JPH10224718A - 写真作製装置 - Google Patents

写真作製装置

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Publication number
JPH10224718A
JPH10224718A JP9020158A JP2015897A JPH10224718A JP H10224718 A JPH10224718 A JP H10224718A JP 9020158 A JP9020158 A JP 9020158A JP 2015897 A JP2015897 A JP 2015897A JP H10224718 A JPH10224718 A JP H10224718A
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JP
Japan
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image data
image
recording
recording medium
photograph
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Application number
JP9020158A
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English (en)
Inventor
Shohei Yamamoto
正平 山本
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication of JPH10224718A publication Critical patent/JPH10224718A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高解像度画像データと高品質プリントとを手
軽に得る。 【解決手段】 スタンドアローン型の写真作製装置10
に、FDドライブユニット36を設ける。カメラ32で
撮像した画像データを、コントローラ40、画像処理部
41を介してフレームメモリ42に記憶する。画像処理
部41では、階調補正、マトリックス補正の他に、2×
2コマのサブコマを有するフォーマットになるように画
像合成する。この合成画像をレーザープリンタ34によ
り感光材料54に走査露光し、熱現像転写ユニット35
で受像シート75に熱現像転写して写真75aを作製す
る。FDドライブユニット36により、撮像した画像デ
ータをFD46に記録する。また、FD46に記録され
た画像データを取り込み、この画像データに基づきレー
ザープリンタ34及び熱現像転写ユニット35により写
真75aを作製する。スタンドアローン型の写真作製装
置10をパーソナルユースのカメラ又はプリンタとして
使用することができ、手軽に高解像度画像データ及び高
品質プリントが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は店頭などに設置され
るスタンドアローンタイプ(独立型)の写真作製装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、パソコンの高機能化に伴って、画
像処理を個人的に行うことが普及しはじめている。この
場合に、画像をデジタル化する必要がある。画像をデジ
タル化する方法としては、デジタルスチールカメラやデ
ジタルビデオカメラを用いて撮像する方法と、通常の写
真フイルムを用いたカメラで撮影した後に、撮影済みの
写真フイルムを現像処理して、得られた写真フイルムや
プリント写真をスキャナで取り込む方法とがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、画像をデ
ジタル化する場合には、デジタルスチールカメラやスキ
ャナなどの撮像装置が必要となる。また、このデジタル
化した画像をプリントする場合にはカラープリンタ等が
必要になる。このような撮像装置やカラープリンタも、
パーソナルユースのものが普及しつつあるが、高解像度
のものは高価である。したがって、安価にしかも迅速に
画像をデジタル化して利用できる形態が望まれていた。
【0004】本発明は、上記課題を解決するためのもの
であり、画像のデジタル化や、デジタル化した画像デー
タのプリントを簡単且つ低廉にしかも短納期で行えるよ
