JPH10211823A - プロペラシャフトの支持構造及びプロペラシャフト - Google Patents

プロペラシャフトの支持構造及びプロペラシャフト

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JPH10211823A
JPH10211823A JP9016562A JP1656297A JPH10211823A JP H10211823 A JPH10211823 A JP H10211823A JP 9016562 A JP9016562 A JP 9016562A JP 1656297 A JP1656297 A JP 1656297A JP H10211823 A JPH10211823 A JP H10211823A
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JP
Japan
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propeller shaft
shaft
rear propeller
bearing
outer cup
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JP9016562A
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English (en)
Inventor
Yasushi Sugiura
泰史 杉浦
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D3/00Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
    • F16D3/16Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts
    • F16D3/20Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members
    • F16D3/202Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members one coupling part having radially projecting pins, e.g. tripod joints
    • F16D3/205Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members one coupling part having radially projecting pins, e.g. tripod joints the pins extending radially outwardly from the coupling part
    • F16D3/2055Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members one coupling part having radially projecting pins, e.g. tripod joints the pins extending radially outwardly from the coupling part having three pins, i.e. true tripod joints
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D3/00Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
    • F16D3/16Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts
    • F16D3/20Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members
    • F16D3/22Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members the rolling members being balls, rollers, or the like, guided in grooves or sockets in both coupling parts
