JPH10245539A - 重合体シール剤/接着剤とその電子パッケージ・アセンブリにおける使用 - Google Patents

重合体シール剤/接着剤とその電子パッケージ・アセンブリにおける使用

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JPH10245539A
JPH10245539A JP19831797A JP19831797A JPH10245539A JP H10245539 A JPH10245539 A JP H10245539A JP 19831797 A JP19831797 A JP 19831797A JP 19831797 A JP19831797 A JP 19831797A JP H10245539 A JPH10245539 A JP H10245539A
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diamine
siloxane
polysiloxane
adhesive
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JP19831797A
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Michael Berger
マイケル・バーガー
Patrick A Coico
パトリック・アンソニー・コイコ
Krishna Gandhi Sachdev
クリシュナ・ガンディー・サチデブ
Frank L Pompeo
フランク・ルイス・ポンペオ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子パッケージ・アセンブリのTSMキャッ
ピングに使用するビニル基を含有するシロキサン含有ポ
リイミドを含む新規の接着剤、上記ポリアミドを電子モ
ジュールの製造に使用する方法、および上記接着剤を使
用して製造した電子モジュール。 【解決手段】 ビニル基を含有するシロキサン含有ポリ
イミドは、ビニル基を含有しない、またはビニル基を含
有するシロキサンジアミンが結合したジアンヒドリドと
芳香族ジアミンのオリゴマ反応生成物のブロックを含有
するブロック型重合体である。 【効果】 接着能力はシール・バンド幅が4mm未満、
さらに2mm未満であり、毒性がなく環境に安全な溶剤
に可溶で、接着特性が永続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子パッケージ・ア
センブリ用接着剤としてのシロキサン・ポリイミドに関
するものであり、詳細には電子装置を機械的損傷および
環境の影響から保護するためのTSMキャッピング用特
殊組成物および方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】非密閉型電子パッケージ、工業的用途で
の代表例としてシングル・チップ・モジュール(SC
M)、およびマルチチップ・モジュール(MCM)の組
立工程で、保護キャップを取り付けるために通常使用す
る有機重合体接着剤は、シリコーン・エラストマおよび
エポキシ樹脂を主体とするものである。製造コストを下
げ、製品の信頼性を高めるためにサイクル時間を短縮す
るには、接着材料の加工が容易で、特別の工具を必要と
せずに硬化時間が短いことが必要で、湿度および高温条
件での性能について、すべての製品信頼性試験基準に適
合しなければならない。
【0003】シリコーン接着剤は、一般に白金触媒の存
在下で、メチルヒドロジメチルシロキサンおよび末端に
ビニル基を有するシロキサンのヒドロシラン化反応に基
づくものである。シリコーン・エラストマは応力を吸収
する性質があるため、熱膨張係数が著しく異なる材料、
たとえば熱膨張係数(TCE)が約23ppmのアルミ
ニウムと、TCEが3〜5ppmのセラミックを接着す
るのに用いられる。
【0004】しかしシリコーン・エラストマは、一般に
使用直前に混合する二成分系で、混合後のポット・ライ
フが比較的短く、使用中に粘度が変化するため、注入特
性と接着剤の厚みのコントロールに影響を与える。混合
物は通常、閉じこめられた空気を除去するために使用前
に脱気を行う必要があり、接着される部品間に所期の圧
力を維持するために、硬化のための特別な工具を必要と
する。これらの材料をキャッピングに使用する場合の重
要な問題は、材料のチクソトロピー性により、塗布およ
び硬化の間に広がる傾向があるため、可能な最小のシー
ル・バンド幅が4mm以上であることである。硬化中に
重合しなかったシリコーンがガスを発生して重合体シー
ル中に空洞や欠陥を生じ、くぼみや製品の収率の低下を
まねく。他の問題は、ガスを発生したシリコーンが接着
パッドやデバイス・チップの汚染の原因となり、ワイヤ
・ボンディングまたは他の金属と金属の相互接続あるい
はその両方を妨害することである。これらの問題の他
に、シリコーン樹脂は有機金属または有機スズ、イオ
ウ、アミンなどにより硬化が抑制されるため、必要な硬
化と、重合体特性および接着性能を一定にするため、環
境のコントロールを必要とする。
【0005】セラミックのキャップをセラミック基板に
取り付ける場合のように、同種の材料を接着するには、
市販のエポキシ樹脂と主成分とする接着剤が有用である
が、アルミニウムのキャップをセラミック基板に取り付
ける場合のように、異種の材料を接着するには、TCE
の不適合のために境界面に熱応力を発生し、応力により
接着不良の原因となるため、不適当である。エポキシ接
着剤はまた、比較的イオンを発生しやすく、また発生量
が変動するため、パッケージの信頼性を劣化させ、ポリ
イミドと比較して吸湿性が高く、熱安定性が低い。市販
の柔軟性エポキシ樹脂は、応力吸収特性を有するように
考案されたものであるが、一般のエポキシ樹脂と同様の
問題をいくつか有する。
【0006】電子産業の進歩にともない、電子製品の性
能を高める必要性が生じ、回路の集積度が高くパッケー
ジの寸法が小さい大規模半導体チップを製造する傾向が
生じたが、チップと受動部品とを接着するために使用で
きるTSM空間を増大させるため、保護キャップ取り付
けのためのシール・バンド幅を可能な限り狭くする必要
