JPH1024199A - 衣類乾燥機 - Google Patents

衣類乾燥機

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Publication number
JPH1024199A
JPH1024199A JP8184558A JP18455896A JPH1024199A JP H1024199 A JPH1024199 A JP H1024199A JP 8184558 A JP8184558 A JP 8184558A JP 18455896 A JP18455896 A JP 18455896A JP H1024199 A JPH1024199 A JP H1024199A
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JP
Japan
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clothes
dried
dryer
hot air
neck
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Pending
Application number
JP8184558A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayoshi Kamisaki
昌芳 上▲崎▼
Yuko Omura
優子 大村
Hiroyuki Fujii
裕幸 藤井
Sunao Asami
直 朝見
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 懸架した被乾燥衣類に温風を供給して乾燥さ
せる衣類乾燥機において、被乾燥衣類の内側から外側に
向けて温風を通過させることにより、被乾燥衣類の内部
の乾燥速度をはやくし、乾燥時間を短縮する。 【解決手段】 少なくとも首部11および肩部12を持
つ人体形態の乾燥機本体10の内部にヒータ2およびフ
ァン3よりなる温風供給手段4を収容し、首部11に吸
気口17を設け、首部11から下方の部位に温風供給口
18、19を設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、懸架した被乾燥衣
類に温風を供給して乾燥させる衣類乾燥機に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の衣類乾燥機は図6に示す
ように構成していた。以下、その構成について説明す
る。
【0003】図に示すように、乾燥機本体1は、熱源と
なるヒータ2と送風手段となるファン3とで構成した温
風供給手段4を収容し、ファン3をモータ5により回転
させる。被乾燥衣類6は、ハンガー7に掛けて、乾燥機
本体1の下部に設けたフック部8に懸架し、温風遮蔽袋
9により覆っている。
【0004】上記構成において動作を説明すると、乾燥
すべき被乾燥衣類6をハンガー7に掛け、乾燥機本体1
の下部のフック部8に懸架し、温風遮蔽袋9で覆い、温
風遮蔽袋9の衣類投入口開閉ファスナー(図示せず)を
閉じ、乾燥運転を開始する。乾燥運転を開始させると、
モータ5によりファン3を回転し、ヒータ2に送風し、
ヒータ2で加熱された温風を温風遮蔽袋9内へ供給す
る。
【0005】この温風は被乾燥衣類6を加熱して乾燥さ
せ、被乾燥衣類6から発生した水蒸気を含む温風は温風
遮蔽袋9の下部に設けた排気口から外部へ排出される。
以上の動作を連続して行うことにより、被乾燥衣類6は
乾燥させることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の構成
では、被乾燥衣類6は温風が直接当たる上部は早期に乾
燥するものの、温風が直接当たらない内面、下部、袖、
脇などの部位は乾燥に長時間を要し、全体として乾燥時
間が長くなり、効率が悪いという問題を有していた。ま
た、早期に乾燥した被乾燥衣類6の上部は、過乾燥状態
で長時間温風にさらされ、繊維を傷めてしまうという問
