JP2001274844A - Sohoシステム - Google Patents

Sohoシステム

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JP2001274844A
JP2001274844A JP2000086901A JP2000086901A JP2001274844A JP 2001274844 A JP2001274844 A JP 2001274844A JP 2000086901 A JP2000086901 A JP 2000086901A JP 2000086901 A JP2000086901 A JP 2000086901A JP 2001274844 A JP2001274844 A JP 2001274844A
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soho
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Hiroyoshi Yuasa
啓義 湯淺
Akira Yasuda
晃 安田
Koichi Yamamoto
幸一 山本
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】遠隔地に分散する比較的小規模なネットワーク
に適切なSOHOサーバを提供し、情報ネットワークサ
ービスのビジネスモデル構築のために適したSOHOシ
ステムを提供する。 【解決手段】SOHOサーバ1を、通信ネットワークN
1を介して接続するとともに、SOHOサーバ1の各々
に、所定区域毎に設置されたSOHO情報盤4を接続す
る。SOHO情報盤4は、所定区域内において、防災や
防犯などのセキュリティ監視制御系(5)、照明や空調
などの設備監視制御系(6)、通信や放送などのマルチ
メディア系(7,8,9)のうち、少なくとも1つの区
域内ネットワークを接続しており、ゲートウェイ機能に
よって、SOHOサーバ1から接続した区域内ネットワ
ーク(5〜9)の各々に対するサービスの提供を受ける
とともに、SOHOサーバ1からの区域内ネットワーク
(5〜9)の各々の監視制御を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、SOHO(small
office home office)システム、詳しくは、小規模でプ
ライベートな情報通信ネットワーク機器のユーザに対し
て提供するエンドツーエンドのサービスの品質向上、及
びネットワーク管理のカスタマイズ機能の充実を図る情
報通信ネットワークシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】インターネットは、インターネットプロ
トコル(IP)で接続されたオープンなネットワークで
ある。図10に、IPネットワークの典型例を示す。ポ
ータルサイトは、Webサーバなどをベースに、サービ
ス提供企業あるいはサービス消費者の各種個人、団体の
ホームページが提供されており、個人企業のクライアン
トがアクセスして電子商取引の仮想市場を形成したり、
仮想企業体、コミュニティなどのサーバ空間を提供する
場になるものである。
【0003】周知のように、現在では、インターネット
上で流通する貨幣、これを扱う銀行、インターネット上
のTV放送局など、インターネットをプラットホームと
するサイバー空間上で、知識や情報によって顧客に価値
を提供するようになっている。
【0004】インターネットマンションやホテルなどの
遠隔サイトには、管理室や防災監視室などに、防災管理
受信機101、設備管理受信機102を設置するととも
に、遠隔サーバ103、SOHOスイッチ104、SO
HOルータ105、ファイヤウォール106を備えてい
る。各住戸や各室などには、火災感知器121と照明器
具122などを接続した住宅情報盤111、電話機12
3などを接続したホームPBX112、パソコンなどの
SOHO端末124を接続したホームサーバ113、テ
レビ受像機125を接続したセットトップボックス11
4を設置している。
【0005】防災管理受信機101は、各室の住宅情報
盤111を接続して防災ネットワークNaを構成してお
り、火災感知器121などに対するセキュリティ監視制
御(火災監視など)を行っている。設備管理制御盤10
2は、各室の住宅情報盤111を接続して設備ネットワ
ークNbを構成しており、照明器具122などに対する
設備監視制御(オンオフ制御など)を行っている。防災
管理受信機101、設備管理制御盤102、各室のホー
ムPBX112は、電話端子台107を介して電話網に
接続されている。また、各室のセットトップボックス1
14はインターネットに接続されている。
【0006】SOHOスイッチ104は、各室のホーム
サーバ113を接続してSOHOネットワークNcを構
成するするとともに、遠隔サーバ103、防災管理受信
機101、設備管理受信機102を接続している。
【0007】サービスサポートセンタでは、電話網及び
インターネットを、構内交換機203、ファイヤウォー
ル202を介して接続しており、バックボーンLAN2
01によって、各サービススタッフ用端末221や、顧
客サービスWWWサーバ204を接続している。
【0008】ここでは、更に、データベースサーバ21
1、システム管理サーバ212、メッセージングアプリ
ケーションサーバ213、顧客管理アプリケーションサ
ーバ214、サプライチェーンアプリケーションサーバ
215、会計/財務などのアプリケーションサーバ21
6を接続しており、各遠隔サイトの遠隔サーバ103
に、各種サービスを提供するとともに、管理している。
【0009】一方、近時では、ネットワーク機器とコン
ピュータが融合するようになっており、ハードウェアで
は、用途別のシステム全体が一つのIC上に実装でき、
例えば、マイクロソフト社のWindowsなどのOS
には、ネットワークのルーティング機能、セキュリテ
ィ、ユーザ管理、メッセージサービス、データベース、
トランザクション処理、ファイル管理、Webサーバな
ど、さまざまな機能が統合され、コンポーネント化さ
れ、必要なコンポーネントのみを集めてOSとして編集
したり、ネットワーク上のコンピュータに分散させるこ
とができるようになっている。
【0010】従来、プロセス制御用などのリアルタイム
処理用のコンピュータ、Windowsような情報系の
コンピュータ、および、メインフレームなどの勘定系、
基幹系のミッションクリティカルなコンピュータの各々
は、全くかけ離れたもののようであったが、現在は、従
来の情報系のパソコン、ワークステーションのハードウ
ェアおよびソフトウェアの技術進歩により、モバイルコ
ンピュータも統合可能になり、無線技術の進歩で、いつ
でもどこでもネットワークでコンピュータにアクセス可
能なユービカタスコンピューティング(Ubiquitous Com
puting)の時代になりつつあるともいわれている。
【0011】CPUなどの半導体デバイスの集積度向
上、処理スピード向上、及び、通信プロトコルの標準化
をベースに、ネットワークでコンピュータ間を接続する
インターネットの技術、すなわちルータ、スイッチング
ハブなどのネットワーク機器、コンピュータおよびソフ
トウェアが高度化する一方で、低価格化などによって普
及が進み、インターネット、パソコン、ソフトウェアパ
ッケージなどのデファクトスタンダード化により、IP
プロトコルに従来の勘定系のネットワーク、電話、TV
などが融合し、パソコンに従来のメインフレーム、オフ
ィスコンピュータ、TVなどが融合し、ソフトウェアパ
ッケージは、従来の専用の業務ソフトウェアが、マイク
ロソフト社のWindows、UNIX(登録商標)な
どの汎用OS上のアプリケーションサーバパッケージ、
ERP(enterprise resource planning)、データベー
