JPH10250074A - 圧電素子駆動回路及びインクジェット記録装置 - Google Patents
圧電素子駆動回路及びインクジェット記録装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は圧電素子駆動回路及びインクジェッ
ト記録装置に関し、簡単、且つ、安価な回路構成で、
又、低消費電力で複数の圧電素子を駆動可能とすること
を目的とする。 【解決手段】 共通電極と、個別に駆動される個別電極
とを有する圧電素子を複数駆動する圧電素子駆動回路で
あって、共通電極が共通に接続された複数の圧電素子か
らなる第１の圧電素子群の各圧電素子を第１のイネーブ
ル信号に応じてイネーブル状態とする第１のスイッチ回
路と、共通電極が共通に接続され、該第１の圧電素子群
とは異なる複数の圧電素子からなる第２の電素子群の各
圧電素子を第２のイネーブル信号に応じてイネーブル状
態とする第２のスイッチ回路と、該第１の圧電素子群及
び該第２の圧電素子群の対応する圧電素子の個別電極を
記録データに基づいて共通に駆動する駆動回路部とを備
えるように構成する。
ト記録装置に関し、簡単、且つ、安価な回路構成で、
又、低消費電力で複数の圧電素子を駆動可能とすること
を目的とする。 【解決手段】 共通電極と、個別に駆動される個別電極
とを有する圧電素子を複数駆動する圧電素子駆動回路で
あって、共通電極が共通に接続された複数の圧電素子か
らなる第１の圧電素子群の各圧電素子を第１のイネーブ
ル信号に応じてイネーブル状態とする第１のスイッチ回
路と、共通電極が共通に接続され、該第１の圧電素子群
とは異なる複数の圧電素子からなる第２の電素子群の各
圧電素子を第２のイネーブル信号に応じてイネーブル状
態とする第２のスイッチ回路と、該第１の圧電素子群及
び該第２の圧電素子群の対応する圧電素子の個別電極を
記録データに基づいて共通に駆動する駆動回路部とを備
えるように構成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は圧電素子駆動回路及
びインクジェット記録装置に係り、特に記録ヘッドの加
圧手段として用いられる圧電素子を駆動する圧電素子駆
動回路及びこのような圧電素子駆動回路を有するインク
ジェット記録装置に関する。インクジェット記録装置に
は、大別して圧電素子を加圧手段として用いてインクを
噴射する記録ヘッドを有するものと、発熱素子によりイ
ンクに気泡を発生させてインクを噴射する記録ヘッドを
有するものとがある。後者の記録ヘッドの場合、インク
粒の大きさの制御が難しい。これに対し、前者の記録ヘ
ッドでは、圧電素子によるインクチャンバの機械的な変
形でインクを噴射する構造であるため、圧電素子に印加
する駆動信号波形によりインク粒の大きさを比較的容易
に制御することが可能である。
びインクジェット記録装置に係り、特に記録ヘッドの加
圧手段として用いられる圧電素子を駆動する圧電素子駆
動回路及びこのような圧電素子駆動回路を有するインク
ジェット記録装置に関する。インクジェット記録装置に
は、大別して圧電素子を加圧手段として用いてインクを
噴射する記録ヘッドを有するものと、発熱素子によりイ
ンクに気泡を発生させてインクを噴射する記録ヘッドを
有するものとがある。後者の記録ヘッドの場合、インク
粒の大きさの制御が難しい。これに対し、前者の記録ヘ
ッドでは、圧電素子によるインクチャンバの機械的な変
形でインクを噴射する構造であるため、圧電素子に印加
する駆動信号波形によりインク粒の大きさを比較的容易
に制御することが可能である。
【０００２】
【従来の技術】図５は、インクジェット記録装置の圧電
素子を駆動する従来の圧電素子駆動回路の一例を示す回
路図である。圧電素子は、回路上ではコンデンサに見え
るので、同図では圧電素子をコンデンサとして示す。図
５に示す圧電素子駆動回路は、電源電圧Ｖｃｃと接地と
の間に設けられたトランジスタ１０１，１０２と、ダイ
オード１０３，１０３と、抵抗１０４，１０６とからな
り、圧電素子（コンデンサ）１０７に対して図示の如く
接続されている。ダイオード１０３及び抵抗１０４と、
ダイオード１０５及び抵抗１０６とは、夫々圧電素子１
０７の充放電時定数を決定する。圧電素子１０７は、ト
ランジスタ１０１，１０２にパルス信号を印加すること
により駆動される。
素子を駆動する従来の圧電素子駆動回路の一例を示す回
路図である。圧電素子は、回路上ではコンデンサに見え
るので、同図では圧電素子をコンデンサとして示す。図
５に示す圧電素子駆動回路は、電源電圧Ｖｃｃと接地と
の間に設けられたトランジスタ１０１，１０２と、ダイ
オード１０３，１０３と、抵抗１０４，１０６とからな
り、圧電素子（コンデンサ）１０７に対して図示の如く
接続されている。ダイオード１０３及び抵抗１０４と、
ダイオード１０５及び抵抗１０６とは、夫々圧電素子１
０７の充放電時定数を決定する。圧電素子１０７は、ト
ランジスタ１０１，１０２にパルス信号を印加すること
により駆動される。
【０００３】図５に示す如き圧電素子駆動回路は、各圧
電素子に対して設けられる。このため、圧電素子の数に
応じて圧電素子駆動回路内のスイッチング素子（トラン
ジスタ）の数が増大し、回路が複雑化すると共に高価と
なってしまう。図６は、インクジェット記録装置の圧電
素子を駆動する従来の圧電素子駆動回路の他の例を示す
回路図である。同図に示す圧電素子駆動回路は、複数の
圧電素子を駆動する構成となっている。
電素子に対して設けられる。このため、圧電素子の数に
応じて圧電素子駆動回路内のスイッチング素子（トラン
ジスタ）の数が増大し、回路が複雑化すると共に高価と
なってしまう。図６は、インクジェット記録装置の圧電
素子を駆動する従来の圧電素子駆動回路の他の例を示す
回路図である。同図に示す圧電素子駆動回路は、複数の
圧電素子を駆動する構成となっている。
【０００４】図６に示す圧電素子駆動回路は、電源電圧
Ｖｃｃと接地との間に設けられたトランジスタ１０８，
１０９と、複数の圧電素子（コンデンサ）１０７−１〜
１０７−ｎに対して設けられた複数のスイッチ回路１１
１−１〜１１１−ｎとからなる。圧電素子１０７−１〜
１０７−ｎの共通電極はトランジスタ１０８，１０９を
接続するノードに共通に接続され、個別電極は対応する
スイッチ回路１１１−１〜１１１−ｎを介して接地され
ている。各スイッチ回路１１１−１〜１１１−ｎは、ト
ランジスタＴｒ及びダイオードＤを有し、トランジスタ
Ｔｒに印加される信号により各スイッチ回路１１１−１
〜１１１−ｎがオンとなって対応する圧電素子１０７−
１〜１０７−ｎを接地して駆動可能とする。
Ｖｃｃと接地との間に設けられたトランジスタ１０８，
１０９と、複数の圧電素子（コンデンサ）１０７−１〜
１０７−ｎに対して設けられた複数のスイッチ回路１１
１−１〜１１１−ｎとからなる。圧電素子１０７−１〜
１０７−ｎの共通電極はトランジスタ１０８，１０９を
接続するノードに共通に接続され、個別電極は対応する
スイッチ回路１１１−１〜１１１−ｎを介して接地され
ている。各スイッチ回路１１１−１〜１１１−ｎは、ト
ランジスタＴｒ及びダイオードＤを有し、トランジスタ
Ｔｒに印加される信号により各スイッチ回路１１１−１
〜１１１−ｎがオンとなって対応する圧電素子１０７−
１〜１０７−ｎを接地して駆動可能とする。
【０００５】図６に示す圧電素子駆動回路の場合、圧電
素子の数に応じた圧電素子駆動回路内のスイッチング素
子（トランジスタ）の数の増大は、図５に示す圧電素子
駆動回路を圧電素子の数分設ける場合と比べると多少改
善される。
素子の数に応じた圧電素子駆動回路内のスイッチング素
子（トランジスタ）の数の増大は、図５に示す圧電素子
駆動回路を圧電素子の数分設ける場合と比べると多少改
善される。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】記録ヘッドの記録速度
を向上させる手段としては、インクを噴射するノズルの
数を増加させることが有効である。この場合、各ノズル
に対して１つの圧電素子が必要となるので、高速記録を
実現するためには、圧電素子数の増加は避けられない。
