JPH1021386A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH1021386A
JPH1021386A JP8172319A JP17231996A JPH1021386A JP H1021386 A JPH1021386 A JP H1021386A JP 8172319 A JP8172319 A JP 8172319A JP 17231996 A JP17231996 A JP 17231996A JP H1021386 A JPH1021386 A JP H1021386A
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representative
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JP8172319A
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English (en)
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Takeshi Morimoto
健 森本
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T3/00Geometric image transformations in the plane of the image
    • G06T3/40Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting
    • G06T3/4007Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting based on interpolation, e.g. bilinear interpolation

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画質の劣化を抑えながら高速な処理が可能な
画像処理装置を提供する。 【解決手段】 画像データは、画像入力部1から入力さ
れ、ブロック分割部2で所定の大きさのブロックに分割
される。そして、補間方式選択部8において選択された
補間の方式に従って、代表値計算部3と付加情報計算部
5とでそれぞれ代表値と付加情報とが計算されて代表値
記憶部4と付加情報記憶部6とに格納される。代表値記
憶部4に記憶された代表値は、画素値演算部7で画像処
理が施される。画像処理後の代表値が補間処理部10へ
読み出され、付加情報記憶部6に格納された付加情報と
ともに補間処理により画像処理後の画像が復元される。
補間処理後の画像は、例えば処理された順に画像出力部
11へ送られて出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高解像度のモノク
ロ画像やカラー画像に対して高速に処理を行なうことが
可能な画像処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高解像度のモノクロまたはカラー画像の
画素値を変更するような、例えば色調変換やフィルタ処
理、あるいは画像の拡大や縮小、回転といった一般的に
行なわれている画像処理において、扱う画像が高解像度
であるがために演算処理対象となる画素数が多くなり、
処理に多くの時間を要している。また、処理自体も複雑
なものが要求されるようになり、さらに多くの時間が必
要となる場合がある。そのため高解像度の画像を高速に
処理するための手法として、画像をブロックに分割して
ブロック単位で処理する方法が多く提案されている。
【0003】例えば、特開昭62−114069号公報
では、ボケ画像の強調化処理にこのブロック単位での処
理方法を利用し、ディジタル画像のフィルタリング処理
などの高速化が可能であると述べている。この手法にお
いては、加重平均演算を行なうために対象となる画素を
間引き、演算点数を減らすことで積和演算数を削減して
おり、間引きした結果得られる縮小画像からの拡大時に
は、線形補間法等により内挿を行なっている。しかしな
がらこの手法では、用途が平滑化フィルタに限定される
という欠点がある。
【0004】また特開昭62−140176号公報にも
同様のブロック処理を行なう旨の記載があり、ブロック
情報として平均値、標準偏差、90度単位の回転コード
およびパターンコードを利用し、これらコードを書き換
えることで回転やアフィン変換などを高速に処理するこ
とが可能であると述べられている。しかしながらこの手
法では、画質劣化を抑えるために用いる付加情報の計算
式が複雑であるいう欠点がある。
【0005】これらの手法は、ブロック分割による高速
処理を狙ってはいるが、複雑な付加情報演算のためにか
えって処理量を増加させていることから、それほどの高
速化が達成できない場合がある。また、ブロックを単位
とした代表値のみを処理の対象としていることから、ブ
ロックとブロックの間に擬似輪郭が生じやすいという問
題もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、画質の劣化を抑えながら高
速な処理が可能な画像処理装置を提供することを目的と
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、画像処理装置において、画像データ中の複数の画素
を含むブロック内の複数の画素値を代表する代表値を計
算するブロック代表値計算手段と、前記ブロックごとに
前記代表値からブロック内の各画素値を求めるための付
加情報を計算するブロック付加情報計算手段と、少なく
とも前記代表値に対して画像処理演算を行なう画素値演
算手段と、演算後の代表値と前記付加情報とからブロッ
ク内の各画素の画素値を求める画素値補間手段を備える
ことを特徴とするものである。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の画像処理装置において、前記ブロック代表値計算手段
は、ブロックの代表値としてブロック内の平均値または
ブロック内の最小値またはブロック内の最大値のうち少
なくとも1つを求めることを特徴とするものである。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の画像処理装置において、前記ブロック付加情報計算手
段は、ブロックの付加情報として前記代表値からブロッ
ク内の各画素値を求めることができる差分値または比例
値を付加情報として計算することを特徴とするものであ
る。
【0010】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
の画像処理装置において、前記ブロック代表値計算手段
