JPH1022742A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JPH1022742A
JPH1022742A JP8172158A JP17215896A JPH1022742A JP H1022742 A JPH1022742 A JP H1022742A JP 8172158 A JP8172158 A JP 8172158A JP 17215896 A JP17215896 A JP 17215896A JP H1022742 A JPH1022742 A JP H1022742A
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transistor
converter
output signal
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JP8172158A
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Makoto Kumazawa
誠 熊澤
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Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
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Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】マスクを変更することなく、製造プロセスのば
らつきによる回路特性の変動を確実に補正し得るばらつ
き補正回路を備えた半導体集積回路装置を提供する。 【解決手段】ばらつき検出回路11は、プロセスのばら
つきによるトランジスタの動作特性の変動を検出する。
A/D変換器12は、ばらつき検出回路11の出力信号
をA/D変換する。選択回路17は、A/D変換器12
の出力信号に基づいて、動作特性の異なる複数の内部回
路18の中からトランジスタの動作特性の変動を相殺す
る内部回路18を選択して動作させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プロセスのばら
つきによる回路動作のばらつきを補正する補正機能を備
えた半導体集積回路装置に関するものである。
【0002】近年の半導体集積回路装置は、高集積化及
び多機能化が益々進み、これにともなって内部回路の複
雑化及び大規模化が進んでいる。このような半導体集積
回路装置では、プロセスのばらつきにより回路特性に大
きな影響が及ぶため、この特性変化を規格内に維持する
ためのばらつき補正回路が備えられている。そして、ば
らつき補正回路により回路特性を最適に補正して、歩留
りの向上を図る必要がある。
【0003】
【従来の技術】従来の半導体集積回路に搭載されるばら
つき補正回路の一例を図5に示す。オペアンプ1を構成
するNチャネルMOSトランジスタTr1,Tr2のソース
は、NチャネルMOSトランジスタTr3を介してグラン
ドGNDに接続される。
【0004】前記トランジスタTr3のゲートには、バイ
アス電圧生成回路2からバイアス電圧VB が供給され
る。バイアス電圧生成回路2は、抵抗R1とNチャネル
MOSトランジスタTr4が電源VccとグランドGNDと
の間に直列に接続され、同トランジスタTr4のゲートは
そのドレインに接続される。
【0005】従って、トランジスタTr4はダイオードと
して動作し、トランジスタTr4のしきい値に相当する電
圧がバイアス電圧VB として出力され、前記トランジス
タTr3のゲートにバイアス電圧VB が供給されると、同
トランジスタTr3にバイアス電流Iが流れて、オペアン
プ1が活性化される。
【0006】前記トランジスタTr1,Tr2のゲートに
は、入力信号IN,バーINが入力され、その入力信号
IN,バーINに基づいて、トランジスタTr2のドレイ
ン電位がHレベルあるいはLレベルとなる。
【0007】前記トランジスタTr2のドレインは、オペ
アンプ1の出力部を構成するPチャネルMOSトランジ
スタTr5のゲートに接続され、同トランジスタTr5のソ
ースは電源Vccに接続され、ドレインは出力端子To に
接続されるとともに、NチャネルMOSトランジスタT
r6を介してグランドGNDに接続される。
【0008】前記トランジスタTr6のゲートには、前記
バイアス電圧VB が供給される。バイアス電圧生成回路
2に電源Vccが供給されて、バイアス電圧VB が出力さ
れている状態では、トランジスタTr6は常時オンされ
る。また、前記トランジスタTr6のサイズは前記トラン
ジスタTr5のサイズに比較して十分に小さく設定され
