JPH10229413A - 住区イントラネットシステム - Google Patents

住区イントラネットシステム

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JPH10229413A
JPH10229413A JP9031821A JP3182197A JPH10229413A JP H10229413 A JPH10229413 A JP H10229413A JP 9031821 A JP9031821 A JP 9031821A JP 3182197 A JP3182197 A JP 3182197A JP H10229413 A JPH10229413 A JP H10229413A
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JP
Japan
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management center
residential
house
information
communication
Prior art date
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Application number
JP9031821A
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English (en)
Inventor
Kaoru Aihara
薫 相原
Kazuhiro Sato
和浩 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Publication date
Application filed by Shimizu Construction Co Ltd, Shimizu Corp filed Critical Shimizu Construction Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の住棟からなる住区内で電子メールの交
換や電子回覧板等としての通信を簡便に行うことができ
るようにする。 【解決手段】 複数の住棟からなる住区内で電子メール
の交換や電子回覧板等としての通信を行うための住区イ
ントラネットシステムであって、住区内の回線を1本に
集約してインターネットプロバイダーまでの専用回線4
に接続する管理センター1と、集線装置に各住戸を接続
して各住棟単位で回線を1本に集約する複数の住棟セン
ター2と、前記複数の住棟センターを集約して前記管理
センターに接続する基幹LAN3とを備え、各住棟内の
通信は前記住棟センター2内のネットワークで行い、住
区内及び住棟間の通信は前記管理センター1と基幹LA
N3を介して行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の住棟からな
る住区内で電子メールの交換や電子回覧板等としての通
信を行うための住区イントラネットシステムに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
都市部への人工集中により住宅需要が増大し、土地の有
効活用を目的とした集合住宅の大規模化や高層化が進ん
でいる。また、市街地再開発のような広域な開発用地が
確保できる場合などにおいては、1つの敷地内に複数の
住棟が建設されるケースも増加している。このような大
規模な集合住宅が、敷地内に点在して整備される場合に
は、その管理運営方法について幾つかの問題点が存在し
ている。
【0003】1つの問題点は、管理者から居住者への情
報提供に関するものである。管理者(管理組合)が居住
者へ提供する情報には以下のようなものがある。エレ
ベータや電気設備、水槽等の建築設備の定期点検、理
事会、定期総会の召集および議事結果の連絡、イベン
ト、広報関連のお知らせ、警察や消防など公的機関か
らのお知らせなどである。そして、これらの情報を居住
者へ伝える手段としては、集合玄関の入口に掲示板を設
