JPH10233848A - 電話端末装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コーラーＩＤに対応した電話端末において、
発信相手を容易に確認することができる電話端末装置を
提供することを目的とするものである。 【解決手段】 この電話端末装置は、発信者の電話番号
を受信者に通知する発信者番号通知サービスに対応した
電話端末装置において、発信時に画像情報を読み取るイ
メージリーダー４と、読み取られた発信者に関する画像
情報を電話番号と共に送信するモデム２、スピーチネッ
トワーク１と、受信前に発信者に関する画像情報を電話
番号と対応させて予め登録するＲＡＭ８と、受信時に発
信相手の電話番号通知を受信するモデム２と、受信した
電話番号に対応する画像情報をＲＡＭ８から読み出して
表示させるＬＣＤ５と、を備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、例えば発信者番号
通知サービス（コーラーＩＤサービス）に用いて好適な
電話端末装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、海外ではアメリカ、カナダにおい
て、日本においても一部地域で実験的に、コーラーＩＤ
（Ｃａｌｌｅｒ ＩＤ）サービスと呼ばれるサービスが
行われている。コーラーＩＤサービスは、受信側端末の
所定の表示部において、発信者の電話番号などを表示す
ることができるようにして受信者側に発信者の電話番号
を通知するサービスである。

【０００３】このようなコーラーＩＤサービスにより得
られる発信者番号通知を利用して、相手先の電話番号
を、かかってきた電話に出る前に確認することができる
ので、受信者側の意志により電話を受けるかどうかの判
断をするために有益である。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかし、コーラーＩＤ
サービスにより得られるのは発信者番号の情報であるの
で、受信者は受信側端末の表示部において表示されてい
る電話番号を見ただけでは、即座に相手先を特定するの
は困難であるという不都合があった。

【０００５】本発明はこのような点を考慮し、コーラー
ＩＤに対応した電話端末において、発信相手を容易に確
認することができる電話端末装置を提供することを目的
とするものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】この発明の電話端末装置
は、発信者の電話番号を受信者に通知する発信者番号通
知サービスに対応した電話端末装置において、発信時に
画像情報を読み取る画像読み取り手段と、上記画像読み
取り手段により読み取られた発信者に関する画像情報を
上記電話番号と共に送信する送信手段と、受信前に発信
者側の画像読み取り手段により読み取られた発信者に関
する画像情報を上記電話番号と対応させて予め登録する
登録手段と、受信時に送信されてくる発信相手の電話番
号通知を受信する発信者番号受信手段と、上記発信者番
号受信手段により受信した電話番号に対応する画像情報
を上記登録手段から読み出して表示させる表示手段と、
を備えたものである。

【０００７】このような装置によれば以下の作用をす
る。まず、送信時の作用について説明する。送信に先立
って、送信者は、画像読み取り手段により自分の顔写真
等の画像を読み取って画像情報に変換して登録手段に登
録しておき、予めこの画像情報を電話番号と共に送信相
手に送信しておく。画像情報を、予め静止画圧縮手段に
より画像圧縮しておいて、送信手段を介して送信する。

【０００８】送信時に、相手先の電話番号を入力する
と、リンガーと共に交換器に登録しておいた発信者番号
が交換器を介して送信相手に送られる。

【０００９】次に、受信時の作用について説明する。受
信に先立って、予め相手方の画像情報が電話番号と共に
送信されてくる。送信された画像情報および電話番号
は、受信手段を介して、登録手段にダウンロードされて
格納される。

【００１０】受信時には、受信手段はリンガーの後に続
く同期信号および発信者番号を検出する。発信者番号の
情報を登録手段に格納されている情報の中から検索す
る。登録手段に格納されている電話番号と発信者番号の
電話番号とが一致したときは、これに対応する画像情報
を読み出す。

【００１１】読み出された画像情報による画像は電話番
号と共に表示手段に表示される。この画像を見ることに
より、受信者は発信者を視覚的に即座に認識することが
できるので、電話に出るかどうかの判断をすることがで
きる。

【００１２】

【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の一実施の形態について説明する。図１において、本実
施の形態の電話端末装置は、回線網Ｌと端末との間で回
線獲得の制御を行うスピーチネットワーク（回線網制御
部）１と、通信のための変調および復調を行うモデム
（変復調部）２と、マイクからの音声を送信信号に変え
ると共に受信信号をスピーカから音声として発音するハ
ンドセット（受話器）３と、画像を読み取って画像情報
に変換するイメージリーダー４と、画像情報を表示する
ＬＣＤ（表示部）５と、各種設定を入力するキー（入力
部、ジョグダイヤル）６と、動作プログラムを格納する
ＲＯＭ（プログラムメモリ部）７と、制御データやフラ
グを格納すると共に画像情報および電話番号をダウンロ
ードするＲＡＭ（データメモリ部）８と、各部の動作を
制御するＣＰＵ（中央処理部）９とを有する。

