JPH10213389A - 熱交換器 - Google Patents
熱交換器Info
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- JPH10213389A JPH10213389A JP9016962A JP1696297A JPH10213389A JP H10213389 A JPH10213389 A JP H10213389A JP 9016962 A JP9016962 A JP 9016962A JP 1696297 A JP1696297 A JP 1696297A JP H10213389 A JPH10213389 A JP H10213389A
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- tube
- flat
- heat exchanger
- flat plate
- flat tube
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28D—HEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
- F28D1/00—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators
- F28D1/02—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid
- F28D1/03—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with plate-like or laminated conduits
- F28D1/0391—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with plate-like or laminated conduits a single plate being bent to form one or more conduits
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21C—MANUFACTURE OF METAL SHEETS, WIRE, RODS, TUBES OR PROFILES, OTHERWISE THAN BY ROLLING; AUXILIARY OPERATIONS USED IN CONNECTION WITH METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL
- B21C37/00—Manufacture of metal sheets, bars, wire, tubes or like semi-manufactured products, not otherwise provided for; Manufacture of tubes of special shape
- B21C37/06—Manufacture of metal sheets, bars, wire, tubes or like semi-manufactured products, not otherwise provided for; Manufacture of tubes of special shape of tubes or metal hoses; Combined procedures for making tubes, e.g. for making multi-wall tubes
- B21C37/15—Making tubes of special shape; Making tube fittings
- B21C37/22—Making finned or ribbed tubes by fixing strip or like material to tubes
- B21C37/225—Making finned or ribbed tubes by fixing strip or like material to tubes longitudinally-ribbed tubes
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28D—HEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
- F28D1/00—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators
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- F28D1/04—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with tubular conduits
- F28D1/053—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with tubular conduits the conduits being straight