けたり回覧板を利用する方法が一般的である。ただし、
情報の内容によって、居住者全員に確実に伝えるべき情
報(設備の定期点検など)、ある一部の居住者に確実に
伝わればよい情報(理事会の召集等)、興味のある居住
者に伝わればよい情報(イベント等に関するお知らせな
ど)等がある。そのため、掲示板では、対象者を層別し
た上で情報を提供することは難しい。したがって、居住
者は、掲示板の中から自分に必要な情報を選択している
のが現状である。
【0004】回覧板の場合、伝達内容に応じて対象者を
抽出し回覧板を作成することは可能であるが、複数の大
規模な住棟を対象とする場合には、居住者が膨大な数と
なるため、管理者サイドとしては非常に労力を費やすこ
とになる。また、ライフスタイルの変化による単身世帯
や共稼ぎ世帯の増加などにより、居住者が不在の場合が
多く、必要な情報が必要な期日までに伝わらないことも
多い。
【0005】もう1つの問題点は、居住者間での情報交
換に関するものである。大規模な集合住宅群において
は、各種サークル活動やイベントなど地域内のコミュニ
ティの向上が住区の活性化に大きく寄与すると考えられ
る。そのためには、居住者側からの情報の発信が必要不
可欠となる。
【0006】現状では、居住者が資料を作成し管理組合
の承認を得てから掲示板に掲載する方法を取っているケ
ースが多いが、資料作成の手間や手続きが煩雑であるこ
とや掲示板のスペースに制約があること、文字による情
報が主体であるため内容が十分に伝わらないこと、住棟
ごとに掲示板がある場合には、相当数の資料を作成し掲
載する必要があること等の問題点がある。
【0007】近年では、TV共聴設備の空きチャンネル
を利用した電子回覧板システムが導入されているが、す
べての居住者に同一の情報を配信しているという点で対
象者の層別がなされていないこと、文字情報が主体であ
ること、情報の流れが管理者から居住者への一方向のタ
レ流しであること等、上記問題点のすべてを解決するに
は至っていない。
【0008】さらに、上記問題点の他にも新たな課題が
生じている。それは、居住者と街区の外部との情報交換
に関する問題である。多種多様な情報の受発信を目的と
したインターネットへの接続に関する要望が集合住宅の
居住者にも拡大している。現状の電話回線による接続も
可能であるが、伝送スピードが最高で28.8kbps
と遅く、画像など情報量の多いデータの転送には非常に
時間がかかる。また、電話回線を通じてインターネット
へ接続している間は一般の電話が使用できず、通信事業
者との契約数を増設する等の対策が必要であった。これ
らの問題点を解決するために、最近ではINS64(6
4kbps)などの新規通信サービスを利用することに
より、伝送スピードを上げたり、パソコン通信と電話の
同時使用が可能になっている。しかしながら、既設の分
譲マンションにおいては、共用部であるEPS内の工事
が必要となり、理事会等での決議が必要な上に機器取付
けや配線工事費などを入居者が負担することになり、そ
の実現はかなり難しいと考えられる。また、INSサー
ビスを含めた公衆回線を利用する場合には、最寄りのプ
ロバイダーまでの通信量が必要になるため、ランニング
コストについてもかなりの高額になる場合がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するものであって、複数の住棟からなる住区内で電子
メールの交換や電子回覧板等としての通信を簡便に行う
ことができるようにするものである。
【0010】そのために本発明は、複数の住棟からなる
住区内で電子メールの交換や電子回覧板等としての通信
を行うための住区イントラネットシステムであって、住
区内の回線を1本に集約してインターネットに接続する
管理センターと、集線装置に各住戸を接続して各住棟単
位で回線を1本に集約する複数の住棟センターと、前記
複数の住棟センターを集約して前記管理センターに接続
する基幹LANとを備え、各住棟内の通信は前記住棟セ
ンター内のネットワークで行い、住区内及び住棟間の通
信は前記管理センターと基幹LANを介して行うように