【００１３】スピーチネットワーク（回線網制御部）１
は、回線Ｌに対しては、回線Ｌ入力の切り替え、信号レ
ベルや周波数の調整を行う機能を有すると共に、端末側
のＣＰＵ９に対してはリンガーを受けたらＣＰＵ９に通
知してＣＰＵ９からステータスを受けることにより端末
側の動作確認を行う機能を有する。

【００１４】モデム（変復調部）２は、スピーチネット
ワーク（回線網制御部）１を介して、相手の端末のモデ
ムとの間でコマンドを送信または受信して、データに変
調または復調を施す機能を有する。この変調は、周波数
シフト変調ＦＳＫ（フレケンシー・シフト・キーイン
グ）方式で行う。ＦＳＫは、データ”１”を周波数”２
１００Ｈｚ”に対応させて、データ”０”を周波数２４
００Ｈｚ”に対応させて行う。通信プロトコルは、モデ
ムフォンのプロトコルと同様であり、ボーレート１２０
０ボー（１秒間に１２００ビットの転送レート）で行
う。

【００１５】また、この例では特に、モデム２は、送信
時に画像情報を相手先に送信する機能を有すると共に、
受信時に画像情報を受信する機能、およびリンガーとリ
ンガーの間で交換器から供給される相手先のコーラーＩ
Ｄを取り込む機能を有する。モデム２は、画像読み取り
手段としてのイメージリーダー４により読み取られた発
信者に関する画像情報を電話番号と共に送信する送信手
段と、受信時に発信相手先から送信されてくる発信相手
の電話番号通知を受信する発信者番号受信手段を構成す
る。

【００１６】イメージリーダー４は、この例では、特
に、例えば顔写真等の画像を読み取って画像情報に変換
する機能を有する。イメージリーダー４は、例えば、運
転免許証の証明写真、身分証明書の証明写真、写真プリ
ント機のプリント出力を読み取って顔の輪郭や目鼻立ち
が識別できるようなサイズおよび分解能を有する。イメ
ージリーダーは、発信時に画像情報を読み取る画像読み
取り手段を構成する。

【００１７】ＬＣＤ（表示部）５は、この例では、特
に、相手先の電話番号及び画像情報を表示する機能を有
する。ＬＣＤ（表示部）５は、図２に示すように、例え
ば、１００ピクセル×１００ピクセルの表示領域を有す
る。ＬＣＤ（表示部）５は、イメージリーダーで読み取
られた画像情報を表示することが可能な解像度を有す
る。イメージリーダーは、発信者番号受信手段により受
信した電話番号に対応する画像情報を登録手段から読み
出して表示させる表示手段を構成する。

【００１８】ＲＡＭ（データメモリ部）８は、この例で
は、特に、画像情報およびタグとして電話番号をダウン
ロードしてメモリに格納する。この場合、図３に示すよ
うに、インデックス番号領域１０に電話番号を格納し
て、このインデックス番号に対応して画像情報領域１１
に画像情報を格納するようにする。このようにメモリに
格納することにより、検索を容易にすることができる。
ＲＡＭ８は、受信前に発信者側の画像読み取り手段によ
り読み取られた発信者に関する画像情報を電話番号と対
応させて予め登録する登録手段を構成する。

【００１９】キー（入力部、ジョグダイヤル）６は、電
話番号の入力、画像をイメージリーダー４で取り込む際
の指示、ＲＡＭ８にダウンロードされた画像情報および
電話番号を検索する指示等を行う。

【００２０】ＣＰＵ９は、受信前に発信者側の画像読み
取り手段により読み取られた発信者に関する画像情報を
電話番号と対応させて予め登録手段に登録する機能を有
する。また、ＣＰＵ９は、相手先のコーラーＩＤに基づ
いて登録手段に予め登録されている発信者の電話番号を
検索してこの電話番号に対応する画像情報を読み出して
表示手段に表示させる機能を有する。また、ＣＰＵ９
は、登録手段に予め発信者の画像情報および電話番号が
登録されていない発信相手からの着信があったとき、通
話のリンク確立前に発信相手から発信者に関する画像情
報を受信して、画像情報を表示手段に表示させる機能を
有する。