うにした写真作製装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の写真作製装置は、被写体を撮像する
撮像手段と、撮像手段で撮像した画像データに基づきプ
リントを行うプリント手段とを備え、料金の投入により
被写体を撮像してプリント写真を作製する写真作製装置
において、前記画像データを記録媒体に記録する画像デ
ータ記録手段を設けたものである。
【0006】また、請求項2記載の写真作製装置は、請
求項1記載のものにおいて、前記画像データ記録手段
は、記録済みの記録媒体を記録媒体取出し口に排出する
ようにしたものである。
【0007】また、請求項3記載の写真作製装置は、請
求項1又は2記載のものにおいて、被合成画像データを
記憶する被合成画像データ記憶手段と、この被合成画像
データと前記撮像手段による主要被写体画像データとか
ら画像合成する画像合成手段とを備え、画像合成手段か
らの合成画像に基づき、前記プリント手段によりプリン
トを行ない、又は前記記録手段により記録媒体に記録す
るようにしたものである。
【0008】また、請求項4記載の写真作製装置は、請
求項1又は2記載のものにおいて、前記被合成画像デー
タ記憶手段に複数の被合成画像データを記憶しておき、
これら複数の被合成画像データを選択する手段を設けた
ものである。
【0009】また、請求項5記載の写真作製装置は、請
求項1又は2記載のものにおいて、前記画像データ記録
手段は、記録媒体から画像データを読み出す機能を備
え、前記プリント手段は、記録媒体に記録された画像デ
ータに基づきプリントを行うようにしたものである。
【0010】また、請求項6記載の写真作製装置は、請
求項3又は4記載のものにおいて、前記画像データ記録
手段は、記録媒体から画像データを読み出す機能を備
え、前記画像合成手段は、前記撮像手段による画像デー
タ、記録媒体からの画像データ、被合成画像データを選
択的に用いて画像合成するようにしたものである。
【0011】
【作用】コインを投入して所定時間経過すると又はスタ
ート操作が行われると、撮影が開始され、撮像データに
基づきプリントが行われる。また、撮像データは、記録
媒体例えばフロッピィディスク(FD)に書き込まれ
る。撮像データを記録したFD及びプリント写真は、取
り出し口に排出される。また、選択した被合成画像と、
撮像した画像データ又は記録媒体から読み取った画像デ
ータの主要被写体像とを画像合成してもよく、この場合
には合成画像がプリント又は記録媒体に記録される。
【0012】
【発明の実施の形態】図2は、本発明を実施した写真作
製装置10の全体を示す斜視図である。写真作製装置1
0は、仕切り壁11を隔てて撮影室12と写真作製室1
3とに分けられている。撮影室12には、撮影時に被撮
影者が座るための椅子15が設けられている。仕切り壁
11には、主照明20,補助照明21と、撮影窓22
と、操作パネル23と、金銭投入口24と、釣り銭出口
25と、FD挿入口26とが設けられている。また、撮
影室12の入り口近くで、写真作製室13の外側壁面に
は、プリント写真及びFDの取出し口27が配置されて
いる。更に、入口右側の撮影室外壁面にはミラー28が
配置されている。
【0013】写真作製室13内には、図1に示すよう
に、制御ユニット30と、金銭ユニット31と、カメラ
32と、ディスプレイ33と、カラーレーザープリンタ
34と、熱現像転写ユニット35と、FDドライブユニ
ット36とが配置されている。制御ユニット30は、制
御ボード37,ドライバ38a,38b、及び電源部3
9を備えている。制御ボード37には、マイクロコンピ
ュータからなるコントローラ40、画像処理部41、フ
レームメモリ42、データメモリ43が設けられてい
る。
【0014】コントローラ40には、金銭ユニット3
1、操作パネル23、主照明20,補助照明21、ドラ
イバ38bを介してディスプレイ33、FDドライブユ
ニット36、カメラ32、ドライバ38aを介してレー
ザープリンタ34、熱現像転写ユニット35が接続され
ており、コントローラ40はこれらを所定のプログラム
に基づきシーケンス制御する。操作パネル23は、各種
キーを備えており、ディスプレイ33に表示した処理内
容を選択する場合に使用される。
【0015】ディスプレイ33はカラーCRTから構成
されており、コントローラ40の制御によって、処理内
容を選択させる画面を表示したり、前景や背景、その他
の画像を表示したりする。ディスプレイ33は、ハーフ