は、ブロックの代表値としてブロック内の平均値または
ブロック内の最小値またはブロック内の最大値のうち少
なくとも1つを求め、前記ブロック付加情報計算手段
は、ブロックの付加情報として前記代表値からブロック
内の各画素値を求めることができる差分値を付加情報と
して計算し、前記画素値補間手段は、前記画素値演算手
段から出力される演算処理されたブロックの代表値と、
前記ブロック付加情報計算手段から出力される前記付加
情報とからブロック内の全画素の画素値を求め、代表値
以外の画素に対しても近似的に画素値演算処理を行なう
ことを特徴とするものである。
【0011】請求項5に記載の発明は、請求項1に記載
の画像処理装置において、前記ブロック代表値計算手段
は、ブロックの代表値としてブロック内の平均値または
ブロック内の最小値またはブロック内の最大値のうち少
なくとも2つを求め、前記ブロック付加情報計算手段
は、ブロックの付加情報として前記代表値からブロック
内の各画素値を求めることができる比例値を付加情報と
して計算し、前記画素値補間手段は、前記ブロック代表
値計算手段から出力される演算処理されたブロックの2
つ以上の代表値と、前記ブロック付加情報計算手段から
出力される前記付加情報とから、ブロック内の全画素の
画素値を求め、代表値以外の画素に対しても近似的に画
素値演算処理を行なうことを特徴とするものである。
【0012】請求項6に記載の発明は、請求項1ないし
5のいずれか1項に記載の画像処理装置において、各画
素値に対して前記画素値補間手段で行なう補間処理の方
式を選択する補間方式選択手段を有しており、前記ブロ
ック代表値計算手段は、選択された補間方式に従って前
記代表値を選択し、前記ブロック付加情報計算手段は、
選択された補間方式に従って前記付加情報を計算し、前
記画素値補間手段は、選択された補間方式に従ってブロ
ック内の全画素の画素値を求めることを特徴とするもの
である。
【0013】請求項7に記載の発明は、請求項4に記載
の画像処理装置において、前記付加情報に対して所定の
閾値との比較処理を行なう閾値処理手段を有し、前記画
素値補間手段は、前記閾値処理手段における比較結果に
基づいて補間方式を選択することを特徴とするものであ
る。
【0014】請求項8に記載の発明は、請求項1に記載
の画像処理装置において、前記代表値をもとに所定の閾
値との比較処理を行なう閾値処理手段を有し、前記ブロ
ック代表値計算手段は、ブロックの代表値としてブロッ
ク内の最小値またはブロック内の最大値を求め、前記閾
値処理手段によって最大値と最小値の差分と前記閾値と
の比較処理結果を得て該差分が前記閾値より大きい場合
にさらにブロック内の平均値をブロックの代表値として
求め、前記ブロック付加情報計算手段は、前記閾値処理
手段の比較処理結果に基づいて前記最大値と前記最小値
の2つの代表値を用いるかあるいは前記平均値を加えた
3つの代表値を用いるかを選択してブロックの付加情報
として選択した代表値からブロック内の各画素値を求め
ることができる比例値を付加情報として計算し、前記画
素値補間手段は、前記閾値処理手段の比較処理結果に基
づいて、前記ブロック代表値計算手段から出力される演
算処理された2つの代表値を用いるかあるいは3つの代
表値を用いるかを選択し、選択された2つあるいは3つ
の代表値と前記ブロック付加情報計算手段から出力され
る前記付加情報とからブロック内の全画素の画素値を求
め、代表値以外の画素に対しても近似的に画素値演算処
理を行なうことを特徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の画像処理装置の
実施の一形態を示すブロック図である。図中、1は画像
入力部、2はブロック分割部、3は代表値計算部、4は
代表値記憶部、5は付加情報計算部、6は付加情報記憶
部、7は画素値演算部、8は補間方式選択部、9は閾値
処理部、10は補間処理部、11は画像出力部である。
【0016】画像入力部1は、伝送または蓄積された高
解像度データを入力する。ブロック分割部2は、画像入
力部1から入力された画像データを同じ大きさのブロッ
クに分割する。分割されたブロックは、代表値計算部3
と付加情報計算部5に伝送される。
【0017】代表値計算部3は、分割された各ブロック
内の代表値を計算して代表値記憶部4に格納する。ま
た、付加情報計算部5は、代表値計算部3で計算された
代表値から当該ブロック内の各画素値を復元するための
付加情報を計算して、付加情報記憶部6に格納する。
【0018】画素値演算部7は、代表値記憶部4に格納
されるブロック代表値に対して、線形もしくは非線形な
画像処理を施す。画像処理としては種々のものが可能で
あり、例えば色調変換やフィルタ処理、拡大や縮小、回
転等の処理を行なうことができる。
【0019】補間方式選択部8は、代表値記憶部4に記
憶されている代表値を用いて閾値処理部9に閾値処理を
行なわせ、その閾値処理結果に基づいて補間する手法を
選択するもので、この出力により処理の精度を制御でき
る。選択した補間手法に従って、代表値計算部3、付加
情報計算部5、補間処理部10の処理を切り換える。ま
た、画素値演算部7は、選択した補間手法に従って代表
値計算部3で計算した代表値に対して画像処理を施すこ
とになる。閾値処理部9は補間方式選択部8で補間の方
式を選択するための閾値処理を行なう。また、補間処理
部10において選択的に補間処理するための閾値処理も
行なう。
【0020】補間処理部10は、補間方式選択部8で決
定された処理の方式に従って、画素値演算部7で処理さ
れたブロックの代表値にそれぞれ付加情報記憶部6に格
納されている付加情報を適用して、ブロック内の各画素
値を補間し、復元する。画像出力部11は多値プリンタ
などの出力装置から構成され、処理結果を出力する。
【0021】図1において、画像データは、画像入力部
1から入力され、ブロック分割部2で所定の大きさのブ
ロックに分割される。そして、補間方式選択部8におい
て選択された補間の方式に従って、代表値計算部3と付
加情報計算部5とでそれぞれ代表値と付加情報とが計算
されて代表値記憶部4と付加情報記憶部6とに格納され
る。代表値記憶部4に記憶された代表値は、画素値演算
部7で画像処理が施される。画像処理後の代表値が補間
処理部10へ読み出され、付加情報記憶部6に格納され
た付加情報とともに補間復元処理される。補間復元処理
された処理後の画像は、例えば処理された順に画像出力
部11へ送られて出力される。
【0022】図2は、本発明の画像処理装置の実施の一
形態における全体の処理の流れの一例を示すフローチャ
ートである。なお、図2では、処理対象の画像の幅と高
さをW画素×Hラインとし、画像の左上を(0,0)、
右下を(W−1,H−1)とする。また、ブロックの大
きさはm×n画素とし、ブロック数は幅方向にWN個、
