JPH10254767A - メモリ制御装置及び該メモリ制御装置によるメモリシステム - Google Patents
メモリ制御装置及び該メモリ制御装置によるメモリシステムInfo
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- JPH10254767A JPH10254767A JP5498497A JP5498497A JPH10254767A JP H10254767 A JPH10254767 A JP H10254767A JP 5498497 A JP5498497 A JP 5498497A JP 5498497 A JP5498497 A JP 5498497A JP H10254767 A JPH10254767 A JP H10254767A
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- processor
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 同一バス上にノイマン及びハーバードプロセ
ッサの両方を接続しても各バスアーキテクチャが構築で
き、相互に他方の或いは共通のメモリへのアクセスを可
能にするメモリ制御装置を提供する。 【解決手段】 メモリコントローラ3では、各バスアー
キテクチャを構築するノイマンプロセッサ4及びハーバ
ードプロセッサ5のそれぞれからバスの確保にもとづい
て生成されるリクエスト信号25,26によってバスア
ーキテクチャを確認し、それによってバスアーキテクチ
ャとしてバス24を介してノイマン型及びハーバード型
を構築し、メモリa1,b2から必要な情報を取得する
ように動作される。この構造では、同時に命令とデータ
を読み出す場合でも2ブロックのメモリa1及びメモリ
b2が有れば実現でき、かつ、それぞれのアーキテクチ
ャの性能を発揮することができる。
ッサの両方を接続しても各バスアーキテクチャが構築で
き、相互に他方の或いは共通のメモリへのアクセスを可
能にするメモリ制御装置を提供する。 【解決手段】 メモリコントローラ3では、各バスアー
キテクチャを構築するノイマンプロセッサ4及びハーバ
ードプロセッサ5のそれぞれからバスの確保にもとづい
て生成されるリクエスト信号25,26によってバスア
ーキテクチャを確認し、それによってバスアーキテクチ
ャとしてバス24を介してノイマン型及びハーバード型
を構築し、メモリa1,b2から必要な情報を取得する
ように動作される。この構造では、同時に命令とデータ
を読み出す場合でも2ブロックのメモリa1及びメモリ
b2が有れば実現でき、かつ、それぞれのアーキテクチ
ャの性能を発揮することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】電子計算機などのプロセッサ
を含むデジタル処理回路として必要不可欠なメモリへの
アクセスに関するもので、同一バス上に、ハーバードア
ーキテクチャと標準(ノイマン)アーキテクチャを混在
させることを可能とするバスを介して行われるアクセス
システムを構築するためのメモリ制御装置に関する。
を含むデジタル処理回路として必要不可欠なメモリへの
アクセスに関するもので、同一バス上に、ハーバードア
ーキテクチャと標準(ノイマン)アーキテクチャを混在
させることを可能とするバスを介して行われるアクセス
システムを構築するためのメモリ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プロセッサによりバスを介してメモリへ
アクセスする従来のアクセス方式において、ハーバード
アーキテクチャと呼ばれる、命令とデータとを異なるバ
スから取得する方式とノイマンアーキテクチャと呼ばれ
る、命令とデータを1つのバスから取得する方式とがあ
る。しかしながら、こうした異なるバスアーキテクチャ
を構成するためのプロセッサなどのデバイスを同一バス
に接続し、バス上で両方式を混在させても両方のアーキ
テクチャが成立するシステムを構築することは不可能で
あった。
アクセスする従来のアクセス方式において、ハーバード
アーキテクチャと呼ばれる、命令とデータとを異なるバ
スから取得する方式とノイマンアーキテクチャと呼ばれ
る、命令とデータを1つのバスから取得する方式とがあ
る。しかしながら、こうした異なるバスアーキテクチャ
を構成するためのプロセッサなどのデバイスを同一バス
に接続し、バス上で両方式を混在させても両方のアーキ
テクチャが成立するシステムを構築することは不可能で
あった。
【0003】この点を解決するために、従来では、次の
例に示す方法が考えられた。図3は、上述のハーバード
及びノイマンの両方式によるメモリを相互にアクセス可