- F28D1/0535—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with tubular conduits the conduits being straight the conduits having a non-circular cross-section
- F28D1/05366—Assemblies of conduits connected to common headers, e.g. core type radiators
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F3/00—Plate-like or laminated elements; Assemblies of plate-like or laminated elements
- F28F3/02—Elements or assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with recesses, with corrugations
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 インナーフィンを有する熱交換器において、
偏平チューブの耐圧強度を向上させる。 【解決手段】 インナーフィン７は、片面側のみに第
１、２突起部７３、７４が形成された薄板７ａを折り曲
げて形成される。これにより、インナーフィン７の第
１、２平板部７１、７２を確実に接触させることができ
るので、両者を確実にろう付け接合することができる。
したがって、インナーフィン７を介して互いに対向する
チューブ２の内壁を接合することができるので、偏平チ
ューブ２の耐圧強度を向上させることができる。
偏平チューブの耐圧強度を向上させる。 【解決手段】 インナーフィン７は、片面側のみに第
１、２突起部７３、７４が形成された薄板７ａを折り曲
げて形成される。これにより、インナーフィン７の第
１、２平板部７１、７２を確実に接触させることができ
るので、両者を確実にろう付け接合することができる。
したがって、インナーフィン７を介して互いに対向する
チューブ２の内壁を接合することができるので、偏平チ
ューブ２の耐圧強度を向上させることができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱交換器に関する
もので、チューブ内にインナーフィン等の流体（冷媒）
との接触面積を増大させる部材を有する熱交換器に適用
して有効である。
もので、チューブ内にインナーフィン等の流体（冷媒）
との接触面積を増大させる部材を有する熱交換器に適用
して有効である。
【０００２】
【従来の技術】例えば、特開平４−２４０３９５号公報
では、偏平状のチューブの内壁のうち、互いに対抗する
一対の各平坦部に、他方側に向けて突出する突起部をチ
ューブとともに一体成形し、その突起部の先端を互いに
ろう付けした熱交換器が提案されている。
では、偏平状のチューブの内壁のうち、互いに対抗する
一対の各平坦部に、他方側に向けて突出する突起部をチ
ューブとともに一体成形し、その突起部の先端を互いに
ろう付けした熱交換器が提案されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記公報に
記載の熱交換器は、チューブを構成する板材にローラ成
形機により、チューブの内壁に対応する部位に突起部を
形成し、その後、各平坦部を連結する円弧状部に対応す
る部位を中心に、この板材を折り曲げてチューブを形成
している。
記載の熱交換器は、チューブを構成する板材にローラ成
形機により、チューブの内壁に対応する部位に突起部を
形成し、その後、各平坦部を連結する円弧状部に対応す
る部位を中心に、この板材を折り曲げてチューブを形成
している。
【０００４】このため、板材を折り曲げる折曲中心の位
置によっては、各平坦部に形成された突起部の先端のう
ち、互いに接触する部位と接触しない部位とが発生する
可能性が高く、互いにろう付けされる突起部とろう付け
されない突起部とが発生する可能性が高い（接合バラツ
キが大きい）。したがって、熱交換器（チューブ）とし
ての耐圧強度のバラツキが大きくなってしまい、このバ
ラツキを考慮すると、完成品として保証し得る耐圧強度
の低下を招いてしまう。
置によっては、各平坦部に形成された突起部の先端のう
ち、互いに接触する部位と接触しない部位とが発生する
可能性が高く、互いにろう付けされる突起部とろう付け
されない突起部とが発生する可能性が高い（接合バラツ
キが大きい）。したがって、熱交換器（チューブ）とし
ての耐圧強度のバラツキが大きくなってしまい、このバ
ラツキを考慮すると、完成品として保証し得る耐圧強度
の低下を招いてしまう。
【０００５】本発明は、上記点に鑑み、チューブ内に流
体との接触面積を増大させる部位を有し、かつ、チュー
ブの耐圧強度を向上させることを目的とする。
