JP2010171786A - 異常判定システム - Google Patents

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Abstract

【課題】利用者の安否確認を確実に実行でき、通報装置等の異常を早期に検知でき、更に通信コストのかからないシステムを提供する。
【解決手段】通報装置1は、所定の時間間隔を計測するタイマー12と、この時間間隔が経過した時に、定期通報用に設定された受信装置2の電話番号に所定の接続時間だけ回線接続する回線接続部11とを備え、受信装置2は、通報装置1の電話番号を特定可能なナンバーディスプレイ機能を備える解析部21と、複数の通報装置毎に少なくとも電話番号及び定期通報に関する情報を格納するデータベース23と、特定された通報装置1の電話番号がデータベース23に格納された電話番号と一致する場合に、定期通報が実行されたことを検知すると共に、データベース23に格納された定期通報に関する情報に基づいて所定の時間間隔が経過しても通報装置1からの回線接続がない場合に警報を出力する警報出力部22とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、居宅内等に設置され異常事態の発生を通報する通報装置の故障等、又はその利用者の異常を検知する異常判定システムに関するものである。
近年、居宅内等において高齢者等の異常事態に対応するための通報装置が利用されている。このような通報装置として、予め所定の受信センターの電話番号が登録され、簡単な操作で受信センターと連絡が取れるシステムが提案されている。例えば、高齢者等が携帯可能な腕時計やペンダント等に無線送信機能を搭載し、このような装置に設けられた所定のボタンを押すと、無線信号が公衆電話回線に接続された通報装置に伝達され、通報装置は、その無線信号をトリガーとして、予め登録された受信センターに自動的に接続し、受信センターからコールバックするシステムが開示されている(特許文献1参照)。このような通報装置は、既に全国に普及しており、多くの高齢者宅に設置されている。
上記のような通報装置には、通常、自機が正常に動作しているか、利用者の電話回線が正常であるか等を確認するための定期通報という機能が備わっている。この機能により、所定のデータが定期的に通報装置から受信センターに電話回線を介して送信される。ここでいう所定のデータとは、装置のID番号や、この通信が定期通報であることを意味するデータ等である。受信センターの受信装置は、各装置のID毎にタイマーを所有し、定期通報を受信すると、そのIDに対応するタイマーをリセットする。タイマーには例えば5日間等の期間が設定され、この期間内にタイマーがリセットされない場合には、装置の異常と判断する。
また、利用者に通報装置を定期的に操作してもらい、受信センターでその通報を確認することで、利用者の孤独死等を防止する利用法がある。このような利用法を用いることで、上述した定期通報と同等の効果を得ることもできる。
更に近年では、高齢者等の行動パターンを監視することにより、異常事態を早期に検知して通報するシステムが提案されている。このようなシステムとして、赤外線センサ、テレビのスイッチ操作を検出するセンサ等を居宅内に設置して入居者の動きを検知し、センサの出力が一定時間ない場合等に通報を発信するものが開示されている(特許文献2参照)。
特開平6−253042号公報 特開2000−11282号公報
しかしながら、上記従来の通報装置の定期通報においては、受信センターにデータを着信させる必要があるため、利用者が電話代金を負担しなければならない場合があった。受信センターの電話番号をフリーダイヤルにし、受信センターに課金する対処法も考えられるが、このような対処法によると、利用者の増加に伴い、システム管理者にかかるコスト負担が多大になるという問題が生ずる。このようなコストを削減するためには、定期通報の実行間隔を長くするといった対応が必要となり、このような対応によると、装置等の異常を検知する能力が低下することとなる。