高さ方向にHN個とする。画像の左上のブロックを
(0,0)、右下のブロックを(WN−1,WH−1)
とする。
【0023】S21では、補間方式選択部8で補間処理
する方法を選択してブロック代表値の個数を決定する。
このとき、ブロック代表値として1つだけ用いる方式が
選択された場合、例えば補間値には各ブロック内の画素
値の代表値との差分値を用いることを決定する。また、
ブロック代表値として2つ以上用いる方式が選択された
場合には、例えばブロック代表値として採用した最小値
あるいは最大値あるいは平均値に対する相対的な比例値
を補間値に用いることを決定する。
【0024】S22では、画像入力部1から読み込まれ
た画像データがブロック分割部2でm×n画素の大きさ
のブロックに均等に分割される。
【0025】S23では、着目するブロック(X,Y)
を入力画像の左上のブロック(0,0)に設定し、ブロ
ックごとの画像処理を開始する。S24では、S22で
分割されたm×n画素の大きさの1つのブロック(X,
Y)が読み込まれる。読み込まれたm×n画素のブロッ
クにおいて、S21で決定された個数の代表値が計算さ
れ、代表値記憶部4に格納される。S25では、付加情
報計算部5において、S24で読み込まれたm×n画素
の大きさのブロックについて、代表値記憶部4に格納さ
れている代表値からS21で決定された補間処理方法で
ブロック内の各画素値が復元できるような補間値が画素
ごとに計算され、付加情報記憶部6に格納される。着目
画素を着目ブロック内において順次移動させながら、全
ての画素について付加情報が計算されるまで繰り返す。
【0026】処理はブロック単位で行なわれる。S26
では、このブロック単位での処理が1ライン分終了した
か否かの判定を行ない、当該ブロックライン中に未処理
のブロックが残っている場合にはS27において着目ブ
ロックを右に変更(すなわちXを1だけ増加)してS2
4に戻る。もし当該ブロックラインの処理が終了、すな
わち同一ブロックラインで着目ブロックが最右端のもの
(X=WN)であるならば、S28において最終ブロッ
クラインまで処理を行なったか否かを判定する。最終ブ
ロックラインでない場合には、S29において1ブロッ
クライン下の最左端のブロックを着目ブロックとし(X
=0,Y=Y+1)、S24に戻る。最終ブロックライ
ンの処理が終了した場合には、代表値計算部3および付
加情報計算部5の処理を終了する。
【0027】S30では、画素値演算部7において、所
定の画像処理を代表値記憶部4に格納されている代表値
データのみに施す。代表値データは各ブロックごとに1
ないし数個であるため、入力された画像に対して処理を
行なう場合に比べ、格段に高速な処理が可能である。
【0028】S31では、着目ブロック(X,Y)を左
上(0,0)に設定し、補間復元処理を開始する。S3
2では、補間処理部10で、画素値演算部7の結果と付
加情報記憶部6に格納されている補間値データからブロ
ック内の各画素値データに対して補間復元処理が施され
る。
【0029】S32の復元処理はS24からS29の処
理と同様にブロック単位で行なわれていく。S33で
は、このブロック単位での処理が1ライン分終了したか
否かの判定を行ない、当該ブロックライン中に未処理の
ブロックが残っている場合にはS34において着目ブロ
ックを右に変更してS32に戻る。もし当該ブロックラ
インの処理が終了、すなわち同一ブロックラインで着目
ブロックが最右端のものであるならば、S35において
最終ブロックラインまで処理を行なったか否かを判定す
る。最終ブロックラインでない場合には、S36におい
て1ブロックライン下の最左端のブロックを着目ブロッ
クとし、S32に戻る。最終ブロックラインの処理が終
了した場合には、結果を画像出力部13へ転送する。
【0030】以下、上述の処理の流れの一例をさらに詳
細に説明する。まず図2のS21において、補間方式選
択部8で補間処理する方法を予め選択するが、ここでの
選択は、ブロック代表値の個数を1つにするか、あるい
は2つ以上にするかを決定する。このブロック代表値の
個数の選択によって、代表値計算部3、付加情報計算部
5、補間処理部10等の各部の処理が切り換えられる。
【0031】このような補間処理方式が予め選択された
後、画像が画像入力部1に与えられ、補間処理方式に関
係なく、ブロック分割部2でブロックに分割される。そ
して、各ブロックについて、選択された補間処理方式に
従って、代表値計算部3で代表値が計算され、付加情報
計算部5で付加情報が計算される。
【0032】まず、ブロックの代表値の個数を1つにす
ると決定された場合について述べる。上述のように、ブ
ロック代表値として1つだけ用いる方式が選択された場
合、例えば画像処理後の補間処理において、1つの画像
処理後の代表値と、各ブロック内の画素値の代表値との
差分値を用いることが決定される。これに対応して、代
表値計算部3では、ブロック中の各画素値から1つの代
表値を計算する。代表値としては、ブロック中の各画素
値の平均値や、最小値、最大値等を用いることができ
る。また、付加情報計算部5では、ブロックの代表値
と、ブロック中の各画素値との差分を計算し、付加情報
とする。
【0033】図3は、ブロック代表値と付加情報の一例
の説明図である。図3において、図3(A)は画像全体
を示し、この中で点線で囲まれる範囲を一つのブロック
とした画素の集合で分割されることを表わしている。こ
のように点線で分割された同じ大きさの範囲の画素群の
中から、1つ以上の代表値が代表値計算部3で計算さ
れ、代表値記憶部4に保存される。この代表値は、図3
(B)に示すブロックごとに計算されて保持される。な
お、図3では、4×4画素を1つのブロックとしている
が、ブロックの大きさはこれに限らず、もっと小さくて
も、もっと大きくてもよい。また、正方領域に限らず、
種々の形状であってよい。
【0034】同時に、図3(A)からは、各画素値ごと
に、それぞれの着目画素が含まれるブロックの代表値を
もとに、補間のための付加情報が付加情報計算部5で計
算され、付加情報記憶部6に保存される。この付加情報
は、図3(C)に示すように、各画素ごとに計算されて
保持される。
【0035】図4は、ブロックの代表値を1つだけ用い
る場合の代表値と付加情報の一具体例の説明図である。
図4(A)は、図3(A)に示す画像全体の中で点線で
囲まれた1ブロック内の各画素値の一例を示している。
ここでは一例として、4×4画素を1ブロックとしてい
る。各矩形が1画素を示し、内部の数値が画素値を示し
ている。
【0036】このブロックに対して、例えば代表値をブ
ロック中の各画素値の平均値とする場合、代表値計算部
3で平均値が計算され、計算された平均値を図3(B)
に示す代表値として代表値記憶部4に保存する。この例
では画素値の平均値が110.3であるので、図4