体との接触面積を増大させる部位を有し、かつ、チュー
ブの耐圧強度を向上させることを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、以下の技術的手段を用いる。請求項１〜
３に記載の発明では、短径方向に重なる第１、２平板部
（７１、７２）が偏平チューブ（２）内に設けられてお
り、第１、２平板部（７１、７２）には、各第１、２平
板部（７１、７２）から突出して偏平チューブ（２）の
内壁に接触する第１、２突起部（７３、７４）が形成さ
れている。そして、第１、２平板部（７１、７２）は、
長径方向一端側に対応する部位で薄板（７ａ）を折り曲
げることにより形成されていることを特徴とする。
成するために、以下の技術的手段を用いる。請求項１〜
３に記載の発明では、短径方向に重なる第１、２平板部
（７１、７２）が偏平チューブ（２）内に設けられてお
り、第１、２平板部（７１、７２）には、各第１、２平
板部（７１、７２）から突出して偏平チューブ（２）の
内壁に接触する第１、２突起部（７３、７４）が形成さ
れている。そして、第１、２平板部（７１、７２）は、
長径方向一端側に対応する部位で薄板（７ａ）を折り曲
げることにより形成されていることを特徴とする。
【０００７】これにより、第１、２平板部（７１、７
２）を確実に接触させることができるため、第１、２平
板部（７１、７２）を確実にろう付け等の接合手段によ
り接合することができる。したがって、第１、２平板部
（７１、７２）および第１、２突起部（７３、７４）を
介して互いに対向する偏平チューブ（２）の内壁を接合
することができるので、第１、２平板部（７１、７２）
および第１、２突起部（７３、７４）を強度部材として
有効に活用することができる。延いては、偏平チューブ
（２）の耐圧強度を向上させることができる。
２）を確実に接触させることができるため、第１、２平
板部（７１、７２）を確実にろう付け等の接合手段によ
り接合することができる。したがって、第１、２平板部
（７１、７２）および第１、２突起部（７３、７４）を
介して互いに対向する偏平チューブ（２）の内壁を接合
することができるので、第１、２平板部（７１、７２）
および第１、２突起部（７３、７４）を強度部材として
有効に活用することができる。延いては、偏平チューブ
（２）の耐圧強度を向上させることができる。
【０００８】また、流体は、各突起部（７３、７４）に
加えて、第１、２平板部（７１、７２）にも接触するの
で、流体と接触する部位の表面積を増大させることがで
きる。したがって、熱交換器の熱交換能力を向上させる
ことができる。請求項２に記載の発明では、第１突起部
（７３）の表面積の総和は、第２突起部（７４）の表面
積の総和に比べて大きいことを特徴とする。
加えて、第１、２平板部（７１、７２）にも接触するの
で、流体と接触する部位の表面積を増大させることがで
きる。したがって、熱交換器の熱交換能力を向上させる
ことができる。請求項２に記載の発明では、第１突起部
（７３）の表面積の総和は、第２突起部（７４）の表面
積の総和に比べて大きいことを特徴とする。
【０００９】ところで、冷媒を凝縮させる凝縮器では、
後述のごとく、冷媒の熱交換が進むと、偏平チューブ
（２）内の液相（凝縮した）冷媒が、偏平チューブ
（２）の内壁のうち下方側に集合してくるので、熱伝達
量（熱交換能力）が低下してしまう。これに対して、本
発明では、各突起部（７３、７４）の表面積の総和が異
なるので、液相冷媒が集合する下方側に第１突起部７３
を配設し、上方側に第２突起部７４を配設すれば、下方
側の熱伝達量の低下を防止することができる。したがっ
て、熱交換能力の向上を図りつつ、耐圧強度を向上させ
ることができる。
後述のごとく、冷媒の熱交換が進むと、偏平チューブ
（２）内の液相（凝縮した）冷媒が、偏平チューブ
（２）の内壁のうち下方側に集合してくるので、熱伝達
量（熱交換能力）が低下してしまう。これに対して、本
発明では、各突起部（７３、７４）の表面積の総和が異
なるので、液相冷媒が集合する下方側に第１突起部７３
を配設し、上方側に第２突起部７４を配設すれば、下方
側の熱伝達量の低下を防止することができる。したがっ
て、熱交換能力の向上を図りつつ、耐圧強度を向上させ
ることができる。
【００１０】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すもの
である。
する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すもの
である。
【００１１】
（第１実施形態）本実施形態は、本発明に係る熱交換器
を冷凍サイクルの凝縮器（コンデンサ）に適用してもの
で、図１は凝縮器１の斜視図である。図１中、２は冷媒
が流通する複数本の偏平チューブ（以下、チューブと略
す。）であり、３はチューブ２間にろう付けされたコル
ゲート状（波状）のフィン（アウターフィン）である。
また、４は各チューブ２に冷媒を分配する第１タンク部
であり、５は各チューブ２で熱交換を終えた（凝縮し
た）冷媒を集合させる第２タンク部である。なお、両タ