て、トランジスタTr6はトランジスタTr5に対し高抵抗
として動作する。
【0009】従って、入力信号IN,バーINに基づい
て、トランジスタTr5がオンされると、出力端子To か
ら出力される出力信号OUTはHレベルとなり、トラン
ジスタTr5がオフされると、出力信号OUTはLレベル
となる。
【0010】上記のように構成されたオペアンプ1で
は、プロセスのばらつきによりトランジスタTr4のしき
い値が変動すると、バイアス電圧VB が変動する。する
と、トランジスタTr3に流れるバイアス電流Iが変動す
るためオペアンプ1の回路特性が変動してしまう。
【0011】そこで、バイアス電圧VB の変動によるオ
ペアンプ1の回路特性の変動を抑制するためにばらつき
補正回路3があらかじめ設けられている。このばらつき
補正回路3は、前記トランジスタTr3に隣接して、同ト
ランジスタTr3とはそれぞれ異なるサイズのNチャネル
MOSトランジスタTr7〜Tr9があらかじめレイアウト
される。
【0012】そして、製造されたサンプルによりプロセ
スのばらつきによるバイアス電圧VB の変動の傾向を把
握した上で、マスクを変更することにより、トランジス
タTr3及びトランジスタTr7〜Tr9の中から、バイアス
電圧VB の変動を相殺してバイアス電流Iの変動を抑制
し得るサイズのトランジスタが選択される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
たオペアンプでは、ばらつき補正回路3を構成するトラ
ンジスタのサイズがマスクの変更により選択される。す
なわち、このようなオペアンプ1を搭載した半導体集積
回路装置は、ウェハ上に形成される多数のチップにそれ
ぞれ形成される。
【0014】そして、プロセスのばらつきの傾向に応じ
て、マスクの変更により全チップのばらつき補正回路3
において、同様なトランジスタの変更が行われる。とこ
ろが、前記プロセスのばらつきによるバイアス電圧VB
の変動は、ウェハの外周部のチップと中央部のチップと
で異なることがある。すると、上記のようなマスクの変
更により、各チップ内のばらつき補正回路3において同
様な補正を行っても、各チップの回路特性を揃えること
はできない。
【0015】従って、マスクによるばらつきの補正で
は、各チップの回路特性を十分に揃えることはできない
ため、ウェハ上のすべてのチップの回路特性を規格内に
収めることができないことがある。この結果、歩留りを
十分に向上させることができないため、製造コストが上
昇するという問題点がある。
【0016】また、マスクを変更するだけでは、製造装
置の動作状態の連続する経時変化によるプロセスのばら
つきには対処できないという問題点がある。この発明の
目的は、マスクを変更することなく、製造プロセスのば
らつきによる回路特性の変動を確実に補正し得るばらつ
き補正回路を備えた半導体集積回路装置を提供すること
にある。
【0017】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の請求項
1の原理説明図である。すなわち、ばらつき検出回路1
1は、プロセスのばらつきによるトランジスタの動作特
性の変動を検出する。A/D変換器12は、前記ばらつ
き検出回路11の出力信号をA/D変換する。選択回路
17は、前記A/D変換器12の出力信号に基づいて、
動作特性の異なる複数の内部回路18の中から前記トラ
ンジスタの動作特性の変動を相殺する内部回路18を選
択して動作させる。
【0018】請求項2では、前記ばらつき検出回路は、
高電位側電源と低電位側電源との間に、抵抗と、ダイオ
ード接続したトランジスタとを直列に接続し、前記抵抗
とトランジスタとの接続点から該トランジスタのしきい
値を検出する。
【0019】請求項3では、前記ばらつき検出回路は、
リングオシレータと、該リングオシレータの出力信号周
波数を電圧値に変換するF/V変換器とから構成され
る。請求項4では、前記選択回路は、前記A/D変換器
のデジタル出力信号をデコードするデコーダと、前記デ
コーダの出力信号に基づいて、オペアンプのバイアス電
流を設定する複数の異なるサイズのトランジスタの中か
らいずれか一つを選択して動作させるスイッチ回路とか
ら構成される。
【0020】(作用)請求項1では、ばらつき検出回路
の出力信号がA/D変換器でA/D変換され、そのA/
D変換器の出力信号に基づいて、プロセスのばらつきを
相殺する動作特性を備えた回路が選択回路で選択され
る。
【0021】請求項2では、ばらつき検出回路により、
プロセスのばらつきによるトランジスタのしきい値の変
動が検出される。請求項3では、ばらつき検出回路によ
り、リングオシレータの出力信号周波数を電圧値に変換
した信号が検出されて、プロセスのばらつきによるトラ
ンジスタのしきい値の変動が検出される。
