JPH10211897A - 浮構造体施設 - Google Patents

浮構造体施設

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JPH10211897A
JPH10211897A JP9017014A JP1701497A JPH10211897A JP H10211897 A JPH10211897 A JP H10211897A JP 9017014 A JP9017014 A JP 9017014A JP 1701497 A JP1701497 A JP 1701497A JP H10211897 A JPH10211897 A JP H10211897A
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JP
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floating structure
floating
wave
facility
water
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JP9017014A
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Daizaburo Tamura
大三郎 田村
Mitsuyoshi Okamoto
光好 岡本
Shigeru Nakazawa
成 中澤
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Toray Industries Inc
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/80Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P60/00Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
    • Y02P60/60Fishing; Aquaculture; Aquafarming

Landscapes

  • Hydroponics (AREA)
  • Artificial Fish Reefs (AREA)
  • Cultivation Of Seaweed (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、波浪による揺れが防止され、植物の
育成にも、人間の生活環境としても優れた安定性を有す
る水上浮構造体施設を提供せんとするものである。 【解決手段】本発明の水上浮構造体施設は、浮力を有す
る浮力体と、その水面下部に相当する部分に、網状物か
らなる消波構造体が設けられてなる浮構造体であって、
かつ、該浮構造体の上面部に、植物育成床、歩道、建築
物および広場から選ばれた少なくとも1種の施設が構築
されていることを特徴とすることを特徴とするものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、湖沼、河川、汽水域、
および海洋において使用される浮構造体であって、か
つ、波浪による揺動防止機能を有する浮構造体施設に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、植物の育成については、特公平2
−18809号公報の浮き産卵礁、特開昭58−282
13号公報の植物浮増殖礁、実公平4−33739号公
報の植物育成礁などの提案がある。しかしながら、これ
らは植物の生育について配慮されたものではなく、した
がって植物の生育が十分でなく、最悪の場合は枯死する
という欠点があった。この理由は、植物の生育に重要な
影響を与えるストレス、つまり、風波による浮構造体の
揺れについての配慮が全くないものであり、さらに、こ
れらの用途は、植物を育成するのが目的ではなく、水面
下での魚類の産卵増殖を計るのが目的であるものもので
あり、波浪に対する配慮がなく、水上施設としての必要
な機能がなかったものであった。