ンク部４、５は、コア部（チューブ２およびフィン３と
の総称）の補強部材をなすサイドプレート６とともにチ
ューブ２にろう付けされている。
を冷凍サイクルの凝縮器（コンデンサ）に適用してもの
で、図１は凝縮器１の斜視図である。図１中、２は冷媒
が流通する複数本の偏平チューブ（以下、チューブと略
す。）であり、３はチューブ２間にろう付けされたコル
ゲート状（波状）のフィン（アウターフィン）である。
また、４は各チューブ２に冷媒を分配する第１タンク部
であり、５は各チューブ２で熱交換を終えた（凝縮し
た）冷媒を集合させる第２タンク部である。なお、両タ
ンク部４、５は、コア部（チューブ２およびフィン３と
の総称）の補強部材をなすサイドプレート６とともにチ
ューブ２にろう付けされている。
【００１２】そして、チューブ２は、図２（コア部を空
気の流通方向で切断した断面図）に示すように、その断
面形状が偏平状に形成されるともに、長径方向が空気の
流通方向と一致するよう配設されている。また、チュー
ブ２内には、冷媒との接触面積を増大させて熱交換能力
を向上させるインナーフィン７が配設されており、この
インナーフィン７は、チューブ２の長径方向および長手
方向に広がるとともに、チューブ２の短径方向に重なる
第１平板部７１および第２平板部７２と、各第１、２平
板部７１、７２から突出してチューブ２の内壁に接触す
る多数本のピン状（円筒状）の第１突起部７３および第
２突起部７４とから構成されている。なお、８はフィン
３から鎧窓状に切り起こされた周知のルーバである。
気の流通方向で切断した断面図）に示すように、その断
面形状が偏平状に形成されるともに、長径方向が空気の
流通方向と一致するよう配設されている。また、チュー
ブ２内には、冷媒との接触面積を増大させて熱交換能力
を向上させるインナーフィン７が配設されており、この
インナーフィン７は、チューブ２の長径方向および長手
方向に広がるとともに、チューブ２の短径方向に重なる
第１平板部７１および第２平板部７２と、各第１、２平
板部７１、７２から突出してチューブ２の内壁に接触す
る多数本のピン状（円筒状）の第１突起部７３および第
２突起部７４とから構成されている。なお、８はフィン
３から鎧窓状に切り起こされた周知のルーバである。
【００１３】次に、チューブ２（インナーフィン７を含
む）の製造方法について、図３を用いて説明する。先
ず、チューブ２を構成するアルミニウム製の板材２ａ
（本実施形態では、厚み０．４ｍｍ）を、図３の（ａ）
に示すように、所定形状（チューブ２の長径方向一端側
を中心に展開した形状）にプレス成形する。一方、イン
ナーフィン７を構成する両面にろう材が被覆されたアル
ミニウム製の薄板７ａ（本実施形態では、厚み０．１ｍ
ｍ）の片面側のみが突出するようにして第１、２突起部
７３、７４をプレス成形する。
む）の製造方法について、図３を用いて説明する。先
ず、チューブ２を構成するアルミニウム製の板材２ａ
（本実施形態では、厚み０．４ｍｍ）を、図３の（ａ）
に示すように、所定形状（チューブ２の長径方向一端側
を中心に展開した形状）にプレス成形する。一方、イン
ナーフィン７を構成する両面にろう材が被覆されたアル
ミニウム製の薄板７ａ（本実施形態では、厚み０．１ｍ
ｍ）の片面側のみが突出するようにして第１、２突起部
７３、７４をプレス成形する。
【００１４】次に、チューブ２の長径方向一端側に対応
する部位を中心に、板材２ａおよび薄板７ａを図３の
（ａ）に示すように折り曲げるとともに、治具等で仮固
定して炉内で加熱し、第１、２平板部７１、７２を互い
にろう付けするとともに、突起部７３、７４の先端をチ
ューブ２の内壁にろう付けする。そして、ろう付け完了
後、板材２ａの合わせ面２ｂを溶接により接合する。
する部位を中心に、板材２ａおよび薄板７ａを図３の
（ａ）に示すように折り曲げるとともに、治具等で仮固
定して炉内で加熱し、第１、２平板部７１、７２を互い
にろう付けするとともに、突起部７３、７４の先端をチ
ューブ２の内壁にろう付けする。そして、ろう付け完了
後、板材２ａの合わせ面２ｂを溶接により接合する。
【００１５】次に、本実施形態の特徴を述べる。本実施
形態では、インナーフィン７は、片面側のみに第１、２
突起部７３、７４が形成された薄板７ａを折り曲げて形
成されているので、第１、２平板部７１、７２を確実に
接触させることができる。このため、第１、２平板部７
１、７２を確実にろう付け接合することができるので、
インナーフィン７を介して互いに対向するチューブ２の
内壁を接合することができる。したがって、インナーフ
ィン７を強度部材として有効に活用することができるの
で、チューブ２の耐圧強度を向上させることができる。
形態では、インナーフィン７は、片面側のみに第１、２
突起部７３、７４が形成された薄板７ａを折り曲げて形
成されているので、第１、２平板部７１、７２を確実に
接触させることができる。このため、第１、２平板部７
１、７２を確実にろう付け接合することができるので、
インナーフィン７を介して互いに対向するチューブ２の
内壁を接合することができる。したがって、インナーフ
ィン７を強度部材として有効に活用することができるの
