JPH10224569A - 画像読取り装置 - Google Patents

画像読取り装置

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JPH10224569A
JPH10224569A JP9026432A JP2643297A JPH10224569A JP H10224569 A JPH10224569 A JP H10224569A JP 9026432 A JP9026432 A JP 9026432A JP 2643297 A JP2643297 A JP 2643297A JP H10224569 A JPH10224569 A JP H10224569A
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JP
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roller
lower frame
image scanner
reference roller
scanner
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JP9026432A
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Inventor
Yoshihisa Otake
佳久 大嶽
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、読取り基準ローラとイメージスキャ
ナを取付ける組立て作業が容易である画像読取り装置を
提供することを課題とする。 【解決手段】原稿を搬送する原稿通路の下面を形成する
とともに軸受け部を有する下フレ−ム11と、この下フ
レ−ムの上側に位置して前記原稿通路の上面を形成し前
記下フレ−ムに対して開閉可能な上フレ−ム12と、前
記原稿通路に臨んで配置され軸部が前記下フレ−ムの軸
受け部において着脱可能に一定位置に支持されて前記上
フレ−ムにより押えられた読取り基準ローラ20と、前
記下フレ−ムまたは上フレ−ムに上下方向変位自在に配
置されたイメージスキャナ17と、前記下フレ−ムまた
は上フレ−ムに設けられて前記イメージスキャナを支持
して前記読取り基準ローラに向けて弾性力を加える弾性
体52とを具備すること特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はファクシミリ装置な
どに設けられる画像読取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばファクシミリ装置において原稿に
記載された画像を読取る画像読取り装置として、下フレ
−ムと上フレ−ムとで形成される原稿通路に原稿を搬送
し、下フレ−ムに設けたイメージスキャナと読取り基準
ローラ(白色ローラ)との間に通してイメージスキャナ
により原稿の画像を読取る形式のものがある。この形式
の画像読取り装置では、イメージスキャナが読取り基準
ローラに光を照射してその反照光を受けることにより、
読取り基準ローラをイメージスキャナが画像を読取る上
で白色の基準としており、光学的な関係からイメージス
キャナと読取り基準ローラとを所定の位置関係に保持す
る必要がある。
【0003】従来、この形式の画像読取り装置として図
3および図4に示すものがある。図3は画像読取り装置
の分解斜視図、図4はファクシミリ装置において画像読
取り装置の部分を破断して示す側面図である。
【0004】図中1はファクシミリ装置の装置本体で、
この装置本体1の内部には受信した画像情報を例えば電
子写真方式により記録紙に記録する記録装置が設けられ
ている。装置本体1の図示上には送信用原稿を搬送しな
がら原稿に記載されている画像を読取る画像読取り装置
が設けられており、この画像読取り装置を設けた箇所の
装置本体1の上には操作パネル2が設けてある。この操
作パネル2は、後述する原稿通路Aの上側に位置して配
置されるとともに前端(図1にて左端)が装置本体1に
設けた図示しない枢軸を中心として上下方向に回動して
原稿通路Aを開閉するように設けられている。
【0005】画像読取り装置について説明する。
【0006】図中11は下フレ−ムで、これは原稿通路
