JPH10231041A - ベルト蛇行制御装置および画像形成装置 - Google Patents

ベルト蛇行制御装置および画像形成装置

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JPH10231041A
JPH10231041A JP9034784A JP3478497A JPH10231041A JP H10231041 A JPH10231041 A JP H10231041A JP 9034784 A JP9034784 A JP 9034784A JP 3478497 A JP3478497 A JP 3478497A JP H10231041 A JPH10231041 A JP H10231041A
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JP
Japan
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meandering
belt
control
speed
image forming
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JP9034784A
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English (en)
Inventor
Kiichiro Iijima
喜一郎 飯島
Takeshi Noguchi
武史 野口
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベルト駆動開始時や外乱等によって生じた無
端ベルトの蛇行をベルトの破損を招くことなく高精度か
つ速やかに収束させることが可能なベルト蛇行制御装置
を提供する。 【解決手段】 ベルト駆動を開始した時、制御部はホー
ムポジション検出部5がマーク3を検出するタイミング
で、ベルト位置検出センサ7が検出したベルト端部4a
のベルト幅方向Zの位置に基づいてベルト蛇行速度を演
算し、ベルト蛇行速度が許容範囲内となるようベルト蛇
行速度制御を行う。許容範囲内となると、制御部はベル
ト位置検出センサ6が検出したベルト側端部4aのベル
ト幅方向Zの位置を新たな目標位置として設定し直し、
ベルト側端部4aのベルト幅方向Zの位置が新たな目標
位置となるようベルト蛇行位置制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転する無端ベル
トの蛇行を検出してその蛇行を修正するベルト蛇行制御
装置、およびその無端ベルトを感光体,記録媒体担持
体,中間転写体等に用いた画像形成装置に関し、特に、
無端ベルトの蛇行を高精度かつ速やかに収束させるよう
にしたベルト蛇行制御装置および画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】駆動ローラ,テンションローラ等に張架
されて走行する無端ベルトは、走行中にベルト幅方向に
移動する「蛇行現象」が生じることがある。
【0003】従来より無端ベルトを感光体,記録媒体担
持体,中間転写体等に用いた画像形成装置が知られてい
る。この画像形成装置において、蛇行現象が画像形成時
に生じると、感光体ベルト上に形成される潜像、用紙搬
送ベルトによって搬送された記録用紙に転写されるトナ
ー像、あるいは中間転写ベルトに転写されるトナー像に
位置ずれが生じるため、良好な画像を形成することがで
きない。特に、複数のカラートナー像を重ね合わせるフ
ルカラー画像の場合には、記録画像に色むら等を発生さ
せて画質を低下させる。
【0004】また、従来より無端ベルト上に対象物を自
動載置して搬送する自動搬送装置が知られている。この
自動搬送装置において、蛇行現象が対象物を載置する時
に生じると、対象物の載置位置にずれが生じるため、対
象物の上に別の対象物を重ねる場合には、正規の状態で
重ね合わせることができない。
【0005】従って、上記のような装置の場合には、蛇
行を抑制して無端ベルトを安定に走行させることが必要
であることから、従来より無端ベルトの蛇行現象を抑制
するベルト蛇行制御装置が種々と検討されている。この
ベルト蛇行制御装置には、大別して次の2つがある。 (1) ベルト蛇行位置制御によるもの(例えば、特開昭5
4−99641号,特開平8−217302号公報公報
等) (2) ベルト蛇行速度制御によるもの(例えば、特開昭6
0−171906号公報,特開平4−201935号公
報等)
【0006】上記(1) のベルト蛇行位置制御によるベル
ト蛇行制御装置は、無端ベルトのベルト幅方向の位置
(蛇行位置)を検出する蛇行位置検出センサと、ローラ
を傾動するローラ傾動機構を備え、検出した無端ベルト
の蛇行位置に基づいてベルトの幅方向の位置が目標位置
となるようにローラ傾動機構のフィードバック制御を行
い、ベルトの蛇行を修正するものである。
【0007】上記(2) のベルト蛇行速度制御によるベル
ト蛇行制御装置は、無端ベルトの蛇行位置を検出する蛇
行位置検出センサと、検出した無端ベルトの蛇行位置に
基づいてベルトのベルト幅方向の速度(蛇行速度)を演
算する演算部と、ローラを傾動するローラ傾動機構を備
え、演算されたベルトの蛇行速度に基づいてベルトの蛇
行速度が零となるようにローラ傾動機構のフィードバッ
ク制御を行い、ベルトの蛇行を修正するものである。
【0008】また、上記(1) の特開平8−217302
号公報には、無端ベルトの回転周期に合わせてベルト蛇