【0003】たとえば、水上施設としては、浮桟橋、浮
釣台、浮遊歩道、浮島、浮広場、浮花壇、浮公園、浮農
場などが考えられるが、これらの施設には、植物のスト
レス解消機能や、人が安定して乗れるという機能につい
て配慮されたものは存在しない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
浮構造体の欠点に鑑み、波浪による揺れが防止され、植
物の育成にも、人間の生活環境としても優れた安定性を
有する水上浮構造体施設を提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる課題を
解決するために、次のような手段を採用する。すなわ
ち、本発明の水上浮構造体施設は、浮力を有する浮力体
と、その水面下部に相当する部分に、網状物からなる消
波構造体が設けられてなる浮構造体であって、かつ、該
浮構造体の上面部に、植物育成床、歩道、建築物および
広場から選ばれた少なくとも1種の施設が構築されてい
ることを特徴とすることを特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明は、波浪による揺動が、植
物の生育を阻害するストレスとなり、また、人間の生活
環境としても不安定で、いずれの環境においても満足す
る浮構造体が存在しない事実に鑑み、鋭意検討したとこ
ろ、消波機構を備えた浮構造体とすることにより、植物
の生育にも適し、自然な環境や景観や生態系を創出する
ことができ、さらに人間の生活環境としても安定した施
設を提供することができ、上述課題を一挙に解決するこ
とを究明したものである。
【0007】本発明を図面により以下説明する。図1〜
7は、本発明の浮構造体施設の一例を示す図である。図
1は、植物を植生した浮構造体施設1であって、水面よ
り高い位置には、浮力体(枠体)2の上部一部と、植物
7の株を把持する育成床3とが存在し、該浮構造体施設
1の水面より低い位置には、浮力体2(枠体)からなる
開口部を覆うネット4と、該浮力体の水面下を構成する
下部中空部に設けた消波構造体部10が存在しており、
該浮力体2には、水面下の水と空気の出入り口5と、水
面上部の出入り口6が設けられている。かかる浮構造体
施設1は、係留ロープ8によりアンカー9で固定されて
いる。
【0008】図1に示されているように、本発明の浮構
造体施設1は、浮力を有する浮力体2と、その水面下部
に相当する部分に、網状物からなる消波構造体10が設
けられてなる浮構造体である。かかる浮構造体施設1の
上面部に、植物育成床3の他、たとえば歩道、建築物や
広場などの1種または2種以上の組合わせからなる特定
な施設が構築されているところに特徴を有するものであ
る。
【0009】図1において、該消波構造体10は、水面
下の側面に開口部を有する浮力枠体で構成されており、
かつ、該枠体内部の空間に該網状物が収納されて構成さ
れているものである。この消波構造体10は、波浪を通
過させる程度の通水性を有する充填密度で、該空間部に
充填された網状物で構成されている。波浪の消波効果
は、波浪に通過抵抗を与えることによって、惹起させる
ものであるから、たとえば該開口部に、ネットを被覆さ
せて、第1番目の通過抵抗を与えることは好ましい。す
なわち、波浪に対する通過抵抗は、一挙に大きな抵抗で
あったならば、消波するに至らず、そのまま、まともに
波浪衝撃を浮構造体施設1が受けることとなり、大きく
揺動する。したがって、かかる波浪の通過抵抗は、徐々
に大きな抵抗へと移行するのが好ましい。かかる技術思
想を好適に全うする素材が、漁網やメッシュ編織物など
の網状物である。この網状物は、水をほとんど抵抗なく
通水する素材であるが、集合すると、結構通過抵抗を有
するものとなるものである。かかる該網状物を枠体内に
充填して集合させた通水性繊維構造体を消波構造体10
として採用するものである。この消波構造体10におい
て、該網状物が該空間部内で形成する平均繊維間隙を平
均繊維直径で割った商として表される値を消波指数とし
て定義づけることができる。本発明者らの経験によれ
ば、かかる値、つまり消波指数が、好ましくは10〜1