(B)に示すように値110が代表値として代表値記憶
部4に保存される。
【0037】同じブロックに対して、図3(C)に示す
付加情報として、図4(B)のブロック代表値である平
均値をもとに、図4(A)に示す画素値に対して差分値
を計算する。計算された差分値を図4(C)に示してい
る。
【0038】図5は、ブロックの代表値を1つだけ用い
る場合の代表値と付加情報の別の具体例の説明図であ
る。この具体例では、代表値として最小値を用いる場合
を示している。代表値計算部3は、着目ブロック内の画
素値から最小値を計算する。着目ブロック内の画素値が
図5(A)に示す値であるとき、最小値は83であるの
で、代表値として図5(B)に示すように最小値83が
計算されて代表値記憶部4に保存される。同じブロック
に対して、付加情報としてブロック代表値である最小値
83から、図5(A)に示す元の画素値との差分値が計
算され、図5(C)に示すような付加情報が得られる。
代表値に最小値を用いたことにより、図4に示した具体
例に比べると全て正の整数で処理できることから、メモ
リ容量を節約し、処理の簡素化が可能である。
【0039】このようにして、分割された各ブロックに
ついて代表値と付加情報が得られると、図2のS30に
おいて、各ブロックの代表値に対して画素値演算部7で
画像処理が施される。例えば、上述のように4×4画素
を1ブロックとする場合、画像処理を行なうデータ数は
1/16で済み、高速な処理が可能である。もちろん、
画像処理によっては、代表値だけでなく、付加情報をも
用いて処理を行なってもよい。
【0040】画素値演算部7で画像処理が行なわれた
後、処理後の代表値と付加情報記憶部6に記憶されてい
る付加情報に従って補間処理部10で補間処理を行な
う。図6は、ブロックの代表値を1つだけ用いる場合の
補間処理部10における処理の流れの一例を示すフロー
チャートである。この処理は、図2中のS32において
行なわれる処理である。
【0041】S41では、閾値計算部9より出力される
補間処理閾値Tp を取得する。またS42では、画素値
演算部7より出力される演算処理された代表値Xp'を取
得する。さらにS43では、図2のS25の処理結果と
して出力されるブロック内の着目画素Xk に対する付加
情報Yk を取得する。
【0042】S44では、S43より出力される付加情
報Yk とS41より出力される補間処理閾値Tp とを比
較し、付加情報Yk が補間処理閾値Yp よりも大きい場
合にはS45に進み、着目画素Xk に対して代表値Xp'
に付加情報Yk を加算して出力する。またS44におい
て、付加情報Yk が補間処理閾値Yp よりも小さい場合
にはS46に進み、着目画素Xk に対して付加情報Yk
による補間処理を施さずに代表値Xp のまま出力する。
この処理はブロック内の全ての画素に対して着目画素を
順次ずらしながら行なわれる。
【0043】上述の補間処理の一例では、付加情報Yk
が補間処理閾値Tp 以下の場合に補間処理を行なってい
ないが、この理由を説明する。図7は、代表値に対する
差分値の絶対値と出現頻度との関係の一例の説明図であ
る。あるブロックについて、代表値に対する差分値の出
現頻度を取ると、例えば図7に示すようなグラフが得ら
れる。ブロック内では画素値が大きく変化することは少
なく、代表値に対する差分は0に近い部分に集中する。
閾値演算処理部9ではこの関係曲線を利用しており、補
間処理部10において補間処理を行なう際に、図7のハ
ッチングを施した部分に含まれる、付加情報が閾値より
も小さい場合には補間処理を省略している。閾値Tp と
しては、例えば図7のハッチングを施した部分に含まれ
る画素値を有する画素がブロックの画素数の約50%程
度となるように設定することができる。この程度の画素
について補間処理を行なわなくても、画質の劣化はそれ
ほど問題にならないことが実験的にも確認できる。この
ように、一部の画素について補間処理を行なわないこと
によって全体の処理を減少させ、より高速な画像処理を
行なうことが可能になる。なお、この閾値処理部9にお
ける閾値の設定は任意であり、要求される高速処理の程
度や要求される画質、さらにはブロック内の特性などに
よって自由に設定できる。もちろん、全ての画素につい
て補間処理を行なってもよい。
【0044】このようにして、ブロック中の各画素につ
いて図6のS43ないしS46の処理を行なうことによ
って、ブロック中の各画素についての画像処理後の近似
値が求められる。そして、図6に示す補間処理を全ての
ブロックについて行なうことにより、画像全体に対する
画像処理が終了する。補間処理後の画像は、例えば画像
出力部11などから出力される。
【0045】次に、補間方式選択部8でブロックの代表
値の個数を2つ以上にすると決定された場合について述
べる。上述のように、ブロック代表値として2つ以上用
いる方式が選択された場合には、例えばブロックの代表
値として採用した最小値あるいは最大値あるいは平均値
に対する相対的な比例値を補間値に用いることを決定す
る。
【0046】以下の説明では、代表値としてブロック中
の画素値の最小値と最大値の2つ、あるいは、それに平
均値を加えた3つを用いる。代表値を2つにするか3つ
にするかは、閾値処理部9による閾値処理に従う。ここ
では、最大値と最小値の差分が予め設定されている閾値
Tn より小さいか否かで決定する。すなわち、最大値と
最小値の差分が小さい場合には、画素値演算部7で行な
われる画像処理がたとえ非線形な変換であってもその影
響は少なく、付加情報として記憶する相対的な比例値で
線形補間しても問題になることは少ない。最大値と最小
値の差分が大きく、ブロック内の画素値のばらつきが大
きい場合には、最大値と最小値の間を線形補間したとき
に実際の処理画像との違いが大きくなりやすく、画質に
影響しやすいため、最大値と最小値の間の点として平均
値を用い、画質への影響を少なくしている。
【0047】代表値計算部3は、まずブロックの最大値
と最小値を計算し、これらをそれぞれブロックの代表値
として代表値記憶部4に格納する。また、閾値処理部9
からの閾値処理結果に応じてさらに平均値を計算し、代
表値として代表値記憶部4に格納する。
【0048】図8は、代表値を2つ以上用いる場合の付
加情報計算部5の処理の概要の説明図である。付加情報
計算部5では、代表値記憶部4に格納されている最小値
と最大値を取得し、取得した最小値と最大値の差分を計
算する。その差分が、閾値処理部9において決定されて
いる閾値よりも小さい場合には処理手順(a)に、閾値
よりも大きい場合には処理手順(b)に進む。
【0049】処理手順(a)では、代表値記憶部4より
代表値1として最小値を取得し、代表値2として最大値
を取得し、取得した代表値1と代表値2を利用し、これ
ら2つの代表値を基準とした相対的な比例値が計算され
