JPH10211530A - カシメ装置 - Google Patents

カシメ装置

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JPH10211530A
JPH10211530A JP9015495A JP1549597A JPH10211530A JP H10211530 A JPH10211530 A JP H10211530A JP 9015495 A JP9015495 A JP 9015495A JP 1549597 A JP1549597 A JP 1549597A JP H10211530 A JPH10211530 A JP H10211530A
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JP
Japan
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caulking
work
staking
support shaft
tip
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Application number
JP9015495A
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English (en)
Inventor
Masayuki Yamazaki
正之 山崎
Hitoshi Kariya
仁志 苅谷
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Toyota Motor Corp
Meiwa Industry Co Ltd
Meiwa Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Meiwa Industry Co Ltd
Meiwa Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カシメ部位検出センサー30がワークwnの
カシメ部位を検出した位置からカシメチップ22をワー
クwnのカシメ部位まで移動させる際の位置ずれを発生
し難くするとともに、カシメ装置をコンパクト化する。 【解決手段】 本発明に係るカシメ装置10は、ワーク
wnのカシメ部位を検出してその部位をかしめるカシメ
装置において、ワークwnのカシメ部位を検出するカシ
メ部位検出センサー30と、ワークwnをかしめるカシ
メチップ22と、ワークwnに対して相対移動可能に保
持されており、前記カシメ部位検出センサー30とカシ
メチップ22とを支持する支持部材17hと、カシメ部
位検出センサー30がワークwnのカシメ部位を検出し
た位置から支持部材17hをワークwnに対して相対移
動させて、カシメチップ22を前記カシメ部位まで導く
移動機構とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワークのカシメ部
位を検出してその部位をかしめるカシメ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】これに関連する従来のカシメ装置が図5
に記載されている。前記カシメ装置1は、プロペラシャ
フトwを構成するセンターベアリングシャフトwsをフ
ランジコンパニオンwfに接続するためのナットwn
(図4参照)をかしめるための装置であり、前記ナット
wnをかしめるカシメ機構2と、そのナットwnのカシ
メ部位wkを検出する検出機構4とを備えている。前記
カシメ機構2は、先端(下端)にカシメヘッド2hを有
する第1支持シャフト2sを備えており、その第1支持
シャフト2sがユニットベース5に固定されたカシメ軸
受け5eによって回転自在な状態で縦に支持されてい
る。また、前記カシメヘッド2hには、油圧力でナット
wnをかしめるカシメチップ2tが装着されている。さ
らに、前記第1支持シャフト2sの上部には、第1歯車
2wが固定されている。
【0003】前記検出機構4は、先端に検出ヘッド4h
を有する第2支持シャフト4sを備えており、その第2
支持シャフト4sがユニットベース5に固定された検出
軸受け5fによって回転自在な状態で縦に支持されてい
る。また、前記検出ヘッド4hは筒状に成形されてお
り、その筒の中央部にカシメ部位検出センサー4xが装
着されている。前記カシメ部位検出センサー4xは、ば
ね力で軸方向(下方向)に突出するピンを備えており、
前記検出ヘッド4hをナットwnに被せた状態でそのピ
ンの先端がナットwnの上面wuに当接する。そして、
この状態から前記第2支持シャフト4sを軸回りに回動
させて、前記ピンの先端がカシメ部位wkの位置で下方