が生じた。シリコーン樹脂を主成分とする接着剤につい
ては、可能な最小シール・ボンド幅は約4mmであり、
これは、たとえば25mmまたは32mmのボール・グ
リッド・アレイ(BGA)を製作する場合の空間の必要
条件からみて比較的大きく、したがって接着剤により2
mm以下のシール・バンド幅が可能になることが望まし
い。通常利用可能な接着剤の制限および上述の他の制限
を考慮して、電子パッケージの組立工程での性能を向上
させるために、改善された材料が必要である。
【0007】各種の組成のシロキサン含有ポリイミド
と、装置のパッシベーションの表面コーティング、およ
び電子パッケージ組立における接着剤としてこれらを適
用することは周知である。米国特許第4480009号
明細書には、各種のシロキサン・ポリイミド組成物が開
示されており、合成、重合体の特性、およびダイ取り付
け用接着剤としての用途を含む多数の用途について広範
な一般的教示がなされている。同特許は本明細書に参照
として添付されている。M&Tケミカル(M&T Chemical
s Inc.)のL.イン(L. Ying)の論文「A Novel Appro
ach ... Thermoplastic Die Attach Adhesive」には、
新規の熱可塑性シロキサン含有ポリイミド接着剤が紹介
され、基板へのダイ・ボンディングのための接着特性が
強化されることが記載されている。
【0008】米国特許第5204399号明細書には、
スナップ・ダイ・ボンディングのための、熱可塑性シロ
キサン・ポリイミドを使用した熱伝導性被膜接着剤が、
銅のリード・フレームにチップを取り付けるのに数秒し
かかからないことが開示されている。同特許は本明細書
に参照として添付されている。具体的には、開示された
熱伝導性シロキサン・ポリイミド被膜接着剤は、1)芳
香族ジエーテルジアンヒドリド、2)メタ置換ベンゼン
ジアミン、および3)ポリシロキサンジアミン、から合
成された、重量平均分子量が少なくとも約100,00
0の熱可塑性シロキサン・ポリイミドから生成される。
ジアンヒドリド成分と全ジアミン成分が、ジアミンのジ
アンヒドリドに対するモル比が0.95〜0.97:1
または1.03〜1.05:1であるように、等しくな
いモル比で存在する。ジアンヒドリドが過剰な場合は末
端キャッピング剤としてp−アミノフェノールを使用
し、ジアミンが過剰な場合は末端キャッピング剤として
無水フタル酸を使用する。この接着剤はまた、伝導媒体
として熱伝導性材料も含有する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術における問
題点と欠点を考慮して、本発明の目的は、特にシール・
バンド幅が4mm未満、好ましくは2mm未満の接着能
力を有する、電子パッケージ組み立ての際にTSMキャ
ッピングに使用する改良された接着剤を提供することに
ある。
【0010】本発明の他の目的は、毒性がなく、環境に
安全な溶剤に可溶なシロキサン・ポリイミド接着剤を提
供することにある。
【0011】本発明の他の目的は、金属キャップをセラ
ミックの基板に接着するのに使用する耐久性の接着特性
を有するシロキサン含有ポリイミド接着剤を提供するこ
とにある。
【0012】本発明のさらに他の目的は、改良されたシ
ロキサン・ポリイミド接着剤を、TSMを電子パッケー
ジ組み立て中に機械的および環境による損傷から保護す
るため、金属またはセラミックのキャップと基板との間
の重合体シールとして使用する方法を提供することにあ
る。
【0013】本発明のさらに他の目的は、シロキサン・
ポリイミド接着剤を使用して製造する電子パッケージ・
アセンブリと、その適用方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記およびその他の目的
は、当業者に周知のものであるが、本発明により達成さ
れる。本発明の第1の態様によれば、芳香族ジエーテル
ジアンヒドリドと、柔軟な分子鎖を有する芳香族ジアミ
ンと、ポリシロキサンジアミン、好ましくは、少なくと
もそのうちの1種がビニル官能性を有するポリシロキサ
ンジアミンの混合物を反応させて生成した柔軟性の重合
体分子鎖を有するシロキサン含有ポリイミドを含み、全
ジアミンに対するジアンヒドリドのモル比が主として
1:1、または0.95:1〜1.05:1、好ましく
は0.97:1〜1.03:1の範囲で化学量論的に偏
った、過剰モルの反応物質が従来から使用されているよ
うに、モノヒドリドまたはモノアミン化合物によりキャ
ッピングされていることを特徴とする、接着剤が提供さ
れる。
【0015】本発明の他の態様では、上記のシロキサン
変性ポリイミドに、無機微粒子の伝導性フィラーまたは
金属フィラーあるいはその両方をブレンドして、熱伝導
性または熱と電気の伝導性を有する接着剤を生成するこ
とができる。
【0016】本発明のさらに他の態様では、本発明のシ
ロキサン・ポリイミドを使用して、金属またはセラミッ
クのキャップと基板との間に、機械的または環境的損傷
から上側を保護するための高性能の重合体シールを形成
することにより、電子部品を組み立てる方法が提供され
る。
【0017】本発明のさらに他の態様は、毒性がなく、
環境に安全な溶剤を使用して配合することができるシロ
キサンを含有するポリイミドに関するものである。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明により、少なくともそのう
ちの1種がビニル官能性を有するジエーテルジアンヒド
リドと、フレキシブルの芳香族ジアミンと、好ましく
は、少なくともそのうちの1種がビニル官能性を有する
ビス(アミノ)ポリシロキサンの混合物から生成した、
柔軟な分子鎖構造を有するシロキサン含有ポリイミド
は、エポキシ樹脂およびシリコーン・エラストマ、なら
びに従来の技術に記載されたシロキサンを含有するポリ
イミドより優れていることがわかった。上側保護のため
金属キャップをセラミックなどの基板に、またはセラミ
ック・キャップをセラミックに取り付けることを含む非
密閉型電子パッケージ・アセンブリでは、4mm未満、
たとえば2mm以下の狭いシール・バンド幅に有用な重
合体シール材または接着剤が必要である。
【0019】ジグリムまたはトリグリム型溶剤(作業環