る。例えば、最小値に0を、最大値に1を対応させ、こ
のときのブロック内の各画素値の相対的な比例値を計算
する。
【0050】一方、処理手順(b)では、代表値記憶部
4より最小値、最大値とともに、第3の代表値として例
えば平均値を取得する。そして、代表値1の最小値と代
表値2の最大値および代表値3の平均値を基準にした、
例えば最小値に0を、最大値に1を、平均値に0.5を
対応させたときの、ブロック内の各画素値の相対的な比
例値を計算する。これらの比例値は補間処理のための付
加情報として付加情報記憶部6に出力し、格納する。図
8では、代表値1と代表値3の間、代表値3と代表値2
との間をそれぞれ直線補間するように示しているが、こ
れに限らず、演算量の増加を考えなければ2次補間など
多次元の補間を行なってもよい。
【0051】図9は、ブロックの代表値を2つ以上用い
る場合の付加情報計算部5における処理の流れの一例を
示すフローチャートである。この図9に示す処理は、図
2中のS25で行なわれる。
【0052】S51では、閾値計算部9より出力される
閾値Tn を取得する。またS52では、代表値記憶部3
より出力される2つの代表値を取得する。ここでは最小
値Xmin と最大値Xmax とを代表値として取得するもの
とする。
【0053】S53では、最小値Xmin と最大値Xmax
との差をS51で取得した閾値Tnと比較する。ここで
最小値と最大値との差が閾値Tn より大きい場合には
S54に進み、さらに3つめの代表値として代表値記憶
部4から平均値Xave を取得する。3つの代表値を取得
したのちS55に進む。S53で、最小値と最大値との
差が閾値Tn より小さい場合には代表値を2つとしてS
55に進む。
【0054】S55では、代表値の1つである最小値X
min に対する付加情報Ymin として0.0をセットす
る。またS56では、代表値の1つである最大値Xmax
に対する付加情報Ymax として1.0をセットする。S
53で3つの代表値を用いることが選択されている時に
はS57に進み、3つ目の代表値である平均値Xave に
対する付加情報Yave として例えば0.5をセットす
る。もちろん、0.5に限らず、任意の値を与えること
ができる。S53で2つの代表値を用いることが選択さ
れている時にはS57の処理は行なわずにそのままS5
8へ進む。
【0055】S58では、ブロック内の各画素について
着目画素の画素値Xk を取得する。S53で2つの代表
値を用いることが選択されている時にはS60に進み、
2つの代表値である最小値Xmin と最大値Xmax とから
着目画素Xk に対する付加情報Yk を以下の計算式に従
って計算する。 Yk =(Xk −Xmin )/(Xmax −Xmin ) この計算式は、最小値Xmin から最大値Xmax までを直
線補間する式である。
【0056】S53で3つの代表値を用いることが選択
されている時にはS58からS59に進み、S58で取
得した画素値Xk が3つ目の代表値であるXave より小
さい時にはS61へ進み、最小値Xmin と平均値Xave
と第3の代表値の付加情報Yave とからXk に対する付
加情報Yk を以下の計算式に従って計算する。 Yk ={Yave ・(Xmax −Xk )}/(Xave −Xmi
n ) この計算式は、最小値Xmin から平均値Xave までを直
線補間する式である。
【0057】S58で取得した画素値Xk が3つ目の代
表値であるXave より大きい時にはS62へ進み、最小
値Xmin と最大値Xmax と第3の代表値の付加情報Yav
e とからXk に対する付加情報Yk を以下の計算式に従
って計算する。 Yk ={(1−Yave )・Xk −(Xave −Yave ・X
max )}/(Xmax−Xave ) この計算式は、平均値Xave から最大値Xmin までを直
線補間する式である。
【0058】S63では、S60、S61、S62で計
算された付加情報Yk は付加情報記憶部6に保存され
る。着目画素をブロック内の全ての画素に対して順次移
動しながらS58からS63の処理を繰り返す。
【0059】図10は、ブロックの代表値を2つ用いる
場合の代表値と付加情報の一具体例の説明図である。こ
の具体例では、代表値として最小値と最大値の2つを用
いる場合を示している。この具体例でも、上述の図3に
示したように4×4画素ごとにブロックに分割し、その
1つのブロックについて示している。代表値計算部3で
は、図10(A)に示すブロック内の各画素値から、代
表値として図10(B)に示すように最小値83および
最大値150を計算し、代表値記憶部4に保存する。ま
た、付加情報計算部5は、同じブロックに対して、ブロ
ック代表値である最小値83を0.0、最大値150を
1.0として、図10(A)に示す元の画素値に対して
相対比例値を付加情報として計算する。計算された付加
情報を図10(C)に示す。
【0060】図10では代表値として最小値と最大値の
2つを用いる場合を示したが、最小値と最大値の差分が
大きい場合には、さらに平均値を算出し、代表値として
最小値、最大値、平均値の3つを用いて図9のS61ま
たはS62で付加情報を計算することになる。
【0061】このようにして、分割された各ブロックに
ついて、2つ以上の代表値と付加情報が得られると、図
2のS30において、各ブロックのそれぞれの代表値に
対して画素値演算部7で画像処理が施される。例えば、
上述のように4×4画素を1ブロックとする場合、画像
処理を行なうデータ数は1/8〜3/16で済み、高速
な処理が可能である。もちろん、画像処理によっては、
代表値だけでなく、付加情報をも用いて処理を行なって
もよい。
【0062】図11は、ブロックの代表値を2つ用いる
場合の補間処理部10における処理の流れの一例を示す
フローチャートである。ここでは図2のS21において
代表値が2つ以上、付加情報として代表値に対する相対
的な比例値を用いる方法が選択された場合で、かつ図9
のS53の処理において代表値が2つに限定された場合
の例を示している。
【0063】S71では、画素値演算部7より出力され
る2つ以上の演算処理された代表値を取得するが、ここ
では代表値として演算処理された最小値Xmin'と、同じ
く演算処理された最大値Xmax'とを取得したとする。ま
た、S72では、図2のS25の処理結果、すなわち図
9のS63から出力されるブロック内の着目画素Xkの
付加情報Yk を取得する。
【0064】S73では、S71で取得したXmin'およ
びXmax'と、S72で取得した付加情報Yk とを用いて
以下の計算式により補間処理を施す。 Yk'=Xmin'+(Xmax'−Xmin')×Yk このS73における補間処理は、着目画素をブロック内
の全ての画素に対して順次移動しながら繰り返し行な