能とするために考えられた従来のシステムの一例を示す
図である。図3において、ハーバードプロセッサ33が
ノイマンプロセッサ31により構築されるアーキテクチ
ャにあるメモリ41,42領域にあるプログラム(メモ
リa)とデータ(メモリb)をアクセスするにはバス変
換ブロック32を経由してメモリコントローラ30によ
ってメモリa41またはメモリb42に対し命令とデー
タの計2回のアクセスが必要である。逆に、ノイマンプ
ロセッサ31からバーバードプロセッサ33のメモリc
41′,メモリd42′にアクセスするためには、バス
変換ブロック32を経由して命令及びデータ用のそれぞ
れのメモリコントローラ34,35によってメモリc4
1′またはメモリd42′に対しアクセスする必要があ
る。
例に示す方法が考えられた。図3は、上述のハーバード
及びノイマンの両方式によるメモリを相互にアクセス可
能とするために考えられた従来のシステムの一例を示す
図である。図3において、ハーバードプロセッサ33が
ノイマンプロセッサ31により構築されるアーキテクチ
ャにあるメモリ41,42領域にあるプログラム(メモ
リa)とデータ(メモリb)をアクセスするにはバス変
換ブロック32を経由してメモリコントローラ30によ
ってメモリa41またはメモリb42に対し命令とデー
タの計2回のアクセスが必要である。逆に、ノイマンプ
ロセッサ31からバーバードプロセッサ33のメモリc
41′,メモリd42′にアクセスするためには、バス
変換ブロック32を経由して命令及びデータ用のそれぞ
れのメモリコントローラ34,35によってメモリc4
1′またはメモリd42′に対しアクセスする必要があ
る。
【0004】また、図4は、ハーバード及びノイマン方
式の相互アクセスを可能にするためのもう1つの従来シ
ステムの例を示す図である。図4において、ノイマンプ
ロセッサ31からハーバードプロセッサ33′のメモリ
c41′及びメモリd42′の領域へのアクセスはハー
バードプロセッサ33′の専用ポートへ32ビットの入
力を行う必要があり、ハーバードプロセッサ33′を介
して間接的にしか行えないことになる。この例では、ハ
ーバードプロセッサ33′は専用ポートを備え、そこに
ノイマンプロセッサにより書き込んでもらうか、専用ポ
ートにメモリ読み出し回路を持つ必要がある。なお、上
記各従来例において、そこに示されている各メモリコン
トローラ34,35(図3及び図4の破線部分)無しで
も、同様のシステムが構成される場合もある。
式の相互アクセスを可能にするためのもう1つの従来シ
ステムの例を示す図である。図4において、ノイマンプ
ロセッサ31からハーバードプロセッサ33′のメモリ
c41′及びメモリd42′の領域へのアクセスはハー
バードプロセッサ33′の専用ポートへ32ビットの入
力を行う必要があり、ハーバードプロセッサ33′を介
して間接的にしか行えないことになる。この例では、ハ
ーバードプロセッサ33′は専用ポートを備え、そこに
ノイマンプロセッサにより書き込んでもらうか、専用ポ
ートにメモリ読み出し回路を持つ必要がある。なお、上
記各従来例において、そこに示されている各メモリコン
トローラ34,35(図3及び図4の破線部分)無しで
も、同様のシステムが構成される場合もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、異なるバ
スアーキテクチャを混在させる場合、従来において、メ
モリからのデータ読み出しや書き込みが本質的に異な
り、ハーバードアーキテクチャとノイマンアーキテクチ
ャの同一バス上の混在は行われていなかった。この理由
として、基本的にあるアドレス領域をアクセスしようと
した場合、ハーバードアーキテクチャでは同時に命令と
データのアドレスが発生するのに比べ、ノイマンアーキ
テクチャでは命令とかデータ等の何れか一つのアクセス
しか発生しない点が挙げられる。この結果として、それ
ぞれのアーキテクチャを構成するプロセッサ用に独自の
メモリを接続する構成になっていた。本発明は、こうし
た従来技術における問題点に鑑みてなされたもので、同
一バス上でハーバードアーキテクチャとノイマンアーキ
テクチャが混在し得る、すなわち、バスにノイマンプロ
セッサ及びハーバードプロセッサの両方を接続しても相
互に他方の、或いは共通のメモリへアクセスすることを
可能にするメモリ制御装置を提供することをその解決す
べき課題とする。
スアーキテクチャを混在させる場合、従来において、メ
モリからのデータ読み出しや書き込みが本質的に異な
り、ハーバードアーキテクチャとノイマンアーキテクチ
ャの同一バス上の混在は行われていなかった。この理由
として、基本的にあるアドレス領域をアクセスしようと
した場合、ハーバードアーキテクチャでは同時に命令と
