JPH10231712A - 内燃機関のバルブタイミング制御装置 - Google Patents

内燃機関のバルブタイミング制御装置

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JPH10231712A
JPH10231712A JP3371397A JP3371397A JPH10231712A JP H10231712 A JPH10231712 A JP H10231712A JP 3371397 A JP3371397 A JP 3371397A JP 3371397 A JP3371397 A JP 3371397A JP H10231712 A JPH10231712 A JP H10231712A
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hydraulic chamber
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内燃機関のベーン式バルブタイミング制御装
置において、シール部材の磨耗を防止する。 【解決手段】 スプロケット11に対する吸気側カムシ
ャフト15の相対回転角度(回転位相)を遅角せしめる
ときの変位速度(遅角速度)と進角せしめるときの変位
速度(進角速度)とでは、作用するフリクションの差に
より、進角速度≪遅角速度となる。従って、シール部材
の磨耗は遅角時に進む。そこで、ジャーナル部内の遅角
油圧供給路156に通路面積変更部を設け、遅角時の油
の流れ方向に1/0.7以上の比率にて面積を拡大す
る。それにより、遅角油圧供給路156において、進角
時の油の流れ方向の圧力損失に比し遅角時の油の流れ方
向の圧力損失が大となり、遅角速度すなわちシール部材
の摺動速度が抑えられ、シール部材の磨耗の防止が図ら
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関(エンジ
ン)において吸気バルブ又は排気バルブを開閉するタイ
ミングを連続的に変更するバルブタイミング制御装置に
関し、より詳細には、いわゆるベーン式のバルブタイミ
ング制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車用エンジンにおいて
は、運転状態に応じて最適なバルブタイミングを達成す
るために動弁系の可変機構が種々実用化されている。か
かる可変機構として主として普及しているものは、2段
切り替え式すなわちON/OFF制御式のものである。
近年においては、エンジンに対する更なる高性能化の要
求に応えるべく、このような可変バルブタイミング機構
(以下では、VVT機構ともいう)においても、従来の
2段切り替え式のものに代えて、常時最適な任意のバル
ブタイミングを設定することが可能な連続可変式のもの
が開発されつつある。可変バルブタイミング機構を有す
る内燃機関では、出力性能の向上に寄与する吸入効率の
観点、及びNOx の低減による排出ガス浄化性能(エミ
ッション)の向上とポンピング損失の低減による燃費の
向上とに寄与する内部排気ガス再循環(内部EGR)の
観点から、機関運転状態に応じてバルブタイミングが制
御される。
【0003】例えば、特開平8-121122号公報は、いわゆ
るベーン式VVT機構を開示している。このベーン式V
VT機構では、クランクシャフトに駆動連結されるとと
もに内周面に凹部を有するハウジングと、その凹部を2
つの油圧室に区画するベーンを有するとともに相対回転
可能にハウジングと組み合わせられるカムシャフトとを
備え、油圧室に供給する油圧を制御することにより、ハ
ウジングに対してカムシャフトを相対回転せしめ、両者
の回転位相をずらしてバルブタイミングを連続的に変化
させるという構造を有している。そして、2つの油圧室
のシール性を確保するために、ハウジングとベーンとの
間にシール部材が設けられている。そのシール部材とし
ては一般的にアペックスシールが使用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、かかるシー
ル部材は、ハウジングと線状に接触して圧力が高まった
状態でその接触部がハウジングと摺動するため、磨耗し
やすいという問題がある。このように、ベーン式VVT
機構では、シール部材の磨耗が激しいため、シール性が
低下しやすく、それに起因してその制御性が悪化する、
という課題を有している。
【0005】かかる実情に鑑み、本発明の目的は、シー
ル部材の磨耗を防止することが可能なベーン式バルブタ
