JPH10230592A - ソリッドインクジェットプリンタ - Google Patents
ソリッドインクジェットプリンタInfo
- Publication number
- JPH10230592A JPH10230592A JP3680797A JP3680797A JPH10230592A JP H10230592 A JPH10230592 A JP H10230592A JP 3680797 A JP3680797 A JP 3680797A JP 3680797 A JP3680797 A JP 3680797A JP H10230592 A JPH10230592 A JP H10230592A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- droplet
- ink
- laser beam
- jet printer
- ink jet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Ink Jet (AREA)
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、印刷状態が良好で、かつ安全なＯ
ＨＰフィルム適用印刷を可能としたインクジェットプリ
ンタを提供することを課題とする。 【解決手段】 上記課題を達成するために、被印刷物に
インクジェットプリントヘッドと、前記被印刷物を搬送
する搬送機構を有するソリッドインクジェットプリンタ
において、ＯＨＰフィルム等の被印刷物の上に形成され
た画像のインク滴にレーザー光を照射して、インク滴の
頭部を平坦化するようにした。
ＨＰフィルム適用印刷を可能としたインクジェットプリ
ンタを提供することを課題とする。 【解決手段】 上記課題を達成するために、被印刷物に
インクジェットプリントヘッドと、前記被印刷物を搬送
する搬送機構を有するソリッドインクジェットプリンタ
において、ＯＨＰフィルム等の被印刷物の上に形成され
た画像のインク滴にレーザー光を照射して、インク滴の
頭部を平坦化するようにした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はソリッドインクを用
いたインクジェットプリンタの印刷方法に関するもので
ある。
いたインクジェットプリンタの印刷方法に関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術】ソリッドインクジェットプリンタの特徴
として、インクジェットプリントヘッドより吐出された
インクが被印刷物に接触すると、お椀形の形状になって
固化する。ＯＨＰフィルムに画像を形成した場合、投影
機に載せられたＯＨＰフィルム上の画像は、本来のイン
ク色を出せず黒くなってしまうことが分かっている。
として、インクジェットプリントヘッドより吐出された
インクが被印刷物に接触すると、お椀形の形状になって
固化する。ＯＨＰフィルムに画像を形成した場合、投影
機に載せられたＯＨＰフィルム上の画像は、本来のイン
ク色を出せず黒くなってしまうことが分かっている。
【０００３】その対策法として、画像が形成されたＯＨ
Ｐフィルムを圧刷機にかけてインク滴を押しつぶす方法
が採られている。あるいは、印刷後オーブンにて一定温
度で加熱してインクを溶かす方法や、印刷中にＯＨＰフ
ィルムに余熱を与えてインク滴を広げる方法がある。
Ｐフィルムを圧刷機にかけてインク滴を押しつぶす方法
が採られている。あるいは、印刷後オーブンにて一定温
度で加熱してインクを溶かす方法や、印刷中にＯＨＰフ
ィルムに余熱を与えてインク滴を広げる方法がある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記した方法はいずれ
も実用的ではあるが、以下のような問題がある。すなわ
ち、圧刷機を用いる方法では、圧刷機を別途準備しなけ
ればならない上、押しつぶされたインクがＯＨＰフィル
ムから剥がれやすい。印刷後オーブンにて一定温度で加
熱してインクを溶かす方法では、オーブンを必要とする
上、印刷密度に差があると、密度の低い箇所はインクが
溶けやすくなり、逆に密度の高い箇所はインクが溶け難
いという問題があった。
も実用的ではあるが、以下のような問題がある。すなわ
ち、圧刷機を用いる方法では、圧刷機を別途準備しなけ
ればならない上、押しつぶされたインクがＯＨＰフィル
ムから剥がれやすい。印刷後オーブンにて一定温度で加
熱してインクを溶かす方法では、オーブンを必要とする
上、印刷密度に差があると、密度の低い箇所はインクが
溶けやすくなり、逆に密度の高い箇所はインクが溶け難
いという問題があった。
【０００５】これに対し、印刷中にＯＨＰフィルムに余
熱を与えてインク滴を広げる方法は、印字状態から判断
すると最良と思われる。しかし、印刷中に送りジャムが
発生すると用紙が過加熱になり、発煙に至ることがあ
る。
熱を与えてインク滴を広げる方法は、印字状態から判断
すると最良と思われる。しかし、印刷中に送りジャムが
発生すると用紙が過加熱になり、発煙に至ることがあ
る。
【０００６】本発明は、印刷状態が良好で、かつ安全な