題を有していた。
【0007】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、被乾燥衣類の内側から外側に向けて温風を通過させ
ることにより、被乾燥衣類の内部の乾燥速度をはやく
し、乾燥時間を短縮することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、少なくとも首部および肩部を持つ人体形態
の乾燥機本体の内部に熱源および送風手段よりなる温風
供給手段を収容し、首部に吸気口を設け、前記首部から
下方の部位に温風供給口を設けたものである。
【0009】これにより、被乾燥衣類の内側から外側に
向けて温風を通過させることができ、被乾燥衣類の内部
の乾燥速度をはやくすることができ、乾燥時間を短縮す
ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、少なくとも首部および肩部を持つ人体形態の乾燥機
本体と、この乾燥機本体内に収容した熱源および送風手
段よりなる温風供給手段とを備え、前記首部に吸気口を
設け、前記首部から下方の部位に温風供給口を設けたも
のであり、被乾燥衣類を人体形態の乾燥機本体に被着さ
せ、使用者が乾燥運転を開始すると、乾燥機本体は温風
供給手段により、被乾燥衣類の内側より外側に向けて温
風を供給することができ、また、脇部にも内側から直接
温風を供給可能であるため、被乾燥衣類の内部の乾燥速
度をはやくすることができ、短時間に効率よく乾燥する
ことができて、乾燥時間を短縮することができる。
【0011】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、適度の気密性と通気性を有する軟
質多孔薄膜で形成した衣類乾燥袋を備え、前記衣類乾燥
袋を乾燥機本体に被着し、前記衣類乾燥袋の内側または
外側の少なくとも一方側において、被乾燥衣類を乾燥す
るものであり、乾燥機本体に被着させた衣類乾燥袋は、
適度の気密性と通気性を有するため、乾燥機本体からの
温風によって衣類乾燥袋全体が膨らむとともに、衣類乾
燥袋の全表面からほぼ均一に温風を排出することがで
き、温風を被乾燥衣類の裾の末端まで供給できるととも
に、被乾燥衣類を均一に加熱することでき、より短時間
で被乾燥衣類を乾燥することができる。
【0012】請求項3に記載の発明は、上記請求項2に
記載の発明において、衣類乾燥袋は、人体形態に形成し
たものであり、首、袖を有する人体形態の衣類乾燥袋に
被乾燥衣類を被着することにより、温風を被乾燥衣類の
襟、袖先、裾の末端まで供給することができるととも
に、衣類乾燥袋の全表面からほぼ均一に温風が排出さ
れ、被乾燥衣類を均一に加熱することができ、より短時
間に乾燥することができる。
【0013】請求項4に記載の発明は、上記請求項3に
記載の発明において、衣類乾燥袋は、その脇部または首
部の少なくとも一方からの通気を他部位よりも行い易く
構成したものであり、被乾燥衣類の中で、乾燥速度が最
も遅い脇部、首部に他部位よりも多量の温風を供給する
ことでき、被乾燥衣類をほぼ均一に乾燥することがで
き、全体としての乾燥時間をより短くすることができ
る。
【0014】請求項5に記載の発明は、上記請求項3に
記載の発明において、衣類乾燥袋は、少なくとも胴部に
おいて胴囲寸法を調節可能としたものであり、被乾燥衣
類の胴廻り寸法に対して、衣類乾燥袋の胴回り寸法が大
きい場合には、必要以上に被乾燥衣類に張力が加わり、
被乾燥衣類本来の形状が損なわれたまま乾燥すると崩れ
た形状になる場合があるが、被乾燥衣類の胴廻り寸法に
合わせて衣類乾燥袋の胴囲寸法を調節することで、被乾
燥衣類が型崩れを起こすことがなくなり、使用者が安心
して被乾燥衣類の乾燥をより短時間で行うことができ
る。
【0015】請求項6に記載の発明は、上記請求項2に
記載の発明において、熱源、送風手段などに接続する電
源コードを備え、前記電源コードは、乾燥機本体から衣
類乾燥袋内を経由してコンセントに接続される構成とし
たものであり、セーターなどの前開きを有しない衣類を