を向上させる手段としては、インクを噴射するノズルの
数を増加させることが有効である。この場合、各ノズル
に対して１つの圧電素子が必要となるので、高速記録を
実現するためには、圧電素子数の増加は避けられない。
【０００７】しかし、圧電素子は、電気的にはコンデン
サとして見えるため、発熱素子のようにマトリクス接続
すると、個々の圧電素子に分圧された信号電圧が印加さ
れてしまう。このため、本来駆動されるべきではない圧
電素子も、分圧された信号電圧の印加により駆動されて
しまい、インクを噴射してしまう可能性がある。従っ
て、圧電素子の誤動作を防止するためには、圧電素子を
マトリクス接続することはできない。
サとして見えるため、発熱素子のようにマトリクス接続
すると、個々の圧電素子に分圧された信号電圧が印加さ
れてしまう。このため、本来駆動されるべきではない圧
電素子も、分圧された信号電圧の印加により駆動されて
しまい、インクを噴射してしまう可能性がある。従っ
て、圧電素子の誤動作を防止するためには、圧電素子を
マトリクス接続することはできない。
【０００８】この結果、図６からもわかるように、従来
の圧電素子駆動回路では、各圧電素子に対して少なくと
も１つのスイッチング素子が必要となり、回路が複雑化
すると共に、高価になるという問題があった。更に、ス
イッチング素子数の増大により、圧電素子駆動回路の消
費電力も増大してしまうという問題もあった。そこで、
本発明は、簡単、且つ、安価な回路構成で、又、低消費
電力で複数の圧電素子を駆動可能な圧電素子駆動回路及
びインクジェット記録装置を提供することを目的とす
る。
の圧電素子駆動回路では、各圧電素子に対して少なくと
も１つのスイッチング素子が必要となり、回路が複雑化
すると共に、高価になるという問題があった。更に、ス
イッチング素子数の増大により、圧電素子駆動回路の消
費電力も増大してしまうという問題もあった。そこで、
本発明は、簡単、且つ、安価な回路構成で、又、低消費
電力で複数の圧電素子を駆動可能な圧電素子駆動回路及
びインクジェット記録装置を提供することを目的とす
る。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、請求項１
記載の、共通電極と、個別に駆動される個別電極とを有
する圧電素子を複数駆動する圧電素子駆動回路であっ
て、共通電極が共通に接続された複数の圧電素子からな
る第１の圧電素子群の各圧電素子を第１のイネーブル信
号に応じてイネーブル状態とする第１のスイッチ回路
と、共通電極が共通に接続され、該第１の圧電素子群と
は異なる複数の圧電素子からなる第２の電素子群の各圧
電素子を第２のイネーブル信号に応じてイネーブル状態
とする第２のスイッチ回路と、該第１の圧電素子群及び
該第２の圧電素子群の対応する圧電素子の個別電極を記
録データに基づいて共通に駆動する駆動回路部とを備え
た圧電素子駆動回路によって達成できる。
記載の、共通電極と、個別に駆動される個別電極とを有
する圧電素子を複数駆動する圧電素子駆動回路であっ
て、共通電極が共通に接続された複数の圧電素子からな
る第１の圧電素子群の各圧電素子を第１のイネーブル信
号に応じてイネーブル状態とする第１のスイッチ回路
と、共通電極が共通に接続され、該第１の圧電素子群と
は異なる複数の圧電素子からなる第２の電素子群の各圧
電素子を第２のイネーブル信号に応じてイネーブル状態
とする第２のスイッチ回路と、該第１の圧電素子群及び
該第２の圧電素子群の対応する圧電素子の個別電極を記
録データに基づいて共通に駆動する駆動回路部とを備え
た圧電素子駆動回路によって達成できる。
【００１０】請求項２記載の発明では、請求項１におい
て、前記第１の圧電素子群及び前記第２の圧電素子群は
夫々同数の圧電素子からなり、前記駆動回路部は、該第
１の圧電素子群及び該第２の圧電素子群の対応する各対
の個別電極を前記記録データに基づいて共通に駆動す
る。請求項３記載の発明では、請求項１において、前記
第１の圧電素子群は複数のサブグループからなり、前記
第２の圧電素子群の各圧電素子の共通電極は各サブグル
ープの対応する圧電素子の共通電極と接続されており、
前記第１のスイッチ回路は該第１の圧電素子群の圧電素
子を該サブグループ毎に時分割的にイネーブル状態とす
る。
て、前記第１の圧電素子群及び前記第２の圧電素子群は
夫々同数の圧電素子からなり、前記駆動回路部は、該第
１の圧電素子群及び該第２の圧電素子群の対応する各対
の個別電極を前記記録データに基づいて共通に駆動す
る。請求項３記載の発明では、請求項１において、前記
第１の圧電素子群は複数のサブグループからなり、前記
第２の圧電素子群の各圧電素子の共通電極は各サブグル
ープの対応する圧電素子の共通電極と接続されており、
前記第１のスイッチ回路は該第１の圧電素子群の圧電素
子を該サブグループ毎に時分割的にイネーブル状態とす
る。
【００１１】上記の課題は、請求項４記載の、共通電極
と、個別に駆動される個別電極とを有する圧電素子によ
りインクに圧力を加えてインクを噴射して記録を行うイ
ンクジェット記録装置であって、共通電極が共通に接続
され、第１のイネーブル信号に応じてイネーブル状態と
なる複数の圧電素子からなる第１の電素子群と、共通電
極が共通に接続され、第２のイネーブル信号に応じてイ
ネーブル状態となると共に、該第１の圧電素子群とは異
なる複数の圧電素子からなる第２の電素子群と、該第１
の圧電素子群及び該第２の圧電素子群の対応する圧電素
子の個別電極を記録データに基づいて共通に駆動する駆
動手段とを備えたインクジェット記録装置によっても達
成できる。
と、個別に駆動される個別電極とを有する圧電素子によ
りインクに圧力を加えてインクを噴射して記録を行うイ
ンクジェット記録装置であって、共通電極が共通に接続
され、第１のイネーブル信号に応じてイネーブル状態と
なる複数の圧電素子からなる第１の電素子群と、共通電
極が共通に接続され、第２のイネーブル信号に応じてイ
ネーブル状態となると共に、該第１の圧電素子群とは異
なる複数の圧電素子からなる第２の電素子群と、該第１
の圧電素子群及び該第２の圧電素子群の対応する圧電素
子の個別電極を記録データに基づいて共通に駆動する駆
動手段とを備えたインクジェット記録装置によっても達
成できる。
【００１２】請求項５記載の発明では、請求項４におい
て、前記第１の圧電素子群及び前記第２の圧電素子群は
夫々同数の圧電素子からなり、前記駆動回路部は、該第
１の圧電素子群及び該第２の圧電素子群の対応する各対
の個別電極を前記記録データに基づいて共通に駆動す
る。請求項６記載の発明では、請求項４又は５におい
て、前記第１の圧電素子群の各圧電素子を第１のイネー
ブル信号に応じてイネーブル状態とする第１のスイッチ
回路と、前記第２の電素子群の各圧電素子を第２のイネ
ーブル信号に応じてイネーブル状態とする第２のスイッ
チ回路とを更に備える。
て、前記第１の圧電素子群及び前記第２の圧電素子群は
夫々同数の圧電素子からなり、前記駆動回路部は、該第
１の圧電素子群及び該第２の圧電素子群の対応する各対
の個別電極を前記記録データに基づいて共通に駆動す
る。請求項６記載の発明では、請求項４又は５におい
て、前記第１の圧電素子群の各圧電素子を第１のイネー
ブル信号に応じてイネーブル状態とする第１のスイッチ
回路と、前記第２の電素子群の各圧電素子を第２のイネ
ーブル信号に応じてイネーブル状態とする第２のスイッ
チ回路とを更に備える。
【００１３】請求項７記載の発明では、請求項６におい
て、前記第１の圧電素子群は複数のサブグループからな
り、前記第２の圧電素子群の各圧電素子の共通電極は各
サブグループの対応する圧電素子の共通電極と接続され
ており、前記第１のスイッチ回路は前記第１のイネーブ
ル信号に応じて該第１の圧電素子群の圧電素子を該サブ
グループ毎に時分割的にイネーブル状態とする。
て、前記第１の圧電素子群は複数のサブグループからな
り、前記第２の圧電素子群の各圧電素子の共通電極は各
サブグループの対応する圧電素子の共通電極と接続され
ており、前記第１のスイッチ回路は前記第１のイネーブ
ル信号に応じて該第１の圧電素子群の圧電素子を該サブ