50、さらに好ましくは20〜100、特に好ましくは
30〜80の範囲にあるものが、本発明の浮構造体施設
1で好適な消波効果を提供する。かかる網状物の目合い
としては一辺の長さが、好ましくは1〜20cm、さらに
好ましくは3〜12cmのものが好ましく使用される。
【0010】消波構造体10の該網状物の充填方法とし
ては、例えば、広幅網状物の複数枚を該消波構造体10
の網状物充填空隙内略一杯に順に積層する方法で、か
つ、該網状物の1〜3枚を一単位として、複数の単位を
波浪の高さを勘案して調整した間隙を開けて充填する方
法、さらには広幅網状物の複数枚を二つ折りまたは三つ
折りにするか、ロープ状に丸めるかして、これを波状に
屈曲させて該充填空隙内略一杯に一段、さらには複数段
重畳させて(重ねて)充填させる方法、これらの充填網
状物の充填密度を該浮力枠体の周囲から内側に向って段
々大きくした、つまり密度勾配をもたせる方法、別の枠
体に展張した網状物を該浮力枠体内部に周囲に吊り下げ
て固定した形で、該浮力枠体の周囲から内側に向って、
該網状物の目の大きさを段々小さいもの、つまり目合い
勾配をもたせて張り巡らす方法、さらにはこれらの組合
わせ方法などが採用されるが、重要なことは、かかる充
填された網状物の中を水が通過することができることで
ある。つまり、本発明の消波構造体10は、波浪を該充
填網状物中に通過させて、波浪を網状物に衝突させると
同時にその波力を該網状物に吸収させて消波する機能を
有するものである。したがって、ここで充填といって
も、波が通過する間隙をもって充填されていることが重
要であり、かかる網状物で波を跳ね返すものではないこ
とである。上述の消波指数が10〜150の範囲にある
充填密度の網状物は、かかる消波機能を十分に満足する
ものである。すなわち、浮構造体施設1の消波構造体1
0において、消波指数が上記の範囲未満では、入射波が
該充填網状物を透過する量が少ないため、入射波のエネ
ルギーを、すなわち、波の円運動の横向きと上向きのエ
ネルギーを、網状物との摩擦によって吸収することが少
なくなるので消波効果が少なく揺動を押さえられない傾
向を示し、さらに入射波が反射される量も多いので、該
浮構造体施設1の前方の波高が高くなる傾向を示す。ま
た、消波指数が上記の範囲を越えると、入射波が該充填
網状物を透過してしまうので、消波効果が少なく、この
場合も揺動を押さえることができない傾向を示す。
【0011】かかる消波機能を改善する一つの手段とし
て、該浮力体2の該消波構造体10を構成する開口部に
ネット4を覆うのが好ましく使用される。すなわち、こ
のネット4によって、開口部に浸入する波に対して僅か
な量の消波機能を発揮させるものである。このネット4
には、後述の植物の育成床3に使用する網状体と同様の
目の粗さを有するもので十分その機能を発揮させること
ができる。
【0012】かかる浮力体2の浮力量は、例えば植物の
生育後の重量や人が乗ったときの重量などを考慮して設
定するが、該浮構造体施設1の平面積当りで、概して約
10kg/m2 以上あることが好ましい。
【0013】本発明の浮構造体施設1は、全長が少なく
とも2m以上が好ましく、さらに、大きくなるほど、風
波による浮構造体施設1の揺れが小さくなるため、スト
レスが発生せず、植物の生長ホルモン、すなわち、オー
キシン、ジベレリン、サイトカイニンなどの生成が阻害
されないので、植物の生育が順調になり好ましい。
【0014】本発明の浮力体2は、発泡体の外周を繊維
強化プラスチックや樹脂製シート、ゴム、ウレタン樹
脂、ポリエチレン,ポリプロピレン、ポリ塩化ビニール
などで被覆して、耐久性を高めたものが用いられる。ま
た、樹脂製や金属製の中空パイプ、角筒、箱体などを密
閉したものや、あるいはこれらの中に発泡体を包含した
ものでも良い。浮力体2の内部の中空部は、発泡体の1
部または全部を切り欠いて設けることもできる。いずれ
にしても該浮力体2は、各種の中空体で構成されている
ものであるが、かかる浮力体2において、少なくとも下
部の中空体部分に水を充填することができる構造を有す
るものを使用した場合、該浮力体2の該中空部に通じる
