JPH10210759A - 3レベルインバータ装置 - Google Patents

3レベルインバータ装置

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Publication number
JPH10210759A
JPH10210759A JP9020099A JP2009997A JPH10210759A JP H10210759 A JPH10210759 A JP H10210759A JP 9020099 A JP9020099 A JP 9020099A JP 2009997 A JP2009997 A JP 2009997A JP H10210759 A JPH10210759 A JP H10210759A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switching element
leakage current
voltage
switching
power supply
Prior art date
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Pending
Application number
JP9020099A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiichi Uesono
恵一 上園
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Electric Manufacturing Ltd
Original Assignee
Toyo Electric Manufacturing Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Electric Manufacturing Ltd filed Critical Toyo Electric Manufacturing Ltd
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Publication of JPH10210759A publication Critical patent/JPH10210759A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 3レベルインバータの第2または第3のスイ
ッチング素子に直流電圧電源の全電圧が印加しないよう
にする。 【解決手段】 第1のスイッチング素子の漏れ電流より
も第2のスイッチング素子の漏れ電流が大きく、かつ第
4のスイッチング素子の漏れ電流よりも第3のスイッチ
ング素子の漏れ電流が大きくなるように接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチング素子
に印加される電圧を抑制するようにした3レベルインバ
ータ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、IGBT等の高速スイッチング素
子を使用したインバータが鉄道車両等において広く実用
化されている。この種の高速スイッチング素子を使用す
ることにより、インバータの動作周波数を高速化するこ
とができ、騒音の低減、高速応答を可能にするなど多く
の利点がある。その反面、GTO等の低速素子に比べ
て、高速スイッチング素子は高耐圧化が難しいという欠
点がある。また、高耐圧化ができても素子の価格が高価
になるという問題がある。このため、鉄道車両等ではコ
ンデンサ2群を直列接続し、直流電源に並列に接続する
ことにより、2群に分割されたコンデンサの接続点を中
性点として利用することが可能になり、理論的には高速
スイッチング素子には直流電源電圧の半分の電圧しか加
わらないようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、高速スイッ
チング素子の漏れ電流にはばらつきがあるため、素子に
加わる電圧は直流電圧の半分の電圧よりも大きくなるこ
とがあり、漏れ電流のばらつきが極端な場合には、素子
に直流電圧電源の全電圧が印加され、過電圧で破壊する
ことがある。本発明は、上述した点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは素子の漏れ電流のば
らつきが大きくても、素子に過電圧が加わって素子破壊
に至ることを防止するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる不具合を解決する
ために、中性点を持つ直流電圧電源の両端子に直列接続
された第1から第4の4つの、逆並列ダイオードを備え
たスイッチング素子と、第1のスイッチング素子と第2
のスイッチング素子の相互接続点と前記直流電圧電源の
中性点との間に、中性点側がアノードとなる極性に接続
した第1のダイオードと、第3のスイッチング素子と第
4のスイッチング素子の相互接続点と前記直流電圧電源
の中性点との間に、中性点側がカソードになる極性に接
続した第2のダイオードと、第2のスイッチング素子と
第3のスイッチング素子の接続点は出力端に接続される
ことにより構成される単位インバータを備えた3レベル
インバータ装置において、第1のスイッチング素子の漏
れ電流よりも第2のスイッチング素子の漏れ電流が大き
く、かつ第4のスイッチング素子の漏れ電流よりも第3
のスイッチング素子の漏れ電流が大きくなるように接続
する。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を図によって
説明する。図1は、本発明に関わる3レベルインバータ
の回路図であり、1は中性点を有する直流電圧電源であ
り、たとえば、コンデンサ2群(図示せず)を直列接続
し、直流電源に並列に接続することにより、2群に分割
されたコンデンサの接続点を中性点として利用すること
により実現することができる。21は第1のスイッチン
グ素子、22は第2のスイッチング素子、23は第3の
スイッチング素子、24は第4のスイッチング素子であ
り、21から24のスイッチング素子はいずれも逆並列
ダイオードを備えている。また3は第1のダイオード、
4は第2のダイオードであり、5は単位インバータであ
る。
【0006】直流電圧電源1のプラス側端子と出力端の
間には、第1のスイッチング素子21と第2のスイッチ
ング素子22が順方向に直列接続され、出力端と直流電
圧電源1のマイナス側端子の間には第3のスイッチング
素子23と第4のスイッチング素子24が順方向に直列
接続される。また、第1のスイッチング素子21と第2
のスイッチング素子22の相互接続点と直流電圧電源1
の中性点との間には、中性点側がアノードとなる極性に
第1のダイオード3が接続され、第3のスイッチング素
子23と第4のスイッチング素子24の相互接続点と直
流電圧電源1の中性点との間には、中性点側がカソード
になる極性に第2のダイオード4が接続されることによ
り単位インバータ5が構成される。
【0007】3レベルインバータの動作について説明す
る。第1から第4のスイッチング素子のスイッチング状