Aの下面を構成する下ガイド11aを有している。下フ
レ−ム1は装置本体1に配置されて適宜な手段により取
付けられている、12は上フレ−ムで、これは下ガイド
11aに対して間隔を存して上側に位置して原稿通路A
の上面を構成する上ガイド12aを有している。上フレ
−ム12は下フレ−ム11の上側に位置して操作パネル
2に配置されて適宜な手段により取付けられている。す
なわち、下フレ−ム11のガイド11aと上フレ−ム1
2の上ガイド12aとで原稿を図1のZ方向へ搬送する
原稿通路Aを構成している。
【0007】下フレ−ム11における下ガイド11aの
幅方向中央部には原稿搬送方向上流側から下流側に分離
ローラ13、搬送ローラ14および搬送ローラ15が夫
々原稿搬送方向に対して直交する方向に沿って配置され
ている。各ローラ13、14および15は図2に示すよ
うに軸13a、14aおよび15aに夫々支持されてお
り、これら軸13a、14aおよび15aの一端部(図
示左端部)に夫々歯車(図示せず)が取付けられてい
る。そして、これら分離ローラ13の軸13a、搬送ロ
ーラ14の軸14aおよび搬送ローラ15の軸15aの
左右両端は下フレ−ム11の左右両側部に形成した側壁
11bに回転自在に支持されている。
【0008】搬送ローラ14と搬送ローラ15との間に
おける下ガイド11aの部分には、原稿搬送方向に対し
て直交する方向に沿って上面が開放されたスキャナ配置
溝部16が形成されており、このスキャナ配置溝部16
の内部にはイメージスキャナ17が設けられている。イ
メージスキャナ17は、例えば原稿の幅に対応する長さ
を有する細長い直線形をなすケースの内部に光源である
LED、結像素子、固体撮像素子を夫々直列に並べて設
けるとともにケースの一側面を透明な読取り面17a
(図3に示す)として形成したもので、LEDからケー
スの読取り面17aを介して原稿に対して光を照射し、
その反射光を再びケースの読取り面17aを介して入射
させて結像素子で固体撮像素子上に結像し、固体撮像素
子がこの像を電気信号に変換して画像読取りを行なうも
のである。イメージスキャナ17は読取り面17aを上
向きにしてスキャナ配置溝部16の内部に配置され、取
付けブラケット18を介して高さを調整された状態で取
付け固定されている。
【0009】下フレ−ム11の左右両側部の側壁11b
におけるスキャナ配置溝部16の真上に位置する箇所に
は軸受け部19が夫々形成されている。この軸受け部1
9は上が開放されて上下方向に延びる長孔をなすもの
で、これら一対の軸受け部19でイメージスキャナ17
の読取り面17aの上側に配置された読取り基準ローラ
20の軸21が上下方向変位可能に支持されている。読
取り基準ローラ20はイメージスキャナ17よりやや大
きい長さを有する合成樹脂で形成された白色をなすもの
で、この読取り基準ローラ20を支持する軸21はロー
ラ左右両端から外側へ突出しており、この軸21の一端
部(図示左端部)には歯車22が(図3に示す)が取付
けられている。
【0010】そして、読取り基準ローラ20はイメージ
スキャナ17の読取り面17aの上側に平行(原稿搬送
方向に対して直角な方向)に配置され、軸21の左右両
端は下フレ−ム11の左右両側部の側壁11bに夫々形
成した一対の軸受け部19にその上開放部から挿入支持
されている。これにより軸21は上下方向に延びる長孔
をなす一対の軸受け部19に沿って上下方向に変位可能
に支持され、読取り基準ローラ20がイメージスキャナ
17の読取り面17aに対して接近離間する方向に変位
可能に設けられる。なお、イメージスキャナ17の軸方
向左右両端には0.1mm程度の厚さのスペーサ23が
取付けられており、このスペーサ22を挟んで読取り基
準ローラ20とイメージスキャナ17の読取り面17a
との間に一定の隙間を確保している。
【0011】図中31は回転駆動ユニットで、この回転
駆動ユニット31はフレ−ム32に電動機33と、この
電動機33の回転を受けてその回転を伝達する複数の歯
車からなる歯車群34とを装着したものである。この回
転駆動ユニット31は、下フレ−ム11の一方の端部
(図1において左端部)の外側に配置されて下フレ−ム
11に取付けられており、歯車群34を構成する歯車の
うちある歯車は読取り基準ローラ20の軸21の一端部
に設けた歯車22と噛合し、他の歯車は分離ロー13の