イミング制御装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】一般に、磨耗は、“圧力
×摺動速度”(PV値)の値が高いほど起き易い。上述
のVVT機構の場合、“シール部材の摺動速度”=“V
VT機構の応答速度(変位速度)”となる。ここで、V
VT機構の応答速度について考察すると、カムシャフト
のフリクションの大きさに起因して、“進角速度≪遅角
速度”となる。従って、ベーン式VVT機構では、遅角
駆動時に、磨耗が生じているということができる。とこ
ろで、遅角速度は、必要値に対して充分に余裕がある。
本発明は、以上の知見に基づき以下に記載されるような
技術構成を採用することにより、上記目的を達成するも
のである。
【0007】すなわち、本発明の第1の態様に係る、内
燃機関のバルブタイミング制御装置は、内周面に少なく
とも1つの凹部を有する第1の回転体と、前記凹部を第
1の液圧室と第2の液圧室とに区画する少なくとも1つ
のベーンを有するとともに相対回転可能に前記第1の回
転体と同軸に組み合わせられる第2の回転体と、前記第
1の回転体又は前記第2の回転体の一方を回転せしめる
クランクシャフトと、前記第1の回転体又は前記第2の
回転体の他方と連動して回転しバルブを駆動するカムシ
ャフトと、作動液供給通路を介して前記第1の液圧室又
は前記第2の液圧室に作動液を供給する作動液供給手段
と、前記第1の回転体又は前記第2の回転体の少なくと
も一方に設けられ前記第1の液圧室及び前記第2の液圧
室を液密に区画するシール部材と、を具備する内燃機関
のバルブタイミング制御装置において、前記カムシャフ
トが前記クランクシャフトに対して遅角せしめられると
きに、前記シール部材の磨耗を防止すべく、前記第1の
回転体と前記第2の回転体との相対回転の速度を低減さ
せる遅角速度低減手段、を設けたことを特徴とする。
【0008】また、本発明の第2の態様によれば、上記
本発明の第1の態様に係る装置において、前記遅角速度
低減手段は、前記作動液供給通路において、前記カムシ
ャフトが前記クランクシャフトに対して進角せしめられ
るときの作動液流れ方向の圧力損失に比し、前記カムシ
ャフトが前記クランクシャフトに対して遅角せしめられ
るときの作動液流れ方向の圧力損失を大とする圧力損失
調整手段を設けたことによって構成される。
【0009】さらに、本発明の第3の態様によれば、上
記本発明の第2の態様に係る装置において、前記圧力損
失調整手段は、前記作動液供給通路に設けられた通路面
積変更部であって、前記カムシャフトが前記クランクシ
ャフトに対して遅角せしめられるときの作動液流れ方向
に1/0.7以上の比率にて面積を拡大するものであ
る。
【0010】上記の如く構成された、本発明の第1の態
様に係る、内燃機関のバルブタイミング制御装置におい
ては、第1の回転体と第2の回転体との相対回転のフリ
クションが小さくシール部材の摺動速度が速くなりその
磨耗が増大する傾向にあるカムシャフト遅角駆動時にお
いて、その相対回転速度が低く抑えられるため、かかる
不具合が解消される。また、本発明の第2の態様に係る
装置においては、その遅角速度の低減が、特別な制御を
必要とすることなく、作動液供給通路において進角時の
作動液流れ方向の圧力損失に比し遅角時の作動液流れ方
向の圧力損失を大にする、という構成により容易に達成
される。また、本発明の第3の態様に係る装置において
は、遅角時の作動液流れ方向の圧力損失の増大が、遅角
時の作動液流れ方向に1/0.7以上の比率にて面積を
拡大する部分を設ける、という極めて簡易な構成により
実現される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施形態について説明する。
【0012】図1から図5までは、本発明の一実施形態
に係る、内燃機関のバルブタイミング制御装置10の構
成を示す図である。ここに、図1は本実施形態に係るバ
ルブタイミング制御装置10の概略構成を示す斜視図で
あり、図2はカバー13を外したバルブタイミング制御
装置10の正面図である。また、図3は図2中の3−3
線でバルブタイミング制御装置10を切断したときの側
面断面図であり、図4は図2中の3−3線でバルブタイ
ミング制御装置10を切断したときの部分拡大断面図で
ある。さらに、図5は図2中の5−5線でバルブタイミ
ング制御装置10を切断したときの側面断面図である。
【0013】バルブタイミング制御装置10は、スプロ
ケット11、ロータ12、カバー13、リヤハウジング
14、及び吸気側カムシャフト15を備えている。
【0014】スプロケット11は、自身の回転軸心と同
軸の中空部111を有する厚肉円筒状部材からなり、基