データのアドレスが発生するのに比べ、ノイマンアーキ
テクチャでは命令とかデータ等の何れか一つのアクセス
しか発生しない点が挙げられる。この結果として、それ
ぞれのアーキテクチャを構成するプロセッサ用に独自の
メモリを接続する構成になっていた。本発明は、こうし
た従来技術における問題点に鑑みてなされたもので、同
一バス上でハーバードアーキテクチャとノイマンアーキ
テクチャが混在し得る、すなわち、バスにノイマンプロ
セッサ及びハーバードプロセッサの両方を接続しても相
互に他方の、或いは共通のメモリへアクセスすることを
可能にするメモリ制御装置を提供することをその解決す
べき課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、異な
るバスアーキテクチャによるアクセス方式の動作を行う
べく用意されている各プロセッサを備えるメモリ装置に
おけるメモリを共通のバスを介して該プロセッサにより
アクセスを可能にして構成されるメモリシステムにおけ
るメモリ制御装置おいて、前記メモリの読み書きの制御
を行う共通の制御手段と、前記異なるバスアーキテクチ
ャによるアクセス方式にそれぞれ従うバス入力を前記共
通の制御手段への入力信号として処理する各アクセス方
式に対応する信号処理手段と、前記各プロセッサでバス
を確保したことにもとづいて生成され前記メモリ制御装
置自体を制御するために用いる制御用信号から前記異な
るバスアーキテクチャによるアクセス方式の違いを認識
する認識手段と、該認識手段の認識結果によって各アク
セス方式に対応する前記信号処理手段を選択する選択手
段とを備え、該選択手段の動作により前記異なるバスア
ーキテクチャから選択された特定のバスアーキテクチャ
を構築するようにしたものである。
るバスアーキテクチャによるアクセス方式の動作を行う
べく用意されている各プロセッサを備えるメモリ装置に
おけるメモリを共通のバスを介して該プロセッサにより
アクセスを可能にして構成されるメモリシステムにおけ
るメモリ制御装置おいて、前記メモリの読み書きの制御
を行う共通の制御手段と、前記異なるバスアーキテクチ
ャによるアクセス方式にそれぞれ従うバス入力を前記共
通の制御手段への入力信号として処理する各アクセス方
式に対応する信号処理手段と、前記各プロセッサでバス
を確保したことにもとづいて生成され前記メモリ制御装
置自体を制御するために用いる制御用信号から前記異な
るバスアーキテクチャによるアクセス方式の違いを認識
する認識手段と、該認識手段の認識結果によって各アク
セス方式に対応する前記信号処理手段を選択する選択手
段とを備え、該選択手段の動作により前記異なるバスア
ーキテクチャから選択された特定のバスアーキテクチャ
を構築するようにしたものである。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記プロセッサによる前記バス入力を複数ビットの
構成とし、前記メモリとして複数のメモリが用意される
場合に、該複数のメモリの各々に対し同時に読み書きを
行うように該複数のメモリ毎に前記共通の制御手段とし
ての制御バンクを設けるとともに、該制御バンクに対応
した各アクセス方式に対応する前記信号処理手段を設け
るようにしたものである。
て、前記プロセッサによる前記バス入力を複数ビットの
構成とし、前記メモリとして複数のメモリが用意される
場合に、該複数のメモリの各々に対し同時に読み書きを
行うように該複数のメモリ毎に前記共通の制御手段とし
ての制御バンクを設けるとともに、該制御バンクに対応
した各アクセス方式に対応する前記信号処理手段を設け
るようにしたものである。
【0008】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、前記プロセッサがノイマン型バスアーキテクチャ及
びハーバード型バスアーキテクチャを構築すべく用意さ
れるとともに、各アクセス方式に対応する前記信号処理
手段としてのバスマスターデバイスにより前記バスを構
成する複数ビットに対してそのビット順位に応じ前記制
御バンクを割り当て、ハーバード型バスアーキテクチャ
及びノイマン型バスアーキテクチャの構築を可能とする
ようにしたものである。
て、前記プロセッサがノイマン型バスアーキテクチャ及
びハーバード型バスアーキテクチャを構築すべく用意さ
れるとともに、各アクセス方式に対応する前記信号処理
手段としてのバスマスターデバイスにより前記バスを構
成する複数ビットに対してそのビット順位に応じ前記制
御バンクを割り当て、ハーバード型バスアーキテクチャ
及びノイマン型バスアーキテクチャの構築を可能とする
ようにしたものである。
【0009】請求項4の発明は、前記プロセッサの動作
