JPH10242679A - 水冷式冷却プレート - Google Patents
水冷式冷却プレートInfo
- Publication number
- JPH10242679A JPH10242679A JP4798397A JP4798397A JPH10242679A JP H10242679 A JPH10242679 A JP H10242679A JP 4798397 A JP4798397 A JP 4798397A JP 4798397 A JP4798397 A JP 4798397A JP H10242679 A JPH10242679 A JP H10242679A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cooling
- plate
- flow path
- flow rate
- cooling water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ２枚の板の間に蛇行する流路を形成し、流路
の一端に連なる入口ポートから流路の他端に連なる出口
ポートへ向けて冷却水を流し、上記の板の表面に電気・
電子機器等の発熱性機器を接触させて冷却する水冷式冷
却プレートにおいて、発熱量の異る複数の機器の冷却を
可能にする。 【解決手段】 冷却対象機器の数及び接触面積に応じて
上記水冷式冷却プレートを複数の領域に分け、その各領
域の境界部の流路に分岐部を設けると共に、同各分岐部
から出口ポートへ直接接続するバイパス流路を設け、上
流側から順次各領域の所要冷却能力に応じて蛇行流路を
流れる冷却水の流量を減少させる。
の一端に連なる入口ポートから流路の他端に連なる出口
ポートへ向けて冷却水を流し、上記の板の表面に電気・
電子機器等の発熱性機器を接触させて冷却する水冷式冷
却プレートにおいて、発熱量の異る複数の機器の冷却を
可能にする。 【解決手段】 冷却対象機器の数及び接触面積に応じて
上記水冷式冷却プレートを複数の領域に分け、その各領
域の境界部の流路に分岐部を設けると共に、同各分岐部
から出口ポートへ直接接続するバイパス流路を設け、上
流側から順次各領域の所要冷却能力に応じて蛇行流路を
流れる冷却水の流量を減少させる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は宇宙実験室等で用い
られる電気・電子機器冷却用の水冷式冷却プレートに関
するものである。
られる電気・電子機器冷却用の水冷式冷却プレートに関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】図３は、従来から通常用いられている水
冷式冷却プレート１の水平断面図である。図において、
２は入口ポート、３は出口ポート、５は仕切り板、４は
同仕切り板によって形成された冷却水流路である。仕切
り板は２枚の板の間を接続して設けられ、蛇行する冷却
水流路を形成している。冷却水は入口ポート２から入
り、出口ポート３へ出る。この冷却プレートは、水平に
設置し、その上に発熱性の機器を載置あるいは固定し
て、機器の冷却を図るために用いられるものである。
冷式冷却プレート１の水平断面図である。図において、
２は入口ポート、３は出口ポート、５は仕切り板、４は
同仕切り板によって形成された冷却水流路である。仕切
り板は２枚の板の間を接続して設けられ、蛇行する冷却
水流路を形成している。冷却水は入口ポート２から入
り、出口ポート３へ出る。この冷却プレートは、水平に
設置し、その上に発熱性の機器を載置あるいは固定し
て、機器の冷却を図るために用いられるものである。
【０００３】図４は上記冷却プレートを使用した冷却装
置の系統図である。図において、１３は１次冷却水配
管、１１は２次冷却水配管、１２は上記両冷却水配管の
間に介装されている熱交換器、１０は２次冷却水を送る
ためのポンプである。２次冷却水配管には前述の冷却プ
レート１が接続され、循環回路が形成されている。冷却
水プレート１の上には、発熱性の機器が載せられる。こ
の図には、発熱量の大きい機器８と、発熱量の小さい機
器９とを載せた例を示している。
置の系統図である。図において、１３は１次冷却水配