行位置を検出して無端ベルトの蛇行を修正する技術が記
載されている。無端ベルトの蛇行位置あるいは蛇行速度
を検知する方法としてベルト端部位置、あるいはベルト
上の走行方向に沿う直線状のマークのベルト幅方向の変
動量を検出するのが一般的であるが、ベルトの回転周期
に合わせて検出することにより、ベルト端部やベルト上
のマークが完全な直線でなくても、正確にベルト蛇行位
置を検出することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記(1) に示
す従来のベルト蛇行制御装置によると、特開平8−21
7302号公報に示される技術のようにベルトn周期当
たり1回制御すると、ベルト駆動開始からベルトが目標
位置に安定に制御されるまで、長時間(例えば200
秒)かかるという問題がある。一方、短周期間隔で制御
すると、ベルト端部やベルト上のマークの非直線性によ
り、ベルト蛇行位置あるいは蛇行速度の検知誤差の原因
となるという問題がある。
【0010】また、上記(2) に示す従来のベルト蛇行制
御装置によると、制御結果にオフセットが微小でも存在
すると、ベルトは一方の方向に絶えず蛇行することにな
り、ベルト端部がフレームに接触して何れベルトの破損
を招いてしまうという問題がある。
【0011】従って、本発明の目的は、ベルト駆動開始
時や外乱等によって生じた無端ベルトの蛇行をベルトの
破損を招くことなく高精度かつ速やかに収束させること
が可能なベルト蛇行制御装置を提供することにある。ま
た、本発明の目的は、ベルト駆動開始時や外乱等によっ
て生じた無端ベルトの蛇行をベルトの破損を招くことな
く高精度かつ速やかに収束させて良好な画像を形成する
ことが可能な画像形成装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、回転する無端ベルトの蛇行を検出して前記
蛇行を修正するベルト蛇行制御装置において、前記蛇行
の蛇行速度および蛇行位置を検出する検出手段と、前記
蛇行を修正する蛇行修正手段と、前記蛇行速度に基づい
て前記蛇行修正手段を制御して前記蛇行速度を所定の値
まで低下させる第1の制御モード、および前記蛇行位置
に基づいて前記蛇行修正手段を制御して前記蛇行位置を
所定の目標位置に安定化させる第2の制御モードを有
し、前記蛇行速度あるいは前記蛇行位置に応じて前記第
1および第2の制御モードから1つの制御モードを選択
して実行する制御手段を備えることを特徴とするベルト
蛇行制御装置を提供する。無端ベルトの蛇行状況として
は、ベルト駆動開始時の片寄りと、ローラの当接等の外
乱による片寄り等が考えられる。ベルトが張架された複
数のローラのアライメントにずれが生じていると、ベル
ト駆動開始時や外乱発生時にベルトは一方に片寄ろうと
する。ここで、ベルト蛇行位置制御によると、ベルトの
蛇行が予め設定された目標位置に収束するのに長時間か
かり、ベルト蛇行速度制御によると、オフセットの存在
により、ベルトが一方へ絶えず蛇行し続けてベルトの破
損を招くおそれがある。従って、ベルトの蛇行状況に応
じてベルト蛇行速度制御(第1の制御モード)あるいは
ベルト蛇行位置制御(第2の制御モード)を実行するこ
とで、ベルトの蛇行をベルトの破損を招くことなく速や
かに収束することが可能となる。また、ベルトの回転に
同期したベルトの1回転毎にベルト幅方向の蛇行位置を
検出することで、ベルト上の同一の位置で蛇行位置を検
出することになり、高精度な蛇行制御を行うことが可能
になる。
【0013】本発明は、上記目的を達成するため、回転
する無端ベルトを画像形成手段の一部に含み、前記無端
ベルトの蛇行を検出して前記蛇行を修正することにより
形成される画像の品質を向上させる画像形成装置におい
て、前記蛇行の蛇行速度および蛇行位置を検出する検出
手段と、前記蛇行を修正する蛇行修正手段と、前記蛇行
速度に基づいて前記蛇行修正手段を制御して前記蛇行速
度を所定の値まで低下させる第1の制御モード、および
前記蛇行位置に基づいて前記蛇行修正手段を制御して前
記蛇行位置を所定の目標位置に安定化させる第2の制御
モードを有し、前記蛇行速度あるいは前記蛇行位置に応
じて前記第1および第2の制御モードから1つの制御モ
ードを選択して実行する制御手段を備えることを特徴と
する画像形成装置を提供する。上記構成によれば、ベル
ト駆動開始時や外乱等によってベルトに蛇行が生じて
も、ベルトの蛇行状況に応じてベルト蛇行位置制御(第
1の制御モード)あるいはベルト蛇行速度制御(第2の
制御モード)を行うことで、ベルトの蛇行が速やかに収
束し、良好な画像を形成することが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施の形態
に係るベルト蛇行制御装置が適用されたベルト駆動装置
を示す。このベルト駆動装置1は、駆動ローラおよびス
テアリングローラの両方の機能を有する駆動ステアリン
グローラ2Aと、複数の従動ローラ2Bと、ばね2cc
によって付勢され、後述するベルト4に張力を付与する
テンションローラ2Cと、各ローラ2A,2B,2Cに
張架され、反射板からなるホームポジションマーク3が
側端側に形成されたベルト4と、ホームポジションマー
ク3を検出するホームポジション検出部5と、ベルト側
端部4aのベルト幅方向Zの位置を検出するベルト端部
位置検出センサ6と、ステアリング駆動ローラ2Aをベ
ルト4の回転方向Xに垂直な上下方向Yに傾動させるス
テアリング機構7と、駆動ステアリングローラ2Aを回
転駆動する回転駆動機構8とを有している。
【0015】ステアリング機構7は、ステッピングモー
