JPH10243122A - 通信システム及び通信システムに使用する送信装置、受信装置 - Google Patents

通信システム及び通信システムに使用する送信装置、受信装置

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JPH10243122A
JPH10243122A JP5426297A JP5426297A JPH10243122A JP H10243122 A JPH10243122 A JP H10243122A JP 5426297 A JP5426297 A JP 5426297A JP 5426297 A JP5426297 A JP 5426297A JP H10243122 A JPH10243122 A JP H10243122A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通報内容自体に意味のない通報の場合に、電
話回線の占有時間を極力減らし、通信効率を上げた通信
システムを提供することを目的とする。 【解決手段】 交換機からリングバックトーンを検出す
ると回線を開放する通信手段を有する送信装置と、交換
機から起動信号を受信する起動信号受信手段と、電話回
線の閉成及び開放を行う回線閉成/開放手段と、前記交
換機から前記送信装置の加入者回線番号を受信する受信
手段と、起動信号を受信すると回線を閉成させる回線制
御手段とを有する受信装置とを前記送信装置の加入者回
線番号を前記受信装置に通知できる交換機と接続した電
話回線を利用した通信システムを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、電話回線を利用し
た通信システムに関し、特に送信装置の加入者回線番号
を受信装置に通知できる通信システムに関する。
【従来の技術】従来、電話回線を利用した通信システム
は、エレベータの遠隔監視システム、機械警備システ
ム、緊急通報システムなど種々実用化されている。ここ
では、従来の技術について機械警備システムを例に説明
する。機械警備システムは、警備対象である建物に通報
装置を設置し、センタ装置と電話回線を介して接続して
いる。通報装置には、該建物の適所に設置された侵入セ
ンサや火災センサが接続されている。例えば、火災セン
サが火災を検出すると、火災信号が通報装置から電話回
線を介してセンタ装置に通報される。そして、センタ装
置にて、該火災信号を受信すると、該監視対象に対処者
を向かわせるなど適切な対応をとる。また、通報装置の
故障や電話回線の断線などが発生すると、たとえセンサ
が火災等を検出しても、センタ装置に信号が伝送され
ず、機械警備システムが機能しなくなってしまう。そこ
で、センサ等が異常を検出していなくても、通報装置か
ら電話回線を介し、センタ装置に定期的に通報を行な
い、この定期的な通報の有無によって通報装置及び電話
回線が正常であることをセンタ装置にて監視していた。
【発明が解決しようとする課題】定期的な通報は、火災
信号のような監視対象における状態変化情報の通報と異
なり、その通報内容自体に重要な意味はない。また、定
期通報の時間間隔を長く設定すると、電話回線の断線等
のトラブル発生が、センタ装置に伝わるのが遅くなる。
一方、短く設定すると、トラブル発生が伝わるのは早ま
るが、通報回数の増加に伴い電話回線の接続料金が嵩
み、機械警備システムのランニングコストがアップして
セキュリティシステムの普及に支障をきたすことにな
る。すなわち、通報内容自体に重要性がないにもかかわ
らず、セキュリティ性を高めるためには、電話回線の接
続料金が嵩む。また、受信装置に多数の送信装置が接続
されている場合、送信装置の定期通報の時間間隔が短い
と、受信装置に接続されている電話回線が混雑する。そ
の結果、重要な状態変化情報(例えば火災信号や侵入者
検出信号)の受信装置への伝送が遅れるという課題があ
った。そこで、本発明は、通報内容自体に意味のない通
報の場合に、電話回線の占有時間を極力減らし、通信効
率を上げた通信システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】第1の発明は、交換機か
らリングバックトーンを検出すると回線を開放する通信
手段を有する送信装置と、交換機から起動信号を受信す
る起動信号受信手段と、電話回線の閉成及び開放を行う
回線閉成/開放手段と、前記交換機から前記送信装置の