向に突出したタイミングに基づいてそのカシメ部位wk
の位置を検出する。
【0004】前記第2支持シャフト4sの上端にはユニ
ットベース5に固定されたモータ5mの回転軸が連結さ
れており、さらに、第2支持シャフト4sの上部には前
記第1支持シャフト2sの第1歯車2wと等しいサイズ
の第2歯車4wが固定されている。そして、前記第2歯
車4wが中間歯車5wを介して前記第1歯車2wと噛合
している。このため、モータ5mにより第2支持シャフ
ト4sが回動すると第1支持シャフト2sも第2支持シ
ャフト4sと同期して同じ方向に回動する。ここで、前
記第2支持シャフト4sのカシメ部位検出センサー4x
のピンの位置と、前記第1支持シャフト2sのカシメチ
ップ2tの位置とは同位相に保持されている。また、カ
シメ機構2と検出機構4とを支持するユニットベース5
は、昇降シリンダ7及び横行機構(図示されていない)
に取付けられており、昇降/横行が可能となっている。
【0005】前記ナットwnのカシメ部位wkをかしめ
るには、先ず、ユニットベース5を横行させて、検出機
構4の第2支持シャフト4sとセンターベアリングシャ
フトwsとを同軸に保持する。次に、前記ユニットベー
ス5を下降させて検出ヘッド4hをセンターベアリング
シャフトwsのナットwnに被せ、モータ5mで第2支
持シャフト4sを回動させる。これによって、歯車2
w,4w,5wの作用により第1支持シャフト2sも第
2支持シャフト4sと同期して同じ方向に等速で回動す
る。そして、カシメ部位検出センサー4xのピンがナッ
トwnのカシメ部位wkと嵌合した状態で、第2支持シ
ャフト4sと第1支持シャフト2sの回動を停止させ
る。なお、第1支持シャフト2sと第2支持シャフト4
sとは同じ方向に等速で回動するため、カシメチップ2
tとカシメ部位検出センサー4xは同位相に保持されて
いる。
【0006】次に、前記ユニットベース5を上昇させ、
さらに、横行させることにより、カシメ機構2の第1支
持シャフト2sをセンターベアリングシャフトwsと同
軸に保持する。この状態で、前記ユニットベース5を下
降させてカシメチップ2tをナットwnのカシメ部位w
kに合わせ、油圧力でそのカシメチップ2tを動作させ
て前記ナットwnをかしめる。このように、ナットwn
のカシメ部位wkがどの位相位置にあっても、前記カシ
メチップ2tによりカシメ部位wkをかしめることがで
きる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たカシメ装置1によると、第2支持シャフト4sの回転
を歯車2w,4w,5wによって第1支持シャフト2s
に伝達する方式のため、歯車2w,4w,5wのバック
ラッシや磨耗によって第2支持シャフト4sと第1支持
シャフト2sとの間で位相ずれが発生することがある。
また、カシメ部位検出センサー4xがナットwnのカシ
メ部位wkを検出した後に、ユニットベース5を上昇さ
せ、さらに、横行させて第1支持シャフト2sをプロペ
ラシャフトwの位置まで移動させる方式のため、前記横
行機構のガタ等により第1支持シャフト2sとプロペラ
シャフトwとの同軸性を確保できない場合もある。この
ため、カシメ位置ずれが発生するという問題がある。さ
らに、カシメ機構2と検出機構4とを別々に備えている
ために、装置が大型化するという問題もある。
【0008】そこで、請求項1に記載された発明は、カ
シメ部位検出センサーとカシメチップとを同一部材に装
着して両者の位置関係を一定に保持することにより、位
相ずれ等の問題が発生しないようにすること、また、カ
シメ装置をコンパクト化することを目的とするものであ
る。また、請求項2に記載された発明は、カシメ部位検
出センサーがカシメ部位を検出した状態からカシメチッ
プをカシメ部位まで導く際に、前記カシメチップをワー
クに対して多方向に移動させないようにして、カシメ部
位に対するカシメチップの位置ずれを抑制することを目
的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、以下の
特徴を有するカシメ装置によって解決される。即ち、請
求項1に記載された発明は、ワークのカシメ部位を検出
してその部位をかしめるカシメ装置において、ワークの
カシメ部位を検出するカシメ部位検出センサーと、前記
ワークをかしめるカシメチップと、前記ワークに対して
相対移動可能に保持されており、前記カシメ部位検出セ
ンサーとカシメチップとを支持する支持部材と、前記カ
シメ部位検出センサーがワークのカシメ部位を検出した
位置から前記支持部材をワークに対して相対移動させ
て、前記カシメチップを前記カシメ部位まで導く移動機
構と、を有している。請求項1に記載の発明によると、
カシメ部位検出センサーとカシメチップとは同じ支持部