で、チューブ２の耐圧強度を向上させることができる。
【００１６】また、冷媒は、各突起部７３、７４に加え
て、第１、２平板部７１、７２にも接触するので、冷媒
と接触するインナーフィン７の表面積を増大させること
ができる。したがって、凝縮器１の熱交換能力を向上さ
せることができる。 （第２実施形態）本実施形態は、図４に示すように、第
１平板部７１に形成され第１た突起部７３の表面積の総
和を、第２平板部７２に形成された第２突起部７４の表
面積の総和に比べて大きくしたものである。
て、第１、２平板部７１、７２にも接触するので、冷媒
と接触するインナーフィン７の表面積を増大させること
ができる。したがって、凝縮器１の熱交換能力を向上さ
せることができる。 （第２実施形態）本実施形態は、図４に示すように、第
１平板部７１に形成され第１た突起部７３の表面積の総
和を、第２平板部７２に形成された第２突起部７４の表
面積の総和に比べて大きくしたものである。
【００１７】すなわち、凝縮器では、冷媒の熱交換が進
むと、チューブ２内の液相（凝縮した）冷媒は、チュー
ブ２の内壁のうち下方側に集合してくる（図５参照）。
そして、この液相冷媒が集合する部位の面積は、インナ
ーフィン７の表面積およびチューブ２の内壁面積の和の
約５０％に達し、さらに、この部位においては、熱伝達
量がその他の部位の１５％程度まで悪化（低下）するこ
とが発明者等の試験検討により確認されている。
むと、チューブ２内の液相（凝縮した）冷媒は、チュー
ブ２の内壁のうち下方側に集合してくる（図５参照）。
そして、この液相冷媒が集合する部位の面積は、インナ
ーフィン７の表面積およびチューブ２の内壁面積の和の
約５０％に達し、さらに、この部位においては、熱伝達
量がその他の部位の１５％程度まで悪化（低下）するこ
とが発明者等の試験検討により確認されている。
【００１８】そこで、本実施形態のごとく、液相冷媒が
集合する下方側である第１突起部７３の表面積の総和を
第２突起部７４の表面積の総和に比べて大きくすること
により、熱伝達量の低下を防止することができる。した
がって、凝縮器１の能力を向上させつつ、耐圧強度を向
上させることができる。因みに本実施形態では、突起部
７３の表面積の総和は、突起部７４の表面積の総和の約
１．５倍である。
集合する下方側である第１突起部７３の表面積の総和を
第２突起部７４の表面積の総和に比べて大きくすること
により、熱伝達量の低下を防止することができる。した
がって、凝縮器１の能力を向上させつつ、耐圧強度を向
上させることができる。因みに本実施形態では、突起部
７３の表面積の総和は、突起部７４の表面積の総和の約
１．５倍である。
【００１９】ところで、上述の実施形態では、チューブ
２も板材２ａを折り曲げることにより成形したが、押し
出し加工（引き抜き加工）管もしくは電縫管のごとく、
既に管状に成形されているチューブに、本発明のごとく
折り曲げて成形したインナーフィン７を挿入した後、イ
ンナーフィン７とチューブとをろう付けしてもよい。ま
た、上述の実施形態では、第１、２平板部７１、７２の
うちチューブ２の長径方向一端側に対応する部位には、
薄板７ａを折り曲げた際に形成される折曲部７ｂを有し
ていたが（図２参照）、この折曲部７ｂは、製造時に必
然的に形成されるもので、チューブ２（凝縮器１）の完
成後においては、折曲部７ｂにて第１、２平板部７１、
７２が破断していてもよい。
２も板材２ａを折り曲げることにより成形したが、押し
出し加工（引き抜き加工）管もしくは電縫管のごとく、
既に管状に成形されているチューブに、本発明のごとく
折り曲げて成形したインナーフィン７を挿入した後、イ
ンナーフィン７とチューブとをろう付けしてもよい。ま
た、上述の実施形態では、第１、２平板部７１、７２の
うちチューブ２の長径方向一端側に対応する部位には、
薄板７ａを折り曲げた際に形成される折曲部７ｂを有し
ていたが（図２参照）、この折曲部７ｂは、製造時に必
然的に形成されるもので、チューブ２（凝縮器１）の完
成後においては、折曲部７ｂにて第１、２平板部７１、
７２が破断していてもよい。
【００２０】また、第１、２突起部７３、７４の形状は
ピン状に限定されるものではなく、例えばチューブ２の
長手方向に延びる突条等のその他の突起形状であっても
よい。また、第１、２平板部７１、７２を板材２ａの合
わせ面２ｂで挟み込んでもよい。なお、この場合は、薄
板７ａにろう材が被覆されているので、インナーフィン
７のろう付けとともに、合わせ面２ｂをろう付けするこ
とができるため、ろう付け工程後の溶接工程を廃止する
ことができる。
ピン状に限定されるものではなく、例えばチューブ２の
長手方向に延びる突条等のその他の突起形状であっても
よい。また、第１、２平板部７１、７２を板材２ａの合
わせ面２ｂで挟み込んでもよい。なお、この場合は、薄
板７ａにろう材が被覆されているので、インナーフィン
７のろう付けとともに、合わせ面２ｂをろう付けするこ
とができるため、ろう付け工程後の溶接工程を廃止する
ことができる。
【図１】凝縮器の斜視図である。
【図２】コア部の断面図である。