タ等のステアリングモータ70と、ステアリングモータ
70の出力軸に取り付けられた偏心カム71と、駆動ス
テアリングローラ2Aの一方の軸端部2aaに嵌設さ
れ、偏心カム71が当接されるカムフォロア73とを備
えている。
【0016】図2は図1のA−A線断面図である。駆動
ステアリングローラ2Aの一方の軸端部2aaは、後フ
レーム90Aに設けた長穴90aに上下動可能に遊嵌さ
れており、駆動ステアリングローラ2Aの他方の軸端部
2abは、前フレーム90Bに球面軸受9によって回転
自在かつ傾動可能に支持されている。なお、ステアリン
グ機構7は、リニアモータ、油圧シリンダ等の直線運動
するアクチュエータによって直接駆動ステアリングロー
ラ2Aの軸端部2aaを上下方向Y(Yu,Yd)に移
動させる構造でもよい。
【0017】回転駆動機構8は、駆動ステアリングロー
ラ2Aの他方の軸端部2abに取り付けられ、駆動ステ
アリングローラ2Aの回転数を検出するロータリーエン
コーダ等の回転数検出部80と、駆動ステアリングロー
ラ2Aを回転駆動する駆動モータ81と、駆動モータ8
1の駆動トルクを駆動ステアリングローラ2Aに伝達す
る巻掛け伝動機構82とを備えている。巻掛け伝動機構
82は、駆動ステアリングローラ2Aの他方の軸端部2
abに取り付けられた大プーリ82aと、駆動モータ8
1の出力軸に取り付けられた小プーリ82bと、両プー
リ82a,82b間に巻装されたベルト82cからな
る。巻掛け伝動機構82を用いることによって、駆動ス
テアリングローラ2Aが傾動しても、軸端部2aaの変
位を吸収して駆動モータ81の駆動トルクを駆動ステア
リングローラ2Aに確実に伝達することができる。な
お、巻掛け伝動機構82は、少なくとも最終段にベル
ト,チェーン,ロープ等の動力伝達部材で軸端部2aa
の変位を吸収できる構造なら、前段にギヤ等を用いた伝
動機構としてもよい。
【0018】図3はホームポジション検出部5を示す。
ホームポジション検出部5は、ホームポジションマーク
3の通過位置に測定光を照射する発光素子5aと、ホー
ムポジションマーク3で反射された光を受光して所定長
さのパルスのホームポジション検出信号を出力する受光
素子5bとを備えている。なお、ホームポジションマー
ク3は、ベルト4に形成した開孔でもよい。この場合、
開孔のホームポジションマークを検出する手段として、
ベルト4を介して対向配置された発光素子および受光素
子を用いることができる。
【0019】図4はベルト端部位置検出センサ6を示
す。ベルト端部位置検出センサ6は、ベルト幅方向Zに
細長いに測定光を照射する投光器6aと、投光器6aに
対向する位置にベルト幅方向Zに沿って配置され、投光
器6aからの測定光を受光し、ベルト端部4aのベルト
幅方向Zの位置(ベルト端部位置)を示す検出信号を出
力するCCDアレイ6bとを備えている。なお、ベルト
4の側端近傍に回転方向Xに沿う所定長さの直線状の開
孔あるいは反射板等からなるマークを形成し、このマー
クの端部位置を透光型あるいは反射型の光センサで検出
してもよい。この場合、マークの端部位置の検出は、ベ
ルト4の1周に1回行えばよいので、上記光センサでホ
ームポジション検出部5を兼用してもよい。これによ
り、構成を簡素化できる。
【0020】図5はベルト駆動装置1の制御系を示す。
このベルト駆動装置1は、ベルト4の駆動制御および蛇
行制御を行う制御部10を有し、この制御部10に、上
記ホームポジション検出部5,ステアリングモータ7
0,回転検出部80および駆動モータ81をそれぞれ接
続するとともに、制御部10に、上記ベルト端部位置検
出センサ6をベルト位置検出部11を介して接続し、さ
らに、制御部10による制御に必要な各種の情報を記憶
するメモリ12を接続している。
【0021】ベルト蛇行位置検出部11は、ベルト端部
位置検出センサ6からの検出信号に基づいて、予め設定
された位置(例えば0mm)を基準とするベルト幅方向
Zの位置を示すベルト蛇行位置データを制御部10に出
力するようになっている。
【0022】メモリ12には、制御部10がベルト蛇行
制御を行うための後述する図6,図7のフローチャート
に示すようなプログラムや、予め設定されたベルト蛇行
位置の目標位置(例えば0mm)、ベルト蛇行速度の許
容範囲データが記憶されている。また、メモリ12に
は、後述するベルト蛇行速度制御を行う場合のベルト蛇
行速度に対応するステアリングの切る量、すなわちステ
アリングモータ70の出力軸の回転量や、後述するベル
ト蛇行位置制御を行う場合のベルト蛇行位置に対応する
ステアリングモータ70の出力軸の回転量を求めるため
の蛇行修正情報が予め記憶されている。
【0023】制御部10は、回転数検出部80からの回
転数検出信号に基づいて、所定の速度でベルト4が走行
するように駆動モータ81の回転速度を制御するもので
ある。また、制御部10は、ベルト蛇行位置検出部11
からのベルト蛇行位置データの単位時間当たりの変化量
に基づいてベルト端部位置4aのベルト幅方向Zのベル
ト蛇行速度を算出するようになっている。また、制御部
10は、ベルト駆動開始直後は、求めたベルト蛇行速度
が零となるように駆動ステアリングローラ2Aのステア
リングを行う「ベルト蛇行速度制御」を行い、ベルト蛇
行速度が略零(許容範囲内)に収まると、メモリ12が
記憶する目標位置をベルト蛇行速度が略零に収まったと
きに検出したベルト蛇行位置を新たな目標位置として設
定し直するとともに、「ベルト蛇行速度制御」から、ベ
ルト蛇行位置が新たな目標位置となるように駆動ステア
リングローラ2Aのステアリングを行う「ベルト蛇行位
