JPH10251125A - 化粧料 - Google Patents

化粧料

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JPH10251125A
JPH10251125A JP5601397A JP5601397A JPH10251125A JP H10251125 A JPH10251125 A JP H10251125A JP 5601397 A JP5601397 A JP 5601397A JP 5601397 A JP5601397 A JP 5601397A JP H10251125 A JPH10251125 A JP H10251125A
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JP
Japan
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titanium oxide
water
particle size
component
soluble polymer
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JP5601397A
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English (en)
Inventor
Minoru Onaki
稔 小名木
Akira Matsueda
明 松枝
Kunio Saegusa
邦夫 三枝
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Kose Corp
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Kose Corp
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】使用性に優れ、顔料の分散性が良好で、優れた
経時安定性を有する化粧料を提供する。 【解決手段】(A)一次粒径が0.1〜14μmであ
り、(D90−D10)/D50〔但し、D90、D1
0及びD50は、それぞれ粒度分布の積算値が90%、
10%及び50%に相当する粒径である。〕で定義され
るスパンが2以下である酸化チタン粉末、(B)水性成
分、及び(C)水溶性高分子を含有する化粧料である。
酸化チタン粉末の一次粒径は0.1〜10μmが好まし
い。また水溶性高分子はイオン性水溶性高分子が好まし
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は化粧料に関するもの
であり、さらに詳しくは、特定の粒子の大きさを有し、
粒度分布が狭い酸化チタン粉末と水溶性高分子と水性成
分とを配合することにより、分散性が良好で粘度上昇を
生じない安定な化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、酸化チタンを白色顔料として、或
いは紫外線遮断剤として、化粧料に配合することが行わ
れている。そして、この化粧料に配合する酸化チタンと
しては粒径0.2〜1μmの粒子が使用されており、ま
た最大粒径0.1μm以下であり平均粒径30〜40m
μの微粒子を配合することも知られている(特公昭47
−42502号公報)。また、水溶性高分子の水に溶解
又は分散・膨潤する性質を利用して、化粧料に水溶性高
分子を乳化安定化剤や粉体の沈降防止剤、感触調整剤、
皮膜形成剤、粘性付与剤等として配合することが従来か
ら行われている。例えば、液状又は乳液状の化粧料であ
るリキッドファンデーション等では、エマルジョンの安
定化並びに粉体の沈降防止等を目的として、水溶性高分
子が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、水溶性
高分子が配合されている化粧料に酸化チタン粉末を配合
すると、水溶性高分子と酸化チタンとの相互作用によ
り、酸化チタン粉末が凝集して分散性が悪化したり、系
の粘度が上昇する。しかして、このように分散性が悪化
したり、系の粘度が上昇すると、肌に塗布する際、延び
や広がりが悪くなり、使用性に支障をきたすという問題
点を生じる。本発明は、酸化チタン粉末と水溶性高分子
とを配合した化粧料について、粉末の分散性が良好で、
系の粘度が上昇することなく、且つ安定性に優れた化粧
料を提供することを目的とする。
【0004】
【問題を解決するための手段】本発明者等は、上記実情
に鑑み、酸化チタン粉末と水溶性高分子とを配合した化
粧料について鋭意研究を重ねた結果、特定の酸化チタン
粉末を使用することにより、水溶性高分子との相互作用
を示さず、分散性が良好で安定な化粧料が得られること
を見出し、本発明を完成するに至った。すなわち、本発
明は、(A)一次粒径が0.1〜14μmであり、且つ
(D90−D10)/D50〔但し、D90、D10及
びD50は、それぞれ粒度分布の積算値が90%、10
%及び50%に相当する粒径である。〕で定義されるス
パンが2以下である酸化チタン粉末、(B)水性成分、
及び(C)水溶性高分子を含有することを特徴とする化
粧料である。以下、本発明を詳細に説明する。