加入者回線番号を受信する受信手段と、起動信号を受信
すると回線を閉成させる回線制御手段とを有する受信装
置とを前記送信装置の加入者回線番号を前記受信装置に
通知できる交換機と接続した電話回線を利用した通信シ
ステムを提供する。そして、送信内容自体に意味がない
通報(例えば、定期通報)をする場合、先ず送信装置か
らダイヤリングして交換機に選択信号を送出する。この
選択信号を交換機が受信すると、交換機は選択された受
信装置に対し起動信号を送出する。起動信号を該受信装
置が受信すると、該受信装置は電話回線の閉成を行う。
電話回線が閉成されると、交換機は、該送信装置が接続
されている加入者回線番号を受信装置に送出する。該加
入者回線番号を受信すると、受信装置は電話回線を開放
する。そして、交換機は、この電話回線の開放を認識す
ると、リングバックトーンを電話回線を介して送信装置
に対して送出する。送信装置は、該リングバックトーン
を検出すると、電話回線を開放し通信を終了させる。こ
れにより、受信装置は、送信装置と受信装置との回線が
接続される前に、送信装置から通報があったことを知る
ことができる。したがって、送信内容自体に意味のない
通報のために、電話回線を占有する時間を短くできるの
である。また、電話回線の使用料金が課金されることな
く、受信装置が送信装置の送信動作をも知ることができ
る結果、通信システムのランニングコストをも下げるこ
とができるのである。第2の発明は、送信装置の加入者
回線番号を受信装置に通知する電話回線を利用した通信
システムに使用する送信装置であって、交換機からリン
グバックトーンを検出すると回線を開放する通信手段を
有した送信装置を提供する。これにより、送信装置と交
換機間の加入者回線を占有する時間が短くなるのであ
る。第3の発明は、送信装置の加入者回線番号を受信装
置に通知する電話回線を利用した通信システムに使用す
る受信装置であって、交換機から起動信号を受信する起
動信号受信手段と、前記交換機から前記送信装置の加入
者回線番号を受信する受信手段と、前記電話回線の閉成
及び開放を行う回線閉成/開放手段と、起動信号を受信
すると回線を閉成しその後開放させる回線制御手段と、
前記送信装置の加入者回線番号、加入者回線番号通知を
受信した時刻を記憶する記憶手段とを有した受信装置を
提供するものである。これにより、受信装置では、交換
機から送信動作を行った送信装置が接続されている電話
回線の加入者回線番号を受信でき、更に受信した時刻を
記憶できるので、送信装置の通報が何時あったかを確認
できるのである。第4の発明は、第1の発明または第2
の発明に加え、送信装置は複数の送信先電話番号を記憶
しており、送信内容により送信先電話番号を選択するこ
とができる通信システムまたは送信装置を提供する。こ
れにより、送信内容自体に意味のない通報の場合にの
み、専用の受信装置に対して送信操作を行うことがで
き、送信内容自体に意味のある通報に影響しないように
できる。
【発明の実施の形態】図1〜図4を参照して、発明の実
施の形態を説明する。図1は、本発明にかかる通信シス
テムのシステム構成を示す図である。通信システムは、
送信装置1と受信装置2が交換機3を有する電話回線4
にて接続している。図2は、送信装置1のブロック図を
示す。送信装置1は、交換機3の出力するリングバック
トーンを検出するリングバックトーン検出手段11と、
電話回線4の閉成/開放を行う回線閉成/開放手段12
と、リングバックトーン検出手段11からの出力により
回線閉成/開放手段12を制御する回線制御手段13を
有して構成する。図3は、受信装置2のブロック図であ
る。受信装置2は、登録されている送信装置1が接続さ
れている電話回線の加入者回線番号及び後述する時刻を
対応して記憶する記憶手段21と、交換機3より送出さ
れる送信装置1の加入者回線番号等を受信する受信手段
22と、電話回線4の閉成または開放を行う回線閉成/
開放手段23と、電話回線4に接続され交換機3の送出
する起動信号を受信する起動信号受信手段24と、受信
手段22または起動信号受信手段24からの出力により
回線閉成/開放手段23を制御する回線制御手段25を
有して構成している。記憶手段21は、予め送信装置1
の接続されている加入者回線番号と加入者回線番号に関
連させて該加入者回線番号を最近受信した時刻を記憶し
ているメモリ211と、加入者回線番号を受信手段22
から受信すると計時手段213が入力する現時刻を該加