に従って前記共通のバスを介して入力されるバス入力に
より請求項1ないし3のいずれかに記載のメモリ制御装
置を動作させることにより前記メモリを制御して前記異
なるバスアーキテクチャによるアクセス方式の動作を行
うことにより前記メモリのアクセスを可能とするメモリ
システムとしたものである。
に従って前記共通のバスを介して入力されるバス入力に
より請求項1ないし3のいずれかに記載のメモリ制御装
置を動作させることにより前記メモリを制御して前記異
なるバスアーキテクチャによるアクセス方式の動作を行
うことにより前記メモリのアクセスを可能とするメモリ
システムとしたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】ハーバードアーキテクチャとノイ
マンアーキテクチャを構成するように各プロセッサが接
続されているメモリ装置の構成において、本発明による
メモリコントローラは外部からの入力信号によりどちら
のプロセッサからアクセスされているかを認識しバス上
の情報を確保しバスアーキテクチャの切り替えを行うよ
うに動作する。これは、どちらのアーキテクチャかを判
断する回路の判断結果に基づき指定したビット範囲をデ
ータとプログラムの読み書きに使用することを確定し、
必要な情報を取得することと、接続するメモリ点数の削
減を行うことを可能とすることになる。このとき、メモ
リ制御内に各アーキテクチャ毎にキャッシュ的な構造を
組み込むことで、性能の改善を図ることも可能である。
この実施形態において、ハーバードアーキテクチャによ
るアクセスの場合は、上位16ビットを対象とした命令
用メモリ回路によりアクセスを開始すると同時に、下位
16ビットを対象としたデータ用メモリ回路もアクセス
を開始する。一方、ノイマンアーキテクチャによるアク
セスの場合、複数バンク間にまたがって上位下位合わせ
た32ビットで指定されたアドレスへのアクセスを行
う。
マンアーキテクチャを構成するように各プロセッサが接
続されているメモリ装置の構成において、本発明による
メモリコントローラは外部からの入力信号によりどちら
のプロセッサからアクセスされているかを認識しバス上
の情報を確保しバスアーキテクチャの切り替えを行うよ
うに動作する。これは、どちらのアーキテクチャかを判
断する回路の判断結果に基づき指定したビット範囲をデ
ータとプログラムの読み書きに使用することを確定し、
必要な情報を取得することと、接続するメモリ点数の削
減を行うことを可能とすることになる。このとき、メモ
リ制御内に各アーキテクチャ毎にキャッシュ的な構造を
組み込むことで、性能の改善を図ることも可能である。
この実施形態において、ハーバードアーキテクチャによ
るアクセスの場合は、上位16ビットを対象とした命令
用メモリ回路によりアクセスを開始すると同時に、下位
16ビットを対象としたデータ用メモリ回路もアクセス
を開始する。一方、ノイマンアーキテクチャによるアク
セスの場合、複数バンク間にまたがって上位下位合わせ
た32ビットで指定されたアドレスへのアクセスを行
う。
【0011】図1は、本発明によるメモリコントローラ
を備え、バスを介してメモリへアクセスするシステムの
概念図を示す。図1において、メモリコントローラ3で
は、各バスアーキテクチャを構築するノイマンプロセッ
サ4及びハーバードプロセッサ5のそれぞれからバスの
確保にもとづいて生成されるリクエスト信号25,26
によってバスアーキテクチャを確認し、それによってバ
スアーキテクチャとしてバス24を介してノイマン型及
びハーバード型を構築し、メモリ要素から必要な情報を
取得するように動作される。この構造では、同時に命令
とデータを読み出す場合でも2ブロックのメモリa1及
びメモリb2が有れば実現でき、かつ、それぞれのアー
キテクチャの性能を発揮することができる。
を備え、バスを介してメモリへアクセスするシステムの
概念図を示す。図1において、メモリコントローラ3で
は、各バスアーキテクチャを構築するノイマンプロセッ
サ4及びハーバードプロセッサ5のそれぞれからバスの
確保にもとづいて生成されるリクエスト信号25,26
によってバスアーキテクチャを確認し、それによってバ
スアーキテクチャとしてバス24を介してノイマン型及
びハーバード型を構築し、メモリ要素から必要な情報を
取得するように動作される。この構造では、同時に命令
とデータを読み出す場合でも2ブロックのメモリa1及
びメモリb2が有れば実現でき、かつ、それぞれのアー
キテクチャの性能を発揮することができる。
【0012】図2は、図1に示されるメモリコントロー
ラをより具体化したブロック図である。この実施形態を
図2にもとづいてより詳細に説明する。図2において、
本発明によるメモリコントローラ3では、その構成の一