ミラー45の上部に配置されており、ハーフミラー4
5、撮影窓22を介して表示画面が被撮影者により観察
されるようになっている。
【0016】金銭ユニット31は、金銭投入口24と釣
り銭出口25との間で写真作製室側に配置されている。
金銭ユニット31は、周知のように、投入された金銭を
検出して、投入額をコントローラ40に送るとともに、
コントローラ40からの釣り銭払い出し信号により釣り
銭を釣り銭出口25に払い出す。
【0017】照明20,21はコントローラ40の制御
信号に基づき、拡散板を通して被撮影者を一定時間照明
する。主照明20は仕切り壁11の上部に配置されてお
り、被撮影者を斜め上部から照明する。また、補助照明
21は、仕切り壁11の中央下部に配置されており、被
撮影者の顔部を下方斜めから照明する。
【0018】撮影窓22は仕切り壁11の中央部に配置
されている。撮影窓22を通してハーフミラー45が視
認され、ハーフミラーに写されたディスプレイ33の表
示画面を観察できる。表示画面には被撮影者の顔が写し
出され、同時に被撮影者が位置すべき顔位置を示す基準
線又は基準円が映し出される。椅子15は、ネジ部を介
して撮影室の床に昇降自在に配置されており、椅子15
を回転させることにより、その高さ調整が自在に行える
ようになっている。したがって、被撮影者は着座した時
にディスプレイ33に表示された自分の顔が表示画面の
基準線に合うように、椅子15の高さを調整することに
より、最適撮影位置に椅子15をセットすることができ
るようになる。
【0019】撮影窓22に対面する位置で写真作製室1
3にはカメラ32が配置されている。カメラ32は、イ
メージエリアセンサ32aと撮影レンズ32bとから構
成されている。そして、コントローラ40の撮影信号に
より、撮影窓22及びハーフミラー45を通過した被写
体光を撮影レンズによりイメージエリアセンサ32aに
結像させて、被撮影者の顔や上半身を撮像する。撮像し
た画像データはコントローラ40を介してフレームメモ
リ42に赤色,緑色,青色の各色毎に記憶される。な
お、ハーフミラー45を用いる代わりに、撮影光軸に出
入りする可動ミラーを配置してもよく、この場合には、
ディスプレイ表示の際に撮影光軸内に挿入され、撮影の
際には撮影光軸から退避される。
【0020】画像処理部41は、フレームメモリ42か
らのビデオ信号を読み出して、周知の階調補正や色補正
を行う他に、画像合成モードが選択された場合に、画像
合成処理を行う。画像合成処理では、撮像した画像から
被撮影者像(主要被写体像)を抽出して、この主要被写
体像の画像データを、予め選択されている被合成画像の
画像データに嵌め込むことにより行う。被合成画像の画
像データはデータメモリ43から選択して読み出され
る。被合成画像は、本実施形態では、前景及び背景画像
としているが、前景のみ又は背景のみ、更には、これら
前景、背景の他に、有名人の顔画像やアニメのキャラク
ター画像などを用いてもよい。更に、画像処理部41
は、この1フレーム分の画像信号を用いて、2×2の4
個のサブコマを有するマルチプリント画像を作成する。
この合成画像の画像データは、ドライバ38aを介して
レーザープリンタ34に送られる。なお、マルチプリン
ト画像は、2×2の4画面に限定されることなく、2×
1の2画面、4×4の16画面などとしてもよい。更に
は、個々のサブコマのサイズを変えたものとしてもよ
い。また、マルチプリント画像に代えて単に1つのコマ
を表示してもよい。
【0021】FDドライブユニット36は仕切り壁11
のFD挿入口26に配置されており、撮影室側からFD
46が挿入可能になっている。FDドライブユニット3
6は、挿入されたFD46に対し画像データの読み書き
を行う。読み書きを終了したFD46は、内蔵する払い
出し装置により、取出し口27に排出される。
【0022】レーザープリンタ34は、図3に示すよう
に、レーザービーム露光部50、副走査搬送部51、及
び制御部52から構成されている。レーザービーム露光
部50は、感光材料54のシアン(C)、マゼンタ
(M)、イエロー(Y)の各感光層を発色させるための
波長及び光出力を有する光を射出する半導体レーザー
(LD)55c,55m,55yを備えている。また、
これらLD55c,55m,55yからの光ビームの進
行方向に沿って、コリメータレンズ56c,56m,5
6yと、シリンドリカルレンズ57c,57m,57y
と、ポリゴンミラー58と、fθレンズ59と、シリン
ドリカルレンズ60とが配置されており、3本の光ビー
