JPH10206500A - 校正試料及び校正試料を用いた探針位置補正装置及び 微細配線検査装置及び探針位置補正方法 - Google Patents

校正試料及び校正試料を用いた探針位置補正装置及び 微細配線検査装置及び探針位置補正方法

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JPH10206500A
JPH10206500A JP9006940A JP694097A JPH10206500A JP H10206500 A JPH10206500 A JP H10206500A JP 9006940 A JP9006940 A JP 9006940A JP 694097 A JP694097 A JP 694097A JP H10206500 A JPH10206500 A JP H10206500A
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JP9006940A
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Hidenori Sekiguchi
英紀 関口
Akira Fujii
彰 藤井
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は微細配線に接触させる探針を交換し
た際の位置ずれを短時間で測定することを課題とする。 【解決手段】 校正試料100は、X方向位置検出用の
位置検出ブロックP0〜P7と、Y方向位置検出用の位
置検出ブロックQ0〜Q7とからなる。各X方向位置検
出ブロックP0〜P7は、表面に夫々異なる凹凸形状の
位置識別パターンが形成されている。また、各Y方向位
置検出ブロックQ0〜Q7も同様に異なる凹凸形状の位
置識別パターンが形成されている。そのため、探針50
をX方向位置検出ブロックP0〜P7の何れかに接触さ
せてX方向の位置を検出した後、探針50をY方向位置
検出ブロックQ0〜Q7の何れかに接触させてY方向の
位置を検出することができる。そして、校正試料100
を使用して光学顕微鏡40の視野中心のずれと、探針5
0のずれの両方を補正することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば半導体チッ
プ等の被測定試料の微細配線を検査する探針の走査位置
を補正するのに好適な校正試料及び校正試料を用いた探
針位置補正装置及び微細配線検査装置及び探針位置補正
方法に関する。
【0002】半導体集積回路を開発・製造する上で半導
体チップを試験して動作不良がある場合には、その原因
を調べることが不可欠である。ところが、近年のLSI
の高集積化により、LSIテスタ等のI/Oピンの信号
を測定する方法だけでは、正確な設計検証や故障解析を
行うことが困難となってきている。
【0003】そのため、半導体チップに形成された微細
配線の電圧を測定する微細配線検査装置を用いて半導体
集積回路の動作試験が行われている。この微細配線検査
装置としては、例えば電子ビームを用いた装置が知られ
ている。しかしながら、半導体集積回路の高集積化及び
高速化に伴って測定スピードと時間分解能が不十分にな
りつつある。
【0004】そこで、原子間力顕微鏡の技術を利用して
導電性微細プローブ(探針)による配線探索とプローブ
位置決めの機能を備えた光ビームによる高空間分解能の
電圧測定による微細配線検査装置が開発されている。そ
して、この導電性微細プローブを用いた微細配線検査装
置では、導電性微細プローブの取付状態によって走査位
置がばらつくため、検査精度を確保するには、導電性微
細プローブの位置を正確に検出して位置補正を行う必要
がある。
【0005】
【従来の技術】従来の微細配線検査装置としては、例え
ば本出願人が先に提案した特開平7−244054号公
報に開示されているように、試料を観察する光学顕微鏡
と走査プローブ顕微鏡とを組み合わせた構成のものが開
発されている。走査プローブ顕微鏡は、物質間に働く相
互作用(例えば原子間力)を微小なカンチレバーと探針
で変位に変換し、それをレーザ光などの変位検出手段で
検出し、試料表面の微細な3次元形状を得るものであ
る。
【0006】そして、光学顕微鏡で観察位置を探した
後、走査プローブ顕微鏡に切り替えて観察を行う。この
切替動作は、光学顕微鏡と走査プローブ顕微鏡とが同一
のステージに取り付けられており、このステージを移動
させて光学顕微鏡で観察した試料(被観察物)に走査プ
ローブ顕微鏡を移動させる。
【0007】また、微細配線の電圧を検出する探針とし
ては、例えば本出願人が先に提案した特開平7−146
316号公報に開示されたものがある。この公報のもの
は、探針を支持する中空ロッドが2枚の板バネに支持さ
れて上下方向に変位可能になっており、その変位量は中
空ロッドに取り付けられた可動側電極と固定側電極との
間のギャップが変化することから容量が変化することを
利用して検出している。
【0008】すなわち、探針を配線上の微小な力で押し
つけると、板バネがたわみ変位が生じるので、その変位
を検出すると探針と配線との押し付け力が検出できる。
図15に示すように、中空ロッド1は中をレーザ光が通
過可能なように中空にしてあり、中空ロッド1の先端に
透明電極2、電気光学結晶3、反射膜4からなる電圧情
報発生素子を配置してある。導電性の探針5により探針