管、１１は２次冷却水配管、１２は上記両冷却水配管の
間に介装されている熱交換器、１０は２次冷却水を送る
ためのポンプである。２次冷却水配管には前述の冷却プ
レート１が接続され、循環回路が形成されている。冷却
水プレート１の上には、発熱性の機器が載せられる。こ
の図には、発熱量の大きい機器８と、発熱量の小さい機
器９とを載せた例を示している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の冷却プレー
トを用いて発熱量の異る機器を冷却しようとする場合、
プレートの温度を、一方の機器に適した温度に設定する
と、他方の機器に適した温度とはならない。発熱量の大
きい機器に適した温度にすれば発熱量の小さい機器は冷
却し過ぎとなり、発熱量の小さい機器に適した温度にす
れば発熱量の大きい機器は冷却不足となる。冷却温度の
不適合によって、精密機器では機能しない場合や、誤動
作が生じる場合がある。特に宇宙実験室等の狭く、かつ
装置の重量増加が好まれない場所で使用する場合は、各
機器専用の冷却プレートを用意し、それぞれに温度コン
トロール装置を付加することは実施困難である。
トを用いて発熱量の異る機器を冷却しようとする場合、
プレートの温度を、一方の機器に適した温度に設定する
と、他方の機器に適した温度とはならない。発熱量の大
きい機器に適した温度にすれば発熱量の小さい機器は冷
却し過ぎとなり、発熱量の小さい機器に適した温度にす
れば発熱量の大きい機器は冷却不足となる。冷却温度の
不適合によって、精密機器では機能しない場合や、誤動
作が生じる場合がある。特に宇宙実験室等の狭く、かつ
装置の重量増加が好まれない場所で使用する場合は、各
機器専用の冷却プレートを用意し、それぞれに温度コン
トロール装置を付加することは実施困難である。
【０００５】本発明は上記従来技術の欠点を解消し、１
枚の冷却プレートで複数段階の温度に設定することので
きる冷却プレートを提供しようとするものである。
枚の冷却プレートで複数段階の温度に設定することので
きる冷却プレートを提供しようとするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
したものであって、２枚の板の間に蛇行する流路を形成
し、流路の一端に連なる入口ポートから流路の他端に連
なる出口ポートへ向けて冷却水を流し、上記の板の表面
に電気・電子機器等の発熱性機器を接触させて冷却する
水冷式冷却プレートにおいて、冷却対象機器の数及び接
触面積に応じて上記水冷式冷却プレートを複数の領域に
分け、その各領域の境界部の流路に分岐部を設けると共
に、同各分岐部から出口ポートへ直接接続するバイパス
流路を設け、上流側から順次各領域の所要冷却能力に応
じて蛇行流路を流れる冷却水の流量を減少させることを
特徴とする水冷式冷却プレートに関するものである。
したものであって、２枚の板の間に蛇行する流路を形成
し、流路の一端に連なる入口ポートから流路の他端に連
なる出口ポートへ向けて冷却水を流し、上記の板の表面
に電気・電子機器等の発熱性機器を接触させて冷却する
水冷式冷却プレートにおいて、冷却対象機器の数及び接
触面積に応じて上記水冷式冷却プレートを複数の領域に
分け、その各領域の境界部の流路に分岐部を設けると共
に、同各分岐部から出口ポートへ直接接続するバイパス
流路を設け、上流側から順次各領域の所要冷却能力に応
じて蛇行流路を流れる冷却水の流量を減少させることを
特徴とする水冷式冷却プレートに関するものである。
【０００７】
【発明の実施の形態】図１は本発明の実施の一形態に係
る水冷式冷却プレートの水平断面図である。本例は冷却
プレートを前後２段、図において領域Ａと領域Ｂとに分
け、その境界部に分岐プレート６を設け、その分岐部か
ら出口ポート３に直接接続するバイパス流路７を設けた
ものである。上記以外の部分の構成は従来技術と同じで
ある。
る水冷式冷却プレートの水平断面図である。本例は冷却
プレートを前後２段、図において領域Ａと領域Ｂとに分
け、その境界部に分岐プレート６を設け、その分岐部か
ら出口ポート３に直接接続するバイパス流路７を設けた
ものである。上記以外の部分の構成は従来技術と同じで
ある。