したことを特徴とするものである。
【0011】また、前記管理センターは、インターネッ
トに接続された不適合端末からのアクセスを防御するル
ーターを備え、あるいは各住戸との間で交換される電子
メールや電子回覧板等の通信を行うためのサーバーを備
えたことを特徴とし、前記住棟センターは、住棟内で交
換される電子メールや電子回覧板等の通信を行うための
サーバーを備え、前記集線装置から各住戸へ1ポートを
割り当て配線し住棟内のネットワークを構成したことを
特徴とし、各住戸は、一次モジュラジャック、二次モジ
ュラジャック、集線装置の収納スペースを有するパッチ
パネルを有すると共に、各室の壁に埋め込み型のモジュ
ラジャックを設置して、該壁に埋め込み型のモジュラジ
ャックを前記二次モジュラジャックに接続し、各モジュ
ラジャック間及び前記収納スペースに収納される集線装
置との間をパッチコードで接続することを特徴とし、前
記基幹LANは、光ファイバーで構成し、前記管理セン
ター及び住棟センターは、通信の中継を行うブリッジを
介して前記基幹LANに接続したことを特徴とするもの
である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。図1は本発明に係る住区イント
ラネットシステムの実施の形態を示す図、図2は管理セ
ンターの構成例を示す図、図3は住棟センターの構成例
を示す図あり、1は管理センター、2は住棟センター、
3は基幹LAN、4はインターネットプロバイダーまで
の専用回線、11は回線終端装置、12はルーター、1
3、21はブリッジ、14、22はサーバ、15、23
は無停電電源装置、24はHUB(集線装置)を示す。
【0013】図1において、管理センター1は、複数の
住棟からなる住区内の回線を1本に集約してインターネ
ットプロバイダーまでの専用回線4に接続するものであ
り、インターネットプロバイダーまでの専用回線4と住
区内の回線を集約する基幹LAN3との間に設置され、
ルーター12のセキャリティ機能によりインターネット
プロバイダーまでの専用回線4に接続された不適合端末
からのアクセスを防御する。住棟センター2は、HUB
(集線装置)24に各住戸を接続して各住棟単位で回線
を1本に集約するものであり、このことにより階層的な
集約化を行い、最終的に基幹LAN3により住区内の回
線を1本に集約している。そして、基幹LAN3は、住
区内の各棟からの回線を1本に集線するものであり、光
ファイバーで構成することにより、雷害およびノイズの
影響を排除する。これに対し、管理センター1及び住棟
センター2は、通信の中継を行うブリッジ13、21を
介して基幹LAN3に接続することにより、同一住棟内
同士の通信に関してブリッジ21の機能により基幹LA
N3へ情報を出さないようにし、基幹LAN3のトラフ
ィックの低減を図ることができる。このような構成によ
り本発明に係る住区イントラネットシステムは、複数の
住棟からなる住区内で電子メールの交換や電子回覧板等
としての通信を行う。
【0014】管理センター1は、図2に示すようにデジ
タル回線用の回線終端装置(DSU、回線接続装置)1
1、インターネットに接続された不適合端末からのアク
セスを防御するためのルーター12、光ファイバーを使
用した基幹LAN3との通信の中継を行うブリッジ13
のほか、サーバ14を設け、サーバ14により住区内の
電子メールの交換や電子回覧板の配信、ニュースの配
信、データバックアップを行う。同様に、住棟センター
2にも、図3に示すようにサーバ21を設けて負荷の分
散、住棟内の通信を行う。また、住棟センター2では、
すべての住戸までコンピュータ通信用のケーブル(10
base−T)を先行配線し、各住戸内にも後述するよ
うにHUB(集線装置)を増設できるようにし、そこか
ら端末までの配線を行うだけで済むようにしている。
【0015】図4はブリッジの機能を説明するための
図、図5はルーターの機能を説明するための図である。
【0016】ブリッジ13、21は、パケット単位でそ
の宛て先により中継するかどうかを決め、自己の宛て先
以外のパケットを中継できる経路すべてに通信するもの