入者回線番号に対応してメモリ211に記憶させる記憶
制御手段212にて構成している。次に、このように構
成された通信システムの動作について、図4をもとに説
明する。先ず、送信装置1が送信のために電話回線4を
閉成すると、交換機3から送信装置1にダイヤルトーン
が戻される。そして、送信装置1は、受信装置2の電話
番号(選択信号)を交換機3に送出する(ステップ
1)。次に、交換機3は、受信装置2に対して起動信号
を送出する。受信装置2では、この起動信号を起動信号
受信手段24にて受信すると、回線制御手段25から回
線閉成/開放手段23を動作させ、電話回線4を閉成す
る。次に交換機3は、電話回線4を介して送信装置1の
接続されている電話回線の加入者回線番号を送出する。
そして、受信装置は、交換機3から送信される該送信装
置1の加入者回線番号を受信手段22にて受信する。受
信が完了すると、受信手段22から回線制御手段25に
出力され、回線制御手段25から回線閉成/開放手段2
3にて電話回線4を開放する。また、記憶制御手段21
2では、計時手段213の計時している現在時刻を、メ
モリ211に記憶している加入者回線番号と関連づけて
記憶する。(ステップ2) 交換機3は、受信装置2の回線開放を認識すると、送信
装置1に対してリングバックトーンを、受信装置2に対
して呼出信号をそれぞれ送信する。送信装置1は、該リ
ングバックトーンをリングバックトーン検出手段11に
て検出すると、回線制御手段13から回線閉成/開放手
段12を制御し、電話回線を開放する。一方、受信装置
2では、呼出信号を受信しても、所定回数以上の呼出信
号を受信するまで、電話回線を閉成させないようにして
いる。(ステップ3) したがって、受信装置2では、送信装置1との回線が受
信装置2とが接続される前に、送信装置1から送信動作
があったことを認識できるのである。これによって、電
話回線4を占有する時間が極めて短くて済むので、通信
効率のよい通信システムが提供できる。また、送信装置
1と受信装置2とを接続することなく、受信装置2にて
送信装置1及び電話回線4の正常を確認できるので、電
話回線の接続料金が必要でなく、頻繁に送信装置1の状
態確認が必要な機械警備システムや非常通報システムな
どでは、システムの信頼性を安価に向上させることが可
能になる。
【実施例】次に、図5から図12を参照して、本発明を
機械警備システムに適用した場合の第1の実施例を説明
する。図5は、機械警備システムのシステム構成を示す
図である。同図に示すように、機械警備システムは、複
数の警備対象である建物に通報装置5がそれぞれ設置さ
れ、センタ装置6と電話回線4を介して接続している。
センタ装置6は、交換機3と2本の電話回線4a、4b
にて接続されている。そして、4aは通報装置5から異
常通報を受信するための電話回線であり、4bは定期通
報を受信するための電話回線である。図6は、通報装置
5のブロック図を示す。通報装置5は、図示しない監視
対象(以下、物件という。)の適所に設置される火災セ
ンサー・侵入センサー等の各種センサーからの信号を受
けるセンサ入力部51、機械警備のセット/解除操作、
現状態の表示、各種設定等を行う液晶タッチパネルを用
いた操作表示部52、定期通報の間隔を計時するタイマ
ー53、電話回線4を介してセンタ装置6と通信を行う
通信部55、通報装置5を動作させるプログラムや各種
データを記憶する記憶部56及びこれらを制御する制御
部54にて構成されている。図示していないが、通信部
55には電話回線4と交換機3との直流ループの閉成/
開放を行うリレー、交換機3からのリングバックトーン
を検出する手段が少なくとも設けられている。また、記
憶部56には、図8に示すように物件固有の識別コード
である物件コード、センサが異常を検出したとき等に通
報を行う為の異常通報用電話番号、定期通報するときの
為の電話番号である定期通報用電話番号などを記憶して
いる。このように構成された通報装置5の通報動作を図
11のフローを参照して説明する。先ず、通報装置5が
物件に設置され電源の投入により、タイマー53が計時
を開始する(S101)。本実施例では、タイマー53
は15分でタイムアップするものである。なお、タイマ
ー53の計時する時間は、短いほど定期通報の時間間隔
が短くなりセキュリティ性が向上する反面、あまり短い
と定期通報だけのために電話回線4の占有時間が長くな