ス、データウェアハウス、データマイニングなどの基幹
業務パッケージはじめ、インターネットの電子商取引、
映像、音声などによるインターラクティブなマルチメデ
ィア通信、グループウェアなどのコラボレーション、知
識管理などの情報通信技術(IT)が住宅から企業、政
府機関などさまざまな組織に影響し、大きな社会的な変
革が進んでいることは周知のことである。具体的には、
下記のような機器の例がある。
【0012】[組込み用OS]従来のリアルータイムO
SにTCP/IP、HTTPサーバなどのネットワーク
ソケットおよびアプリケーションが追加、拡張された
り、POSIXなどの標準のAPIのサポートにより、
UNIX環境が提供される製品がある。
【0013】また、マイクロソフト社のWindows
の機器組込み製品のWindowsNTEmbedde
d、組込み用のLinux、リアルタイムLinux、
サンマイクロシステムズ社の組込み用Java、Per
sonalJavaなどがある。これらは、オープンな
プラットホームとして、APIあるいはソースコードを
公開しているので、開発期間の短縮のため、ATM交換
機などの情報通信、自動販売機、生産設備などの自動制
御用途で機器ベンダー、システムベンダーなどで広く使
われ、24時間連続稼動、遠隔保守サービスも可能にな
っている。
【0014】[SOHOルータ]周知のようにパソコン
およびインターネットの普及とともに、住宅の情報化な
どの業界標準化などの動きが盛んで、技術開発が進んで
いる。このアプローチをきわめて簡単に類別すると、構
内交換機をベースにするものは、いわばPBX型ネット
ワーク、ルータをベースとするものはルータ型ネットワ
ークと呼べるが、電話回線接続のルータには、電話回線
とLANとの両方の機能が含まれるので、ここでは、P
BX型もルータ型に含めてSOHOルータと呼ぶことに
する。SOHOルータは典型的には電話網とインターネ
ットとの融合したものと言える。
【0015】[セットトップボックス]一方、衛星、C
ATVなどで接続されるTV(デジタルTV)を中心と
するセットトップボックス型ネットワークがあり、セッ
トトップボックス型ネットワークは、TV放送とインタ
ーネットとが融合したものと言える。セットトップボッ
クスにも、インターネットアクセス、電話網との接続サ
ービスがあり、SOHOルータ機能が含まれる。
【0016】セットトップボックスあるいはシンクライ
アント上のアプリケーションは、サービスプロバイダが
提供するアプリケーションサーバにアクセスすること
で、アプリケーションサーバ上で動作させたり、シンク
ライアント上にJavaアプレットのようなアプリケー
ションをアプリケーションサーバからダウンロードして
使用する。
【0017】[ウェアブルコンピュータ]さらに、携帯
電話、ゲーム機など、ネットワークへのアクセス手段
は、ウェアブルコンピュータという形態で身に付けて、
いつでもどこからでもアクセスが可能になり、変化が激
しい。電子メール、チャット、Webブラウザなどの機
能があり、TV電話機能も実現されている。
【0018】[(機器組込型)Webサーバ]さらに、
電力会社、ガス会社なども、検針の自動化とともに、ネ
ットワーク経由でにサービスを付加する実験を進めてお
り、情報家電機器を端末とするサービスをはじめ、従
来、独立した住宅情報盤、防災機器、分電盤などのHA
/BA機器のネットワークもオープン化(TCP/IP
プロトコル)あるいはこれらの機器も含めて8ビットC
PUでも動作するTCP/IPソケットICおよびWe
bサーバ機能(HTTPサーバ機能)の組み込みの動き
もある。機器組み込み用では、リアルータイムOSとの
組み合わせも行われている。
【0019】また、Webサーバ/Webブラウザ環境
では、Javaバーチャルマシンなど、Webブラウザ
に組み込んで、さまざまなネットワーク接続機器に共通
なプラットホームが提供されるが、最近、XMLがダイ
ナミックに変化するWebページを作成したり、データ
ベースにアクセスし、データをオブジェクトとして交換
することが可能になり、このような場合、企業間の異な
ったシステム間で、電子商取引のデータを交換したり、
オンライントランザクション処理を行う場合に、従来の
1対1の個別のEDIよりもオープンであり、サイバー
商品取引市場を開設したり、公開入札をするなどのコミ
ュニティ構築のために優れていると言われており、調
達、販売などの市場も運用されている。さらに、XML
をエージェント間のコミュニケーションに使うことも検
討されている。
【0020】このように、アプリケーションは、Web
ブラウザからアクセスできることが一般化しており、ア
プリケーションサーバとは、ユーザから見るとフロント
エンドのWebサーバ上のアプリケーションと言っても
よく、バックエンド(バックオフィス)のアプリケーシ
ョンは、Webサーバの後方に隠れている。
【0021】インターネット上のWebサイトでは仮想
Webサイトを構成し、Webサイトごとに専用ホスト
を割り当てるのではなく、1台のサーバで複数のWeb
サイトを運用する場合がある。仮想的なWebサイトに
はユニークなURLおよびIPアドレスが割り当てられ
る。
【0022】フォワードプロキシーサーバは、インター
ネットに出て行くトラフィックを少なくするために、ル
ータ、ファイヤウォールなどの内側で、ユーザからリク
エストにあったリモートのWebサーバの情報をキャッ
シュするので、同じリクエストに対し、有効時間内にキ
ャッシュしたデータが提供される。
【0023】逆に、負荷が大きなWebサイトなどは、
リバースプロキシーサーバは、複数のWebサーバを、
1個のユニークなURLおよびIPアドレスからアクセ
スできるようにロードバランスをとったり、複数のホス
トに分散させて、外部からは1台のホストに見せるよう
に、内部的にリクエストのネットワークアドレスを変換
して各ホストに転送する。
【0024】[ホームゲートウェイ]最近、住宅用の宅
内の配線システムとして、無線、電力線搬送、IEEE
1394などで、家庭内にIPプロトコルのオープンな
ネットワークを構築する試みもされており、多くのSO
HOルータには、既存のネットワークおよびIEEE1
394などの新しいネットワークのプロトコル、データ
フォーマットをIPネットワークのものに変換して橋渡
しをおこなうホームゲートウェイとしての形態がある。
【0025】[ホームサーバ]人が操作する汎用のデス
クトップパソコンを中心とするPC型ネットワークに、
SOHOネットワーク、インターネットなどが接続され
るが、SOHOネットワークには複数のパソコンがあ
り、LANを構成すると共に、情報家電機器、空調機
器、防災機器などのHA/BAネットワークも接続さ
れ、SOHOルータからインターネット、電話網に接続
される。
【0026】ホームサーバは、SOHOルータ、あるい
は、セットトップボックスに機能を内蔵し、あるいは、
これらと接続され、SOHOネットワーク(LAN)に
対する、DHCPサーバ、NAT、ネーミングサービ
ス、ファイヤウォール、キャッシュなど、ネットワーク
サーバ機能、Webサーバ機能、電子メールはじめ各種
SOHOアプリケーションサーバ機能が内蔵されてい
る。
【0027】ユーザクセスを前提とする典型的なホーム
サーバは、Webサーバ上のアプリケーションであり、
例えば、上記のApache HTTP Server
のコアとなる部分をSOHOルータ、セットトップボッ
クスなどのCPU上に移植し、拡張することで、オープ
ンなプラットホームが提供される。機器組込用の汎用O
Sには、一般にTCP/IPと共に、SNMPも実装さ
れ、WindowsNTなどではネットワーク管理、ネ
ットワークセキュリティなどの設定が可能である。また
公知の仮想Webサイトの用に、複数のネットワークイ
ンタフェースあるいはネットワークアドレスを持つこと
によって複数のWebサイトがホームサーバ上に構成可