    • F16D3/223Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members the rolling members being balls, rollers, or the like, guided in grooves or sockets in both coupling parts the rolling members being guided in grooves in both coupling parts
    • F16D2003/22326Attachments to the outer joint member, i.e. attachments to the exterior of the outer joint member or to the shaft of the outer joint member

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の重量軽減やコスト低減を図り、また燃
料タンクの形状や取付け位置の規制を減らして設計の自
由度を高め、さらに筒体を多種の車体に併用することが
できる技術を提供する。 【解決手段】 後プロペラシャフト8が終減速装置6か
ら外れたとき、後プロペラシャフト8が傾いて筒体38
に当り、後プロペラシャフト8の落下を防止する。筒体
を38後プロペラシャフト8の前端部に配置したので、
燃料タンク17より十分に前位置にあり、直接的に車体
に連結することができる。従って、後プロペラシャフト
8の落下防止部材を簡素にできる。また、筒体38をセ
ンタベアリングサポート20に組み入れたので、筒体3
8を燃料タンク17から離れた位置に配置できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両の駆動力を伝え
るプロペラシャフトの支持構造及びプロペラシャフトに
関する。
【0002】
【従来の技術】車両用のプロペラシャフトはエンジンの
駆動力を終減速装置に伝えるものであり、その一例を次
図で説明する。
【0003】図12は従来のプロペラシャフトを自動車
に取付けた状態を示す側面図である。プロペラシャフト
100は、変速機のトランスファ出力軸102に連結し
た前プロペラシャフト103と、この前プロペラシャフ
ト103に折り曲げ可能に連結し且つ後減速装置104
の入力軸105に連結した後プロペラシャフト106と
からなる。前プロペラシャフト103は、前端部にトラ
ンスファ出力軸102に連結するためのフック式ジョイ
ント107を備え、且つ後端部に等速ジョイント110
のスパイダ部111を備える。後プロペラシャフト10
6は、前端部に等速ジョイント110のアウタカップ1
12を備え、且つ後端部に後減速装置104の入力軸1
05に連結するためのフック式ジョイント113を備え
る。
【0004】センタベアリングサポート115は、後プ
ロペラシャフト106の前端部を車体116に取付ける
部材であり、後プロペラシャフト106の前端部に圧入
した軸受117と、この軸受117を弾性的に支える可
撓性ブーツ118と、この可撓性ブーツ118を車体1
16に取付ける支持バンド119とからなる。
【0005】前落下防止バンド120は、車体116に
垂下した略U字型のバンドであり、前側のフック式ジョ
イント107とトランスファ出力軸102とが外れたと
き前プロペラシャフト103を受け止めて前プロペラシ
ャフト103の落下を防止する部材である。後落下防止
バンド121は、車体116に取付けて下端部を斜め後
方に延出した略U字型のバンドであり、後側のフック式
ジョイント113と後減速装置104の入力軸105と
が外れたとき後プロペラシャフト106を受け止めて後
プロペラシャフト106の落下を防止する部材である。
【0006】即ち、車体116後部に燃料タンク122
を備えた車両においては燃料タンク122から後落下防
止バンド121を出すわけにはいかないので、後落下防
止バンド121は、この燃料タンク122を避けて燃料
タンク122前側に取付ける必要があり、後落下防止バ
ンド121の下端部を斜め後方に延出した形状になる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、斜めに延びた
後落下防止バンド121の先端部に下向きの荷重が掛か
