JPH10211225A - 内反内旋膝矯正ストッキング - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】厚手のストッキングのまわりに裏面がマジック
テープで伸縮性の帯を足部から膝が外反する方向へ下腹
部まで両側巻き上げ、ストッキングの側面はマジックテ
ープを縫いつけているものを提供する。 【解決する手段】帯状に巻いた伸縮性のバンドが足部か
ら大腿または体幹まで外旋力をおよぼし足部を外旋さ
せ、さらに膝を外反させ外側膝開節面への荷重を増やす
ことにより膝変形性関節症の治療、予防、歩容改善をお
こなうものとする。

Description

【発明の詳細な説明】

この発明は内反内旋膝矯正ストッキングに関するもので
ある。

【０００１】

【発明の属する技術分野】ストッキングに巻かれたの帯
が足部を外旋させ膝を外反することで立脚時期の内側関
節面の荷重を減らし外側膝関節面への荷重を増やすこと
により膝変形性関節症の治療、予防、歩容改善をおこな
うもの。

【０００２】

【従来の技術】膝変形性関節症の治療、予防、歩容改善
をおこなう適切な外旋力を持ったコンパクトなストッキ
ングはなっかった。

【０００３−０００５】

【発明が解決しようとする課題】 【課題を解決するための手段】

【発明の実施の形態】近年の高齢化時代に膝変形性関節
症で痛みに悩む高齢者は後を絶たない。私も整形外科医
として診療にあたって、特にそれを強く感じている。そ
の関節病変の特徴は、日本人では膝内側関節面での骨、
軟骨炎が著明であり、膝外側関節面では病変は比較的軽
度である。こうした場合手術により膝関節を外反させ外
側関節面に荷重中心を移す方法が全世界的におこなわれ
ている。しかし、多くの老人は全身合併症のため手術受
けられないでいる事も事実である。膝変形性関節症患者
の歩行解析検査により歩行時（立脚時期）足部が内旋し
ていることが明らかとなっており、このため内側関節面
への荷重が健常者より増えている事が諸家により報告さ
れている。また歩行時足部を外旋、外反することで荷重
中心が膝外側関節面多くにかかることも明らかとなって
いる。この事実をふまえ、この開発品においてはストッ
キングの内部の足部に巻いた帯を介して下腿−大腿−体
幹と外巻き方向に介達力をかけ足部を外旋させ膝を外反
させようとするもので、その効果として膝変形性関節症
進行の防止と、予防、歩容改善を目的とするものであ
る。（膝内側関節面に最も多く負荷がかかり痛みを生じ
る時期は膝が軽度屈曲位で接地する時期であることよ
り、制作時に帯を巻くときは軽度膝屈曲位で行い、この
肢位で最も膝の外反力がかかり、足部が外旋するように
する。）

【０００６】

【実施例】以下実施例について説明する。 （イ）まず踵に帯の先端の着いたストッキングを膝の穴
が膝蓋骨にはまるように装着し （ロ）次に伸縮性の帯を足部が外旋する方向で図のよう
に巻く （ハ）途中でずれないようにマジックテープで固定して
巻き上げる。

【０００７】

【発明品の効果】帯状に巻いた伸縮性のバンドが足部か
ら大腿または体幹まで外旋力をおよぼし足部を外旋さ
せ、さらに膝を外反させ外側膝関節面への荷重を増やす
ことにより膝変形性関節症の治療、予防、歩容改善をお
こなうもの。

【図面の簡単な説明】

【図１】市販のストッキングの形状（足部から腹部に及
ぶもの）で生地を厚めとし、強度を保ったものの側面に
マジックテープを縫いつけ膝蓋骨前面にずれ防止の穴を
開ける。

【図２】次に土踏まずの固定されている部分より幅５ｃ
ｍ程度の軽度伸縮性のある裏面はマジックテープになっ
ている帯で螺旋状に下腿−大腿へと巻き（図のように外
巻きになるよう足関節より近位部へと下腹部まで）、足
部を外旋、膝関節を外反するように巻き上げ、ストッキ
ングの側面にマジックテープで固定してゆき、最後は下
腹部のマジックバンドで帯は固定される。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】厚手のストッキング（イ）のまわりに裏面
   がマジックテープで伸縮性の帯（ロ）を足部から膝が外
   反する方向へ下腹部まで両側巻き上げ、ストッキングの
   側面はマジックテープ（ハ）を縫いつけているもの。