軸13a、搬送ローラ14の軸14aおよび搬送ローラ
15の軸15aの一端部に夫々取付けた歯車(図示せ
ず)と噛合している。これにより電動機33の回転を歯
車群34を介して分離ロー13、搬送ローラ14、搬送
ローラ15および読取り基準ローラ20へ伝達すること
が可能となる。
【0012】上フレ−ム12の上ガイド12aの幅方向
中央部には原稿搬送方向上流側には下フレ−ム11に設
けた分離ローラ13に接触する分離パット41が設けら
れ、さらに原稿搬送方向上流側から下流側へ間隔を存し
て下フレ−ム11に設けた搬送ローラ14に接触するピ
ンチローラ42と搬送ローラ15に接触するピンチロー
ラ43が夫々原稿搬送方向に対して直交する方向に沿っ
て配置されている。
【0013】各ローラ42、43は図2に示すように軸
42a、43aに夫々支持されており、これら軸42
a、43aの左右両端は上フレ−ム12の左右両側部に
形成した側壁12bに回転自在に支持されている。
【0014】また、上フレ−ム12の左右両側部の側壁
12bには夫々下フレ−ム11の一対の軸受け部19の
上側に位置して板ばねからなるローラ押えばね44が取
付けられている。これら一対のローラ押えばね44は下
フレ−ム11に設けた読取り基準ローラ20の左右両端
部外周面に上側から押圧接触して、読取り基準ローラ2
0に対してイメージスキャナ17に接近する向きに弾性
力を加えている。このため、読取り基準ローラ20の軸
21は一対のローラ押えばね44に押されて下フレ−ム
11の軸受け部19の下端に押し付けられて上側へ向け
て移動しないように押えられている。これにより読取り
基準ローラ20は下フレ−ム11に保持される。そし
て、読取り基準ローラ20はイメージスキャナ17の取
付け位置に追従して上下に変位する。
【0015】なお、45は原稿通路Aに対して原稿搬搬
送方向上流側に位置して設けられた原稿送込みトレイで
ある。
【0016】そして、操作パネル2を閉じている場合に
は、上フレ−ム11の上ガイド11aと下フレ−ム12
の下ガイド12aとで上面および下面を形成する原稿通
路Aを構成する。また、上フレ−ム11に設けた押えば
ね44は下フレ−ム11の軸受け部19で支持した読取
り基準ローラ20を押えて保持する。
【0017】上フレ−ム12に設けた分離パット41と
ピンチローラ42、43は下フレ−ム11に設けた分離
ローラ13と搬送ローラ14、15に上側から接触して
いる。操作パネル2をその前端部の枢支点を中心に上向
きに回動して開くと上フレ−ム12が操作パネル2と一
体に上側へ移動して原稿通路Aを開放する。上フレ−ム
12に設けた分離パット41とピンチローラ42、43
は下フレ−ム11に設けた分離ローラ13と搬送ローラ
14、15から離れる。また、上フレ−ム11に設けた
押えばね44は読取り基準ローラ20から離れる。これ
により読取り基準ローラ20の押え保持が解除される。
このため、軸21を下フレ−ム11の一対の軸受け部1
9内を上側へ移動して上開放部から抜き出すことによ
り、読取り基準ローラ20を下フレ−ム11から取り外
すことができる。
【0018】このように読取り基準ローラ20を下フレ
−ム11から容易に取り外すことができるようにするの
は次の述べる理由よるものである。イメージスキャナ1
7は画像読取りする上で白色の読取り基準ローラ20の
反射光を利用して基準としている。このため、読取り基
準ローラ20は常に初期の白色を維持することが要求さ
れる。ところが、一般に読取り基準ローラ20は合成樹
脂で形成されており、多くの原稿と摺接すると汚れが付
着して初期の白色が退色する。そこで、汚れが付着して
退色した読取り基準ローラ20を交換する必要があり、
この交換作業を容易にすることが要求される。また、イ
メージスキャナ17の読取り面17aも原稿の摺接によ
り汚れるために掃除する必要があり、この掃除作業を容
易にすることが要求される。
【0019】このように構成された画像読取り装置は操
作パネル2を閉じて原稿を搬送して画像読取りを行な
う。すなわち、電動機33を駆動すると、その回転が歯
車群34を介して伝達されて分離ローラ13、搬送ロー
ラ14、搬送ローラ15が夫々へが図示矢印方向へ回転
され、また伝達読取り基準ローラ20も図示矢印方向へ
回転される。伝達読取り基準ローラ20は原稿搬送時に
