JPH10224338A - 同期検出回路 - Google Patents

同期検出回路

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JPH10224338A
JPH10224338A JP9027618A JP2761897A JPH10224338A JP H10224338 A JPH10224338 A JP H10224338A JP 9027618 A JP9027618 A JP 9027618A JP 2761897 A JP2761897 A JP 2761897A JP H10224338 A JPH10224338 A JP H10224338A
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JP
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signal
synchronization
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detection
counter
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JP9027618A
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English (en)
Inventor
Kazuya Ueda
和也 上田
Takaaki Konishi
孝明 小西
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Priority to PCT/JP1998/000538 priority patent/WO1998036558A1/ja
Priority to US09/171,079 priority patent/US6069667A/en
Priority to CA002251799A priority patent/CA2251799C/en
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/04Synchronising
    • H04N5/08Separation of synchronising signals from picture signals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L7/00Arrangements for synchronising receiver with transmitter
    • H04L7/02Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information
    • H04L7/027Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information extracting the synchronising or clock signal from the received signal spectrum, e.g. by using a resonant or bandpass circuit

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Television Systems (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディジタルCATVやCSディジタル放送
等、デジタル信号伝送における同期検出回路において、
短時間で同期検出可能な安定した同期検出回路を実現す
る。 【解決手段】 入力されるデータ系列の信号に重畳され
た同期信号のパターンを照合する照合手段2と、この照
合手段2で照合されたパターンが複数回にわたって一致
し、かつ、このときに同期未検出状態を示す同期未検出
信号が出力されている場合には、この同期未検出信号に
代えて同期検出状態を示す同期検出信号を出力する第1
の手段3,5と、照合手段2で照合されたパターンが不
一致で、かつ、そのときから所定時間が経過しても第1
の手段3,5から同期検出信号が出力されない場合に同
期未検出信号を出力する第2の手段4,5とを備えると
ともに、入力されるデータ系列の信号が切り替えられた
場合には、これに応答して第2の手段4,5から強制的
に同期未検出信号を出力させる初期化手段10を設けて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディジタルCATV
やCSディジタル放送等のようなデジタル信号伝送にお
ける同期検出回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ディジタルCATVやCSディジタル放
送等のディジタル信号伝送では、送信側で同期信号や誤
り訂正符号等が付加されて信号が伝送される。
【0003】特に、同期信号は、受信側で信号を復元す
る上で時間的な基準として用いられるため重要なもので
ある。
【0004】図7は、米国のATV(Advanced Televisi
on)に用いられているVSB伝送のフォーマットを示す
ものである。
【0005】このVSB伝送のようなディジタル信号伝
送における同期信号(ここではセグメント同期信号)を検
出するための回路として、従来、たとえば、図8に示す
構成ものがある。
【0006】図8において、100はVSB伝送のフォ
ーマットに基づいて送信されてくるデジタル信号が入力
される入力端子、101は同期検出の判定信号の出力端
子である。
【0007】2は受信されたデジタル信号に含まれる同