能なことは自明である。
【0028】[群管理システム]ビル管理システム、ホ
ームセキュリティシステムなど、夜間、留守宅など無人
になる店舗、オフィス、住宅などをまとめて遠隔から管
理、保守サポートするシステムがあり、多くは専用回線
でセンサが異常を検出した際に、管理センタに通報す
る。また、管理センタが常時、遠隔のシステムが正しく
作動するかどうか、定期的にポーリングを行ったり、遠
隔の監視対象の店舗などの装置が、定期的に異常の無い
ことを知らせることで、ヘルスチェックを行っている。
【0029】[遠隔ネットワークシステム管理]最近は
インターネットサービスプロバイダのアクセスポイン
ト、あるいは、企業の営業所、チェーン店などのイント
ラネットあるいはエクストラネットを地方の多くの拠点
に設置し、遠隔から一括管理する場合も増えており、遠
隔地に分散したUNIX、Windowsなどのサーバ
コンピュータ、および、ルータなどのネットワークの両
方のシステムを遠隔管理している。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来は、図
10に示したように、TV、TVゲームのように、娯楽
中心で、パソコンベースのホームサーバ、TVベースの
セットトップボックスを中心にしたSOHOネットワー
クが一般的で、マルチメディアには適しているが、必要
な時にのみ電源を入れる機器を中心とするので、24時
間稼動のインフラに適さず、個々の機器の使用期間、耐
用年数が短いという問題があった。また、SOHOサー
ビスサポートの為に、防災管理受信機、設備管理制御
盤、ホームPBXなどに対して、それぞれ別個に電話回
線が必要であった。
【0031】一方、既存の24時間稼動の監視制御シス
テム、例えば電話回線、防災システム、住宅情報盤など
は、法的な規制などで使用が制限されたり、伝送帯域が
限られる場合がある。そこで、HomePNAなど電話
線を使って10Mbps程度の高速伝送のモデムで、住
宅用のLANを構成し、IPパケットを通す方法も開発
され、最近は、無線も同様に高速化している。
【0032】本発明は、このような事情を考慮してなさ
れたものであり、インターネットマンション、住宅、S
OHOなど、遠隔地に分散する比較的小規模なネットワ
ークに適切なSOHOサーバを提供し、情報ネットワー
クサービスのビジネスモデル構築のために適したSOH
Oシステムを提供することを目的としている。
【0033】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のSOHOシステムは、分散設置されたSO
HOサーバの各々を、通信ネットワークを介して接続す
るとともに、SOHOサーバの各々に、所定区域毎に設
置された複数のSOHO情報盤を接続して構成する。
【0034】ここに、通信ネットワークには、インター
ネット、電話網やISDNなどの公衆回線、専用線、L
AN等のすべての電気通信回線を含んでいる。SOHO
サーバは、ビルやマンションなどの管理室や警備室など
に設置される。SOHO情報盤は、ビルやマンションな
どの各室や各住戸などに設置される。
【0035】請求項1では、SOHO情報盤は、所定区
域内において、防災や防犯などのセキュリティ監視制御
系、照明や空調などの設備監視制御系、通信や放送など
のマルチメディア系のうち、少なくとも1つの区域内ネ
ットワークを接続しており、ゲートウェイ機能によっ
て、SOHOサーバから、接続した区域内ネットワーク
の各々に対するサービスの提供を受けるとともに、SO
HOサーバからの、接続した区域内ネットワークの各々
の監視制御を可能にする。
【0036】ここに、セキュリティ監視制御系のネット
ワークに接続される機器には、火災感知器、防犯セン
サ、ガス漏れ警報機などがある。設備監視制御系のネッ
トワークに接続される機器には、照明器具、空調機器
(エアコン)などがある。マルチメディア系のネットワ
ークに接続される機器には、パソコン、テレビ受像機、
電話機、ファクシミリ装置などがある。
【0037】ゲートウェイとは、一般に、ネットワーク
を別のネットワークに接続し、データを相互にやり取り
するためのハードウェアやソフトウェアをいい、メッセ
ージのフォーマット、アドレス、プロトコルの変換機能
を有するものであるが、本発明では、各所定区域内のネ
ットワークとSOHOサーバとの間に、SOHO情報盤
を介在させることによって、各所定区域内の複数のネッ
トワークを統合し、SOHOサーバからの、各々のネッ
トワークに適したサービスの提供、制御監視を可能にす
る。
【0038】各所定区域内のネットワークとSOHO情
報盤との間では、各ネットワークに接続された機器の本
来の通信を行っても行わなくてもよく、本発明ではこれ
らの両方を含んでいる。本来の通信を行うものには、例
えば、パソコンなどのSOHO端末によるインターネッ
トのアクセスや、テレビ受像機のCATVとの接続、電
話機などの電話網との接続などがある。本来の通信を行
わないものには、例えば、火災感知器や、テレビ放送網
を接続するテレビ受像機などがある。火災感知器は、別
系統の多重伝送線を介してセキュリティ管理制御盤に接
続され、この管理制御盤がSOHOサーバに接続され
る。
【0039】請求項2では、請求項1において、SOH
Oサーバの各々を接続した通信ネットワークには、SO
HOサーバホストを更に接続しており、SOHOサーバ
ホストは、SOHOサーバにサービスを提供するととも
に、SOHOサーバの監視制御を行う。このSOHOサ
ーバホストは、サービスサポートセンタなどに設置され
ている。
【0040】請求項3では、請求項2において、SOH
Oサーバホストは、SOHOサーバにアクセスすること
により、SOHOサーバが接続している区域内ネットワ
ークの各々に対して、サービスを一括して提供するとと
もに監視制御を一括して行う。
【0041】請求項4では、請求項1〜請求項3のいず
れかにおいて、SOHO情報盤は、代理サーバ機能を備
えており、この代理サーバ機能のキャッシュ機能を用い
ることによって、SOHOサーバとの間のトラフィック
を小さくする。
【0042】請求項5では、請求項2又は請求項3にお
いて、SOHOサーバホストは、分散設置されたSOH
Oサーバの代わりに、SOHOサーバ機能を備えてい
る。SOHO情報盤は、代理サーバ機能を備え、この代
理サーバ機能のキャッシュ機能を用いることによって、
SOHOサーバホストとの間のトラフィックを小さくす
る。
【0043】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて、図面とともに説明する。図1は、SOHOシステ
ムの構成の一例を示した図である。このSOHOシステ
ムでは、SOHOサーバ1を遠隔サイトに分散設置する
とともに、SOHOサーバ1にアクセスして、SOHO
サービスサポートを受けるオフィスなどの所定区域内に
は、SOHO情報盤4を設置する。すなわち、SOHO
サーバ1に、SOHO情報盤4、各種の宅内のネットワ
ーク、あるいは外部接続のネットワークを統合して、S
OHOサーバプラットホームを構成する。
【0044】SOHO情報盤4は、所定区域内におい
て、防災や防犯などのセキュリティ監視制御系、照明や
空調などの設備監視制御系、通信や放送などのマルチメ
ディア系のうち、少なくとも1つの区域内ネットワーク
を接続している。ここでは、セキュリティ監視制御系の
ネットワークとして、火災感知器5を接続している。設
備監視制御系のネットワークとして、照明器具6を接続
している。マルチメディア系のネットワークとして、テ
レビ受像機7、電話機8、SOHO端末(パソコン、ク
ライアントなど)を接続している。
【0045】SOHOサーバ1と各SOHO情報盤4と
は、LANなどのSOHOネットワークNを介して接続
されており、SOHO情報盤4は、ゲートウェイ機能に
