JPH10212106A - オゾン発生器 - Google Patents

オゾン発生器

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JPH10212106A
JPH10212106A JP1372397A JP1372397A JPH10212106A JP H10212106 A JPH10212106 A JP H10212106A JP 1372397 A JP1372397 A JP 1372397A JP 1372397 A JP1372397 A JP 1372397A JP H10212106 A JPH10212106 A JP H10212106A
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JP
Japan
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glass
flat plate
spacer
electrode
frame
Prior art date
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Application number
JP1372397A
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English (en)
Inventor
Shinichi Yoshinobu
真一 吉延
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Nippon Aluminium Co Ltd
Original Assignee
Nippon Aluminium Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Aluminium Co Ltd filed Critical Nippon Aluminium Co Ltd
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Publication of JPH10212106A publication Critical patent/JPH10212106A/ja
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  • Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 無用な放電を防止でき、信頼性の高いオゾン
発生器を提供すること。 【解決手段】 金網状の金属電極21等をガラス成形に
よりガラスで包み込んでなる平板11等と、枠状のスペ
ーサ31等とを備え、複数の平板11等がスペーサ31
等を介して積層されていることを特徴とするオゾン発生
器である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、平板型のオゾン発
生器に関するものである。
【0002】
【従来技術及びその課題】平板型のオゾン発生器の基本
原理は、板状金属電極を対向させ、対向面に誘電体層を
設けておき、対向する誘電体層間の隙間に酸素を流すと
ともに該隙間にて無声放電を起こさせ、それによって酸
素をオゾンに変化させるものである。
【0003】ところで、金属電極としては、オゾンによ
る腐食を避けるため、通常はステンレス鋼が用いられ、
誘電体としてはガラスがよく用いられるが、この場合に
おいては、次のような問題があった。即ち、金属電極と
誘電体層とが密着していない場合には、両者間に隙間が
生じ、該隙間にて放電が起こり、電力の損失を招くた
め、両者は密着させておく必要があるが、放電場という
苛酷な条件下において金属板とガラス板とを密着させて
おくことは、両者の熱膨張係数の相違に起因する残留歪
みによる応力を防ぎ難いため、困難であった。また、金
属電極に誘電体となる絶縁物を付着させたりコーティン
グしたりした場合には、誘電体層にピンホールやクラッ
クが発生し、無声放電の発生に支障が生じる恐れがあっ
た。
【0004】本発明は、無用な放電を防止でき、信頼性
の高いオゾン発生器を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
金網状の金属電極をガラス成形によりガラスで包み込ん
でなる平板と、枠状のスペーサとを備え、複数の平板が
スペーサを介して積層されていることを特徴とするオゾ
ン発生器である。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、スペーサが、枠内の空間に、枠内のある一
点から他の一点に向けて、枠内の最も離れた2点間の直
線距離より長い通路空間を構成する仕切りを有している
ものである。
【0007】請求項3記載の発明は、請求項1又は2に
記載の発明において、スペーサがガラス成形により平板
と一体成形されているものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)図1は本実施形態の平板型のオゾン発生