境の観点からその使用が制限されている)に溶解する従
来の技術によるシロキサン・ポリイミドと異なり、本発
明のポリイミドは、NMPなどの一般にポリイミドに使
用される溶剤に加えて、プロピオン酸エトキシエチル、
γ−ブチロラクトンまたはこれらの混合物など、比較的
沸点が低く毒性がなく環境に安全な溶剤に可溶である。
これらのシロキサン含有ポリイミドの熱および電気伝導
性処方は、伝導性フィラーを配合して、フィラー充てん
シリコーン・エラストマ型重合体と比較して伝導性接着
剤として優れた性能を持たせる。上記接着剤は応力を吸
収するので、接触する材料間のTCEの不一致に耐え、
特別な工具を必要とせずに容易に加工することが可能
で、高速で接着し、耐湿性があり、シリコーンおよびエ
ポキシ樹脂を主成分とする接着剤より熱安定性が高い
が、使用する硬化温度によって手直しが可能なものと不
可能なものがある。
【0020】本発明は、金属またはセラミックのキャッ
プを基板に接着して上側の金属回路を保護するための非
密閉シーリング材料として、シロキサン含有ポリイミド
を使用する。本発明は特に、芳香族ジエーテルジアンヒ
ドリド、柔軟な分子鎖を有する芳香族ジアミン、および
1種類以上、たとえば2種類の芳香族ビス(アミノ)ポ
リシロキサンで、単一のシロキサン・ジアミンを使用し
た場合はビニル官能性が構造的特徴の一部であり、2種
類以上のシロキサン・ジアミンを使用した場合は少なく
とも1種類がビニル官能性を有し、上面のデバイスおよ
び他の部品を環境または機械的損傷あるいはその両方か
ら保護するために金属またはセラミックのキャップを基
板または電子モジュールに接着するのに、狭いシール・
バンド幅の適用性を有する高性能重合体シールとして使
用する、柔軟な分子鎖の完全にイミド化したシロキサン
含有ポリイミドに関するものである。
【0021】本発明によるシロキサン含有ポリイミド
は、シリコーン・エラストマを主成分とする接着剤およ
びその他のシロキサン含有ポリイミドと比較して、特に
狭いシール・バンド幅を使用する部品組み立てを必要と
する保護リッド・シーリング用途で優れた性能を有す
る。空洞のないシール、熱安定性の増大、硬化中に著し
いガス発生のないこと、したがって接着する金属の汚染
のないこと、および全体的な加工の容易さが、本発明の
接着剤のその他の特徴である。
【0022】このポリイミドは、エポキシエチルプロピ
オネートまたは液体注入のための代替溶剤に溶解して、
予備乾燥した皮膜またはプレフォームとして、接着可能
なプリプレグとして、また完全に硬化させたポリイミド
のコア皮膜、好ましくは両面をシロキサン含有ポリイミ
ドでコーティングしたユピレックスR(Upilex R)また
は代替キャリア・フィルムを使用して製造した両面接着
テープとして使用することができる。また、本発明によ
るシロキサン含有ポリイミドは、伝導性フィラーとブレ
ンドして液体注入、プリプレグ、または部分的に乾燥し
てプレフォームとしても使用できる、導電性または電気
絶縁性で熱伝導性の処方を形成することができる。シリ
コーンを主成分とする接着剤と異なり、これらのシロキ
サン・ポリイミドは、ポット・ライフまたは環境中の汚
染物質の影響の問題がほとんどまたはまったくない。
【0023】本発明によるシロキサン含有ポリイミド
は、好ましくはジエーテルジアンヒドリド(構造I)、
芳香族ジアミン(構造II)、および平衡化したビス
(アミノ)ポリシロキサン(構造III)を、溶液重合
およびイミド化法を使用して重合させることにより製造
する。ジエーテルジアンヒドリドの代わりに、またはこ
れと混合して使用することができる代替ジアンヒドリド
には、無水オキシジフタル酸、無水ヘキサフルオロイソ
プロピリデンジフタル酸などがある。
【0024】標準的な反応法では望ましい低沸点の毒性
のない溶剤への溶解度が低いポリイミドを生成するた
め、本発明によるシロキサン・ポリイミドの変更態様で
は、2種類以上のシロキサンジアミンを使用し、ビニル
基を有するビス(アミノ)ポリシロキサンを、たとえば
100〜120℃に冷却した後、最後に反応混合物に添
加することが好ましい。
【0025】好ましいジエーテルジアンヒドリドには、
2,2−ビス−(3,4−ジカルボキシフェノキシ)フ
ェニルスルフィドジアンヒドリド、および対応するスル
ホンおよびエーテル、2,2−ビス−(3,4−ジカル
ボキシフェノキシ)フェニルプロパンジアンヒドリドが
ある。これらのジエーテルジアンヒドリドは上記の米国
特許第5204399号明細書に記載されており、下記
の式で表される。
【化13】 は下記の式の置換または無置換基である。
【化14】 式中Wは−O−、−S−、−SO2−、−CO−、炭素
原子1〜8個を有する直鎖もしくは分岐アルキレンもし
くはアルケニレン、または−(R)C(L)−であり、
RおよびLは同一または異なる炭素原子1〜8個を有す
る低級アルキル基、もしくは炭素原子6〜24個を有す
るアリール基、mは0または好ましくは1である。
【0026】好ましい芳香族ジアミンはメタ置換ベンゼ
ンジアミン類で、1,3−ビス(m−アミノフェノキ
シ)ベンゼン(APB)、3,3’−オキシジアニリン
(3,3’ODA)、3,4’−オキシジアニリン
(3,4’ODA)、1,3−フェニレンジアミン(M
PDA)、および2,2−ビス(4−ジアミノフェノキ
シフェニル)プロパンなどがある。これらの芳香族ベン
ゼンジアミン類も上記の米国特許第5204399号明
細書に記載されている。好ましいベンゼンジアミン類は
下記の式で表される。
【化15】 式中Yは下記のグループから選択したものである。
【化16】
【化17】 式中Zは−O−、−S−、−SO2−、−CO−、−S
O−、および炭素原子1〜6個を有する低級アルキレ
ン、好ましくはH3C−C−CH3である。
【0027】1,3−ビス(アミノフェノキシブチル)
ジシロキサンを、オクタメチルシクロテトラシロキサン
またはヘキサメチルシクロトリシロキサンあるいはその
両方、トリメチルトリビニルシクロトリシロキサンまた
はテトラメチルテトラビニルシクロテトラシロキサンあ
るいはその両方で平衡化したビス(アミノ)ポリシロキ
サン類が、好ましいシロキサンジアミンである。芳香族
アミノ基を有するシロキサン含有ジアミンの合成法は、