原稿に対する負荷とならないようにするために搬送ロー
ラ14、15と同じ周速度で回転させる。ピンチローラ
42、43も搬送ローラ14、15に接触して回転す
る。
【0020】原稿Pは原稿送込みトレイ45に積層して
載置する。原稿Pは分離ローラ13と分離パット41に
よって一枚づつ分離されて原稿通路Aの内部へ送込まれ
搬送ローラ14とピンローラ42とにより搬送される。
続いて、原稿Pはイメージスキャナ11と読取り基準ロ
ーラ20との間を通過する。ここで、イメージスキャナ
11は前述した作用により原稿Pに記載された画像を読
取る。原稿Pはイメージスキャナ11を通過した後に搬
送ローラ15とピンローラ43とにより搬送される原稿
通路Aから外部へ排出される。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】画像読取り装置では、
読取り基準ローラ20を交換する場合などに便利なよう
に着脱可能に設けており、このことから従来は読取り基
準ローラ20とイメージスキャナ17とを一定の位置関
係に保持するために、読取り基準ローラ20を上下方向
に変位可能に設けてイメージスキャナ17の取付け位置
に追従して上下に変位するようにしている。
【0022】一方、読取り基準ローラ20は、原稿搬送
時に原稿に対する負荷とならないようにするために、回
転駆動ユニット31における電動機33の回転を歯車群
34を介して受けて搬送ローラ14、15と同じ周速度
で回転させている。このため、読取り基準ローラ20は
歯車22を設けて、この歯車22を回転駆動ユニット3
1における歯車群34の歯車と噛合させている。この歯
車22を回転駆動ユニット31における歯車群34の歯
車と噛合の位置は、両者間の良好な回転伝達を行なう上
で一定の範囲に保持することが必要である。
【0023】読取り基準ローラ20の位置がイメージス
キャナ17の取付け位置に追従して上下方向に変位する
と、これに伴って読取り基準ローラ20の歯車22と回
転駆動ユニット31における歯車群34の歯車と噛合の
位置が変化する。ところが、読取り基準ローラ20の位
置変位が大きい場合には、この影響で読取り基準ローラ
20の歯車22と回転駆動ユニット31における歯車群
34の歯車と噛合の位置変位が一定の範囲を越えてしま
うことがある。
【0024】そこで、読取り基準ローラ20の位置変位
の影響で読取り基準ローラ20の歯車22と回転駆動ユ
ニット31における歯車群34の歯車と噛合位置が一定
の範囲を越える場合には、イメージスキャナ17の取付
け位置を調整する作業を行ない、歯車22と歯車群34
の歯車との噛合位置を一定範囲に保持している。
【0025】このように従来の画像読取り装置では、読
取り基準ローラ20とイメージスキャナ17との組合せ
において、読取り基準ローラ20の歯車22と回転駆動
ユニット31における歯車群34の歯車との噛合位置を
一定範囲に確保するために、作業者がイメージスキャナ
17の取付け位置を調整する作業を特別に行なう必要が
あったので組み立て作業が大変面倒であった。
【0026】本発明は前記事情に基づいてなされてもの
で、読取り基準ローラとイメージスキャナを取付ける組
立て作業が容易である画像読取り装置を提供することを
課題とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の画像読
取り装置は、原稿を搬送する原稿通路の下面を形成する
とともに軸受け部を有する下フレ−ムと、この下フレ−
ムの上側に位置して前記原稿通路の上面を形成し前記下
フレ−ムに対して開閉可能な上フレ−ムと、前記原稿通
路に臨んで配置され軸部が前記下フレ−ムの軸受け部に
着脱可能に一定位置に支持されて前記上フレ−ムにより
押えられた読取り基準ローラと、前記下フレ−ムまたは
上フレ−ムに上下方向変位自在に配置されたイメージス
キャナと、前記下フレ−ムまたは上フレ−ムに設けられ
て前記イメージスキャナを支持して前記読取り基準ロー
ラに向けて弾性力を加える弾性体とを具備すること特徴
とする。
【0028】この発明の構成によれば、読取り基準ロー
ラが一定位置に固定されているために、読取り基準ロー
ラを回転させるためにこのローラに設けた歯車と回転伝
達用の歯車との噛合位置を一定範囲に保持することがで