う。全ての画素についての処理が終了すれば、着目ブロ
ックに対する補間処理部10の処理を終了する。
【0065】最小値、最大値、平均値の3つの代表値を
用いた場合には、付加情報Yk が平均値Xave の画素の
付加情報Yave 以上か否かで補間処理を分ける。付加情
報Yk が付加情報Yave よりも小さい場合には、画像処
理後の最小値Xmin'と平均値Xave'と平均値の付加情報
Yave から、 Yk'=Xmin'+(Xmax'−Xmin')/Yave ×Yk で画像処理後の画素値Yk'を計算できる。また、付加情
報Yk が平均値Xave の画素の付加情報Yave 以上であ
る場合には、画像処理後の最大値Xmax'と平均値Xave'
と平均値の付加情報Yave から、 Yk'={(Xmax −Xave )Yk −(Xave −Xmax ・
Yave )}/(1−Yave ) で画像処理後の画素値Yk'を計算できる。
【0066】このような付加情報として相対比例値を用
いた補間処理の場合にも、図7で説明したような画素値
の偏りを利用して、付加情報として差分値を用いた場合
と同様、ある程度の範囲の比例値では補間処理を行なわ
ずに例えば画像処理後の平均値Xave'で代用ことも可能
である。
【0067】図12は、ブロックの代表値を2つ用いる
場合の具体的な1つのブロックにおける処理過程の一例
の説明図である。いま、補間方式選択部8でブロックの
代表値を2つ以上用いる補間方式が選択され、図12
(A)に示す画素値を有する4×4画素のブロックが与
えられたものとし、このブロックの各画素値が、代表値
計算部3および付加情報計算部5および画素値演算処理
部7を通して実際にどのように処理されていくかを説明
する。
【0068】図12(A)に示すブロック内の画素値か
ら、代表値計算部3で最小値および最大値を計算する。
計算された最小値は83であり、最大値は150であ
る。この最小値と最大値が代表値記憶部4に保存され
る。図12において太枠で示した画素が最小値および最
大値の画素である。
【0069】また、付加情報計算部5で最小値および最
大値に対する各画素の相対的な比例値が計算され、付加
情報記憶部6に保存される。すなわち、最小値83を
0、最大値150を1とし、各画素値の相対的な比例値
を全て0と1の間で示す。このようにしてそれぞれの画
素について計算される付加情報は、もとの各画素に対応
した位置に保存される。ここでは、最小値と最大値の差
分が閾値Tn より小さいものとし、平均値は用いないと
する。このようにして代表値記憶部4および付加情報記
憶部6に保存された代表値および付加情報を図12
(B)に示している。
【0070】ブロックの代表値と付加情報が計算された
後は、代表値に対して画素値演算部7で画像処理が行な
われる。この具体例における画像処理は、画素値を1.
2倍にする乗算処理を行なうものとする。図12(C)
に示すように、代表値のうちの一つである最小値は83
が1.2倍されて100に、もう一つの代表値である最
大値は150が1.2倍されて180になる。この時、
付加情報は処理の対象とされず、そのままの値を保持す
る。
【0071】画素値演算部7における一連の画像処理が
全て終了すると、代表として処理されたブロックの代表
値を用い、付加情報記憶部6に保持されている付加情報
を用いてブロック内の全画素値を復元する。付加情報と
して相対的な比例値が計算されているので、0を処理後
の最小値100、1を処理後の最大値180として相対
的な比例値から画素値を計算すればよい。復元された画
像データを図12(D)に示している。
【0072】この具体例のように付加情報に相対比例値
を用いると、付加情報として差分値を用いた場合に比
べ、安定した補間が可能である。そのため、代表値のみ
に対して画像処理を施したことによる画質の劣化を抑え
た処理が可能である。
【0073】図13は、ブロックの代表値を2つ用いる
場合において行なわれる画像処理での入力値と出力値と
の関係の一例を示す説明図である。上述のようにして代
表値に対して画像処理を施し、各画素について補間処理
を行なって、近似的に画像処理を施した画像が得られ
る。このとき、元の画像と画像処理後の画像の画素値の
対応を図13に示している。
【0074】具体例として、画素値が0から255の範
囲で表わされる画像の場合を考える。画像全体では画素
値は0から255の範囲に渡っているが、任意の一つの
ブロックに着目した場合に、その着目ブロック内の画素
値は全て着目ブロックの最小値と最大値の間に収まるこ
とになり、その範囲は多くの場合、全体に比べ小さな範
囲である。
【0075】画像全体に対して、例えば一様にコントラ
ストを変更するように画素値を変換する線形な演算処理
を施す場合を考える。この場合には、図13において破
線や実線で示す変換関数によって画素値を変更すること
が可能である。破線で示す変換関数を用いると、この変
換関数による画素値の変換は生じない。例えば実線で示
した変換関数を用いると入力画素値に対してコントラス
トの高い画像に変換することが可能である。このとき、
図13において示されるように、着目ブロックの最小値
はより小さい画素値に、最大値はより大きな画素値に変
換され、着目ブロックに関して言えば画素値の取りうる
値の範囲が広がることが分かる。
【0076】そして、最小値および最大値以外の画素値
についてはその範囲内で補間処理されるので、図13に
実線で示した変換関数に従った変換と同等の処理が行な
われることになる。そのため、最小値および最大値のみ
にコントラスト変換処理を行ない、他の画素値について
は補間処理を行なうだけで、画像全体についてコントラ
スト変換処理を行なった場合と同様の画像が得られるこ
とになる。
【0077】図14は、画素値演算部において行なわれ
る画像処理での入力値と出力値との関係の別の例を示す
説明図である。この例では、変換関数は非線形である。
上述のように、任意の一つのブロックに着目した場合に
その着目ブロック内の画素値は全て着目ブロックの最小
値と最大値の間に収まることになり、その範囲は局所的
である。そのため、変換関数の2次微分値がそれほど大
きくなければ、最大値と最小値の間で線形補間を行なえ
ば、変換関数を近似することができる。なお、図14に
示した最小値および最大値の範囲では、変換後の画素値
の取りうる値の範囲が狭くなっているので、この着目ブ
ロックではコントラストを低くする画像処理を行なった
ことになる。
【0078】図15は、ブロックの代表値を2つ用いる
場合において行なわれる画像処理での着目ブロックに限
定した範囲の入力値と出力値との関係の一例を示す説明
図である。例えば、図13に示したように線形の変換が
行なわれた場合や、図14で説明したように非線形の変
換処理でも範囲が小さく、線形の補間処理が可能な場合
には、図15に破線で示すように最小値と最大値の間を