例として、32ビットの命令を処理するノイマン型アー
キテクチャを構築するプロセッサ4(図1,参照)と1
6ビットの命令を処理するハーバード型アーキテクチャ
を構築するプロセッサ5(図1,参照)がバスを介して
接続されている。従来技術における方法により、バスの
調停がなされることにより発せられるバスリクエスト2
5,26によりどのプロセッサがバスを確保したかを検
出し、バスアーキテクチャを構築する回路を成立させる
バスアーキテクチャ選択回路23がその検出に応じた選
択動作を行う。ノイマンプロセッサ4(図1,参照)が
バスを確保した場合、バスアーキテクチャ選択回路23
によりノイマン型メモリ回路22が動作しノイマンプロ
セッサ4から出力された32ビットのアドレスが認識さ
れ、ノイマン型メモリ回路22からバンクA13及びバ
ンクB14それぞれのメモリアクセス回路15,17又
はメモリ読み書き回路16,18に各16ビットの情報
が入力され、バンクA13及びバンクB14の各々から
の16ビットの出力により指定のメモリa1及びメモリ
b2にアクセスされ、ノイマンアーキテクチャとしての
メモリからの入出力ができる。
ラをより具体化したブロック図である。この実施形態を
図2にもとづいてより詳細に説明する。図2において、
本発明によるメモリコントローラ3では、その構成の一
例として、32ビットの命令を処理するノイマン型アー
キテクチャを構築するプロセッサ4(図1,参照)と1
6ビットの命令を処理するハーバード型アーキテクチャ
を構築するプロセッサ5(図1,参照)がバスを介して
接続されている。従来技術における方法により、バスの
調停がなされることにより発せられるバスリクエスト2
5,26によりどのプロセッサがバスを確保したかを検
出し、バスアーキテクチャを構築する回路を成立させる
バスアーキテクチャ選択回路23がその検出に応じた選
択動作を行う。ノイマンプロセッサ4(図1,参照)が
バスを確保した場合、バスアーキテクチャ選択回路23
によりノイマン型メモリ回路22が動作しノイマンプロ
セッサ4から出力された32ビットのアドレスが認識さ
れ、ノイマン型メモリ回路22からバンクA13及びバ
ンクB14それぞれのメモリアクセス回路15,17又
はメモリ読み書き回路16,18に各16ビットの情報
が入力され、バンクA13及びバンクB14の各々から
の16ビットの出力により指定のメモリa1及びメモリ
b2にアクセスされ、ノイマンアーキテクチャとしての
メモリからの入出力ができる。
【0013】同様に、ハーバードプロセッサ5(図1,
参照)がバスを確保した場合、バスアーキテクチャ選択
回路23によりハーバード型処理回路19が動作し、ハ
ーバードプロセッサ5から出力された32ビットの上位
16ビットでハーバード型命令用メモリ回路20により
命令の格納されているバンクA13のメモリアクセス回
路15又はメモリ読み書き回路16のいずれかを経由し
てメモリa1をアクセスするとともに、下位16ビット
でハーバード型データ用メモリ回路21により命令の格
納されているバンクB14のメモリアクセス回路17又
はメモリ読み書き回路18のいずれかを経由してメモリ
b2をアクセスする。この結果、ハーバードアーキテク
チャとして同時にデータと命令の取り込みを行うことが
できる。この例では、上位下位のビット幅でバスの分割
を行ったが、奇数ビット偶数ビットによる分割も考えら
れる。さらに、8ビット幅のハーバードアーキテクチャ
プロセッサ2つがそれぞれ、8ビットの命令とデータを
2組計4系統のアドレスを生成することも可能である。
参照)がバスを確保した場合、バスアーキテクチャ選択
回路23によりハーバード型処理回路19が動作し、ハ
ーバードプロセッサ5から出力された32ビットの上位
16ビットでハーバード型命令用メモリ回路20により
命令の格納されているバンクA13のメモリアクセス回
路15又はメモリ読み書き回路16のいずれかを経由し
てメモリa1をアクセスするとともに、下位16ビット
でハーバード型データ用メモリ回路21により命令の格
納されているバンクB14のメモリアクセス回路17又
はメモリ読み書き回路18のいずれかを経由してメモリ
b2をアクセスする。この結果、ハーバードアーキテク
チャとして同時にデータと命令の取り込みを行うことが
できる。この例では、上位下位のビット幅でバスの分割
を行ったが、奇数ビット偶数ビットによる分割も考えら
れる。さらに、8ビット幅のハーバードアーキテクチャ
プロセッサ2つがそれぞれ、8ビットの命令とデータを
2組計4系統のアドレスを生成することも可能である。
【0014】
請求項1の効果:従来技術によると、異なるバス空間を
設け、異なるメモリを配置しなければならない分、コス
トの増加や異なるバス上に存在するプロセッサ間で実際