空気および水の出入り口を設けておけば、該浮力体2の
浮上高さを調整したいときに、該出入り口から空気また
は水を出し入れすれば、自在にそれを、つまり該浮構造
体施設1の全体を浮沈させることのできる機構を付与す
ることができるので好ましい。
【0015】浮力体2の下部中空部に設けた水と空気の
出入り口5は、下部中空部に水を入れるためのもので、
その主な目的は水の質量によって、風波による浮構造体
施設1の揺れを防止し、植物の生長ホルモンの生成を阻
害しないで、生育を順調にするためである。水と空気の
出入り口5は、弁や栓で密閉し、あるいはホースで空中
まで延長して先端に弁を付けたものなどがあるが、中空
部に上下一対で設けることが、水と空気の出入りが容易
になるので好ましい。水と空気の出し入れは、コンプレ
ッサーやポンプなどで実施するが、浮構造体施設1を複
数で設置した場合は、水と空気の出入り口5を、隣接し
た浮構造体施設1にホースなどで連結しておくと、水と
空気の出し入れの作業が容易になるので、好ましい。
【0016】浮力体2の上部中空部に設けた水と空気の
出入り口6は、上部中空部に入れる水の重量によって、
浮構造体施設1の浮上高さを調整して、植物7を適正な
水位に位置させるものである。適正な水位と、その理由
は、植物種や目的によって異なるが、例えば、ヨシやツ
ルヨシで生育を良くする場合は、植生時および植物生育
後の重量増加時、および冬枯れ時に、植物の株の上端を
常に水面付近に調整する。また、水生植物を生育させて
雑草を生育させない場合は、水生植物の株を水面下に沈
める。さらに、浮構造体施設1を用いた浮農園で稲を栽
培する場合は、田植え後は沈め、土用干し時と収穫時は
浮上させる。また、蓮根を栽培する場合は、下部中空部
の水と空気の出入り口5を併用して、植付け時と収穫時
に、作業を容易にするために、浮上させるなどである。
【0017】該浮構造体施設1に植物を植生する場合
は、育成床3を設けるが、かかる育成床3を構成する床
材はJISL1218で規定する透水係数で、好ましく
は0.5〜16cm/sec 、さらに好ましくは2〜12cm
/sec 、特に好ましくは4〜10cm/sec の範囲の多孔
性材料、特に網状体が使用される。ここでいう透水係数
は、JISL1218で規定する方法に準じて測定した
ものである。この範囲より低い係数のものは、水の流通
が悪くなる上に、植物の根の表面に付着する淡水海綿や
ヘドロなどが堆積し、根の表面を覆うこととなり、水中
の溶存栄養分の供給が阻害されて植物7の生育が悪くな
る。また、これらの要因が悪循環すると、水中の根が少
なくなる上に、小エビ、シジミ、タニシ、ザリガニやう
なぎなどの魚介類、トンボや昆虫の幼虫、その他の水棲
小動物などの生息環境が悪くなるため減少する傾向を示
し、さらに、これらの結果、該浮構造体施設1の空中部
の植物も少なくなり、ひいては昆虫、クモなどの空中小
動物や鳥類などの生態系も生息環境も悪くなるため減少
する傾向を示す。逆に上記の透水係数の範囲を越える
と、植物の根や株の固定が悪くなるため、倒れたり流失
したりして、生育が悪くなる。また、上記の魚介類や水
棲小動物も、付着して生息する場所が少なくなるため減
少する。すなわち、育成床3は、特定の透水係数を採用
したため、植物の生育が良くなって繁茂することと、育
成床自身に付着して生息できることとによって、魚介
類、水棲小動物、空中小動物や鳥類などの生態系の創出
に優れるという結果を招来するものである。
【0018】かかる育成床3は、合成樹脂や金属、ある
いは天然素材などからなる繊維、素線、棒状物、穴のあ
いた板などで構成してもよく、形状は空隙を持たせた不
織布、絡合物、マット状物、織編物、ネット状物、格子
状物、スノコ状物あるいはこれらを積層したり、接着し
たり、固定したり、複合したりして立体的にしたものを
用いることができる。かかる育成床3の材料は、プラス
チックや金属製あるいはポリエステル、ポリアミド、ポ
リプロピレン、ポリエチレンなどの合成繊維製のもの
で、特にネットが好ましく用いられる。かかるネットの
目の大きさは、9〜900cm2 の範囲のものが好ましく
使用される。