被乾燥衣類として人体形態の乾燥機本体に被着する際
に、電源コードを被乾燥衣類の首部を通すという煩わし
い動作をする必要がなく、使い勝手を向上することがで
きる。
【0016】請求項7に記載の発明は、上記請求項1ま
たは2に記載の発明において、温風供給口は、乾燥機本
体の脇部または首部の少なくとも一方に相当する部位の
開口度を他の部位より大きくしたものであり、被乾燥衣
類の中で、乾燥速度が最も遅い脇部または襟部に他部位
よりも多くの温風を供給することができ、被乾燥衣類全
体としての乾燥時間をより短くすることができる。
【0017】請求項8に記載の発明は、上記請求項1ま
たは2に記載の発明において、温風供給手段は、乾燥機
本体の肩部から下方に収容したものであり、乾燥機本体
に被乾燥衣類を被着させた状態で、被乾燥衣類から上方
に突出した部分の高さ寸法を最小限に抑えることがで
き、被乾燥衣類の裾が床に着くなどの恐れがなく、使い
勝手を向上することができる。
【0018】請求項9に記載の発明は、上記請求項1ま
たは2に記載の発明において、乾燥機本体の上部に吊り
下げ具を設け、前記吊り下げ具と首部の中心を通る鉛直
線上に乾燥機本体の重心が存在するように構成したもの
であり、乾燥機本体の上部の吊り下げ具を突起物などに
掛けて被乾燥衣類を被着させる際、吊り下げ具と首部の
中心を通る鉛直線上に乾燥機本体の重心が存在するた
め、乾燥機本体が左右に傾くことがなく、被乾燥衣類を
被着しやすく、使い勝手を向上することができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。なお、従来例と同じ構成のものは同
一符号を付して説明を省略する。
【0020】(実施例1)図1および図2に示すよう
に、乾燥機本体10は、首部11、肩部12、胸部1
3、脇部14などを有する人体形態に形成している。首
部11のほぼ中央に吸気穴15を有する隔壁16を設
け、首部11の隔壁16の上部に吸気口17を設け、隔
壁16の下部の首部11と脇部14に直径3mmの温風
供給口18を近接して複数個設け、その他の部位には直
径2mmの温風供給口19を等間隔に複数個設けてい
る。
【0021】ヒータ2とモータ5により回転するファン
3とで構成した温風供給手段4を肩部12から下方に収
容し、ファン3の回転により吸気口17から吸気穴15
を通して吸気し、ヒータ2で加熱した後、温風供給口1
8、19より排出するように構成している。
【0022】吊り下げ具20は、乾燥機本体10の上部
に設け、乾燥機本体10を物干し竿などに懸架するもの
である。肩部12から下方に収容したヒータ2、ファン
3、モータ5およこれらのカバー、ガイドなどを含め
て、その重心が吊り下げ具20と首部11の中心を通る
鉛直線上に存在するように構成している。タイムスイッ
チ21は、使用者が運転時間を設定するものである。
【0023】上記構成において動作を説明すると、図2
に示すように、乾燥機本体10に被乾燥衣類6を被着
し、タイムスイッチ21に装着したつまみ22を回転さ
せると、タイムスイッチ21の接点が閉じて、ファン3
を駆動するモータ5とヒータ2に通電し、ファン3の回
転により吸気口17より吸気穴15を通して吸気した空
気をヒータ2により加熱して温風を発生させる。
【0024】この温風を温風供給口18、19より乾燥
機本体10のほぼ全面にわたって排出し、乾燥機本体1
0に被着した被乾燥衣類6の内側より温風を供給して被
乾燥衣類6を乾燥させる。使用者が設定した所定時間経
過後にタイムスイッチ21の接点が開き、ファン3を駆
動するモータ5とヒータ2への通電が遮断され、乾燥運
転を終了する。
【0025】したがって、乾燥機本体10から供給され
た温風は、乾燥機本体10に被着させた被乾燥衣類6の
内側から外側に通過するため、温風によって被乾燥衣類
6の内部への熱伝達が促進されるので、従来の被乾燥衣
類6の外側のみ温風が通過する場合と比較して、熱伝達
速度を著しく改善することができ、短時間で被乾燥衣類
6を乾燥させることができる。
【0026】また、首部11と脇部14に設けた温風供