ムが感光材料54の幅方向(主走査方向)においてシフ
トして投射される。ポリゴンミラー58はモータ63に
より高速回転され、周知のように、この回転により感光
材料の主走査方向にレーザービームが振られ、ポリゴン
ミラー58の1面につき1回の主走査が行われる。モー
タ63はドライバ63aを介して制御部52により回転
制御される。fθレンズ59及びシリンドリカルレンズ
60からなる結像光学系は、ポリゴンミラー58による
偏向されたレーザービームを感光材料54上で絞り込
み、感光密度に応じたビーム径になるようにしている。
【0023】3本のビームが主走査方向にシフトして投
射されるため、各LD55c,55m,55y毎の変調
回路61c,61m,61y、駆動回路62c,62
m,62yがそのシフト分だけその発光タイミングが制
御されることで、同じ位置でこの位置に対応する画像デ
ータに基づき3色露光するようにされている。各LD5
5c,55m,55yは、変調回路61c,61m,6
1y及び駆動回路62c,62m,62yを介して画像
データに基づきパルス幅変調される。これにより、各画
素毎に1画素周期内において各LD55c,55m,5
5yを連続発光させる時間が画像データに基づき変更さ
れる。
【0024】図4に示すように、感光材料54はロール
形態でマガジン65に収納されており、送りローラ対6
6によりプリントステージ67に送られる。送りローラ
対66はモータ64により駆動される。モータ64は、
ドライバ64aを介して制御部52により回転制御され
る。そして、プリントステージ67において、送りロー
ラ対66による副走査と光ビームの主走査とにより、感
光材料54に画像が走査露光される。オーダー分の画像
の露光が終了すると、カッタ68により露光済みの感光
材料54が未露光部分から切り離され、シート状にされ
る。このシート状の感光材料54aは送りローラ対69
により、熱現像転写ユニット35に送られる。
【0025】熱現像転写ユニット35は、水塗布部7
1、熱現像部72、剥離取出し部73とから構成されて
いる。露光済みのシート状感光材料54aは、先ず、水
塗布部71に送られ、ここで少量の水が塗布されてか
ら、受像シート収容部74から送られてくるシート状の
受像シート75と共に熱現像部72へ送られる。熱現像
部72では、感光材料54aと受像シート75とを密着
させた状態で加熱することにより、感光材料54aの画
像を受像シート75に熱現像して転写する。剥離取出し
部73は、熱現像転写後の感光材料54aと受像シート
75とを剥離して、ポジ画面が現れている受像シート7
5を写真75aとして取出し口27に排出するととも
に、感光材料54aを廃棄箱76に廃棄する。
【0026】コントローラ40は、各部をシーケンス制
御して各種処理を行う。図5〜図10は、コントローラ
40における処理手順を示すフローチャートである。先
ず、図5に示すように、金銭ユニット31により、コイ
ンや紙幣等の投入金額が検出され、この投入金額信号が
コントローラ40に送られる。コントローラ40は、投
入された金額が処理手数料代金を超えた場合に、この投
入された金額範囲内の処理内容をディスプレイ33に表
示して、処理内容の選択を被撮影者(ユーザー)に促
す。操作パネル23の対応するキーを操作することによ
り、処理モードが選択されると、コントローラ40は、
選択された処理モードに応じた処理を行う。
【0027】本実施形態では、最も一般的な処理である
撮影プリントモードの他に、画像データ記録モード、撮
影プリント・記録モード、他画像プリントモード、画像
合成プリントモードが用意されている。そして、撮影プ
リントモードがデフォルトで設定されており、操作パネ
ル23で操作指示を入力しない場合には、撮影プリント
モードが自動的に選択されるようになっている。
【0028】図5に示すように、撮影プリントモードで
は、従来の写真作製装置と同じように、所定額の金銭を
投入して撮影ボタンを押した後に、カメラ32により撮
影が行われる。また、撮影の際には照明20,21がオ
ンになり、被撮影者が照明される。カメラ32で撮像さ
れた画像データはコントローラ40を介してフレームメ
モリ42に書き込まれる。画像処理部41は、階調補正
やマトリクス補正を行った後に、2×2のサブコマから
なるフォーマットとなるように画像合成する。この合成
画像はドライバ38aを介してレーザープリンタ34に
送られ、合成画像が感光材料54に走査露光される。露
光済みの感光材料54はカッタ68で切り離されてシー