【0019】本発明のような該浮構造体施設1に植生さ
せる植物7は、淡水域では、ヨシ、ツルヨシ、マコモ、
稲などのイネ科の植物、アヤメ、カキツバタ、ハナショ
ウブなどのアヤメ科の植物、シナバス、天王バスなどの
蓮根およびキバナハスなどのスイレン科の植物、アオグ
ワイ、シログワイなどのオモダカ科の植物、セリなどの
セリ科の植物、オランダガラシ、コショウソウなどのク
レソンと言われるアブラナ科の植物、キューリ、カボチ
ャ、マクワウリなどのウリ科の植物、ネコヤナギ、シバ
ヤナギなどのヤナギ科の植物などがある。汽水域、海水
域では、マングローブなどを採用することができる。こ
れらの中でもアヤメ科とスイレン科の植物は、花が美し
く、環境の美観向上に優れている。
【0020】図2は、植物を植生させた浮構造体施設1
の例で、複数基の浮構造体施設1を間隔をあけて2列
に、係留ロープ8で連結して設置したものである。ここ
で各々の基の間に間隔を設ける理由は、入射波が間隔に
入る時と出る時に、回折によってエネルギーを吸収させ
て、消波させることと、水の流通や日当りを良くして、
生態系の創出を良くするためである。この間隔は、使用
される浮構造体施設1の大きさに相当する程度かそれ以
下の間隔が好ましい。2列にする理由は、2段に消波し
て、消波を高めるためである。また、植物7は、植物自
身の重量と、水中に垂れ下がった根とによって、消波の
機能を高めるとともに、幹や茎や枝葉によって、浮構造
体施設の後方の防風の効果を発揮させることができる。
かかる浮構造体施設1は、該施設1の後方を静穩水域に
することができ、たとえば、小型ヨットやカヌーなどの
安全性を高めるとともに、使用可能な水域や日数を拡大
する上に、生態系の創出に優れるという特徴を達成する
ことができる。
【0021】図3は、植物を植生した浮構造体施設1か
らなる大型浮花壇の例である。この例で使用される浮力
体2は、鋼板製の中空枠体を使用して大型のものを製作
しやすくしている。該中空枠体内部の中空部には発泡体
を使用していないので、該中空枠体内部に水が溜った場
合は、ポンプで汲出したり、圧縮空気で押出したりして
排水することができる構造である。かかる浮構造体施設
1によれば、さらに、消波の機能の高い浮花壇を提供す
ることができる。かかる浮構造体施設1は、たとえば浮
桟橋としても用いることもできる。この場合、周囲に防
舷材を取付けることと、スペースを大きくするために、
2基以上連結して用いることが好ましく、さらに、消波
の機能と、防風の効果とによって、浮桟橋後方での船舶
への乗降りの安全性を高めることができる。
【0022】図4は、植物を植生した浮構造体施設1か
らなる浮釣台の例である。この例で使用される浮力体2
は、中央部は人が乗れるように大きく広い面積を有する
もので、外周部は魚がよく釣れるように小さく構成した
ものである。かかる浮釣台は、植物の生育が良いので、
水中に根が繁茂することと、生息する魚介類や水棲小動
物が多いことなどにより、魚類が多く集まって、特にホ
ンモロコ、フナ、コイ、ブラックバスなどがよく釣れる
という効果を達成することができる。勿論、水中の根
に、魚類が産卵し、孵化した稚魚が保護されるので、増
殖、繁殖する効果も大きいものである。かかるた浮構造
体施設1は、魚類が多く集まるので、さらに浮魚礁とし
て用いることもできる。
【0023】図5は、植物を植生した浮構造体施設1か
らなる浮遊歩道の例である。両側の育成床3に、花を植
生すると、生育が良いため、美観を向上させる効果が大
きい。また、両側に柳を植生すると、柳並木を創出でき
るという特徴もある。この場合、育成床3は、柳の重量
や転倒に耐えるように、格子状物やスノコ状物を立体的
にしたものを使用し、かつ、大きい格子状に補強材を設
けたものを使用することが好ましい。
【0024】この図5の浮構造体施設1も、浮花壇とし
て用いることができる。この浮花壇は、陸上の花壇と比
べて、浮力体2の中空部に水と空気の出入り口5、6を
有するので、そこから水を入れて、育成床3を水中に沈
めることによって、雑草の着生と生育を防止することが
できる利点を有し、また、水上にあるため、メイガなど
