
以外の合成界面活性剤としてはとくに限定されないが、
非イオン性界面活性剤及び陰イオン性界面活性剤からな
る群より選ばれる一種又は二種以上のものが挙げられ
る。
【0014】陰イオン性界面活性剤としては、アルキル
ベンゼンスルホン酸塩類、アルキレンオキシド付加アル
キル又はアルケニルエーテル硫酸塩、オレフィンスルホ
ン酸塩類、アルカンスルホン酸塩類、アルキレンオキシ
ド付加アルキル又はアルケニルエーテルカルボン酸塩
類、アルキルリン酸又はそれらの塩、α−スルホ脂肪酸
の塩類及びそのエステル類等が挙げられる。
【0015】陰イオン性界面活性剤の対イオンとして
は、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属イオン又は
アンモニア若しくはモノエタノールアミン、ジエタノー
ルアミン、トリエタノールアミン等のアルカノールアミ
ンを挙げることができる。
【0016】非イオン性界面活性剤としては、ポリオキ
シエチレンアルキル又はアルケニルエーテル類、ポリオ
キシエチレンアルキルフェニルエーテル類、ポリオキシ
プロピレンアルキル又はアルケニルエーテル類、ポリオ
キシブチレンアルキル又はアルケニルエーテル類、アル
キレンオキシド付加アルキル基又はアルケニル基含有非
イオン性界面活性剤混合物、蔗糖脂肪酸エステル類、脂
肪酸グリセリンモノエステル類、アミンオキシド類、酸
化エチレン縮合型界面活性剤、アルキルグリコシド類等
が挙げられる。
【0017】前記ベタイン型両性界面活性剤は、全合成
界面活性剤中、少なくとも50重量%(以下、単に%と
いう)、好ましくは60%以上、とくに好ましくは70
%以上含有される。50%未満では、起泡力が十分に得
られないため好ましくない。
【0018】本発明に用いられる成分(b)の式(1)
で表わされる脂肪酸又はその誘導体としては、平均炭素
数8〜24好ましくは10〜18の直鎖又は分岐鎖のア
ルキル基又はアルケニル基を有する脂肪酸若しくはその
アルカリ金属塩若しくはアンモニウム塩若しくはモノ、
ジ、トリ等のアルカノール置換アンモニウム塩が挙げら
れる。具体例としては、ラウリル酸、ミリスチン酸、パ
ルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、
ヤシ酸、パーム核酸、牛脂酸、メチル分岐酸である「エ
マゾール871」、「エマゾール875」(エメリー社
製)又はその水溶性塩が挙げられる。
【0019】なお、すすぎ性及び配合の容易さという点
から最も好ましい脂肪酸又はその塩は飽和アルキル鎖の
炭素数が12〜16の脂肪酸又はその塩である。具体例
としては直鎖又は分岐鎖のミリスチン酸であり、全脂肪
酸組成中そのミリスチン酸含量が30%以上であること
がさらに好ましく、とくに60%以上であることがより
好ましい。
【0020】脂肪酸又はその塩(b)は、本発明組成物
中に0.1〜5%、好ましくは0.3〜4%、とくに好
ましくは0.5〜3%が配合される。0.1%未満では
起泡力、すすぎ性等を満足できず、一方、5%を超える
と効果が飽和するとともに、配合も困難となる。
【0021】成分(b)は、脂肪酸をそれぞれ単独で
も、また、両者を混合して使用してもよい。
【0022】前記成分(a)及び(b)の本発明組成物
中の含有量の和は、0.1〜40%であり、好ましくは
1〜30%、とくに好ましくは3〜15%である。0.