端側(図1中左側)の外周面には、タイミングチェーン
(図示しない)を掛装するための複数の歯112が形成
されている。すなわち、エンジン(図示しない)のクラ
ンクシャフト(図示しない)から出力された駆動力は、
クランクシャフトに固着されたクランクスプロケット
(図示しない)とタイミングチェーンとを介してスプロ
ケット11に伝達されるのである。また、スプロケット
11の先端側(図1中右側)の外周面には、カバー13
を取り付けるためのカバー取付部113が形成されてい
る。
【0015】また、スプロケット11は、先端部から外
周面の歯112の形成位置に対応する内周面に、中空部
111から外周面へ向かう4つの略扇状の凹部114を
有し、各凹部114の間には相対的に4つの台形状の凸
部115が形成されている。また、外周面の歯112の
形成位置に対応する内周面から基端部にかけては、リヤ
ハウジング14を取り付けるためのリヤハウジング取付
部116が形成されている。
【0016】なお、後述するように、スプロケット11
の凹部114には、エンジンオイル(油圧)が供給さ
れ、スプロケット11、ロータ12、カバー13、及び
リヤハウジング14が組み合わされた際には、油圧室と
して機能する。
【0017】また、スプロケット11の凸部115の1
つは、図4に示すように、ロータ12とスプロケット1
1の相対回動を規制しない場合に、ロックピン20がリ
ヤハウジング14と接触することがないようロックピン
20を完全に収容するロックピン孔117を有してい
る。
【0018】ロックピン20は、大径部21と小径部2
2を有する円柱状のピンであり、大径部21にはスプリ
ング24を収容するためのスプリング孔23を有してい
る。ロックピン20の大径部21と小径部22との連結
部に現れるリング状の端面は、後述する進角油圧室10
1に供給された油圧が印加される第1受圧面25として
機能し、小径部22のリヤハウジング14側端面は、後
述する遅角油圧室102に供給された油圧が印加される
第2受圧面26として機能する。
【0019】さらに、第1受圧面面積と第2受圧面面積
とは、 進角室油圧×第1受圧面面積≒遅角室油圧×第2受圧面
面積 の関係が成立するように定められている。そして、ロッ
クピン20は、スプリング24によってリヤハウジング
14方向への付勢力を常時受けている。
【0020】ロックピン孔117は、ロックピン20の
大径部21と小径部22との直径差によって生じる端面
(第1受圧面25)に対して、進角油圧室101に印加
される油圧を印加することができるよう、図3に示すよ
うに同一の軸心を有する異なる径の2つの円筒孔からな
っている。また、ロックピン孔117は、図2に示され
るように、進角油圧室101と第1受圧面25とを連通
するロックピン進角油圧供給路118を備えている。
【0021】ロータ12は、自身の回転軸心と同軸のボ
ルト孔121を有するとともに、スプロケット11の中
空部111に適合する厚肉円筒状体からなり、その外周
面には、半径方向に4つのベーン122が90度間隔で
延伸形成されている。
【0022】ベーン122は、先端部にシール部材(ア
ペックスシール)123と、ロータ12がスプロケット
11に組み付けられた際にシール部材123をスプロケ
ット11の凹部114内周面に押圧する板ばね124と
を備えている。また、ベーン122は、スプロケット1
1、ロータ12、カバー13、及びリヤハウジング14
が組み合わされた際に油圧室として機能するスプロケッ
ト11の凹部114を進角油圧室と遅角油圧室とに区画
する。
【0023】ここで、図2中ベーン122の左側に区画
形成された油圧室が進角油圧室として機能し、ベーン1
22の右側に区画形成された油圧室が遅角油圧室として
機能するものとする。また、本実施形態では以後、スプ
ロケット11、ロータ12、カバー13、及びリヤハウ
ジング14が組み合わされた状態におけるベーン122
左側の凹部114を進角油圧室101と、ベーン122
右側の凹部114を遅角油圧室102ということとす
る。
【0024】また、ロータ12の先端部近傍(図1中右
側)及び各ベーン122の進角油圧室101側側面に
は、ボルト孔121と各ベーン122の進角油圧室10
1側の基端部とを連通するロータ進角油圧供給路125
が形成されており、ロータ12の基端部近傍(図1中左
側)及びベーン122の遅角油圧室102側側面には、
ボルト孔121と各ベーン122の遅角油圧室102側
の基端部とを連通するロータ遅角油圧供給路126が形
成されている。
【0025】さらに、1つのベーン122は、その基端
側に、ロータ12とリヤハウジング14とを確実に同期