材に装着されているため、両者は常に一定の位置関係に
保持されている。即ち、装置のガタ等によりカシメチッ
プとカシメ部位検出センサーとの位置関係が変わること
がない。このため、カシメ部位検出センサーがワークの
カシメ部位を検出した位置からカシメチップをワークの
カシメ部位まで移動させる際の位置ずれが発生し難くな
る。また、カシメ部位検出センサーとカシメチップとが
一体で移動する構造のため、移動機構が一セットで良く
なり、カシメ装置がコンパクトなものとなる。
【0010】また、請求項2に記載のカシメ装置は、請
求項1に記載されたカシメ装置において、前記移動機構
は、前記支持部材をワークに対して軸方向又は軸心回り
に相対移動させることを特徴とする。請求項2に記載さ
れた発明によると、支持部材はワークに対して軸方向又
は軸心回りに相対移動するだけであるため、従来のよう
に、カシメチップを移動させる機構のガタ等に起因した
位置ずれ等が発生し難くなる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図4に基づいて本発
明の一の実施の形態に係るカシメ装置の説明を行う。こ
こで、図1は本実施の形態に係るカシメ装置の要部縦断
面図及びB-B矢視図、図2は本実施の形態に係るカシメ
装置の縦断面図及び側面図、図3は本実施の形態に係る
カシメ装置を使用したセンターベアリング組付け装置の
正面図である。また、図4はプロペラシャフトwのフラ
ンジコンパニオンwfの部分の詳細図である。なお、カ
シメ装置の幅方向をX軸方向、前後方向をY軸方向、高
さ方向をZ軸方向として以後の説明を行う。前記カシメ
装置10は、プロペラシャフトwのセンターベアリング
シャフトwsをフランジコンパニオンwfに接続するた
めのナットwn(図4参照)をかしめる装置であり、後
記するセンターベアリング組付け装置100(図3参
照)に横行可能な状態で支持される装置架台12を備え
ている。
【0012】前記装置架台12はX軸に平行に位置決め
された板状の縦型架台であり、その表面両側には、図2
に示されるように、中央から下部にかけて一対の側板1
2sが固定されている。そして、それぞれの前記側板1
2sの角部にレール12rが固定されており、前記レー
ル12rにユニットベース14の摺動子14sが摺動可
能な状態で係合している。また、前記装置架台12の表
面中央にはボールネジ内蔵ユニット13が縦に取付けら
れており、そのボールネジ内蔵ユニット13のボールネ
ジ13bの先端部(下端)に連結金具13cを介して前
記ユニットベース14が連結されている。
【0013】また、前記装置架台12の裏面上部には昇
降モータ13mが取付けられており、その昇降モータ1
3mの回転軸とボールネジ内蔵ユニット13のボールネ
ジ13bとがベルト&プーリ13yによって連結されて
いる。したがって、前記昇降モータ13mが回転すれば
ベルト&プーリ13yの働きにより、前記ボールネジ1
3bも回転し、ネジの作用により前記ボールネジ13b
が昇降する。この結果、前記ボールネジ13bと連結金
具13cを介して連結されているユニットベース14が
レール12rに倣って昇降する。ここで、前記ボールネ
ジ13bの回転角度はエンコーダ(図示されていない)
で検出され、そのエンコーダからの出力パルス信号がカ
シメ制御盤(図示されていない)に入力される。前記カ
シメ制御盤は前記昇降モータ13m及び後記するヘッド
回転用サーボモータ19等を制御するための制御盤であ
り、前記エンコーダからの出力パルス数が予め設定され
たパルス積算数に到達したときに、前記昇降モータ13
mを停止させる。即ち、前記カシメ制御盤においてパル
ス積算数を設定することにより、ボールネジ13bの回
転角度及びユニットベース14の昇降量を決定すること
ができる。
【0014】前記ユニットベース14には、その表面中
央に第1軸受け15が縦に固定されており、その第1軸
受け15に筒状の第1支持シャフト17が回転可能な状
態で支持されている。前記第1支持シャフト17の先端
部(下部)にはカシメヘッド17hが形成されており、
また、その上部には第1歯車17wが取付けられてい
る。さらに、前記第1軸受け15の横には平行に第2軸
受け16が固定されており、その第2軸受け16に第2
シャフト18が回転可能な状態で支持されている。ま
た、前記第2シャフト18の上部には第1支持シャフト
17の第1歯車17wと噛合する第2歯車18wが取付
けられており、さらに、前記第2シャフト18の上端部
はカップリング19cによってユニットベース14の上
面に固定されたヘッド回転用サーボモータ19に連結さ
れている。このため、前記ヘッド回転用サーボモータ1
9が回転すれば第1歯車17w、第2歯車18wの働き
により、第1支持シャフト17及びその先端部(下部)