ト状にされ、このシート状感光材料54aが熱現像転写
ユニット35に送られる。熱現像転写ユニット35で
は、シート状感光材料54aに露光された画像を受像シ
ート75に熱現像転写した後に、感光材料54aと受像
シート75とを剥離する。そして、剥離した受像シート
75は、写真75aとして取出し口27に排出される。
【0029】図6に示すように、ディスプレイ33の表
示に基づき操作パネル23が操作され、データ記録モー
ドが選択されると、このデータ記録モードでは、先ずF
D46のセットがディスプレイ33に表示されて、FD
46のセットが案内される。この後、所定時間が経過し
た後に撮像が開始され、この撮像データがディスプレイ
33に表示される。また、撮像データがFDドライブユ
ニット36により、FD46に書き込まれる。なお、撮
像データをそのままFD46に記録することなく、複数
回の撮影を行ない、これらの画像をディスプレイに表示
して、その中の最適なものを選択させ、この画像データ
をFD46に記録してもよい。画像データが記録された
FD46は図示しない周知のFD払い出し装置により取
出し口27に排出される。なお、取出し口27にFD4
6を排出する代わりに、FD挿入口26に戻してもよ
い。
【0030】なお、上記実施形態では、FD46を写真
作製装置10に持ち込んで、この持ち込んだFD46に
画像データを記録するようにしたが、この他に多数個の
FD46を写真作製装置内に収納させておき、これらF
D46をFDドライブユニット36に順次装填して、画
像データをFD46に記録するようにしてもよい。この
場合には、持ち込みFDか装置内蔵FDかの選択メニュ
ーを、ディスプレイ33に表示して、いずれかをユーザ
ーに選択させるようにする。FD46を持ち込んでいる
場合には、FD持ち込みが選択され、この場合には持ち
込んだFD46をFD挿入口26にセットする案内が表
示される。また、FD46を持ち込んでいない場合に
は、装置収納FDが選択され、この場合には装置内に収
納したFDがFDドライブユニット36に自動的にセッ
トされる。なお、装置内FDを選択した場合には、FD
料金が処理料金の中に加算され、この分だけ処理料金が
増えることになる。
【0031】図7に示すように、撮影プリント・記録モ
ードでは、撮像が行われた後、この撮像データに基づき
プリントが行われるとともに、画像データがFD46に
記録される。そして、プリント写真とFD46とは取出
し口27に排出される。
【0032】図8に示すように、他画像プリントモード
では、写真作製装置が高機能デジタルプリンタとして機
能する。このモードでは、先ず、FD46の装填がディ
スプレイ33に表示される。FD46がFD挿入口26
にセットされると、この画像データが読み込まれ、これ
に基づきディスプレイ33に画像が表示される。そし
て、この画像でよければ操作パネル23のスタートキー
を操作することにより、プリントが行われる。そして、
プリント写真と持ち込んだFD46とは取出し口27に
排出される。また、ディスプレイ33に表示された画像
を観察してプリントを中止する場合には、操作パネル2
3が操作され、プリント処理が中止される。この場合に
は、装填したFD46がFD挿入口26に戻され、この
後に投入された金銭が払い戻される。
【0033】図9に示すように、画像合成プリントモー
ドでは、先ず、撮影プリントモードか、撮影プリント・
記録モードか、記録モードかの選択が行われる。撮影プ
リントモードの場合には、複数の被合成画像がディスプ
レイ33に表示され、被合成画像の選択が案内される。
表示された被合成画像を観察して、キー操作により好み
のものを選択すると、選択された被合成画像がディスプ
レイ33の全面に表示されて最終確認が行われる。最終
確認では、この表示された被合成画像で良い場合に、決
定キーが操作される。また、変更する場合にはキャンセ
ルキーが操作され、この場合には前の選択画面に戻り、
再度の選択が行われる。決定キーの操作後に一定時間を
経過すると、撮像が行われる。撮像した画像データはデ
ィスプレイ33に表示され、この画像でよければ決定キ
ーが操作される。また、表情などが不満の場合には再度
の撮像及び表示が行われる。決定キーが操作されると、
この撮像した画像データから主要被写体画像データが抽
出される。
【0034】主要被写体画像データの抽出は次のように
して行われる。撮影室内の撮影であるので、常に背景エ
リアは一定した濃度及び色で撮像されるため、この濃度