グループ毎に時分割的にイネーブル状態とする。
【００１４】請求項８記載の発明では、請求項４〜７の
いずれかにおいて、前記第１の圧電素子群は単色記録用
のヘッドを構成し、前記第２の圧電素子群は多色記録用
のヘッドを構成する。請求項９記載の発明では、請求項
４〜８のいずれかにおいて、前記駆動手段は、前記第１
の圧電素子群及び前記第２の圧電素子群の圧電素子の個
別電極に印加する駆動信号波形の傾によりインクの噴射
量を制御する。
いずれかにおいて、前記第１の圧電素子群は単色記録用
のヘッドを構成し、前記第２の圧電素子群は多色記録用
のヘッドを構成する。請求項９記載の発明では、請求項
４〜８のいずれかにおいて、前記駆動手段は、前記第１
の圧電素子群及び前記第２の圧電素子群の圧電素子の個
別電極に印加する駆動信号波形の傾によりインクの噴射
量を制御する。
【００１５】請求項１記載の発明によれば、簡単、且
つ、安価な回路構成で、又、低消費電力で複数の圧電素
子を駆動可能である。請求項２記載の発明によれば、例
えば第１の圧電素子群をインクジェット記録装置の単色
記録時にイネーブル状態とし、第２の圧電素子群を多色
記録時にイネーブル状態とすることにより、簡単、且
つ、安価な回路構成で、又、低消費電力でインクジェッ
ト記録装置の複数の圧電素子を駆動可能である。
つ、安価な回路構成で、又、低消費電力で複数の圧電素
子を駆動可能である。請求項２記載の発明によれば、例
えば第１の圧電素子群をインクジェット記録装置の単色
記録時にイネーブル状態とし、第２の圧電素子群を多色
記録時にイネーブル状態とすることにより、簡単、且
つ、安価な回路構成で、又、低消費電力でインクジェッ
ト記録装置の複数の圧電素子を駆動可能である。
【００１６】請求項３記載の発明によれば、第１の圧電
素子群の圧電素子をサブグループ毎に時分割的にイネー
ブル状態とするので、圧電素子のマトリクス駆動が可能
となり、瞬間的に必要となる消費電力の低減も可能とな
る。請求項４記載の発明によれば、簡単、且つ、安価な
回路構成で、又、低消費電力でインクジェット記録装置
の複数の圧電素子を駆動可能である。
素子群の圧電素子をサブグループ毎に時分割的にイネー
ブル状態とするので、圧電素子のマトリクス駆動が可能
となり、瞬間的に必要となる消費電力の低減も可能とな
る。請求項４記載の発明によれば、簡単、且つ、安価な
回路構成で、又、低消費電力でインクジェット記録装置
の複数の圧電素子を駆動可能である。
【００１７】請求項５記載の発明によれば、例えば第１
の圧電素子群をインクジェット記録装置の単色記録時に
イネーブル状態とし、第２の圧電素子群を多色記録時に
イネーブル状態とすることにより、簡単、且つ、安価な
回路構成で、又、低消費電力でインクジェット記録装置
の複数の圧電素子を駆動可能である。請求項６記載の発
明によれば、複数の圧電素子を駆動するためのスイッチ
ング素子数を低減することができる。
の圧電素子群をインクジェット記録装置の単色記録時に
イネーブル状態とし、第２の圧電素子群を多色記録時に
イネーブル状態とすることにより、簡単、且つ、安価な
回路構成で、又、低消費電力でインクジェット記録装置
の複数の圧電素子を駆動可能である。請求項６記載の発
明によれば、複数の圧電素子を駆動するためのスイッチ
ング素子数を低減することができる。
【００１８】請求項７記載の発明によれば、第１の圧電
素子群の圧電素子をサブグループ毎に時分割的にイネー
ブル状態とするので、圧電素子のマトリクス駆動が可能
となり、瞬間的に必要となる消費電力の低減も可能とな
る。請求項８記載の発明によれば、第１の圧電素子群を
インクジェット記録装置の単色記録時にイネーブル状態
とし、第２の圧電素子群を多色記録時にイネーブル状態
とすることにより、簡単、且つ、安価な回路構成で、
又、低消費電力でインクジェット記録装置の複数の圧電
素子を駆動可能である。
素子群の圧電素子をサブグループ毎に時分割的にイネー
ブル状態とするので、圧電素子のマトリクス駆動が可能
となり、瞬間的に必要となる消費電力の低減も可能とな
る。請求項８記載の発明によれば、第１の圧電素子群を
インクジェット記録装置の単色記録時にイネーブル状態
とし、第２の圧電素子群を多色記録時にイネーブル状態
とすることにより、簡単、且つ、安価な回路構成で、
又、低消費電力でインクジェット記録装置の複数の圧電
素子を駆動可能である。
【００１９】請求項９記載の発明によれば、簡単な構成
でインクの噴射量を正確に制御することができる。従っ
て、本発明によれば、簡単、且つ、安価な回路構成で、
又、低消費電力で複数の圧電素子を駆動可能である。
でインクの噴射量を正確に制御することができる。従っ
て、本発明によれば、簡単、且つ、安価な回路構成で、
又、低消費電力で複数の圧電素子を駆動可能である。
【００２０】
【発明の実施の形態】本発明になる圧電素子駆動回路
は、共通電極が共通に接続された複数の圧電素子からな
る第１の圧電素子群の各圧電素子を第１のイネーブル信
号に応じてイネーブル状態とする第１のスイッチ回路
と、共通電極が共通に接続され、第１の圧電素子群とは
異なる複数の圧電素子からなる第２の電素子群の各圧電
素子を第２のイネーブル信号に応じてイネーブル状態と
する第２のスイッチ回路と、第１の圧電素子群及び第２
の圧電素子群の対応する圧電素子の個別電極を記録デー
タに基づいて共通に駆動する駆動回路部とを備えてい
る。
は、共通電極が共通に接続された複数の圧電素子からな
る第１の圧電素子群の各圧電素子を第１のイネーブル信
号に応じてイネーブル状態とする第１のスイッチ回路
と、共通電極が共通に接続され、第１の圧電素子群とは
異なる複数の圧電素子からなる第２の電素子群の各圧電
素子を第２のイネーブル信号に応じてイネーブル状態と
する第２のスイッチ回路と、第１の圧電素子群及び第２
の圧電素子群の対応する圧電素子の個別電極を記録デー
タに基づいて共通に駆動する駆動回路部とを備えてい
る。
【００２１】本発明になる圧電素子駆動回路によれば、
各時点で第１の圧電素子群及び第２の圧電素子群の対応
する圧電素子のうち１つのみが駆動される構成となって
いるため、選択された圧電素子のみを確実に駆動するた
めに要するスイッチング素子の数を大幅に減少すること
ができ、これにより消費電力も低減可能となる。本発明
になるインクジェット記録装置は、共通電極と、個別に
駆動される個別電極とを有する圧電素子によりインクに
圧力を加えてインクを噴射して記録を行うもので、共通
電極が共通に接続され、第１のイネーブル信号に応じて
イネーブル状態となる複数の圧電素子からなる第１の電
素子群と、共通電極が共通に接続され、第２のイネーブ
ル信号に応じてイネーブル状態となると共に、第１の圧
電素子群とは異なる複数の圧電素子からなる第２の電素
子群と、第１の圧電素子群及び第２の圧電素子群の対応
する圧電素子の個別電極を記録データに基づいて共通に
駆動する駆動手段とを備えている。
各時点で第１の圧電素子群及び第２の圧電素子群の対応
する圧電素子のうち１つのみが駆動される構成となって
いるため、選択された圧電素子のみを確実に駆動するた
めに要するスイッチング素子の数を大幅に減少すること
ができ、これにより消費電力も低減可能となる。本発明
になるインクジェット記録装置は、共通電極と、個別に
駆動される個別電極とを有する圧電素子によりインクに
圧力を加えてインクを噴射して記録を行うもので、共通
電極が共通に接続され、第１のイネーブル信号に応じて
イネーブル状態となる複数の圧電素子からなる第１の電
素子群と、共通電極が共通に接続され、第２のイネーブ
ル信号に応じてイネーブル状態となると共に、第１の圧
電素子群とは異なる複数の圧電素子からなる第２の電素
子群と、第１の圧電素子群及び第２の圧電素子群の対応
する圧電素子の個別電極を記録データに基づいて共通に
駆動する駆動手段とを備えている。
【００２２】本発明になるインクジェット記録装置によ
れば、各時点で第１の圧電素子群及び第２の圧電素子群
の対応する圧電素子のうち１つのみが駆動される構成と
なっているため、インクを噴射するために選択された圧
電素子のみを確実に駆動するために要するスイッチング
素子の数を大幅に減少することができ、これにより消費