線形補間すれば、その画素値に画像処理を施した場合と
ほぼ同等の結果を得ることができる。なお、ブロックの
代表値として最小値と最大値を用いているので、着目ブ
ロック内の全画素値はこの最小値と最大値の範囲内に収
まることになる。最小値と最大値の組以外の代表値を用
いた場合でも、2つ以上の代表値について画像処理を施
し、線形補間あるいは外挿処理すれば同様の結果が得ら
れる。
【0079】図15において、横軸は入力画素値であ
り、元の画素値である。縦軸は出力画素値であり、演算
処理部7により処理を施された後の画素値である。ま
た、mininは着目ブロックの入力の最小値、maxin
は入力の最大値、minout は演算処理部7で変換処理
された出力の最小値、maxout は出力の最大値であ
る。縦軸と横軸のスケールが同じとしたならば、この図
15における入力画素値から出力画素値への変換の過程
で、着目ブロック内の最小値と最大値の取りうる値の範
囲が狭くなることを示している。
【0080】このような最小値と最大値の処理結果から
線形補間で他の画素値についての処理結果を近似的に計
算するのは、行なわれる処理が線形か非線形かがわから
ないあるいはどちらかに限定しない状況においては、最
小値と最大値の差があまり大きくなく、たとえ非線形の
処理であっても直線補間によって近似可能な場合に用い
ることが望ましい。
【0081】図14に示す変換関数では、図示した最小
値および最大値の範囲では処理後のブロックのコントラ
ストは低くなるが、例えば画素値が最小値よりも小さい
領域や、最大値より大きい領域においてはコントラスト
が高くなる。このように図14に示した変換関数では、
画素値に応じてコントラストを調整することが可能であ
る。しかし、最小値と最大値の間隔が大きくなると、上
述のような直線補間では誤差が大きくなり、再現性が低
下する。これを改善するため、図9のS53において最
大値と最小値の差分を閾値と比較し、差分が大きい場合
には第3の点として平均値を用い、最小値と平均値、平
均値と最大値の間を直線補間することで非線形の変換関
数に近づけている。
【0082】図16は、ブロックの代表値を3つ用いる
場合において行なわれる画像処理での着目ブロックに限
定した範囲の入力値と出力値との関係の一例を示す説明
図である。図16(A)は上述の図14と同じ変換関数
を示しており、最小値および最大値がともに小さく、最
大値と最小値の差分が大きくなっている。このような最
小値、最大値を有する着目ブロックについては、図16
(B)に示すように最小値と最大値とともに、平均値を
用いた変換を行なう。
【0083】図16(B)において、aveinは着目ブ
ロックの入力画素の平均値で、aveout はaveinで
入力された着目ブロックの平均値を演算処理を施した後
の画素値である。縦軸と横軸のスケールが同じとしたな
らば、この図16における入力画素値から出力画素値へ
の変換の過程で、最小値mininから平均値aveinま
での入力画素値については、入力画像のコントラストが
ほぼ保たれ、平均値aveinから最大値maxinまでの
入力が素値については入力画像のコントラストは圧縮さ
れる。このような変換を行なうことによって、例えば図
16(A)に示したような非線形の変換関数において、
最大値と最小値との差分が大きい場合であっても、近似
した変換が可能である。また、変換関数が線形の場合に
このような平均値を用いたとしても何等問題はなく、画
素値演算部7で行なわれる画像処理が線形変換か、非線
形の変換かによらず、良好な画質を得ることができる。
なお、4点以上の代表値を用いて近似するように構成し
てもよい。
【0084】上述の例では、各画素が単一の画素値を有
するように示した。カラー画像では、例えばR,G,B
やC,M,Y、L* ,a* ,b* など、3次元の各軸に
対応する値を各画素ごとに有する。しかし、通常のカラ
ー画像では、各軸ごとの3つのプレーンによって構成さ
れており、1つのプレーンでは上述の例と同様、各画素
に単一の画素値を有する画像である。そのため、例えば
画素値演算部7で色変換処理を行なう場合には、各プレ
ーンごとに上述のような画素値の変換処理を行なえばよ
い。
【0085】画素値演算部7で行なう画像処理は、上述
の例のように代表値のみを用いて行なうほか、各ブロッ
クの付加情報も用いて処理するものであってよい。ま
た、ブロック単位であれば部分的な処理を行なうもので
あってもよい。
【0086】なお、上述の具体例では、ブロックの例と
して4×4画素のブロックを示したが、ブロックの大き
さは任意であり、ブロックの大きさを大きくすれば代表
値の個数が減少するため、高速な処理が可能である。ま
た、ブロックの大きさを小さくすれば、補間処理による
画質の劣化を低減することができる。ブロックの形状
は、正方形に限らず、長方形や菱形、その他の形状であ
ってよい。
【0087】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、画像全体を均等な大きさを持つブロックに分
割して、画像処理を各ブロックの代表にのみ適用するた
め、高速に処理することが可能である。また、全画素に
対して同じブロック内の代表値からの補間情報を付加し
ており、かつ代表値からの変動の大きさに左右されない
手法を持つことから、従来の手法と比べて画質の劣化を
抑えた処理を実現している。さらに補間処理の際には閾
値による処理が可能で、画質を制御することができると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像処理装置の実施の一形態を示す
ブロック図である。
【図2】 本発明の画像処理装置の実施の一形態におけ
る全体の処理の流れの一例を示すフローチャートであ
る。
【図3】 ブロック代表値と付加情報の一例の説明図で
ある。
【図4】 ブロックの代表値を1つだけ用いる場合の代
表値と付加情報の一具体例の説明図である。
【図5】 ブロックの代表値を1つだけ用いる場合の代
表値と付加情報の別の具体例の説明図である。
【図6】 ブロックの代表値を1つだけ用いる場合の補
間処理部10における処理の流れの一例を示すフローチ
ャートである。
【図7】 代表値に対する差分値の絶対値と出現頻度と
の関係の一例の説明図である。
【図8】 代表値を2つ以上用いる場合の付加情報計算
部5の処理の概要の説明図である。
【図9】 ブロックの代表値を2つ以上用いる場合の付
加情報計算部5における処理の流れの一例を示すフロー
チャートである。
【図10】 ブロックの代表値を2つ用いる場合の代表
値と付加情報の一具体例の説明図である。
【図11】 ブロックの代表値を2つ用いる場合の補間
処理部10における処理の流れの一例を示すフローチャ
ートである。
【図12】 ブロックの代表値を2つ用いる場合の具体