給口18は、肩部12、胸部13などの他の部位に設け
た温風供給口19より開口面積が大きいため、他部位よ
りも多量の温風を排出することができ、被乾燥衣類6の
襟部と脇部などの乾燥速度が遅い部位に優先的に温風を
供給できるため、被乾燥衣類6全体としての乾燥時間を
短縮できる。
【0027】また、温風供給手段4を肩部12から下方
に収容しているため、被乾燥衣類6の首部よりも上方に
突出している部分は、送風に必要な吸気口17と、使用
者が乾燥時間を決定するためのタイムスイッチ21のつ
まみ22のみと最小限にでき、被乾燥衣類6を乾燥機本
体10に被着したときの上下高さ寸法を抑えることが可
能となり、被乾燥衣類6が床面に触れて汚れるなど心配
をすることなしに衣類乾燥することができる。
【0028】また、乾燥機本体10の重心が吊り下げ具
20と首部11の中心を通る鉛直線上に存在するため、
吊り下げ具20を物干し竿に掛けた場合に、乾燥機本体
10が左右に傾くことがないので、被乾燥衣類6を被着
しやすく、使い勝手を向上することができる。
【0029】(実施例2)図3に示すように、衣類乾燥
袋23は、適度の気密性と通気性を有する軟質多孔薄膜
で形成し、乾燥機本体10に被着している。このとき、
首部11に設けた吸気口17は露出するようにしてい
る。この衣類乾燥袋23は適度の気密性と通気性を持た
せるため、軟質多孔薄膜の通気量を1〜10cm3/c
2/sec(JIS L1096 A法 フラジール
形法)の範囲で設定するのが、好ましい。
【0030】本実施例に用いた衣類乾燥袋23は、軟質
多孔薄膜の通気量を1.5〜3.0cm3/cm2/se
cに設定している。これにより、温風供給手段4の風圧
により衣類乾燥袋23が適度に膨らみ、かつその表面よ
り必要量の温風が排出されるように構成している。な
お、通気量については、本実施例では前述のように設定
したが、温風供給手段4の風圧と風量により、バランス
がとれるように変更することは当然である。
【0031】また、衣類乾燥袋23の材質は、柔軟性、
耐湿性、耐摩耗性および適度の耐熱性が必要なことか
ら、ナイロンを用いている。ナイロンを10〜20μm
の繊維にし、十数本束ねて、布に織りあげている。これ
により適度の通気性と柔軟性を可能にしている。なお、
材質については、引張り強さ、伸び率、柔軟性、耐湿
性、耐摩耗性、適度の耐熱性および適度の通気性が満た
されれば、他の材質でもよい。たとえば、ポリエステ
ル、アクリル、ビニロン、ポリ塩化ビニールなども適し
た材質である。
【0032】電源コード24は、ヒータ2、モータ5な
どに接続し、乾燥機本体10から衣類乾燥袋23内を経
由して引き出し、コンセント(図示せず)に接続するよ
うに構成している。他の構成は上記実施例と同じであ
る。
【0033】上記構成において動作を説明すると、乾燥
機本体10に被着した衣類乾燥袋23の外側に被乾燥衣
類6を被着し、タイムスイッチ21に装着したつまみ2
2を回転させると、タイムスイッチ21の接点が閉じ
て、ファン3を駆動するモータ5とヒータ2に通電し、
ファン3の回転により吸気口17より吸気穴15を通し
て吸気した空気をヒータ2により加熱して温風を発生さ
せる。
【0034】この温風を温風供給口18、19より排出
すると、衣類乾燥袋23は、適度の気密性と通気性を有
するため、乾燥機本体10からの温風によって衣類乾燥
袋23全体が膨らむとともに、衣類乾燥袋23の全表面
からほぼ均一に、必要な温風を排出することができ、温
風を被乾燥衣類6の裾の末端まで供給でき、かつ被乾燥
衣類を均一に加熱することでき、より短時間で被乾燥衣
類を乾燥することができる。
【0035】電源コード24は、乾燥機本体10から衣
類乾燥袋23内を経由して引き出し、コンセントに接続
するように構成しているため、セーターなどの前開きを
有しない衣類を被乾燥衣類6として乾燥機本体10に被
着する際に、電源コード24を被乾燥衣類6の首部を通
すという煩わしい動作をする必要がなく、使い勝手を向
上することができる。