及び色を有するエリアで且つ撮像した画像の周囲エリア
が除かれて、主要被写体画像データが抽出される。な
お、主要被写体エリアの抽出は、この他に、被撮像者で
ある主要被写体が写り得ない撮像画面部分例えば、角部
分の画素の濃度及び色を基準にして、この色とほぼ同じ
範囲の画像データを有する画素であって、これらが連続
しているものを除くことで行ってもよい。
【0035】主要被写体画像データの抽出後に、この主
要被写体画像データと、選択された被合成画像の画像デ
ータとが画像合成される。画像合成後にプリントが行わ
れ、プリント写真が受け取り口に排出される。
【0036】また、この画像合成プリントモードにおい
て撮影プリント・記録モードが選択された場合には、図
10に示すように、画像合成した画像データが、FD4
6に記録される。この場合に、このFD46が取出し口
27に写真75aとともに排出される。また、画像合成
プリントモードにおいて記録モードが選択された場合に
は、図9に示すように、プリントを行うことなく、FD
記録のみが行われる。
【0037】なお、上記実施形態では、画像データの記
録媒体としてFD46を用いたが、この他に周知の記録
媒体、例えばICメモリカード、磁気カセットテープ、
CD、MO、DVD、MD等を用いてもよい。また、記
録媒体として、ノート型パソコンや手帳サイズの情報通
信端末機器等のハードディスクやメモリを用いてもよ
く、この場合には、接続コネクタを介して画像データの
授受を行うとよい。
【0038】また、上記実施形態では、画像処理部41
で自動的に階調補正や色補正を行うようにしたが、これ
ら補正は、操作パネル23のキー操作によって、ユーザ
ーが自ら行うようにしてもよい。また、画像処理部41
では、階調補正や色補正の他に、撮影倍率変換やトリミ
ング処理を行うようにしてもよい。
【0039】上記実施形態では、熱現像転写方式の写真
プリンタを用いたが、本発明では、この他に、熱記録方
式、インクジェット記録方式、銀塩写真記録方式等につ
いても利用することができる。熱記録方式では、昇華型
熱転写記録材料、溶融型熱転写記録材料、直接方式感熱
記録材料が用いられる。銀塩写真記録方式では、通常の
銀塩式記録材料の他に、インスタント写真材料、オート
ポジペーパー等を用いることができる。また、上記実施
形態では、ハーフミラーを介して撮影窓からディスプレ
イを観察可能にしたが、この他に仕切り壁にディスプレ
イを設けてもよい。ディスプレイはCRTに限定される
ことなく、液晶パネル等の他の表示手段を用いて良い。
また、上記実施形態では、ディスプレイに表示すること
でFDのセット等を案内するようにしたが、この他に音
声出力装置を設けて、これらの案内等を音声出力させて
もよい。
【0040】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、スタンド
アローン型の写真作製装置に画像データ記録手段を設
け、この画像データ記録手段は、画像データを記録媒体
に記録するようにしたから、高価な解像度の高いカメラ
などの撮像手段を用いることなく、簡単に自画像等の画
像データを得ることができる。したがって、スタンドア
ローン型の写真作製装置を用いて、手軽に高解像度な画
像データを得られ、これを用いてパソコン等により画像
処理を行うことができる。また、記録済みの記録媒体を
取出し口に排出するようにしたから、安価に提供される
FD等を用いて、画像データの受け渡しを簡単に行うこ
とができるようになる。
【0041】また、請求項3記載の発明によれば、被合
成画像データを記憶する被合成画像データ記憶手段と、
この被合成画像データと撮像手段による主要被写体画像
データとを用いて画像合成する画像合成手段とを備え、
画像合成手段からの合成画像に基づきプリント手段によ
りプリントを行ない、又は前記記録手段により記録媒体
に記録するようにしたから、簡単に好みの被合成画像を
合成した画像をプリント又はデータ記録することができ
る。また、被合成画像データ記憶手段に複数の被合成画
像データを記憶しておき、これら複数の被合成画像デー
タを選択する手段を設けることにより、好みの被合成画
像を選択することができるようになる。
【0042】また、請求項5記載の発明によれば、画像
データ記録手段は、記録媒体から画像データを読み出す
機能を備え、前記プリント手段は、記録媒体に記録され
た画像データに基づきプリントを行うようにしたから、
持ち込んだ画像データに基づき簡単に業務用の高解像度