に形成されたカシメヘッド17hが軸心回りに回転す
る。なお、前記ヘッド回転用サーボモータ19も昇降モ
ータ13mと同様に前記カシメ制御盤によって回転角度
を遠隔制御される。
【0015】前記カシメヘッド17hは、ワークである
ナットwnの上部に被せられる略円筒形の部材であり、
その内側には中心を挟んで対抗する位置( 位相を180 °
ずらした位置) にカシメチップ22とカシメ部位検出セ
ンサー30とが装着されている。前記カシメ部位検出セ
ンサー30は、図1に示されるように、カシメヘッド1
7hの内側に固定された水平プレート30pを備えてい
る。前記水平プレート30pには、第1縦孔30aと第
2縦孔30bとが形成されており、その第1縦孔30a
に昇降ロッド31が昇降可能な状態で挿通されている。
また、前記第2縦孔30bにはガイドロッド38が前記
昇降ロッド31と平行に固定されている。
【0016】前記昇降ロッド31の下端には下板32が
カシメヘッド17hの半径方向に水平に固定されてお
り、その下板32の先端部(内側部)に割出しピン33
が縦に固定されている。ここで、前記割出しピン33の
位置は、カシメヘッド17hがナットwnに被せられた
ときにその割出しピン33の先端がナットwnの上面w
uに当接する位置に位置決めされている。また、前記下
板32の基端部には前記ガイドロッド38が挿通される
貫通孔32kが形成されている。さらに、前記昇降ロッ
ド31の周囲には、水平プレート30pと下板32との
間にその下板32を押下げる方法に付勢されたスプリン
グ39が装着されている。
【0017】また、昇降ロッド31の上端には上板34
が下板32と水平に固定されており、その上板34の基
端部に前記ガイドロッド38が挿通される貫通孔34k
が形成されている。さらに、上板34の基端部にはレバ
ー35の一端が回動可能な状態で連結されており、その
レバー35の中央が水平な支持シャフト35sによって
カシメヘッド17hに回動可能な状態で連結されてい
る。このため、前記昇降ロッド31、上板34、下板3
2及び割出しピン33が水平プレート30pに対して昇
降すると、前記レバー35が支持シャフト35sの軸心
回りに上下に回動する。さらに、前記カシメヘッド17
hには、前記割出しピン33等が所定位置まで下降した
ときの前記レバー35の位置を検出する近接スイッチ3
7が装着されている。
【0018】前記カシメチップ22は、図2に示される
ように、側面略菱形をした厚板状の部材であり、その先
端にナットwnをかしめる押圧部22pが形成されてい
る。さらに、前記カシメチップ22の内側角部にはその
カシメチップ22をカシメヘッド17hに対して上下方
向に回動できるように支持する横シャフト23が取り付
けられている。また、前記第1支持シャフト17の内部
には、軸方向に摺動できる状態でカシメロッド26が収
納されており、そのカシメロッド26の先端(下端)に
前記カシメチップ22の内傾斜面22aを軸方向に押圧
する押圧体26zが取付けられている。また、前記カシ
メロッド26の上端は、前記ユニットベース14の上面
に固定された油圧シリンダ27に連結されている。この
ため、前記油圧シリンダ27が動作することにより、前
記カシメロッド26は第1支持シャフト17内を昇降す
る。そして、前記カシメロッド26が第1支持シャフト
17内を下降して前記押圧体26zがカシメチップ22
の内傾斜面22aを押圧すると、カシメチップ22は内
傾斜面22aの働きにより図中左方向の力を受け、前記
カシメチップ22は横シャフト23を中心に左回りに回
動してワークがかしめられる。
【0019】また、前記カシメヘッド17hの外部に
は、前記カシメチップ22の外側面22bをばね力によ
り図中右方向に押圧するローラ部材25が取付けられて
いる。このため、前記カシメロッド26が上昇して押圧
体26zがカシメチップ22の内傾斜面22aから離れ
ると、前記カシメチップ22はローラ部材25の働きに
より右回りに回動して元の位置まで戻される。ここで、
前記カシメチップ22を動作させる油圧シリンダ27に
はカシメロッド26の昇降ストロークを管理するための
リミットスイッチ27sが装着されている。即ち、前記
カシメヘッド17hや第1支持シャフト17が本発明の
支持部材として機能する。また、前記ヘッド回転用サー
ボモータ19、第1歯車17w、第2歯車18w及びユ
ニットベース14、昇降モータ13m、ボールネジ内蔵
ユニット13等が本発明の移動機構として機能する。
【0020】次に、本実施の形態に係るカシメ装置10
の動作説明を行う。先ず、図3に示されるように、セン
ターベアリング組付け装置100の規定位置にセットさ
れたセンターベアリングシャフトwsに対してナットw
nがナットランナ50によって締付けられる。前記ナッ