ると基部に大きな曲げモーメントが発生する為に、後落
下防止バンド121は十分に剛性を持たせる必要があ
り、太い、重い部材となる。また、後落下防止バンド1
21で燃料タンク122の形状や取付け位置が規制され
るという問題もある。さらに、自動車の車体形状に合せ
て多種の後落下防止バンド121を必要とするという問
題がある。
【0008】そこで、本発明の目的は、プロペラシャフ
トの落下防止部材を簡素化、軽量化することにより自動
車の重量軽減やコスト低減を図ることができ、また燃料
タンクの形状や取付け位置の規制を少なくして設計の自
由度を高めることができ、さらに多種のボディに併用す
ることができる技術を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の請求項1は、駆動力を伝えるプロペラシャフ
トを前プロペラシャフトとこの前プロペラシャフトに折
り曲げ可能に連結した後プロペラシャフトとで構成し、
後プロペラシャフトの前端部を、軸受とこの軸受を弾性
的に支える可撓性ブーツとこの可撓性ブーツを支えると
ともに後プロペラシャフトより大径で且つ所定の長さの
筒体とを介して車体側に取付け、後プロペラシャフトの
後端部が終減速装置から外れたときに、筒体で後プロペ
ラシャフトの傾きを規制することにより、後プロペラシ
ャフトの落下を防止するものとした。
【0010】後プロペラシャフトの後端部が終減速装置
から外れたときには、後プロペラシャフトは一定角傾い
て筒体に当る。筒体で後プロペラシャフトの傾きを規制
することにより、後プロペラシャフトの落下を防止する
ことができる。筒体を後プロペラシャフトの前端部に配
置したので、燃料タンクより十分に前位置にあり、直接
的に車体に連結することができる。従って、後プロペラ
シャフトの落下防止部材を簡素で軽量な構成として、自
動車の重量軽減やコスト低減を図ることができる。ま
た、筒体をプロペラシャフトの支持構造に組み入れるこ
とにより、筒体を燃料タンクから離れた位置に配置でき
る。燃料タンクの形状や取付け位置の規制を減らして設
計の自由度を高めることができる。さらに、筒体をプロ
ペラシャフトの支持構造に組み入れたので、この筒体を
多種の車体に併用することができる。
【0011】請求項2は、駆動力を伝えるプロペラシャ
フトを前プロペラシャフトとこの前プロペラシャフトに
折り曲げ可能に連結した後プロペラシャフトとで構成
し、後プロペラシャフトの前端部を、軸受とこの軸受を
弾性的に支える可撓性ブーツとを介して車体に取付ける
プロペラシャフトにおいて、前プロペラシャフトの後端
部に、後プロペラシャフトの前端部を被せる若しくは差
し込んでラップさせ、前プロペラシャフトに対する後プ
ロペラシャフトの折り曲げ角を規制して前プロペラシャ
フト又は後プロペラシャフトの落下を防止する構造にし
た。
【0012】前プロペラシャフトや後プロペラシャフト
が一定角傾いたときに、前後のプロペラシャフトのラッ
プ部分で前プロペラシャフトに対する後プロペラシャフ
トの折り曲げ角を規制することにより、前後のプロペラ
シャフトの落下を防止する。前後のプロペラシャフトの
ラップ部分で前後のプロペラシャフトの落下を防止でき
るので、従来のようにプロペラシャフトの落下防止部材
を車体に取り付ける必要がなくなり、自動車の重量軽減
やコスト低減を図ることができる。また、プロペラシャ
フトの落下防止部材を車体に取り付ける必要がないの
で、ラップ部分を設ける際に燃料タンクが障害になるこ
ともない。燃料タンクの形状や取付け位置の規制を減ら
して設計の自由度を高めることができる。さらに、前後
のプロペラシャフトのラップ部分で前後のプロペラシャ
フトの落下を防止するので、このラップ部を多種のプロ
ペラシャフトに併用することができる。
【0013】請求項3は、駆動力を伝えるプロペラシャ
フトを前プロペラシャフトとこの前プロペラシャフトに
折り曲げ可能に連結した後プロペラシャフトとで構成
し、後プロペラシャフトの前端部を、軸受とこの軸受を
弾性的に支える可撓性ブーツとを介して車体に取付ける
プロペラシャフトにおいて、前プロペラシャフトの後端
部に、後プロペラシャフトの前端部を被せる若しくは差
し込んだときの、アウタカップの出口に折り曲げ角を規
制する干渉部材を取り付けることで、前プロペラシャフ
ト又は後プロペラシャフトの落下を防止する構造にし
た。
【0014】アウタカップの出口に干渉部材を設けるこ
とにより、前プロペラシャフトに対する後プロペラシャ