よって、SOHOサーバ1から、接続した区域内ネット
ワーク(5〜9)の各々に対するサービスの提供を受け
るとともに、SOHOサーバ1からの、接続した区域内
ネットワーク(5〜9)の各々の監視制御を可能にす
る。
【0046】ゲートウェイ機能では、各所定区域内のネ
ットワーク(5〜9)とSOHOサーバ1との間におい
て、データを相互にやり取りするために、データのフォ
ーマット、アドレス、プロトコルを変換する。このよう
に、SOHO情報盤4を介在させることによって、各所
定区域内の複数のネットワーク(5〜9)を統合し、S
OHOサーバ1からの、各々の区域内ネットワーク(5
〜9)に適したサービスの提供、制御監視を可能にす
る。
【0047】各所定区域内のネットワーク(5〜9)と
SOHO情報盤4との間では、各ネットワークに接続さ
れた機器の本来の通信を行う構成であっても、本来の通
信を行わない構成であってもよい。例えば、SOHO端
末9によるインターネットのアクセスや、テレビ受像機
7のCATVとの接続、電話機8などの電話網との接続
は、SOHO情報盤4、SOHOサーバ1を介して通信
する。一方、火災感知器5は多重伝送線など(不図示)
を介してセキュリティ管理制御盤3に接続され、セキュ
リティ管理制御盤3によって火災監視等を行う。また、
照明器具6は多重伝送線など(不図示)を介して設備管
理制御盤2に接続され、設備管理制御盤2によってオン
オフ制御や状態監視等を行う。
【0048】遠隔サイトに設置されたSOHOサーバ1
は、インターネットN1などの通信ネットワークを介し
て相互に接続されているが、図1では、インターネット
N1に、SOHOサーバホスト20を更に接続してい
る。SOHOサーバホスト20は、サービスサポートセ
ンタなどに設置されるものであり、更に、SOHOサー
ビスサポートスタッフの端末21を接続する。
【0049】SOHOサーバホスト20は、SOHOサ
ーバ1にサービスを提供するとともに、SOHOサーバ
1の監視制御を行う。また、SOHOサーバホスト20
は、SOHOサーバ1にアクセスすることにより、SO
HOサーバ1が接続しているネットワーク(5〜9)の
各々に対して、サービスを一括して提供するとともに監
視制御を一括して行うことができる。
【0050】SOHOネットワークN自体は、図示した
ような有線には限定されず、無線であってもよい。ま
た、SOHOサーバ1は、他システム制御盤(他システ
ムサーバ)として、設備管理制御盤2とセキュリティ管
理制御盤3とを接続しているが、これには限定されず、
ビルオートメーション(BA)、ホームオートメーショ
ン(HA)、ファクトリーオートメーション(FA)な
どの監視制御盤などであってもよく、Webサーバ機能
が含まれたり、UNIX、Windowsなどのサーバ
プラットホームを使用している場合も含まれる。
【0051】また、図1では、宅内のネットワーク、あ
るいは外部接続のネットワークの端末として、TV系端
末7、電話系端末8、SOHO端末9を示したが、IE
EE1394、無線などの新しい伝送媒体や、デジタル
機器など、技術革新と融合によって、絶えず多様な変化
に対応できるようになっている。
【0052】一般の情報盤は、マンションなどでは、住
宅情報盤としてインターホンのハンドセットを一緒にリ
ビングルーム、ダイニングルームなどに設置され、住宅
用分電盤、住宅用PBX、DSUなどは、玄関、パイプ
スペースなどに設置されるが、本発明のSOHOサーバ
1は、その設置場所は限定されず、その適用範囲も既存
の従来の住宅情報盤と同様に限定されるものではない。
【0053】また、最近のインターネットの普及によ
り、インターネットとIEEE1394などを接続する
ホームゲートウェイの機能が、SOHO情報盤4に含ま
れており、インターネットN1に複数の情報端末からア
クセスすることを可能にし、各種ネットワーク接続機器
のアプリケーションを提供するホームサーバの機能も、
SOHO情報盤4に含まれる。SOHOサーバ1は、こ
れらのSOHO情報盤4が共有するホームサーバのホス
ト側に位置した共有サーバとなる。
【0054】SOHOサーバ1およびSOHO情報盤4
は、このように、従来の情報盤、ホームサーバなどを包
含し総称したもので、CPUなどで構成される制御部
と、各種キーなどで構成される操作部とを一体にしたも
のに限定されるものではない。その違いは、一般的なデ
スクトップ用のSOHOルータあるいはパソコンのよう
な家電製品ではなく、DSUのように、壁面に半固定的
に設置したり、電設盤、情報配線のような情報通信イン
フラストラクチャに近い情報通信ネットワーク設備であ
る点にある。従って、SOHOサーバ1は、サービスサ
ポートセンタのSOHOサーバホスト20に接続され
て、遠隔のサービス、サポートをSOHOサービスサポ
ートスタッフから受けるビジネスモデルのプラットホー
ムとしても適している。
【0055】SOHOサーバ1は、ネットワークセキュ
リティ、QoS(quality of service)、通信プロトコ
ル処理などのネットワークサービス、ユーザ管理、課金
サービスなどのインターネット接続サービスの基本サー
ビスを行うと共に、アプリケーションサーバ、データー
ベースサーバなどの、ユーザのアプリケーションを経済
的に提供するSOHOサービスサポートを行い、さらに
設備の維持管理、防災、セキュリティなどのトータルな
システムの運用維持管理を提供する制御・状態監視サー
ビスを行い、これらのインターラクションのメッセージ
交換を行う。
【0056】このため、SOHOサーバ1と、他システ
ム制御盤2,3との間では、システム連携条件設定で初
期設定を行い、システム連携サービスメッセージ交換に
よって、SOHOサーバ1経由の制御・状態監視サービ
スメッセージ交換およびオンデマンドサービスメッセー
ジ交換にリンクしたサービスサポートが提供される。
【0057】図2(a)は、SOHOサーバ1の動作の
例を示すフローチャート(S100〜S108)、図2
(b)は、SOHO情報盤4の動作の例を示すフローチ
ャート(S200〜S204)である。
【0058】SOHOサーバ1は、インフラの自己診断
及び初期設定を行った後(S100)、SOHO情報盤
4からの割り込みがあれば、割り込み処理を行い(S1
01、S102)、各SOHO情報盤4に対してポーリ
ングを行う(S103)。この結果、SOHO情報盤4
からの要求があれば、その要求に対応したサービスを提
供する(S104、S105)。そして、SOHO情報
盤4の代理機能を更新し(S106)、SOHOサービ
スエージェント処理(S107)、個別サービス処理、
特別サービス処理を順に行う(S108)。
【0059】SOHO情報盤4は、設定処理(S20
0)、自己診断(S201)、SOHOサーバ1への割
込要求処理(S202)、端末(5〜9)への要求処理
(S203)、サーバ更新処理(S204)を繰り返
す。
【0060】図3には、SOHOサーバホスト20の動
作の例を示しており、初期設定(S300)、システム
診断(S301)、制御状態監視(S302)、オンデ
マンド処理(S303)、顧客サービス処理(S30
4)、特別サービス処理(S305)、パートナ連携処
理(S306)、課金処理(S307)を繰り返す。
【0061】各住戸などでは、ビルオートメーション
(BA)、ホームオートメーション(HA)、ファクト
リーオートメーション(FA)、防災機器、防犯機器な
どの監視制御端末機器を接続したフールドネットワー
ク、これらの監視制御端末機器をコントロールする制御
部、これらのシステムの状態を表示し、指令を与える操
作部から構成され、常時制御部にHTTP、XMLなど
のWebサーバ機能が組み込まれ、操作部および操作部
が分離されネットワーク上でそれぞれ分散配置され、遠
隔に操作することが可能で、上記制御部が、SOHO情
報盤4に集約され、SOHO情報盤4、各種の宅内、あ