トwnの締付けが完了すると、ナットランナ50が上昇
してセンターベアリング組付け装置100の横行シリン
ダ52が動作し、前記ナットランナ50とカシメ装置1
0が図中右方向に横行する。そして、前記カシメ装置1
0の第1支持シャフト17の軸心がセンターベアリング
シャフトwsの軸心に合わせられる。なお、このときカ
シメロッド26は油圧シリンダ27によって上限位置に
保持され、カシメチップ22は元の位置に戻されてい
る。
【0021】次に、カシメ制御盤からの信号により昇降
モータ13mが駆動されてボールネジ内蔵ユニット13
が動作し、ユニットベース14が装置架台12のレール
12rに倣って下降する。これによって、ユニットベー
ス14に取付けられている第1支持シャフト17及びカ
シメヘッド17h等も下降し、そのカシメヘッド17h
の先端がフランジコンパニオンwfの上面から2mm 〜3m
m の位置で昇降モータ13mが停止する。この状態で、
前記カシメヘッド17hは、図1(A)に示されるよう
に、ナットwnの上部に被せられ、そのカシメヘッド1
7hに取り付けられているカシメ部位検出センサー30
の割出しピン33の先端がナットwnの上面wuに当接
する。
【0022】前記カシメ部位検出センサー30の割出し
ピン33の先端がナットwnの上面wuに当接すると、
前記割出しピン33はナットwnからの反力を受け、ス
プリング39のばね力に抗して上方に変位する。この結
果、下板32、昇降ロッド31及び上板34も上昇し、
レバー35が図1中右回りに回動してそのレバー35が
近接スイッチ37から離れる。次に、前記カシメ制御盤
からの信号によってヘッド回転用サーボモータ19が駆
動され、第1歯車17w及び第2歯車18w等の働きに
より、第1支持シャフト17及びカシメヘッド17hが
軸回りに回動する。これによって、前記割出しピン33
の先端はナットwnの上面wuに当接したままその上面
wuに倣って移動し、その割出しピン33がナットwn
のカシメ部位wkに到達した段階で、前記割出しピン3
3はスプリング39のばね力によって下方に変位しカシ
メ部位wkの溝に係合する。この結果、下板32、昇降
ロッド31及び上板34も下降し、レバー35が図1中
左回りに回動してそのレバー35により近接スイッチ3
7がONする。
【0023】前記近接スイッチ37がONすると、ヘッド
回転用サーボモータ19が停止し、カシメヘッド17h
の回転角度からナットwnのカシメ部位wkの位置が検
出される。次に、再び昇降モータ13mが駆動されてボ
ールネジ内蔵ユニット13が動作し、ユニットベース1
4、第1支持シャフト17及びカシメヘッド17h等が
所定位置まで上昇する。そして、この状態で、ヘッド回
転用サーボモータ19が駆動されることにより、第1支
持シャフト17及びカシメヘッド17hが軸回りに180
°回動し、カシメ部位検出センサー30とカシメチップ
22とが入れ換えられる。
【0024】次に、昇降モータ13m、ボールネジ内蔵
ユニット13によりユニットベース14、第1支持シャ
フト17及びカシメヘッド17hが下降し、カシメヘッ
ド17hの先端がフランジコンパニオンwfの上面に当
接する位置で昇降モータ13mが停止する。この状態
で、前記カシメチップ22の押圧部22pがワークであ
るナットwnのカシメ部位wkに合わせられる。次に、
油圧シリンダ27が駆動されてカシメロッド26が第1
支持シャフト17内を下降し、そのカシメロッド26の
押圧体26zがカシメチップ22の内傾斜面22aを押
圧することにより、カシメチップ22はローラ部材25
のばね力に抗して横シャフト23を中心に左回りに回動
し、ナットwnのカシメ部位wkをかしめる。
【0025】ここで、前記油圧シリンダ27のストロー
クは、カシメチップ22の磨耗や折れを考慮して、予め
決められた値になるようにリミットスイッチ27sによ
り管理されている。このようにして前記ナットwnのか
しめが終了すると、前記油圧シリンダ27によりカシメ
ロッド26が第1支持シャフト17内を上昇し、前記押
圧体26zがカシメチップ22の内傾斜面22aから離
れる。これによって、前記カシメチップ22はローラ部
材25のばね力によって右回りに回動し、ナットwnの
カシメ部位wkから外されて元の位置まで戻される。次
に、昇降モータ13m、ボールネジ内蔵ユニット13が
動作することにより、ユニットベース14、第1支持シ
ャフト17及びカシメヘッド17hが所定位置まで上昇
して、ナットwnのかしめ作業が完了する。
【0026】このように、本実施の形態に係るカシメ装
置10によると、カシメ部位検出センサー30とカシメ
チップ22とは同じカシメヘッド17hに装着されてい
るため、両者は常に一定の位置関係に保持されている。
即ち、装置のガタ等により経時的にカシメチップ22と
