JPH10209505A - 発光ダイオードおよびその製造方法 - Google Patents

発光ダイオードおよびその製造方法

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JPH10209505A
JPH10209505A JP640797A JP640797A JPH10209505A JP H10209505 A JPH10209505 A JP H10209505A JP 640797 A JP640797 A JP 640797A JP 640797 A JP640797 A JP 640797A JP H10209505 A JPH10209505 A JP H10209505A
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JP
Japan
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fluorescent layer
light emitting
chip
emitting diode
light
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Application number
JP640797A
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English (en)
Inventor
Yoshiko Taguchi
佳子 田口
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Stanley Electric Co Ltd
Original Assignee
Stanley Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の蛍光層を設け発光色を変換する発光ダ
イオードにおいては、各々の発光ダイオードに蛍光層を
設けるものであったので、そのための工数が追加して必
要となり、コストアップする問題点を生じていた。 【解決手段】 本発明により、チップ2を一方の面に正
負電極を設けた一面端子型として形成し、蛍光層3はチ
ップ2がウエハー2Aの状態において光の射出面2dに
蛍光層3を膜面状として密着形成しておき、しかる後に
個別のチップ2に切断を行う発光ダイオード1の製造方
法としたことで、ウエハー2Aの状態で蛍光層3を形成
するものとしたことで、この蛍光層3を形成するための
工数の増加を実質的に無視できるものとして課題を解決
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は発光ダイオードに関
するものであり、詳細にはチップから発光した光がケー
ス中を透過して外部に放出されるまでの間に蛍光層が設
けられ、この蛍光層により発光色の変換を行う構成とし
た発光ダイオードに係る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の発光ダイオードの構成の
例を示すものが図5〜図7であり、先ず、図5に示す発
光ダイオード90はケース91を形成する樹脂に蛍光物
質92aを添加したものであり、即ち、ケース91全体
が蛍光層92と成っている。従って、チップ10から発
せられた光は前記ケース91を透過する過程で発光色の
変換が行われるものと成る。
【0003】また、図6に示す発光ダイオード80おい
ては、蛍光物質92aを添加した樹脂で予めにキャップ
81を形成しておき、このキャップ81中でチップ10
を透明樹脂で封止しケース82を形成するものである。
従って発光色の変換は前記キャップ81の部分で行われ
るものとなる。
【0004】また、図7に示す発光ダイオード70は、
先にチップ10の周囲を蛍光物質92aを添加した樹脂
で封止して蛍光層71を形成しておき、この周囲を蛍光
層71により覆われたチップ10を、再度に透明樹脂で
封止してケース72を形成するものであり、従ってチッ
プ10からの光は蛍光層71を透過した時点で所望の色
と成っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の発光ダイオードにおいて、先ず、図5に示す発
光ダイオード90では、ケース91全体に蛍光物質92
aが添加されていることで、蛍光物質92aによる発光
もケース91全体に渡り行われるものとなり、結果的に
発光は拡散状態で行われるものとなって、必要とされる
正面方向への光量が激減する問題点を生じるものとな
る。
【0006】また、図6に示す発光ダイオード80で
は、蛍光物質92aによる発光はキャップ81の部分の
みで行われ、キャップ81に達する以前のケース82内
では拡散が生ぜず、確かに正面方向への光量の減少の問
題は多少は改善されるが、充分とはいえず依然として性
能不足の問題点を生じると共に、加えて予めにキャップ
81を生産する工程が必要となり工程数の増加によるコ
ストアップの問題点も生じるものとなる。
【0007】また、図7に示す発光ダイオード70で
は、確かに蛍光物質92aにより発光する面積が小さく
なり、正面方向への光量の問題はほぼ解決されるものと
なるが、通常に蛍光層71を形成する工程も、ケース7
2を形成する工程も注型モールドで行われるものである
ので、それぞれの工程で加熱などの硬化処理が必要とな
り、工程が煩雑化しコストアップする問題点を生じると
共に、工程内での滞留時間も長くなり生産性が低下する
問題点も生じ、これらの点の解決が課題とされるものと
なっている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した従来の
課題を解決するための具体的な手段として、チップから
発光される光がケースから外部に放出されるまでの光路
中に蛍光層が設けられて成る発光ダイオードの製造方法
において、前記チップを一方の面に正負電極を設けた一
面端子型として形成し、前記蛍光層は前記チップがウエ
ハーの状態において光の射出面に蛍光層を膜面状として
密着形成しておき、しかる後に個別のチップに切断を行
うことを特徴とする発光ダイオードの製造方法を提供す