ることを考慮して適宜の時間が選択される。そして、S
102にて、センサからの異常信号の入力や操作表示部
52からの警備セット操作の入力などがあるか否かを監
視している。ここで、火災センサから火災検知信号の入
力があると、S109に進み通報動作をする。S109
では、通信部55にて電話回線4と直流ループを閉成す
る。そして、記憶部56に記憶されている異常通報用電
話番号をダイヤリングする。そして、センタ装置6から
の応答信号の受信を待つ(S111)。なお、同図のフ
ローに記載していないが、応答信号が所定時間経過して
も受信できない場合や電話回線4がビジー状態であれば
一旦直流ループを開放し、S109からの送信動作を繰
り返す。センタ装置6から応答信号を受信すれば、S1
12にて火災異常信号、物件コード等をセンタ装置6に
送出するなどの通信を行う(S112)。その後、電話
回線4の直流ループを開放し(S107)、タイマー5
3をリセット(S108)の上、S101に戻る。一
方、S102にて状態変化がない場合、S103に進
む。S103では、タイマー53がタイムアップしたか
否か判断している。タイムアップしていない場合は、S
102に戻り、物件の状態変化の監視を続ける。タイマ
ー53がタイムアップすると、通信部55にて電話回線
4の直流ループを閉成する。そして、記憶部56から定
期通報用電話番号を読みだし、ダイヤリングする(S1
05)。そして、交換機3からリングバックトーンの受
信を検出する(S106)と、直ちに電話回線4の直流
ループを開放する(S107)。そして、タイマー53
をリセット(S108)し、S101に戻る。次に、セ
ンタ装置6について説明する。図7は、センタ装置6の
ブロック図である。センタ装置6は、通報装置5の異常
通報信号を受信用の電話回線4aと接続する異常通報用
通信部61、通報装置5の定期通報を受信用の電話回線
4bと接続する定期通報用通信部62、現在時刻を計時
する計時部64、センタ装置6を動作させるプログラム
や各種データ等を記憶する記憶部65、物件の現状態や
定期異常の発生等を表示するディスプレイである表示部
66、管制員が異常を確認した場合等に操作する操作部
67、これらのセンタ装置を制御する制御部63にて構
成している。ここで、センタ装置6が、異常通報受信用
の電話回線4a、定期通報受信用の電話回線4bを有し
ている理由について述べる。機械警備システムの場合、
1台のセンタ装置6に対し、多数の通報装置5が電話回
線4を介して接続される。そして、センタ装置6は、交
換機3と接続している加入者回線を介してのみ、通報装
置5からの通報を受信できるので、この加入者回線の空
き状態によって、通報装置5からセンタ装置6への信号
伝達に要する時間が決まる。このため、緊急性の高い火
災信号や侵入者検出信号等の異常通報と、比較的緊急性
の低いが通報回数が多い定期通報とを同じ加入者回線に
て受信すると、緊急性の高い異常通報のセンタ装置への
到達が定期通報によって邪魔され遅れることが起こり得
る。そこで、本実施例では、センタ装置6に異常通報受
信用の電話回線4aと定期通報受信用電話回線4bを接
続している。なお、図9に示すように、記憶部65は、
各顧客毎に物件コード、通報装置の電話番号、定期受信
時刻、現状態などを記憶している。図12は、センタ装
置6の受信動作を示すフローである。センタ装置6は、
情報受信端末起動信号が交換機3から異常通報用通信部
61又は定期通報用通信部62にて受信するのを監視し
ている(S201)。そして、S201にて、情報受信
端末起動信号を受信すると、該受信した電話回線4a又
は4bの直流ループを閉成する(S202)。そして、
交換機3より送出される通報装置5が接続されている電
話回線の加入者回線番号(以下、通報装置の電話番号と
いう。)を受信し(S203)、その後、該電話回線の
直流ループを開放する(S204)。そして、S205
にて、定期通報用の電話回線4bからの情報受信端末起
動信号であったならば、S206に進む。S206で
は、記憶部65の定期受信時刻を計時部64からの入力
される現在の時刻に更新記憶し(S206)、S201
に戻る。なお。図示していないが、この定期受信時刻か
ら所定時間経過した場合は、定期通報の未受信を表示部
66に表示する。この表示を管制員がみると、該当する
物件に対処者を急行させ、物件の安全等の維持を図る。
S205にて、電話回線4aからの情報受信端末起動信