フトの折り曲げ角を容易に調整することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。図1は本発明に係るプロペラシャフトの支
持構造(第1実施例)を示す側面図である。プロペラシ
ャフト1は、変速機のトランスファ出力軸3に連結した
前プロペラシャフト4と、この前プロペラシャフト4に
折り曲げ可能に連結し且つ後減速装置6の入力軸7に連
結した後プロペラシャフト8とからなる。
【0016】前プロペラシャフト4は、前端部にトラン
スファ出力軸3に連結するためのフック式ジョイント1
0を備え、且つ後端部に等速ジョイント12のスパイダ
部13を備える。後プロペラシャフト8は、前端部に等
速ジョイント12のカップ部14を備え、且つ後端部に
後減速装置6の入力軸7に連結するためのフック式ジョ
イント15を備える。
【0017】落下防止バンド18は、車体19の前部に
垂下した略U字型のバンドであり、前側のフック式ジョ
イント10とトランスファ出力軸3とが外れたとき前プ
ロペラシャフト4を受け止めて前プロペラシャフト4の
落下を防止する部材である。本発明に係るプロペラシャ
フトの支持構造としてのセンタベアリングサポート20
は、後プロペラシャフト8の前端部を車体19に取付け
るサポート部材である。この部材については図2で説明
する。17は燃料タンクである。
【0018】図2は図1の要部拡大図である。等速ジョ
イント12のスパイダ部13は、前プロペラシャフト4
の後端から後方に延出したスパイダシャフト21と、こ
のスパイダシャフト21に取付けたスパイダ22…(…
は複数個を示す。以下同様。)と、このスパイダ22…
に回転自在に支持したローラ23…とからなる。
【0019】カップ部14は、スパイダ部13に被せる
部材であって、内周にスパイダ部13のローラ23…を
受入れる溝24…を備えたアウタカップ25と、このア
ウタカップ25の後端から後方に延出したアウタカップ
シャフト27とからなる。29はスパイダシャフト21
に取付けた防塵ブーツであり、取付け筒28とともにア
ウタカップ25を塞ぐ部材であり、アウタカップ25内
から潤滑剤が洩れることやアウタカップ25内に塵埃等
の異物が侵入することを防止するシール部材である。4
0はブーツガードであり、ブーツガード40は小石等が
当らないように防塵ブーツ29を保護する部材である。
【0020】センタベアリングサポート20は、後プロ
ペラシャフト8の前端部に圧入した軸受36と、この軸
受36を弾性的に支える可撓性ブーツ37と、この可撓
性ブーツ37の外周に取付けた筒体38と、この筒体3
8を車体19に取付ける支持バンド39,39とからな
り、プロペラシャフト1の軸方向と径方向の移動を適度
に規制する部材である。
【0021】筒体38は、可撓性ブーツ37を支えると
ともに後プロペラシャフト8より大径の内径Dで且つ所
定の長さLに形成した部材である。内径D及び長さL
は、後プロペラシャフト8の後端部が終減速装置6(図
1参照)から外れたとき、後プロペラシャフト8が地面
に落ちる前にアウタカップ25又は後プロペラシャフト
8のチューブ部が筒体38に当たるように設定する。図
中、S1は筒体38とアウタカップ25との隙間、S2
は筒体38と後プロペラシャフト8のチューブ8aとの
隙間である。
【0022】以上に述べた本発明に係るプロペラシャフ
ト構造(第1実施例)の作用を次に説明する。図3
(a),(b)は本発明に係るプロペラシャフト構造
(第1実施例)の作用説明図である。(a)において、
トランスファ出力軸3から前プロペラシャフト4が外れ
ると、前プロペラシャフト4は、センタベアリングサポ
ート20を支点にして等速ジョイント12で折れ曲がり
ながら下降する。下降した前プロペラシャフト4は落下
防止バンド18の下端部18aに当るため、前プロペラ
シャフト4が地面42まで落ちる心配はない。
【0023】(b)において、終減速装置6から後プロ
ペラシャフト8が外れると、後プロペラシャフト8は、
センタベアリングサポート20を支点にして等速ジョイ
ント12で折れ曲がりながら下降する。可撓性ブーツ3
7が後プロペラシャフト8の自重で弾性変形して、後プ
ロペラシャフト8のアウタカップ25が筒体38の前端
38aに当り、後プロペラシャフト8のチューブ8aが
筒体38の後端38bに当るため、後プロペラシャフト
8が地面42まで落ちる心配はない。
【0024】なお、第1実施例では、2本の支持バンド