また、装置に設けられたボタン等の定期的な操作による利用者の安否確認及び装置の異常検知に関しても、上記と同様の問題が生ずるため、高頻度を行うと、コストが大きくなる。
また、上記各種センサを用いた安否確認においては、異常と判断された場合にのみ利用者側の装置から受信センターに通報されるため、高頻度の通報によるコストの増加は軽減される。しかしながら、装置の異常検知を目的とする定期通信に関しては、上述したような問題の解決が何ら図られていない。
本発明は、上記事情を背景としてなされたものであり、利用者の安否確認を確実に実行することができ、通報装置等の異常を早期に検知することができ、更に通信コストのかからないシステムを提供することを目的とする。
上記課題の解決を図る本発明は、利用者の緊急事態を通報する緊急通報と、自機又は関連機器の稼働状態を通報する定期通報とを行う通報装置と、前記通報装置からの通報を、電話回線を介して受信する受信装置とを備える異常判定システムであって、前記通報装置は、所定の時間間隔を計測するタイマーと、前記タイマーにより設定された時間間隔が経過した時に、前記定期通報用に設定された前記受信装置の電話番号に、所定の接続時間だけ回線接続する回線接続部とを備え、前記受信装置は、前記受信装置に回線接続した前記通報装置の電話番号を特定可能なナンバーディスプレイ機能を備える解析部と、複数の前記通報装置毎に、少なくとも電話番号及び前記定期通報に関する情報を格納するデータベースと、前記解析部により特定された前記通報装置の電話番号が、前記データベースに格納された電話番号と一致する場合に、該通報装置により前記定期通報が実行されたことを検知すると共に、前記データベースに格納された前記定期通報に関する情報に基づいて、所定の時間間隔が経過しても前記通報装置からの回線接続がない場合に、警報を出力する警報出力部とを備えるものである。
上記本発明によれば、通報装置は、タイマーにより所定の時間間隔が計測されると、定期通報用に設定された通報先に、比較的短い接続時間、例えばリング・バック・トーン1回分の時間だけ公衆電話回線に接続し、定期通報に必要な信号を発信する。受信装置は、この接続に対してオフフックせず、ナンバーディスプレイ機能を用いて電話番号を特定し、データベースとの照合により、定期通報の良否を判断する。これにより、回線使用料が課金されることなく、且つ短い時間で定期通報の良否を判断することが可能となり、従来困難であった毎日又は更に短い周期での定期通報を実行することが可能となる。
また、本発明は、利用者の緊急事態を通報する緊急通報と、利用者の安否結果を通報する定期通報とを行う通報装置と、前記通報装置からの通報を、電話回線を介して受信する受信装置とを備える異常判定システムであって、前記通報装置は、利用者が操作可能な操作部と、前記操作部への操作があった場合に、前記定期通報用に設定された前記受信装置の電話番号に、所定の接続時間だけ回線接続する回線接続部とを備え、前記受信装置は、前記受信装置に回線接続した前記通報装置の電話番号を特定可能なナンバーディスプレイ機能を備える解析部と、複数の前記通報装置毎に、少なくとも電話番号及び前記解析部が処理した内容に関する情報を格納するデータベースと、前記データベースに格納された電話番号を有する前記通報装置からの回線接続が、所定の時間間隔を経過してもない場合に、警報を出力する警報出力部とを備えるものである。
上記本発明によれば、利用者がボタン等の操作部を操作することにより、利用者の安否確認の結果として定期通報が実行される。この定期通報が規定通りに行われるか否かを受信装置側で確認することにより、利用者の安否と共に、通信装置等の稼働状態を確認することができる。即ち、この操作部が操作されると、通報装置は定期通報用に設定された通報先に所定の接続時間だけ公衆電話回線に接続する。尚、ここでいう操作部は、緊急事態の発生時に操作されるものとは別体に構成されていることが好ましいが、同一の筐体に収まるものであってもよい。そして、受信装置は、この接続に対してナンバーディスプレイ機能を用いて電話番号を特定し、データベースとの照合により定期通報の良否及び利用者の安否確認を行うことができる。このような構成によっても、上記他の発明と同様に、回線使用料が課金されることなく、且つ短い時間で定期通報の良否を判断することが可能となる。