的な1つのブロックにおける処理過程の一例の説明図で
ある。
【図13】 ブロックの代表値を2つ用いる場合におい
て行なわれる画像処理での入力値と出力値との関係の一
例を示す説明図である。
【図14】 画素値演算部において行なわれる画像処理
での入力値と出力値との関係の別の例を示す説明図であ
る。
【図15】 ブロックの代表値を2つ用いる場合におい
て行なわれる画像処理での着目ブロックに限定した範囲
の入力値と出力値との関係の一例を示す説明図である。
【図16】 ブロックの代表値を3つ用いる場合におい
て行なわれる画像処理での着目ブロックに限定した範囲
の入力値と出力値との関係の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1…画像入力部、2…ブロック分割部、3…代表値計算
部、4…代表値記憶部、5…付加情報計算部、6…付加
情報記憶部、7…画素値演算部、8…補間方式選択部、
9…閾値処理部、10…補間処理部、11…画像出力
部。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データ中の複数の画素を含むブロッ
    ク内の複数の画素値を代表する代表値を計算するブロッ
    ク代表値計算手段と、前記ブロックごとに前記代表値か
    らブロック内の各画素値を求めるための付加情報を計算
    するブロック付加情報計算手段と、少なくとも前記代表
    値に対して画像処理演算を行なう画素値演算手段と、演
    算後の代表値と前記付加情報とからブロック内の各画素
    の画素値を求める画素値補間手段を備えることを特徴と
    する画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記ブロック代表値計算手段は、ブロッ
    クの代表値としてブロック内の平均値またはブロック内
    の最小値またはブロック内の最大値のうち少なくとも1
    つを求めることを特徴とする請求項1に記載の画像処理
    装置。
  3. 【請求項3】 前記ブロック付加情報計算手段は、ブロ
    ックの付加情報として前記代表値からブロック内の各画
    素値を求めることができる差分値または比例値を付加情
    報として計算することを特徴とする請求項1に記載の画
    像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記ブロック代表値計算手段は、ブロッ
    クの代表値としてブロック内の平均値またはブロック内
    の最小値またはブロック内の最大値のうち少なくとも1
    つを求め、前記ブロック付加情報計算手段は、ブロック
    の付加情報として前記代表値からブロック内の各画素値
    を求めることができる差分値を付加情報として計算し、
    前記画素値補間手段は、前記画素値演算手段から出力さ
    れる演算処理されたブロックの代表値と、前記ブロック
    付加情報計算手段から出力される前記付加情報とからブ
    ロック内の全画素の画素値を求め、代表値以外の画素に
    対しても近似的に画素値演算処理を行なうことを特徴と
    する請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記ブロック代表値計算手段は、ブロッ
    クの代表値としてブロック内の平均値またはブロック内
    の最小値またはブロック内の最大値のうち少なくとも2
    つを求め、前記ブロック付加情報計算手段は、ブロック
    の付加情報として前記代表値からブロック内の各画素値
    を求めることができる比例値を付加情報として計算し、
    前記画素値補間手段は、前記ブロック代表値計算手段か
    ら出力される演算処理されたブロックの2つ以上の代表
    値と、前記ブロック付加情報計算手段から出力される前
    記付加情報とから、ブロック内の全画素の画素値を求
    め、代表値以外の画素に対しても近似的に画素値演算処
    理を行なうことを特徴とする請求項1に記載の画像処理
    装置。
  6. 【請求項6】 各画素値に対して前記画素値補間手段で
    行なう補間処理の方式を選択する補間方式選択手段を有
    しており、前記ブロック代表値計算手段は、選択された
    補間方式に従って前記代表値を選択し、前記ブロック付
    加情報計算手段は、選択された補間方式に従って前記付
    加情報を計算し、前記画素値補間手段は、選択された補
    間方式に従ってブロック内の全画素の画素値を求めるこ
    とを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載
    の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記付加情報に対して所定の閾値との比
    較処理を行なう閾値処理手段を有し、前記画素値補間手
    段は、前記閾値処理手段における比較結果に基づいて補
    間方式を選択することを特徴とする請求項4に記載の画
    像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記代表値をもとに所定の閾値との比較
    処理を行なう閾値処理手段を有し、前記ブロック代表値
    計算手段は、ブロックの代表値としてブロック内の最小
    値またはブロック内の最大値を求め、前記閾値処理手段
    によって最大値と最小値の差分と前記閾値との比較処理
    結果を得て該差分が前記閾値より大きい場合にさらにブ
    ロック内の平均値をブロックの代表値として求め、前記
    ブロック付加情報計算手段は、前記閾値処理手段の比較
    処理結果に基づいて前記最大値と前記最小値の2つの代
    表値を用いるかあるいは前記平均値を加えた3つの代表
    値を用いるかを選択してブロックの付加情報として選択
    した代表値からブロック内の各画素値を求めることがで
    きる比例値を付加情報として計算し、前記画素値補間手
    段は、前記閾値処理手段の比較処理結果に基づいて、前
    記ブロック代表値計算手段から出力される演算処理され
    た2つの代表値を用いるかあるいは3つの代表値を用い
    るかを選択し、選択された2つあるいは3つの代表値と
    前記ブロック付加情報計算手段から出力される前記付加
    情報とからブロック内の全画素の画素値を求め、代表値
    以外の画素に対しても近似的に画素値演算処理を行なう
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
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