【００２１】また、着信信号は、図４に示すように、リ
ンガー１２が２秒、同期信号１３およびコーラーＩＤ１
４が２秒、リンガー１５が２秒、・・・のようにリンガ
ー１２、１５と同期信号１３およびコーラーＩＤ１４と
が２秒毎に繰り返すように構成されている。また、コー
ラーＩＤ１４は、数キャラクタの名前、１０桁の電話番
号およびオプションより構成されている。

【００２２】このように構成された本実施例の電話端末
装置は以下の動作をする。まず、送信時の動作について
説明する。送信に先立って、送信者は、キー６を操作し
て、イメージリーダー４により自分の顔写真等の画像を
読み取って画像情報に変換してＲＡＭ８に登録してお
き、予めこの画像情報を電話番号と共に送信相手に送信
しておく。画像情報は、１００ピクセル×１００ピクセ
ルであるので、予めＪＰＥＧ等の静止画圧縮手段により
画像圧縮しておいて、モデム２およびスピーチネットワ
ーク１を介して送信する。

【００２３】モデム２は、周波数シフト変調ＦＳＫ方式
で変調を行う。ＦＳＫ方式の変調により、画像データ”
１”を周波数”２１００Ｈｚ”に対応させて、画像デー
タ”０”を周波数”２４００Ｈｚ”に対応するように変
調を行う。通信プロトコルは、モデムフォンのプロトコ
ルと同様であり、ボーレート１２００ボーの転送レート
で行う。この場合、１秒間に１２００ビット転送される
ので、１００００ドットの画像情報をそのまま転送する
場合には約８．３秒の転送時間がかかるが、１／３に画
像圧縮すれば約２．８秒の転送時間で転送することがで
きる。

【００２４】この場合、イメージリーダー４は、例え
ば、運転免許証の証明写真、身分証明書の証明写真、写
真プリント機のプリント出力を読み取って画像情報に変
換する。画像情報は、送信者を識別できる画像なら何で
も良く、送信者の顔写真でも良いし、送信者の所属する
会社のロゴマークでも良い。

【００２５】送信時に、オペレーターは、キー６を操作
して、相手先の電話番号を入力すると、図４に示したリ
ンガー１２、１５と共に交換器に登録しておいたコーラ
ーＩＤ１４が交換器を介して送信相手に送られる。

【００２６】また、予め発信者の画像情報および電話番
号が予め送信されていない相手に対して電話をかけると
き、通話のリンク確立前、つまり、図４に示したリンガ
ー１２、１５およびコーラーＩＤ１４が送られる際であ
って、相手がハンドセット（受話器）３をとる前に、発
信者に関する画像情報を送信する。

【００２７】次に、受信時の動作について説明する。受
信に先立って、予め相手方の写真等の画像情報が電話番
号と共に送信されてくる。送信された画像情報および電
話番号は、スピーチネットワーク１およびＣＰＵ９を介
して、ＲＡＭ８にダウンロードされてデータメモリ部に
格納される。この場合、図３に示すように、インデック
ス番号領域１０に電話番号を格納して、このインデック
ス番号に対応した画像情報領域１１に画像情報を格納す
る。

【００２８】受信時には、スピーチネットワーク１は回
線Ｌを介して相手からの図４に示したリンガー１２、１
５を受けたときにＣＰＵ９に対してリンガー１２、１５
の受信を報告して、ＣＰＵ９からのステータス信号を受
けることにより、ＣＰＵ９が受信可能状態か否かを判断
する。ＣＰＵ９が受信可能状態であるとき、スピーチネ
ットワーク１はリンガー１２、１５の後に続く同期信号
およびコーラーＩＤ１４をモデム２に供給する。モデム
２は、同期信号１３から所定時間後に続くコーラーＩＤ
１４を検出してＣＰＵ９に供給する。

【００２９】ＣＰＵ９は、コーラーＩＤ１４の電話番号
を認識して、この電話番号の情報をＲＡＭ８のデータメ
モリ部に格納されている情報の中から検索する。検索動
作は、まず、ＲＡＭ８のデータメモリ部の図３に示すイ
ンデックス番号領域１０を検索することにより行われ
る。インデックス番号領域１０に格納されている電話番
号とコーラーＩＤ１４の電話番号とが一致したときは、
このインデックス番号に対応する画像情報領域１１の画
像情報を読み出す。このように、検索を２段階に分けて
行うので、検索時間を短くすることができる。