るいは外部接続のネットワークをSOHOサーバ1に接
続したSOHOサービスユニットを構成する。
【0062】すなわち、他システム制御盤が、BA、H
A、FAなどの設備管理制御盤2あるいは防災受信機、
防犯などのセキュリティ管理制御盤3を包含し、SOH
O情報盤4にビルオートメーション(BA)、ホームオ
ートメーション(HA)、ファクトリーオートメーショ
ン(FA)、防災機器、防犯機器などの監視制御端末機
器を接続して、SOHOサーバ1が、これらを統合する
システム連携サービスを提供する。
【0063】店舗ビル、マンション、オフィスビルなど
のサイトにSOHOサーバ1を分散設置し、上記サイト
のSOHOサーバ1にアクセスして、SOHOサービス
サポートを受けるテナント、住居、オフィスなどの宅内
にSOHO情報盤4を設置し、SOHO情報盤4に、B
A/HAなどの監視制御サービス、コミュニティサービ
ス、SOHO端末などのネットワークを統合し、サービ
スサポートセンタが集中して、サービスを提供するSO
HOプラットホームを構成する。
【0064】伝統的なBA/HAなどの監視制御、ある
いは、住宅情報盤などの制御部のOS(例えばリアルタ
イムOS、機器組込用OSなど)にWebサーバ機能が
組み込まれ、操作部は、パソコンなどのWebブラウザ
が使われる。
【0065】SOHO端末9は、BA/HAなどの操作
部、マルチメディアディスプレイと統合されて各部屋ご
とに設置することや、無線接続のモバイル機器のWeb
ブラウザと統合する操作部の分散化が可能である。すな
わち、従来の住宅情報盤などの場合を例にとれば、制御
部と操作部が一体であったものが、SOHO情報盤4
は、サーバクライアントモデルでネットワークに接続さ
れるので、SOHOサーバ1にHTTPサーバ、XML
サーバなどWebサーバ機能が内蔵されることによっ
て、従来の住宅情報盤のような情報盤の制御部が、SO
HOサーバ1に一体化され、分電盤と同じ場所にあり、
情報盤の操作部は、SOHOサーバ1に対するSOHO
端末(クライアント)であり、SOHO端末となるもの
も適用範囲に含まれ、Web対応のフラットパネルディ
スプレイ、パソコン上のWebブラウザ、携帯電話のW
ebブラウザなど、SOHOサーバ1に対するSOHO
端末(クライアント)であり、どこにあってもよい。
【0066】遠隔サイトにSOHOサーバ1を設置し、
遠隔サイトよりSOHOサービスサポートを受けるSO
HOサービスユニットにSOHO情報盤4を設置し、S
OHO情報盤4に、ホーム監視制御、TV会話通信機
能、SOHO端末などのSOHOサービスサポート対象
を統合し、サービスサポートセンタが、サービス、サポ
ートを集中的に行うSOHOサービスビジネスプラット
ホームを構成することによって、セキュリティ管理制御
盤3、設備管理制御盤2、ホームPBXなどを、SOH
Oサーバ1に統合することで電話回線も削減でき、SO
HOアプリケーションサービスプロバイダとしてTCO
(total cost of ownership) の削減、サービス向上が
でき、SOHOコミュニティサービスなどの新たな付加
価値サービスが提供できる。サービスサポートセンタか
ら、SOHOサーバ1をプラットホームにして、顧客の
ニーズに応じて顧客に価値を提供する様様なビジネスモ
デルを提供できる。
【0067】ポータルサイトは、SOHOサービスサポ
ートのフロントエンドとして提携するサービス提供企業
およびサービス消費者に対するコミュニティに対しても
サービスサポートを統合して提供する。
【0068】サービスサポートセンタのSOHOサーバ
ホスト管理プラットホームは、SOHOサーバ1をプラ
ットホームとするサービスサポートと共に、顧客管理、
サポート情報のデータベースサーバ、ネットワークセキ
ュリティに関する暗号化の鍵管理、認証局、ユーザおよ
びアプリケーションに応じたポリシーベース管理などを
行うネットワークシステム管理サーバ、顧客とのコミュ
ニケーション、ビジネス−顧客間の電子商取引、サポー
ト、ヘルプデスクなどを統合する顧客管理・メッセージ
ングアプリケーションサーバ、バックオフィスとして、
ビジネス−ビジネス間の調達サイドのサプライチェーン
アプリケーションサーバ、会計/財務などのアプリケー
ションサーバなど、IT(information technology:情
報関連技術)活用のビジネスプロセスのためのアプリケ
ーションサーバプラットホームが含まれる。
【0069】特に、遠隔サービスサポートプラットホー
ムとして、サービスサポートセンタに、SOHOサーバ
アクセスに関する暗号化の鍵管理、認証局、ポリシーベ
ース管理、ネットワーク管理、システム管理を統合する
管理プラットホームを構成し、各リモートサイトのSO
HOサーバ1の顧客情報、サービス内容、ヘルプデスク
のサポート情報も含めたSOHOサーバクラスごとのオ
ブジェクトデータベースによって一括管理することが重
要である。
【0070】また、24時間稼動のSOHOサーバ1
に、電話網、CATV網、CSなどの無線網のインタフ
ェースを統合し、SOHOサーバ1の遠隔アクセス機能
を通してサービスサポートのプラットホームを提供する
ことができる。
【0071】この場合、外部ネットワークのヘッドエン
ド、交換機、DSUなどの宅内終端装置およびマルチメ
ディアゲートウェイが、SOHOサーバ1と外部ネット
ワークとの間に設置される。
【0072】マルチメディアゲートウェイは、IEEE
1394上のIPパケットを、イーサネット(登録商
標)との間で相互に接続するなど、媒体アクセス方式の
異なるネットワーク間で、上位層のプロトコルのパケッ
トを伝送する機能であり、ここでは、OSIプロトコル
階層のアプリケーションレイヤで中継するゲートウェイ
だけではなく、IPパケットレベルで中継するような、
ネットワークレイヤ、トランスポートレイヤレベルの中
継機能もゲートウェイと呼ぶ。
【0073】SOHOネットワークNが、ATM、IE
EE1394などのマルチメディア多重化の要件を満た
す場合には、SOHOサーバ1とSOHO情報盤4との
間のSOHOネットワークNの配線が1本でも可能にな
る。
【0074】また、管理室だけではなく、各室のSOH
Oサービスユニットごとに、ゲートウェイを置き、各S
OHOサービスユニットに、外部ネットワークをそれぞ
れ選択的に接続するような構成であってもよい。
【0075】更に別の構成について説明すると、図4に
示すように、遠隔サイトが住宅、店舗などの小規模なサ
イトである場合には、管理室などにSOHOサーバ1を
別に設けないで、SOHO情報盤4に、SOHOサーバ
40の機能を組込んで構成することができる。各SOH
Oサーバ40は、SOHOルータ10によってインター
ネットN1に接続される。
【0076】次に、SOHOシステムの更に別の構成に
ついて、図5とともに説明する。ここでは、SOHO情
報盤4は、代理サーバ機能を備えており、この代理サー
バ機能のキャッシュ機能を用いることによって、SOH
Oサーバ1との間のトラフィックを小さくするようにな
っている。
【0077】すなわち、SOHO情報盤4に、SOHO
サーバ代理接続ユニット41によって、IP接続あるい
は情報盤専用接続の代理サーバ機能(プロキシーサーバ
機能)を備え、優先度の低い対話処理などの応答時間を
短くしながら、優先度の高い情報を遅延なく伝送できる
ように帯域を有効活用する。
【0078】代理サーバ機能という意味は、SOHOサ
ーバ1が元になり、SOHOサービスユニットのSOH
O情報盤4に関するSOHOサーバ1の機能の一部を、
SOHOサーバ代理接続ユニット41に持つことであ
り、SOHOサーバ1の機能に応じて、例えばSOHO
サーバ1のコンポーネントソフトウェアをキャッシュさ
せる擬似的SOHOサーバあるいはドキュメント(文
書)などをキャッシュする。また、元のSOHOサーバ
1の内容が変更されたときだけ、SOHOサーバ代理接