また、本発明は、利用者の状態を通報する通報装置と、前記通報装置からの通報を、電話回線を介して受信する受信装置とを備える異常判定システムであって、前記通報装置は、前記利用者の居住エリアに設置され、前記利用者の動きを検知するセンサと、前記センサにより前記利用者の動きが検知された場合に、前記受信装置の電話番号に、所定の接続時間だけ回線接続する回線接続部とを備え、前記受信装置は、前記受信装置に回線接続した前記通報装置の電話番号を特定可能なナンバーディスプレイ機能を備える解析部と、複数の前記通報装置毎に、少なくとも電話番号及び前記解析部が処理した内容に関する情報を格納するデータベースと、前記データベースに格納された電話番号を有する前記通報装置からの回線接続が、所定の時間間隔を経過してもない場合に、警報を出力する警報出力部とを備えるものである。
上記本発明によれば、センサにより利用者の動きが検知されると、通報装置は受信装置の電話番号に所定の接続時間だけ接続する。受信装置は、この接続に対してナンバーディスプレイ機能を用いて電話番号を特定し、データベースとの照合により利用者の安否確認及び通報装置等の異常確認を行うことができる。即ち、受信装置は、通報装置からの回線接続が、所定の時間間隔を経過してもない場合には、利用者又は通報装置等に異常が発生したものと判断することができる。これにより、上記他の発明と同様に、回線使用料が課金されることなく、利用者の安否、及び通信装置等の異常を早期に検知することが可能となる。
以上のように、本発明によれば、利用者の安否確認を確実に実行することができ、通報装置等の異常を早期に検知することができ、更に通信コストのかからないシステムを提供することができる。
図1は、実施の形態1に係る異常判定システムの構成を示す機能ブロック図である。 図2は、通報装置(回線接続部)からの信号を受信した公衆電話回線内の電話交換機と受信装置(解析部)との信号のやり取りを示すフローチャートである。 図3は、通報装置側での定期通報のプロセスを示すフローチャートである。 図4は、受信装置側での定期通報のプロセスを示すフローチャートである。 図5は、実施の形態2に係る異常判定システムにおける利用者側の機器の構成を示す機能ブロック部である。 図6は、実施の形態2及び3における警報出力部の内部タイマーの監視時間を例示するグラフである。 図7は、実施の形態3に係る異常判定システムにおける利用者側の機器の構成を示す機能ブロック図である。
以下、添付した図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。尚、異なる実施の形態において、同一又は同様の作用効果を奏する箇所については、同一の符号を付してその説明を省略する。
実施の形態1
図1は、本実施の形態に係る異常判定システムの構成を示している。この異常判定システムは、通報装置1と受信装置2とが、公衆電話回線3により接続された形態をとる。
通報装置1は、利用者の居宅内等に設置され、回線接続部11及びタイマー12を備える。回線接続部11は、公衆電話回線3に接続すると共に、タイマー12と互いに信号の送受が可能に接続される。
受信装置2は、利用者の安否確認等を行う受信センター内に設置され、解析部21、警報出力部22、データベース23を備える。警報出力部22には、解析部21とデータベース23とが接続される。解析部21は、公衆電話回線3に接続する。
タイマー12は、受信センター側が通報装置1の故障等を検知するための定期通報を実行する時間間隔を決定するものであり、ダウンカウンタ等の周知の技術を利用して構成される。タイマー12は、定期通報を実行する時間がくると、回線接続部11に対してトリガー信号を出力する。回線接続部11は、トリガー信号を受信すると、定期通報に係る信号を、公衆電話回線3を介して受信送装置2の解析部21に送信する。
尚、タイマー12による定期通報の時間間隔は、適宜設定されるべきものであるが、例えば24時間、12時間等が好適である。また、日中に定期通報を実行すると、利用者の電話の使用を妨げる可能性が高くなるため、深夜のみに実行するようにしてもよい。更に、定期通報による出力信号が受信装置2に同時期に集中しないように、定期通報の実行時間を通報装置1毎にずらすことが好ましい。