電力も低減可能となる。又、多数の圧電素子をこのよう
に選択駆動することができるので、高速なインクジェッ
ト記録を実現できる。
れば、各時点で第１の圧電素子群及び第２の圧電素子群
の対応する圧電素子のうち１つのみが駆動される構成と
なっているため、インクを噴射するために選択された圧
電素子のみを確実に駆動するために要するスイッチング
素子の数を大幅に減少することができ、これにより消費
電力も低減可能となる。又、多数の圧電素子をこのよう
に選択駆動することができるので、高速なインクジェッ
ト記録を実現できる。
【００２３】
【実施例】図１は、本発明になるインクジェット記録装
置の第１実施例の要部を示すブロック図である。インク
ジェット記録装置の第１実施例では、本発明になる圧電
素子駆動回路の第１実施例が採用されている。又、イン
クジェット記録装置の第１実施例では、本発明がカラー
インクジェットプリンタに適用されている。
置の第１実施例の要部を示すブロック図である。インク
ジェット記録装置の第１実施例では、本発明になる圧電
素子駆動回路の第１実施例が採用されている。又、イン
クジェット記録装置の第１実施例では、本発明がカラー
インクジェットプリンタに適用されている。
【００２４】インクジェットプリンタは、大略図１に示
す如く接続された中央処理装置（ＣＰＵ）１と、ＲＡＭ
２と、ＲＯＭ３と、ホストインタフェース４と、メカイ
ンタフェース５と、ヘッドインタフェース６と、バス７
と、センサ群１１と、メカドライバ１２と、モータ群１
３と、ヘッドドライバ１４と、記録ヘッド１５とからな
る。
す如く接続された中央処理装置（ＣＰＵ）１と、ＲＡＭ
２と、ＲＯＭ３と、ホストインタフェース４と、メカイ
ンタフェース５と、ヘッドインタフェース６と、バス７
と、センサ群１１と、メカドライバ１２と、モータ群１
３と、ヘッドドライバ１４と、記録ヘッド１５とからな
る。
【００２５】ＣＰＵ１は、インクジェットプリンタ全体
の動作を制御する。ＲＯＭ３は、ＣＰＵ１が実行するプ
ログラムやデータを格納しており、ＲＡＭ２にはＣＰＵ
１が実行する演算処理の中間データ等が格納される。Ｃ
ＰＵ１は、バス７及びホストインタフェース４を介して
ホスト装置（図示せず）に接続されている。ホストイン
タフェース４は、ホスト装置からのコマンドや記録デー
タ等をＣＰＵ１に供給すると共に、ＣＰＵ１からの動作
モード等に関する情報をホスト装置へ供給する。
の動作を制御する。ＲＯＭ３は、ＣＰＵ１が実行するプ
ログラムやデータを格納しており、ＲＡＭ２にはＣＰＵ
１が実行する演算処理の中間データ等が格納される。Ｃ
ＰＵ１は、バス７及びホストインタフェース４を介して
ホスト装置（図示せず）に接続されている。ホストイン
タフェース４は、ホスト装置からのコマンドや記録デー
タ等をＣＰＵ１に供給すると共に、ＣＰＵ１からの動作
モード等に関する情報をホスト装置へ供給する。
【００２６】メカインタフェース５は、使用する記録用
紙のサイズを検出するセンサ等の各種センサからなるセ
ンサ群１１からの検出信号をＣＰＵ１に通知すると共
に、ＣＰＵ１からの指示に基づいてメカドライバ１２を
制御する情報をメカドライバ１２に供給する。これによ
り、メカドライバ１２は、給紙機構、排紙機構やヘッド
送り機構等の機構を駆動する各種モータからなるモータ
群１３をメカインタフェース５からの情報に基づいて制
御する。
紙のサイズを検出するセンサ等の各種センサからなるセ
ンサ群１１からの検出信号をＣＰＵ１に通知すると共
に、ＣＰＵ１からの指示に基づいてメカドライバ１２を
制御する情報をメカドライバ１２に供給する。これによ
り、メカドライバ１２は、給紙機構、排紙機構やヘッド
送り機構等の機構を駆動する各種モータからなるモータ
群１３をメカインタフェース５からの情報に基づいて制
御する。
【００２７】ヘッドインタフェース６は、ＣＰＵ１から
の指示に基づいてヘッドドライバ１４を制御すること
で、記録ヘッド１５のノズルのうちインクを噴射するべ
きノズルと各ノズルから噴射するインクの量を制御す
る。記録ヘッド１５は、単色記録時に使用される黒イン
クを噴射する複数のノズルと、多色記録時に使用される
イエロー、マゼンタ、シアン及び黒インクを噴射する複
数のノズルと、各ノズルに対して設けられた圧電素子と
からなる周知の構成を有する。ＣＰＵ１は、単色記録時
には、単色記録時に使用される黒インクを噴射する複数
のノズルをイネーブル状態に制御する第１のイネーブル
信号をヘッドインタフェース６を介してヘッドドライバ
１４に供給する。又、ＣＰＵ１は、多色記録時には、多
色記録時に使用されるイエロー、マゼンタ、シアン及び
黒インクを噴射する複数のノズルをイネーブル状態に制
御する第２のイネーブル信号をヘッドインタフェース６
を介してヘッドドライバ１４に供給する。本実施例で
は、単色記録時に使用されるノズルの数は、多色記録時
に使用されるノズルの数より大きい。
の指示に基づいてヘッドドライバ１４を制御すること
で、記録ヘッド１５のノズルのうちインクを噴射するべ
きノズルと各ノズルから噴射するインクの量を制御す
る。記録ヘッド１５は、単色記録時に使用される黒イン
クを噴射する複数のノズルと、多色記録時に使用される
イエロー、マゼンタ、シアン及び黒インクを噴射する複
数のノズルと、各ノズルに対して設けられた圧電素子と
からなる周知の構成を有する。ＣＰＵ１は、単色記録時
には、単色記録時に使用される黒インクを噴射する複数
のノズルをイネーブル状態に制御する第１のイネーブル
信号をヘッドインタフェース６を介してヘッドドライバ
１４に供給する。又、ＣＰＵ１は、多色記録時には、多
色記録時に使用されるイエロー、マゼンタ、シアン及び
黒インクを噴射する複数のノズルをイネーブル状態に制
御する第２のイネーブル信号をヘッドインタフェース６
を介してヘッドドライバ１４に供給する。本実施例で
は、単色記録時に使用されるノズルの数は、多色記録時
に使用されるノズルの数より大きい。
【００２８】次に、インクジェットプリンタの動作の概
略を説明する。先ず、ＣＰＵ１はインクジェットプリン
タが記録動作が可能であるレディー状態にあることをホ
ストインタフェース４を介してホスト装置に通知する。
ホスト装置は、アプリケーションから記録指示を受ける
と、インクジェットプリンタがレディー状態にあること
を確認した後、ＣＰＵ１に対して記録解像度や画像処理
等のコマンドを発行し、記録データをホストインタフェ
ース４を介してＣＰＵ１に転送する。
略を説明する。先ず、ＣＰＵ１はインクジェットプリン
タが記録動作が可能であるレディー状態にあることをホ
ストインタフェース４を介してホスト装置に通知する。
ホスト装置は、アプリケーションから記録指示を受ける
と、インクジェットプリンタがレディー状態にあること
を確認した後、ＣＰＵ１に対して記録解像度や画像処理
等のコマンドを発行し、記録データをホストインタフェ
ース４を介してＣＰＵ１に転送する。
【００２９】インクジェットプリンタでは、ホスト装置
からのコマンドの指示に従って、ＣＰＵ１がメカインタ
フェース５やヘッドインタフェース６に各種パラメータ
を設定する。この時、ＣＰＵ１は、ホスト装置からのコ
マンドに従って、記録データが単色記録用のものである
か多色記録用のものであるかを示すフラグもヘッドイン
タフェース６に設定する。このフラグに応じて、ヘッド
インタフェース６は、単色記録時には第１のイネーブル
信号をヘッドドライバ１４に供給し、多色記録時には第
２のイネーブル信号をヘッドドライバ１４に供給する。
記録データは、ＣＰＵ１の制御下で、ヘッドインタフェ
ース６を介してヘッドドライバ１４に供給される。ヘッ
ドドライバ１４は、記録データ及び第１又は第２のイネ
ーブル信号に基づいて、インクを噴射するべきノズルに
対応する圧電素子を駆動するヘッド駆動電圧を記録ヘッ
ド１５に供給する。
からのコマンドの指示に従って、ＣＰＵ１がメカインタ
フェース５やヘッドインタフェース６に各種パラメータ
を設定する。この時、ＣＰＵ１は、ホスト装置からのコ
マンドに従って、記録データが単色記録用のものである
か多色記録用のものであるかを示すフラグもヘッドイン