置制御」に切り替えるものである。
【0024】次に、ベルト駆動装置1の動作を説明す
る。
【0025】図6はベルト蛇行速度制御を示すフローチ
ャートである。図示しない主制御部からベルト駆動開始
信号が制御部10に入力されると(ST1)、制御部1
0は、駆動モータ81を駆動してベルト4の走行を開始
する(ST2)。このベルト駆動開始直後は、制御部1
0は、ベルト4が所定の速度で走行するように駆動制御
を行うとともに、後述するようにベルト蛇行速度制御を
行う。ベルト4の走行に伴い、ホームポジション検出部
5は、ベルト4の表面に形成されたホームポジションマ
ーク3を検出する毎にホームポジション検出信号を制御
部10に出力する。また、ベルト蛇行位置検出部11
は、常時、ベルト端部位置検出センサ6からの検出信号
に基づいてベルト蛇行位置データを制御部10に出力す
る。制御部10は、ホームポジション検出部5からホー
ムポジション検出信号が到来すると(ST3)、一定時
間ベルト蛇行位置検出部11からベルト蛇行位置データ
を取り込み(ST4)、その取り込んだベルト蛇行位置
データに基づいてベルト蛇行速度を算出する(ST
5)。次に、制御部10は、求めたベルト蛇行速度が許
容範囲内か否かをメモリ12に記憶されているベルト蛇
行速度の許容範囲データを基に判断する(ST6)。許
容範囲内であれば、後述するステップST12に進む。
許容範囲を越えていれば、制御部10は、求めたベルト
蛇行速度に対応するステアリングモータ70の出力軸の
回転量をメモリ12に記憶されているベルト蛇行速度用
の蛇行修正情報から求め、その求めた出力軸の回転量に
基づいてステアリングモータ70を駆動する(ST
7)。ステアリングモータ70は、偏心カム71を回転
させてカムフォロア72を介して駆動ステアリングロー
ラ2Aの一方の軸端部2aaを上方向Yuあるいは下方
向Ydに傾動させる。制御部10は、ステップST3,
ST4,ST5と同様に、ホームポジション検出部5か
らホームポジション検出信号が到来すると(ST8)、
一定時間ベルト蛇行位置データを取り込み(ST9)、
その取り込んだベルト蛇行位置データに基づいてベルト
蛇行速度を算出する(ST10)。次に、制御部10
は、ステップST6と同様に、ステップST10で求め
たベルト蛇行速度が許容範囲内か否かを判断する(ST
11)。許容範囲を越えていれば、上記ステップST7
に戻る。許容範囲内であれば、制御部10は、メモリ1
2が記憶する目標位置をステップST9で取り込んだベ
ルト蛇行位置データが示すベルト蛇行位置を新たな目標
位置として設定し直す(ST12)。これにより、ベル
ト4は初期の目標位置(0mm)から少しずれた位置で
安定に制御される。この後は、制御部10は、次に説明
するようにベルト蛇行位置制御を行う。
【0026】図7はベルト蛇行位置制御を示すフローチ
ャートである。制御部10は、ホームポジション検出部
5からホームポジション検出信号が到来すると(ST1
3)、ベルト蛇行位置検出部11からベルト蛇行位置デ
ータを取り込み(ST14)、取り込んだベルト蛇行位
置データが示す蛇行位置がメモリ12に記憶されている
新たな目標位置に達しているか否かを判断する(ST1
5)。新たな目標位置に達していれば、ステップST1
3に戻り、新たな目標位置に達していなければ、制御部
10は、求めたベルト蛇行位置に対応するステアリング
モータ70の出力軸の回転量をメモリ12に記憶されて
いるベルト蛇行位置用の蛇行修正情報から求め、その求
めた出力軸の回転量に基づいてステアリングモータ70
を駆動する(ST16)。ステアリングモータ70は、
偏心カム211を回転させてカムフォロア72を介して
駆動ステアリングローラ2Aの一方の軸端部2aaを上
方向Yuあるいは下方向Ydに傾動させる。
【0027】次に、上述したベルト駆動装置1の効果を
図面を参照して説明する。
【0028】図8は比較例1の実験結果を示す図であ
り、ベルト駆動開始直後のベルト蛇行位置制御による蛇
行収束状態を示す。ベルト駆動開始時は、各ローラ2
A,2B,2C間の平行度(アライメント)、ベルト4
の厚さの不均一等の原因によって張力がベルト4の幅方
向で一様に加わらないことから、ベルト4はベルト幅方
向Zに蛇行しはじめる。同図から明らかなように、ベル
ト駆動開始直後にベルト4を目標位置(例えば0mm)
にくるようにベルト4の1回転毎にベルト蛇行位置制御
を行うと、ベルト4が目標位置で安定に制御されるまで
長い時間(同図では200秒)がかかることが分かる。
【0029】図9は比較例2の実験結果を示す図であ
り、ベルト駆動開始直後のベルト蛇行速度制御による蛇
行収束状態を示す。ベルト蛇行速度制御を行った結果、
ベルト蛇行速度が完全に零に収束されずに多少のオフセ
ット(同図では0.1mm/s)が残ってしまう場合が
ある。この場合は、同図に示すように、ベルト4は一方
向に向かって蛇行し続けることになる。この状態がある
時間続くと、結果的にベルト4やベルトシステムが破損
するおそれがある。
【0030】図10は本ベルト駆動装置1の実験結果を
示す図であり、ベルト駆動開始直後のベルト蛇行制御に
よる蛇行収束状態を示す。ベルト駆動開始から約45秒
でベルト蛇行速度が許容範囲内となり、ベルト駆動開始
からベルト4の蛇行が安定(位置変動が例えば20μm
内)するまでの蛇行収束時間が、比較例1では200秒
要していたものが、本装置1によれば、図10に示すよ
うに、70秒と約1/3に短縮することができた。ま
た、ベルト蛇行速度制御のみを行うと、比較例2に示す
ようにベルト4が一方に向かって蛇行し続けてベルト4