受信装置2の解析部21は、通報装置1の回線接続部11からの信号を、公衆電話回線3を介して受信する。図2は、通報装置1(回線接続部11)からの信号を受信した公衆電話回線3内の電話交換機と受信装置2(解析部21)との信号のやり取りを示している。先ず、通報装置1の回線接続部11が、公衆電話回線3に回線接続するための接続要求信号を送出すると、着信側の交換機より情報受信端末信号S100を送出する。この情報受信端末信号S100は、ベル回路を切り離しているため、着信音は発生しない。解析部21は、情報受信端末信号S100を受信すると、一時応答信号S101を送出する。交換機は、一時応答信号S101を受信すると、通報装置1の電話番号情報をモデム信号S102として送出する。解析部21は、モデム信号S102を受信すると、通報装置1の発信番号を解析すると共に、受信完了信号S103を送出し、ループ断を実行する。交換機は、受信完了信号S103を受信すると、受信装置2が通報装置1の発信番号を受信したと認識し、通常の電話の呼び出し信号S104を送出し、電話を呼び出す。この一連の動作は、ナンバーディスプレイ機能を有する解析部21により実行される。また、通報装置1は、回線接続のダイヤル時にモデム信号S102を通知する設定にしておく。
図3は、通報装置1側での定期通報のプロセスを示している。先ず、通報装置1は、利用者のボタン操作による通報命令を待機している通常動作状態にある(S201)。この時、通報装置1内のタイマー12により定期通報の時間が計測され、定期通報を実行する時刻がきたか否かが常時監視される(S202)。定期通報を実行する時刻がくると、タイマー12はトリガー信号を回線接続部11に対して送信し、回線接続部11は、公衆電話回線3への接続を開始し、接続要求信号を送出する(S203)。ここで、上述した図2に示す受信装置2と交換機とにより通報装置1の発信情報を含むモデム信号のやり取りを行い、通常の呼び出し信号の送受が、ある期間継続したことを認識した後(S204)、回線を切断する(S205)。この呼び出し信号の送出時間は、利用者の公衆電話回線3を占有しないためにも、着信側の交換機が呼び出し音(リング・バック・トーン)の送出を確認した時点で完了とするのが好ましい。これにより、従来の通報装置1における定期通報にかかる時間の数十分の一の時間で通報を完了することができる。尚、受信装置2の回線が、他の通報装置1により塞がっていた場合、話中音(ビジー・トーン)が返ってくるので、一度接続を切断し、再度回線へ接続する(S203)。
図4は、受信装置2側での定期通報のプロセスを示している。受信装置2は、通報装置1からの発信信号を受信待機している状態(S301)において、この発信信号を受信すると(S302)、この通報装置1の電話番号情報をモデム信号から取得する(S303)。通報装置1の電話番号は、受信装置2のデータベース23に利用者の情報及び前回の定期通報が着信した時間と共に予め記憶されており、警報出力部22において、今回取得した電話番号とデータベース23に記憶された番号とが照合される(S304)。尚、ここでいう利用者の情報とは、電話番号の他、氏名、住所、使用している通報装置1の機種等である。ステップS304において、今回取得した電話番号がデータベース23に登録されていない場合は、間違い電話であると判断し、取得された情報を破棄する(S305)。