の害虫の発生が少ないという特徴がある。
【0025】図6は、植物を植生した浮構造体施設1か
らなる浮島の例である。この例で使用される浮力体2
は、中央部の広場と、外周部と相互の連絡部の各歩道と
をも構成しており、人が集ったり、散歩したりできる浮
力量を有するものである。この例の場合には、育成床3
に、花や、夏に日陰となる柳などを植生することが好ま
しい。
【0026】図6の浮構造体施設1の場合は、中央部の
広場は大きくすることによって、イベント会場や運動
場、ヘリポートなどに使用する浮広場とすることもでき
る。かかる浮島および浮広場は、植物があり、かつ、生
育が優れることによって、従来の植物のない浮構造体施
設1に比べて、自然な環境を創出するという特徴があ
る。また、魚類が多く集るので、浮釣台として併用する
こともできる。
【0027】浮公園は、図1〜図6で述べたような各種
構造体施設を、組合せることによって構成される。かか
る浮公園は、用地を必要としないで、植物によって自然
な環境を創出し、夏は涼しいことなどの特徴があり、か
つ、多目的に使用することができる。
【0028】図7は、植物を植生した浮構造体施設1か
らなる浮農場の例である。ここで使用する浮構造体施設
1としては、図5に示した浮遊歩道を多数連結したよう
な構造のものを使用している。ここでいう植物7の農作
物は、稲、蓮根、セリ、クワイ、クレソン、などが好ま
しく栽培される。かかる浮農場は、田畑がなくても、湖
沼、池、河川、人工池などで農作物を生産できる利点が
あり、さらに農作物が水中の富栄養分を吸収するため、
水質を浄化するという特徴もある。
【0029】
【実施例】以下の実施例によって本発明をさらに詳細に
説明する。
【0030】実施例1 浮構造体施設として、図1に示すような植物植生浮構造
体施設1を製作した。この浮構造体施設1の大きさは、
縦2.5m、横2.5m、高さ0.5mとした。使用し
た浮力体2の上部の四角の枠体は、発泡ポリエチレン製
角柱の外周を、ガラス繊維強化プラスチックで被覆した
角柱とし、断面の寸法は幅0.2m、高さ0.15mと
した。浮力体2の下部の四角の枠体は、ガラス繊維強化
プラスチック製の中空の角筒とし、断面の寸法は幅0.
1m、高さ0.1mとした。上部と下部の枠体は、上部
の枠体と同様の角柱で連結した。
【0031】植物の育成床3は、ポリプロピレン製プラ
スチックの四角目ネットで、目の大きさが1辺5cmのも
のを使用した。また消波構造体10を構成する網状物と
しては、1980デニールの目の大きさ6cmのナイロン
モノフィラメント糸製漁網を220kg使用して、浮力体
枠2の内部空間に充填して収納した。この消波構造体1
0の消波指数は、約60であった。
【0032】消波構造体10のネット4としては、上記
育成床3と同様のポリプロピレン製プラスチックの四角
目ネットを使用し、浮力体枠2の側面と下面と上部の枠
体の上下面、の計7面に取付けた。
【0033】また、該枠体に、水と空気の出入り口5用
として、直径10mmの穴を設けた。この穴5は、浮力体
枠2の下部中空枠体各辺、の上下にあけた。植物7はツ
ルヨシ株を使用し、浮力体枠2の上部枠体の上下面に取
付けた育成床3の間に植生した。設置は、2基の該浮構
造体施設1を、相互の間隔を2.5mあけて、ロープで
連結し、波の進行方向に係留ロープとアンカーで固定し
た。設置直後の植物の生育する前は、風速が約8m/se
c で入射波高が約0.35mの時に、該植物植生浮構造
体施設の後方の波高は約0.2mに消波されたが、風は
ほとんど弱くならなかった。その後、植物の生育後の風
速約8m/sec の時に調査した結果、植物は高さが約
1.5mと大きく生育したため、該植物植生浮構造体施
設の後方の波高は約0.1mに消波されて、風もほとん
ど当らなかった。また、該植物植生浮構造体施設1の揺
れはほとんどなく安定し、周辺の水面には魚の稚魚が無
数みられた。
【0034】比較例1 実施例1の調査時に、浮力体枠2の下部中空枠体内の充
填網状物を全部抜き取る以外は、同一の該植物植生浮構
造体施設を使用した。その結果、該植物植生浮構造体施
設1の揺れが大きくなり、浮消波堤後方の波高が約0.