【0036】なお、本実施例では、乾燥機本体10に被
着した衣類乾燥袋23の外側に被乾燥衣類6を被着して
いるが、乾燥機本体10に被乾燥衣類6を被着し、その
外側に衣類乾燥袋23を被着した場合にも、乾燥機本体
10から供給された温風が被乾燥衣類6の内側から外側
に通過するとともに、温風により膨らんだ衣類乾燥袋2
3によって被乾燥衣類6を覆うため、同様にして、短時
間で被乾燥衣類6を乾燥させることができる。
【0037】(実施例3)図4に示すように、衣類乾燥
袋25は、首部26、胴部27、袖部28などを有する
人体形態をなし、首部26から乾燥機本体10の首部1
1に設けた吸気口17が露出している。この衣類乾燥袋
25は、上記実施例2と同様に、ナイロンで形成し、軟
質多孔薄膜の通気量を1〜10cm3/cm2/secに
設定している。そして、首部25および脇部29の通気
量を5.0〜7.0cm3/cm2/sec程度に設定
し、胴部27、袖部28のなどの他の部位の通気量は、
1.5〜3.0cm3/cm2/secに設定している。
【0038】これにより、温風供給手段4の風圧により
衣類乾燥袋19が適度に膨らみ、かつ首部25と脇部2
9からは多量の温風が排出され、胴部27、袖部28の
などの他の部位からは必要量の温風が排出されるように
構成している。なお、通気量については、本実施例では
前述のように設定したが、温風供給手段4の風圧と風量
により、バランスがとれるように変更することは当然で
ある。他の構成は上記実施例2と同じである。
【0039】上記構成において動作を説明すると、乾燥
機本体10に被着した衣類乾燥袋25の外側に被乾燥衣
類6を被着し、タイムスイッチ21に装着したつまみ2
2を回転させると、タイムスイッチ21の接点が閉じ
て、ファン3を駆動するモータ5とヒータ2に通電し、
ファン3の回転により吸気口17より吸気穴15を通し
て吸気した空気をヒータ2により加熱して温風を発生さ
せる。
【0040】この温風を温風供給口18、19より排出
すると、衣類乾燥袋25は、適度の気密性と通気性を有
するため、乾燥機本体10からの温風によって衣類乾燥
袋25全体が膨らむとともに、衣類乾燥袋25の全表面
からほぼ均一に温風を排出することができ、温風を被乾
燥衣類6の袖部28および裾の末端まで供給でき、かつ
被乾燥衣類を均一に加熱することでき、より短時間で被
乾燥衣類を乾燥することができる。
【0041】このとき、首部11と脇部14に設けた温
風供給口18は、肩部12、胸部13などの他の部位に
設けた温風供給口19より開口面積が大きく、衣類乾燥
袋25の首部26および脇部29の通気量が多いため、
他部位よりも多量の温風を排出することができ、被乾燥
衣類25の襟部と脇部などの乾燥速度が遅い部位に優先
的に温風を供給できるため、被乾燥衣類23全体として
の乾燥時間を短縮できる。
【0042】なお、本実施例では、首部11と脇部14
に設けた温風供給口18を他の部位に設けた温風供給口
19より開口面積が大きく、衣類乾燥袋25の首部26
と脇部29の通気量を多くしているが、首部11と脇部
14のいずれか一方の温風供給口の開口面積が大きく、
衣類乾燥袋25の首部26と脇部29のいずれか一方の
通気量を多くしてもよい。
【0043】また、本実施例では、衣類乾燥袋25の脇
部29の通気量を胴部27、袖部28のなどの他の部位
の通気量より多くしているが、脇部29に***30を設
けて、衣類乾燥袋25内に充満した温風の内、この***
30より多量の温風を被乾燥衣類6の脇部に供給するよ
うにしてもよい。また、衣類乾燥袋25は内部に温風が
充満した場合に、左右の袖部が胴部より適当な距離を有
する形状にすることで、被乾燥衣類6の脇部に温風が通
過する際の抵抗を減少させて、多量の温風を被乾燥衣類
6の脇部に供給するようにしてもよい。
【0044】(実施例4)図5に示すように、ベルト3
1は、衣類乾燥袋25の胴部27に設け、胴回り寸法を
調節可能としている。他の構成は上記実施例3と同じで
ある。
【0045】上記構成において動作を説明すると、胴回
り寸法が小さい衣類を被乾燥衣類6とする場合は、ベル