英国特許第1062418号明細書に記載されており、
米国特許第4480009号明細書でシロキサン・ポリ
イミドの合成に利用されている。本発明の目的に好まし
いシロキサンジアミンは下記の式で表される。
【化18】 式中R1、R2、およびR3は、同一または異なる炭素原
子1〜8個、好ましくは1個(CH3)を有するアルキ
ル基、ビニル基、およびこれらの混合物、nは0〜3
0、好ましくは1〜10、pは1〜4、好ましくは3〜
4、AはNH2またはアミノフェノキシ基である。好ま
しくは、R1およびR2はCH3、R3はビニル基である。
【0028】芳香族ジアミンシロキサンのほかに、米国
信越シリコーン(Shin-Etsu Silicones America)およ
びゴールドシュミット・ケミカル・コーポレーション
(Goldschmidt Chemical Corporation)から市販されて
いる各種の分子量範囲のα−およびω−アミノ有機官能
性ポリジメチルシロキサンなどのシロキサンを含有する
脂肪族アミノ基も使用することができる。
【0029】本発明のシロキサン含有ポリイミドは、好
ましくは、第1段階でジエーテルジアンヒドリドを芳香
族ジアミンとともに、クロロベンゼンまたはジクロロベ
ンゼンなどの溶剤中で、還流しながらイミド化中に生成
する水を同時に除去して重合体、通常はオリゴマ生成物
を生成させる、縮合重合およびイミド化により合成す
る。次に反応混合物を約150℃に冷却し、ビニル基を
含有しないシロキサンジアミンがある場合には添加し、
加熱を数時間続けて共重合体を生成する。次に100〜
120℃に冷却して、ビニル基を含有するシロキサンジ
アミンを添加した後加熱する。
【0030】本発明による好ましいシロキサン・ポリイ
ミドは、約30〜50モル%の(30〜50%のうち)
約5〜15%がビニル基含有シロキサンジアミンである
シロキサンジアミン(平衡化したもことが好ましい)、
および約50〜70モル%の柔軟な分子鎖を有する芳香
族ジアミン、好ましくはm−APB、またはジエーテル
ジアンヒドリドと共軛した柔軟な分子鎖を有する芳香族
ジアミンからなる。モノアンヒドリド、代表的には無水
フタル酸、無水メチルナジン酸、もしくは無水マレイン
酸、またはp−アミノフェノールなどのアミノ化合物を
分子鎖の末端に使用して、重合体の分子量をコントロー
ルすることができる。この反応は、通常双極性非プロト
ン溶剤中で行い、シロキサン・ポリイミドのブロック重
合体を生成し、これをメタノール中で沈殿させて分離
し、真空乾燥する。好ましくは全シロキサンジアミンに
対して5〜15%(広範囲には25%以上)のビニル基
含有シロキサンを導入すると、従来のシロキサン・ポリ
イミドと比較してリッド取り付けのための接着特性に優
れ、耐溶剤性が改善されたシロキサン・ポリイミドが得
られるという、予期しなかったことが判明した。
【0031】最終の好ましいポリイミド生成物は、過剰
モルのジアンヒドリド成分(式I)と、芳香族ジアミン
成分(式II)との反応により得られたオリゴマ(ポリ
マ)反応生成物のブロックを有し、このブロックはシロ
キサンジアミン生成結合により結合されている特徴があ
る。好ましい順次ビニル基を含有し、または含有しない
シロキサンジアミン工程を使用すると、結合はまずビニ
ル基を含有しないシロキサン成分が生成し、実際には式
Iの芳香族ジエーテルジアンヒドリドの反応生成物と、
ビニル基を含有しないシロキサン結合を有する式IIの
芳香族ジアミンからなるブロック重合体である。次にこ
のブロック重合体をビニル基を含有するシロキサン結合
に結合する。このことは、Aを式Iの芳香族ジエーテル
ジアンヒドリドと式IIの芳香族ジアミンとの反応によ
り得られたブロック重合体、Bをビニル基を含有しない
シロキサンジアミン生成結合、Cをビニルジアミンシロ
キサン生成結合とすると、A−Bブロック重合体の長さ
が反応条件により異なることが説明される。 −C−A−B−A−B−A−C−A−B−A−B−A−
C−
【0032】単一のポリシロキサンジアミンを使用した
反応生成物は、下記の式で表される
【化19】 式中、X、Y、P、R1、R2、R3、およびnは上記に
定義したものであり、Bは一重結合または
【化20】 "る。
【0033】完全にイミド化した本発明のシロキサン含
有ポリイミドは、プロピオン酸エトキシエチル、テトラ
メチル尿素、γ−ブチロラクトン、もしくはNMP、ま
たはこれらの混合物に可溶である。本発明の目的には、
このポリイミドはプリプレグ生成工程で溶剤のほとんど
を除去して、組み立てた部品を後の接着工程で高温にさ
らされた場合に溶剤がガスを発生して空洞を生じる可能
性をなくすために、プロピオン酸エトキシエチルなどの
低沸点溶剤に可溶であることが好ましい。これらの接着
剤は、液体注入、重合体プレフォーム、プリプレグ、ま
たは両面接着テープなどの形態で、金属またはセラミッ
クのリッドを使用するセラミック・パッケージのTSM
側にキャッピングまたは保護リッドを取り付けるために
使用して、高信頼性の、熱安定性の高い、空洞のない、
非密閉型シールを形成することができる。
【0034】本発明の1態様は、シロキサン含有ポリイ
ミドの溶液をキャップのシール・リングに注入して部分
的に乾燥/ベーキングして溶剤を除去し、ただちに、ま
たは後に使用するために数カ月保存できるプリプレグを
形成して、金属またはセラミックのリッド(またはキャ
ップ)を基板に接着するために使用することである。接
着には、接着剤プリプレグを、クランプ装置を使用し
て、予熱したオーブンで200〜240℃で基板に取り
付ける。本発明の他の態様では、シロキサン・ポリイミ
ド溶液を注型して皮膜を形成し、これを100℃未満の
温度で乾燥/ベーキングして溶剤を除去し、接着剤プレ
フォームを形成する。金属キャップとセラミック基板と
の間に重合体シールを形成するには、このプレフォーム
をシール・リングのための所期の寸法に切断し、キャッ
プのシール・リングの上に置き、クランプ装置を使用し
て基板に取り付け、予熱したオーブンで加熱して接着さ
せる。本発明のさらに他の態様は、完全に硬化した厚み
約25〜50μm(1〜2ミル)の柔軟なキャリア・フ
ィルム、好ましくはICIアメリカ(ICI America)か
ら市販されている完全に硬化したポリイミド・フィルム