そして、ステップ304において、取得した情報がデータベース23に記憶されているものと一致した場合には、予め警報出力部22に設定してある定期通報の着信間隔に適合するか否かを確認する(S306)。例えば、通報装置1が定期通報を実行する間隔を24時間に設定した場合には、警報出力部22に設定する定期通報信号の着信間隔を25時間等とする。そして、前回の着信から25時間以上経過していた場合には、通報装置1のタイマー12等に不具合が生じている可能性があることから、警報出力部22は警報を出力し(S308)、受信センターのオペレータにその旨を伝える。一方、着信間隔が25時間以内であれば、通報装置1は正常であると判断され、今回着信した時間をデータベース23に登録する(S307)。ここで、更に確実に判定するために、警報出力部22は、データベース23内の電話番号毎に設定された時間データを常時監視して、着信間隔を確認する(S309)。尚、前回の着信時間は、電話番号と共に一時的に警報出力部22のメモリに格納してもよく、その場合には、警報出力部22内にタイマーを備え、25時間が経過した時点で警報を出力するとよい(S310)。ただし、登録される通報装置1が多くなった場合には、全てを警報出力部22のメモリに格納することは難しく、且つ停電等でメモリデータが破壊される危険性もある。そこで、データベース23に着信した定期通報の時刻を登録し、警報出力部22は定期的にデータベース23を検索して、警報出力の判定の時間、例えば25時間を経過したものがないかを確認することが望ましい。
上記のように、通報装置1は、予め指定された通報先に、比較的短い時間、例えばリング・バック・トーン1回分の時間だけ公衆電話回線3に接続し、定期通報信号を発信する。受信装置2は、この信号に対してオフフックせず、ナンバーディスプレイ機能を用いて電話番号を特定し、データベース23との照合により、定期通報の良否を判断する。これにより、回線使用料が課金されることなく、且つ短い時間で定期通報の良否を判断することが可能となり、従来困難であった毎日又は更に短い周期での定期通報を実行することが可能となる。
実施の形態2
以下に、本発明の他の実施の形態を説明する。従来の通報装置1は、非常時に通報可能とする押しボタンや携帯可能なペンダント等を備えている。本実施の形態は、本体とは別に、押しボタン等を備える装置を更に備えるものである。
図5は、本実施の形態に係る異常判定システムにおける利用者側の機器の構成を示している。この利用者側の機器は、通報装置31及び追加ボタン部32を備えている。
本実施の形態に係る通報装置31は、回線接続部11、ボタン部13を備えている。回線接続部11とボタン部13とは互いに接続されている。また、図示しないが、回線接続部11は、上述した公衆電話回線3に接続されている。
追加ボタン部32は、通報装置31に外付け可能な装置として用いられる。この外付け接続により、追加ボタン部32と通報装置31本体の回線接続部11とが、互いに接続された状態となる。
利用者が、通報装置31のボタン部13を押すことにより、回線接続部11は緊急通報として所定の番号に通報を開始する。受信装置2(図1参照)は、この通報に係る信号を受信すると、通報装置31を介して、オペレータと利用者との間でハンズフリーでの会話を可能にする。
そして、利用者が通報装置31に接続された追加ボタン部32を押すと、回線接続部11に接点入力される。回線接続部11は、この入力をトリガーとして、上記ボタン部13を押した時に使用される番号とは異なる番号により回線接続を開始する。すると、受信装置2は、上述した定期通報と同様に、通報装置31の発信番号を取得して、データベース23と比較する。一致した場合には、着信時間を記憶し、警報出力部22が内部タイマーをリセットし、再度同じ番号からの着信があるまで待機する。
図6は、警報出力部22の内部タイマーの監視時間の例を示している。例えば、定期通報の監視時間を25時間(Ta)とした場合、利用者の安否確認に使用する監視時間はTaより短いTbとする。例えば、Tbを12時間とした場合、12時間以内に通報装置31に接続された追加ボタン部14が押されなかった場合には、利用者の異常が発生したと判断し、警報を出力する。尚、Tbは任意に設定可能であり、更に短い周期にしてもよい。