15mに高くなった。
【0035】実施例2 実施例1と同様の浮構造体施設1を使用し、消波構造体
10として、網状物の充填量を400kgに変更した。こ
の消波構造体の消波指数は、30であった。実施例1と
同様に2基設置して調査した結果、植物の生育する前の
浮構造体施設1の後方の波高は、植生材3による波のエ
ネルギーの吸収が少ないため約0.25mで、調査時に
は、植物は高さが約1.2mと生育が少し悪いため、浮
構造体施設1の後方の波高は約0.15mと少し高かっ
た。また、浮構造体1の前面には反射波が発生してい
た。
【0036】実施例3 実施例2とは逆に、消波構造体10として、網状物の充
填量を100kgに少なく変更して、同様に2基設置し調
査した。この消波構造体の消波指数は、110であっ
た。その結果、植物の生育する前の浮構造体施設1の後
方の波高は、植生材3による波のエネルギーの吸収が少
ないため、約0.25mで、調査時には、植物は高さが
約1.3mと生育が少し悪いため、浮構造体施設1の後
方の波高は約0.15mと少し高かった。また、一部の
植物が倒れていた。
【0037】実施例4 実施例1の消波構造体を有する浮構造体施設を基本にし
て、図1の形態の浮構造体施設1として、横10m×縦
5m×高さ0.5mの大きさの枠体内の周囲に平面幅1
mの歩道を設けたもの2基を縦に密着連結して、トータ
ルとして縦10mの浮構造体施設を形成し、その周囲
に、図4と図6の形態の浮構造体施設1を交互に密着連
結して、つまり敷き詰める形で都合8基、すなわち、図
4と図6ともに4基ずつ配列して固定して、中型の水上
浮島構造体施設を建造した。
【0038】なお、図4の形態の浮構造体施設は、横1
0m×縦5m×高さ0.5mの大きさの枠体内の周囲に
平面幅0.5mの枠体が存在させ、さらに、この施設に
は、中央に横5m×縦5m×高さ1mの大きさからなる
敷地用スペースを有する浮力体を設け、これを1mの平
面幅1mの歩道で前記周囲の枠体に連結した構造の施設
とした。また、図6の形態の浮構造体施設は、横10m
×縦5m×高さ0.5mの大きさの枠体内の周囲に平面
幅1mの歩道を設けたものに、さらに、中央に直径5m
×高さ1mの大きさからなる円形広場用の浮力体を設
け、これを1mの平面幅1mの歩道で前記周囲の歩道に
連結した構造の施設とした。すなわち、全体としては、
一辺が30mの中型浮島構造体施設であった。これらの
密着連結手段は全て直径20mmの合成繊維製ロープで結
束固定した。
【0039】なお、図4の敷地用スペースには、対応す
る箇所に、それぞれ1軒ずつの軽量プレハブ型の休憩所
を建設し、残りの箇所には、固定式テーブルと固定式椅
子を配置して、屋外休憩所とした。また、図6の対応す
る箇所の真ん中に、それぞれ1基ずつの噴水池を設けて
浮公園を建造した。
【0040】この中型浮島構造体施設は、波浪に対して
揺れはほとんどなく非常に安定して、静寂で、周辺の水
面には魚の稚魚が無数にみられ、釣台としても好適なも
のであった。
【0041】
【発明の効果】本発明の浮構造体施設は、植物、特に水
生植物の生育が良いので、自然な環境や景観や生態系を
創出することができ、さらに、本浮構造体を用いて、浮
消波堤、浮桟橋、浮釣台、浮魚礁、浮遊歩道、浮島、浮
花壇、浮公園、浮農場などの浮構造体施設とした場合、
前述したような優れた生態系を創出するとともに、繁茂
した植物と浮構造体との相互作用とによって、浮構造体
施設としての機能を高めた各種のものを提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この図は、本発明の浮構造体施設の植物を育