【0022】請求項4では、A/D変換器のデジタル出
力信号がデコーダでデコードされ、そのデコード信号に
基づいて、スイッチ回路によりオペアンプのバイアス電
流を設定する複数のトランジスタの中から、プロセスの
ばらつきによるトランジスタのしきい値の変動を相殺す
るようなサイズのトランジスタが選択される。
【0023】
【発明の実施の形態】図2は、この発明を具体化した一
実施の形態のばらつき補正回路を備えたオペアンプを示
す。前記従来例と同一構成部分は同一符号を付して説明
する。
【0024】オペアンプ1の差動回路を構成するトラン
ジスタTr1,Tr2のソースとグランドGNDとの間に
は、直列に接続されたNチャネルMOSトランジスタT
r11 ,Tr15 と、直列に接続されたNチャネルMOSト
ランジスタTr12 ,Tr16 と、直列に接続されたNチャ
ネルMOSトランジスタTr13 ,Tr17 と、直列に接続
されたNチャネルMOSトランジスタTr14 ,Tr18 と
が並列に接続される。
【0025】前記トランジスタTr15 〜Tr18 は、前記
従来例のトランジスタTr3、Tr7〜Tr9と同様にそれぞ
れ異なるサイズのトランジスタで構成され、例えばトラ
ンジスタTr15 〜Tr18 の順でサイズが小さくなるよう
に設定され、そのトランジスタTr15 〜Tr18 のゲート
には、前記バイアス電圧生成回路3から出力されるバイ
アス電圧VB が入力される。
【0026】ばらつき電圧検出回路11は、抵抗R2と
NチャネルMOSトランジスタTr19 とから前記バイア
ス電圧生成回路3と同様に構成され、前記バイアス電圧
VBと等しい検出電圧VS をA/D変換器12に出力す
る。
【0027】前記A/D変換器12は、前記検出電圧V
S を2ビットのデジタル信号D0,D1に変換してフリ
ップフロップ回路13a,13bに出力する。前記検出
電圧VS の適正値は、0.7Vである。また、前記A/
D変換器12を例えばフラッシュ型で構成すれば、A/
D変換器12を構成する4個のコンパレータに入力され
る基準電圧は、例えば0.55V,0.65V,0.7
5V,0.85Vに設定される。
【0028】従って、検出電圧VS が0.55V〜0.
65Vの範囲にあるときは、デジタル信号D0,D1が
「00」となり、検出電圧VS が0.65V〜0.75
Vの範囲にあるときは、デジタル信号D0,D1が「0
1」となり、検出電圧VS が0.75V〜0.85Vの
範囲にあるときは、デジタル信号D0,D1が「10」
となり、検出電圧VS が0.85Vを越えると、デジタ
ル信号D0,D1が「11」となる。
【0029】前記フリップフロップ回路13aは、デジ
タル信号D0をラッチしてデコーダ14に出力し、前記
フリップフロップ回路13bは、デジタル信号D1をラ
ッチして前記デコーダ14に出力する。
【0030】前記フリップフロップ回路13a,13b
は、電源投入時に入力されるリセット信号RSによりそ
の出力信号がリセットされる。前記デコーダ14は、前
記フリップフロップ回路13a,13bでラッチされた
デジタル信号D0,D1をデコードして、デコード信号
DE1〜DE4を出力する。前記デコード信号DE1〜
DE4は、いずれか一つがHレベルとなる。
【0031】デジタル信号D0,D1が「00」となる
と、デコード信号DE1だけがHレベルとなり、デジタ
ル信号D0,D1が「01」となると、デコード信号D
E2だけがHレベルとなり、デジタル信号D0,D1が
「10」となると、デコード信号DE3だけがHレベル
となり、デジタル信号D0,D1が「11」となると、
デコード信号DE4だけがHレベルとなる。
【0032】前記デコード信号DE1〜DE4は、前記
トランジスタTr11 〜Tr14 のゲートにそれぞれ入力さ
れる。従って、前記トランジスタTr11 〜Tr14 はスイ
ッチとして動作し、いずれか一つがオンされる。
【0033】次に、上記のように構成されたばらつき補
正回路の作用を説明する。検出電圧VS が適正値である
とき、すなわちバイアス電圧VB が適正値であるときに
は、デジタル信号D0,D1が「01」となり、デコー
ド信号DE2だけがHレベルとなって、トランジスタT
r12 がオンされる。すると、オペアンプ1はトランジス
タTr16 で設定されるバイアス電流で動作する。
【0034】プロセスのばらつきによりバイアス電圧V
B が上昇すると、同時に検出電圧VS も上昇する。検出
電圧VS の上昇によりデジタル信号D0,D1が「1
0」となると、トランジスタTr13 がオンされる。する
と、オペアンプ1はトランジスタTr17 で設定されるバ
イアス電流で動作する。すなわち、バイアス電圧VB が
A/D変換器12の1LSB分上昇すると、オペアンプ
1のバイアス電流を設定するトランジスタTr16 がトラ