1%未満では十分な洗浄力が得られず、一方、40%を
超えると効果が飽和し経済的でない。
【0023】また、成分(a)と(b)との使用比率は
重量比で20/1〜1/1、好ましくは20/1〜2/
1である。20/1を超えるとすすぎ性が悪化し、一
方、1/1未満では洗浄力が低下してしまう。
【0024】本発明に使用される成分(c)の金属イオ
ン封鎖剤としては、通常使用されるものならばいずれの
ものも使用できとくに限定されるものではないが、例え
ば以下のものが挙げられる。
【0025】(1)オルソリン酸、ピロリン酸、トリポ
リリン酸、メタリン酸、ヘキサメタリン酸、フィチン酸
等のリン酸系化合物のアルカリ金属塩又はアルカノール
アミン塩。 (2)エタン−1,1−ジホスホン酸、エタン−1,
1,2−トリホスホン酸、エタン−1−ヒドロキシ−
1,1−ジホスホン酸及びその誘導体、エタンヒドロキ
シ−1,1,2−トリホスホン酸、エタン−1,2−ジ
カルボキシ−1,2−ジホスホン酸、メタンヒドロキシ
ホスホン酸等のホスホン酸のアルカリ金属塩又はアルカ
ノールアミン塩。 (3)2−ホスホノブタン−1,2−ジカルボン酸、1
−ホスホノブタン−2,3,4−トリカルボン酸、α−
メチルホスホノコハク酸等のホスホノカルボン酸のアル
カリ金属塩又はアルカノールアミン塩。 (4)アスパラギン酸、グルタミン酸、グリシン等のア
ミノ酸のアルカリ金属塩又はアルカノールアミン塩。 (5)ニトリロ三酢酸、イミノ二酢酸、エチレンジアミ
ン四酢酸、ヒドロキシエチレンジアミン酢酸、ジエチレ
ントリアミン五酢酸、グリコールエーテルジアミン四酢
酸、ヒドロキシエチルイミノ二酢酸、トリエチレンテト
ラミン六酢酸、ジエンコル酸等のアミノポリ酢酸のアル
カリ金属塩又はアルカノールアミン塩。 (6)ジグリコール酸、オキシジコハク酸、カルボキシ
メチルオキシコハク酸、クエン酸、乳酸、酒石酸、シュ
ウ酸、リンゴ酸、オキシジコハク酸、グルコン酸、カル
ボキシメチルコハク酸、カルボキシメチル酒石酸などの
有機酸のアルカリ金属塩又はアルカノールアミン塩。 (7)アミノポリ(メチレンホスホン酸)及びそのアル
カリ金属塩又はアルカノールアミン塩、ポリエチレンポ
リアミンポリ(メチレンホスホン酸)及びそのアルカリ
金属塩又はアルカノールアミン塩。 とくにクエン酸あるいはリンゴ酸等のヒドロキシカルボ
ン酸、ピロリン酸等の縮合リン酸、エチレンジアミン四
酢酸あるいはヒドロキシエチレンジアミン酢酸等のアミ
ノカルボン酸、又はこれらのナトリウム塩、カリウム塩
等のアルカリ金属塩又はアンモニウム塩若しくはアルカ
ノールアミン塩など及びそれらの水溶性塩が好ましいも
のとして挙げられる。
【0026】上記金属イオン封鎖剤は、一種でも、また
二種以上を混合して使用してもよい。金属イオン封鎖剤
の含有量は本発明組成物中は好ましくは0.1〜50
%、さらに好ましくは0.5〜20%、とくに好ましく
は3〜20%である。0.1%未満では十分な洗浄力が
得られず、一方、50%を超えると組成物成分の配合が
困難となる。
【0027】本発明に使用される溶剤(d)としては、
とくに限定されるものではないが、下記一般式(4)〜
(7)で表わされるものが好ましい。
【0028】
【化5】
【0029】(式中、R4は炭素数3〜8の飽和若しく
は不飽和の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基、フェニル
基又はベンジル基を示し、r及びsはそれぞれ0〜4の
整数を示し、かつ1≦r+s≦4である。ただし、r×
s≠0のとき、付加されるエチレンオキシド基及びプロ
ピレンオキシド基は任意に配列される。)一般式(4)
で表わされる溶剤の具体例としては、ジエチレングリコ
ールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノブ
チルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエー
テル、ジ−(プロピレンエチレングリコール)−モノブ
チルエーテル、フェニルグリコール、フェニルジグリコ
ール、ベンジルグリコール、ベンジルジグリコール等が
挙げられる。これらは一種でも、また二種以上を混合し
て使用してもよい。
【0030】
【化6】