期信号のパターンを照合するパターン照合部である。す
なわち、このパターン照合部2は、図7のセグメント同
期信号(4シンボル分)に含まれる信号パターンを、予め
設定されている基準パターン(4シンボル分)と照合し、
両者が一致している場合にハイレベルの信号bを出力す
る。
【0008】3は前記パターン照合部2によって行なわ
れる同期信号のパターン照合が一致する場合の回数をカ
ウントする一致検出カウンタ、4は前記パターン照合部
2のパターン照合結果が不一致の場合の回数をカウント
する不一致検出カウンタである。
【0009】すなわち、一致検出カウンタ3は、後述す
る同期カウンタ6から出力されるタイミング信号cが入
力されたときに、パターン照合部2の出力信号bがハイ
レベルであれば、そのカウント値を+1ずつカウントア
ップして行き、カウント値が“3”に達すると、パター
ン照合部2の出力信号bがハイレベルであっても、
“3”のカウント値に保たれる。また、同期カウンタ6
の出力信号cが入力されたときに、パターン照合部2の
出力信号bがローレベルであれば、そのカウント値が
“0”にリセットされるようになっている。
【0010】一方、不一致検出カウンタ4は、同期カウ
ンタ6から出力されるタイミング信号cが入力されたと
きに、パターン照合部2の出力信号bがローレベルであ
れば、そのカウント値を+1ずつカウントアップして行
き、カウント値が“3”に達すると、パターン照合部2
の出力信号bがローレベルであっても“3”のカウント
値に保たれる。また、同期カウンタ6の出力信号cが入
力されたときに、パターン照合部2の出力信号bがハイ
レベルであれば、そのカウント値が“0”にリセットさ
れるようになっている。
【0011】6は前記一致検出カウンタ3と不一致検出
カウンタ4の両出力に基づいて同期検出判定を行なう同
期検出判定部で、この同期検出判定部6は、一致検出カ
ウンタ3の出力信号dが“3”で、かつ不一致検出カウ
ンタ4の出力信号eが“0”の状態に丁度切り換わった
時点で同期検出状態を示すハイレベルの信号fを、ま
た、一致検出カウンタ3の出力信号dが“0”で、かつ
不一致検出カウンタ4の出力信号eが“3”の状態に丁
度切り換わった時点で同期未検出状態を示すローレベル
の信号fを、それぞれ出力するように構成されている。
【0012】なお、同期信号入力の必要回数は、一致検
出カウンタ3と不一致検出カウンタ4のカウントの設定
値と、同期検出判定部5の設定値を適宜設定し直すこと
で変更することができる。
【0013】また、6は、パターン照合部2と前記同期
検出判定部5の両出力信号b,fから前記一致検出カウン
タ3と前記不一致検出カウンタ4のカウント動作のタイ
ミングを制御する同期カウンタである。
【0014】すなわち、この同期カウンタ6は、同期検
出判定部5の出力fが同期未検出状態を示すローレベル
の場合には、パターン照合部2の出力bが入力されるた
びに、これに応答してカウント動作を開始し、1セグメ
ント分(832シンボル分)の時間が経過するたびに、4
シンボル分に相当する期間にわたってハイレベルのタイ
ミング信号cを出力する。また、同期検出判定部5の出
力fが同期検出状態を示すハイレベルの場合には、この
ハイレベルになった時点からカウント動作を開始し、以
降は1セグメント分(832シンボル分)の時間が経過す
るたびに、4シンボル分に相当する期間にわたってハイ
レベルのタイミング信号cを出力するように構成されて
いる。さらに、同期カウンタ6は、同期検出判定部5の
出力fが同期未検出状態を示すローレベルの場合におい
て、1セグメント(832シンボル)分の時間が経過する
までに、パターン照合部2からの出力bが入力されて
も、1セグメント(832シンボル)分の時間が経過しな
い限りタイミング信号cを出力しないようになってい
る。
【0015】そして、上記の一致検出カウンタ3および
同期検出判定部5が特許請求の範囲における第1の手段
に、また、不一致検出カウンタ4および同期検出判定部
5が特許請求の範囲における第2の手段に、それぞれ対
応している。
【0016】次に、上記構成の同期検出回路の動作につ
いて、図9および図10に示すタイミングチャートを参
照して説明する。
【0017】図9に示す例の場合は、ある一つのデジタ
ル信号のみが入力端子100を介して最初に入力され始
めた初期の状態を示している。
【0018】入力端子100から入力されたディジタル
信号aは、まず、パターン照合部2に入力される。
【0019】パターン照合部2は、図7におけるセグメ
ント同期信号のパターンが存在する場所を検出し、その
セグメント同期信号のパターンに基準パターンが一致し
たならば、パターン一致を示す4シンボル分に相当する
ハイレベルの信号bを、一致検出カウンタ3、不一致検
出カウンタ4、および同期カウンタ6にそれぞれ出力す
る。
【0020】一致検出カウンタ3および不一致検出カウ
ンタ4は、パターン照合部2から出力される信号bを、
同期カウンタ6からのタイミング信号cに応じてカウン
トし、その結果の信号d,eを同期検出判定部5に出力す
る。
【0021】すなわち、図9に示す例の場合、一致検出
カウンタ3に対して同期カウンタ6から出力されるタイ
ミング信号cが入力されたときに、パターン照合部2の
出力信号bがハイレベルとなっているので、一致検出カ
ウンタ3は、そのカウント値を+1ずつカウントアップ
するが、カウント値が“3”に達すると以降はカウント
値が“3”に保たれる。
【0022】一方、不一致検出カウンタ4に対して同期
カウンタ6の出力信号cが入力されたときに、パターン
照合部2の出力信号bがハイレベルとなっておれば、不
一致検出カウンタ4は、そのカウント値が“0”にリセ
ットされる。
【0023】同期検出判定部5は、一致検出カウンタ3
と不一致検出カウンタ4からそれぞれ入力されるカウン
ト値によって同期検出の判定を行なう。