タフェース６に設定する。このフラグに応じて、ヘッド
インタフェース６は、単色記録時には第１のイネーブル
信号をヘッドドライバ１４に供給し、多色記録時には第
２のイネーブル信号をヘッドドライバ１４に供給する。
記録データは、ＣＰＵ１の制御下で、ヘッドインタフェ
ース６を介してヘッドドライバ１４に供給される。ヘッ
ドドライバ１４は、記録データ及び第１又は第２のイネ
ーブル信号に基づいて、インクを噴射するべきノズルに
対応する圧電素子を駆動するヘッド駆動電圧を記録ヘッ
ド１５に供給する。
【００３０】本実施例では、特にヘッドドライバ１４及
び記録ヘッド１５の構成に特徴があり、図１に示すイン
クジェットプリンタの他の部分には、周知の構成のもの
を使用可能である。このため、以下の説明では、特にヘ
ッドドライバ１４及び記録ヘッド１５の構成及び動作に
ついて説明する。図２は、ヘッドドライバ１４及び記録
ヘッド１５の要部の構成の一実施例を示す回路図であ
る。同図中、ヘッドドライバ１４は、波形生成器２１〜
２３と、第１のスイッチ回路２５と、第２のスイッチ回
路２６とを有する。第１のスイッチ回路２５は、トラン
ジスタＴｒ１及びダイオードＤ１からなり、第２のスイ
ッチ回路２６は、トランジスタＴｒ２及びダイオードＤ
２からなる。第１のスイッチ回路２５には、ＣＰＵ１か
らのイネーブル信号ＥＮ１が供給され、第２のスイッチ
回路２６には、ＣＰＵ１からのイネーブル信号ＥＮ２が
供給される。
び記録ヘッド１５の構成に特徴があり、図１に示すイン
クジェットプリンタの他の部分には、周知の構成のもの
を使用可能である。このため、以下の説明では、特にヘ
ッドドライバ１４及び記録ヘッド１５の構成及び動作に
ついて説明する。図２は、ヘッドドライバ１４及び記録
ヘッド１５の要部の構成の一実施例を示す回路図であ
る。同図中、ヘッドドライバ１４は、波形生成器２１〜
２３と、第１のスイッチ回路２５と、第２のスイッチ回
路２６とを有する。第１のスイッチ回路２５は、トラン
ジスタＴｒ１及びダイオードＤ１からなり、第２のスイ
ッチ回路２６は、トランジスタＴｒ２及びダイオードＤ
２からなる。第１のスイッチ回路２５には、ＣＰＵ１か
らのイネーブル信号ＥＮ１が供給され、第２のスイッチ
回路２６には、ＣＰＵ１からのイネーブル信号ＥＮ２が
供給される。
【００３１】他方、記録ヘッド１５は、シフトレジスタ
３１と、ラッチ回路３２と、スイッチ３３−１〜３３−
ｎと、第１の圧電素子群３４を構成する複数の圧電素子
３４−１〜３４−ｎと、第２の圧電素子群３５を構成す
る複数の圧電素子３５−１〜３５−ｎとを有する。本実
施例では、第１の圧電素子群３４の圧電素子３４−１〜
３４−ｎは、単色記録時に使用され、単色記録時には、
ｍ＞ｎとすると、実際には図示を省略した他の圧電素子
３４−ｎ＋１〜３４−ｍも使用される。第２の圧電素子
群３５の圧電素子３５−１〜３５−ｎは、多色記録時に
使用される。
３１と、ラッチ回路３２と、スイッチ３３−１〜３３−
ｎと、第１の圧電素子群３４を構成する複数の圧電素子
３４−１〜３４−ｎと、第２の圧電素子群３５を構成す
る複数の圧電素子３５−１〜３５−ｎとを有する。本実
施例では、第１の圧電素子群３４の圧電素子３４−１〜
３４−ｎは、単色記録時に使用され、単色記録時には、
ｍ＞ｎとすると、実際には図示を省略した他の圧電素子
３４−ｎ＋１〜３４−ｍも使用される。第２の圧電素子
群３５の圧電素子３５−１〜３５−ｎは、多色記録時に
使用される。
【００３２】第１の圧電素子群３４の圧電素子３４−１
〜３４−ｎの個別電極は、夫々対応するスイッチ３３−
１〜３３−ｎの出力端子に接続されている。同様に、第
２の圧電素子群３５の圧電素子３５−１〜３５−ｎの個
別電極は、夫々対応するスイッチ３３−１〜３３−ｎの
出力端子に接続されている。他方、第１の圧電素子群３
４の圧電素子３４−１〜３４−ｎの共通電極は、共通に
第１のスイッチ回路２５に接続されている。同様に、第
２の圧電素子群３５の圧電素子３５−１〜３５−ｎの共
通電極は、共通に第２のスイッチ回路２６に接続されて
いる。従って、イネーブル信号ＥＮ１がアクティブ（ハ
イレベル）の時、第１の圧電素子群３４の圧電素子３４
−１〜３４−ｎの共通電極は共通に第１のスイッチ回路
２５を介して接地される。又、イネーブル信号ＥＮ２が
アクティブ（ハイレベル）の時、第２の圧電素子群３５
の圧電素子３５−１〜３５−ｎの共通電極は共通に第２
のスイッチ回路２６を介して接地される。
〜３４−ｎの個別電極は、夫々対応するスイッチ３３−
１〜３３−ｎの出力端子に接続されている。同様に、第
２の圧電素子群３５の圧電素子３５−１〜３５−ｎの個
別電極は、夫々対応するスイッチ３３−１〜３３−ｎの
出力端子に接続されている。他方、第１の圧電素子群３
４の圧電素子３４−１〜３４−ｎの共通電極は、共通に
第１のスイッチ回路２５に接続されている。同様に、第
２の圧電素子群３５の圧電素子３５−１〜３５−ｎの共
通電極は、共通に第２のスイッチ回路２６に接続されて
いる。従って、イネーブル信号ＥＮ１がアクティブ（ハ
イレベル）の時、第１の圧電素子群３４の圧電素子３４
−１〜３４−ｎの共通電極は共通に第１のスイッチ回路
２５を介して接地される。又、イネーブル信号ＥＮ２が
アクティブ（ハイレベル）の時、第２の圧電素子群３５
の圧電素子３５−１〜３５−ｎの共通電極は共通に第２
のスイッチ回路２６を介して接地される。
【００３３】波形生成器２１は、ＣＰＵ１から得られる
波形データに基づいて図３に示す如き波形ｗ１を有する
ヘッド駆動電圧を生成して各スイッチ３３−１〜３３−
ｎに供給する。波形生成器２２は、ＣＰＵ１から得られ
る波形データに基づいて図３に示す如き波形ｗ２を有す
るヘッド駆動電圧を生成して各スイッチ３３−１〜３３
−ｎに供給する。又、波形生成器２３は、ＣＰＵ１から
得られる波形データに基づいて図３に示す如き波形ｗ３
を有するヘッド駆動電圧を生成して各スイッチ３３−１
〜３３−ｎに供給する。波形ｗ１〜ｗ３の立ち上がりエ
ッジは同じであるが、立ち下がりエッジの傾きは夫々異
なり、記録ヘッド１５からのインクの噴射量は、波形ｗ
１，ｗ２，ｗ３の順に大きい。尚、波形生成器の数及び
各スイッチ３３−１〜３３−ｎに供給する波形の数は、
夫々３つに限定されるものではなく、波形も上記波形ｗ
１〜ｗ３に限定されるものではない。
波形データに基づいて図３に示す如き波形ｗ１を有する
ヘッド駆動電圧を生成して各スイッチ３３−１〜３３−
ｎに供給する。波形生成器２２は、ＣＰＵ１から得られ
る波形データに基づいて図３に示す如き波形ｗ２を有す
るヘッド駆動電圧を生成して各スイッチ３３−１〜３３
−ｎに供給する。又、波形生成器２３は、ＣＰＵ１から
得られる波形データに基づいて図３に示す如き波形ｗ３
を有するヘッド駆動電圧を生成して各スイッチ３３−１
〜３３−ｎに供給する。波形ｗ１〜ｗ３の立ち上がりエ
ッジは同じであるが、立ち下がりエッジの傾きは夫々異
なり、記録ヘッド１５からのインクの噴射量は、波形ｗ
１，ｗ２，ｗ３の順に大きい。尚、波形生成器の数及び
各スイッチ３３−１〜３３−ｎに供給する波形の数は、
夫々３つに限定されるものではなく、波形も上記波形ｗ
１〜ｗ３に限定されるものではない。
【００３４】ホストインタフェース４及びＣＰＵ１を介
して得られるホスト装置からの記録データは、ＣＰＵ１
からのクロックに応答してシフトレジスタ３１に取り込
まれ、ＣＰＵ１からのラッチ信号に応答してラッチ回路
３２にラッチされる。ラッチ回路３２の出力信号は、各
スイッチ３３−１〜３３−ｎに制御信号として供給され
る。各スイッチ３３−１〜３３−ｎでは、ラッチ回路３
２からの制御信号に基づいて、波形生成器２１〜２３か
ら供給される波形ｗ１〜ｗ３を有するヘッド駆動電圧の
うち、記録データに応じた１つのヘッド駆動電圧を選択
出力する。
して得られるホスト装置からの記録データは、ＣＰＵ１
からのクロックに応答してシフトレジスタ３１に取り込
まれ、ＣＰＵ１からのラッチ信号に応答してラッチ回路
３２にラッチされる。ラッチ回路３２の出力信号は、各
スイッチ３３−１〜３３−ｎに制御信号として供給され
る。各スイッチ３３−１〜３３−ｎでは、ラッチ回路３