従来行われていた利用者が本体に設置されたボタン(ボタン部13)を押すことによる機器の異常の把握や利用者の安否確認は、確実な方法ではあるが、課金が発生するため、毎日の通報等を行うには不適切な面があった。上記本実施の形態においては、通報装置31に外付け可能な追加ボタン部32を備え、利用者がこの追加ボタン部32を操作することにより、上述した定期通報が実行される。即ち、追加ボタン部32が押されると、通報装置31の回線接続部11は、予め指定された通報先に所定の短い時間だけ公衆電話回線3に接続して定期通報に係る信号を発信する。そして、受信装置2は、この着信に対してオフフックせず、ナンバーディスプレイ機能を用いて電話番号を特定し、データベース23との照合により安否確認を行う。これにより、回線使用料が課金されないため、安価に且つ短い周期で利用者の安否確認及び機器の稼動状態を把握する定期通報を行うことが可能となる。尚、追加ボタン部32は、必ずしも外付け構成とする必要はなく、予め通報装置31の筺体に配置してもよい。また、利用者にこの追加ボタン部32の定期的な操作を促すために、所定の部分から音や光を発する機能を備えてもよい。さらには、実施の形態1の自機の稼動状態を通知する定期通報の機能を有した場合、追加ボタン部32による定期通報は安否確認の通報と位置付けて、自機の稼動状態を通知する定期通報とは別の受信装置2の電話番号に発信する必要がある。この場合、データベース23では自機の稼動状態を通知する定期通報と安否確認用の定期通報の判定を分離して管理する。つまり、データベース23は、受信装置2に着信した電話番号毎にデータベースを分離して、警報出力部22では内部タイマーの監視時間をその種別毎に稼動して判断を行うようにする。
実施の形態3
図7は、本実施の形態に係る異常判定システムにおける利用者側の機器の構成を示している。この利用者側の操作機器は、通報装置41及びセンサ42を備えている。
通報装置41は、回線接続部11、センサ信号処理部15を備えている。回線接続部11とセンサ信号処理部15とは互いに接続されている。また、図示しないが、回線接続部11は、上述した公衆電話回線3に接続されている。
センサ42としては、焦電センサ、赤外線センサ、マグネットセンサ等を用いることができる。センサ42は、通報装置41内のセンサ信号処理部15に接続されている。センサ42による検出信号は、センサ信号処理部15により解析され、利用者の状況を把握するために利用される。例えば、焦電センサや赤外線センサにより、居宅内での利用者の動きを検知することができ、マグネットセンサにより、テレビ等の家電機器のボタン操作等を検知することができる。
例えば、焦電センサにより利用者の動きが検知されると、センサ信号処理部15に接点が入力され、センサ信号処理部15は、所定の期間の入力回数を蓄積し、所定の回数を検知した場合に回線接続部11にその旨を伝達する。回線接続部11は、定期的に又はセンサ信号処理部15から信号が入力された場合に、専用の電話番号を用いて回線接続を開始する。受信装置2の警報処理部22は、上述した定期通報と同様に、着信した電話番号とデータベース23とを比較し、所定の期間内に着信したかを確認する。ここで、本実施の形態における受信装置2が設定する監視間隔は、図6に示すTcのように、数時間の短い周期であることが好ましい。なぜなら、このようにセンサ42を用いる場合には、利用者にボタン操作等の作業負担をかけることなく、利用者の安否確認のための多くの監視データを収集することができるからである。多くの監視データを収集することにより、利用者の異常だけでなく、センサ42自体の故障も早期に発見することが可能となる。即ち、監視間隔による時刻がきても、センサ42による検出結果が受信装置2に受信されない場合には、センサ42等の異常もしくは利用者の安否の異常が発生したものと判断することができる。尚、実施の形態2と同様に、実施の形態1の自機の稼動状態を通知する定期通報の機能を付加してもよく、その場合は定期通報の発信番号とセンサ用の発信番号とを分ける必要がある。
上記本実施の形態によれば、各種のセンサ42による検出結果が、所定の監視間隔で受信装置2に送信される。受信装置2は、このセンサ42による検出結果に基づいて、利用者の安否確認、及びセンサ42等の故障を検知することができる。そして、この通信時には、上記実施の形態と同様に、通報装置42は予め指定された通報先に所定の短い時間だけ公衆電話回線3に接続し、受信装置2はこの着信に対してオフフックせず、ナンバーディスプレイ機能を用いて電話番号を特定する。これにより、回線使用料が課金されず、安価に且つ短い周期で利用者の安否確認及び定期通報を行うことが可能となる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