続ユニット41の内容を更新するように。SOHOサー
バ代理接続ユニット41がSOHOサーバ1のエージェ
ントとしての機能を持つ。
【0079】SOHOサーバ1とSOHOサービスユニ
ットの端末(5〜9)が、SOHOサーバ1とは異なっ
た通信プロトコルを使っている場合には、SOHOサー
バ代理接続ユニット41は、代理サーバ機能としてプロ
トコルを変換して中継する、いわゆるプロキシーサーバ
機能を含む。
【0080】更に、SOHOシステムの別の構成につい
て、図6とともに説明すると、ここでは、SOHOサー
バホスト20は、分散設置されたSOHOサーバ1の代
わりに、SOHOサーバ機能(仮想SOHOサーバ2
2)を備える。SOHO情報盤4は、代理サーバ機能
(SOHOサーバ代理接続ユニット41)を備えてお
り、この代理サーバ機能のキャッシュ機能を用いること
によって、SOHOサーバホスト20との間のトラフィ
ックを小さくする。
【0081】すなわち、SOHO情報盤4が、各種ネッ
トワーク接続機器(5〜9)と自動的にコミュニケーシ
ョンを行い、自動監視制御を行うと共に、SOHO情報
盤4がSOHOサーバホスト20と自動的にコミュニケ
ーションを行い、仮想的にユーザからはSOHO情報盤
4にアクセスすることによって、SOHOサーバホスト
20が提供する仮想SOHOサーバ22によってSOH
OサービスをSOHO情報盤4上で受ける。
【0082】このような構成にすることによって、イン
ターネットN1などの伝送速度が十分確保され、SOH
Oサーバ機能を、サービスサポートセンタに集約して、
仮想SOHOサーバ22として借りることがTCO削減
に結びつく。この場合、SOHOサーバ代理接続ユニッ
ト41がSOHOサーバ1のエージェントとしての機能
を持つ。
【0083】図7には、SOHOシステムの別の構成を
ブロック図で示している。SOHO情報盤4としてSO
HOゲートウェイユニット43を備え、このSOHOゲ
ートウェイユニット43には情報ネットワーク端末44
を接続する。
【0084】SOHOゲートウェイユニット43は、S
OHO代理接続ユニット41と情報ネットワーク中継制
御部42とで構成され、SOHO代理接続ユニット41
は、SOHOサーバ代理機能41aと、送受信バッファ
41c及び送受信バッファ制御部41bとを備えてい
る。情報ネットワーク中継制御部42は多重化・変調復
調部42aを備えている。情報ネットワーク端末44に
は、情報ネットワーク通信端末機能44aと、情報ネッ
トワーク端末制御部44bと、表示・操作パネル44c
とを備えている。
【0085】SOHOサーバ代理機能41aは、SOH
O端末9から見たときに、SOHOサーバ1に見えるよ
うに、キャッシュ機能を持っている。送受信バッファ制
御部41bが、SOHOサーバ代理機能41aからのユ
ーザアクセスの優先度および多重化・変調復調部42a
のトラフィックに応じて、送受信バッファ41cのパケ
ットの優先制御を行う。この機能によれば、CPUのメ
モリのキャッシュあるいは、ハードディスクのキャッシ
ュのように見かけ上のアクセスが早く見える。すなわ
ち、SOHO端末9から見て、SOHOサーバ1の応答
が速く見える。
【0086】ここでは、住宅、オフィスなどの各種情報
通信等の電話回線宅内機器、電気設備等の情報盤、セッ
トトップボックスなどの情報ネットワークの構内配線N
i1を利用して、SOHOサーバ1、SOHO端末9間
のパケットと情報ネットワーク端末44のパケットを多
重化伝送し、IP接続端末および専用接続の代理サーバ
機能を提供している。
【0087】これによって、端末機器のOS或いはCP
Uに依存しない端末機器組込みの仮想端末用APIを提
供し、24時間稼動のインフラとしてSOHOサーバネ
ットワークを構成し、高品質で信頼性が高いSOHOサ
ービスサポートビジネスのプラットホームを経済的に提
供することができる。
【0088】また、ここでは、SOHOサーバ1には、
SOHOサーバ接続部ハブ11とSOHOルータ12を
備えている。インターネットN1などの情報ネットワー
ク網には、情報ネットワーク通信制御部13を接続して
おり、ファイヤウォール14を介してSOHOサーバ1
を接続する。情報ネットワーク通信制御部13は、情報
通信ネットワーク構内スイッチングシステム13aと、
情報ネットワーク終端装置13bと、情報ネットワーク
構内接続端子台13cとを備える。
【0089】情報ネットワーク通信制御部13とSOH
Oゲートウェイユニット43間、及び、SOHOサーバ
1とSOHOゲートウェイユニット43間には、SOH
O代理接続ハブ15を設ける。SOHO代理接続ハブ1
5には、情報ネットワーク中継制御部15aとSOHO
端末代理機能15bとを備える。SOHO端末代理機能
15bは、SOHOサーバ1から見たときに、SOHO
端末9に見えるようにキャッシュ機能を持っている。
【0090】このような構成では、SOHOサーバ1が
Webサーバに相当するとともに、SOHO端末9がW
ebブラウザに相当し、キャッシュ技術を応用すること
によって、既設の情報ネットワーク構内配線での低速の
伝送路を使うことが可能になる。
【0091】SOHO端末9からデータを読み取る場合
に、情報源の情報に変化が無い場合には、キャッシュか
ら読み取ることで、情報ネットワーク構内配線のトラフ
ィックが削減され、エンドツーエンドに通さなくとも良
い応答などは、擬似的に代理機能で応答して省略するこ
とも可能であるので、短い複数のパケットを繋げて長く
まとめて、一回の送信と応答にすることが可能になる。
【0092】図8には、更に別の構成を示している。な
お、図7と同じ構成については説明を省略する。ここで
は、SOHO情報盤4として、マルチメディアゾーンボ
ックス50(SOHOゲートウェイユニット)を備えて
おり、BA/HA、各種マルチメディア機器などのリモ
コン(無線)インタフェースを兼用させ、ゾーンボック
ス中継制御部45を内蔵している。
【0093】マルチメディアゾーンボックス50は、S
OHO代理接続ユニット41Aと、情報ネットワーク中
継制御部42Aと、ゾーンボックス中継制御部45と、
監視制御系伝送ユニット16と、狭帯域無線伝送ユニッ
ト17と、無線接続インタフェース46とで構成されて
いる。
【0094】SOHO代理接続ユニット41Aは、SO
HOサーバ代理機能41a、送受信バッファ制御部41
b及び送受信バッファ41c、SOHO端末接続ハブ4
1dを備えている。情報ネットワーク中継制御部42A
は、多重化・変調復調部42aとカプセル化通信制御部
42bとを備えている。ゾーンボックス中継制御部45
は、デジタルデータ編集部45aと、オープン系通信制
御部45bと、フィールド系通信制御部45cと、デジ
タルデータバッファ45dとを備えている。無線接続イ
ンタフェース46には、無線通信ブリッジ46aと、無
線アクセス制御部46bと、多重化・変調復調部46c
と、送受信バッファ制御部46d及び送受信バッファ4
6eと、広帯域無線送受信部46fとを備えている。
【0095】また、SOHO代理接続ハブ15Aには、
ゾーンボックス中継制御部15cと、情報ネットワーク
中継制御部15dと、SOHO端末代理機能15eとを
備えている。
【0096】ここでは、天井、壁面などに設置する24
時間稼動のインフラとしてSOHOサーバネットワーク
を構成するので、高品質で信頼性が高いSOHOサービ
スサポートビジネスのプラットホームを経済的に提供で
きる。
【0097】マルチメディアゾーンボックス50は、オ
ープン系情報ネットワークNo、フィールド系バス、無
線などの複数の伝送媒体を集線する装置である。マルチ
メディアゾーンボックス50は、オフィスビルなどで、
例えば500平方m単位に配線の区画をゾーンと呼ん
で、その区画ごとに設けられる。
【0098】ゾーンボックス中継制御部45は、オープ
ン系の通信機能、監視制御系(フィールド系)伝送ユニ