２からの制御信号に基づいて、波形生成器２１〜２３か
ら供給される波形ｗ１〜ｗ３を有するヘッド駆動電圧の
うち、記録データに応じた１つのヘッド駆動電圧を選択
出力する。
【００３５】例えば、第１の圧電素子群３４の圧電素子
３４−２，３４−ｎを駆動する場合、イネーブル信号Ｅ
Ｎ１はアクティブであり、第１の圧電素子群３４の各圧
電素子３４−１〜３４−ｎの共通電極は、第１のスイッ
チ回路２５を介して共通に接地される。他方、イネーブ
ル信号ＥＮ２はインアクティブであり、第２の圧電素子
群３５の各圧電素子３４−１〜３４−ｎの共通電極は共
通にフローティング状態となる。この場合、圧電素子３
４−２，３４−ｎの個別電極側の電位は、インクの噴射
量が互いに違えば異なり、圧電素子３４−２，３４−ｎ
の個別電極と接続されている圧電素子３５−２，３５−
ｎの個別電極側に電圧が印加され得る。
３４−２，３４−ｎを駆動する場合、イネーブル信号Ｅ
Ｎ１はアクティブであり、第１の圧電素子群３４の各圧
電素子３４−１〜３４−ｎの共通電極は、第１のスイッ
チ回路２５を介して共通に接地される。他方、イネーブ
ル信号ＥＮ２はインアクティブであり、第２の圧電素子
群３５の各圧電素子３４−１〜３４−ｎの共通電極は共
通にフローティング状態となる。この場合、圧電素子３
４−２，３４−ｎの個別電極側の電位は、インクの噴射
量が互いに違えば異なり、圧電素子３４−２，３４−ｎ
の個別電極と接続されている圧電素子３５−２，３５−
ｎの個別電極側に電圧が印加され得る。
【００３６】しかし、インクの吸引時には、圧電素子３
４−２，３４−ｎの個別電極に印加されるヘッド駆動電
圧の立ち上がり波形は同一であるため、圧電素子３５−
２，３５−ｎの個別電極に電圧は印加されない。又、イ
ンクの噴射時には、圧電素子３４−２，３４−ｎの個別
電極に印加されるヘッド駆動電圧に微小な電位差が存在
するものの、この微小な電位差は最大でも１／２以下に
分圧される。このため、圧電素子３４−２，３４−ｎが
駆動されて対応するノズルからインクを噴射する際に、
圧電素子３５−２，３５−ｎが駆動されて対応するノズ
ルからインクを噴射するようなことは確実に防止するこ
とができる。
４−２，３４−ｎの個別電極に印加されるヘッド駆動電
圧の立ち上がり波形は同一であるため、圧電素子３５−
２，３５−ｎの個別電極に電圧は印加されない。又、イ
ンクの噴射時には、圧電素子３４−２，３４−ｎの個別
電極に印加されるヘッド駆動電圧に微小な電位差が存在
するものの、この微小な電位差は最大でも１／２以下に
分圧される。このため、圧電素子３４−２，３４−ｎが
駆動されて対応するノズルからインクを噴射する際に、
圧電素子３５−２，３５−ｎが駆動されて対応するノズ
ルからインクを噴射するようなことは確実に防止するこ
とができる。
【００３７】従って、本実施例によれば、簡単、且つ、
安価な回路構成で、又、低消費電力で複数の圧電素子を
駆動可能である。次に、本発明になるインクジェット記
録装置の第２実施例を説明する。インクジェット記録装
置の第２実施例の要部のブロック図は、図１と同じであ
るため、その図示は省略する。インクジェット記録装置
の第２実施例では、本発明になる圧電素子駆動回路の第
２実施例が採用されている。又、インクジェット記録装
置の第２実施例では、本発明がカラーインクジェットプ
リンタに適用されている。
安価な回路構成で、又、低消費電力で複数の圧電素子を
駆動可能である。次に、本発明になるインクジェット記
録装置の第２実施例を説明する。インクジェット記録装
置の第２実施例の要部のブロック図は、図１と同じであ
るため、その図示は省略する。インクジェット記録装置
の第２実施例では、本発明になる圧電素子駆動回路の第
２実施例が採用されている。又、インクジェット記録装
置の第２実施例では、本発明がカラーインクジェットプ
リンタに適用されている。
【００３８】図４は、インクジェット記録装置の第２実
施例におけるヘッドドライバ１４及び記録ヘッド１５の
要部の構成の一実施例を示す回路図である。同図中、図
２と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略す
る。図４において、第１の圧電素子群３４は、圧電素子
３４−１１〜３４−１ｐからなる第１のサブグループ
と、圧電素子３４−２１〜３４−２ｐからなる第２のサ
ブグループと、．．．、第ｎの圧電素子３４−ｎ１〜３
４−ｎｐからなるサブグループとからなる。各サブグル
ープのｐ個の圧電素子の個別電極は、共通に１つの対応
するスイッチの出力端子に接続されている。従って、例
えば圧電素子３４−１１〜３４−１ｐからなる第１のサ
ブグループの場合、各圧電素子３４−１１〜３４−１ｐ
は対応するスイッチ３３−１の出力端子に接続されてい
る。
施例におけるヘッドドライバ１４及び記録ヘッド１５の
要部の構成の一実施例を示す回路図である。同図中、図
２と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略す
る。図４において、第１の圧電素子群３４は、圧電素子
３４−１１〜３４−１ｐからなる第１のサブグループ
と、圧電素子３４−２１〜３４−２ｐからなる第２のサ
ブグループと、．．．、第ｎの圧電素子３４−ｎ１〜３
４−ｎｐからなるサブグループとからなる。各サブグル
ープのｐ個の圧電素子の個別電極は、共通に１つの対応
するスイッチの出力端子に接続されている。従って、例
えば圧電素子３４−１１〜３４−１ｐからなる第１のサ
ブグループの場合、各圧電素子３４−１１〜３４−１ｐ
は対応するスイッチ３３−１の出力端子に接続されてい
る。
【００３９】第１のサブグループの圧電素子３４−１１
〜３４−１ｐの共通電極は、共通にＣＰＵ１からのイネ
ーブル信号ＥＮ１１を供給される第１のスイッチ回路２
５−１に接続されている。第２のサブグループの圧電素
子３４−２１〜３４−２ｐの共通電極は、共通にＣＰＵ
１からのイネーブル信号ＥＮ１２を供給される第１のス
イッチ回路２５−１に接続されている。第ｎのサブグル
ープの圧電素子３４−ｎ１〜３４−ｎｐの共通電極は、
共通にＣＰＵ１からのイネーブル信号ＥＮ１ｎを供給さ
れる第１のスイッチ回路２５−ｎに接続されている。こ
こで、ｉ＝１〜ｎとすると、第１のスイッチ回路２５−
ｉは、トランジスタＴｒ１ｉとダイオードＤ１ｉとから
なる。
〜３４−１ｐの共通電極は、共通にＣＰＵ１からのイネ
ーブル信号ＥＮ１１を供給される第１のスイッチ回路２
５−１に接続されている。第２のサブグループの圧電素
子３４−２１〜３４−２ｐの共通電極は、共通にＣＰＵ
１からのイネーブル信号ＥＮ１２を供給される第１のス
イッチ回路２５−１に接続されている。第ｎのサブグル
ープの圧電素子３４−ｎ１〜３４−ｎｐの共通電極は、
共通にＣＰＵ１からのイネーブル信号ＥＮ１ｎを供給さ
れる第１のスイッチ回路２５−ｎに接続されている。こ
こで、ｉ＝１〜ｎとすると、第１のスイッチ回路２５−
ｉは、トランジスタＴｒ１ｉとダイオードＤ１ｉとから
なる。
【００４０】本実施例では、第１のスイッチ回路２５−
１〜２５−ｎに供給されるイネーブル信号ＥＮ１１〜Ｅ
Ｎ１ｎは、時分割的にアクティブ状態となる。本実施例
によれば、圧電素子群３４の圧電素子をサブグループ毎
に時分割的にイネーブル状態とするので、圧電素子のマ
トリクス駆動が可能となり、瞬間的に必要となる消費電
力の低減も可能となる。
１〜２５−ｎに供給されるイネーブル信号ＥＮ１１〜Ｅ
Ｎ１ｎは、時分割的にアクティブ状態となる。本実施例
によれば、圧電素子群３４の圧電素子をサブグループ毎
に時分割的にイネーブル状態とするので、圧電素子のマ
トリクス駆動が可能となり、瞬間的に必要となる消費電
力の低減も可能となる。
【００４１】尚、上記各実施例では、圧電素子群３４が
単色記録時に使用され、圧電素子群３５が多色記録時に
使用されるものとして説明したが、圧電素子群３５は必
ずしも多色記録時に使用される必要はなく、圧電素子群
３４と同様に単色記録時に使用されるものであっても良
い。又、圧電素子の歪みを利用して駆動された圧電素子
に対応するノズルからインクを噴射する際、歪み利用方
向は、電界と同一方向であっても、電界と垂直方向であ