ることで課題を解決するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明を図に示す実施形
態に基づいて詳細に説明する。図1〜図3は本発明に係
る発光ダイオード1の製造方法の要部であるチップ2の
製造方法を工程の順に示すものであり、先ず、図1に示
すようにウエハー2Aの適宜な一方の面には縦横のマト
リクス状とした複数箇所にP層の拡散が行われ発光部2
aが形成され、正電極2bと負電極2cとが共に一方の
面に設けられた一面端子型とされている。
【0010】通常であれば、この状態でウエハー2Aを
切断し各発光部2aを分離してチップ2とするが、本発
明では図2に示すように前記した切断工程の前に蛍光物
質3aを含有する蛍光層3の成膜工程を行うものであ
る。このときに、前記蛍光層3は正電極2bと負電極2
cとが設けられた一方の面とは表裏関係となる他の一方
の面、即ち、光の射出面2dに設けられる。
【0011】尚、このときに前記蛍光層3を設ける手段
としては、バインダーおよび溶剤などにより溶液状とし
た蛍光物質3aのスプレー塗装、スピンコート、或い
は、固体状の蛍光物質3aの真空蒸着など如何なる手段
を採用しても良く、要は、射出面2d上にほヾ均一な厚
さの膜面状として形成され、ウエハー2Aと適宜の接着
力を有して密着していれば良い。
【0012】上記のようにして蛍光層3が形成されたウ
エハー2Aは、図3に示すように切断が行われ、各発光
部2aが分離されて個別のチップ2とされるものであ
る。そして、このチップ2は例えばリードフレーム4に
マウントされ、透明樹脂で封止が行われてケース5が形
成され、図4に示すように目的とする発光ダイオード1
が得られるものとなるのである。
【0013】次いで、上記の構成とした本発明の発光ダ
イオード1の作用および効果について説明する。先ず第
一には、本発明においては蛍光層3はケース5の形成と
は別工程で行われるので、確かに蛍光層3を形成するた
めの工数が追加される。但し、本発明ではウエハー2A
の状態で行われるので、1個のチップ2当たりの作業時
間は非常に僅かなものとなり、実質的にはコストアップ
の要因と成ることを防ぐことができる。
【0014】また第二には、蛍光層3はチップ2の射出
面2dに密着形成されるものとなるので、蛍光発色によ
る発光色の変換などの作用も、蛍光層3の範囲内、即
ち、射出面2dの面積の範囲内であり、且つ、チップ2
に極めて近い位置で行われるものとなる。
【0015】従って、蛍光層3を設けたときの発光面積
および発光位置は、蛍光層3が設けられていないときの
発光面積および発光位置と殆ど変化することがなく、よ
って、通常にはチップ2の位置と発光面積とに基づいて
最適の配光特性が得られるように形状が定められている
従来通りのケース5においても、蛍光層3を設けた状態
で最適の配光特性が得られるものとなり、蛍光層3の有
無に係わらず同一形状のものとでき規格統一などが計れ
るものとなる。
【0016】
【発明の効果】以上に説明したように本発明により、チ
ップを一方の面に正負電極を設けた一面端子型として形
成し、前記蛍光層は前記チップがウエハーの状態におい
て光の射出面に蛍光層を膜面状として密着形成してお
き、しかる後に個別のチップに切断を行う発光ダイオー
ドの製造方法としたことで、第一には、ウエハーの状態
で蛍光層を形成するものとしたことで、この蛍光層を形
成するための工数の増加を実質的に無視できるものとし
てコストアップを防止する極めて優れた効果を奏するも
のである。
【0017】また、第二には、上記のように蛍光層をチ
ップ2射出面に密着形成するものとしたことで、この蛍
光層を設けたことによる発光面積の増加、発光位置のズ
レなどを生じないものとして、従来通りのケースにおい
ても蛍光層が設けられない状態と全く同様な最適な配光
特性が得られるものとして、この種の色変換を行う発光
ダイオードの性能の向上に優れた効果を奏するものであ
る。また、ケースが従来のものと同一形状で良いこと
は、互換性なども保証されるものとなり、規格上におい
ても統一化などが計れるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る発光ダイオードの製造方法の実
施形態における拡散工程を示す断面図である。
【図2】 同じ実施形態の蛍光層の成膜工程を示す断面
図である。
【図3】 同じ実施形態のウエハーの切断工程を示す断
面図である。
【図4】 同じく本発明に係る発光ダイオードの実施形
態を示す断面図である。
【図5】 従来例を示す断面図である。
【図6】 別の従来例を示す断面図である。
【図7】 更に別の従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1……発光ダイオード 2……チップ 2a……発光部 2b……正電極 2c……負電極 2d……射出面 2A……ウエハー 3……蛍光層 3a……蛍光物質 4……リードフレーム 5……ケース

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チップから発光される光がケースから外
    部に放出されるまでの光路中に蛍光層が設けられて成る
    発光ダイオードの製造方法において、前記チップを一方
    の面に正負電極を設けた一面端子型として形成し、前記
    蛍光層は前記チップがウエハーの状態において光の射出
    面に蛍光層を膜面状として密着形成しておき、しかる後
    に個別のチップに切断を行うことを特徴とする発光ダイ
    オードの製造方法。
  2. 【請求項2】 チップから発光される光がケースから外
    部に放出されるまでの光路中に蛍光層が設けられて成る
    発光ダイオードにおいて、前記チップは一方の面に正負
    電極を設けた一面端子型として形成され、前記蛍光層が
    光の射出面にウエハー状態で予めに膜面状として密着形
    成されたチップとすることを特徴とする発光ダイオー
    ド。
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