39,39で筒体38を支持した場合を説明したが、こ
れに限らず、筒体38を1本の支持バンド39で支持し
てもよい。この場合、1本の支持バンド39を筒体38
の中央に配置する。
【0025】図4は本発明に係るプロペラシャフト(第
2実施例)を示す断面図であり、第1実施例と同一部材
については同一符号を付して説明を省略する。プロペラ
シャフト45は等速ジョイント46を備え、等速ジョイ
ント46は、アウタカップ47の底部に凹部47aを形
成して凹部47a内までスパイダシャフト48の先端4
8aを延出し、且つスパイダシャフト48の略中央に干
渉部材49を固定したことを特徴とする。
【0026】アウタカップ47の凹部47aとスパイダ
シャフト48の先端48aとの隙間をS3、及びアウタ
カップ47の内壁と干渉部材49と隙間をS4とする。
隙間S3,S4は、前後のプロペラシャフト4,8がト
ランスファ出力軸3や終減速装置6(図6(a)参照)
から外れたときに、前後のプロペラシャフト4,8が地
面42(図6(a)参照)に落ちる前に、アウタカップ
47の凹部47aとスパイダシャフト48の先端48a
とが当り且つアウタカップ47の内壁と干渉部材49と
が当るように設定する。
【0027】センタベアリングサポート50は、従来技
術と同様に、後プロペラシャフト8の後端部を車体19
に取付ける部材であり、後プロペラシャフト8の前端部
に圧入した軸受36と、この軸受36を弾性的に支える
可撓性ブーツ51と、この可撓性ブーツ51を車体19
に取付ける支持バンド52とからなり、プロペラシャフ
ト45の軸線方向と半径方向の移動を規制する部材であ
る。
【0028】図5(a)は図4の5a−5a線断面図、
図5(b)は図4の5b−5b線断面図、図5(c)は
図4の5c−5c線断面図である。(a)は、アウタカ
ップ47をスパイダ22のローラ23…に被せ、アウタ
カップ47の溝47b…にスパイダ22のローラ23…
にを入れた状態を示す。(b)は、干渉部材49をアウ
タカップ47の内周に一定の隙間S4を開けて嵌入した
状態を示す。(c)は、アウタカップ47の底部に形成
した凹部47aに一定の間隔S3を開けてスパイダシャ
フト48の先端48aを差込んだ状態を示す。
【0029】以上に述べた本発明に係るプロペラシャフ
ト(第2実施例)の作用を次に説明する。図6(a)、
(b)は本発明に係るプロペラシャフト(第2実施例)
の作用説明図である。(a)において、トランスファ出
力軸3から前プロペラシャフト8が外れると、前プロペ
ラシャフト8は、センタベアリングサポート50を支点
にして等速ジョイント46で折れ曲がりながら下降す
る。スパイダシャフト48の先端48aがアウタカップ
47の凹部47aの内壁に当り、且つ干渉部材49がア
ウタカップ47の内壁に当るため、前プロペラシャフト
8が地面42まで落ちる心配はない。
【0030】(b)において、終減速装置6から後プロ
ペラシャフト8が外れると、後プロペラシャフト8は、
センタベアリングサポート50を支点にして等速ジョイ
ント46で折れ曲がりながら下降する。アウタカップ4
7の凹部47aの内壁がスパイダシャフト48の先端4
8aに当り、且つアウタカップ47の内壁が干渉部材4
9に当るため前プロペラシャフト8が地面42まで落ち
る心配はない。
【0031】図7は本発明に係るプロペラシャフト構造
(第3実施例)を示す断面図であり、第1実施例及び第
2実施例と同一部材については同一符号を付して説明を
省略する。プロペラシャフト60は等速ジョイント61
を備え、等速ジョイント61はアウタカップ25の前端
に干渉部材62を備えたことを特徴とする。
【0032】干渉部材62とスパイダシャフト21との
隙間をS5とする。隙間S5は、前後のプロペラシャフ
ト4,8がトランスファ出力軸3や終減速装置6(図9
(a)参照)から外れたときに、前後のプロペラシャフ
ト4,8が地面42(図9(a)参照)に落ちる前に、
干渉部材62とスパイダシャフト21とが当り且つアウ
タカップ47の内壁とスパイダ22とが当るように設定
する。
【0033】図8は図7の8−8線断面図であり、干渉
部材62をアウタカップ25の内周に固定した状態を示
す。干渉部材62は、アウタカップ25の内周に沿った
形状とし、且つスパイダシャフト21と穴52aとに隙
間S5を形成する部材である。なお、干渉部材62の形
状を変えることにより、隙間S5を容易に調整すること
ができるので、前プロペラシャフト4に対する後プロペ