きる。イメージスキャナが読取り基準ローラの取付け位
置に追従して上下方向に変位して弾性体に支持されるの
で、作業者がイメージスキャナの取付け位置を調整する
作業を特別に行なう必要がない。従って、読取り基準ロ
ーラとイメージスキャナを取付ける組立て作業が容易で
ある。
【0029】請求項2の発明の画像読取り装置は、原稿
を搬送する原稿通路の下面を形成するとともに軸受け部
およびこの軸受け部の下側箇所に位置するスキャナ配置
溝部を有する下フレ−ムと、この下フレ−ムの上側に位
置して前記原稿通路の上面を形成し前記下フレ−ムに対
して開閉可能な上フレ−ムと、前記原稿通路に臨んで配
置され軸部が前記下フレ−ムの軸受け部において着脱可
能に一定位置に支持されて前記上フレ−ムにより押えら
れた読取り基準ローラと、前記下フレ−ムのスキャナ配
置溝部に上下方向変位自在に配置されたイメージスキャ
ナと、前記下フレ−ムのスキャナ配置溝部に設けられ前
記イメージスキャナを下側から支えて前記イメージスキ
ャナに対して前記読取り基準ローラに向けて弾性力を加
える弾性体とを具備すること特徴とする。
【0030】この発明の構成によれば、読取り基準ロー
ラとイメージスキャナとを取付ける組立て作業が容易な
画像読取り装置を簡素な構成で実現することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態について図
1および図2を参照して説明する。
【0032】図1は画像読取り装置の分解斜視図、図2
はファクシミリ装置において画像読取り装置の部分を破
断して示す側面図である。この実施の形態は図3および
図4に示す従来の形態を基にしたもので、図1および図
2において図3および図4と同じ部分は同じ符号を付し
て示している。
【0033】すなわち、図中1はファクシミリ装置本
体、2は操作パネル、11は下部フレ−ム、11aは下
ガイド、11bは側壁、12は上フレ−ム、12aは上
ガイド、12bは側壁、13は分離ローラ、14、15
は搬送ローラ、16はイメージスキャナ配置溝部、17
はイメージスキャナ、20は読取り基準ローラ、21は
軸、22は歯車、23はスペーサ、31は回転駆動ユニ
ット、32はフレ−ム、33は電動機、34は歯車群、
41は分離パット、42、43はピンチローラ、45は
トレイである。
【0034】この実施の形態の画像読取り装置は、本発
明の特徴である読取り基準ローラ20とイメージスキャ
ナ17の取付け構造を除く部分は図3および図4に示す
従来の形態と同じ構造であり、従ってその説明を省略す
る。
【0035】次に本発明の特徴である読取り基準ローラ
20とイメージスキャナ17の取付け構造について説明
する。
【0036】下フレ−ム11の左右両側部における側壁
11bにはイメージスキャナ配置溝部16の上側に位置
する箇所に夫々上部が開放された半円形をなす軸受け部
51が形成されている。読取り基準ローラ20はイメー
ジスキャナ配置溝部16の上側にこれと平行に配置さ
れ、この読取り基準ローラ20を支持する軸21の両端
部が上フレ−ム12の一対の軸受け部51にその上側開
放部から挿入されて一定位置に支持されている。この一
対の軸受け部51は、読取り基準ローラ20を上下方向
に変可能に支持する従来の長孔からなる一対の軸受け部
19とは異なり読取り基準ローラ20を一定位置に固定
するためのもので、読取り基準ローラ20の歯車22が
回転駆動ユニット31の歯車と最適な位置で噛合するよ
うな深さで形成されている。
【0037】読取り基準ローラ20の軸21の一端部に
設けた歯車22は回転駆動ユニット31に設けた歯車群
34を構成する歯車と噛合している。
【0038】上フレ−ム12の左右両側部における側壁
12bには、下フレ−ム11の一対の軸受け部51の上
側に位置して図示しない突き当て部が夫々形成されてお
り、、この一対の突き当て部が下フレ−ム11に設けた
読取り基準ローラ20の左右両端部外周面に上側から押
えている。このため、読取り基準ローラ20の軸21は
下フレ−ム11の軸受け部51に上側へ向けて移動しな
いように押えられている。これにより読取り基準ローラ
20は下フレ−ム11の一定位置に固定されて取付けら
れる。
【0039】また、イメージスキャナ17は下フレ−ム
12におけるイメージスキャナ配置溝部16に上下方向