なプリンタを用いて、プリントを行うことができる。し
たがって、高価で且つ高解像度なプリンタを個人的に用
意する必要もなく、スタンドアローン型の写真作製装置
を用いて、手軽に高品質のプリントを得ることができる
ようになる。
【0043】また、請求項6記載の発明によれば、画像
データ記録手段は、記録媒体から画像データを読み出す
機能を備え、画像合成手段は、前記撮像手段による画像
データ、記録媒体からの画像データ、被合成画像データ
を選択的に用いて画像合成することにより、スタンドア
ローン型の写真作製装置を用いて、持ち込んだ被合成画
像データや主要被写体画像データ等に基づき簡単に画像
合成することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した写真作製装置を示す概略図で
ある。
【図2】写真作製装置の外観を示す斜視図である。
【図3】写真作製装置のレーザープリンタを示す概略図
である。
【図4】写真作製装置の熱現像転写ユニットを示す概略
図である。
【図5】写真作製装置の撮影プリントモードにおける処
理手順を示すフローチャートである。
【図6】写真作製装置の画像データ記録モードにおける
処理手順を示すフローチャートである。
【図7】写真作製装置の撮影プリント・記録モードにお
ける処理手順を示すフローチャートである。
【図8】写真作製装置の他画像プリントモードにおける
処理手順を示すフローチャートである。
【図9】写真作製装置の画像合成モードにおける処理手
順を示すフローチャートである。
【図10】同画像合成モードにおける処理手順を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
10 写真作製装置 12 撮影室 13 写真作製室 20,21 照明 22 撮影窓 23 操作パネル 24 金銭投入口 25 釣り銭出口 26 FD挿入口 27 取出し口 30 制御ユニット 31 金銭ユニット 32 カメラ 33 ディスプレイ 34 レーザープリンタ 35 熱現像転写ユニット 36 FDドライブユニット 40 コントローラ 41 画像処理部 42 フレームメモリ 43 データメモリ 45 ハーフミラー 46 FD 50 レーザービーム露光部 51 副走査搬送部 54 感光材料 54a シート状感光材料 75 受像シート 75a 写真

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体を撮像する撮像手段と、撮像手段
    で撮像した画像データに基づきプリントを行うプリント
    手段とを備え、料金の投入により被写体を撮像してプリ
    ント写真を作製する写真作製装置において、 前記画像データを記録媒体に記録する画像データ記録手
    段を設けたことを特徴とする写真作製装置。
  2. 【請求項2】 前記画像データ記録手段は、記録済みの
    記録媒体を記録媒体取出し口に排出することを特徴とす
    る請求項1記載の写真作製装置。
  3. 【請求項3】 被合成画像データを記憶する被合成画像
    データ記憶手段と、この被合成画像データと前記撮像手
    段からの主要被写体画像データとから画像合成する画像
    合成手段とを備え、画像合成手段からの合成画像に基づ
    き、前記プリント手段によりプリントを行ない、又は前
    記記録手段により記録媒体に記録することを特徴とする
    請求項1又は2記載の写真作製装置。
  4. 【請求項4】 前記被合成画像データ記憶手段に複数の
    被合成画像データを記憶しておき、これら複数の被合成
    画像データを選択する手段を設けたことを特徴とする請
    求項3記載の写真作製装置。
  5. 【請求項5】 前記画像データ記録手段は、記録媒体か
    ら画像データを読み出す機能を備え、前記プリント手段
    は、記録媒体に記録された画像データに基づきプリント
    を行うことを特徴とする請求項1又は2記載の写真作製
    装置。
  6. 【請求項6】 前記画像データ記録手段は、記録媒体か
    ら画像データを読み出す機能を備え、前記画像合成手段
    は、前記撮像手段による画像データ、記録媒体からの画
    像データ、被合成画像データを選択的に用いて画像合成
    することを特徴とする請求項3又は4記載の写真作製装
    置。
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