【0005】本発明に使用される成分(A)は、一次粒
径が0.1〜14μmであり、且つ、後述する特定の粒
度分布を有する酸化チタン粉末である。ここで、一次粒
径とは、粒子を球状と仮定してBET比表面積から下記
式により計算されるBET径をいう。BET比表面積は
フローソープを用いて測定される。
【0006】
【数1】
【0007】本発明で用いられる酸化チタン粉末の一次
粒径は、0.1〜14μmであるが、より好ましくは、
0.4〜10μmである。一次粒径が14μmを超える
と肌への付着が低下し、使用感が劣るようになる。ま
た、一次粒径が0.1μm未満の場合は、凝集力が強く
なり、分散性が悪化するため好ましくない。
【0008】さらに、本発明に使用される成分(A)の
酸化チタン粉末は、粒度分布が狭い特定のものである。
粒度分布を示す指標として、下記式で定義されるスパン
を用いる。 スパン=(D90−D10)/D50 ここで、D90、D10及びD50とは、それぞれ粒度
分布の積算値が90%、10%及び50%に相当する粒
径である。粒度分布は、セディグラフ(マイクロメリテ
ィック社製)を用いて測定することができる。
【0009】本発明に用いられる粒度分布が狭い酸化チ
タン粉末は、その製造方法は必ずしも限定されない。例
えば、特開平7−187613号公報に記載されている
塩化水素ガスを含有する雰囲気ガス中で酸化チタン又は
酸化チタン前駆体を焼成する方法により得ることができ
る。また、フラックス法を用いて製造される酸化チタン
結晶を粉砕し、分級して調製することもできる。更に
は、酸化チタン粉末を乾式ボールミル、湿式ボールミ
ル、振動ミル、ロールミル、ジェットミル等により粉砕
した後に分級して調製することもできる。そして、特定
サイズの粒径を有し、且つ粒度分布が狭い酸化チタン粉
末を分級によって調製するには、酸化チタン粉末をジャ
イロシフターやハンマースクリーンのような振動篩、ス
パイラル分級器や水力分級器のような湿式分級法、動式
又は遠心式の風力分級器のような乾式分級器法、あるい
は浮遊選鉱法等のような周知の分級工程の一種又は二種
以上を組み合わせて行う。
【0010】成分(A)の酸化チタン(以下、「単結晶
酸化チタン」とも称す)は、そのまま配合しても、ある
いは、肌への付着性や分散性の向上を目的として、公知
の方法により表面処理したり、他の粉体と複合化して配
合しても良い。配合量は、特に限定されないが、好まし
くは、0.1〜60重量%であり、より好ましくは、1
〜40重量%、更に好ましくは、2〜30重量%であ
る。
【0011】本発明に使用される成分(B)の水性成分
としては、精製水、水性植物抽出液、海水等の天然水、
グリセリン、1,3−ブチレングリコール、プロピレン
グリコール等の多価アルコール等が挙げられる。本発明
に使用される成分(B)の配合量は、特に限定されない
が、好ましくは、1〜99重量%、より好ましくは、2
〜90重量%である。
【0012】本発明に使用される成分(C)の水溶性高
分子とは、通常化粧料の分野で使用され、人体に対して
安全とされているものである。例えば、グアーガム、ロ
ーカストビーンガム、アラビアガム、マンナン、カラギ
ーナン、ガラクタン、トラガント、ペクチン等の植物系
水溶性高分子類、キサンタンガム、デキストリン、サク
シノグルカン、カードラン等の微生物系水溶性高分子
類、ゼラチン、カゼイン、アルブミン、コラーゲン等の
動物系水溶性高分子類、メチルセルロース、エチルセル
ロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロ
ピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチル
ヒドロキシプロピルセルロース、カチオン化セルロース
等のセルロース系半合成高分子類、デンプン、カルボキ
シメチルデンプン、メチルデンプン、カチオン化デンプ
ン等のデンプン系半合成水溶性高分子類、アルギン酸
塩、アルギン酸プロピレングリコール等のアルギン酸系
半合成水溶性高分子類、ポリビニルアルコール、ポリビ
ニルピロリドン、ポリビニルメチルエーテル、カルボキ
シビニルポリマー、ポリアクリル酸塩、アルキル付加カ
ルボキシビニルポリマー等の合成系水溶性高分子類等が
挙げられる。
【0013】上記の水溶性高分子の中でも、特にカラギ
ーナン、キサンタンガム、カチオン化セルロース、カチ
オン化デンプン、アルギン酸塩、カルボキシビニルポリ
マー、ポリアクリル酸塩、アルキル付加カルボキシビニ
ルポリマー等のイオン性水溶性高分子が好ましい。イオ
ン性水溶性高分子はカチオン性でもアニオン性でもよ
い。これらのイオン性水溶性高分子を用いることによ
り、酸化チタン粒子の分散性が一層良好になり、エマル
ションの安定化並びに粉体の沈降防止効果がより顕著な
ものとなる。本発明に使用される成分(C)の配合量
は、特に限定されないが、好ましくは、0.001〜2
0重量%、より好ましくは0.01〜10重量%であ
る。
【0014】本発明の化粧料は、化粧水、乳液、クリー
ム、パック、日焼け止め、マッサージ料、洗顔料等のス
キンケア化粧料、シャンプー、リンス等のヘアケア化粧
料、ファンデーション、下地料、口紅、アイライナー、