【0024】すなわち、一致検出カウンタ3の出力信号
dが“3”で、かつ、不一致検出カウンタ4の出力信号e
が“0”の状態に切り換わった時点(時刻ta)で同期検出
状態を示すハイレベルの信号fを出力する。
【0025】このように、同期検出判定部5から同期検
出状態を示すハイレベルの信号fが出力されている場合
には、図7に示したデータエリアの位置が正確に把握で
きていることになるから、図示しない後段のデータ処理
回路において、そのデータエリアに含まれるデータにつ
いて各種の処理が行われることになる。
【0026】なお、同期カウンタ6は、図9に示す例の
場合、同期検出判定部5の出力fが同期未検出状態を示
すローレベルの状態から同期検出状態を示すハイレベル
の状態に切り換わって時点taからは、1セグメント分
(832シンボル分)の時間が経過するたびに、4シンボ
ル分に相当する期間にわたってハイレベルのタイミング
信号cを両カウンタ3,4に対して出力する。
【0027】図10に示す例の場合は、ある一つのデジ
タル信号が入力端子100を介して入力されている途中
で、たとえば受信切換スイッチなどを手動操作して、他
のデジタル信号が入力されるように受信が切り換られた
状態を示している。
【0028】したがって、この場合には、同期検出状態
から信号切り換えによって一時的に同期未検出状態とな
り、再度、同期検出状態になる。
【0029】すなわち、図10において、一方のデータ
信号が入力されている信号切換前の状態(時刻t0以前)で
は、同期検出判定部5からは同期検出状態を示すハイレ
ベルの信号fが出力されている。したがって、同期カウ
ンタ6からは、図10に示したように、同期検出を示す
ハイレベルの状態になった時点から、1セグメント分
(832シンボル分)の時間が経過するたびに、4シンボ
ル分に相当する期間にわたってハイレベルのタイミング
信号cを両カウンタ3,4に対して出力し続けている。
しかも、そのとき、一致検出カウンタ3のカウント値は
“3”に、不一致検出カウンタ4のカウント値は“0”
になっている。
【0030】この状態から、次に、一方の入力信号から
他方の入力信号に切り換わったとき(時刻t0)、両入力信
号の位相が完全に一致していることは稀で、通常、両信
号の位相は不一致となる。したがって、パターン照合部
2から出力される信号bの出力期間が1セグメント(83
2セグメント分)の期間よりも長くなったり、短くなっ
たりする。このため、同期カウンタ6からタイミング信
号cが出力された時点(時刻t0)では、パターン照合部2
の出力信号bはローレベルとなっているので、一致検出
カウンタ3はリセットされる一方、不一致検出カウンタ
4は、同期カウンタ6からのタイミング信号cが入力さ
れるたびに(時刻t1,t2,t3)、そのカウント値を“1”
ずつカウントアップしていき、カウント値が“3”に達
するとその値を“3”に保持する。
【0031】そして、同期検出判定部5は、一致検出カ
ウンタ3の出力信号dが“0”で、かつ、不一致検出カ
ウンタ4の出力信号eが“3”の状態に丁度切り換わっ
た時点(時刻t2)で同期未検出状態を示すローレベルの信
号fを出力する。
【0032】同期カウンタ6は、同期検出状態(ハイレ
ベル)から同期未検出状態(ローレベル)に切り換わるる
と、パターン照合部2からの出力信号bが入力されるた
びに、この信号bの立ち上がり時点から1セグメント分
(832シンボル分)の時間が経過するたびに、4シンボ
ル分に相当する期間にわたってハイレベルのタイミング
信号cを両カウンタ3,4に対して順次出力する。
【0033】たとえば、時刻t3でのタイミング信号c
は、同期検出判定部5の出力fは同期未検出状態(ローレ
ベル)であるから、時刻t2'で発生されたパターン照合部
2の出力信号bから1セグメント(832シンボル分)の
期間後に発生される。
【0034】そして、同期未検出状態において、同期カ
ウンタ6から出力されるタイミング信号cが入力された
ときに、パターン照合部2の出力信号bがハイレベルと
なっておれば(時刻t3)、一致検出カウンタ3は、そのカ
ウント値を+1だけカウントアップする一方、不一致検
出カウンタ4のカウント値が“0”にリセットされ、以
降、一致検出カウンタ3は、カウント値が+1ずつ増加
する(時刻t4,t5)。そして、同期検出判定部5は、一致
検出カウンタ3のカウント値が“3”となり、かつ、不
一致カウンタ4の出力信号eが“0”の状態になった時
点t5で同期検出状態を示すハイレベルの信号fを再び出
力する。
【0035】図10から分かるように、ある一つのデジ
タル信号が入力端子100を介して入力されている途中
で、他のデジタル信号が入力されるように受信が切り換
られた場合には、同期検出状態から信号切り換えによっ
て一時的に同期未検出状態となるまでには、セグメント
同期信号が2回(時刻t0',t1')入力される必要がある。
さらに、同期未検出状態から再度、同期検出状態になる
までには、セグメント同期信号が4回(時刻t2',t3
t4,t5)入力される必要がある。つまり、信号の切り替
わりから、再度、同期検出状態になるまでには、セグメ
ント同期信号入力が計6回入力される必要がある。
【0036】このようにしているのは、たとえば、ノイ
ズやデータ欠落等の影響で同期信号が欠落したり、デー
タエリアに同期信号のパターンと同じパターンが偶然に
現れたりしたような場合でも誤動作しないように、一種
の保護機能を付与するためである。
【0037】この状況を図11および図12のタイミン
グチャートを参照して説明する。
【0038】図11は、同期検出状態にあるとき(一致
検出カウンタ3のカウント値が“3”、不一致検出カウ
ンタ4のカウント値が“0”で、同期検出判定部5から
同期検出を示すハイレベルの信号が出力されていると