【００３０】読み出された画像情報による画像は電話番
号と共にＬＣＤ５に表示される。この画像を見ることに
より、受信者は発信者を視覚的に即座に認識することが
できるので、電話に出るかどうかの判断をすることがで
きる。コーラーＩＤ１４の検出から画像情報の検索、表
示までの時間を０．５秒程度にすることにより、第１の
リンガー１２と第２のリンガー１５の間の２秒間に相手
の画像情報を表示して、受信者による発信者の認識を済
ませることができる。

【００３１】また、ＲＯＭ８に予め発信者の画像情報お
よび電話番号が登録されていない発信相手からの着信が
あったとき、通話のリンク確立前、つまり、リンガー１
２、１５およびコーラーＩＤ１４が連続して送られる際
であって、相手がハンドセット（受話器）３をとる前
に、発信相手から発信者に関する画像情報を受信して、
画像情報をＲＡＭ８に格納しておくと共にＬＣＤ５に表
示させる。

【００３２】このようにして、供給された画像情報によ
る画像は電話番号と共にＬＣＤ５に表示される。この画
像を見ることにより、受信者は発信者を視覚的に即座に
認識することができるので、電話に出るかどうかの判断
をすることができる。

【００３３】このような本実施の形態によれば、コーラ
ーＩＤサービスによる相手先電話番号を確認することが
できる。

【００３４】また、イメージリーダー４による写真読み
取り機能により、予め取り引き相手等の発信してくる相
手の顔写真などを自らイメージリーダー４で読み込ん
で、相手の電話番号と共に、ＲＡＭ８に登録しておくよ
うにしてもよい。また、自分の顔写真をイメージリーダ
ー４で読み込んで、自分の電話番号と共に、ＲＡＭ８に
登録しておくことができる。

【００３５】また、モデム２による画像送信手段によ
り、ＲＡＭ８に登録しておいた自分の顔写真の画像情報
を相手先の端末装置に送信することができる。

【００３６】また、モデム２による画像受信手段によ
り、送信相手先の端末装置のＲＡＭ８に登録されている
相手の顔画像の画像情報を受信して、相手の電話番号に
付加して受信側の端末装置のＲＡＭ８に登録することが
できる。

【００３７】また、コーラーＩＤサービスと併せて顔画
像をＬＣＤ５による表示手段により表示することによ
り、送信相手の顔画像の画像情報が受信側の端末装置の
ＲＡＭ８に登録されているとき、着信を受けた際、着信
したコーラーＩＤの番号からそれに対応する顔画像の画
像情報を検索してＬＣＤ５に表示することができる。

【００３８】また、本実施の形態において、上述した機
能を実現する際に、以下のように構成しても良い。本実
施の形態は、顔画像情報の転送時にはモデム２を送信手
段として使用する。このため、通話中においては画像デ
ータの転送は困難になってしまうため、転送する画像デ
ータを予め圧縮する画像圧縮手段を設け、圧縮された画
像データを通話回線が確立するリンク確立直後に事前に
相手側へ転送するようにしても良い。

【００３９】また、本実施の形態において、画像データ
の解像度を上げればＬＣＤ５としての表示手段に表示す
る際の画質は向上する。しかし、これに比例して画像デ
ータの転送データ量が増加するので、転送データの補正
をするためにデータインターリーブを行うようにしても
良い。

【００４０】また、本実施の形態において、例えば１年
毎など定期的に送信側から自分の顔画像データを新たに
イメージリーダー４で読み込んで相手側に転送して、相
手側のＲＯＭ８に記憶された顔画像データの情報を更新
する自動更新モードを追加するようにしても良い。

【００４１】本実施の形態の電話端末装置は、発信者の
電話番号を受信者に通知する発信者番号通知サービスに
対応した電話端末装置において、発信時に画像情報を読
み取る画像読み取り手段としてのイメージリーダー４
と、画像読み取り手段としてのイメージリーダー４によ
り読み取られた発信者に関する画像情報を電話番号と共
に送信する送信手段としてのモデム２、スピーチネット
ワーク１と、受信前に発信者側の画像読み取り手段とし
てのイメージリーダー４により読み取られた発信者に関
する画像情報を電話番号と対応させて予め登録する登録
手段としてのＲＡＭ８と、受信時に送信されてくる発信
相手の電話番号通知を受信する発信者番号受信手段とし
てのモデム２と、発信者番号受信手段としてのモデム２
により受信した電話番号に対応する画像情報を登録手段
としてのＲＡＭ８から読み出して表示させる表示手段と
してのＬＣＤ５と、を備えたので、通知された発信相手
の電話番号により登録している発信者側の画像情報を検
索することができ、これにより、発信相手の画像を表示
させることができるので、受信者は視覚的に発信相手を
即座に認識することができ、直ちに電話に出るか否かを
判断することができる。