であり、本発明に係る住区イントラネットシステムで
は、管理センター1、住棟センター2と光ファイバーを
使用して基幹LAN3との間で光電変換して情報の中継
を行う。そして、不要なデータまで中継して管理センタ
ー1、住棟センター2のネットワーク上、基幹LAN3
上のデータ量を増やすことのないようにする。
【0017】同一住棟内のメールの交換等の通信は、図
4(A)に示すようにブリッジおよびサーバーを設置す
ることにより、ブリッジ21で中継せず棟外に出ないよ
うにし、基幹LAN3や管理センター1内などネットワ
ーク上の無駄な通信トラフィック量を抑えるようにす
る。さらに、送信情報の内容に応じてマルチキャスト機
能(予め登録された宛て先に同報する機能)を使用し、
電子メールの発信者(管理者、住人)は、その情報が必
要な人のみに情報を伝えるようにする。
【0018】住区内(敷地内)の住戸相互間、各住戸と
管理センター1との間で交換される電子メールや電子回
覧板等の通信は、図4(B)に示すように住区内に設置
するネットワーク及びサーバーにより行う。
【0019】ルーター12の基本機能は、データの宛て
先による配送を行うものであり、宛て先と、どのループ
を選ぶべきか記憶したルーティング・テーブルを有し、
このルーティング・テーブルを照らし合わせて、複数の
中継路の1つにデータを送る。また、ルーター12は、
プロトコル・タイプを示す番号やその上位の番号(例え
ばソケット番号)によりセキュリティ上、入れない端末
を指定することができる。したがって、ルーターによれ
ば、目的の経路だけにデータを送り、無駄な通信データ
で、LANの通信容量を圧迫するのを避けることができ
る。
【0020】各住戸の端末への不正アクセスやハッカー
の侵入防止を考慮すると、セキュリティ機能を持ったル
ーターが必要になる。各住戸が、プロバイダーと個別に
契約する場合には、プロバイダー内のルーターがその役
割を果たすことになるが、当然ながら加入者は住区以外
にも存在する。しかし、加入者すべてについてアクセス
制限の設定を行うことは不可能であり、住区内のセキュ
リティ面での対策は不十分となる。
【0021】本発明に係る住区イントラネットシステム
では、上記のように管理センターを設置し住区内とプロ
バイダー間の回線を1本に集約し、その回線にルーター
を設置するので、外部からの不正アクセスを管理センタ
ー内で遮断することが可能となる。また、管理センター
内のネットワーク管理用サーバーでネットワーク上を通
過するすべて(住区内相互間および住区内と外部間)の
通信の記録を取ることにより、不正なアクセスがあった
場合でも、その原因を明確にしたり適切な対策をとるこ
とが可能となる。
【0022】例えば住区内のA宅からB宅への伝送情報
を、図5(A)に示すように外部のプロバイダー内に設
置されるルーターを経由して送られるようにすると、転
送時間が余計にかかる。また、情報が公衆網上を流れる
ため、盗聴などセキュリティ面での問題が生じる。この
ように管理センター内にルーターがない場合は、不正な
アクセス情報(ハッカー)やコンピュータウイルスが管
理センターを通過して住区内に入り込む危険性がある
が、本発明によればルーターを設置するので、図5
(B)に示すように管理センターの部分でこれらの侵入
を遮断することができる。つまり、本発明のように管理
センター内にルーターを設置することにより、住区内に
おけるデータの転送時間の短縮及び住区内の情報のセキ
ュリティの向上を図ることができる。
【0023】ルーターでは、上記のようにAさんからの
情報はB、Cさん以外には届かないようにしたり、Dさ
んからの情報はすべて通過不可能とするというような、
発信元のアドレスを指定し、その宛て先を制限する発信
元によるアクセス制御、Eさんへは、Fさん以外からの
情報を届くようにしたり、Gさんへの情報はすべて通過
不可能にするというような、宛て先のアドレスを指定
し、その発信元を制限する宛て先によるアクセス制御の
機能を有する。
【0024】上記のようなインターネット対応マンショ
ンとした場合、各住戸が個別にプロバイダーと契約する