【0031】(式中、R5、R6は、同一でも異なってい
てもよい、炭素数1〜6のアルキル基を示す。)これら
の具体例としては、1,3−ジメチル−2−イミダゾリ
ジノン、1,3−ジエチル−2−イミダゾリジノン等が
好ましいものとして挙げられる。
【0032】
【化7】
【0033】(式中、R7は炭素数1〜6のアルキル基
を示す。)これらの具体例としては、3−メトキシ−3
−メチルブタノール、3−エトキシ−3−メチルブタノ
ールが好ましいものとして挙げられる。
【0034】
【化8】HO−R8−OH (7)
【0035】(式中、R8は炭素数4〜12の炭化水素
基を示す。)これらの具体例としては、3−メチル−
1,3−ブタンジオール、2,2,4−トリメチル−
1,3−ペンタンジオール、2−エチル−1,3−ヘキ
サンジオール、1,9−ノナンジオール、1,8−オク
タンジオール等が好ましいものとして挙げられる。成分
(d)は、一種でも、また二種以上を混合して使用して
もよい。
【0036】成分(d)の本発明組成物中の含有量は
0.1〜50%、好ましくは0.5〜20%、とくに好
ましくは3〜20%である。0.1%未満では十分な洗
浄力が得られず、一方、50%を超えると配合が困難と
なる。
【0037】本発明に使用される成分(e)の有機アミ
ン化合物としては、アンモニア、アルカノールアミン等
が挙げられるが、なかでもモノ、ジ及びトリアルカノー
ルアミンが好ましく、とくにモノエタノールアミン及び
ジエタノールアミンが好ましい。
【0038】本発明に使用される成分(f)の無機アル
カリとしては、水酸化アルカリ金属塩、リン酸アルカリ
金属塩、炭酸アルカリ金属塩等が挙げられる。これらの
うち、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムが好ましい。
【0039】成分(e)と(f)との含有量の和は0.
01〜10%、好ましくは0.1〜5%である。さら
に、成分(e)の含有量は、成分(f)に対し、モル分
率で25%以上である。25%未満では本発明組成物の
保存安定性を向上させることができない。
【0040】本発明は、中性乃至アルカリ性の硬表面用
洗浄剤組成物であるが、例えばpHは6.1以上、とくに
洗浄性、配合性の点から6.5〜8.5に調整すること
が好ましい。酸性条件下では、成分の配合性が劣化し、
またキッチンやカビ取り用として用いられる塩素系漂白
剤と混合したとき有毒な塩素ガスが発生しやすくなるの
で、好ましくない。
【0041】本発明の浴室用液体洗浄剤組成物には、低
温安定化剤としてエチルアルコール等の低級アルコー
ル、エチレングリコール、グリセリン等のポリオール、
ベンゼンスルホン酸塩、トルエンスルホン酸塩等の低級
アルキルベンゼンスルホン酸塩などを配合することがで
きる。また、本発明の浴室用液体洗浄剤組成物には、粘
度調整剤として、膨潤性粘土鉱物として知られるモンモ
リロナイト、ヘクトライト、パーミキュライト、アタパ
ルジャイト、セピオラクト及びこれらの混合物を主成分
とするスメクタイト型粘土鉱物、ポリアクリル酸ナトリ
ウム、架橋型ポリアクリル酸、ポリアクリル酸アルキル
エステルなどのアクリル系のホモポリマー又はコポリマ
ー、ポリビニルアルコール、ヒドロキシエチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルピロリド
ン、無水マレイン酸ポリマーなどを配合することができ
る。さらに、製品の付加価値を増大させるために香料、
色素、防腐剤、酸化防止剤、増粘剤等を任意に配合する
こともできる。
【0042】本発明の浴室用液体洗浄剤組成物は、常法
に従い、必須成分(a)〜(f)、さらに必要に応じ、
上記任意成分を配合することにより水溶液として調製す
ることができる。
【0043】
【発明の効果】本発明の液体洗浄剤組成物は、硬水とと
もに使用しても洗浄力及び起泡力に優れ、かつ、洗浄後
のすすぎ性も良好で、しかも低温での長期保存において
も性能の劣化をひき起こすことがなく、とくに浴室用と
して好適なものである。
【0044】
【実施例】以下に本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0045】実施例1〜3、比較例1〜3 表1(実施例1〜3)及び表2(比較例1〜3)に組成