【０００８】図２は上記の冷却プレートを用いた冷却装
置の系統図である。図において、冷却プレート１には分
岐プレート６の部分から分岐し出口ポート３に至るバイ
パス流路７が設けてある。冷却プレート１の上面は領域
Ａと領域Ｂとに分けられ、領域Ａには発熱量の大きい機
器が、領域Ｂには発熱量の小さい機器が載置してある。
上記以外の構成は従来技術と同じである。
置の系統図である。図において、冷却プレート１には分
岐プレート６の部分から分岐し出口ポート３に至るバイ
パス流路７が設けてある。冷却プレート１の上面は領域
Ａと領域Ｂとに分けられ、領域Ａには発熱量の大きい機
器が、領域Ｂには発熱量の小さい機器が載置してある。
上記以外の構成は従来技術と同じである。
【０００９】本冷却プレート（図１）では、入口ポート
２から分岐プレート６までの流路では入口流量と同量の
冷却水が流れる。分岐プレート６以降では冷却水は従来
通りの蛇行流路と、バイパス流路７に分れる。分岐プレ
ートによる流量配分比率が１対１であるとすれば、分岐
プレート以降の蛇行流路では入口流量の半分の流量、バ
イパス通路でも入口流量の半分の流量の冷却水が流れ
る。バイパス通路は短く、そこを流れる冷却水は実質的
に冷却作用に貢献することなく出口ポート３から排出さ
れるので、分岐プレート以降の領域Ｂを冷却する冷却水
の流量は半減していることになる。領域Ａと領域Ｂとの
放熱面積が同じで、バイパスライン以外の構造が同じと
すれば、この冷却プレートの後半領域Ｂの冷却能力は前
半領域Ａの冷却能力の１／２となり、半減する。これに
よって１枚の冷却プレートにおいて領域を分け冷却能力
に格差を設けることができる。
２から分岐プレート６までの流路では入口流量と同量の
冷却水が流れる。分岐プレート６以降では冷却水は従来
通りの蛇行流路と、バイパス流路７に分れる。分岐プレ
ートによる流量配分比率が１対１であるとすれば、分岐
プレート以降の蛇行流路では入口流量の半分の流量、バ
イパス通路でも入口流量の半分の流量の冷却水が流れ
る。バイパス通路は短く、そこを流れる冷却水は実質的
に冷却作用に貢献することなく出口ポート３から排出さ
れるので、分岐プレート以降の領域Ｂを冷却する冷却水
の流量は半減していることになる。領域Ａと領域Ｂとの
放熱面積が同じで、バイパスライン以外の構造が同じと
すれば、この冷却プレートの後半領域Ｂの冷却能力は前
半領域Ａの冷却能力の１／２となり、半減する。これに
よって１枚の冷却プレートにおいて領域を分け冷却能力
に格差を設けることができる。
【００１０】上述の例は両領域の放熱面積を同じとし、
分岐プレートにおける流量配分を１対１としたが、一般
的には任意の放熱面積比率、流量配分比率とすることに
よって冷却能力の比率を任意に設定することができる。
また、冷却領域の分割も上述の例は２分割としたが、設
置機器に応じて一般に３分割以上の複数分割ガ可能であ
る。これによって冷却を要する機器の数および種類に応
じた冷却を行うことができる。
分岐プレートにおける流量配分を１対１としたが、一般
的には任意の放熱面積比率、流量配分比率とすることに
よって冷却能力の比率を任意に設定することができる。
また、冷却領域の分割も上述の例は２分割としたが、設
置機器に応じて一般に３分割以上の複数分割ガ可能であ
る。これによって冷却を要する機器の数および種類に応
じた冷却を行うことができる。
【００１１】
【発明の効果】本発明の水冷式冷却プレートにおいて
は、冷却対象機器の数及び接触面積に応じて上記水冷式
冷却プレートを複数の領域に分け、その各領域の境界部
の流路に分岐部を設けると共に、同各分岐部から出口ポ
ートへ直接接続するバイパス流路を設け、上流側から順
次各領域の所要冷却能力に応じて蛇行流路を流れる冷却
水の流量を減少させるので、各機器に適した冷却が可能
となり、冷却し過ぎや、冷却不足による機器の誤動作や
機器が機能を発揮しないという事故が無くなる。
は、冷却対象機器の数及び接触面積に応じて上記水冷式
冷却プレートを複数の領域に分け、その各領域の境界部
の流路に分岐部を設けると共に、同各分岐部から出口ポ
ートへ直接接続するバイパス流路を設け、上流側から順
次各領域の所要冷却能力に応じて蛇行流路を流れる冷却