回転させるよう両者を係合するための係合ピン30が挿
入される係合ピン孔127を有している。
【0026】カバー13は、円盤状部材の外周面に沿っ
てスプロケット11のカバー取付部113に適合するフ
ランジ131を備えると共に、その回転軸心と同軸であ
って結合ボルト32が貫通するボルト孔132を備えて
いる。
【0027】リヤハウジング14は、スプロケット11
のリヤハウジング取付部116に内接されるフランジを
その外周部に有する肉厚円盤部141と、円盤部141
の先端面に形成された軸部142とを備えている。
【0028】円盤部141は、リヤハウジング進角油圧
供給路143、リヤハウジング遅角油圧供給路144、
ロックピン20を係合するためのロックピン係合孔14
5、リヤハウジング14とロータ12とを係合する係合
ピン30が挿入される係合ピン孔146を備えている。
また、円盤部141の基端面には、リヤハウジング14
と吸気側カムシャフト15とを確実に同期回転させるよ
う両者を確実に係合する係合ピン31が挿入される係合
ピン孔147を有している。
【0029】さらに、円盤部141及び軸部142は、
回転軸心と同軸であって結合ボルト32が貫通するボル
ト孔148を有し、また、軸部142の外周面には、シ
ール部材を装着するためのシール溝149が形成されて
いる。
【0030】吸気側カムシャフト15は、先端近傍(図
1中右側)のジャーナル部151をはじめとする各ジャ
ーナル部151を介してシリンダヘッド(図示しない)
のジャーナル受部(図示しない)によって支承されてい
る。そして、ジャーナル部151は、結合ボルト32が
螺合されるボルト結合孔152、カムシャフト15先端
の円盤状部端面とジャーナル外周面の進角油圧供給ポー
ト153、遅角油圧供給ポート154とを連通するカム
シャフト進角油圧供給路155、カムシャフト遅角油圧
供給路156をそれぞれ2本ずつ備えている。
【0031】また、ジャーナル部151の外周面には、
吸気側カムシャフト15の回転時にもオイルコントロー
ルバルブ(OCV)からジャーナル受部を介して供給さ
れるエンジンオイルを、進角油圧供給ポート153、遅
角油圧供給ポート154に円滑に供給することができる
よう接続油圧供給路157が形成されている。
【0032】さらに、カムシャフト15先端の円盤状部
端面は、カムシャフト15とリヤハウジング14とを係
合する係合ピン31を挿入するための係合ピン孔158
を備えている。
【0033】上記各構成部材は、図1に示す関係で互い
に組み合わせられ、最後に各部材のボルト孔121,1
32,148に結合ボルト32を挿入した後、結合ボル
ト32を吸気側カムシャフト15のボルト結合孔152
に螺合してバルブタイミング制御装置10が組み立てら
れる。なお、この組み立てにおいては、ロックピン20
がロックピン係合孔145に係合する際、ベーン122
がスプロケット11の凸部115からα度だけ離間した
位置にて係止されるよう組み立てられる。
【0034】すなわち、油圧が発生していないエンジン
始動時において、ロータ12とスプロケット11の相対
回動を機械的に規制する位置を、ベーン122がスプロ
ケット11の凸部115からα度だけ離間した位置とす
るのである。この結果、バルブタイミング制御装置10
は、エンジン始動後、エンジン始動時に要求されるバル
ブタイミングに影響されることなく、さらにバルブタイ
ミングを遅らせることが可能となる。
【0035】ここで、カバー13、ロータ12、及びリ
ヤハウジング14は、結合ボルト32によって吸気側カ
ムシャフト15に結合されているので、吸気側カムシャ
フト15に同期して回転する。加えて、ロータ12とリ
ヤハウジング14、及びリヤハウジング14と吸気側カ
ムシャフト15は、それぞれ係合ピン30,31によっ
て係合されているので、相対回動が確実に規制され、こ
れら三者12,13,14は同期して回転する。これに
対して、スプロケット11は、吸気側カムシャフト15
に対して結合されていない。
【0036】したがって、スプロケット11は吸気側カ
ムシャフト15に対して相対回動可能となり、結果とし
てロータ12とスプロケット11とは相対回動し、クラ
ンクシャフトの回転位相に対する吸気側カムシャフト1
5の回転位相は、進角又は遅角せしめられる。
【0037】次に、図2〜図5を参照しつつ、バルブタ
イミング制御装置10の油路構成及びバルブタイミング
制御装置10の動作について、OCV40によって制御
されるエンジンオイルの流れを追いながら説明する。
【0038】OCV40は、電磁式アクチュエータ41
とコイルスプリング42とによって駆動されるプランジ
ャ43が、スプール44を軸方向に往復移動させること