を示す浴室用洗浄剤組成物を常法に従い調製した。得ら
れた組成物について、洗浄力、起泡力及びすすぎ性をそ
れぞれ下記の測定法に従い評価した。
【0046】(洗浄力)こすった程度では落ちない風呂
汚れが付着している鋳鉄ホーロー浴槽(うわ薬がジルコ
ン系のものを使用)を、評価用洗浄剤を含ませたウレタ
ン製のスポンジに約500gの荷重をかけて5往復こす
った後の、浴槽表面の汚れの除去状態を、視覚によって
下記の5段階に評価する。 5;汚れ落ちが非常に良好。 4;汚れ落ちが良好。 3;汚れ落ちにむらがある。 2;若干汚れが落ちる程度。 1;ほとんど汚れが落ちない。
【0047】(起泡力)洗浄剤組成物をドイツ硬度4°
DH水にて5.0%に希釈し、25℃に保温した後、ロ
ス アンド マイルス(Ross and Mile
s)起泡力測定装置を用いて、生じた泡の高さを測定
(JISK 3362に準拠)した(単位mm)。
【0048】(すすぎ性)洗剤濃度0.25%(温度2
0℃,ドイツ硬度4°DH)の水溶液100ccを500
cc分液ロートに採り、一定回数振とうする。液を流し出
し泡量を測定する。次にすすぎ水50cc(温度20℃,
4°DH)を流し込み、分液ロートをゆっくり10回転
させた後液を流し出す。これを繰返し、泡が消滅するま
での回数を求めすすぎ回数とする。
【0049】(保存安定性)各試料を−5℃にて10日
間及び3カ月保存した後、沈澱の生ずる様子を観察し
た。結果は、外観上変化なしを○、白濁〜やや白色沈澱
を生じた場合を△、白色沈澱を生じた場合を×として示
した。結果を併せて表1に示す。
【0050】
【表1】
【0051】表1に示す結果より明らかなように、本発
明(実施例1〜3)はいずれも、比較品(比較例1〜
3)に比べて、洗浄力、起泡力、洗浄後のすすぎ性及び
保存安定性において優れるものであることがわかる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−103299(JP,A) 特開 平6−116135(JP,A) 特開 平7−11291(JP,A) 特開 平7−18294(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C11D 1/94 C11D 1/92 C11D 1/90 C11D 1/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の成分(a)、(b)、(c)、
    (d)、(e)及び(f); (a)少なくとも50重量%がベタイン型両性界面活性
    剤である合成界面活性剤、 (b)下記一般式(1) 【化1】RCOOM (1) (式中、Rは炭素数10〜18の直鎖若しくは分岐鎖の
    アルキル基又はアルケニル基を示し、Mは水素原子、ア
    ルカリ金属、アンモニア又はアルカノールアミンを示
    す) でそれぞれ表わされる脂肪酸、 (c)金属イオン封鎖剤 0.1〜50重量%、 (d)溶剤 0.1〜50重量%、 (e)有機アミン化合物、 (f)無機アルカリ、 を含有し、成分(a)と(b)との含有量の和が0.1
    〜40重量%、かつ重量比が20/1〜1/1であり、
    さらに、成分(e)と(f)との含有量の和が0.01
    〜10重量%であり、かつ成分(e)を成分(f)に対
    しモル分率で25%以上含有することを特徴とする中性
    乃至アルカリ性の浴室用液体洗浄剤組成物。
  2. 【請求項2】 成分(a)が下記一般式(2)又は
    (3) 【化2】 (式中、R1は炭素数6〜22の飽和若しくは不飽和の
    直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示
    し、R2及びR3は、同一又は異なって、水酸基で置換さ
    れていてもよい炭素数1〜5のアルキル基を示し、Xは
    水素原子又は水酸基を示し、mは0〜5の整数を示し、
    nは1以上の整数を示し、pとqとは0≦p+q≦4で
    ある整数を示す。) で表わされるアミドベタイン型両性界面活性剤である請
    求項1記載の浴室用液体洗浄剤組成物。
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