号であったならば、S207に進む。S207では、そ
の後に交換機3から所定時間内に所定回数の呼出信号を
受信するか否か監視している。そして、所定時間内に所
定回数の呼出信号を受信しなければ(S212)、S2
01に戻る。一方、呼出信号を受信すると、電話回線4
aの直流ループを閉成し(S208)、通報装置5から
の状態信号等を受信する(S209)。そして、表示部
66の表示を変えるとともに、記憶部65の記憶内容を
更新記憶し(S210)、電話回線4aの直流ループを
開放(S211)の上、S206に進む。また、ここ
で、異常信号を受した場合は、目だつように表示部66
に異常表示をさせるのが好ましい。そして、異常表示を
管制員がみて、対処者を該物件に急行させる等適切に処
理される。 なお、本フローには記載していないが、セ
ンタ装置6が、間違い電話等により呼出信号を受信した
場合、通報装置5の信号伝送の場合と異なり、現状態等
の信号を受信できず、そのまま直流ループを開放する。
次に、以上に説明してきた構成の機械警備システムの動
作を、図10をもとに説明する。先ず、通報装置5が定
期送信のために電話回線4を閉成すると、交換機3から
通報装置5にダイヤルトーンが戻される。そして、通報
装置5は、センタ装置6の定期通報用の電話番号(選択
信号)を交換機3に送出する。次に、交換機3は、セン
タ装置6に接続されている定期通報用の電話回線4bに
対して情報受信端末起動信号を送出する。センタ装置6
の定期通報用通信部62では、この情報受信端末起動信
号を受信すると、回線閉成/開放手段を動作させ、電話
回線4bの直流ループを閉成する。そして、交換機3か
ら送信される該通報装置5の電話番号を定期通報用通信
部62にて受信する。受信が完了すると、定期通報用受
信部62にて電話回線4bの直流ループを開放する。こ
のときに、前述したように、記憶部65に定期受信時刻
を通報装置5の電話番号に関連づけて記憶するととも
に、表示部66の表示を変える。一方、交換機3は、セ
ンタ装置6の定期通報用電話回線4bの直流ループの開
放を認識すると、通報装置5に対してリングバックトー
ンを送出する。通報装置5は、該リングバックトーンを
通信部55にて検出すると、電話回線4の直流ループを
開放する。なお、センタ装置6では、呼出信号を受信し
ても、所定回数以上の呼出信号を受信するまで、電話回
線を閉成させないようにしている。したがって、センタ
装置6では、通報装置5とセンタ装置6とが接続される
前に、通報装置5から通報動作があったことを認識でき
るのである。これによって、電話回線4を占有する時間
が極めて短くて済むので、通信効率のよい通信システム
が提供できる。また、通報装置5とセンタ装置6との回
線を接続することなく、センタ装置6にて通報装置5及
び電話回線4の正常を確認できるので、電話回線の接続
料金が必要でなく、頻繁に通報装置5の状態確認が必要
な機械警備システムや非常通報システムなどでは、シス
テムの信頼性を安価に向上させることが可能になる。更
に、異常通報受信用の電話回線4aと定期通報受信用の
電話回線4bにて、異常通報と定期通報とを区別して受
信することにより、異常通報と定期通報の識別が可能に
なる。そして、機械警備システムにおける緊急度の低い
通報(例えば、定期通報)が、緊急度の高い通報(例え
ば、火災信号や侵入者検出信号の通報)をセンタ装置6
に送信することを妨害しない。これによって、機械警備
システムのセキュリティ性が向上するのである。次に、
第2の実施例について、図13〜図15を参照して説明
する。図13は、第2の実施例にかかる機械警備システ
ムのシステム構成を示す図である。同図に示すように、
機械警備システムは、複数の警備対象である建物に通報
装置7がそれぞれ設置され、センタ装置8と電話回線4
を介して接続されている。センタ装置8は、交換機3と
1本の電話回線4cにて接続されている。ここで、1本
の電話回線とは、物理的に1本の電話回線を指すのでは
なく、異常通報用の電話回線と定期通報用の電話回線と
を区別せずに同一の電話回線で受信することを意味す
る。つまり、第1の実施例の場合は、異常通報受信用の
電話回線4aと定期通報用の電話回線4bとに通報の種
別によって区別して受信できるようにしていたのを、異
常通報と定期通報とを混在して電話回線4cにて受信す
るようにしたものである。第1の実施例の通報装置5と
本実施例の通報装置7とは、通報装置5が通報先電話番