よりも、棟内に各住戸を結ぶLANを敷設し、プロバイ
ダーと一括契約する方式(専用線IP接続)がコスト面
で有利になる。この棟内LANを設計するに当たり、各
住戸当たりの端末数の設定が必要である。各住戸当たり
の端末数については、将来的に複数台となることが想定
されるので、これを前提としたインフラを用意しておく
必要がある。しかし、予め複数台(/住戸)設置に対応
した設備を用意するのはコスト高になる。しかも、端末
数は住戸毎にバラツキが生じるので、施工時には最低限
の設備を用意し、将来的な端末数の増加に容易にかつロ
ーコストで対応できる設備とすることが望ましい。
【0025】図6は住戸内配線図の例を示す図、図7は
パッチパネルを用いた配線方式の例を示す図であり、3
1は壁埋め込み型モジュラジャック、32はパッチパネ
ル、33、37はHUB、34は一次側モジュラジャッ
ク、35は二次側モジュラジャック、36はHUB収納
スペース、38はパッチコードを示す。
【0026】図6において、壁埋め込み型モジュラジャ
ック31は、各住戸において各居室の壁に埋め込み設置
され端末(パソコン)を接続するためのモジュラジャッ
クである。パッチパネル32は、各住戸内に設置される
ものであり、壁埋め込み型モジュラジャック31からパ
ッチパネル32まで先行配線すると共に、棟内LANと
接続するためのHUB(集線装置)33を各階に設置し
て各住戸へ1ポート割り当て、このHUB33からパッ
チパネル32まで配線する。
【0027】パッチパネル32は、その外観を図7
(A)に示すように、上部の前面に各階のHUB33に
接続する一次側モジュラジャック34、居室内の壁埋め
込み型モジュラジャック31に接続する二次側モジュラ
ジャック35を有し、下部にHUB37を収納するHU
B収納スペース36を有する。そして、端末1台を接続
する場合には、図7(B)に示すように端末を接続する
場所に合わせて、パッチコード38の二次側を選択し接
続する。この場合には、端末を移動する毎にパッチコー
ド38の接続を変更する必要があるが、パッチコード3
8の両端は、モジュラコネクタになっているので、抜き
差しが容易であり、居住者が簡単に変更できる。端末を
複数台(2〜4台)接続する場合には、図7(C)に示
すようにパッチパネル32下部のHUB収納スペース3
6に前面にモジュラジャックを有するHUB37を設置
し、パッチコード38を接続する。このような接続によ
り、パッチコード38の接続を変更することなしに、す
べての居室内の壁埋め込み型モジュラジャック31が利
用できる。
【0028】上記のように各住戸にパッチパネル32を
設置すると共に、各居室に壁埋め込み型モジュラジャッ
ク31を設置し、これらの間を先行配線しておくことに
よって、端末の設置場所を自由に変えることができ、端
末までの配線を短くし配線の露出を少なくすることがで
きる。しかも、1住戸で端末を2台以上利用する場合に
も、パッチパネル32のHUB収納スペース36にHU
B37を設置するだけで配線工事の必要がなく対応でき
る。
【0029】次に、各アプリケーションにおけるネット
ワーク間の通信手順の例を説明する。図8はWWWを用
いた情報提供サービスの例を説明するための図、図9は
WWWによる商品注文/施設予約サービスの例を説明す
るための図である。
【0030】まず、オフラインの場合は、図8(A)に
示すように外部/内部情報提供者から手渡し、郵送、F
AXなどにより提供する情報に基づき、管理センターに
おいて管理センタ或いは住棟内のWWW(World Wid
e Web) サーバーにWWWページを作成/更新する。こ
れに対し、住戸端末からWWWブライザを利用してWW
Wサーバへアクセスすると、WWWサーバから住戸端末
にサービスメニューを表示する。そして、住戸端末から
メニューを選択操作すると、WWWサーバから住戸端末
に選択された情報を表示する。
【0031】また、オンラインの場合は、図8(B)に
示すように外部/内部情報提供者から提供する情報は、
FTP(File Transfer Protocol)を使って管理セン
タ或いは住棟内のWWWサーバーにアップロードし情報