ト31の胴回り寸法を小さくすることで、衣類乾燥袋2
5の胴回り寸法を小さくし、衣類乾燥袋25の外側に被
乾燥衣類6を被着し、上記実施例3と同様に、被乾燥衣
類6を乾燥させる。
【0046】したがって、胴回り寸法が小さい衣類を被
乾燥衣類6とする場合に、胴部27に設けたベルト31
の胴回り寸法を小さくすることで、衣類乾燥袋25の胴
回り寸法を小さくして乾燥を行えるため、必要以上に被
乾燥衣類6に張力が加わり、被乾燥衣類6本来の形状が
損なわれたまま乾燥することにより崩れた形状が固定さ
れることがなく、使用者が安心して、短時間で乾燥する
ことができる。
【0047】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明によれば、少なくとも首部および肩部を持つ人体形
態の乾燥機本体と、この乾燥機本体内に収容した熱源お
よび送風手段よりなる温風供給手段とを備え、前記首部
に吸気口を設け、前記首部から下方の部位に温風供給口
を設けたから、乾燥機本体に被着した被乾燥衣類の内側
より外側に向けて温風を供給することができ、また、脇
部にも内側から直接温風を供給可能であるため、被乾燥
衣類の内部の乾燥速度をはやくすることができ、短時間
に効率よく乾燥することができて、乾燥時間を短縮する
ことができる。
【0048】また、請求項2に記載の発明によれば、適
度の気密性と通気性を有する軟質多孔薄膜で形成した衣
類乾燥袋を備え、前記衣類乾燥袋を乾燥機本体に被着
し、前記衣類乾燥袋の内側または外側の少なくとも一方
側において、被乾燥衣類を乾燥するから、衣類乾燥袋
は、乾燥機本体からの温風によって衣類乾燥袋全体が膨
らむとともに、衣類乾燥袋の全表面からほぼ均一に温風
を排出することができ、温風を被乾燥衣類の裾の末端ま
で供給できるとともに、被乾燥衣類を均一に加熱するこ
とでき、より短時間で被乾燥衣類を乾燥することができ
る。
【0049】また、請求項3に記載の発明によれば、衣
類乾燥袋は、人体形態に形成したから、首、袖を有する
人体形態の衣類乾燥袋に被乾燥衣類を被着することによ
り、温風を被乾燥衣類の襟、袖先、裾の末端まで供給す
ることができるとともに、衣類乾燥袋の全表面からほぼ
均一に温風が排出され、被乾燥衣類を均一に加熱するこ
とができ、より短時間に乾燥することができる。
【0050】また、請求項4に記載の発明によれば、衣
類乾燥袋は、その脇部または首部の少なくとも一方から
の通気を他部位よりも行い易く構成したから、被乾燥衣
類の中で、乾燥速度が最も遅い脇部、首部に他部位より
も多量の温風を供給することでき、被乾燥衣類をほぼ均
一に乾燥することができ、全体としての乾燥時間をより
短くすることができる。
【0051】また、請求項5に記載の発明によれば、衣
類乾燥袋は、少なくとも胴部において胴囲寸法を調節可
能としたから、被乾燥衣類の胴廻り寸法に合わせて衣類
乾燥袋の胴囲寸法を調節することで、被乾燥衣類が型崩
れを起こすことがなくなり、使用者が安心して被乾燥衣
類の乾燥をより短時間で行うことができる。
【0052】また、請求項6に記載の発明によれば、熱
源、送風手段などに接続する電源コードを備え、前記電
源コードは、乾燥機本体から衣類乾燥袋内を経由してコ
ンセントに接続される構成としたから、セーターなどの
前開きを有しない衣類を被乾燥衣類として人体形態の乾
燥機本体に被着する際に、電源コードを被乾燥衣類の首
部を通すという煩わしい動作をする必要がなく、使い勝
手を向上することができる。
【0053】また、請求項7に記載の発明によれば、温
風供給口は、乾燥機本体の脇部または首部の少なくとも
一方に相当する部位の開口度を他の部位より大きくした
から、被乾燥衣類の中で、乾燥速度が最も遅い脇部また
は襟部に他部位よりも多くの温風を供給することがで
き、被乾燥衣類全体としての乾燥時間をより短くするこ
とができる。
【0054】また、請求項8に記載の発明によれば、温
風供給手段は、乾燥機本体の肩部から下方に収容したか
ら、乾燥機本体に被乾燥衣類を被着させた状態で、被乾