っても、同様の回路で対応可能である。
単色記録時に使用され、圧電素子群３５が多色記録時に
使用されるものとして説明したが、圧電素子群３５は必
ずしも多色記録時に使用される必要はなく、圧電素子群
３４と同様に単色記録時に使用されるものであっても良
い。又、圧電素子の歪みを利用して駆動された圧電素子
に対応するノズルからインクを噴射する際、歪み利用方
向は、電界と同一方向であっても、電界と垂直方向であ
っても、同様の回路で対応可能である。
【００４２】以上、本発明を実施例により説明したが、
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種々の
変形及び改良が可能であることは言うまでもない。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種々の
変形及び改良が可能であることは言うまでもない。
【００４３】
【発明の効果】請求項１記載の発明によれば、簡単、且
つ、安価な回路構成で、又、低消費電力で複数の圧電素
子を駆動可能である。請求項２記載の発明によれば、例
えば第１の圧電素子群をインクジェット記録装置の単色
記録時にイネーブル状態とし、第２の圧電素子群を多色
記録時にイネーブル状態とすることにより、簡単、且
つ、安価な回路構成で、又、低消費電力でインクジェッ
ト記録装置の複数の圧電素子を駆動可能である。
つ、安価な回路構成で、又、低消費電力で複数の圧電素
子を駆動可能である。請求項２記載の発明によれば、例
えば第１の圧電素子群をインクジェット記録装置の単色
記録時にイネーブル状態とし、第２の圧電素子群を多色
記録時にイネーブル状態とすることにより、簡単、且
つ、安価な回路構成で、又、低消費電力でインクジェッ
ト記録装置の複数の圧電素子を駆動可能である。
【００４４】請求項３記載の発明によれば、第１の圧電
素子群の圧電素子をサブグループ毎に時分割的にイネー
ブル状態とするので、圧電素子のマトリクス駆動が可能
となり、瞬間的に必要となる消費電力の低減も可能とな
る。請求項４記載の発明によれば、簡単、且つ、安価な
回路構成で、又、低消費電力でインクジェット記録装置
の複数の圧電素子を駆動可能である。
素子群の圧電素子をサブグループ毎に時分割的にイネー
ブル状態とするので、圧電素子のマトリクス駆動が可能
となり、瞬間的に必要となる消費電力の低減も可能とな
る。請求項４記載の発明によれば、簡単、且つ、安価な
回路構成で、又、低消費電力でインクジェット記録装置
の複数の圧電素子を駆動可能である。
【００４５】請求項５記載の発明によれば、例えば第１
の圧電素子群をインクジェット記録装置の単色記録時に
イネーブル状態とし、第２の圧電素子群を多色記録時に
イネーブル状態とすることにより、簡単、且つ、安価な
回路構成で、又、低消費電力でインクジェット記録装置
の複数の圧電素子を駆動可能である。請求項６記載の発
明によれば、複数の圧電素子を駆動するためのスイッチ
ング素子数を低減することができる。
の圧電素子群をインクジェット記録装置の単色記録時に
イネーブル状態とし、第２の圧電素子群を多色記録時に
イネーブル状態とすることにより、簡単、且つ、安価な
回路構成で、又、低消費電力でインクジェット記録装置
の複数の圧電素子を駆動可能である。請求項６記載の発
明によれば、複数の圧電素子を駆動するためのスイッチ
ング素子数を低減することができる。
【００４６】請求項７記載の発明によれば、第１の圧電
素子群の圧電素子をサブグループ毎に時分割的にイネー
ブル状態とするので、圧電素子のマトリクス駆動が可能
となり、瞬間的に必要となる消費電力の低減も可能とな
る。請求項８記載の発明によれば、第１の圧電素子群を
インクジェット記録装置の単色記録時にイネーブル状態
とし、第２の圧電素子群を多色記録時にイネーブル状態
とすることにより、簡単、且つ、安価な回路構成で、
又、低消費電力でインクジェット記録装置の複数の圧電
素子を駆動可能である。
素子群の圧電素子をサブグループ毎に時分割的にイネー
ブル状態とするので、圧電素子のマトリクス駆動が可能
となり、瞬間的に必要となる消費電力の低減も可能とな
る。請求項８記載の発明によれば、第１の圧電素子群を
インクジェット記録装置の単色記録時にイネーブル状態
とし、第２の圧電素子群を多色記録時にイネーブル状態
とすることにより、簡単、且つ、安価な回路構成で、
又、低消費電力でインクジェット記録装置の複数の圧電
素子を駆動可能である。
【００４７】請求項９記載の発明によれば、簡単な構成
でインクの噴射量を正確に制御することができる。従っ
て、本発明によれば、簡単、且つ、安価な回路構成で、
又、低消費電力で複数の圧電素子を駆動可能である。
でインクの噴射量を正確に制御することができる。従っ
て、本発明によれば、簡単、且つ、安価な回路構成で、
又、低消費電力で複数の圧電素子を駆動可能である。
【図１】本発明になるインクジェット記録装置の第１実
施例の要部を示すブロック図である。
施例の要部を示すブロック図である。
【図２】インクジェット記録装置の第１実施例における
ヘッドドライバ及び記録ヘッドの要部の構成の一実施例
を示す回路図である。
ヘッドドライバ及び記録ヘッドの要部の構成の一実施例
を示す回路図である。
【図３】ヘッド駆動電圧の波形を示す図である。
【図４】インクジェット記録装置の第２実施例における
ヘッドドライバ及び記録ヘッドの要部の構成の一実施例
を示す回路図である。
ヘッドドライバ及び記録ヘッドの要部の構成の一実施例
を示す回路図である。
【図５】インクジェット記録装置の圧電素子を駆動する
従来の圧電素子駆動回路の一例を示す回路図である。
従来の圧電素子駆動回路の一例を示す回路図である。
【図６】インクジェット記録装置の圧電素子を駆動する
従来の圧電素子駆動回路の他の例を示す回路図である。
従来の圧電素子駆動回路の他の例を示す回路図である。
１ ＣＰＵ ２ ＲＡＭ ３ ＲＯＭ ４ ホストインタフェース ５ メカインタフェース ６ ヘッドインタフェース ７ バス １１ センサ群 １２ メカドライバ １３ モータ群 １４ ヘッドドライバ １５ 記録ヘッド ２１〜２３ 波形生成器 ２５，２５−１〜２５−ｎ 第１のスイッチ回路 ２６ 第２のスイッチ回路 ３１ シフトレジスタ ３２ ラッチ回路 ３３−１〜３３−ｎ スイッチ ３４，３５ 圧電素子群
Claims (9)
- 【請求項１】 共通電極と、個別に駆動される個別電極
とを有する圧電素子を複数駆動する圧電素子駆動回路で
あって、 共通電極が共通に接続された複数の圧電素子からなる第
１の圧電素子群の各圧電素子を第１のイネーブル信号に
応じてイネーブル状態とする第１のスイッチ回路と、 共通電極が共通に接続され、該第１の圧電素子群とは異
なる複数の圧電素子からなる第２の電素子群の各圧電素
子を第２のイネーブル信号に応じてイネーブル状態とす
る第２のスイッチ回路と、 該第１の圧電素子群及び該第２の圧電素子群の対応する
圧電素子の個別電極を記録データに基づいて共通に駆動
する駆動回路部とを備えた、圧電素子駆動回路。 - 【請求項２】 前記第１の圧電素子群及び前記第２の圧
電素子群は夫々同数の圧電素子からなり、前記駆動回路
部は、該第１の圧電素子群及び該第２の圧電素子群の対
応する各対の個別電極を前記記録データに基づいて共通
に駆動する、請求項１記載の圧電素子駆動回路。 - 【請求項３】 前記第１の圧電素子群は複数のサブグル
ープからなり、前記第２の圧電素子群の各圧電素子の共
通電極は各サブグループの対応する圧電素子の共通電極
と接続されており、前記第１のスイッチ回路は該第１の
圧電素子群の圧電素子を該サブグループ毎に時分割的に
イネーブル状態とする、請求項１記載の圧電素子駆動回
路。 - 【請求項４】 共通電極と、個別に駆動される個別電極
とを有する圧電素子によりインクに圧力を加えてインク
を噴射して記録を行うインクジェット記録装置であっ
て、 共通電極が共通に接続され、第１のイネーブル信号に応
じてイネーブル状態となる複数の圧電素子からなる第１
の電素子群と、 共通電極が共通に接続され、第２のイネーブル信号に応
じてイネーブル状態となると共に、該第１の圧電素子群