器の縦断面図である。このオゾン発生器は、金属電極を
ガラスで包み込んでなる平板が枠状のスペーサを介して
4層に積層されて構成されている。11,12,13,
14は平板、21,22,23,24は鉄からなる金網
状の電極、31,32,33はテフロンからなる枠状の
スペーサである。なお、電極はその他の導電性材料でも
良い。
【0009】平板は電極とこれを包み込むガラス部とで
構成されている。図2は平板14の平面図である。金網
状の電極24は、平板14の厚さ方向中央に位置してお
り、その一部は平板14から露出して1個の端子にまと
められている。ガラスとしては、誘電率の高い鉛クリス
タル硝子等が好ましく用いられる。平板11,12,1
3についても同様である。
【0010】電極22,24は接地されており、電極2
1,23は交流電源4に接続されている。スペーサ3
1,32,33により、対向する平板間には放電空間5
1,52,53が形成され維持されている。
【0011】平板11のガラス部11aには放電空間5
1と外部空間とを連通させる貫通孔61が形成されてお
り、平板12のガラス部12aには放電空間51,52
を連通させる貫通孔62が形成されており、平板13の
ガラス部13aには放電空間52,53を連通させる貫
通孔63が形成されており、平板14のガラス部14a
には放電空間53と外部空間とを連通させる貫通孔64
が形成されている。貫通孔61の両端は酸素又は酸素含
有気体の流入口61aと放電空間51への入口61bと
なっている。貫通孔62の両端は放電空間51の出口6
2aと放電空間52への入口62bとなっている。貫通
孔63の両端は放電空間52の出口63aと放電空間5
3への入口63bとなっている。貫通孔64の両端は放
電空間53の出口64aと外部空間への流出口64bと
なっている。なお、各放電空間における入口と出口とは
直線距離で最も離れる位置に設けられている。
【0012】上記構成のオゾン発生器は、次のように製
造する。まず、通常の方法により、金網状の電極を作製
する。次に、通常のガラス成形により、電極をガラスで
包み込んで平板を作製する。こうして、平板11,1
2,13,14を得る。
【0013】次に、図3に示すように、枠状のスペーサ
33を平板14上に設置し、更に、その上に、順に、平
板13、スペーサ32、平板12、スペーサ31、平板
11を設置していき、最後に、電源4や接地等の配線を
設ける。こうして、図1に示すオゾン発生器が得られ
る。
【0014】上記構成のオゾン発生器においては、流入
口61aから流入した酸素又は酸素含有気体は、貫通孔
61、放電空間51、貫通孔62、放電空間52、貫通
孔63、放電空間53、及び貫通孔64を経て流出口6
4bから放出されるよう流れるようになっている。一
方、電源4を作動させることにより、放電空間51,5
2,53では無声放電が起こる。これにより、各放電空
間を流れる酸素等はオゾンに変化し、流出口64bから
は、オゾンと未反応の酸素等が放出される。即ち、オゾ
ンが発生することとなる。
【0015】ところで、上記構成のオゾン発生器では、
電極は誘電体であるガラスで包み込まれているので、電
極とガラスとが遊離して両者間に隙間が生じることはな
く、従来のように電極と誘電体との間で無声放電が生じ
ることはなく、従って、電力の損失は生じない。また、
平板は、通常のガラス成形により、電極をガラスで包み
込んで作製されているので、ガラス部にピンホールやク
ラックが生じることもない。
【0016】また、上記構成のオゾン発生器は、平板と
スペーサとを積層するだけで組み立てられるので、製造
作業が容易であり、構成も簡素である。
【0017】(実施形態2)本実施形態は、実施形態1
において、スペーサ31,32,33に代えて図4に示
すスペーサ34を用いたものである。スペーサ34は、
単なる枠状ではなく、枠内に仕切り341を有した形状
に成型されたものである。仕切り341は、枠内をジグ
ザグ状に仕切っている。図5はスペーサ34を設置した
平板14の平面図である。図5において、入口63bは
位置を示している。
【0018】本実施形態においては、図5に示すよう
に、スペーサ34は、放電空間53内に、仕切り341
により、入口63bから出口64aまでのジグザグ状の
流路71を構成している。即ち、入口63bから出口6
4aまでが両者の直線距離よりかなり長くなっている。
そのため、入口63bから放電空間53に入って来た酸
素等は、流路71を矢印のように流れて行くため、仕切
り341がない場合に比して、放電空間53内に長時間
滞留することとなり、無声放電に長く晒されることとな
る。従って、オゾン発生効率は向上し、高濃度のオゾン
が発生することとなる。
【0019】なお、スペーサ34の代わりに、図6に示
すようなスペーサ35を用いてもよい。図6はスペーサ
35を設置した平板14の平面図である。このスペーサ
35は、放電空間53内に、仕切り351により、入口
63bから出口64aまでの渦巻き状の流路72を構成
している。これにおいても、上記と同様の作用効果を奏
する。