ＯＨＰフィルム適用印刷を可能としたインクジェットプ
リンタを提供することを課題としている。
ＯＨＰフィルム適用印刷を可能としたインクジェットプ
リンタを提供することを課題としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記課題を以下の構成に
より達成される。
より達成される。
【０００８】すなわち、本発明は、被印刷物にインク滴
を吐出して絵や文字等の画像を形成するインクジェット
プリントヘッドと、前記被印刷物を搬送する搬送機構を
有するソリッドインクジェットプリンタにおいて、被印
刷物の上に形成された画像のインク滴にレーザー光を照
射してインク滴の頭部を平坦化することを特徴とする。
を吐出して絵や文字等の画像を形成するインクジェット
プリントヘッドと、前記被印刷物を搬送する搬送機構を
有するソリッドインクジェットプリンタにおいて、被印
刷物の上に形成された画像のインク滴にレーザー光を照
射してインク滴の頭部を平坦化することを特徴とする。
【０００９】前記の平坦化は、被印刷物の上に形成され
た画像の任意のインク滴に対してのみ実施されてもよ
い。
た画像の任意のインク滴に対してのみ実施されてもよ
い。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明を説
明する。
明する。
【００１１】図１は、本発明のソリッドインクジェット
プリンタの斜視図である。
プリンタの斜視図である。
【００１２】図１において、１１はプリントヘッド、１
２はインク滴、１３、１４は該プリントヘッドを保持す
るためのガイドバー、１８は前記プリントヘッドをガイ
ドバーに沿って摺動させるためのワイヤ、１９はプーリ
である。プリントヘッド１１の対向位置には吸引ベルト
３１が２本のシャフト１６、１７で支えられている。
２はインク滴、１３、１４は該プリントヘッドを保持す
るためのガイドバー、１８は前記プリントヘッドをガイ
ドバーに沿って摺動させるためのワイヤ、１９はプーリ
である。プリントヘッド１１の対向位置には吸引ベルト
３１が２本のシャフト１６、１７で支えられている。
【００１３】吸引ベルト３１の被印刷物の搬送方向下流
側にはレーザー光照射用キャリア２１がシャフト２６、
２７に支えられ、摺動可能となっている。キャリア２１
にはレーザー光採り入れ口２４とレーザー光反射用ミラ
ー２３が配置されている。２２はレーザー発光機であ
る。
側にはレーザー光照射用キャリア２１がシャフト２６、
２７に支えられ、摺動可能となっている。キャリア２１
にはレーザー光採り入れ口２４とレーザー光反射用ミラ
ー２３が配置されている。２２はレーザー発光機であ
る。
【００１４】ＯＨＰフィルム３２は吸引ベルト３１に吸
着されて搬送される。プリントヘッド１１によりインク
滴３３が吐出され画像が形成されたＯＨＰフィルムは、
図に示した回転方向に沿って移動し、キャリア２１の対
向位置まで送られる。そこで、レーザー発光機から発射
されたレーザー光は、キャリア２１のレーザー光採り入
れ口２４を通って反射用ミラー２３で方向を変えられイ
ンク滴に照射される。インク滴に照射されたレーザー光
は熱エネルギーとなってインク滴を溶かすことが出来
る。
着されて搬送される。プリントヘッド１１によりインク
滴３３が吐出され画像が形成されたＯＨＰフィルムは、
図に示した回転方向に沿って移動し、キャリア２１の対
向位置まで送られる。そこで、レーザー発光機から発射
されたレーザー光は、キャリア２１のレーザー光採り入
れ口２４を通って反射用ミラー２３で方向を変えられイ
ンク滴に照射される。インク滴に照射されたレーザー光
は熱エネルギーとなってインク滴を溶かすことが出来
る。
【００１５】図２はレーザー光の入射角度を変えた場合
の結果を示したものである。
の結果を示したものである。
【００１６】（ａ）に示すように入射角を小さくすると
単位面積当たりの熱エネルギーを小さくできるため、イ
ンク滴の頭部のみを溶かすことが出来る。また、（ｂ）
に示すように入射角を直角にすると、単位面積当たりの
熱エネルギーが高くなりインク滴は全域にわたり広がり
ながら溶ける。位置制御の問題も考慮し、レーザー光の
入射角は図２の（ｂ）の直角に照射する方がよい。
単位面積当たりの熱エネルギーを小さくできるため、イ
ンク滴の頭部のみを溶かすことが出来る。また、（ｂ）
に示すように入射角を直角にすると、単位面積当たりの
熱エネルギーが高くなりインク滴は全域にわたり広がり
ながら溶ける。位置制御の問題も考慮し、レーザー光の
入射角は図２の（ｂ）の直角に照射する方がよい。
【００１７】図３はドット条件による溶解状態を示した
ものである。
ものである。
【００１８】図３（ｃ）のような１ドットのインクを溶
融する場合には、図２（ｂ）と同一条件でレーザー光を
照射すればよい。しかし、図３の（ｄ）のように一連の
ドット列ではＯＨＰフィルムへの熱伝導による熱の損失
があり、十分にインク滴が溶けない可能性がある。
融する場合には、図２（ｂ）と同一条件でレーザー光を
照射すればよい。しかし、図３の（ｄ）のように一連の
ドット列ではＯＨＰフィルムへの熱伝導による熱の損失