ンジスタTr17 に切り換えられてサイズが縮小され、バ
イアス電圧VB の上昇にともなうバイアス電流の増大が
抑制される。
【0035】また、バイアス電圧VB がさらに上昇する
と、検出電圧VS の上昇によりデジタル信号D0,D1
が「11」となり、トランジスタTr14 がオンされる。
すると、オペアンプ1はトランジスタTr18 で設定され
るバイアス電流で動作するため、バイアス電圧VB の上
昇にともなうバイアス電流の増大が抑制される。
【0036】一方、プロセスのばらつきによりバイアス
電圧VB が適正値より低下すると、デジタル信号D0,
D1が「00」となり、デコード信号DE1だけがHレ
ベルとなって、トランジスタTr11 がオンされる。する
と、オペアンプ1はトランジスタTr15 で設定されるバ
イアス電流で動作する。
【0037】従って、バイアス電流を設定するトランジ
スタのサイズの増大により、バイアス電圧VB の低下に
ともなうバイアス電流の減少が抑制される。上記のよう
なばらつき補正回路では、次に示す作用効果を得ること
ができる。 (イ)プロセスのばらつきによるバイアス電圧VB の変
動量が、ばらつき検出回路11及びA/D変換器12で
自動的にデジタル信号D0,D1に変換され、そのデジ
タル信号D0,D1に基づいて、バイアス電流を設定す
るトランジスタが選択され、そのトランジスタはバイア
ス電圧VB の変動によるバイアス電流の変動を相殺する
ように選択される。従って、プロセスのばらつきによる
バイアス電流の補正を自動的に行うことができる。 (ロ)マスクを変更することなく、プロセスのばらつき
を自動的に補正することができる。 (ハ)チップ毎にそれぞれ設けられたばらつき補正回路
により、プロセスのばらつきを補正することができるの
で、チップ毎にプロセスのばらつきを補正することがで
きる。従って、各チップの内部回路の動作速度が規格内
に確実に維持されるので、チップの歩留りを向上させる
ことができる。 (ニ)製造装置の動作状態の連続的な経時変化によるプ
ロセスのばらつきも、自動的に補正することができる。
【0038】前記実施の形態では、オペアンプ1のバイ
アス電流の変動を抑制するばらつき補正回路を示した
が、以下に示すようなばらつき補正回路を構成すること
もできる。 (1)前記実施の形態のデコーダの出力信号に基づい
て、異なるサイズのトランジスタ群で構成される多数の
回路の中からいずれかを選択して動作させることによ
り、ばらつきを補正する構成とすることもできる。 (2)前記実施の形態のデコーダの出力信号に基づい
て、異なるサイズのトランジスタで構成される多数のオ
ペアンプの中からいずれかを選択して動作させることに
より、プロセスのばらつきによるオペアンプの動作速度
の変動を補正する構成とすることもできる。 (3)前記実施の形態のデコーダの出力信号に基づい
て、異なるサイズのトランジスタで構成される多数のコ
ンパレータの中からいずれかを選択して動作させること
により、プロセスのばらつきによるコンパレータの動作
速度の変動を補正する構成とすることもできる。 (4)前記実施の形態のデコーダの出力信号に基づい
て、異なるサイズのトランジスタで構成される多数のA
/D変換器の中からいずれかを選択して動作させること
により、プロセスのばらつきによるA/D変換器の動作
速度の変動を補正する構成とすることもできる。 (5)前記実施の形態のデコーダの出力信号に基づい
て、異なるサイズのトランジスタで構成される多数のD
/A変換器の中からいずれかを選択して動作させること
により、プロセスのばらつきによるD/A変換器の動作
速度の変動を補正する構成とすることもできる。 (6)図3に示すばらつき補正回路は、プロセスのばら
つきによるPチャネルMOSトランジスタのしきい値の
変動を補正する回路である。PチャネルMOSトランジ
スタTr20 と抵抗とで構成されるばらつき電圧検出回路
11aは、同トランジスタTr20 のソースが電源Vccに
接続され、ゲート及びドレインが抵抗R3を介してグラ
ンドGNDに接続される。
【0039】従って、前記トランジスタTr20 のドレイ
ンからそのトランジスタTr20 のしきい値が検出電圧V
s として出力される。前記検出電圧Vs のしきい値は、
A/D変換器12aでデジタル信号D0〜Dnに変換さ
れて、ばらつき情報として出力される。
【0040】このようなばらつき情報に基づいて、前記
実施の形態と同様にプロセスのばらつきによるPチャネ
ルMOSトランジスタのしきい値の変動を自動的に補正
するばらつき補正回路を構成することができる。 (7)図4に示すばらつき補正回路は、プロセスのばら
つきによるリングオシレータの発振周波数の変動を補正
する回路である。リングオシレータ15は奇数段のイン
バータ回路が環状に接続され、プロセスのばらつきによ