1,31,41 通報装置
2 受信装置
3 公衆電話回線
11 回線接続部
12 タイマー
13 ボタン部
15 センサ信号処理部
21 解析部
22 警報出力部
23 データベース
32 追加ボタン部
42 センサ

Claims (4)

  1. 利用者の緊急事態を通報する緊急通報と、自機又は関連機器の稼働状態を通報する定期通報とを行う通報装置と、
    前記通報装置からの通報を、電話回線を介して受信する受信装置と、
    を備える異常判定システムであって、
    前記通報装置は、
    所定の時間間隔を計測するタイマーと、
    前記タイマーにより設定された時間間隔が経過した時に、前記定期通報用に設定された前記受信装置の電話番号に、所定の接続時間だけ回線接続する回線接続部とを備え、
    前記受信装置は、
    前記受信装置に回線接続した前記通報装置の電話番号を特定可能なナンバーディスプレイ機能を備える解析部と、
    複数の前記通報装置毎に、少なくとも電話番号及び前記定期通報に関する情報を格納するデータベースと、
    前記解析部により特定された前記通報装置の電話番号が、前記データベースに格納された電話番号と一致する場合に、該通報装置により前記定期通報が実行されたことを検知すると共に、前記データベースに格納された前記定期通報に関する情報に基づいて、所定の時間間隔が経過しても前記通報装置からの回線接続がない場合に、警報を出力する警報出力部とを備える、
    異常判定システム。
  2. 利用者の緊急事態を通報する緊急通報と、利用者の安否結果を通報する定期通報とを行う通報装置と、
    前記通報装置からの通報を、電話回線を介して受信する受信装置と、
    を備える異常判定システムであって、
    前記通報装置は、
    利用者が操作可能な操作部と、
    前記操作部への操作があった場合に、前記定期通報用に設定された前記受信装置の電話番号に、所定の接続時間だけ回線接続する回線接続部とを備え、
    前記受信装置は、
    前記受信装置に回線接続した前記通報装置の電話番号を特定可能なナンバーディスプレイ機能を備える解析部と、
    複数の前記通報装置毎に、少なくとも電話番号及び前記定期通報に関する情報を格納するデータベースと、
    前記解析部により特定された前記通報装置の電話番号が、前記データベースに格納された電話番号と一致する場合に、該通報装置により前記定期通報が実行されたことを検知すると共に、前記データベースに格納された前記定期通報に関する情報に基づいて、所定の時間間隔が経過しても前記通報装置からの回線接続がない場合に、警報を出力する警報出力部とを備える、
    異常判定システム。
  3. 利用者の状態を通報する通報装置と、
    前記通報装置からの通報を、電話回線を介して受信する受信装置と、
    を備える異常判定システムであって、
    前記通報装置は、
    前記利用者の居住エリアに設置され、前記利用者の動きを検知するセンサと、
    前記センサにより前記利用者の動きが検知された場合に、前記受信装置の電話番号に、所定の接続時間だけ回線接続する回線接続部とを備え、
    前記受信装置は、
    前記受信装置に回線接続した前記通報装置の電話番号を特定可能なナンバーディスプレイ機能を備える解析部と、
    複数の前記通報装置毎に、少なくとも電話番号及び前記解析部が処理した内容に関する情報を格納するデータベースと、
    前記データベースに格納された電話番号を有する前記通報装置からの回線接続が、所定の時間間隔を経過してもない場合に、警報を出力する警報出力部とを備える、
    異常判定システム。
  4. 前記所定の接続時間は、1回のリング・バック・トーンを確認可能な時間である、
    請求項1〜3のいずれか1つに記載の異常判定システム。
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