であるユピレックス−R(Upilex-R)(宇部興産の商
標)に、厚み約13〜25μm(0.5〜1.0ミル)
のシロキサン含有ポリイミド接着剤をコーティングして
形成した両面接着テープを使用することである。両面接
着テープは、シロキサン・ポリイミド接着剤をカプトン
(Kapton)(デュポンのPMDA−ODAの商標)の両
面にコーティングして製造することもできる。
【0035】上述の方法により、本発明のシロキサン含
有ポリイミド接着剤は、金属キャップ、たとえばアルミ
ニウムのキャップをアルミナの基板に取り付けるため
に、1.5mmの狭いシール・バンド(シリコーンを主
成分とする接着剤で通常可能な4mmのバンド幅に対し
て)に使用できることが判明した。得られた接着は、各
種の製品信頼性を試験するための応力への暴露、代表的
には約−65℃から約+150℃の熱衝撃(1000サ
イクル)、85℃/85%の温湿度試験(168時
間)、およびHAST(130℃/85%)でもシール
の完全性が保持される。同様の性能は、ガラス・セラミ
ック基板を銅のキャップでシールするなど、他の金属キ
ャップを使用しても得られる。この重合体シールの接着
温度を約200℃または幾分低めに保持すると、シール
は非極性溶剤により手直しができるが、これより高い温
度、たとえば220〜240℃の場合には手直しできな
いシールとなるという予期しなかったことが判明した。
【0036】本発明のシロキサン含有ポリイミドを使用
した熱伝導性配合物は、アルミナ、シリカ、窒化ホウ
素、ケイ酸アルミニウム、酸化マグネシウムなどの熱伝
導性フィラーを配合することにより得られる。フィラー
を充てんしたシロキサン含有ポリイミドの膜は、75重
量%ものフィラーを含有するものであっても、230℃
に加熱した後も柔軟性を保持するが、市販のフィラーを
含有するシロキサン含有ポリイミドの膜は、もろくなる
ことが判明した。
【0037】
【実施例】下記の実施例は、本発明をさらに説明するも
のであるが、どのような形においても本発明の範囲を限
定するものではない。
【0038】実施例1 シロキサン・ポリイミドAの合成 機械的撹拌装置、4A分子ふるいおよび水コンデンサを
備えたソックスレ抽出装置、ならびにN2パージ用アダ
プタを備えた三口フラスコに、2,2−ビス−(3,4
−ジカルボキシフェノキシフェニル)スルフィドジアン
ヒドリド5.10g(10ミリモル)、1,3−ビス−
(m−アミノフェノキシ)ベンゼン(APB)1.54
g(7ミリモル)、p−トルエンスルホン酸50mg、
およびo−ジクロロベンゼン100gを入れた。この混
合物を加熱して3時間還流した後、温度をおだやかに還
流するまで下げ、1,3−ビス−(m−アミノフェノキ
シブチル)テトラメチルジシロキサンをオクタメチルシ
クロテトラシロキサンで平衡化して得た分子量が約98
2のシロキサンジアミン2.6g(2.7ミリモル)を
添加し、約150℃に加熱をさらに4〜5時間続けた
後、反応混合物を約120℃に冷却し、テトラビニルテ
トラメチルシクロテトラシロキサンを1,3−ビス−
(m−アミノフェノキシブチル)テトラメチルジシロキ
サンで平衡化して得た分子量が約1078のシロキサン
ジアミン0.35gを添加した。約120℃にさらに1
時間加熱した後、反応溶液を室温に冷却し、メタノール
中に激しく撹拌しながら徐々に滴下して製品を沈殿させ
た。沈殿した固体のポリイミドをろ過して捕集し、メタ
ノール洗浄を繰り返して、真空乾燥した。
【0039】実施例2 シロキサン・ポリイミドBの合成 2,2−ビス−(3,4−ジカルボキシフェノキシフェ
ニル)プロパンジアンヒドリド、APB、および例1の
ポリメチルビニルシロキサンジアミンを使用し、実施例
1の方法を繰り返してポリイミドBを得た。
【0040】実施例3 シロキサン・ポリイミドCの合成 実施例1と同様のジアンヒドリド、APB、およびシロ
キサンジアミンを使用したが、ジアミンを順次添加する
代わりに、APBとビス(m−アミノフェノキシブチ
ル)ポリジメチルシロキサンの混合溶液にジアンヒドリ
ドを添加して、ポリイミドCを得た。反応混合物を還流
温度近くに6〜7時間加熱し、100〜120℃に冷却
し、例1のビニル基含有シロキサンジアミンを添加した
後、例1の方法を使用して製品の溶液をさらに加熱し
た。
【0041】実施例4 実施例1のポリイミドをプロピオン酸エトキシエチル
に、固体が完全に溶解するまで約60〜65℃で撹拌し
て溶解した25〜30(重量/重量)%溶液を一晩冷蔵
庫に保管して、気泡を消した。使用前に、溶液を室温に
して、必要があれば2〜5μmのフィルタでろ過した。
次にポリイミド溶液がシール・リングの幅全体を覆い、
注入した層に気泡や欠陥が見られないように32mmの
アルミナのボール・グリッド・アレイ(BGA)パッケ
ージをキャッピングするため2mmと4mmのバンド幅
を有する金属キャップ、代表的にはアルミニウムのシー
ル・リング上に注入した。これを約50℃のホットプレ
ートに乗せ、15分で約85〜90℃に上げ、その温度
に約30分間保って接着剤プリプレグを得た。基板に取
り付けるために、キャップを付けた接着剤プリプレグを
基板に位置合わせして、クランプ装置を使用して基板に
取り付け、約220〜240℃に約45分加熱し、少な
くとも約80〜100℃に冷却してからクランプを取り
外した。アセンブリを150℃で気泡の洩れ試験を行
い、さらに2mmと4mmのシールの両方について標準
的な製品信頼性応力試験を行ったところ、すべての試験
に合格し、約−65℃から約150℃の温度サイクルに
関連する熱衝撃と85℃/85%の温湿度暴露の前後で
ポリイミドのシールに洩れを示さず、優秀な性能を示し
た。耐溶剤性試験のために、アセンブリを90℃のキシ
レンに10分間浸漬したが、この条件で重合体シールは
浸食の兆候は示さなかった。
【0042】さらに、プリプレグ接着剤によるキャッピ
ング温度を180〜200℃に保った場合、手直しので
きる重合体シールができることが判明した。この場合、
キャップは約80〜90℃で非極性溶剤に浸漬すること
により取り外すことができる。
【0043】実施例1のシロキサン・ポリイミドと同様
のシーリング性能は、狭い(1.5〜2mm)および標
準の4mmのシール・バンド幅で、44mmおよび64