によりエンジンオイルの流れ方向を切り替える4ポート
方向制御弁である。そして、電磁式アクチュエータ41
がデューティ制御されることによって、その開度が調整
され、各油圧室101,102に供給される油圧が調整
される。
【0039】OCV40のケーシング45は、タンクポ
ート45t、Aポート45a、Bポート45b、及び2
つのリザーバポート45rを有している。そして、タン
クポート45tは、油圧ポンプ46とオイルフィルタ4
7とを介してオイルパン48に接続されており、Aポー
ト45aは、進角油圧供給ポート153に接続され、B
ポート45bは、遅角油圧供給ポート154に接続され
ている。また、2つのリザーバポート45rは、オイル
パン48と連通されている。
【0040】スプール44は、円筒状の弁体であり、2
つのポート間におけるエンジンオイルの流れを封止する
4つのランド44a、並びに2つのポート間を連通しエ
ンジンオイルの流れを許容するパセージ44b及び2つ
のパセージ44cを有している。
【0041】エンジン停止時には、油圧ポンプ46、O
CV40共に作動しておらず、また、クランキング時に
も十分な油圧が発生していないので、進角油圧室101
及び遅角油圧室102には油圧が印加されず、両油圧室
101,102へ供給される油圧が印加されるロックピ
ン20にも油圧は印加されない。この結果、ロックピン
20は、スプリング24の弾性力によってリヤハウジン
グ14方向へ付勢され、エンジン停止時にロックピン係
合孔145に係合した場合には、ロックピン係合孔14
5に係合したまま、あるいは、エンジン停止時にロック
ピン係合孔145に係合しなかった場合には、クランキ
ング時におけるロータ12の回転によってロックピン係
合孔145に係合する。
【0042】したがって、エンジン始動時には、ロータ
12とスプロケット11とは同期回転し、スプロケット
11(図示しないクランクシャフト)に対する吸気側カ
ムシャフト15の回転位相は変更されない。また、本実
施形態においては、ロックピン係合孔145は、エンジ
ン始動に最適なバルブタイミングを実現する位置(すな
わち、最遅角のバルブタイミングを実現する位置よりも
α度だけ離間した位置)に配置されている。この結果、
エンジン始動時には、常に最適な吸気側カムシャフト1
5の回転位相、すなわち、吸気バルブのバルブタイミン
グが機械的に決定されることとなり、エンジン始動性を
損なうことはない。
【0043】エンジン始動後、油圧ポンプ46によって
十分な油圧が発生し、OCV40が駆動制御され、スプ
ール44が図面左方に移動された場合には、パセージ4
4bはタンクポート45tとAポート45aとを連通
し、進角油圧供給ポート153にエンジンオイルが供給
される。そして、進角油圧供給ポート153に供給され
たエンジンオイルは、ジャーナル部151内の第1油圧
供給路155、ロータ12のボルト孔121内周面と結
合ボルト32の外周面との隙間、ロータ12の進角油圧
供給路125を介して進角油圧室101に供給され、進
角油圧室101の油圧が増大する。
【0044】これと同時に、パセージ44cは、Bポー
ト45bとリザーバポート45rとを連通し、遅角油圧
室102内のエンジンオイルは、ロータ12の遅角油圧
供給路126、ジャーナル部151内の遅角油圧供給路
156、第2油圧供給ポート154、並びにOCV40
のBポート45b及びリザーバポート45rを介して、
オイルパン48に排出され、遅角油圧室102の油圧が
減少する。
【0045】また、ロックピン20の第1受圧面25に
は、隣接する進角油圧室101からロックピン進角油圧
供給路118を介して油圧が供給される。そして、進角
油圧室101の油圧が上昇し、スプリング24の弾性力
を上回ったところでロックピン20は、ロックピン係合
孔145から離間し、リヤハウジング14表面と接触す
ることがないようロックピン孔117内に格納される。
したがって、ロータ12とスプロケット11との円滑な
相対回動が許容されることとなる。
【0046】あるいは、すでに遅角油圧室102に油圧
が印加されている場合には、ロックピン20は第2受圧
面26に印加された油圧によってロックピン孔117内
に格納されている。そして、第2受圧面26に作用する
圧力は遅角油圧室102の圧力低下にともない低下する
ものの、第1受圧面25に作用する圧力が増大するの
で、ロックピン20は依然としてロックピン孔117内
に格納されたままである。
【0047】したがって、ベーン122は、進角油圧室
101から遅角油圧室102へ向かう回転方向(図2に
おいて時計方向)に油圧を受けて回動し、リヤハウジン