の破損を招くおそれがあるが、本装置1によれば、この
ようなベルト破損の問題を回避することができる。ま
た、ベルト蛇行速度制御からベルト蛇行位置制御に切り
替えた際、同図では目標位置も0mmから0.2mmに
設定し直しているが、画像形成等の実用上問題の生じな
い用途が可能と考えられる。また、ベルト4の1回転毎
にベルト蛇行位置を検出しているので、正確にベルト蛇
行位置を検出することができることから、高精度なベル
ト蛇行制御を行うことができる。
【0031】図11は本発明の第2の実施の形態に係る
ベルト蛇行制御装置が適用されたベルト駆動装置の制御
系を示す。なお、第1の実施の形態と機能が同一のもの
には、同一の符号を付してその説明を省略する。この第
2の実施の形態に係るベルト駆動装置1は、第1の実施
の形態とは、制御部10aおよびメモリ12aが異な
り、他は第1の実施の形態と同様に構成されている。メ
モリ12aには、制御部10aの図6および図12のフ
ローチャートに示すようなプログラムが記憶されてお
り、他は第1の実施の形態と同様のデータが記憶されて
いる。制御部10aは、ベルト蛇行位置制御中に外乱信
号が入力されると、ベルト蛇行速度制御を行い、ベルト
蛇行速度が許容範囲内に収まると、そのときに検出した
ベルト蛇行位置を新たな目標位置に設定し直してメモリ
12に記憶するとともに、新たな目標位置に基づいてベ
ルト蛇行位置制御を行うものである。
【0032】図12は第2の実施の形態に係るベルト駆
動装置1の動作を示すフローチャートである。ベルト蛇
行位置制御に移行した後に、ローラのベルト4への当接
等の外力の発生を示す外乱信号が制御部10に入力され
ると(ST13a)、制御部10aは、図6のステップ
ST3に戻り、ベルト蛇行速度制御を行う。ベルト蛇行
位置制御に移行した後に、外乱信号が制御部10aに入
力されないときは、ベルト蛇行位置制御を続行する。
【0033】図13および図14は第2の実施の形態に
係るベルト駆動装置1の効果を説明するための図であ
り、図13はベルト蛇行位置制御中に外乱が発生しても
ベルト蛇行位置制御を続行した場合の蛇行収束状態を示
し、図14は第2の実施の形態のベルト駆動装置1のベ
ルト蛇行制御を示すものであり、ベルト蛇行位置制御中
に外乱が発生したときに、ベルト蛇行位置制御に切り替
えた場合の蛇行収束状態を示す。図13に示すように、
ベルト蛇行位置制御中に外乱が発生してもベルト蛇行位
置制御を続行すると、外乱が発生してから蛇行が収束す
るまで200秒以上を要し、非常に長い収束時間がかか
ってしまう。しかし、図14に示すように、外乱が発生
したときに、ベルト蛇行位置制御に切り替えることによ
り、外乱が発生してから蛇行が収束するまでの収束時間
が70秒となり、収束時間を1/3に短縮することがで
きる。
【0034】図15は本発明の第1の実施の形態に係る
画像形成装置の概略構成図である。この画像形成装置1
00は、第2の実施の形態に係るベルト駆動装置1が適
用され、図1に示すベルト4を用紙搬送ベルト4Aとし
て用いたタンデム型のものであり、原稿(図示省略)が
載置されるプラテンガラス等の透明の原稿載置台101
と、原稿載置台101上に載置された原稿を光学的に走
査して原稿から画像データを読み取る画像読取部102
と、画像読取部102が読み取った画像データを各色
(ブラック,イエロー,マゼンタ,シアン)のカラー画
像データに色分解し、各カラー画像データに電子写真プ
ロセスの特性を考慮した所定の重み付けを付与する等の
画像処理を施す画像処理部103と、画像処理部103
による画像処理後の各カラー画像データに基づいて、ブ
ラック(K)のトナー像を転写する第1の画像形成ユニ
ット110と、イエロー(Y)のトナー像を転写する第
2の画像形成ユニット120と、マゼンタ(M)のトナ
ー像を転写する第3の画像形成ユニット130と、シア
ン(C)のトナー像を転写する第4の画像形成ユニット
140と、用紙搬送路150に沿って供給される記録用
紙Pを所定のタイミングで用紙搬送ベルト4Aに送り込
むレジストローラ151と、記録用紙Pの供給ポイント
に設けられて所定の電荷を付与する吸着用帯電器152
と、トナー像が転写された記録用紙Pを剥離するのに必
要な所定の電荷を付与する剥離用帯電器153と、用紙
搬送路150に沿って供給される記録用紙Pのトナー像
を定着して排出する定着器154と、用紙搬送ベルト4
Aを除電する除電器155と、ベルト4Aの表面を清掃
するクリーナー156と、画像形成装置100全体の制
御を行う主制御部(図示省略)を有して概略構成されて
いる。なお、図15では、ステアリング機構7は、駆動
ステアリングローラ2Aの手前側に位置し、回転駆動機
構8は、駆動ステアリングローラ2Aの奥側に位置する
が、これらの機構7,8は図示を省略している。
【0035】各画像形成ユニット110,120,13
0,140は、感光体ドラム111と、露光前の感光体
ドラム111に所定の電荷を付与する露光用帯電器11
2と、感光体ドラム111を対応するカラー画像データ
に基づいて変調されたレーザービームで露光して静電潜
像を形成する露光部113と、感光体ドラム111に形
成された静電潜像を対応するカラー(K,Y,M,C)
のトナーで現像する現像器114と、トナー像の転写位
置に配置されて所定の電荷を付与する転写用帯電器11
5と、感光体ドラム111に残留したトナーを除去する
クリーナー116と、感光体ドラム111を除電する除
電器117とを備えている。
【0036】画像形成装置100の主制御部は、ベルト
駆動開始時にベルト駆動開始信号をベルト駆動装置1の