水の流量を減少させるので、各機器に適した冷却が可能
となり、冷却し過ぎや、冷却不足による機器の誤動作や
機器が機能を発揮しないという事故が無くなる。
【図１】本発明の実施の一形態に係る冷却プレートの水
平断面図。
平断面図。
【図２】上記冷却プレートを使用した冷却装置の系統
図。
図。
【図３】従来の冷却プレートの水平断面図。
【図４】従来の冷却プレートを使用した冷却装置の系統
図。
図。
１ 冷却プレート ２ 入口ポート ３ 出口ポート ４ 冷却水流路 ５ 仕切り板 ６ 分岐プレート ７ バイパス流路 ８ 発熱量が大きい機器 ９ 発熱量が小さい機器 １０ ポンプ １１ ２次冷却水配管 １２ 熱交換器 １３ １次冷却水配管
Claims (1)
- 【請求項１】 ２枚の板の間に蛇行する流路を形成し、
流路の一端に連なる入口ポートから流路の他端に連なる
出口ポートへ向けて冷却水を流し、上記の板の表面に電
気・電子機器等の発熱性機器を接触させて冷却する水冷
式冷却プレートにおいて、冷却対象機器の数及び接触面
積に応じて上記水冷式冷却プレートを複数の領域に分
け、その各領域の境界部の流路に分岐部を設けると共
に、同各分岐部から出口ポートへ直接接続するバイパス
流路を設け、上流側から順次各領域の所要冷却能力に応
じて蛇行流路を流れる冷却水の流量を減少させることを
特徴とする水冷式冷却プレート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4798397A JPH10242679A (ja) | 1997-03-03 | 1997-03-03 | 水冷式冷却プレート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4798397A JPH10242679A (ja) | 1997-03-03 | 1997-03-03 | 水冷式冷却プレート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10242679A true JPH10242679A (ja) | 1998-09-11 |
Family
ID=12790560
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4798397A Withdrawn JPH10242679A (ja) | 1997-03-03 | 1997-03-03 | 水冷式冷却プレート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10242679A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005249258A (ja) * | 2004-03-03 | 2005-09-15 | Mitsubishi Electric Corp | 冷却システム |
| CN105280347A (zh) * | 2015-10-16 | 2016-01-27 | 苏州腾冉电气设备股份有限公司 | 一种两端进出水的电抗器水冷板 |
| JP2017092248A (ja) * | 2015-11-10 | 2017-05-25 | 三菱アルミニウム株式会社 | ヒートシンク |
-
1997
- 1997-03-03 JP JP4798397A patent/JPH10242679A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005249258A (ja) * | 2004-03-03 | 2005-09-15 | Mitsubishi Electric Corp | 冷却システム |
| CN105280347A (zh) * | 2015-10-16 | 2016-01-27 | 苏州腾冉电气设备股份有限公司 | 一种两端进出水的电抗器水冷板 |
| JP2017092248A (ja) * | 2015-11-10 | 2017-05-25 | 三菱アルミニウム株式会社 | ヒートシンク |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040511 |