ット16、狭帯域無線伝送ユニット17との間の通信機
能を持ち、オープン系通信制御部45bがオープン系の
インタフェース、フィールド系通信制御部45cがフィ
ールドバスの有線、および、狭帯域無線とのインタフェ
ースとして、通信プロトコルを処理し、デジタルデータ
編集部45aで、パケットのフォーマットを変換する。
【0099】無線接続インタフェース46は、広帯域無
線とのインタフェースであり、オープン系情報ネットワ
ーク(TCP/IP)と同様の通信プロトコルが使用で
きる。SOHOサーバ端末9AおよびSOHOサーバ無
線端末9Cは、いずれも、SOHOサーバ1に対するク
ライアントであり、SOHOサーバ端末9Aは、ツイス
トペア線などの有線、SOHOサーバ無線端末9Cは、
無線のオープン系情報ネットワーク(TCP/IPな
ど)に接続される。
【0100】既設のBA/防災などの情報ネットワーク
構内配線が、BACnet、TCP/IPなどのオープ
ン系情報ネットワークを使っている場合であっても、B
A/防災などの制御盤、SOHO代理接続ユニット41
A、監視制御系伝送ユニット16などのアドレス体系あ
るいはパケットフォーマットがBA/防災などの情報ネ
ットワーク構内配線独自のフォーマットの場合には、カ
プセル化通信制御部42bは、情報ネットワーク構内配
線フォーマットのパケットのデータ領域にSOHOサー
バ1のIPパケットをIPヘッダ部も含めて包み込むカ
プセル化を行う。ネットワーク構内配線独自のフォーマ
ットではなく、一般的なTCP/IPの場合には、カプ
セル化は不要になる。
【0101】図9には、更に別の構成を示している。な
お、図8と同じ構成については説明を省略する。ここで
は、SOHOサーバ1とSOHO端末9を接続する新規
のSOHOネットワークNに、情報ネットワーク中継制
御部42B、SOHO通信制御部47、ゾーンボックス
中継制御部45で構成されるマルチメディアゾーンボッ
クス50Aを接続する。
【0102】また、BA、電話などの情報ネットワーク
構内配線Niを情報ネットワーク中継制御部42Bで接
続し、フィールド系ネットワークNfを、ゾーンボック
ス中継制御部45を経由して情報ネットワーク中継制御
部42Bに接続し、情報ネットワーク中継制御部42B
からSOHO通信制御部47を経由してSOHOネット
ワークNに統合する。
【0103】SOHO通信制御部47は、複数の接続ポ
ート47bと、接続ポート47bの接続を切り替えるス
イッチ47aとを備えている。情報ネットワーク中継制
御部42Bは、多重化・変調復調部42aと、カプセル
通信制御部42bとを備えている。
【0104】SOHOサーバ1とマルチメディアゾーン
ボックス50Aの間、及び、情報ネットワーク通信制御
部13とマルチメディアゾーンボックス50Aの間に
は、情報ネットワーク代理接続ハブ15Bを設けてい
る。情報ネットワーク代理接続ハブ15Bには、情報ネ
ットワーク通信制御部15fと、ゾーンボックス中継制
御部15gと、SOHO通信制御部15hと、SOHO
端末代理機能部15iとを備えている。情報ネットワー
ク代理接続ハブ15Bによって、新規のSOHOネット
ワークNに、電話、BAなどの情報ネットワークの通信
を多重化する。
【0105】情報ネットワーク中継制御部42Bに、電
話などの情報ネットワーク構内配線Niを接続する多重
化・変調復調部42a、およびBAなどの情報ネットワ
ーク構内配線Niを接続するカプセル化通信制御部42
bを内蔵し、情報ネットワーク構内配線Ni1および情
報ネットワーク構内配線Ni2を統合する。
【0106】図1とともに説明したように、本発明のS
OHOシステムでは、SOHO情報盤4をベースにSO
HOサービスユニットの中でネットワークに接続された
各種機器(5〜9)の制御状態監視を行い、これらの制
御状態監視情報をSOHOサーバ1をベースにするSO
HO制御盤4に集約し、サービスサポートセンタのSO
HOサーバホスト20上で運用保守管理などのサービス
サポートを提供すると共に、サービスセンタのSOHO
サーバホスト20からSOHOサーバ1に常駐するサー
ビス・サポートに関する契約に合致するプログラムおよ
びデータを提供し、SOHOサーバ1が、SOHO情報
盤4を経由した各種ネットワーク接続機器(5〜9)へ
のサービス、サポートを提供する。
【0107】SOHOサーバホスト20を含むサービス
サポートセンタには、顧客の問題を解決するソリューシ
ョン、あるいは、顧客価値を創造するビジネスモデルと
して、様様なSOHOサービスが、顧客の個別サービ
ス、特別サービス、サービス・サポートなど契約条件項
目と共に用意されいる。
【0108】サービスサポートセンタでは、通常のイン
ターネットアクセス、インターネットサーバ上の各種ア
プリケーション利用の他、サービスを顧客からの要求の
都度のオンデマンド、SOHOサービスサポートセンタ
あるいは顧客の設定によるスケジュールなどで自動的に
提供する顧客サービス提供機能、サポートを自動的に行
う顧客サポート提供機能に加えて、自動的に遠隔サイト
の状態を監視する遠隔診断機能などを含み、サービス・
サポートを集中的に提供するSOHOサービスビジネス
プラットホームを提供する。
【0109】次に、本発明システムにおけるパケットフ
ォーマットについて説明する。パケットの優先順位は、
SOHOサーバ1において継続時間が短い通信処理(ス
イッチなどの制御)などの汎用リアルタイムOSアプリ
ケーションの通信が最も高く、次にSOHOサービスの
ミッションクリティカルなSOHOサーバOSアプリケ
ーションの通信、汎用サーバOSアプリケーションの通
信の順になっている。
【0110】パケットは、媒体アクセス方式に応じたM
ACフレームに上位の階層のプロトコルに応じたパケッ
トが順次包み込まれるが、例えば、イーサネットのMA
Cフレームでは、IEEE802.1などの標準化でV
LANタグが付加され優先処理が可能になり、SOHO
サービスに関するパケット、リアルタイム処理のパケッ
トなどをそれぞれ別のVLANに設定し、優先度を割り
当てることにより、所謂レイヤ2スイッチのQoS機能
を使うことが可能になる。
【0111】レイヤ3以上のヘッダ情報を使う場合は、
SOHOサービス、リアルタイム処理、SOHO情報盤
4などの種別に応じてIPパケットの中で、IPのサブ
ネット、TCP/UDPのポート番号などを区分けして
優先度などのQoSを設定できる。例えば、包み込まれ
た上位レイヤのAPIDがアプリケーションのID、U
IDがユーザのIDを示し、UIDはアクセスリストよ
ってネットワークセキュリティ上の認証に使用する。
【0112】SOHOサーバ1内のSOHOスイッチ内
のルックアップテーブルによって、IPパケットの上位
プロトコル階層の優先処理情報が、MACアドレス、V
LANタグなどと共にスイッチのポート番号および優先
処理バッファに関連付けられ、SOHOスイッチでパケ
ットが高速転送される。
【0113】一方、SOHOサーバホスト20は、複数
のSOHOサーバ1を相互に接続するSOHOスイッチ
機能を内蔵している。それそれのSOHOサーバ1はい
わゆるシンサーバ(ThinServer)として、特
定のアプリケーションに特化したサービスを提供する。
ネットワークのノード数が大きく、大規模になることに
よって、SOHOサーバ1も、シンサーバとして分散さ
れ、SOHOルーター、ファイヤウォールなどの機能
も、それぞれの組込型シンサーバとして実装されてい
る。また、構内交換機はIPプロトコル処理、インター
ネット接続機能を有している。スタッフオフィスでは、
それぞれの機能別、担当別に、システム管理卓、BA/
防災等監視制御卓、サービスサポートデスクなどの専門
家がネットワークを通して協力する。
【0114】図5に示した、SOHO情報盤4にSOH
Oサーバ代理ユニット41を備えた構成では、SOHO