とは異なる複数の圧電素子からなる第２の電素子群と、 該第１の圧電素子群及び該第２の圧電素子群の対応する
圧電素子の個別電極を記録データに基づいて共通に駆動
する駆動手段とを備えた、インクジェット記録装置。 - 【請求項５】 前記第１の圧電素子群及び前記第２の圧
電素子群は夫々同数の圧電素子からなり、前記駆動回路
部は、該第１の圧電素子群及び該第２の圧電素子群の対
応する各対の個別電極を前記記録データに基づいて共通
に駆動する、請求項４記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項６】 前記第１の圧電素子群の各圧電素子を第
１のイネーブル信号に応じてイネーブル状態とする第１
のスイッチ回路と、 前記第２の電素子群の各圧電素子を第２のイネーブル信
号に応じてイネーブル状態とする第２のスイッチ回路と
を更に備えた、請求項４又は５記載のインクジェット記
録装置。 - 【請求項７】 前記第１の圧電素子群は複数のサブグル
ープからなり、前記第２の圧電素子群の各圧電素子の共
通電極は各サブグループの対応する圧電素子の共通電極
と接続されており、前記第１のスイッチ回路は前記第１
のイネーブル信号に応じて該第１の圧電素子群の圧電素
子を該サブグループ毎に時分割的にイネーブル状態とす
る、請求項６記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項８】 前記第１の圧電素子群は単色記録用のヘ
ッドを構成し、前記第２の圧電素子群は多色記録用のヘ
ッドを構成する、請求項４〜７のいずれか１項記載のイ
ンクジェット記録装置。 - 【請求項９】 前記駆動手段は、前記第１の圧電素子群
及び前記第２の圧電素子群の圧電素子の個別電極に印加
する駆動信号波形の傾によりインクの噴射量を制御す
る、請求項４〜８のいずれか１項記載のインクジェット
記録装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9065116A JPH10250074A (ja) | 1997-03-18 | 1997-03-18 | 圧電素子駆動回路及びインクジェット記録装置 |
| EP97305778A EP0865921A3 (en) | 1997-03-18 | 1997-07-31 | Piezoelectric element driving circuit and ink jet recording apparatus |
| CN 97117704 CN1210787A (zh) | 1997-03-18 | 1997-08-21 | 压电元件驱动电路和喷墨记录设备 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9065116A JPH10250074A (ja) | 1997-03-18 | 1997-03-18 | 圧電素子駆動回路及びインクジェット記録装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10250074A true JPH10250074A (ja) | 1998-09-22 |
Family
ID=13277605
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9065116A Withdrawn JPH10250074A (ja) | 1997-03-18 | 1997-03-18 | 圧電素子駆動回路及びインクジェット記録装置 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0865921A3 (ja) |
| JP (1) | JPH10250074A (ja) |
| CN (1) | CN1210787A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001053348A (ja) * | 1999-06-15 | 2001-02-23 | Robert Bosch Gmbh | 複数の圧電素子を充電および放電するための装置 |
| JP2007098796A (ja) * | 2005-10-05 | 2007-04-19 | Fuji Xerox Co Ltd | 液滴吐出ヘッドの駆動方法及び液滴吐出装置 |
| CN100408339C (zh) * | 2004-09-02 | 2008-08-06 | 财团法人工业技术研究院 | 喷墨头结构及其制造方法和操作方法 |
Family Cites Families (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4463359A (en) * | 1979-04-02 | 1984-07-31 | Canon Kabushiki Kaisha | Droplet generating method and apparatus thereof |
| JPS58212958A (ja) * | 1982-06-07 | 1983-12-10 | Fujitsu Ltd | インクジエツト用印字ヘツドの駆動回路 |
| JPH0477260A (ja) * | 1990-07-18 | 1992-03-11 | Seiko Epson Corp | インクジェットプリンタの駆動回路 |
| JPH05116283A (ja) * | 1991-10-25 | 1993-05-14 | Fuji Electric Co Ltd | インクジエツト記録ヘツド |
| JPH06286130A (ja) * | 1993-03-31 | 1994-10-11 | Seikosha Co Ltd | インクジェットプリンタ |
| US5781203A (en) * | 1995-01-13 | 1998-07-14 | Mita Industrial Co., Ltd. | Ink ejecting device for use in an ink jet printing apparatus |
| JPH08300652A (ja) * | 1995-01-13 | 1996-11-19 | Mita Ind Co Ltd | インクジェットヘッド駆動装置 |
| JPH08336970A (ja) * | 1995-04-14 | 1996-12-24 | Seiko Epson Corp | インクジェット式記録装置 |
-
1997
- 1997-03-18 JP JP9065116A patent/JPH10250074A/ja not_active Withdrawn
- 1997-07-31 EP EP97305778A patent/EP0865921A3/en not_active Withdrawn
- 1997-08-21 CN CN 97117704 patent/CN1210787A/zh active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001053348A (ja) * | 1999-06-15 | 2001-02-23 | Robert Bosch Gmbh | 複数の圧電素子を充電および放電するための装置 |
| CN100408339C (zh) * | 2004-09-02 | 2008-08-06 | 财团法人工业技术研究院 | 喷墨头结构及其制造方法和操作方法 |
| JP2007098796A (ja) * | 2005-10-05 | 2007-04-19 | Fuji Xerox Co Ltd | 液滴吐出ヘッドの駆動方法及び液滴吐出装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| CN1210787A (zh) | 1999-03-17 |
| EP0865921A2 (en) | 1998-09-23 |
| EP0865921A3 (en) | 1999-08-11 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040601 |