ラシャフト8の折り曲げ角を容易に調整することができ
る。
【0034】以上に述べた本発明に係るプロペラシャフ
ト構造(第3実施例)の作用を次に説明する。図9
(a)、(b)は本発明に係るプロペラシャフト構造
(第3実施例)の作用説明図である。(a)において、
トランスファ出力軸3から前プロペラシャフト4が外れ
ると、前プロペラシャフト4は、センタベアリングサポ
ート50を支点にして等速ジョイント61で折れ曲がり
ながら下降する。スパイダシャフト21が干渉部材62
に当り、スパイダ22がアウタカップ47の内壁に当た
るため、前プロペラシャフト4が地面42に落ちる心配
はない。
【0035】(b)において、終減速装置6から後プロ
ペラシャフト8が外れると、後プロペラシャフト8は、
センタベアリングサポート50を支点にして等速ジョイ
ント61で折れ曲がりながら下降する。干渉部材62が
スパイダシャフト21に当り、アウタカップ47の内壁
がスパイダ22に当るため、後プロペラシャフト8が地
面42まで落ちる心配はない。
【0036】図10は本発明に係るプロペラシャフト
(第4実施例)を示す断面図であり、第1実施例と同一
部材については同一符号を付して説明を省略する。プロ
ペラシャフト65は、前プロペラシャフト66と、この
前プロペラシャフト66の後端から後方に延出して等速
ジョイント12を覆う筒体67を備えたことを特徴とす
る。
【0037】筒体67と等速ジョイント12のアウタカ
ップ25との隙間をS6とする。隙間S6は、前後のプ
ロペラシャフト4,8がトランスファ出力軸3や終減速
装置6(図11(a)参照)から外れたときに、前後の
プロペラシャフト4,8が地面42(図11(a)参
照)に落ちる前に、筒体67と等速ジョイント12のア
ウタカップ25とが当るように設定する。筒体67は、
ブーツガードを兼ねることができるので、第1実施例〜
第3実施例で必要としたブーツガード40(図2参照)
を用意する必要がなくなりコスト低減を図ることもでき
る。
【0038】以上に述べた本発明に係るプロペラシャフ
ト構造(第4実施例)の作用を次に説明する。図11
(a)、(b)は本発明に係るプロペラシャフト構造
(第4実施例)の作用説明図である。(a)において、
前プロペラシャフト66とトランスファ出力軸3とが外
れると、前プロペラシャフト66は、センタベアリング
サポート50を支点にして等速ジョイント12で折れ曲
がりながら下降する。筒体67が等速ジョイント12の
アウタカップ25に当るため、前プロペラシャフト66
が地面42まで落ちる心配はない。
【0039】(b)において、終減速装置6から後プロ
ペラシャフト8が外れると、後プロペラシャフト8は、
センタベアリングサポート50を支点にして等速ジョイ
ント12で折れ曲がりながら下降する。等速ジョイント
12がアウタカップ25を筒体67に当るため、前プロ
ペラシャフト8が地面42まで落ちる心配はない。
【0040】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1は、後プロペラシャフトの後端部が終減
速装置から外れたときには、後プロペラシャフトは一定
角傾いて筒体に当る。筒体で後プロペラシャフトの傾き
を規制することにより、後プロペラシャフトの落下を防
止することができる。筒体を後プロペラシャフトの前端
部に配置したので、燃料タンクより十分に前位置にあ
り、直接的に車体に連結することができる。従って、後
プロペラシャフトの落下防止部材を簡素で軽量な構成と
して、自動車の重量軽減やコスト低減を図ることができ
る。また、筒体をプロペラシャフトの支持構造に組み入
れることにより、筒体を燃料タンクから離れた位置に配
置できる。燃料タンクの形状や取付け位置の規制を減ら
して設計の自由度を高めることができる。さらに、筒体
をプロペラシャフトの支持構造に組み入れたので、この
筒体を多種の車体に併用することができる。
【0041】請求項2は、前プロペラシャフトや後プロ
ペラシャフトが一定角傾いたときに、前後のプロペラシ
ャフトのラップ部分で前プロペラシャフトに対する後プ
ロペラシャフトの折り曲げ角を規制することにより、前
後のプロペラシャフトの落下を防止する。前後のプロペ
ラシャフトのラップ部分で前後のプロペラシャフトの落
下を防止できるので、従来のようにプロペラシャフトの
落下防止部材を車体に取り付ける必要がなくなり、自動
車の重量軽減やコスト低減を図ることができる。また、