態と出力電圧との関係を表1に示す。ただし、直流電圧
電源の全電圧を2Eとし、中性点を基準に中性点電位を
0(V)とし、+側端子の電位をE(V)、−側端子の
電位を−E(V)とする。第1のスイッチング素子21
と第2のスイッチング素子22がON、第3のスイッチ
ング素子23と第4のスイッチング素子24がOFFの
状態では、出力端子は電位E(V)になり、第1のスイ
ッチング素子21と第4のスイッチング素子24がOF
F、第2のスイッチング素子22と第3のスイッチング
素子23がONの状態では出力端子は電位0(V)にな
り、第1のスイッチング素子21と第2のスイッチング
素子22がOFF、第3のスイッチング素子23と第4
のスイッチング素子24がONの状態では、出力端子は
電位−E(V)になり、出力端子には3つのレベルの電
圧が現れる。
【0008】
【表1】
【0009】従来は、スイッチング素子21〜24は特
に選別等は行わずに使用していた。このため、次のよう
な不具合があった。例えば、第1のスイッチング素子2
1の漏れ電流が第2のスイッチング素子22の漏れ電流
より大きい場合には、出力電圧が−Eのときに、第2の
スイッチング素子22は第1のスイッチング素子21よ
り加わる電圧が大きくなる。同様に第4のスイッチング
素子24の漏れ電流が第3のスイッチング素子23の漏
れ電流より大きい場合も、出力電圧がEのときに、第3
のスイッチング素子は第4のスイッチング素子より加わ
る電圧が大きくなる。つまり、素子の漏れ電流のばらつ
きにより、第2または第3のスイッチング素子の印加電
圧が入力直流電圧の半電圧(E)より大きくなることが
あり、漏れ電流のばらつきが極端な場合には、第2また
は第3のスイッチング素子に直流電圧電源の全電圧が印
加され、過電圧で破壊することがある。
【0010】このような不具合を解決するため、従来は
第1から第4のスイッチング素子には印加電圧をバラン
スさせるために並列抵抗を付けたり、耐圧の大きい素子
を使用していた。このため、装置の大型化、コストアッ
プを招いていた。本発明は、あらかじめ第1から第4の
スイッチング素子、計4個の漏れ電流を測定し、第2の
スイッチング素子22は第1のスイッチング素子21よ
りも漏れ電流の大きい素子を使用し、同様に、第3のス
イッチング素子23は第4のスイッチング素子24より
も漏れ電流の大きい素子を選んで使用する。
【0011】このように接続することにより、出力電圧
が−Eのときは第1のスイッチング素子の印加電圧は第
2のスイッチング素子より大きくなろうとするが、第1
のスイッチング素子と第2のスイッチング素子の接続点
が第1のダイオードを介して直流電圧電源の中性点に接
続されているため、第1のスイッチング素子は中性点と
直流電圧電源のプラス側との電位差(E)以上の電圧は
印加されず、第1と第2のスイッチング素子には直流電
圧電源の半電圧(E)づつ印加される。
【0012】同様に出力電圧が+Eのときは第4のスイ
ッチング素子の印加電圧は第3のスイッチング素子より
大きくなろうとするが、第3のスイッチング素子と第4
のスイッチング素子の接続点が第2のダイオードを介し
て直流電圧電源の中性点に接続されているため、第4の
スイッチング素子は中性点と直流電圧電源のマイナス側
との電位差(E)以上の電圧は印可されず、第3と第4
のスイッチング素子には直流電圧電源の半電圧(E)づ
つ印加される。以上に説明したとおり、本発明によれ
ば、全てのスイッチング素子に半電圧(E)以上の電圧
が加わることがなくなる。
【0013】
【発明の効果】本発明により、素子の印加電圧をバラン
スさせるための並列抵抗を付けずに、しかも、従来より
も耐圧の小さい素子を使用することができるようにな
り、素子が過電圧により破壊することを防止できるよう
になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される3レベルインバータの回路
図である。
【符号の説明】
1 直流電圧電源 21 第1のスイッチング素子 22 第2のスイッチング素子 23 第3のスイッチング素子 24 第4のスイッチング素子 3 ダイオード 4 ダイオード 5 単位インバータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中性点を持つ直流電圧電源の両端子に直
    列接続された第1から第4の4つの、逆並列ダイオード
    を備えたスイッチング素子と、前記第1のスイッチング
    素子と前記第2のスイッチング素子の相互接続点と前記
    直流電圧電源の中性点との間に、中性点側がアノードと
    なる極性に接続した第1のダイオードと、前記第3のス
    イッチング素子と前記第4のスイッチング素子の相互接
    続点と前記直流電圧電源の中性点との間に、中性点側が
    カソードになる極性に接続した第2のダイオードと、前
    記第2のスイッチング素子と前記第3のスイッチング素
    子の接続点は出力端に接続されることにより構成される
    単位インバータを備えた3レベルインバータ装置におい
    て、前記第1のスイッチング素子の漏れ電流よりも前記
    第2のスイッチング素子の漏れ電流が大きく、かつ、前
    記第4のスイッチング素子の漏れ電流よりも前記第3の
    スイッチング素子の漏れ電流が大きくなるようにスイッ
    チング素子を選別して構成したことを特徴とする3レベ
    ルインバータ装置。
JP9020099A 1997-01-17 1997-01-17 3レベルインバータ装置 Pending JPH10210759A (ja)

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JP9020099A JPH10210759A (ja) 1997-01-17 1997-01-17 3レベルインバータ装置

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JP9020099A JPH10210759A (ja) 1997-01-17 1997-01-17 3レベルインバータ装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100379137C (zh) * 2005-07-21 2008-04-02 南京航空航天大学 零电压开关复合式交错并联双管正激三电平直流变换器
WO2012032642A1 (ja) 2010-09-09 2012-03-15 三菱電機株式会社 パワー半導体モジュール、電力変換装置および鉄道車両
JP2020072495A (ja) * 2018-10-29 2020-05-07 株式会社日立製作所 電力変換装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN100379137C (zh) * 2005-07-21 2008-04-02 南京航空航天大学 零电压开关复合式交错并联双管正激三电平直流变换器
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