【図３】チューブの製造方法を示す斜視図である。
【図４】第２実施形態に係る凝縮器のコア部の断面図で
ある。
ある。
【図５】チューブ内の冷媒の状態を示す模式図である。
２…偏平チューブ、３…フィン、４…第１タンク部、５
…第２タンク部、６…サイドプレート、７…インナーフ
ィン、７１…第１平板部、７２…第２平板部、７３…第
１突起部、７４…第２突起部。
…第２タンク部、６…サイドプレート、７…インナーフ
ィン、７１…第１平板部、７２…第２平板部、７３…第
１突起部、７４…第２突起部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 光川 一浩 愛知県刈谷市昭和町１丁目１番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 小林 亀 愛知県刈谷市昭和町１丁目１番地 株式会 社デンソー内
Claims (3)
- 【請求項１】 流体が流通し、断面形状が偏平状に形成
された偏平チューブ（２）と、 前記偏平チューブ（２）内に設けられ、前記偏平チュー
ブ（２）の長径方向および長手方向に広がるとともに、
前記偏平チューブ（２）の短径方向に重なる第１、２平
板部（７１、７２）と、 前記各第１、２平板部（７１、７２）から突出して前記
偏平チューブ（２）の内壁に接触する第１、２突起部
（７３、７４）と、 前記第１、２平板部（７１、７２）は、前記偏平チュー
ブ（２）の長径方向一端側に対応する部位で薄板（７
ａ）を折り曲げることにより形成されていることを特徴
とする熱交換器。 - 【請求項２】 前記第１平板部（７１）に形成された前
記第１突起部（７３）の表面積の総和は、前記第２平板
部（７２）に形成された前記第２突起部（７４）の表面
積の総和に比べて大きいことを特徴とする請求項１に記
載の熱交換器。 - 【請求項３】 前記第１、２平板部（７１、７２）のう
ち前記偏平チューブ（２）の長径方向一端側に対応する
部位には、前記薄板（７ａ）を折り曲げた折曲部（７
ｂ）が形成されていることを特徴とする請求項１または
２に記載の熱交換器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9016962A JPH10213389A (ja) | 1997-01-30 | 1997-01-30 | 熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9016962A JPH10213389A (ja) | 1997-01-30 | 1997-01-30 | 熱交換器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10213389A true JPH10213389A (ja) | 1998-08-11 |
Family
ID=11930741
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9016962A Pending JPH10213389A (ja) | 1997-01-30 | 1997-01-30 | 熱交換器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10213389A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002372335A (ja) * | 2001-06-12 | 2002-12-26 | Smc Corp | 熱交換器及びそれを用いた熱交換装置 |
| EP1541953A1 (en) * | 2002-07-09 | 2005-06-15 | Zexel Valeo Climate Control Corporation | Tube for heat exchanger |
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| FR2997486A1 (fr) * | 2012-10-25 | 2014-05-02 | Valeo Systemes Thermiques | Tube d'echangeur de chaleur a moyen de perturbation plat |
-
1997
- 1997-01-30 JP JP9016962A patent/JPH10213389A/ja active Pending
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| CN102829668B (zh) * | 2012-09-17 | 2017-12-22 | 范良凯 | 一种板式换热片 |
| FR2997486A1 (fr) * | 2012-10-25 | 2014-05-02 | Valeo Systemes Thermiques | Tube d'echangeur de chaleur a moyen de perturbation plat |
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