情報盤4からサービスセンタへは、サービスサポート対
象の状態変化などの要件が成立したときに、SOHO情
報盤4からSOHOサーバ1にメッセージが送られ、S
OHOサーバ1で提供されないサービス、サポートはサ
ービスセンタにメッセージが送られる。SOHO情報盤
4に代理サーバ機能(プロキシーサーバ機能)を提供す
ることによって、優先度の低い対話処理などの応答時間
を短くしながら、優先度の高い情報を遅延なくサービス
センタに伝送できる。
【0115】また、SOHO端末9に対して、市販のO
S或いはCPUに依存しない端末機器組込みの仮想端末
用APIを提供し、SOHOサーバ1は、このSOHO
端末9上で効果的にアプリケーションが利用できるよう
に、SOHOサーバ代理接続ユニット41にデータのみ
ならずSOHOサーバ用APIおよび仮想端末用API
を合わせて提供し、図8に示したSOHO代理接続ユニ
ット41Aのような、片方向あるいは双方向のアプリケ
ーションのキャッシングを提供する。双方向キャッシュ
は、SOHO端末代理機能およびSOHOサーバ代理機
能を両方使用するものであり、バースト的なデータアク
セスを、伝送路の帯域に合わせてトラフィックの負荷を
緩和したり、応答時間を早める効果を双方向の通信にも
たらす。
【0116】
【発明の効果】以上の説明からも理解できるように、本
発明の請求項1に記載のSOHOシステムは、SOHO
情報盤は、セキュリティ監視制御系、設備監視制御系、
マルチメディア系のうち、少なくとも1つのネットワー
クを接続し、ゲートウェイ機能によって、SOHOサー
バから、接続したネットワークの各々に対するサービス
の提供を受けるとともに、SOHOサーバからの、接続
したネットワークの各々の監視制御を可能にする。これ
によって、SOHOサービスサポート対象を統合し、電
話回線も削減でき、SOHOアプリケーションサービス
プロバイダとしてTCO(total cost of ownership)
の削減、サービス向上ができる。
【0117】請求項2では、SOHOサーバホストか
ら、SOHOサーバにサービスを提供し、SOHOサー
バの監視制御を行う。また、請求項3では、SOHOサ
ーバホストは、各SOHO情報盤が接続している各ネッ
トワークへに対して、サービスを一括して提供するとと
もに監視制御を一括して行う。これによって、サービス
サポートセンタが、サービス、サポートを集中的に行う
SOHOサービスビジネスプラットホームを構成するこ
とができる。また、サービスサポートセンタから、SO
HOサーバをプラットホームにして、顧客のニーズに応
じて顧客に価値を提供する様様なビジネスモデルが提供
できる。
【0118】請求項4では、SOHO情報盤は、代理サ
ーバ機能のキャッシュ機能を用いることによって、SO
HOサーバとの間のトラフィックを小さくする。すなわ
ち、優先度の低い対話処理などの応答時間を短くしなが
ら、優先度の高い情報を遅延なくサービスセンタに伝送
することができる。また、請求項5では、SOHOサー
バホスト側にSOHOサーバ機能を備えるとともに、S
OHO情報盤に代理サーバ機能を備えることにより、S
OHO情報盤とSOHOサーバホストとの間のトラフィ
ックを小さくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のSOHOシステムの構成の一例を示す
図である。
【図2】SOHOサーバ及びSOHO情報盤の動作の例
を示すフローチャートである。
【図3】SOHOサーバホストの動作の例を示すフロー
チャートである。
【図4】本発明のSOHOシステムの構成の他の例を示
す図である。
【図5】本発明のSOHOシステムの構成の他の例を示
す図である。
【図6】本発明のSOHOシステムの構成の他の例を示
す図である。
【図7】本発明のSOHOシステムの構成の他の例を示
すブロック図である。
【図8】本発明のSOHOシステムの構成の他の例を示
すブロック図である。
【図9】本発明のSOHOシステムの構成の他の例を示
すブロック図である。
【図10】従来のSOHOシステムの構成の例を示す図
である。
【符号の説明】
1 SOHOサーバ 4 SOHO情報盤 5 火災感知器 6 照明器具 7 テレビ受像機 8 電話機 9 SOHO端末 41 SOHOサーバ代理接続ユニット 20 SOHOサーバホスト 22 仮想SOHOサーバ N SOHOネットワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 幸一 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 Fターム(参考) 5B089 GA11 GA19 GA21 GA31 GB02 HA10 JA35 JB14 KB04 5K030 GA19 HA08 HC01 HD06 JT03 5K048 AA02 BA12 BA34 BA35 BA51 CA08 DA02 DB01 DB02 DC01 DC03 EA11 EB02 EB03 EB08 EB10 EB12 EB15 FC01 HA01 HA02 HA05 HA07 HA13 HA21 9A001 BB04 CC07 CC08 JJ25 JJ27 KK56 LL03 LL09

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】分散設置されたSOHOサーバの各々を、
    通信ネットワークを介して接続するとともに、上記SO
    HOサーバの各々に、所定区域毎に設置された複数のS
    OHO情報盤を接続した構成のSOHOシステムであっ
    て、 上記SOHO情報盤は、上記所定区域内において、防災
    や防犯などのセキュリティ監視制御系、照明や空調など
    の設備監視制御系、通信や放送などのマルチメディア系
    のうち、少なくとも1つの区域内ネットワークを接続し
    ており、 ゲートウェイ機能によって、上記SOHOサーバから、
    接続した区域内ネットワークの各々に対するサービスの
    提供を受けるとともに、上記SOHOサーバからの、接
    続した区域内ネットワークの各々の監視制御を可能にし
    たことを特徴とする、SOHOシステム。
  2. 【請求項2】上記SOHOサーバの各々を接続した通信
    ネットワークには、SOHOサーバホストを更に接続し
    ており、 上記SOHOサーバホストは、上記SOHOサーバにサ
    ービスを提供するとともに、上記SOHOサーバの監視
    制御を行うことを特徴とする、請求項1に記載のSOH
    Oシステム。
  3. 【請求項3】上記SOHOサーバホストは、上記SOH
    Oサーバにアクセスすることにより、上記SOHOサー
    バが接続している区域内ネットワークの各々に対して、
    サービスを一括して提供するとともに、監視制御を一括
    して行うことを特徴とする、請求項2に記載のSOHO
    システム。
  4. 【請求項4】上記SOHO情報盤は、代理サーバ機能を
    備えており、この代理サーバ機能のキャッシュ機能を用
    いることによって、上記SOHOサーバとの間のトラフ
    ィックを小さくすることを特徴とする、請求項1〜請求
    項3のいずれかに記載のSOHOシステム。
  5. 【請求項5】上記SOHOサーバホストは、上記分散設
    置されたSOHOサーバの代わりに、SOHOサーバ機
    能を備えており、 上記SOHO情報盤は、代理サーバ機能を備え、この代
    理サーバ機能のキャッシュ機能を用いることによって、
    上記SOHOサーバホストとの間のトラフィックを小さ
    くすることを特徴とする、請求項2又は請求項3に記載
    のSOHOシステム。
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