き)、その途中の時刻tb1においてノイズ等の外乱の影響
で入力信号aに含まれる同期信号のパターンが一時的に
崩れた場合を示している。
【0039】このとき(時刻tb1)、パターン照合部2か
らは、パターン一致を示すハイレベルのパルスは出力さ
れずにローレベルのままとなる。その際、同期カウンタ
6からタイミング信号cが出力されると、一致検出カウ
ンタ3はリセットされて、そのカウント値が“0”にな
る一方、不一致検出カウンタ4のカウント値は“1”と
なる。
【0040】しかし、ノイズ等の外乱は突発的なもので
あって継続性がないので、次のタイミング(時刻tb2)以
降に入力される同期信号はすべて正常なものとすると、
パターン照合部2からは、同期検出を示すハイレベル
(4シンボル分)のパルス信号bが出力されるようになる
から、一致検出カウンタ3のカウント値が“1”から順
次増加する一方、不一致検出カウンタ4はリセットされ
てそのカウント値が“0”となる。
【0041】前述のように、同期検出判定部5は、一致
検出カウンタ3の出力信号dが“0”で、かつ、不一致
検出カウンタ4の出力信号eが“3”の状態にならない
と同期未検出を示すローレベルの信号を出力しないか
ら、図11に示すように、ノイズ等の影響で同期信号が
一時的に崩れたところで、直ちに同期未検出状態(ロー
レベル)とはならず、同期検出を示すハイレベルの状態
がそのまま維持されるため、誤動作発生が防止される。
【0042】図12は、図10に示したように信号が切
り替わったために、一致検出カウンタ3のカウント値が
“0”、不一致検出カウンタ4のカウント値が“3”と
なり(時刻tc0)、このため、同期検出判定部5からは、
同期未検出を示すローレベルの信号が出力される状態と
なった後、その途中(図12の時刻tc1)で、データエリ
ア内に同期信号のパターンと同じパターンが偶然に現れ
た場合を示している。
【0043】このとき(時刻tc1)、パターン照合部2か
らは、パターン一致を示すハイレベルの信号bが出力さ
れるので、これに応じて同期カウンタ6からは、1セグ
メント(832シンボル)分の時間が経過した後(時刻t
c2)に、タイミング信号cが出力される。なお、時刻tc1
とtc2との間においてもパターン照合部2からの出力bが
同期カウンタ6に入力されるが、前述のように、同期カ
ウンタ6はこの出力bを無視する。
【0044】そして、時刻tc2において同期カウンタ6
からタイミング信号cが出力されたときには、パターン
照合部2の出力bはローレベルであるので、一致検出カ
ウンタ3のカウント値は“0”、不一致検出カウンタ4
のカウント値は“3”で、同期検出判定部5からは、同
期未検出を示すローレベルの状態がそのまま維持され
る。
【0045】つまり、データエリア内に同期信号のパタ
ーンと同じパターンが突発的に現れた場合でも同期検出
とはならず、同期未検出を示すローレベルの状態のまま
であり、誤動作発生が防止される。
【0046】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このよう
に、従来の同期検出回路では、ノイズやデータ欠落等の
影響で同期信号が欠落したり、データエリアに同期パタ
ーンと同じパターンが偶然に現れてしまった場合でも誤
動作しないという利点があるものの、上記の原因以外、
すなわち、入力信号が単に切り替えられたような場合で
も、無条件に保護機能が働いてしまうために、図10に
示したように、信号の切り替わり時から、再度、同期検
出状態になるまでに同期信号入力が6回入力される必要
があり、それだけ同期検出時間が遅れてしまうという問
題があった。
【0047】本発明は、従来の保護機能を損なうことな
く、信号が切り替えられた場合の同期検出の応答性を高
めるようにすることを課題としている。
【0048】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために、入力されるデータ系列の信号に重畳さ
れた同期信号のパターンを照合する照合手段と、この照
合手段で照合されたパターンが複数回にわたって一致
し、かつ、このときに同期未検出状態を示す同期未検出
信号が出力されている場合には、この同期未検出信号に
代えて同期検出状態を示す同期検出信号を出力する第1
の手段と、前記照合手段で照合されたパターンが不一致
で、かつ、そのときから所定時間が経過しても第1の手
段から同期検出信号が出力されない場合に前記同期未検
出信号を出力する第2の手段とを備えた同期検出回路に
おいて、次の構成を採用している。
【0049】すなわち、請求項1記載に係る同期検出回
路は、入力されるデータ系列の信号が切り替えられた場
合には、これに応答して第2の手段から強制的に同期未
検出信号を出力させる初期化手段を設けたことを特徴と
する。
【0050】また、請求項2記載に係る同期検出回路
は、入力されるデータ系列の信号が切り替えられた場合
には、これに応答して前記同期信号のパターン照合を開
始し、照合したパターンが複数回にわたって一致した場
合には同期検出状態を示す同期検出信号を、前記第1の
手段から出力される同期検出信号よりも優先して出力す
る優先出力手段を設けたことを特徴とする。
【0051】本発明は、上記構成により、保護機能を損
なうことなく、信号の切り替わり時において、短時間の
同期検出が可能となる。
【0052】
【発明の実施の形態】請求項1記載の発明に係る同期検
出回路は、入力されるデータ系列の信号に重畳された同
期信号のパターンを照合する照合手段2と、この照合手
段2で照合されたパターンが複数回にわたって一致し、
かつ、このときに同期未検出状態を示す同期未検出信号
が出力されている場合には、この同期未検出信号に代え
て同期検出状態を示す同期検出信号を出力する第1の手
段3,5と、照合手段2で照合されたパターンが不一致