美爪料等のメイクアップ化粧料のいずれでもよく、剤型
としては、水性液状、固形状、多層状、油中水型乳化
状、水中油型乳化状、W/O/W型乳化状、可溶化状等
のいずれでもよい。
【0015】本発明の化粧料には、上記必須成分の他
に、通常化粧料に用いられる成分を必要に応じて適宜配
合することが出来る。粉体としては、例えば、タルク、
カオリン、セリサイト、マイカ、炭酸マグネシウム、炭
酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウ
ム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ケイ酸カルシウ
ム、無水ケイ酸等の無機体質顔料、上述した範囲外の酸
化チタン並びに酸化亜鉛等の無機白色顔料、ベンガラ、
黄酸化鉄、黒酸化鉄、グンジョウ、コンジョウ、カーボ
ンブラック等の無機着色顔料、雲母チタン、酸化鉄雲母
チタン、オキシ塩化ビスマス等のパール剤、タール系色
素、天然色素等の有機着色顔料、ナイロンパウダー、シ
リコーン樹脂パウダー、シルクパウダー、ポリスチレ
ン、ポリエチレンパウダー、結晶セルロース、N−アシ
ルリジン等の有機粉体が挙げられる。なお、これら粉体
は、フッ素化合物、シリコーン系化合物、金属石鹸、ロ
ウ、油脂、炭化水素等を用いて表面処理を施したもの
や、1種類以上を組み合わせて複合化したものであって
もよい。
【0016】必要に応じて適宜配合する油分としては、
例えば、オリーブ油、ひまし油、ホホバ油、ミンク油等
の油脂類、ミツロウ、ラノリン、キャンデリラロウ等の
ロウ類、流動パラフィン、スクワラン、ワセリン、パラ
フィンワックス、マイクロクリスタリンワックス等の炭
化水素、ステアリン酸、オレイン酸等の脂肪酸、セタノ
ール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等の
高級アルコール、ミリスチン酸イソプロピル、トリオク
タン酸グリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル
等のエステル類、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラノリ
ンアルコール等のラノリン誘導体、ジメチルポリシロキ
サン、メチルフェニルポリシロキサン等のシリコーン
油、ポリオキシアルキレン変性やアルキル変性したシリ
コーン油、パーフルオロデカン、パーフルオロオクタン
等のフッ素系油類等を挙げることができる。その他、有
機溶剤、樹脂、可塑剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防
腐剤、界面活性剤、保湿剤、香料、アルコール、増粘
剤、美容成分等が挙げられる。
【0017】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を更に説明する
が、本発明はこれによって何ら限定されるものではな
い。 製造例1 単結晶酸化チタン メタチタン酸(チタン工業社製)に酸化チタン粉末(商
品名;CR−EL、石原産業社製)を添加して混合した
粉末を原料として用いた。この原料を30体積%の塩化
水素ガス及び70体積%の窒素ガスを含有する雰囲気ガ
ス中で、温度1,000℃にて2時間焼成した。このよ
うにして得られた単結晶酸化チタンのBET比表面積
は、2.4m2/gであり、これから求められたBET
径は、0.59μmであった。セディグラフ(マイクロ
メリティックス社製)から求められた粒径D90、D1
0、D50は、それぞれ、1.3μm、0.5μm及び
0.8μmとなり、スパンは1.0となった。
【0018】実施例1〜6及び比較例1〜2 乳化ファ
ンデーション(O/W) 下記表1に示す組成の乳化ファンデーションを製造し、
使用性(のび広がり)、顔料分散性並びに経時安定性に
ついて評価した。
【0019】
【表1】
【0020】(製造方法) A:成分1〜8を混合分散する。 B:成分9〜13を加熱混合する。 C:成分14〜19及び21を混合後、これにAを添加
して均一に分散し、加熱する。 D:BにCを添加して乳化混合する。 E:Dを冷却し、成分20を添加混合して乳化ファンデ
ーション(O/W)を得た。
【0021】(評価方法) 1.使用性 化粧歴10年以上の女性パネル40名により、肌に塗布
した際ののび広がりについて使用テストを行った。良い
と判定した人数により、下記基準にて評価した。 [評価][良いと判断した人数] ◎:35名以上 ○:25〜34名 △:15〜24名 ×:15名未満
【0022】2.顔料分散性 製造した乳化ファンデーションを顕微鏡にて観察し、顔
料の分散状態を下記基準より評価した。 [評価][内容] ◎:非常に良好。 ○:良好。 △:顔料の凝集体が混在している。 ×:明らかに顔料が凝集している。
【0023】3.経時安定性 製造した乳化ファンデーションを50℃の恒温槽に保存
し、1カ月後の粘度変化を目視にて、また、顔料の分散
状態を顕微鏡にて観察し、下記基準より評価した。 [評価][内容] ◎:変化なし。 ○:ほとんど変化なし。 △:粘度上昇及び/又は顔料凝集傾向がみられる。 ×:粘度上昇及び/又は顔料凝集が顕著である。 上記評価方法により得られた結果を表1に併せて示す。