燥衣類から上方に突出した部分の高さ寸法を最小限に抑
えることができ、被乾燥衣類の裾が床に着くなどの恐れ
がなく、使い勝手を向上することができる。
【0055】また、請求項9に記載の発明によれば、乾
燥機本体の上部に吊り下げ具を設け、前記吊り下げ具と
首部の中心を通る鉛直線上に乾燥機本体の重心が存在す
るように構成したから、乾燥機本体の上部の吊り下げ具
を突起物などに掛けて被乾燥衣類を被着させる際、吊り
下げ具と首部の中心を通る鉛直線上に乾燥機本体の重心
が存在するため、乾燥機本体が左右に傾くことがなく、
被乾燥衣類を被着しやすく、使い勝手を向上することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の衣類乾燥機の断面図
【図2】同衣類乾燥機に被乾燥衣類を被着した状態の正
面図
【図3】本発明の第2の実施例の衣類乾燥機の断面図
【図4】本発明の第3の実施例の衣類乾燥機の断面図
【図5】本発明の第4の実施例の衣類乾燥機の正面図
【図6】従来の衣類乾燥機の断面図
【符号の説明】
2 ヒータ(熱源) 3 ファン(送風手段) 4 温風供給手段 10 乾燥機本体 11 首部 12 肩部 17 吸気口 18 温風供給口 19 温風供給口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 朝見 直 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも首部および肩部を持つ人体形
    態の乾燥機本体と、この乾燥機本体内に収容した熱源お
    よび送風手段よりなる温風供給手段とを備え、前記首部
    に吸気口を設け、前記首部から下方の部位に温風供給口
    を設けた衣類乾燥機。
  2. 【請求項2】 適度の気密性と通気性を有する軟質多孔
    薄膜で形成した衣類乾燥袋を備え、前記衣類乾燥袋を乾
    燥機本体に被着し、前記衣類乾燥袋の内側または外側の
    少なくとも一方側において、被乾燥衣類を乾燥する請求
    項1記載の衣類乾燥機。
  3. 【請求項3】 衣類乾燥袋は、人体形態に形成した請求
    項2記載の衣類乾燥機。
  4. 【請求項4】 衣類乾燥袋は、その脇部または首部の少
    なくとも一方からの通気を他部位よりも行い易く構成し
    た請求項3記載の衣類乾燥機。
  5. 【請求項5】 衣類乾燥袋は、少なくとも胴部において
    胴囲寸法を調節可能とした請求項3記載の衣類乾燥機。
  6. 【請求項6】 熱源、送風手段などに接続する電源コー
    ドを備え、前記電源コードは、乾燥機本体から衣類乾燥
    袋内を経由してコンセントに接続される構成とした請求
    項2記載の衣類乾燥機。
  7. 【請求項7】 温風供給口は、乾燥機本体の脇部または
    首部の少なくとも一方に相当する部位の開口度を他の部
    位より大きくした請求項1または2記載の衣類乾燥機。
  8. 【請求項8】 温風供給手段は、乾燥機本体の肩部から
    下方に収容した請求項1または2記載の衣類乾燥機。
  9. 【請求項9】 乾燥機本体の上部に吊り下げ具を設け、
    前記吊り下げ具と首部の中心を通る鉛直線上に乾燥機本
    体の重心が存在するように構成した請求項1または2記
    載の衣類乾燥機。
JP8184558A 1996-07-15 1996-07-15 衣類乾燥機 Pending JPH1024199A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014239741A (ja) * 2013-06-11 2014-12-25 三菱電機株式会社 衣類ケア装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014239741A (ja) * 2013-06-11 2014-12-25 三菱電機株式会社 衣類ケア装置

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