で、かつ、そのときから所定時間が経過しても第1の手
段3,5から同期検出信号が出力されない場合に同期未
検出信号を出力する第2の手段4,5とを備えるととも
に、入力されるデータ系列の信号が切り替えられた場合
には、これに応答して第2の手段から強制的に同期未検
出信号を出力させる初期化手段10,102を設けたこ
とを特徴としている。
【0053】これにより、ノイズやデータ欠落等の影響
で同期信号が欠落したり、データエリアに同期パターン
と同じパターンが偶然に現れてしまった場合でも誤動作
しないという保護機能を損なうことなく、信号の切り替
わり時において、従来よりも短時間の同期検出が可能と
なる。
【0054】また、請求項2記載に係る同期検出回路
は、入力されるデータ系列の信号が切り替えられた場合
には、これに応答して同期信号のパターン照合を開始
し、照合したパターンが複数回にわたって一致した場合
には同期検出状態を示す同期検出信号を、前記第1の手
段3,5から出力される同期検出信号よりも優先して出
力する優先出力手段25,26,11を設けたことを特
徴とする。
【0055】これにより、ノイズやデータ欠落等の影響
で同期信号が欠落したり、データエリアに同期パターン
と同じパターンが偶然に現れてしまった場合でも誤動作
しないという保護機能を損なうことなく、信号の切り替
わり時において、短時間の同期検出が可能となり、しか
も、その信号が切り替えられたことを示す信号を同期検
出回路にその度に入力しなくても、自動的に短時間の同
期検出を行える。
【0056】(実施形態1)この実施形態1は、本発明の
請求項1に対応するものである。
【0057】図1は、この実施形態1に係る同期検出回
路の構成を示すブロック図であり、図8に示した従来例
に対応する部分には同一の符号を付す。
【0058】図1において、100はデータ入力端子、
101は同期検出状態出力端子、2はパターン照合部、
3は一致検出カウンタ、4は不一致検出カウンタ、5は
同期検出判定部、6は同期カウンタであり、これらの構
成は図8で説明した従来例と同様であるから、ここでは
詳しい説明は省略する。
【0059】この実施形態1の特徴は、図8に示した従
来の構成に加えて、さらに、特許請求の範囲における初
期化手段として、切換信号の入力端子102、および同
期検出初期化部10が設けられていることである。
【0060】すなわち、入力端子102は、図外の受信
切換スイッチなどを手動操作して一方のデジタル信号入
力から他方のデジタル信号入力に受信状態が切り換られ
た場合には、その切換を示す切換信号が入力されるよう
になっている。また、同期検出初期化部10は、この入
力端子102を介して切換信号が入力された場合には、
一致検出カウンタ3のカウント値を強制的に“0”に、
不一致検出カウンタ4のカウント値を強制的に“3”に
設定するように構成されている。
【0061】次に、上記構成の同期検出回路における同
期検出動作について、図2に示すタイミングチャートを
参照して説明する。
【0062】一方のデータ信号が入力されている信号切
換前の状態(時刻t0以前)では、同期検出判定部5からは
同期検出状態を示すハイレベルの信号fが出力されてい
る。したがって、同期カウンタ6からは、1セグメント
分(832シンボル分)の時間が経過するたびに、4シン
ボル分に相当する期間にわたってハイレベルのタイミン
グ信号cを両カウンタ3,4に対して出力し続けてい
る。
【0063】しかも、そのとき、一致検出カウンタ3の
カウント値は“3”に、不一致検出カウンタ4のカウン
ト値は“0”になっている。
【0064】この状態で、いま、図外の受信切換スイッ
チなどが手動操作されて、一方の入力信号から他方の入
力信号に切り換わったとき(時刻t0)、これに応じて入力
端子102からローレベルの切換信号gが入力され、こ
の切換信号gが同期検出初期化部10に与えられる。
【0065】同期検出初期化部10は、入力端子102
を介して切換信号gが入力された場合には、これに応じ
て一致検出カウンタ3のカウント値を“0”に、不一致
検出カウンタ4のカウント値を“3”に、それぞれ強制
的に設定する。
【0066】すると、同期検出判定部5には、一致カウ
ンタ3の出力信号dが“0”で、かつ、不一致カウンタ
4の出力信号eが“3”の状態に丁度切り換わった時点
で同期未検出状態を示すローレベルの信号fを出力す
る。
【0067】同期検出判定部5の出力fが同期未検出状
態を示すローレベルとなると、同期カウンタ6は、パタ
ーン照合部2の出力信号bが入力されるたびに、その信
号bの立ち上がり時点から1セグメント分(832シンボ
ル分)の時間が経過するたびに、4シンボル分に相当す
る期間にわたってハイレベルのタイミング信号cを両カ
ウンタ3,4に対して順次出力するようになる。
【0068】たとえば、時刻t2でのタイミング信号c
は、同期検出判定部5の出力fは同期未検出状態(ローレ
ベル)であるから、時刻t1で発生されたパターン照合部
2の出力信号bから1セグメントの期間後に発生され
る。
【0069】このように、各タイミング信号cが入力さ
れる各時点t2,t3,t4で、パターン照合部2の出力信号
bがハイレベルであれば、そのたびに一致検出カウンタ
3のカウント値が順次“1”ずつカウントアップしてい
き、カウント値が“3”に達すると、それ以降の時点t5
ではその値が常に“3”に保持される。また、このタイ
ミング信号cが入力される各時点t2,t3,t4で、パター
ン照合部2の出力信号bがハイレベルであれば、そのた
びに不一致検出カウンタ4のカウント値がリセットされ
て“0”となる。
【0070】そして、一致検出カウンタ3のカウント値
が“3”に、不一致検出カウンタ4のカウント値が
“0”になった時点で、同期検出判定部5は、同期検出
状態を示すハイレベルの信号を出力する。