【００４２】また、本実施の形態の電話端末装置は、上
述において、登録手段としてのＲＡＭ８に予め発信者の
画像情報および電話番号が登録されていない発信相手か
らの着信があったとき、通話のリンク確立前に発信相手
から発信者に関する画像情報を受信して、画像情報を表
示手段としてのＬＣＤ５に表示させるので、着信時の通
話のリンク確立前に発信相手を視覚的に認識することが
でき、直ちに電話に出るか否かを判断することができ、
また、発信者の画像情報は、写真等による顔画像に限ら
ず、発信者を識別することができるマークなど自由に選
択できるので、これにより受信者が発信者を視覚的に容
易に認識することができる。

【００４３】

【発明の効果】この発明の電話端末装置は、発信者の電
話番号を受信者に通知する発信者番号通知サービスに対
応した電話端末装置において、発信時に画像情報を読み
取る画像読み取り手段と、上記画像読み取り手段により
読み取られた発信者に関する画像情報を上記電話番号と
共に送信する送信手段と、受信前に発信者側の画像読み
取り手段により読み取られた発信者に関する画像情報を
上記電話番号と対応させて予め登録する登録手段と、受
信時に送信されてくる発信相手の電話番号通知を受信す
る発信者番号受信手段と、上記発信者番号受信手段によ
り受信した電話番号に対応する画像情報を上記登録手段
から読み出して表示させる表示手段と、を備えたので、
通知された発信相手の電話番号により登録している発信
者側の画像情報を検索することができ、これにより、発
信相手の画像を表示させることができるので、受信者は
視覚的に発信相手を即座に認識することができ、直ちに
電話に出るか否かを判断することができるという効果を
奏する。

【００４４】また、この発明の電話端末装置は、上述に
おいて、上記登録手段に予め発信者の画像情報および電
話番号が登録されていない発信相手からの着信があった
とき、通話のリンク確立前に発信相手から発信者に関す
る画像情報を受信して、上記画像情報を上記表示手段に
表示させるので、着信時の通話のリンク確立前に発信相
手を視覚的に認識することができ、直ちに電話に出るか
否かを判断することができ、また、発信者の画像情報
は、写真等による顔画像に限らず、発信者を識別するこ
とができるマークなど自由に選択できるので、これによ
り受信者が発信者を視覚的に容易に認識することができ
るという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の一実施の形態の電話端末装置の構成
を示すブロック図である。

【図２】この発明の一実施の形態のＬＣＤのドット構成
を示す図である。

【図３】この発明の一実施の形態のＲＡＭのデータ格納
領域を示す図である。

【図４】この発明の一実施の形態のリンガーとコーラー
ＩＤを示す波形図である。

【符号の説明】

１ スピーチネットワーク（回線網制御部）、２ モデ
ム（変復調部）、３ハンドセット（受話器）、４ イメ
ージリーダー、５ ＬＣＤ（表示部）、６キー（入力
部、ジョグダイヤル）、７ ＲＯＭ（プログラムメモリ
部）、８ ＲＡＭ（データメモリ部）、９ ＣＰＵ（中
央処理部）、Ｌ 回線、１０ インデックス番号領域、
１１ 画像領域、１２ リンガー、１３ 同期信号、１
４ コーラーＩＤ、１５ リンガー

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 発信者の電話番号を受信者に通知する発
   信者番号通知サービスに対応した電話端末装置におい
   て、 発信時に画像情報を読み取る画像読み取り手段と、 上記画像読み取り手段により読み取られた発信者に関す
   る画像情報を上記電話番号と共に送信する送信手段と、 受信前に発信者側の画像読み取り手段により読み取られ
   た発信者に関する画像情報を上記電話番号と対応させて
   予め登録する登録手段と、 受信時に送信されてくる発信相手の電話番号通知を受信
   する発信者番号受信手段と、 上記発信者番号受信手段により受信した電話番号に対応
   する画像情報を上記登録手段から読み出して表示させる
   表示手段と、 を備えたことを特徴とする電話端末装置。
2. 【請求項２】 請求項１記載の電話端末装置において、 上記登録手段に予め発信者の画像情報および電話番号が
   登録されていない発信相手からの着信があったとき、通
   話のリンク確立前に発信相手から発信者に関する画像情
   報を受信して、上記画像情報を上記表示手段に表示させ
   ることを特徴とする電話端末装置。