提供者がホームページを作成/更新する。これに対し、
住戸端末からWWWブライザを利用してWWWサーバへ
アクセスすると、WWWサーバから住戸端末にサービス
メニューを表示する。そして、住戸端末からメニューを
選択操作すると、WWWサーバから住戸端末に選択され
た情報を表示する。
【0032】上記のように外部情報提供者向けに管理セ
ンター内WWWサーバ、居住者用は住棟内WWWサーバ
を用いる。
【0033】広告/安売り情報サービス(オンラインシ
ョッピング)の場合は、図9(A)に示すように店舗な
どから広告/売出し情報をオンライン又はオフラインで
提供し管理センタ内のWWWサーバーにWWWページを
作成/更新する。そして、住戸端末からWWWサーバへ
アクセスすると、WWWサーバから住戸端末にサービス
メニューを表示することにより、住戸端末からのメニュ
ー選択操作に応じて商品情報/注文書を入力画面で表示
する。広告閲覧のみの場合には、ここで終了するが、さ
らに住戸端末から注文(入力)があると、WWWサーバ
は、店舗などに注文内容を通知すると共に、住戸端末に
注文内容の控えを発行する。これに対し、店舗などから
住戸端末に商品配達日時、時刻などの通知を行う。
【0034】共用施設予約の場合は、図9(B)に示す
ように住戸端末からWWWサーバへアクセスすると、W
WWサーバから住戸端末にサービスメニューを表示する
ことにより、住戸端末からの予約のメニュー選択操作に
応じてWWWサーバは施設予約管理システムに予約状況
の要求を発行する。これに対し、施設予約管理システム
から予約状況を通知することにより、WWWサーバから
住戸端末に予約状況を入力画面で表示する。そして、住
戸端末から予約の入力があると、WWWサーバから施設
予約管理システムに予約データを転送し、施設予約管理
システムからWWWサーバに予約受付完了通知がある
と、WWWサーバから住戸端末に予約内容控えを発行す
る。
【0035】なお、本発明は、上記実施の形態に限定さ
れるものではなく、種々の変形が可能である。例えば上
記実施の形態では、電子メールの交換や電子回覧板等で
使用する例で説明したが、災害発生時の安否情報の一元
化や災害時の通信手段のバックアップ等にも有用であ
る。
【0036】例えば地震等の災害発生時には、電話網の
情報通信インフラが壊滅的なダメージを受けることが予
想される、都市といった広域についてはもちろんのこ
と、住区内についても居住者に関する安否情報がつかめ
ない場合も想定される。そこで、住区内に本発明を適用
した独自のネットワークを敷設し、管理センターを設置
することにより、外部の被災状況の影響を受けることな
く、安否情報を一元的に管理するしくみを構築すること
ができる。具体的には、各住戸の在/不在を監視する鍵
管理システム(管理センター内に設置)と管理用パソコ
ンをオンラインで接続することにより、在室中の住戸に
のみ安否確認メールを自動的に送付し、各住戸から安否
状況を管理センターに送り返すことにより、安否情報が
一元管理できるため、字自体に効率的に情報を提供でき
るとともに、外出中の住人は、管理センターに連絡をと
ることにより家族の安否が即時に確認できることにな
る。
【0037】また、従来の個別加入方式では、電話とコ
ンピュータ通信を電話回線で兼用することになるが、本
発明では、電話とコンピュータ通信は別の回線を使用す
るため、災害時にどちらのネットワークが遮断あるいは
情報の集中により機能しなくなっても、他方のネットワ
ークがバックアップの役割を果たすことになる。特に管
理センターの設置により、上記のような外部通信のイン
フラの被災状況等を集約し、住区内の住民に対して適切
なアドバイスを行うことができる。
【0038】さらに、電子メールでは、そのアドレスの
簡略化が可能となる。通例のように各住戸がプロバイダ
ーと個別に契約する場合には、各個人の電子メールのア
ドレスはプロバイダー側から割り当てられることにな
る。したがって、プロバイダー側の規則が適用されるこ
とになり、そのアドレスはアルファベットと数字の組み
合わせ(PK4M−IKCW***−net.or.