mmのモジュールのキャッピングの場合にも得られた。
【0044】実施例5 実施例4のポリイミド溶液をテフロン・シートの上にド
クター・ブレード法を用いて注型して薄いフィルムを形
成し、これを約50℃のホットプレートに乗せ、15分
で約85℃〜90℃に上げ、その温度に約30分間保っ
て厚みが約6.3〜7.5μm(2.5〜3ミル)の乾
燥フィルム、すなわち接着剤プレフォームを形成した。
この接着剤プレフォームをシール・リングの寸法に合う
ように切断し、シール・リングと基板の間に置き、アル
ミニウム・キャップをセラミックのモジュールに接着
し、クランプの圧力で組み立て、アセンブリを約200
〜240℃に予熱したオーブンに入れて約45分間窒素
雰囲気中で加熱し、少なくとも80〜100℃に冷却し
た後、オーブンから取り出してクランプから外した。気
泡洩れ試験、−65℃から150℃の熱衝撃、および8
5℃/85%の温湿度試験を含むシールの完全性試験の
結果、2mmおよび4mmのシール・バンド幅とも、実
施例4に使用した溶液注入法およびプリプレグ法に類似
した優秀な性能を示した。
【0045】実施例6 2.5μm(1ミル)および5μm(2ミル)のユピレ
ックス−Rフィルム(市販のもの)に、実施例4のシロ
キサン・ポリイミド溶液をスピン・コーティングして、
両面接着テープを作成し、ガラス板に固定し、約90℃
で約20分ベーキングして乾燥、すなわち溶剤を一部除
去し、室温に冷却して、シロキサン・ポリイミドを裏側
にコーティングし、約90〜95℃で約30分再びベー
キングして、ユピレックス−Rフィルムの両面に厚み約
1.3〜2.05μm(0.5〜0.8ミル)の接着剤
皮膜を形成して、両面接着テープを作成した。この接着
テープを実施例5で示したのと同様の方法でアルミニウ
ム・キャップをセラミック基板に、またセラミック・キ
ャップをセラミック基板に接着するのに使用し、すべて
の標準的な製品信頼性応力環境試験で完全性を保つ、空
洞のない耐久性のあるシールを得た。
【0046】実施例7 熱伝導型のポリイミドAを、実施例4のポリイミド溶液
に非晶質のシリカを、フィラー:シロキサン含有ポリイ
ミドの重量比が約65:35になるように分散させて、
均質の分散液として作成した。これを液体注入により、
実施例4および5に記載した方法と同様、プレフォーム
としてリッドのシーリングに使用した。
【0047】比較例 市販のシロキサン含有ポリイミドを、アルミニウム・キ
ャップをアルミナ・セラミックの基板に取り付ける接着
剤としての試験を行った。これらのポリイミドは、粘度
が比較的低く、シール・バンドに塗布した場合、広がっ
てシール幅を増大させ、また重合体が装置の凹部に流入
する問題を生じることが判明した。また、4mm以上の
シール・バンド幅でアルミニウム・キャップをセラミッ
ク・モジュールに接着するための適切な接着剤の厚みを
得るには、シール・リング上に2回以上コーティングを
行い、コーティングの間に部分的なベーキングを行う必
要があることが判明した。したがって、これらの材料
は、狭いシール・バンド幅には不適当であることがわか
った。また、これらのポリイミドをしようして形成した
重合体シールは高温のキシレンに容易に浸食されること
も判明した。
【0048】本発明を、特定の好ましい実施例について
記載したが、当業者には上記の説明から多くの代替、修
正、および変更態様が可能であることは明白である。し
たがって、添付の請求の範囲は、これらいずれの代替、
修正、および変更態様も、本発明の範囲および原理に該
当するものとして包含する。
【0049】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。
【0050】(1)芳香族ジエーテルジアンヒドリド
と、柔軟な分子鎖を有する芳香族ジアミンと、構造の一
部としてビニル官能性を有するポリシロキサンジアミン
とを含み、全ジアミンに対するアンヒドリドのモル比が
約0.95:1〜1.05:1であり、過剰モルの反応
物質がモノヒドリドまたはモノアミン化合物によりキャ
ッピングされていることを特徴とする、硬化してシロキ
サン含有ポリイミド接着剤を生成する組成物。 (2)1個または複数のポリシロキサンジアミン成分を
使用し、そのうち少なくとも1個がビニル官能性を有す
ることを特徴とする、上記(1)に記載の組成物。 (3)柔軟な分子鎖を有する芳香族ジアミンが、メタ置
換ベンゼンジアミンであることを特徴とする、上記
(2)に記載の組成物。 (4)組成物の成分が、下記の式を有し、
【化21】 式中Xは下記の式の置換または無置換基であり、
【化22】 ■vは−O−、−S−、−SO2−、−CO−、炭素原子
1〜8個を有する直鎖もしくは分岐アルキレンもしくは
アルケニレン、または−(R)C(L)−であり、Rお
よびLは炭素原子1〜8個を有する同一または異なる低
級アルキル基、もしくは炭素原子6〜24個を有するア
リール基、mは1である、芳香族ジエーテルジアンヒド
リドと、下記の式を有し、
【化23】 式中Yは下記のグループから選択したものであり、
【化24】
【化25】 式中Zは−O−、−S−、−SO2−、−CO−、−S
O−、および炭素原子1〜6個を有する低級アルキレ
ン、好ましくはH3C−C−CH3である、メタ置換ベン
ゼンジアミンと、下記の式を有し、
【化26】 式中R1、R2、およびR3は、同一または異なる炭素原
子1〜8個を有するアルキル基、ビニル基、およびこれ
らの混合物、nは0〜30、pは3〜4、AはNH2
たはアミノフェノキシ基であるポリシロキサンであるこ
とを特徴とする、上記(3)に記載の組成物。 (5)上記(1)の組成物を重合して得られる接着剤と
して使用するための、ポリイミド含有シロキサン。 (6)過剰モルのジエーテルジアンヒドリドおよび芳香
族ジアミンを加熱してオリゴマ生成物を生成する工程
と、このオリゴマ生成物にポリシロキサンジアミンを添
加し、混合物を加熱してポリイミドを生成する工程とを
含む重合工程によって製造した、上記(5)に記載のポ
リイミド。 (7)ビニル基を含有しないポリシロキサンジアミンを
オリゴマ生成物に添加し、この混合物を加熱してオリゴ
マ生成物とポリシロキサンジアミンを反応させる工程
と、ビニル基を含有するポリシロキサンジアミンを、オ