にデータを受け渡さなければならないという問題が生じ
たが、本発明のメモリ制御装置により、異なるバスアー
キテクチャでのバスとメモリの共有化が図れ、部品点数
の削減によるコストダウンが見込まれる。 請求項2の効果:請求項1の効果に加えて、複数のメモ
リのそれぞれから同時に読み書きを行うような動作を可
能にし、より高性能なメモリ装置を構成し得るメモリ制
御装置を提供できる。
設け、異なるメモリを配置しなければならない分、コス
トの増加や異なるバス上に存在するプロセッサ間で実際
にデータを受け渡さなければならないという問題が生じ
たが、本発明のメモリ制御装置により、異なるバスアー
キテクチャでのバスとメモリの共有化が図れ、部品点数
の削減によるコストダウンが見込まれる。 請求項2の効果:請求項1の効果に加えて、複数のメモ
リのそれぞれから同時に読み書きを行うような動作を可
能にし、より高性能なメモリ装置を構成し得るメモリ制
御装置を提供できる。
【0015】請求項3の効果:請求項1および2の効果
に加えて、ノイマン型とハーバード型のバスアーキテク
チャという実用的なアーキテクチャを構築するためのメ
モリ制御装置を提供できる。 請求項4の効果:異なるバスアーキテクチャでのバスと
メモリの共有化を可能とするメモリシステムが提供さ
れ、システムが簡略化されコストダウンが見込まれる。
さらに、システムに柔軟性を持たせ、高性能化が図れ
る。
に加えて、ノイマン型とハーバード型のバスアーキテク
チャという実用的なアーキテクチャを構築するためのメ
モリ制御装置を提供できる。 請求項4の効果:異なるバスアーキテクチャでのバスと
メモリの共有化を可能とするメモリシステムが提供さ
れ、システムが簡略化されコストダウンが見込まれる。
さらに、システムに柔軟性を持たせ、高性能化が図れ
る。
【図1】本発明によるメモリコントローラを備え、バス
を介してメモリへアクセスするメモリシステムの概念図
を示す。
を介してメモリへアクセスするメモリシステムの概念図
を示す。
【図2】図1に示されるメモリコントローラをより具体
化したブロック図である。
化したブロック図である。
【図3】ハーバード及びノイマンの両方式で構築される
アーキテクチャによりメモリを相互にアクセス可能とす
るために考えられた従来のメモリシステムの一例を示す
図である。
アーキテクチャによりメモリを相互にアクセス可能とす
るために考えられた従来のメモリシステムの一例を示す
図である。
【図4】ハーバード及びノイマン方式の相互アクセスを
可能にするためのもう1つの従来システムの例を示す図
である。
可能にするためのもう1つの従来システムの例を示す図
である。
1,41…メモリa、2,42…メモリb、3,30,
34…命令用メモリコントローラ、4,31…ノイマン
プロセッサ、5,33,33′…ハーバードプロセッ
サ、13…バンクA、14…バンクB、15,17…メ
モリアクセス回路、16,18…メモリ読み書き回路、
19…ハーバード型処理回路、20…ハーバード型命令
メモリ回路、21…ハーバード型データメモリ回路、2
2…ノイマン型メモリ回路、23…バスアーキテクチャ
選択回路、24…バス、25…バスリクエストノイマ
ン、26…バスリクエストハーバード、32…バス変換
ブロック、35…データ用メモリコントローラ、41′
…メモリc、42′…メモリd。
34…命令用メモリコントローラ、4,31…ノイマン
プロセッサ、5,33,33′…ハーバードプロセッ
サ、13…バンクA、14…バンクB、15,17…メ
モリアクセス回路、16,18…メモリ読み書き回路、
19…ハーバード型処理回路、20…ハーバード型命令
メモリ回路、21…ハーバード型データメモリ回路、2
2…ノイマン型メモリ回路、23…バスアーキテクチャ
選択回路、24…バス、25…バスリクエストノイマ
ン、26…バスリクエストハーバード、32…バス変換
ブロック、35…データ用メモリコントローラ、41′
…メモリc、42′…メモリd。
Claims (4)
- 【請求項1】 異なるバスアーキテクチャによるアクセ
ス方式の動作を行うべく用意されている各プロセッサを
備えるメモリ装置におけるメモリを共通のバスを介して
該プロセッサによりアクセスを可能にして構成されるメ
モリシステムにおけるメモリ制御装置おいて、前記メモ
リの読み書きの制御を行う共通の制御手段と、前記異な
るバスアーキテクチャによるアクセス方式にそれぞれ従
うバス入力を前記共通の制御手段への入力信号として処
理する各アクセス方式に対応する信号処理手段と、前記
各プロセッサでバスを確保したことにもとづいて生成さ
れ前記メモリ制御装置自体を制御するために用いる制御
用信号から前記異なるバスアーキテクチャによるアクセ
ス方式の違いを認識する認識手段と、該認識手段の認識