jp 各個人のアドレス@プロバイダー名)といったよ
うに、非常にわかりにくいものになる。しかし、本発明
では、管理センターを設置することにより、アドレスの
ふり方は住区内に関する限り、管理センターに一任され
ることになる。したがって、A棟1101号@管理セン
ター名(A−1101@***.or.jp)のように
住戸番号で管理したり清水@管理センター名(shim
izu@***.or.jp)のように個人名で管理す
ることが可能となる。
【0039】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、各住戸にインターネット接続用のLANを配
線すると共に、管理センターを設けて住区内(複数の住
棟間)における地域版イントラネットを構築するので、
管理センターでは、送信情報の内容に応じて、マルチキ
ャスト機能や一斉同報機能を利用した電子回覧板や、ネ
ットニュース機能を利用した電子掲示板により、対象者
の層別を容易に行うことが可能となる。しかも、これら
の情報は、居住者の在/不在に係わらず確実に各住戸の
端末に着信するため、従来の回覧板のように不在者の住
戸で情報が滞るといった問題も解消される。
【0040】また、管理者にとっては、この種の管理業
務を各住棟の集合玄関の掲示板に足を運ぶことなく、管
理センターに居ながらにして行えるため、大幅な省力化
が実現できる。一方、居住者側からもサークル活動の勧
誘や物々交換などの各種のお知らせや個人のホームペー
ジを開設することによる様々な情報の発信が可能とな
る。さらに、電子メールを利用することにより、各住戸
間の連絡に要する通信費用は使用時間や回数に関係な
く、管理費のみの低コストで相互のコミュニケーション
を行うことができる。また、上記の情報の形態は、文字
情報のみならず、必要に応じて音声情報を付加したり、
画像情報を利用してビジュアル化を行うことも可能であ
り、情報の表現方法を大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る住区イントラネットシステムの
実施の形態を示す図である。
【図2】 管理センターの構成例を示す図である。
【図3】 住棟センターの構成例を示す図である。
【図4】 ブリッジの機能を説明するための図である。
【図5】 ルーターの機能を説明するための図である。
【図6】 住戸内配線図の例を示す図である。
【図7】 パッチパネルを用いた配線方式の例を示す図
である。
【図8】 WWWを用いた情報提供サービスの例を説明
するための図である。
【図9】 WWWによる商品注文/施設予約サービスの
例を説明するための図である。
【符号の説明】
1…管理センター、2…住棟センター、3…基幹LA
N、4…インターネット、11…回線接続装置、12…
ルーター、13、21…ブリッジ、14、22…サー
バ、15、23…無停電電源装置、24…HUB(集線
装置)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の住棟からなる住区内で電子メール
    の交換や電子回覧板等としての通信を行うための住区イ
    ントラネットシステムであって、住区内の回線を1本に
    集約してインターネットに接続する管理センターと、集
    線装置に各住戸を接続して各住棟単位で回線を1本に集
    約する複数の住棟センターと、前記複数の住棟センター
    を集約して前記管理センターに接続する基幹LANとを
    備え、各住棟内の通信は前記住棟センター内のネットワ
    ークで行い、住区内及び住棟間の通信は前記管理センタ
    ーと基幹LANを介して行うようにしたことを特徴とす
    る住区イントラネットシステム。
  2. 【請求項2】 前記管理センターは、インターネットに
    接続された不適合端末からのアクセスを防御するルータ
    ーを備えたことを特徴とする請求項1記載の住区イント
    ラネットシステム。
  3. 【請求項3】 前記管理センターは、各住戸との間で交
    換される電子メールや電子回覧板等の通信を行うための
    サーバーを備えたことを特徴とする請求項1記載の住区
    イントラネットシステム。
  4. 【請求項4】 前記住棟センターは、住棟内で交換され
    る電子メールや電子回覧板等の通信を行うためのサーバ
    ーを備えたことを特徴とする請求項1記載の住区イント
    ラネットシステム。
  5. 【請求項5】 前記住棟センターは、前記集線装置から
    各住戸へ1ポートを割り当て配線し住棟内のネットワー
    クを構成したことを特徴とする請求項1記載の住区イン
    トラネットシステム。
  6. 【請求項6】 各住戸は、一次モジュラジャック、二次
    モジュラジャック、集線装置の収納スペースを有するパ
    ッチパネルを有すると共に、各室の壁に埋め込み型のモ
    ジュラジャックを設置して、該壁に埋め込み型のモジュ
    ラジャックを前記二次モジュラジャックに接続し、各モ
    ジュラジャック間及び前記収納スペースに収納される集
    線装置との間をパッチコードで接続することを特徴とす
    る請求項1記載の住区イントラネットシステム。
  7. 【請求項7】 前記基幹LANは、光ファイバーで構成
    し、前記管理センター及び住棟センターは、通信の中継
    を行うブリッジを介して前記基幹LANに接続したこと
    を特徴とする請求項1記載の住区イントラネットシステ
    ム。
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