があり、十分にインク滴が溶けない可能性がある。
【００１９】そこで、トッド列にレーザー光を照射する
場合は、レーザー光の照射条件を変えると良い。図４は
その条件を示した図である。
場合は、レーザー光の照射条件を変えると良い。図４は
その条件を示した図である。
【００２０】具体的には、ドットが単独ドットの場合に
は図４（ａ）の基本照射を行い、、ドットが列になって
いる場合には、図４（ｂ）の２倍照射、ドットが面で配
列されている場合には図４（ｃ）の３倍照射のようにレ
ーザーの照射量を変えることにより対応する。
は図４（ａ）の基本照射を行い、、ドットが列になって
いる場合には、図４（ｂ）の２倍照射、ドットが面で配
列されている場合には図４（ｃ）の３倍照射のようにレ
ーザーの照射量を変えることにより対応する。
【００２１】以上説明したように、レーザー光をインク
滴ドット条件に応じて照射することにより、インク滴の
一部を溶かして平坦化出来るので、ＯＨＰフィルムに対
しカラーの再現性の良いソリッドインクジェットプリン
タとすることができる。
滴ドット条件に応じて照射することにより、インク滴の
一部を溶かして平坦化出来るので、ＯＨＰフィルムに対
しカラーの再現性の良いソリッドインクジェットプリン
タとすることができる。
【００２２】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、Ｏ
ＨＰフィルムに対しカラーの再現性の良いソリッドイン
クジェットプリンタとすることが可能となった。
ＨＰフィルムに対しカラーの再現性の良いソリッドイン
クジェットプリンタとすることが可能となった。
【図１】 本発明のソリッドインクジェットプリンタの
一例を示す斜視図。
一例を示す斜視図。
【図２】 レーザー光の照射方向を示した図。
【図３】 インク滴の溶融状態を示した図。
【図４】 レーザー光照射条件を示した図。
１１はプリントヘッド、１６、１７はシャフト、２１は
キャリア、２２はレーザー発光機、２３はミラー、３１
は吸引ベルトである。
キャリア、２２はレーザー発光機、２３はミラー、３１
は吸引ベルトである。
Claims (3)
- 【請求項１】被印刷物にインク滴を吐出して絵や文字等
の画像を形成するインクジェットプリントヘッドと、前
記被印刷物を搬送する搬送機構を有するソリッドインク
ジェットプリンタにおいて、 被印刷物の上に形成された画像のインク滴にレーザー光
を照射してインク滴の頭部を平坦化することを特徴とす
るソリッドインクジェットプリンタ。 - 【請求項２】請求項１記載のソリッドインクジェットプ
リンタにおいて、 被印刷物の上に形成された画像の任意のインク滴に対し
てのみ同一方向からレーザー光を照射することを特徴と
するソリッドインクジェットプリンタ。 - 【請求項３】請求項２記載のソリッドインクジェットプ
リンタにおいて、 レーザー光反射用ミラーを搭載したキャリアを被印刷物
の対向位置に摺動自在に配設したことを特徴とするソリ
ッドインクジェットプリンタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3680797A JPH10230592A (ja) | 1997-02-21 | 1997-02-21 | ソリッドインクジェットプリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3680797A JPH10230592A (ja) | 1997-02-21 | 1997-02-21 | ソリッドインクジェットプリンタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10230592A true JPH10230592A (ja) | 1998-09-02 |
Family
ID=12480062
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3680797A Withdrawn JPH10230592A (ja) | 1997-02-21 | 1997-02-21 | ソリッドインクジェットプリンタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10230592A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005343170A (ja) * | 2004-06-03 | 2005-12-15 | Lee Kilhun | 熱放射器付デジタルプリンタ |
-
1997
- 1997-02-21 JP JP3680797A patent/JPH10230592A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005343170A (ja) * | 2004-06-03 | 2005-12-15 | Lee Kilhun | 熱放射器付デジタルプリンタ |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040511 |