結果によって各アクセス方式に対応する前記信号処理手
段を選択する選択手段とを備え、該選択手段の動作によ
り前記異なるバスアーキテクチャから選択された特定の
バスアーキテクチャを構築するようにしたことを特徴と
するメモリ制御装置。 - 【請求項2】 前記プロセッサによる前記バス入力を複
数ビットの構成とし、前記メモリとして複数のメモリが
用意される場合に、該複数のメモリの各々に対し同時に
読み書きを行うように該複数のメモリ毎に前記共通の制
御手段としての制御バンクを設けるとともに、該制御バ
ンクに対応した各アクセス方式に対応する前記信号処理
手段を設けるようにしたことを特徴とする請求項1記載
のメモリ制御装置。 - 【請求項3】 前記プロセッサがノイマン型バスアーキ
テクチャ及びハーバード型バスアーキテクチャを構築す
べく用意されるとともに、各アクセス方式に対応する前
記信号処理手段としてのバスマスターデバイスにより前
記バスを構成する複数ビットに対してそのビット順位に
応じ前記制御バンクを割り当て、ハーバード型バスアー
キテクチャ及びノイマン型バスアーキテクチャの構築を
可能とするようにしたことを特徴とする請求項2記載の
メモリ制御装置。 - 【請求項4】 前記プロセッサの動作に従って前記共通
のバスを介して入力されるバス入力により請求項1ない
し3のいずれかに記載のメモリ制御装置を動作させるこ
とにより前記メモリを制御して前記異なるバスアーキテ
クチャによるアクセス方式の動作を行うことにより前記
メモリのアクセスを可能とするメモリシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5498497A JPH10254767A (ja) | 1997-03-10 | 1997-03-10 | メモリ制御装置及び該メモリ制御装置によるメモリシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5498497A JPH10254767A (ja) | 1997-03-10 | 1997-03-10 | メモリ制御装置及び該メモリ制御装置によるメモリシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10254767A true JPH10254767A (ja) | 1998-09-25 |
Family
ID=12985923
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5498497A Pending JPH10254767A (ja) | 1997-03-10 | 1997-03-10 | メモリ制御装置及び該メモリ制御装置によるメモリシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10254767A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001067271A1 (fr) * | 2000-03-10 | 2001-09-13 | Hitachi, Ltd. | Dispositif de traitement d'informations |
JP2005293596A (ja) * | 2004-04-02 | 2005-10-20 | Arm Ltd | データ要求のアービトレーション |
US8631183B2 (en) | 2009-06-25 | 2014-01-14 | Seiko Epson Corporation | Integrated circuit system, and data readout method |
-
1997
- 1997-03-10 JP JP5498497A patent/JPH10254767A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001067271A1 (fr) * | 2000-03-10 | 2001-09-13 | Hitachi, Ltd. | Dispositif de traitement d'informations |
JP2005293596A (ja) * | 2004-04-02 | 2005-10-20 | Arm Ltd | データ要求のアービトレーション |
US8631183B2 (en) | 2009-06-25 | 2014-01-14 | Seiko Epson Corporation | Integrated circuit system, and data readout method |
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