制御部10aに出力し、転写のタイミングに同期して転
写開始信号を制御部10aに出力するようになってい
る。
【0037】制御部10aは、ベルト蛇行位置制御に移
行した後に外乱信号として転写開始信号が入力される
と、ベルト蛇行速度制御を行うようになっている。
【0038】図16は図15に示す画像形成装置100
における外乱の発生原因を説明するための模式図であ
る。ベルト4Aには、感光体ドラム111上のトナーを
記録用紙Pに転写させるため、各転写位置で転写用帯電
器115から静電気力が加わる。従って、図16に示す
ように、感光体ドラム111のアライメントがずれてい
ると、転写用帯電器115からの転写電界(静電気力)
によってベルト4Aと感光体ドラム111との間の圧力
が高くなり、ベルト4Aにベルト4Aの走行方向Xに対
してずれた方向X′に力が発生し、ベルト4Aが蛇行す
る。このため、制御部10aは、ベルト蛇行位置制御に
移行した後に外乱信号として転写開始信号が入力される
と、ベルト蛇行速度制御を行うようにしている。
【0039】次に、画像形成装置100の動作を説明す
る。図示しない主制御部が、ベルト駆動開始信号をベル
ト駆動装置1の制御部10aに入力すると、制御部10
aは、駆動モータ81を駆動して用紙搬送ベルト4Aの
走行を開始し、用紙搬送ベルト4Aが所定の速度で走行
するよう駆動制御を行うとともに、ベルト蛇行速度制御
を行う。ベルト蛇行速度が許容範囲内に収まると、ベル
ト蛇行位置制御に切り替え、目標位置も初期に定めた目
標値(0mm)からベルト蛇行位置制御に切り替えたと
きのベルト蛇行位置を目標値に設定し直す。図示しない
主制御部が、転写開始信号を制御部10aに出力する。
制御部10aは、主制御部からの転写開始信号に基づい
てベルト蛇行位置制御からベルト蛇行速度制御に切り替
える。記録用紙Pは、図示しない給紙装置から送出され
たレジストローラ151で待機している。レジストロー
ラ151が所定のタイミングで回転すると、レジストロ
ーラ151で待機していた記録用紙Pは、用紙搬送路1
50に沿って用紙搬送ベルト4A上に搬送され、吸着用
帯電器152が付与する電荷によって用紙搬送ベルト4
Aに吸着した後、順次各画像形成ユニット110,12
0,130,140の感光体ドラム111の下を通過
し、その都度、各色のトナー像が転写されていく。最終
トナー像が転写されると、記録用紙Pは、剥離用帯電器
153が付与する電荷によって用紙搬送ベルト4Aから
剥離され、用紙搬送路150に沿って定着器154に搬
送され、定着器154で定着された後、図示しない排紙
トレーに排出される。このようにしてフルカラー画像の
複写が行われる。転写後の用紙搬送ベルト4Aは、除電
器155により除電され、クリーナー156で清掃され
る。
【0040】上述した画像形成装置100によれば、記
録用紙P上に形成される各色のトナー像の位置ずれが少
なくなり、色むらの少ない良好なフルカラー画像を形成
することができる。
【0041】図17は本発明の第2の実施の形態に係る
画像形成装置の概略構成図である。この画像形成装置2
00は、図1に示すベルト4を中間転写ベルト4Bとし
て用いたタンデム型のものであり、吸着用帯電器15
2,剥離用帯電器153は用いず、中間転写ベルト4B
の下流側の二次転写位置に配置され、二次転写ロール2
01をベルト4Bに対し当接する二次転写ローラ出没機
構202を備え、二次転写位置を通過するように用紙搬
送路150を形成し、用紙搬送路150の二次転写位置
より前段に、レジストローラ151を配置し、用紙搬送
路150の二次転写位置より後段に、定着器154を配
置したものであり、他は第1の実施の形態に係る画像形
成装置100と同様に構成されている。主制御部は、制
御部10aに二次転写開始信号を出力するとともに、二
次転写ローラ出没機構202を制御して二次転写ロール
201をベルト4Bに当接させる。制御部10aは、ベ
ルト蛇行位置制御に移行した後に、外乱信号として主制
御部から二次転写開始信号が出力されると、ベルト蛇行
速度制御を行う。このような画像形成装置200によれ
ば、第1の実施の形態に係る画像形成装置100と同様
の効果を奏する。
【0042】図18は本発明の第3の実施の形態に係る
画像形成装置の概略構成図である。この画像形成装置3
00は、図1に示すベルト4を中間転写ベルト4Bとし
て用いたタンデム型の転写・定着同時方式のものであ
り、吸着用帯電器152,剥離用帯電器153は用い
ず、中間転写ベルト4Bの下流側の二次転写定着位置に
配置され、二次転写定着ローラ301Aをベルト4Bを
介して二次転写定着ローラ301Bに当接する二次転写
定着ローラ出没機構302を備え、二次転写定着位置を
通過するように用紙搬送路150を形成し、用紙搬送路
150の二次転写定着位置より前段に、レジストローラ
151を配置し、他は第1の実施の形態に係る画像形成
装置100と同様に構成されている。主制御部は、制御
部10aに二次転写定着開始信号を出力するとともに、
二次転写定着ローラ出没機構302を制御して二次転写
定着ローラ301Aをベルト4Bを介して二次転写定着
ローラ301Bに当接させる。制御部10aは、ベルト
蛇行位置制御に移行した後に、外乱信号として主制御部
から二次転写定着開始信号が出力されると、ベルト蛇行
速度制御を行う。このような画像形成装置300によれ
ば、第2の実施の形態に係る画像形成装置200と比
べ、定着を行わせる分二次転写部の圧力が高く、蛇行し
易い状況になるが、第1の実施の形態に係る画像形成装
置100と同様の効果を奏する。