【0071】その他の動作は、図8に示した従来例の同
期検出回路と全く同様であるから、詳しい説明は省略す
る。
【0072】このように、図8に示した従来の同期検出
回路の場合では、入力信号が切り換えられてから(時刻t
0)、同期検出判定部5の出力が再度同期検出状態になる
までには、セグメント同期信号が6回入力される必要が
あったが、この実施形態1では、セグメント同期信号が
4回(時刻t1,t2,t3,t4)入力されれば同期検出状態に
なるため、その分、同期検出に要する時間が短縮され
る。
【0073】また、図1に示したこの実施形態1の構成
の同期検出回路は、入力端子102を介して切換信号g
が入力されず、したがって、同期検出初期化部10によ
り両カウンタ3,4が初期化されない通常の場合には、
図8に示した従来回路と全く同じ動作をするものである
から、ノイズやデータ欠落等の影響で同期信号が欠落し
たり、データエリアに同期信号のパターンと同じパター
ンが偶然に現れたりしたような場合でも、図11および
図12に示したような保護機能が作用するため、誤動作
することはない。
【0074】(実施形態2)この実施形態2は、本発明の
請求項2に対応するものである。
【0075】図3は、この実施形態2に係る同期検出回
路の構成を示すブロック図であり、図8に示した従来例
に対応する部分には同一の符号を付す。
【0076】図3において、100はデータ入力端子、
101は同期検出状態出力端子、2はパターン照合部、
3は一致検出カウンタ、4は不一致検出カウンタ、5は
同期検出判定部、6は同期カウンタであり、これらの構
成は図8で説明した従来例と同様であるから、ここでは
詳しい説明は省略する。
【0077】この実施形態2の特徴は、図8に示した従
来の構成に加えて、さらに、特許請求の範囲における優
先出力手段として、第2一致検出カウンタ23、第2同
期カウンタ26、およびオアゲート11が設けられてい
ることである。
【0078】すなわち、第2一致カウンタ23は、第2
同期カウンタ26から出力されるタイミング信号gが入
力されたときに、パターン照合部2の出力信号bがハイ
レベルであれば、そのカウント値を+1ずつカウントア
ップするが、カウント値が“3”に達すると、パターン
照合部2の出力信号bがハイレベルであっても“3”の
カウント値に保たれる。また、第2同期カウンタ26の
出力信号gが入力されたときに、パターン照合部2の出
力信号bがローレベルであれば、そのカウント値が
“0”にリセットされるようになっている。
【0079】第2同期カウンタ26は、不一致検出カウ
ンタ4の出力eが“0”で、かつ、同期検出判定部5の
出力fが同期検出状態(ハイレベル)にある場合には、ハ
イレベルになった時点からカウント動作を開始して、1
セグメント分(832シンボル分)の時間が経過するたび
に、4シンボル分に相当する期間にわたってハイレベル
のタイミング信号gを出力する。また、不一致検出カウ
ンタ4の出力eが“0”以外の場合(“1”,“2”,
“3”の場合)には、パターン照合部2の出力bが入力さ
れるたびに、その立ち上がりエッジに応じてカウント動
作を開始して、1セグメント分(832シンボル分)の時
間が経過するたびに、4シンボル分に相当する期間にわ
たってハイレベルのタイミング信号gを出力するように
構成されている。さらに、この第2同期カウンタ26
は、不一致検出カウンタ4の出力eが“0”以外の場合
において、1セグメント(832シンボル)分の時間が経
過するまでに、パターン照合部2からの出力bが入力さ
れても、1セグメント(832シンボル)分の時間が経過
しない限りタイミング信号gを出力しないようになって
いる。
【0080】また、オアゲート11は、一致検出カウン
タ3および第2一致検出カウンタ23の出力を共に同期
検出判定部5に入力するようになっている。
【0081】その他の構成は、図8で説明した従来例と
同様であるから、ここでは詳しい説明は省略する。
【0082】次に、上記構成の同期検出回路の動作につ
いて、図4に示すタイミングチャートを参照して説明す
る。
【0083】一方のデータ信号が入力されている信号切
換前の状態(時刻t0以前)では、同期検出判定部5からは
同期検出状態を示すハイレベルの信号fが出力されてい
る。したがって、同期カウンタ6からは、図10に示し
たように、同期検出状態を示すハイレベルへの信号fが
出力された時点(図10のt0')から、1セグメント分(8
32シンボル分)の時間が経過するたびに、4シンボル
分に相当する期間にわたってハイレベルのタイミング信
号cを両カウンタ3,4に対して出力し続けている。そ
のため、一致検出カウンタ3のカウント値は“3”に保
たれ、不一致検出カウンタ4のカウント値は“0”にな
っている。
【0084】そして、不一致検出カウンタ4のカウント
値が“0”で、かつ、同期検出判定部5から同期検出状
態を示すハイレベルの信号fが出力されているときに
は、その時点(図10のt0')から、第2同期カウンタ2
6は、1セグメント分(832シンボル分)の時間が経過
するたびに、4シンボル分に相当する期間にわたってハ
イレベルのタイミング信号gを第2一致検出カウンタ2
に対して出力し続ける。そのため、第2一致検出カウン
タ23のカウント値も“3”に保たれている。
【0085】この状態で、いま、図外の受信切換スイッ
チなどが手動操作されて、一方の入力信号から他方の入
力信号に切り換わったとき(時刻t0)、両入力信号の位相
が完全に一致していることは稀で、通常、両信号の位相
は不一致となる。したがって、パターン照合部2から出
力される信号bの出力期間が1セグメント(832セグメ
ント分)の期間よりも長くなったり、短くなったりす
る。このため、同期カウンタ6からタイミング信号cが
出力された時点では、パターン照合部2の出力信号bは