号を2箇所記憶しているのに対し、通報装置7は通報先
電話番号を1箇所記憶し、異常通報と定期通報の通報先
を同じにしている点が異なる。また、第1の実施例のセ
ンタ装置6と本実施例のセンタ装置8とは、センタ装置
6が異常通報用通信部と定期通報用通信部を有し、2本
の電話回線にそれぞれ個別に接続しているのに対し、セ
ンタ装置8で1本の電話回線4cに1つの通信部を有し
ている点と、後述する受信信号の処理動作が異なる。そ
の他の点については、第1の実施例と基本的に同じであ
るので説明を省略する。図15を参照して、センタ装置
8の動作について説明する。センタ装置8は、情報受信
端末起動信号を交換機3から受信するまで待機している
(S301)。そして、S301にて、情報受信端末起
動信号を受信すると、該受信した電話回線4cの直流ル
ープを閉成する(S302)。そして、交換機3を介し
て送出される当該通報装置7の加入者回線番号(以下、
通報装置の電話番号という。)を受信し(S303)、
その後、電話回線4cの直流ループを開放する(S30
4)。そして、S305にて、交換機3から送出される
呼出信号の数をカウントし、所定回数例えば3回をカウ
ントするとS307に進む。一方、所定時間内に呼出信
号を3回カウントしなければ、S306に進み定期受信
時刻を更新しS301に戻る。なお、通報装置7は、リ
ングバックトーンを検出すると、電話回線4の直流ルー
プを開放するので、交換機3から呼出信号が何回も送出
されることはない。このため、前記所定回数は、通報装
置7がリングバックトーンを受信した後に、直流ループ
を開放するまでに交換機3から送出される呼出信号の数
より多い数に適宜設定される。S307では、電話回線
4cの直流ループを閉成し、通報装置7からの状態信号
等を受信する(S308)。そして、表示部の表示を変
えるとともに、記憶部の記憶内容を更新記憶し(S30
9)、電話回線4cの直流ループを開放(S310)の
上、S306に進む。図14を参照して、第2の実施例
の機械警備システムの動作について説明する。先ず、通
報装置7が異常通報のために電話回線4を閉成すると、
交換機3から通報装置7にダイヤルトーンが戻される。
そして、通報装置7は、センタ装置8にセンタ装置8の
電話番号(選択信号)を交換機3に送出する。次に、交
換機3は、センタ装置8に接続されている電話回線4c
に対して情報受信端末起動信号を送出する。センタ装置
8は、電話回線4cの直流ループを閉成する。そして、
交換機3から送信される該通報装置7の電話番号を受信
する。受信が完了すると、電話回線4cの直流ループを
開放する。交換機3は、センタ装置8の電話回線4cの
直流ループの開放を認識すると、電話回線4cを介し通
報装置7に対してリングバックトーンを送出する。通報
装置7は、該リングバックトーンを受信しても、異常通
報のときは直流ループを開放せず、センタ装置8からの
応答信号を待つ。そして、センタ装置8にて交換機3か
ら送出される呼出信号が所定回数(本実施例では、3
回)受信すると、電話回線4cの直流ループを閉成す
る。以上により、通報装置7とセンタ装置8とが電話回
線4にて接続されたこととなる。そして、センタ装置8
が図示しない応答信号を通報装置7に送出する。通報装
置7は該応答信号を受信すると、センタ装置8に異常信
号、物件状態等の送出を開始する。その後、通信が終了
すると、通報装置7及びセンタ装置8はそれぞれ電話回
線4の直流ループを開放し、通報動作を終了させる。ま
た、定期通報の場合は、同図のAにて、通報装置7がリ
ングバックトーンを受信すると、電話回線4の直流ルー
プを開放するので、交換機3からセンタ装置8に呼出信
号が3回送出されない。このため、センタ装置8にて電
話回線4cの直流ループを再度閉成せず、定期受信時刻
を更新する処理を行い定期通報処理を終了する。これに
よって、センタ装置8を1本の電話回線とした場合であ
っても、異常通報と定期通報を区別して処理が行える。
本実施例では、定期通報と異常通報とを呼出信号の受信
回数にて区別したが、異常通報の場合は、通報装置7か
らダイヤリングする際に加入者回線番号の通知を拒否す
るコード(例えば、センタ装置8の電話番号の先頭に
「184」)を付加させ、定期通報の場合は付加させな
いようにし、異常通報と定時通報とをセンタ装置8にて
区別することもできる。この場合は、センタ装置8の処
理は、図15におけるS305を変更すれば実現でき
る。すなわち、S303にて、交換機3から電話回線4