【0043】なお、本発明は、上記の実施の形態に限定
されず、種々な実施の形態が可能である。例えば、本発
明は、図1に示すベルト4を感光体ベルトに用いた画像
形成装置に適用してもよい。この場合の外乱としては、
転写電界の付与、転写ロールの当接等が考えられる。ま
た、白黒画像を形成する画像形成装置にも適用してもよ
い。また、本発明のベルト蛇行制御装置は、ベルト上に
対象物を自動載置して搬送する自動搬送装置に適用して
もよい。対象物の上に別の対象物を重ねる場合に、正規
の状態で重ね合わせることができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明のベルト蛇行
制御装置によると、無端ベルトの蛇行状況に応じてベル
ト蛇行速度制御(第1の制御モード)、あるいはベルト
蛇行位置制御(第2の制御モード)を実行することで、
無端ベルトの蛇行をベルトの破損を招くことなく速やか
に収束することが可能となる。また、無端ベルトの回転
に同期して無端ベルトの1回転毎に蛇行の速度および位
置を検出することで、高精度な蛇行制御を行うことが可
能となる。
【0045】また、本発明の画像形成装置によると、無
端ベルトの蛇行状況に応じてベルト蛇行速度制御(第1
の制御モード)あるいはベルト蛇行位置制御(第2の制
御モード)を行うことで、無端ベルトの蛇行をベルトの
破損を招くことなく速やかに収束することが可能とな
る。また、無端ベルトの回転に同期して無端ベルトの1
回転毎に蛇行の速度および位置を検出することで、高精
度な蛇行制御を行うことが可能となる。従って、良好な
白黒画像あるいはフルカラー画像を形成することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るベルト駆動装
置の斜視図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係るホームポジシ
ョン検出部を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係るベルト端部位
置検出センサを示す図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係るベルト駆動装
置の制御系を示すブロック図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係るベルト駆動装
置の動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係るベルト駆動装
置の動作を示すフローチャートである。
【図8】比較例1の実験結果を示す図である。
【図9】比較例2の実験結果を示す図である。
【図10】本発明の第1の実施の形態に係るベルト駆動
装置の実験結果を示す図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態に係るベルト駆動
装置の制御系を示すブロック図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態に係るベルト駆動
装置の動作を示すフローチャートである。
【図13】ベルト蛇行位置制御中に外乱が発生してもベ
ルト蛇行位置制御を続行した場合の蛇行収束状態を示す
図である。
【図14】本発明の第2の実施の形態に係るベルト駆動
装置のベルト蛇行制御を示すものであり、ベルト蛇行位
置制御中に外乱が発生したときに、ベルト蛇行位置制御
に切り替えた場合の蛇行収束状態を示す図である。
【図15】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装
置の概略構成図である。
【図16】外乱の発生原因を説明するための模式図であ
る。
【図17】本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装
置の概略構成図である。
【図18】本発明の第3の実施の形態に係る画像形成装
置の概略構成図である。
【符号の説明】
1 ベルト駆動装置 2A 駆動ステアリングローラ 2aa,2ab 軸端部 2B 従動ローラ 2C テンションローラ 3 ホームポジションマーク 4 ベルト 4A 用紙搬送ベルト 4B 中間転写ベルト 4a ベルト側端部 5 ホームポジション検出部 5a 発光素子 5b 受光素子 6 ベルト端部位置検出センサ 6a 投光器 6b CCDアレイ 7 ステアリング機構 70 ステアリングモータ 71 偏心カム 72 カムフォロア 8 回転駆動機構 80 回転数検出部 81 駆動モータ 82 巻掛け伝動機構 82a 大プーリ 82b 小プーリ 82c ベルト 10,10a 制御部 11 ベルト蛇行位置検出部 12,12a メモリ 90A 後フレーム 90a 長穴 90B 前フレーム 100,200,300 画像形成装置 101 原稿載置台 102 画像読取部 103 画像処理部 110 第1の画像形成ユニット 111 感光体ドラム 112 露光用帯電器 113 露光部 114 現像器 115 転写用帯電器 116 クリーナー 117 除電器 120 第2の画像形成ユニット 130 第3の画像形成ユニット 140 第4の画像形成ユニット 150 用紙搬送路 151 レジストローラ 152 吸着用帯電器 153 剥離用帯電器 154 定着器 155 除電器 156 クリーナー 201 二次転写ローラ 202 二次転写ローラ出没機構 301A,301B 二次転写定着ローラ 302 二次転写定着ローラ出没機構 P 記録用紙