リゴマ生成物とビニル基を含有しないジアミンとの反応
生成物に添加し、この混合物を加熱して反応生成物とビ
ニル基を含有するポリシロキサンジアミンとを反応させ
て、ポリイミドを生成させる工程とを含む重合工程によ
り生成した、ビニル基を含有しないポリシロキサンジア
ミンを含む1種または複数のポリシロキサンジアミンを
反応させて生成することを特徴とする、上記(6)に記
載のポリイミド。 (8)ビニル基を含有するポリシロキサンジアミンを最
後に低温で反応混合物に添加することを特徴とする、上
記(7)に記載のポリイミド。 (9)上記(4)の組成物を反応させることによって製
造した、上記(8)に記載のポリイミド。 (10)過剰モルのジエーテルジアンヒドリドおよび柔
軟な分子鎖を有する芳香族ジアミンを加熱してオリゴマ
生成物を生成する工程と、このオリゴマ生成物にポリシ
ロキサンジアミンを添加し、混合物を加熱してポリイミ
ドを生成する工程とを含む、接着剤として使用するのに
適したシロキサン含有ポリイミドの製造方法。 (11)ビニル基を含有しないポリシロキサンジアミン
をオリゴマ生成物に添加し、この混合物を加熱して反応
生成物を生成させる工程と、ビニル基を含有するポリシ
ロキサンジアミンを反応生成物に添加し、この混合物を
加熱して反応生成物とビニル基を含有するポリシロキサ
ンジアミンとを反応させて、ポリイミドを生成させる工
程とを含む、ビニル基を含有しない、およびビニル基を
含有するポリシロキサンジアミンを含む1種または複数
のポリシロキサンジアミンを反応させて生成することを
特徴とする、上記(10)に記載の方法。 (12)ポリシロキサンジアミンが、構造の一部にビニ
ル官能性を有することを特徴とする、上記(10)に記
載の方法。 (13)反応させる成分が、下記の式を有し、
【化27】 式中Xは下記の式の置換または無置換基であり、
【化28】 式中Wは−O−、−S−、−SO2−、−CO−、炭素
原子1〜8個を有する直鎖もしくは分岐アルキレンもし
くはアルケニレン、または−(R)C(L)−であり、
RおよびLは同一または異なる炭素原子1〜8個を有す
る低級アルキル基、もしくは炭素原子6〜24個を有す
るアリール基、mは1である、芳香族ジエーテルジアン
ヒドリドと下記の式を有し、
【化29】 式中Yは下記のグループから選択したものであり、
【化30】
【化31】 式中Zは−O−、−S−、−SO2−、−CO−、−S
O−、および炭素原子1〜6個を有する低級アルキレ
ン、好ましくはH3C−C−CH3である、メタ置換ベン
ゼンジアミンと下記の式を有し、
【化32】 式中R1、R2、およびR3は、同一または異なる炭素原
子1〜8個を有するアルキル基、ビニル基、およびこれ
らの混合物、nは0〜30、pは3〜4、AはNH2
たはアミノフェノキシ基である、ポリシロキサンである
ことを特徴とする、上記(10)に記載の方法。 (14)過剰モルのジエーテルジアンヒドリドを柔軟な
分子鎖を有する芳香族ジアミンおよびポリシロキサンジ
アミンとともに加熱して反応生成物を生成する工程と、
上記反応生成物にビニル基を含有するシロキサンを添加
し、混合物を加熱してポリイミドを生成する工程とを含
む、接着剤として使用するのに適したシロキサン含有ポ
リイミドの製造方法。 (15)上記(10)の方法によって製造したシロキサ
ン含有ポリイミド。 (16)上記(13)の方法によって製造したシロキサ
ン含有ポリイミド。 (17)上記(10)の方法によって製造した接着剤組
成物を使用して、保護キャップを電子モジュールに取り
付ける、電子モジュールの上面メタラジ・キャッピング
方法。 (18)保護キャップが金属であり、電子モジュールが
セラミックであることを特徴とする、上記(17)に記
載の方法。 (19)金属がアルミニウムまたは銅であることを特徴
とする、上記(18)に記載の方法。 (20)接着剤組成物を上記(11)の方法によって製
造することを特徴とする、上記(19)に記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 パトリック・アンソニー・コイコ アメリカ合衆国12524 ニューヨーク州フ ィッシュキル バーグホフ・ドライブ 19 (72)発明者 クリシュナ・ガンディー・サチデブ アメリカ合衆国12533 ニューヨーク州ホ ープウェル・ジャンクション ファービュ ー・ドライブ 23 (72)発明者 フランク・ルイス・ポンペオ アメリカ合衆国12586 ニューヨーク州ウ ォールデン レーク・オシリス・ロード 66

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】芳香族ジエーテルジアンヒドリドと、 柔軟な分子鎖を有する芳香族ジアミンと、 構造の一部としてビニル官能性を有するポリシロキサン
    ジアミンとを含み、 全ジアミンに対するアンヒドリドのモル比が約0.9
    5:1〜1.05:1であり、過剰モルの反応物質がモ
    ノヒドリドまたはモノアミン化合物によりキャッピング
    されていることを特徴とする、 硬化してシロキサン含有ポリイミド接着剤を生成する組
    成物。
  2. 【請求項2】1個または複数のポリシロキサンジアミン
    成分を使用し、そのうち少なくとも1個がビニル官能性
    を有することを特徴とする、請求項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】柔軟な分子鎖を有する芳香族ジアミンが、
    メタ置換ベンゼンジアミンであることを特徴とする、請
    求項2に記載の組成物。
  4. 【請求項4】組成物の成分が、下記の式を有し、 【化1】 式中Xは下記の式の置換または無置換基であり、 【化2】 式中Wは−O−、−S−、−SO2−、−CO−、炭素
    原子1〜8個を有する直鎖もしくは分岐アルキレンもし
    くはアルケニレン、または−(R)C(L)−であり、
    RおよびLは炭素原子1〜8個を有する同一または異な
    る低級アルキル基、もしくは炭素原子6〜24個を有す
    るアリール基、mは1である、芳香族ジエーテルジアン
    ヒドリドと、下記の式を有し、 【化3】 式中Yは下記のグループから選択したものであり、 【化4】 【化5】 式中Zは−O−、−S−、−SO2−、−CO−、−S