成した一例を示す概略斜視図である。
【図2】 この図は、本発明の浮構造体施設を複数基連
結した一例を示す概略平面図である。
【図3】 この図は、本発明の浮構造体施設からなる大
型浮花壇の一例を示す概略斜視図である。
【図4】 この図は、本発明の浮構造体施設からなる植
物を育成した浮釣台の一例を示す概略斜視図である。
【図5】 この図は、本発明の浮構造体施設からなる植
物を育成した浮遊歩道の一例を示す概略斜視図である。
【図6】 この図は、本発明の浮構造体施設からなる植
物を育成した浮島と浮広場を合体した施設の一例を示す
概略斜視図である。
【図7】 この図は、本発明の浮構造体施設からなる浮
農場の一例を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
1:植物を植生した浮構造体施設 2:浮力体 3:育成床 4:消波用ネット 5:下部中空部に設けた水と空気の出入り口 6:上部中空部に設けた水と空気の出入り口 7:植物 8:係留ロープ 9:アンカー 10:消波構造体

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浮力を有する浮力体と、その水面下部に
    相当する部分に、網状物からなる消波構造体が設けられ
    てなる浮構造体であって、かつ、該浮構造体の上面部
    に、植物育成床、歩道、建築物および広場から選ばれた
    少なくとも1種の施設が構築されていることを特徴とす
    ること浮構造体施設。
  2. 【請求項2】 該消波構造体が、側面に開口部を有する
    浮力枠体で構成されており、かつ、該枠体内部の空間に
    該網状物が収納されているものである請求項1記載の浮
    構造体施設。
  3. 【請求項3】 該開口部が、ネットで覆われている請求
    項2記載の浮構造体施設。
  4. 【請求項4】 該網状物が、漁網およびメッシュ編織物
    から選ばれた少なくとも1種である請求項1または2記
    載の浮構造体施設。
  5. 【請求項5】 該消波構造体が、枠体内に該網状物が充
    填されてなる通水性繊維構造体である請求項1記載の浮
    構造体施設。
  6. 【請求項6】 該消波構造体が、平均繊維間隙を平均繊
    維直径で割った商として表される消波指数が10〜15
    0の範囲にあるものである請求項1、2および5のいず
    れかに記載の浮構造体施設。
  7. 【請求項7】 該消波指数が、20〜100の範囲にあ
    るものである請求項6記載の浮構造体施設。
  8. 【請求項8】 該消波指数が、30〜80の範囲にある
    ものである請求項6記載の浮構造体施設。
  9. 【請求項9】 該浮力体が、中空体で構成されており、
    かつ、該浮力体の少なくとも下部の中空体部分に水を充
    填することができる構造を有するものである請求項1記
    載の浮構造体施設。
  10. 【請求項10】 該浮力体が、該中空部に通じる空気お
    よび水の出入り口を備え、該出入り口から空気または水
    を出し入れして、該浮力体の浮上高さを調整する機構を
    有するものである請求項1記載の浮構造体施設。
  11. 【請求項11】 該浮構造体施設が、浮花壇用である請
    求項1〜10のいずれかに記載の浮構造体施設。
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