り、各インバータ回路を構成するPチャネルMOSトラ
ンジスタ及びNチャネルMOSトランジスタのしきい値
が変動するため、その出力信号周波数が変動する。
【0041】前記リングオシレータ15の出力信号はF
/V変換器16に入力され、リングオシレータ15の出
力信号周波数が電圧に変換される。前記F/V変換器1
6の出力信号は、A/D変換器12bに出力され、その
A/D変換器12bはF/V変換器16の出力信号をデ
ジタル信号D0〜Dnに変換してばらつき情報として出
力する。
【0042】このようなばらつき情報に基づいて、チッ
プ内に異なるサイズで形成された多数のトランジスタの
中からいずれかを選択して動作させたり、あるいはそれ
ぞれ異なるサイズのトランジスタで形成された多数のイ
ンバータ回路を選択して動作させて、トランジスタのし
きい値の変動を自動的に補正するばらつき補正回路を構
成することができる。
【0043】上記実施の形態から把握できる前記請求項
以外の技術思想を、以下にその効果とともに記載する。 (1)請求項4において、前記選択回路は、前記A/D
変換器のデジタル出力信号をデコードするデコーダと、
前記デコーダの出力信号に基づいて、異なるサイズのト
ランジスタ群で構成される複数の内部回路の中からプロ
セスのばらつきを相殺するように動作する内部回路を一
つ選択する。選択された内部回路の動作により、プロセ
スのばらつきが相殺される。 (2)請求項4において、前記選択回路は、前記A/D
変換器のデジタル出力信号をデコードするデコーダと、
前記デコーダの出力信号に基づいて、異なるサイズのト
ランジスタで構成される複数のオペアンプの中からプロ
セスのばらつきを相殺するように動作するオペアンプを
一つ選択する。選択されたオペアンプの動作により、プ
ロセスのばらつきが相殺される。 (3)請求項4において、前記選択回路は、前記A/D
変換器のデジタル出力信号をデコードするデコーダと、
前記デコーダの出力信号に基づいて、異なるサイズのト
ランジスタで構成される複数のコンパレータの中からプ
ロセスのばらつきを相殺するように動作するコンパレー
タを一つ選択する。選択されたコンパレータの動作によ
り、プロセスのばらつきが相殺される。
【0044】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明はマスク
を変更することなく、製造プロセスのばらつきによる回
路特性の変動を確実に補正し得るばらつき補正回路を備
えた半導体集積回路装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理説明図である。
【図2】 一実施の形態を示す回路図である。
【図3】 ばらつき検出回路の変形例を示す回路図であ
る。
【図4】 ばらつき検出回路の変形例を示す回路図であ
る。
【図5】 従来例を示す回路図である。
【符号の説明】
11 ばらつき検出回路 12 A/D変換器 17 選択回路 18 内部回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロセスのばらつきによるトランジスタ
    の動作特性の変動を検出するばらつき検出回路と、 前記ばらつき検出回路の出力信号をA/D変換するA/
    D変換器と、 前記A/D変換器の出力信号に基づいて、動作特性の異
    なる複数の内部回路の中から前記トランジスタの動作特
    性の変動を相殺する内部回路を選択して動作させる選択
    回路とを備えたことを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 前記ばらつき検出回路は、高電位側電源
    と低電位側電源との間に、抵抗と、ダイオード接続した
    トランジスタとを直列に接続し、前記抵抗とトランジス
    タとの接続点から該トランジスタのしきい値を出力する
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 前記ばらつき検出回路は、 リングオシレータと、 該リングオシレータの出力信号周波数を電圧値に変換す
    るF/V変換器とから構成したことを特徴とする請求項
    1記載の半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 前記選択回路は、 前記A/D変換器のデジタル出力信号をデコードするデ
    コーダと、 前記デコーダの出力信号に基づいて、オペアンプのバイ
    アス電流を設定する複数の異なるサイズのトランジスタ
    の中からいずれか一つを選択して動作させるスイッチ回
    路とから構成したことを特徴とする請求項1記載の半導
    体集積回路装置。
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