グ14を介して吸気側カムシャフト15に捻りが付与さ
れる。この結果、スプロケット11(図示しないクラン
クシャフト)に対する吸気側カムシャフト15の回転位
相が変更され、吸気側カムシャフト15は遅角位置から
進角位置に向けて回転する。そして、吸気側カムシャフ
ト15によって駆動される吸気バルブの開弁タイミング
が進められる。
【0048】こうして開弁タイミングが進角せしめられ
た吸気バルブは、排気バルブが開弁している間に開弁さ
れることとなり、吸気バルブと排気バルブとが同時に開
弁する期間であるバルブオーバラップ期間が拡大され
る。そして、ベーン122がスプロケット11の凸部1
15と当接する位相にて、吸気バルブの開弁タイミング
が最も早くなる。
【0049】これに対して、OCV40が駆動制御さ
れ、スプール44が図面右方に移動された場合には、パ
セージ44bはタンクポート45tとBポート45bと
を連通し、第2油圧供給ポート154にエンジンオイル
が供給される。そして、第2油圧供給ポート154に供
給されたエンジンオイルは、ジャーナル部151内の遅
角油圧供給路156、ロータ12の遅角油圧供給路12
6を介して遅角油圧室102に供給され、遅角油圧室1
02の油圧が増大する。
【0050】これと同時に、パセージ44cは、Aポー
ト45aとリザーバポート45rとを連通し、進角油圧
室101内のエンジンオイルは、ロータ12の進角油圧
供給路125、ロータ12のボルト孔121と結合ボル
ト32との隙間、ジャーナル部151の進角油圧供給路
155、第1油圧供給ポート153、並びにOCV40
のAポート45a及びリザーバポート45rを介して、
オイルパン48に排出される。したがって、進角油圧室
101の油圧は減少する。
【0051】また、ロックピン20の第2受圧面26に
は、ジャーナル部151内の遅角油圧供給路156から
ロックピン遅角油圧供給路261を介して直接(遅角油
圧室102を介することなく)油圧が供給される。そし
て、エンジン始動後、最初に遅角油圧室102に油圧が
印加された場合には、ロックピン20は、第1受圧面2
5に油圧が作用した場合と同様にして作動する。一方、
既に第1受圧面25に油圧が作用していた場合には、第
1受圧面25の作用する油圧は減少するものの、第2受
圧面26に作用する油圧が増大するため、ロックピン2
0は、引き続きロックピン孔117内にて係止される。
【0052】したがって、ベーン122は、遅角油圧室
102から進角油圧室101へ向かう回転方向(図2に
おいて反時計方向)に油圧を受けて回動し、リヤハウジ
ング14を介して吸気側カムシャフト15に捻りが付与
される。この結果、スプロケット11(図示しないクラ
ンクシャフト)に対する吸気側カムシャフト15の回転
位相が変更され、吸気側カムシャフト15は進角位置か
ら遅角位置に向けて回転する。そして、吸気側カムシャ
フト15によって駆動される吸気バルブの開弁タイミン
グが遅らされる。
【0053】こうして、バルブオーバラップ期間が縮小
又は除去される。なお、ベーン122がスプロケット1
1の凸部115と当接する位相にて、吸気バルブの開弁
タイミングが最も遅くなる。
【0054】やがて、エンジンが停止すると、油圧ポン
プ46は停止し、エンジン系内の油圧は0となる。ま
た、OCV40のスプール44は、遅角油圧室102に
油圧を供給する位置にて停止し、遅角油圧室102内の
エンジンオイルは、オイルパン48に排出される。
【0055】したがって、ロックピン20の第1受圧面
25、第2受圧面26に印加されていた油圧も低下し、
ロックピン20は、スプリング24の弾性力によってリ
ヤハウジング14に押圧される。また、吸気バルブの反
力を受ける吸気側カムシャフト15の回動に伴いロータ
12(ベーン122)は進角油圧室101側へ回動す
る。そして、ロックピン係合孔145が到来したところ
で、ロックピン20はロックピン係合孔145に係合さ
れ、ロータ12とスプロケット11の相対回動が規制さ
れる。
【0056】さて、スプロケット11に対する吸気側カ
ムシャフト15の相対回転の角度(回転位相)を遅角せ
しめるときの変位速度(遅角速度)と進角せしめるとき
の変位速度(進角速度)とでは、フリクションの大きさ
の差により、進角速度≪遅角速度となる。したがって、
ベーン122の先端部に設けられたシール部材(アペッ
クスシール)123がスプロケット11の凹部114内
周面と摺動するときの速度は、遅角時に大きくなる。そ
して、磨耗は“圧力×摺動速度”(PV値)の値が高い
ほど起き易いため、シール部材の123の磨耗は遅角時
に進むこととなる。ところで、遅角速度は、必要値に対