カシメ部位検出センサー30との位置関係が変わること
がない。このため、カシメ部位検出センサー30がワー
クのカシメ部位wkを検出した位置からカシメチップ2
2をワークのカシメ部位wkまで移動させる際の位置ず
れが発生し難くなる。これによって、カシメ性能が向上
する。また、カシメ部位検出センサー30とカシメチッ
プ22とが一体で移動する構造のため、移動機構が一セ
ットで良くなり、カシメ装置10がコンパクトなものと
なる。また、カシメヘッド17hはワークであるナット
wnに対して軸方向又は軸心回りに移動するだけである
ため、従来のように、カシメチップ22を移動させる機
構のガタ等に起因した位置ずれも発生し難くなる。
【0027】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、この本発明の実施の形態には請求の範囲に記載し
た技術的事項以外に次のような技術的事項を有するもの
であることを付記しておく。 (1) 請求項1に記載されたカシメ装置において、カ
シメ部位検出センサーは、センサー本体からばね力で突
出する割出しピンをワーク表面に当接させた状態で、そ
のセンサー本体をワークに対し予め決められた範囲内で
相対移動させ、前記割出しピンがカシメ部位と嵌合して
突出量が変化したときのその割出しピンの位置から前記
カシメ部位を検出することを特徴とするカシメ装置。簡
易な構造で信頼性が高く、カシメ部位を正確に検出でき
る。
【0028】
【発明の効果】本発明に係るカシメ装置によると、移動
機構によりカシメチップをワークのカシメ部位まで移動
させる際の位置ずれが減少するため、カシメ性能が向上
する。また、カシメ部位検出センサーとカシメチップと
が一体で移動するために移動機構が一セットで良くな
り、カシメ装置がコンパクトなものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一の実施の形態に係るカシメ装置の要
部縦断面図及びB-B 矢視図である。
【図2】本発明の一の実施の形態に係るカシメ装置の縦
断面図及側面図である。
【図3】本発明の一の実施の形態に係るカシメ装置を使
用したセンターベアリング組付け装置の正面図である。
【図4】ワークであるプロペラシャフトのセンターベア
リングシャフト、フランジコンパニオンの部分を表す側
面図である。
【図5】従来のカシメ装置の正面図である。
【符号の説明】
ws センターベアリングシャフト wn ナット wk カシメ部位 13 ボールネジ内蔵ユニット(移動機構) 13m 昇降モータ(移動機構) 14 ユニットベース(移動機構) 17 第1支持シャフト(支持部材) 17h カシメヘッド(支持部材) 17w 第1歯車(移動機構) 18w 第2歯車(移動機構) 19 ヘッド回転用サーボモータ(移動機構) 22 カシメチップ 30 カシメ部位検出センサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 苅谷 仁志 愛知県高浜市新田町一丁目3番地1 明和 工業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークのカシメ部位を検出してその部位
    をかしめるカシメ装置において、 ワークのカシメ部位を検出するカシメ部位検出センサー
    と、 前記ワークをかしめるカシメチップと、 前記ワークに対して相対移動可能に保持されており、前
    記カシメ部位検出センサーとカシメチップとを支持する
    支持部材と、 前記カシメ部位検出センサーがワークのカシメ部位を検
    出した位置から前記支持部材をワークに対して相対移動
    させて、前記カシメチップを前記カシメ部位まで導く移
    動機構と、を有することを特徴とするカシメ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載されたカシメ装置におい
    て、 前記移動機構は、前記支持部材をワークに対して軸方向
    又は軸心回りに相対移動させることを特徴とするカシメ
    装置。
JP9015495A 1997-01-29 1997-01-29 カシメ装置 Pending JPH10211530A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110006386A (zh) * 2019-04-09 2019-07-12 李岩东 铆接检测设备
CN110465598A (zh) * 2018-05-09 2019-11-19 新疆北方建设集团有限公司 一种手动液压铆接机

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