ローレベルとなっているので、一致カウンタ3はリセッ
トされる一方、不一致カウンタ4は、そのカウント値を
“1”ずつカウントアップしていき、カウント値が
“3”以上になるとその値を“3”に保持する。
【0086】そして、同期検出判定部5は、一致カウン
タ3の出力信号dが“0”で、かつ、不一致カウンタ4
の出力信号eが“3”の状態に丁度切り換わった時点(時
刻t2)で同期未検出状態を示すローレベルの信号fを出力
する。
【0087】一方、第1同期カウンタ26は、不一致検
出カウンタ4のカウント値eが“0”以外(ここではカウ
ント値が“1”)になると(時刻t0)、パターン照合部2
の出力信号bが入力されるごとに、その立ち上がりエッ
ジに応じてカウント動作を開始し、1セグメント分(8
32シンボル分)の時間が経過するたびに、4シンボル
分に相当する期間にわたってハイレベルのタイミング信
号gを第2一致検出カウンタ2に出力する。
【0088】たとえば、時刻t1'でのタイミング信号g
は、同期検出判定部5の出力fは同期未検出状態(ローレ
ベル)であるから、時刻t0'で発生されたパターン照合部
2の出力信号bから1セグメントの期間後に発生され
る。
【0089】第2一致検出カウンタ23は、第2同期カ
ウンタ26から出力されるタイミング信号gが入力され
たときに(時刻t0)、パターン照合部2の出力信号bがロ
ーレベルであれば、そのカウント値が“0”にリセット
され、また、タイミング信号gが入力されたときに(時刻
t1')、パターン照合部2の出力信号bがハイレベルであ
れば、そのたびにカウント値を+1ずつカウントアップ
し(時刻t1',t2',t3)、カウント値が“3”に達する
と、パターン照合部2の出力信号bがハイレベルであっ
ても“3”のカウント値に保たれる(時刻t4,t5)。
【0090】第2一致検出カウンタ23のカウント値が
“3”になった時点(時刻t3)では、一致検出カウンタ3
のカウント値は“1”、不一致検出カウンタ4のカウン
ト値は“0”であるが、同期検出判定部5に対しては、
第2一致検出カウンタ23のカウント値の“3”がオア
ゲート11を介して入力され、また、不一致検出カウン
タ4のカウント値の“0”が入力されるので、同期検出
判定部5は、同期検出状態にあると判定してハイレベル
の信号fを出力する。
【0091】このように、図8に示した従来の同期検出
回路の場合では、入力信号が切り換えられてた時点(時
刻t0)から、同期検出判定部5の出力が再度同期検出状
態になるまでには、セグメント同期信号が6回入力され
る必要があったが、この実施形態2では、セグメント同
期信号が4回(時刻t0',t1',t2',t3)入力されれば、
再び同期検出状態になるため、その分、同期検出に要す
る時間が短縮される。
【0092】次に、図3に示したこの実施形態2の同期
検出回路においても、ノイズやデータ欠落等の影響で同
期信号が欠落したり、データエリアに同期信号のパター
ンと同じパターンが偶然に現れたりしたような場合でも
誤動作しない保護機能が確保されていることを、図5お
よび図6のタイミングチャートに基づいて説明する。
【0093】図5は、同期検出状態にあるとき(一致検
出カウンタ3のカウント値が“3”、不一致検出カウン
タ4のカウント値が“0”で、同期検出判定部5からハ
イレベルの信号が出力されているとき)、その途中(図5
の時刻td1)でノイズ等の外乱の影響で入力信号aに含ま
れる同期信号のパターンが一時的に崩れた場合を示して
いる。
【0094】このとき(時刻td1)、パターン照合部2か
らは、同期検出を示すハイレベル(4シンボル分)のパル
スは出力bされずにローレベルのままとなる。その際、
同期カウンタ6からタイミング信号cが出力されると、
一致検出カウンタ3はリセットされて、そのカウント値
が“0”になる一方、不一致検出カウンタ4のカウント
値は“1”となる。さらに、第2同期カウンタ26の出
力gのタイミング信号gが出力されたときに、パターン照
合部2の出力bがローレベルとなっているので、第2一
致検出カウンタ23がリセットされてそのカウント値が
“0”となる。
【0095】しかし、ノイズ等の外乱は突発的なもので
あって継続性がないので、次のタイミング(時刻td2)以
降に入力される同期信号はすべて正常なものとすると、
パターン照合部2からは、同期検出を示すハイレベル
(4シンボル分)のパルス信号bが出力されるようになる
から、時刻td2以降は、一致検出カウンタ3のカウント
値が“1”から順次増加する一方、不一致検出カウンタ
4はリセットされてそのカウント値が“0”となる。
【0096】また、時刻td1で不一致検出カウンタ4の
出力eが“1”のとき、パターン照合部2の出力bがない
ため、次の時刻td2では、第2同期カウンタ26からは
タイミング信号gが出力されず、このため、第2不一致
検出カウンタ23の出力hは“0”のままであるが、時
刻td3以降は、1セグメント分の時間が経過するたび
に、第2同期カウンタ26からタイミング信号gが出力
されるので、第2一致検出カウンタ23のカウント値が
“1”ずつ順次増加する。
【0097】したがって、図3に示した構成の同期検出
回路においても、ノイズ等の影響で同期信号が一時的に
崩れたところで、直ちに同期未検出状態(ローレベル)と
はならず、同期検出を示すハイレベルの状態がそのまま
維持されるため、誤動作発生が防止される。
【0098】図6は、図4の場合と同様に、たとえば時
刻te1で信号が切り替わったために、時刻te2で同期検出
判定部5から同期未検出を示すローレベルの信号が出力
される状態(一致検出カウンタ3の出力が“0”、不一
致検出カウンタ4の出力が“3”)となった後、さらに
時刻te3で、データエリア内に同期信号のパターンと同
じパターンが偶然に現れた場合を示している。
【0099】このとき(時刻te3)、パターン照合部2か