して充分に余裕がある。そこで、本実施形態において
は、遅角速度を低減することにより、シール部材123
の磨耗を防止している。
【0057】その遅角速度の低減は、油圧供給通路にお
いて、進角時のオイルの流れ方向の圧力損失に比し遅角
時のオイルの流れ方向の圧力損失を大とする構成を採用
することにより、達成することができる。具体的には、
本実施形態においては、図5に示されるように、ジャー
ナル部151内の遅角油圧供給路156に通路面積変更
部を設け、カムシャフト15をスプロケット11に対し
て遅角せしめるときのオイルの流れ方向に1/0.7以
上の比率にて管路断面積を拡大するようにしている。
【0058】すなわち、図6(A)に示されるように、
遅角時には遅角油圧供給路156を図において右から左
へとオイルが流れるが、その途中で管路の面積がA2か
らA1へと急拡大されている。一方、進角時には遅角油
圧供給路156を図において左から右へとオイルが流
れ、その途中で管路の面積がA1からA2へと急縮小さ
れていることとなる。管路急拡大方向における圧力損失
係数をζ1、管路急縮小方向における圧力損失係数をζ
2とすると、ζ1、ζ2と管路の断面積比A2/A1と
の関係は、図6(B)のグラフに示されるものとなる。
【0059】また、図6(B)は、かかる拡大損失係数
と縮小損失係数との比ζ1/ζ2と管路の断面積比A2
/A1との関係をも示している。この図からわかるよう
に、A2/A1が0.7以下であれば、管路急拡大方向
すなわち遅角時のオイルの流れ方向における圧力損失
が、管路急縮小方向すなわち進角時のオイルの流れ方向
における圧力損失よりも大きくなる。そのため、本実施
形態においては、遅角時のオイルの流れ方向に1/0.
7以上の比率にて面積を拡大する通路面積変更部を遅角
油圧供給路156に設けているのである。かくして、前
述したように、遅角速度すなわち遅角時におけるシール
部材123の摺動速度が抑えられ、シール部材123の
磨耗の防止が図られる。
【0060】以上のように、本実施形態においては、遅
角油圧供給路156に通路面積変更部を設けたが、進角
油圧供給路155に通路面積変更部を設けても、同様の
作用を得ることができる。
【0061】また、変位速度を制御することは、OCV
40の制御によっても可能である。OCV40を制御す
るための駆動デューティ比は、電磁式アクチュエータ4
1のソレノイドへの通電パルスにおけるON時間の割
合、すなわちソレノイドに供給される電流値を示し、従
ってスプール44のストロークに比例する。スプール4
4が移動可能範囲内の任意の位置に配置されることによ
り、オイルの流路面積が変わり、進角速度及び遅角速度
がそれぞれ微妙に変わる。そのため、駆動デューティ比
の値に基づいて変位速度を制御することが可能である。
すなわち、駆動デューティ比の値を変化させることによ
り、バルブタイミングは、その変位速度が決定されるの
であって、その変位角度が決定されるのではない。換言
すれば、駆動デューティ比に基づきOCV40を制御し
てスプール44を移動させたときに、そのデューティ比
の積分量がスプール44を動かした後のバルブタイミン
グの変位角度となるのである。かくして、OCV40の
制御によっても、遅角速度を抑えることができる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
シール部材の磨耗を防止することが可能な、内燃機関の
ベーン式バルブタイミング制御装置が提供される。すな
わち、本発明の第1の態様によれば、シール部材の摺動
速度が速くその磨耗が増大する傾向にある遅角時におい
て、その速度が低く抑えられてかかる不具合が解消され
る。また、本発明の第2の態様によれば、その遅角速度
の低減が、特別な制御を必要とすることなく、作動液供
給通路において進角時の作動液流れ方向の圧力損失に比
し遅角時の作動液流れ方向の圧力損失を大にする、とい
う構成により容易に達成される。また、本発明の第3の
態様によれば、遅角時の作動液流れ方向の圧力損失の増
大が、遅角時の作動液流れ方向に1/0.7以上の比率
にて面積を拡大する部分を設けるという、極めて簡易な
構成により実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るバルブタイミング制
御装置の概略構成を示す分解斜視図である。
【図2】カバーを取り外した状態でのバルブタイミング
制御装置の正面図である。
【図3】図2の3−3線で切断した場合の側面断面図で
ある。
【図4】図2の3−3線で切断した場合の部分拡大断面
図である。
【図5】図2の5−5線で切断した場合の側面断面図で
ある。