のみに変位可能に配置されている。すなわち、イメージ
スキャナ17は読取り基準ローラ20に対して接近離間
する方向に変位可能に配置されている。イメージスキャ
ナ配置溝部16はイメージスキャナ17が上下方向のみ
に変位可能に配置できるように深さおよび幅を設定す
る。イメージスキャナ配置溝部16の底部にはイメージ
スキャナ17の下側において複数の弾性体52が原稿通
路幅方向に間隔を存して並べて配置されている。この実
施の形態では複数の弾性体52は夫々圧縮コイルばねが
用いられている。
【0040】そして、これら複数の弾性体52はイメー
ジスキャナ17のケース外底面に当接してイメージスキ
ャナ17に対して上側(読取り基準ローラ20側)に向
けて弾性力を加えている。このため、イメージスキャナ
17はスペーサ23を介して読取り基準ローラ20の外
周面に接触している。これによりイメージスキャナ17
は読取り基準ローラ20の取り付け位置に追従して上下
変位する。なお、イメージスキャナ17は読取り基準ロ
ーラ20に対して変位するために焦点深度が大きいもの
を使用する。
【0041】そして、この画像読取り装置では、操作パ
ネル2を閉じている場合には、上フレ−ム11の上ガイ
ド11aと下フレ−ム12の下ガイド12aとで上面お
よび下面を形成する原稿通路Aを構成する。また、上フ
レ−ム11の左右両側部の側壁11bに形成した突き当
て部は下フレ−ム11の軸受け部51で支持した読取り
基準ローラ20を上側から押えて一定位置に固定してい
る。
【0042】操作パネル2をその前端部の枢支点を中心
に上向きに回動して開くと上フレ−ム12が操作パネル
2と一体に上側へ移動して原稿通路Aを開放する。上フ
レ−ム12に設けた突き当て部は読取り基準ローラ20
から離れる。これにより読取り基準ローラ20の保持が
解除される。このため、軸21を下フレ−ム11の一対
の軸受け部51から抜き出すことにより読取り基準ロー
ラ20を下フレ−ム11から取り外すことができる。
【0043】なお、この画像読取り装置において画像読
取りを行なう場合の動作は前述した従来の形態における
動作と同じであるために説明を省略する。
【0044】このような画像読取り装置の構造によれ
ば、読取り基準ローラ20が下フレ−ム11の一定位置
に固定されているために、読取り基準ローラ20を回転
させるためにこのローラに設けた歯車21と回転駆動ユ
ニット31における歯車群34の歯車との噛合位置を一
定に保持することができる。そして、読取り基準ローラ
20の歯車21と歯車群34の歯車とが最適な一定位置
で噛合しているために、読取り基準ローラ20を安定し
て回転させることができる。また、イメージスキャナ1
7が読取り基準ローラ20の取付け位置に追従して上下
方向に変位して弾性体52に支持されるので、作業者が
取付け位置を調整する作業を特別に行なう必要がない。
このように読取り基準ローラ20を一定位置に取付ける
構造とするとともに、イメージスキャナ17を読取り基
準ローラ20に対して変位可能に設けることにより、読
取り基準ローラ20とイメージスキャナ17とを取付け
る組立て作業が容易である。
【0045】そして、この実施の形態のように、下フレ
−ム11に軸受け部51を形成して読取り基準ローラ2
0を一定位置に固定し、且つ下フレ−ム11のスキャナ
配置溝部16にイメージスキャナ17を上下変位可能に
配置するとともにスキャナ配置溝部16に設けた弾性体
52によりイメージスキャナ17に対して読取り基準ロ
ーラ20に向けた弾性力を加える構成とすることによ
り、読取り基準ローラ20とイメージスキャナ17を取
付ける組立て作業が容易な画像読取り装置を簡素な構成
で実現することができる。
【0046】なお、本発明の画像読取り装置は、下フレ
−ム11にて読取り基準ローラ20を一定位置に固定し
て設け、イメージスキャナ17を上フレ−ム12に上下
方向変位可能に設けるとともに上フレ−ム12に設けた
弾性体52によりイメージスキャナ17に対して読取り
基準ローラ20に向けて弾性力を加える構成とすること
も可能である。
【0047】このように本発明は前述した実施の形態に
限定されずに種々変形して実施することができる。例え
ばイメージスキャナに弾性力を加える弾性体は圧縮コイ
ルばねに限定されずに、引っ張りコイルばねなどを用い
ることも可能である。