    O−、および炭素原子1〜6個を有する低級アルキレ
    ン、好ましくはH3C−C−CH3である、メタ置換ベン
    ゼンジアミンと、下記の式を有し、 【化6】 式中R1、R2、およびR3は、同一または異なる炭素原
    子1〜8個を有するアルキル基、ビニル基、およびこれ
    らの混合物、nは0〜30、pは3〜4、AはNH2
    たはアミノフェノキシ基であるポリシロキサンであるこ
    とを特徴とする、請求項3に記載の組成物。
  5. 【請求項5】請求項1の組成物を重合して得られる接着
    剤として使用するための、ポリイミド含有シロキサン。
  6. 【請求項6】過剰モルのジエーテルジアンヒドリドおよ
    び芳香族ジアミンを加熱してオリゴマ生成物を生成する
    工程と、 このオリゴマ生成物にポリシロキサンジアミンを添加
    し、混合物を加熱してポリイミドを生成する工程とを含
    む重合工程によって製造した、 請求項5に記載のポリイミド。
  7. 【請求項7】ビニル基を含有しないポリシロキサンジア
    ミンをオリゴマ生成物に添加し、この混合物を加熱して
    オリゴマ生成物とポリシロキサンジアミンを反応させる
    工程と、 ビニル基を含有するポリシロキサンジアミンを、オリゴ
    マ生成物とビニル基を含有しないジアミンとの反応生成
    物に添加し、この混合物を加熱して反応生成物とビニル
    基を含有するポリシロキサンジアミンとを反応させて、
    ポリイミドを生成させる工程とを含む重合工程により生
    成した、 ビニル基を含有しないポリシロキサンジアミンを含む1
    種または複数のポリシロキサンジアミンを反応させて生
    成することを特徴とする、請求項6に記載のポリイミ
    ド。
  8. 【請求項8】ビニル基を含有するポリシロキサンジアミ
    ンを最後に低温で反応混合物に添加することを特徴とす
    る、請求項7に記載のポリイミド。
  9. 【請求項9】請求項4の組成物を反応させることによっ
    て製造した、請求項8に記載のポリイミド。
  10. 【請求項10】過剰モルのジエーテルジアンヒドリドお
    よび柔軟な分子鎖を有する芳香族ジアミンを加熱してオ
    リゴマ生成物を生成する工程と、 このオリゴマ生成物にポリシロキサンジアミンを添加
    し、混合物を加熱してポリイミドを生成する工程とを含
    む、 接着剤として使用するのに適したシロキサン含有ポリイ
    ミドの製造方法。
  11. 【請求項11】ビニル基を含有しないポリシロキサンジ
    アミンをオリゴマ生成物に添加し、この混合物を加熱し
    て反応生成物を生成させる工程と、 ビニル基を含有するポリシロキサンジアミンを反応生成
    物に添加し、この混合物を加熱して反応生成物とビニル
    基を含有するポリシロキサンジアミンとを反応させて、
    ポリイミドを生成させる工程とを含む、 ビニル基を含有しない、およびビニル基を含有するポリ
    シロキサンジアミンを含む1種または複数のポリシロキ
    サンジアミンを反応させて生成することを特徴とする、
    請求項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】ポリシロキサンジアミンが、構造の一部
    にビニル官能性を有することを特徴とする、請求項10
    に記載の方法。
  13. 【請求項13】反応させる成分が、 下記の式を有し、 【化7】 式中Xは下記の式の置換または無置換基であり、 【化8】 式中Wは−O−、−S−、−SO2−、−CO−、炭素
    原子1〜8個を有する直鎖もしくは分岐アルキレンもし
    くはアルケニレン、または−(R)C(L)−であり、
    RおよびLは同一または異なる炭素原子1〜8個を有す
    る低級アルキル基、もしくは炭素原子6〜24個を有す
    るアリール基、mは1である、芳香族ジエーテルジアン
    ヒドリドと下記の式を有し、 【化9】 式中Yは下記のグループから選択したものであり、 【化10】 【化11】 式中Zは−O−、−S−、−SO2−、−CO−、−S
    O−、および炭素原子1〜6個を有する低級アルキレ
    ン、好ましくはH3C−C−CH3である、メタ置換ベン
    ゼンジアミンと下記の式を有し、 【化12】 式中R1、R2、およびR3は、同一または異なる炭素原
    子1〜8個を有するアルキル基、ビニル基、およびこれ
    らの混合物、nは0〜30、pは3〜4、AはNH2
    たはアミノフェノキシ基である、ポリシロキサンである
    ことを特徴とする、請求項10に記載の方法。
  14. 【請求項14】過剰モルのジエーテルジアンヒドリドを
    柔軟な分子鎖を有する芳香族ジアミンおよびポリシロキ
    サンジアミンとともに加熱して反応生成物を生成する工
    程と、 上記反応生成物にビニル基を含有するシロキサンを添加
    し、混合物を加熱してポリイミドを生成する工程とを含
    む、 接着剤として使用するのに適したシロキサン含有ポリイ
    ミドの製造方法。
  15. 【請求項15】請求項10の方法によって製造したシロ
    キサン含有ポリイミド。
  16. 【請求項16】請求項13の方法によって製造したシロ
    キサン含有ポリイミド。
  17. 【請求項17】請求項10の方法によって製造した接着
    剤組成物を使用して、保護キャップを電子モジュールに
    取り付ける、電子モジュールの上面メタラジ・キャッピ
    ング方法。
  18. 【請求項18】保護キャップが金属であり、電子モジュ
    ールがセラミックであることを特徴とする、請求項17
    に記載の方法。
  19. 【請求項19】金属がアルミニウムまたは銅であること
    を特徴とする、請求項18に記載の方法。
  20. 【請求項20】接着剤組成物を請求項11の方法によっ
    て製造することを特徴とする、請求項19に記載の方
    法。
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