【図6】(A)は、遅角油圧供給路156に設けられた
通路面積変更部を示す図であり、(B)は、管路急拡大
方向(遅角時,A1←A2)における圧力損失係数ζ
1、管路急縮小方向(進角時,A1→A2)における圧
力損失係数ζ2、及びそれらの比ζ1/ζ2が管路の断
面積比A2/A1に応じてどのように変化するかを示す
特性図である。
【符号の説明】
10…バルブタイミング制御装置 11…スプロケット(第1の回転体) 111…中空部 112…歯 113…カバー取付部 114…凹部 115…凸部 116…リヤハウジング取付部 117…ロックピン孔 118…ロックピン進角油圧供給路 12…ロータ(第2の回転体) 121…ボルト孔 122…ベーン 123…シール部材(アペックスシール) 124…板ばね 125…ロータ進角油圧供給路 126…ロータ遅角油圧供給路 127…係合ピン孔 13…カバー 131…フランジ 132…ボルト孔 14…リヤハウジング 141…肉厚円盤部 142…軸部 143…リヤハウジング進角油圧供給路 144…リヤハウジング遅角油圧供給路 145…ロックピン係合孔 146…係合ピン孔 147…係合ピン孔 148…ボルト孔 149…シール溝 15…吸気側カムシャフト 151…ジャーナル部 152…ボルト結合孔 153…進角油圧供給ポート 154…遅角油圧供給ポート 155…カムシャフト進角油圧供給路 156…カムシャフト遅角油圧供給路 157…接続油圧供給路 158…係合ピン孔 20…ロックピン 21…大径部 22…小径部 23…スプリング孔 24…スプリング 25…第1受圧面 26…第2受圧面 261…ロックピン遅角油圧供給路 30…係合ピン 31…係合ピン 32…結合ボルト 40…オイルコントロールバルブ(OCV)(作動液供
給手段) 41…電磁式アクチュエータ 42…コイルスプリング 43…プランジャ 44…スプール 44a…ランド 44b…パセージ 44c…パセージ 45…ケーシング 45t…タンクポート 45a…Aポート 45b…Bポート 45r…リザーバポート 46…油圧ポンプ(作動液供給手段) 47…オイルフィルタ 48…オイルパン(作動液供給手段) 101…進角油圧室 102…遅角油圧室

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周面に少なくとも1つの凹部を有する
    第1の回転体と、 前記凹部を第1の液圧室と第2の液圧室とに区画する少
    なくとも1つのベーンを有するとともに相対回転可能に
    前記第1の回転体と同軸に組み合わせられる第2の回転
    体と、 前記第1の回転体又は前記第2の回転体の一方を回転せ
    しめるクランクシャフトと、 前記第1の回転体又は前記第2の回転体の他方と連動し
    て回転しバルブを駆動するカムシャフトと、 作動液供給通路を介して前記第1の液圧室又は前記第2
    の液圧室に作動液を供給する作動液供給手段と、 前記第1の回転体又は前記第2の回転体の少なくとも一
    方に設けられ前記第1の液圧室及び前記第2の液圧室を
    液密に区画するシール部材と、 を具備する内燃機関のバルブタイミング制御装置におい
    て、 前記カムシャフトが前記クランクシャフトに対して遅角
    せしめられるときに、前記シール部材の磨耗を防止すべ
    く、前記第1の回転体と前記第2の回転体との相対回転
    の速度を低減させる遅角速度低減手段、 を設けたことを特徴とする、内燃機関のバルブタイミン
    グ制御装置。
  2. 【請求項2】 前記遅角速度低減手段は、前記作動液供
    給通路において、前記カムシャフトが前記クランクシャ
    フトに対して進角せしめられるときの作動液流れ方向の
    圧力損失に比し、前記カムシャフトが前記クランクシャ
    フトに対して遅角せしめられるときの作動液流れ方向の
    圧力損失を大とする圧力損失調整手段を設けたことによ
    って構成されることを特徴とする、請求項1に記載の内
    燃機関のバルブタイミング制御装置。
  3. 【請求項3】 前記圧力損失調整手段は、前記作動液供
    給通路に設けられた通路面積変更部であって、前記カム
    シャフトが前記クランクシャフトに対して遅角せしめら
    れるときの作動液流れ方向に1/0.7以上の比率にて
    面積を拡大するものであることを特徴とする、請求項2
    に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置。
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