プロペラシャフトの落下防止部材を車体に取り付ける必
要がないので、ラップ部分を設ける際に燃料タンクが障
害になることもない。燃料タンクの形状や取付け位置の
規制を減らして設計の自由度を高めることができる。さ
らに、前後のプロペラシャフトのラップ部分で前後のプ
ロペラシャフトの落下を防止するので、このラップ部を
多種のプロペラシャフトに併用することができる。
【0042】請求項3は、前プロペラシャフトの後端部
に、後プロペラシャフトの前端部を被せる若しくは差し
込んだときの、アウタカップの出口に折り曲げ角を規制
する干渉部材を取り付けた。前プロペラシャフトに対す
る後プロペラシャフトの折り曲げ角を容易に調整するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプロペラシャフトの支持構造(第
1実施例)を示す側面図
【図2】図1の要部拡大図
【図3】本発明に係るプロペラシャフト構造(第1実施
例)の作用説明図
【図4】本発明に係るプロペラシャフト(第2実施例)
を示す断面図
【図5】図4の5a−5a線断面図、5b−5b線断面
図、5c−5c線断面図
【図6】本発明に係るプロペラシャフト(第2実施例)
の作用説明図
【図7】本発明に係るプロペラシャフト構造(第3実施
例)を示す断面図
【図8】図7の8−8線断面図
【図9】本発明に係るプロペラシャフト構造(第3実施
例)の作用説明図
【図10】本発明に係るプロペラシャフト(第4実施
例)を示す断面図
【図11】本発明に係るプロペラシャフト構造(第4実
施例)の作用説明図
【図12】図12は従来のプロペラシャフトを自動車に
取付けた状態を示す側面図
【符号の説明】
1,45,60,65…プロペラシャフト、4,66…
前プロペラシャフト、6…後減速装置、8…後プロペラ
シャフト、12,46,61…等速ジョイント、20,
50…センタリングサポート(プロペラシャフトの支持
構造)、25,47…カップ、36…軸受、37…可撓
性ブーツ、38…筒体、42…地面、49,62…干渉
部材、67…筒体。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動力を伝えるプロペラシャフトを前プ
    ロペラシャフトとこの前プロペラシャフトに折り曲げ可
    能に連結した後プロペラシャフトとで構成し、後プロペ
    ラシャフトの前端部を、軸受とこの軸受を弾性的に支え
    る可撓性ブーツとこの可撓性ブーツを支えるとともに後
    プロペラシャフトより大径で且つ所定の長さの筒体とを
    介して車体側に取付け、後プロペラシャフトの後端部が
    終減速装置から外れたときに、前記筒体で後プロペラシ
    ャフトの傾きを規制することにより、後プロペラシャフ
    トの落下を防止するようにしたことを特徴とするプロペ
    ラシャフトの支持構造。
  2. 【請求項2】 駆動力を伝えるプロペラシャフトを前プ
    ロペラシャフトとこの前プロペラシャフトに折り曲げ可
    能に連結した後プロペラシャフトとで構成し、後プロペ
    ラシャフトの前端部を、軸受とこの軸受を弾性的に支え
    る可撓性ブーツとを介して車体に取付けるプロペラシャ
    フトにおいて、前プロペラシャフトの後端部に、後プロ
    ペラシャフトの前端部を被せる若しくは差し込んでラッ
    プさせ、前プロペラシャフトに対する後プロペラシャフ
    トの折り曲げ角を規制して前プロペラシャフト又は後プ
    ロペラシャフトの落下を防止する構造にしたことを特徴
    とするプロペラシャフト。
  3. 【請求項3】 駆動力を伝えるプロペラシャフトを前プ
    ロペラシャフトとこの前プロペラシャフトに折り曲げ可
    能に連結した後プロペラシャフトとで構成し、後プロペ
    ラシャフトの前端部を、軸受とこの軸受を弾性的に支え
    る可撓性ブーツとを介して車体に取付けるプロペラシャ
    フトにおいて、前プロペラシャフトの後端部に、後プロ
    ペラシャフトの前端部を被せる若しくは差し込んだとき
    の、アウタカップの出口に折り曲げ角を規制する干渉部
    材を取り付けることで、前プロペラシャフト又は後プロ
    ペラシャフトの落下を防止する構造にしたことを特徴と
    するプロペラシャフト。
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