らは、パターン一致を示すハイレベルの信号bが出力さ
れるので、これに応じて同期カウンタ6からは、1セグ
メント(832シンボル)分の時間が経過した後(時刻t
e5)に、タイミング信号cが出力される。なお、時刻te3
とte5との間においてもパターン照合部2からの出力bが
同期カウンタ6に入力されるが(時刻te4)、前述のよう
に、同期カウンタ6はこの出力bを無視する。
【0100】そして、時刻tc5において同期カウンタ6
からタイミング信号cが出力されたときには、パターン
照合部2の出力bはローレベルであるので、一致検出カ
ウンタ3のカウント値は“0”、不一致検出カウンタ4
のカウント値は“3”である。
【0101】また、第2同期カウンタ26は、不一致検
出カウンタ4の出力eが“0”以外の場合には、パター
ン照合部2の出力bが入力されるたびに、この入力タイ
ミングから1セグメントの時間経過後にタイミング信号
gを出力する(たとえば、図6では時刻te1',te4,te6
te7,…)。なお、時刻te1'とte4との間の時刻te3におい
てもパターン照合部2からの出力b(これはデータエリア
内に存在する同期信号と同じパターンに基づく出力であ
る)が第2同期カウンタ26に入力されるが、前述のよ
うに、第2同期カウンタ26はこの出力bを無視する。
【0102】したがって、データエリア内に同期信号の
パターンと同じパターンが突発的に現れた場合でも同期
検出とはならず、同期未検出を示すローレベルの状態の
ままであり、誤動作発生が防止される。
【0103】
【発明の効果】本発明によれば、次の効果を奏する。
【0104】(1) 請求項1記載に係る発明では、ノイ
ズやデータ欠落等の影響で同期信号が欠落したり、デー
タエリアに同期パターンと同じパターンが偶然に現れて
しまった場合でも誤動作しないという保護機能を損なう
ことなく、信号の切り替わり時において、従来よりも短
時間の同期検出が可能となる。
【0105】(2) 請求項2記載に係る発明では、請求
項1記載に係る発明の効果に加えて、信号の切り替わり
時において、その切り替わりを示す信号をその度に入力
しなくても、自動的に短時間の同期検出を行えるため、
その実用的効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る同期検出回路のブロ
ック図である。
【図2】図1の同期検出回路の同期検出動作の説明に供
するタイミングチャートである。
【図3】本発明の実施形態2における同期検出回路のブ
ロック図である。
【図4】図3の同期検出回路の同期検出動作の説明に供
するタイミングチャートである。
【図5】図3の同期検出回路の保護機能の説明に供する
タイミングチャートである。
【図6】図3の同期検出回路の保護機能の説明に供する
タイミングチャートである。
【図7】ATVに用いられているVSB伝送のフォーマ
ットを示す説明図である。
【図8】従来例に係る同期検出回路のブロック図であ
る。
【図9】図8の構成の同期検出回路の動作説明に供する
タイミングチャートである。
【図10】図8の構成の同期検出回路の動作説明に供す
るタイミングチャートである。
【図11】図8の構成の同期検出回路の保護機能を説明
するためのタイミングチャートである。
【図12】図8の構成の同期検出回路の保護機能を説明
するためのタイミングチャートである。
【符号の説明】
2…パターン照合部、3…一致検出カウンタ、4…不一
致検出カウンタ、5…同期検出判定部、6…同期カウン
タ、10…同期検出初期化部、22…第2の一致検出カ
ウンタ、26…第2の同期カウンタ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されるデータ系列の信号に重畳され
    た同期信号のパターンを照合する照合手段と、この照合
    手段で照合されたパターンが複数回にわたって一致し、
    かつ、このときに同期未検出状態を示す同期未検出信号
    が出力されている場合には、この同期未検出信号に代え
    て同期検出状態を示す同期検出信号を出力する第1の手
    段と、前記照合手段で照合されたパターンが不一致で、
    かつ、そのときから所定時間が経過しても第1の手段か
    ら同期検出信号が出力されない場合に前記同期未検出信
    号を出力する第2の手段とを備えた同期検出回路におい
    て、 入力されるデータ系列の信号が切り替えられた場合に
    は、これに応答して第2の手段から強制的に同期未検出
    信号を出力させる初期化手段を設けたことを特徴とする
    同期検出回路。
  2. 【請求項2】 入力されるデータ系列の信号に重畳され
    た同期信号のパターンを照合する照合手段と、この照合
    手段で照合されたパターンが複数回にわたって一致し、
    かつ、このときに同期未検出状態を示す同期未検出信号
    が出力されている場合には、この同期未検出信号に代え
    て同期検出状態を示す同期検出信号を出力する第1の手
    段と、前記照合手段で照合されたパターンが不一致で、
    かつ、そのときから所定時間が経過しても第1の手段か
    ら同期検出信号が出力されない場合に前記同期未検出信
    号を出力する第2の手段とを備えた同期検出回路におい
    て、 入力されるデータ系列の信号が切り替えられた場合に
    は、これに応答して前記同期信号のパターン照合を開始
    し、照合したパターンが複数回にわたって一致した場合
    には同期検出状態を示す同期検出信号を、前記第1の手
    段から出力される同期検出信号よりも優先して出力する
    優先出力手段を設けたことを特徴とする同期検出回路。
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