cを介してセンタ装置8に送出された信号に通報装置7
の電話番号が含まれていると、S305にて定期通報と
判断する。一方、通報装置7の電話番号が含まれていな
いと、異常通報と判断するようにする。そして、定期通
報を判断すれば、S306の処理を行い、異常通報と判
断すれば、S307の処理に移行する。この方式であれ
ば、第2の実施例の場合に比べ、呼出信号をカウントす
る時間分だけ短縮され、異常信号がセンタ装置に早く到
達できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる通信システムのシステム構成図
【図2】本発明にかかる送信装置のブロック図
【図3】本発明にかかる受信装置にブロック図
【図4】本発明にかかる通信システムの動作フロー
【図5】第1の実施例の機械警備システムのシステム構
成図
【図6】第1の実施例の通報装置のブロック図
【図7】第1の実施例のセンタ装置のブロック図
【図8】第1の実施例にかかる通報装置の記憶部の記憶
データ
【図9】第1の実施例にかかるセンタ装置の記憶部の記
憶データ
【図10】第1の実施例の機械警備システムの動作フロ
【図11】第1の実施例にかかる通報装置の処理フロー
【図12】第1の実施例にかかるセンタ装置の処理フロ
【図13】第2の実施例の機械警備システムのシステム
構成図
【図14】第2の実施例の機械警備システムの動作フロ
【図15】第2の実施例にかかるセンタ装置の処理フロ
【符号の説明】
1・・・・送信装置 11・・・リングバックトーン検出手段 12・・・回線閉成/開放手段 13・・・回線制御手段 2・・・・受信装置 21・・・記憶手段 211・・メモリ 212・・記憶制御手段 213・・計時手段 22・・・受信手段 23・・・回線閉成/開放手段 24・・・起動信号受信手段 25・・・回線制御手段 3・・・・交換機 4・・・・電話回線 4a・・・異常通報受信用の電話回線 4b・・・定期通報受信用の電話回線 4c・・・電話回線 5,7・・通報装置 51・・・センサ入力部 52・・・操作表示部 53・・・タイマー 54・・・制御部 55・・・通信部 56・・・記憶部 6,8・・センタ装置 61・・・異常通報用通信部 62・・・定期通報用通信部 63・・・制御部 64・・・計時部 65・・・記憶部 66・・・表示部 67・・・操作部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送信装置の加入者回線番号を受信装置に通
    知する電話回線を利用した通信システムにおいて、 前記送信装置は、交換機から送出されたリングバックト
    ーンを検出すると回線を開放する通信手段を有し、 前記受信装置は、交換機から起動信号を受信する起動信
    号受信手段と、前記電話回線の閉成及び開放を行う回線
    閉成/開放手段と、前記交換機から前記送信装置の加入
    者回線番号を受信する受信手段と、起動信号を受信する
    と回線を閉成しその後開放させる回線制御手段とを有す
    ることを特徴とした通信システム。
  2. 【請求項2】送信装置の加入者回線番号を受信装置に通
    知する電話回線を利用した通信システムに使用する送信
    装置であって、 交換機から送出されたリングバックトーンを検出すると
    回線を開放する通信手段を有することを特徴とする送信
    装置。
  3. 【請求項3】送信装置の加入者回線番号を受信装置に通
    知する電話回線を利用した通信システムに使用する受信
    装置であって、 交換機から起動信号を受信する起動信号受信手段と、 前記電話回線の閉成及び開放を行う回線閉成/開放手段
    と、 前記交換機から前記送信装置の加入者回線番号を受信す
    る受信手段と、 起動信号を受信すると回線を閉成しその後開放させる回
    線制御手段と、 前記送信装置の加入者回線番号及び加入者回線番号通知
    を受信した時刻を記憶する記憶手段とを有した受信装
    置。
  4. 【請求項4】前記送信装置は複数の送信先電話番号を記
    憶する記憶手段と、送信内容により送信先電話番号を選
    択する送信先選択手段とを有することを特徴とした請求
    項1記載の通信システムまたは請求項2記載の送信装
    置。
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