【0020】また、図7に示すようなスペーサ36を用
いてもよい。図7はスペーサ36を設置した平板14の
平面図である。このスペーサ36は、放電空間53内
に、仕切り361により、入口63bから出口64aま
でのコ字状の流路73を構成している。これにおいて
は、スペーサ34,35に比して流路が短いので、オゾ
ンの発生濃度は図5,図6の場合に比して低くなる。し
かし、仕切りのないスペーサを用いた場合と比べると、
オゾンの発生濃度は高くなる。
【0021】(実施形態3)図8は本実施形態のオゾン
発生器の縦断面図である。このオゾン発生器は、平板に
スペーサを一体成形し、別体としてのスペーサを不要と
したことを特徴としており、その他の構成は実施形態1
と同じである。即ち、図9に示す平板14のように、一
表面の周縁に連続した凸部14bを有する平板を用いて
いる。このような平板は、ガラス成形により容易に形成
される。他の平板11,12,13も同様に凸部11
b,12b,13bを有している。凸部12b,13
b,14bは、図8から明らかなように、スペーサとし
て機能して放電空間51,52,53を形成し維持して
いる。
【0022】上記構成においては、凸部がガラス成形に
より形成されるので、突出高さを小さくすることが容易
であり、それ故、放電空間の上下寸法を容易に小さく設
定することができる。従って、オゾン発生効率を顕著に
向上させることができる。また、別体のスペーサを組み
付ける手間が省けるので、組み立て作業が容易となる。
【0023】なお、平板に一体成形するスペーサの形状
は、図9に示す枠状のものに限らず、図5,図6,図7
に示すスペーサのように仕切りを備えた形状のものとし
てもよい。図10は図5に示す形状のスペーサが一体成
形された平板14の斜視図である。
【0024】
【発明の効果】
(1)請求項1記載の発明によれば、金属電極がガラス
で包み込まれているので、電極とガラスとが遊離して両
者間に隙間が生じるのを防止して、該隙間で無用の放電
が生じるのを防止でき、従って、電力損失の発生を防止
できる。しかも、平板がガラス成形により形成されるの
で、平板のガラス部にピンホールやクラックが生じるの
を防止でき、従って、無声放電を良好に起こさせてオゾ
ン発生を良好に得ることができる。また、平板とスペー
サとを積層するだけで組み立てることができるので、容
易である。
【0025】(2)請求項2記載の発明によれば、次の
効果を奏する。 放電空間における酸素等の滞留時間を長くできるの
で、オゾンの発生濃度を高めることができる。 スペースの小さい放電空間であっても、オゾンの発生
濃度を高めることができるので、発生器の小型化を図る
ことができる。 流路の長さを仕切りにより調節できるので、オゾンの
発生濃度を調節することができる。
【0026】(3)請求項3記載の発明によれば、凸部
をガラス成形により形成するので、凸部の突出高さを容
易に小さく設定でき、それ故、放電空間の上下寸法を容
易に小さく設定でき、従って、オゾン発生効率を顕著に
向上させることができる。また、別体のスペーサを組み
付ける手間が省けるので、組み立て作業を簡単化でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態1の平板型のオゾン発生器の縦断面
図である。
【図2】 実施形態1の一平板の平面図である。
【図3】 実施形態1のオゾン発生器の組み立て作業の
一工程を示す斜視図である。
【図4】 実施形態2のオゾン発生器で用いるスペーサ
の一例を示す斜視図である。
【図5】 図4のスペーサが設置された平板の平面図で
ある。
【図6】 実施形態2における別の例のスペーサが設置
された平板の平面図である。
【図7】 実施形態2における更に別の例のスペーサが
設置された平板の平面図である。
【図8】 実施形態3の平板型のオゾン発生器の縦断面
図である。
【図9】 実施形態3の一平板の斜視図である。
【図10】 実施形態3の別の例の平板の斜視図であ
る。
【符号の説明】
11,12,13,14 平板 21,22,23,24 電極 31,32,33 スペーサ 341,351,361 仕切り

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金網状の金属電極をガラス成形によりガ
    ラスで包み込んでなる平板と、枠状のスペーサとを備
    え、複数の平板がスペーサを介して積層されていること
    を特徴とするオゾン発生器。
  2. 【請求項2】 スペーサが、枠内の空間に、枠内のある
    一点から他の一点に向けて、枠内の最も離れた2点間の
    直線距離より長い通路空間を構成する仕切りを有してい
    る請求項1記載のオゾン発生器。
  3. 【請求項3】 スペーサがガラス成形により平板と一体
    成形されている請求項1又は2に記載のオゾン発生器。
JP1372397A 1997-01-28 1997-01-28 オゾン発生器 Pending JPH10212106A (ja)

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