【0048】
【発明の効果】本発明の画像読取り装置によれば、読取
り基準ローラが一定位置に固定して読取り基準ローラに
設けた歯車と回転伝達用の歯車との噛合位置を一定範囲
に保持することができるとともに、イメージスキャナが
読取り基準ローラの取付け位置に追従して上下方向に変
位して弾性体に支持されるために、作業者がイメージス
キャナの取付け位置を調整する作業を特別に行なう必要
がなく、読取り基準ローラとイメージスキャナを取付け
る組立て作業が容易である。
【0049】また、本発明によれば、読取り基準ローラ
とイメージスキャナとを取付ける組立て作業が容易な画
像読取り装置を簡素な構成で実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における画像読取り装置
を示す分解斜視図。
【図2】同実施の形態において画像読取り装置を備えた
ファクシミリ装置を示す一部切欠側面図。
【図3】従来の実施の形態における画像読取り装置を示
す分解斜視図。
【図4】同従来の形態において画像読取り装置を備えた
ファクシミリ装置を示す一部切欠側面図。
【符号の説明】
1…ファクシミリ装置本体、 2…操作パネル、 11…下部フレ−ム、 12…上フレ−ム、 13…分離ローラ、 14、15…搬送ローラ、 15…搬送ローラ、 16…イメージスキャナ配置溝部、 17…イメージスキャナ、 20…読取り基準ローラ、 21…軸、 22…歯車、 23…スペーサ、 31…回転駆動ユニット、 32…フレ−ム、 33…電動機、 34…歯車群、 41…分離パット、 42…ピンチローラ、 43…ピンチローラ、 45…トレイ、 51…軸受け部、 52…弾性体。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を搬送する原稿通路の下面を形成す
    るとともに軸受け部を有する下フレ−ムと、この下フレ
    −ムの上側に位置して前記原稿通路の上面を形成し前記
    下フレ−ムに対して開閉可能な上フレ−ムと、前記原稿
    通路に臨んで配置され軸部が前記下フレ−ムの軸受け部
    において着脱可能に一定位置に支持されて前記上フレ−
    ムにより押えられた読取り基準ローラと、前記下フレ−
    ムまたは上フレ−ムに上下方向変位自在に配置されたイ
    メージスキャナと、前記下フレ−ムまたは上フレ−ムに
    設けられて前記イメージスキャナを支持して前記読取り
    基準ローラに向けて弾性力を加える弾性体とを具備する
    こと特徴とする画像読取り装置。
  2. 【請求項2】 原稿を搬送する原稿通路の下面を形成す
    るとともに軸受け部およびこの軸受け部の下側箇所に位
    置するスキャナ配置溝部を有する下フレ−ムと、この下
    フレ−ムの上側に位置して前記原稿通路の上面を形成し
    前記下フレ−ムに対して開閉可能な上フレ−ムと、前記
    原稿通路に臨んで配置され軸部が前記下フレ−ムの軸受
    け部において着脱可能に一定位置に支持されて前記上フ
    レ−ムにより押えられた読取り基準ローラと、前記下フ
    レ−ムのスキャナ配置溝部に上下方向変位自在に配置さ
    れたイメージスキャナと、前記下フレ−ムのスキャナ配
    置溝部に設けられ前記イメージスキャナを下側から支え
    て前記イメージスキャナに対して前記読取り基準ローラ
    に向けて弾性力を加える弾性体とを具備すること特徴と
    する画像読取り装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002368953A (ja) * 2001-06-07 2002-12-20 Canon Inc 原稿送り装置
US9942438B2 (en) 2015-07-17 2018-04-10 Fuji Xerox Co., Ltd. Image reading apparatus

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JP2002368953A (ja) * 2001-06-07 2002-12-20 Canon Inc 原稿送り装置
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