【0024】表1の結果から明らかなように、本発明に
係わる実施例1〜6は、塗布時の使用感(のび広がり)
が良く、顔料分散性も良好であり、かつ経時安定性に優
れた乳化ファンデーションであった。
【0025】 実施例7 日焼け止め乳液(O/W) (成分) (%) 1.ステアリン酸 2.5 2.セタノール 1.5 3.トリオクタン酸グリセリル 5.0 4.ジメチルポリシロキサン 5.0 5.ポリオキシエチレン(20)モノオレイン酸エステル 2.0 6.オクチルメトキシシンナメート 7.0 7.オキシベンゾン 0.5 8.単結晶酸化チタン(製造例1) 8.0 9.プロプレングリコール 8.0 10.トリエタノールアミン 1.5 11.アルキル変性カルボキシビニルポリマー 0.3 12.防腐剤 0.1 13.香料 0.05 14.精製水 58.6
【0026】(製造方法) A:成分1〜7を加熱溶解する。 B:成分8〜12及び14を均一に混合分散し、加熱す
る。 C:AにBを添加して乳化混合する。 D:Cを冷却し、成分13を添加混合して日焼け止め乳
液(O/W)を得た。 実施例7は、のびが良く、顔料が均一に分散しているた
め塗りむらがなく、経時安定性も優れた日焼け止め乳液
であった。
【0027】 実施例8 乳化ファンデーション(W/O) (成分) (%) 1.単結晶酸化チタン(製造例1) 20.0 2.ベンガラ 2.0 3.黄酸化鉄 4.0 4.黒酸化鉄 0.8 5.オクタメチルシクロテトラシロキサン 20.0 6.ポリエーテル変性シリコーン 5.0 7.トリメチルシロキシケイ酸 5.0 8.ジメチルポリシロキサン 10.0 9.セチルイソオクタネート 5.0 10.グリセリン 5.0 11.カルボキシビニルポリマー 0.3 12.水酸化ナトリウム 0.1 13.防腐剤 0.1 14.香料 0.05 15.精製水 22.65
【0028】(製造方法) A:成分1〜9を均一に混合分散し、加熱する。 B:成分10〜13及び15を均一に混合し、加熱す
る。 C:AにBを添加して乳化混合する。 D:Cを冷却し、成分14を添加混合して乳化ファンデ
ーション(W/O)を得た。 実施例8は、肌にのばし易く、顔料が均一に分散してい
るため外観色とつけ色のギャップのない、長期保存して
も変化の少ない乳化ファンデーションであった。
【0029】 実施例9 下地クリーム(O/W) (成分) (%) 1.ステアリン酸 2.0 2.セタノール 1.0 3.グリセリンモノステアレート 1.0 4.スクワラン 5.0 5.トリオクタン酸グリセリル 3.0 6.デカメチルシクロペンタシロキサン 5.0 7.トリメチルシロキシケイ酸 3.0 8.単結晶酸化チタン 3.0 9.ポリアクリル酸ナトリウム 0.5 10.キサンタンガム 0.2 11.水酸化ナトリウム 0.2 12.1,3−ブチレングリコール 5.0 13.防腐剤 0.1 14.香料 0.03 15.精製水 70.97
【0030】(製造方法) A:成分1〜8を均一に混合分散し、加熱する。 B:成分9〜13及び15を均一に混合し、加熱する。 C:AにBを添加して乳化混合する。 D:Cを冷却し、成分14を添加混合して下地クリーム
(O/W)を得た。 実施例9は、のびが良く、顔料分散性も良好であり、か
つ経時安定性にも優れた下地クリームであった。
【0031】
【発明の効果】本発明の化粧料は、特定の粒径並びに粒
度分布を有する単結晶酸化チタンと水性成分と水溶性高
分子とを配合することにより、酸化チタンと水溶性高分
子との相互作用による酸化チタンの凝集が低減され、分
散性が向上するため、使用性に優れ、粘度上昇のない、
優れた経時安定性を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三枝 邦夫 茨城県つくば市北原6番 住友化学工業株 式会社筑波研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)一次粒径が0.1〜14μmであ
    り、且つ(D90−D10)/D50〔但し、D90、
    D10及びD50は、それぞれ粒度分布の積算値が90
    %、10%及び50%に相当する粒径である。〕で定義
    されるスパンが2以下である酸化チタン粉末、(B)水
    性成分、及び(C)水溶性高分子、を含有することを特
    徴とする化粧料。
  2. 【請求項2】成分(A)の一次粒径が、0.4〜10μ
    mであることを特徴とする請求項1記載の化粧料。
  3. 【請求項3】成分(C)が、イオン性の水溶性高分子で
    あることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載
    の化粧料。
JP5601397A 1997-03-11 1997-03-11 化粧料 Pending JPH10251125A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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