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転する無端ベルトの蛇行を検出して前記
    蛇行を修正するベルト蛇行制御装置において、 前記蛇行の蛇行速度および蛇行位置を検出する検出手段
    と、 前記蛇行を修正する蛇行修正手段と、 前記蛇行速度に基づいて前記蛇行修正手段を制御して前
    記蛇行速度を所定の値まで低下させる第1の制御モー
    ド、および前記蛇行位置に基づいて前記蛇行修正手段を
    制御して前記蛇行位置を所定の目標位置に安定化させる
    第2の制御モードを有し、前記蛇行速度あるいは前記蛇
    行位置に応じて前記第1および第2の制御モードから1
    つの制御モードを選択して実行する制御手段を備えるこ
    とを特徴とするベルト蛇行制御装置。
  2. 【請求項2】前記蛇行修正手段は、前記無端ベルトが張
    架される複数のローラのうち1つのローラを傾動させる
    構成の請求項1記載のベルト蛇行制御装置。
  3. 【請求項3】前記検出手段は、前記無端ベルトの回転に
    同期して前記無端ベルトの1回転毎に前記蛇行速度およ
    び前記蛇行位置を検出する構成の請求項1記載のベルト
    蛇行制御装置。
  4. 【請求項4】前記検出手段は、前記蛇行位置を検出する
    位置検出手段と、前記位置検出手段が検出した前記蛇行
    位置の単位時間当たりの変化量に基づいて前記蛇行速度
    を演算する演算手段を備える構成の請求項1記載のベル
    ト蛇行制御装置。
  5. 【請求項5】前記位置検出手段は、前記無端ベルトの側
    端部、あるいは前記無端ベルトに設けたマークに基づい
    て前記蛇行位置を検出する構成の請求項4記載のベルト
    蛇行制御装置。
  6. 【請求項6】前記制御手段は、前記蛇行速度が前記所定
    の値より大なるとき、前記第1の制御モードを実行し、
    前記蛇行速度が前記所定の値まで低下したとき、前記蛇
    行位置に応じた位置を新たな目標位置として設定すると
    ともに、前記新たな目標位置に基づいて前記第2の制御
    モードを実行する構成の請求項1記載のベルト蛇行制御
    装置。
  7. 【請求項7】前記制御手段は、ベルト起動開始信号が入
    力されたとき、前記第1の制御モードを実行する構成の
    請求項6記載のベルト蛇行制御装置。
  8. 【請求項8】前記制御手段は、前記無端ベルトに外部よ
    り機械エネルギー,電気エネルギー等のエネルギーが付
    与されたとき、前記第1の制御モードを実行する構成の
    請求項6記載のベルト蛇行制御装置。
  9. 【請求項9】回転する無端ベルトを画像形成手段の一部
    に含み、前記無端ベルトの蛇行を検出して前記蛇行を修
    正することにより形成される画像の品質を向上させる画
    像形成装置において、 前記蛇行の蛇行速度および蛇行位置を検出する検出手段
    と、 前記蛇行を修正する蛇行修正手段と、 前記蛇行速度に基づいて前記蛇行修正手段を制御して前
    記蛇行速度を所定の値まで低下させる第1の制御モー
    ド、および前記蛇行位置に基づいて前記蛇行修正手段を
    制御して前記蛇行位置を所定の目標位置に安定化させる
    第2の制御モードを有し、前記蛇行速度あるいは前記蛇
    行位置に応じて前記第1および第2の制御モードから1
    つの制御モードを選択して実行する制御手段を備えるこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】前記蛇行修正手段は、前記無端ベルトが
    張架される複数のローラのうち1つのローラを傾動させ
    る構成の請求項9記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】前記検出手段は、前記無端ベルトの回転
    に同期して前記無端ベルトの1回転毎に前記蛇行速度お
    よび前記蛇行位置を検出する構成の請求項9記載の画像
    形成装置。
  12. 【請求項12】前記検出手段は、前記蛇行位置を検出す
    る位置検出手段と、前記位置検出手段が検出した前記蛇
    行位置の単位時間当たりの変化量に基づいて前記蛇行速
    度を演算する演算手段を備える構成の請求項9記載の画
    像形成装置。
  13. 【請求項13】前記位置検出手段は、前記無端ベルトの
    側端部、あるいは前記無端ベルトに設けたマークに基づ
    いて前記蛇行位置を検出する構成の請求項12記載の画
    像形成装置。
  14. 【請求項14】前記制御手段は、前記蛇行速度が前記所
    定の値より大なるとき、前記第1の制御モードを実行
    し、前記蛇行速度が前記所定の値まで低下したとき、前
    記蛇行位置に応じた位置を新たな目標位置として設定す
    るとともに、前記新たな目標位置に基づいて前記第2の
    制御モードを実行する構成の請求項9記載の画像形成装
    置。
  15. 【請求項15】前記制御手段は、ベルト起動開始信号が
    入力されたとき、前記第1の制御モードを実行する構成
    の請求項14記載の画像形成装置。
  16. 【請求項16】前記制御手段は、前記無端ベルトに外部
    より機械エネルギー,電気エネルギー等のエネルギーが
    付与されたとき、前記第1の制御モードを実行する構成
    の請求項14記載の画像形成装置。
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