先端が接触する配線の電圧を電圧情報発生素子(特に電
気光学結晶3)に伝える。レーザ光を電気光学結晶3に
通すと、電気光学結晶3の透明電極−反射膜間の電界に
よりレーザ光の偏光が変化し、この偏光量を検出するこ
とで電圧を測定する。
【0009】探針は、先端が非常に鋭利(1μm以下)
なため、探針5の先端を試料表面の微細配線に当接させ
ると、使用回数が増えるにつれて探針5の先端が磨耗す
る。そのため、探針5の先端が磨耗した場合、探針5を
新しいものと交換する必要がある。
【0010】上記公報のものでは、反射膜4の下面に永
久磁石6を取り付け、探針5の上端に磁性材7を固着し
て磁気吸着を利用して針交換を可能している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な従来の装置では、磁気吸着を利用して探針5を交換し
た際に探針5に位置がずれることがある。例えば図16
に示すように、磁石6に吸着された磁性材7が探針5の
根元でd1 ずれた状態で吸着されてしまったり、あるい
は探針5自体が磁性材7の取付面に傾斜して探針5の先
端が軸線からd2ずれて取り付けられている場合には、
探針5の取付位置に誤差が生じる。
【0012】そのため、探針5を交換した後は、探針5
の先端部分の位置を測定して探針交換による誤差を補正
する必要がある。しかしながら、上記微細配線検査装置
では、探針を支持するステージを比較的狭い範囲(10
0μm以下の範囲)で精密に位置決めする微動用駆動部
と、顕微鏡及び探針を支持するステージを比較的広い範
囲(数十mm以上の範囲)で粗く(数μm程度)位置決
めする粗動用駆動部とが設けられている。
【0013】そして、探針5の位置測定には、交換され
た探針5の先端部分を校正試料に接触させる方法が用い
られている。図17(A)に微細配線検査装置で使用さ
れている従来の校正試料を示す。校正試料8の上面に上
からみると正方形に突出するパターン8aが形成されて
いる。そのため、探針5の先端がX方向に水平移動して
校正試料8のパターン8aのエッジに乗り上げると図1
7(B)に示すような信号が出力され、探針5の先端が
Y方向に水平移動してパターン8aのエッジに乗り上げ
ると図17(C)に示すような信号が出力される。この
信号の立ち上がり位置から探針5の先端位置を測定でき
る。
【0014】そして、交換された探針5の位置を測定す
る場合、光学顕微鏡と校正試料8との位置合わせを行っ
た後、探針5と校正試料8との位置合わせを行う。探針
5が交換されると、まず、粗動用駆動部により校正試料
8を光学顕微鏡で観察し、校正試料8のXY方向のエッ
ジ位置を求める。
【0015】次にステージを切り替え動作させて粗動用
駆動部により探針5の先端を光学顕微鏡で観察したおお
よその位置に位置決めし、その後、微動用駆動部により
探針5を走査して校正試料8のパターン8aに対応する
凹凸像を観察し、探針5により校正試料8のパターン8
aのXY方向のエッジ位置を求める。
【0016】そして、光学顕微鏡と探針5による両観察
結果から光学顕微鏡の視野中心と探針5の相対位置を測
定する。ところが、校正試料8と探針5の位置合わせを
行う際、磁気吸着による探針5の根元の位置ずれd1
るいは探針5の製造のばらつき(探針5と磁性材7との
位置ずれ、あるいは探針5の傾き)による位置ずれd2
により、微動用駆動部による動作範囲を越えることがあ
る。その場合、探針5を走査させても光学顕微鏡で観察
した目標(校正試料8のパターン8aのエッジ)を観察
できず、位置合わせができなくなるといった問題があっ
た。
【0017】そのため、探針5のずれが微動用駆動部の
動作範囲内であれば、比較的短時間で探針5の位置を測
定できるが、探針5のずれが微動用駆動部の動作範囲外
であるときは、探針5を粗動用駆動部により校正試料8
のパターン8aの近傍まで移動させなければならないた
め、上記のように粗動用駆動部を駆動した後微動用駆動
部を駆動させる必要があり、かなりの時間を要してい
た。
【0018】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、探針が接触することにより探針の位置を測定する
校正試料及び校正試料を用いた探針位置補正装置及び微
細配線検査装置及び探針位置補正方法を提供することを
目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では下記の種々の手段を講じた事を特徴とす
るものである。上記請求項1の発明は、探針が接触する
表面に一方向に延在する凹凸による異なる位置識別パタ
ーンが個別に形成された複数の位置検出ブロックを有
し、該位置識別パターンの組み合わせから前記探針の走
査位置を検出させることを特徴とするものである。
【0020】また、請求項2の発明は、探針が接触する
表面に一方向に延在する凹凸による異なる位置識別パタ
ーンが個別に形成された複数の位置検出ブロックを有す
る校正試料と、前記探針を前記校正試料の表面に形成さ
れた一の位置検出ブロックに摺接させて前記位置識別パ
ターンを検出し、前記位置識別パターンの組み合わせか
らコード化された走査位置情報を生成する走査位置情報
生成部と、該走査位置情報生成部により生成された前記
走査位置情報から前記探針が接触された座標位置を演算
する探針位置検出部と、該探針位置検出部により検出さ
れた座標位置に基づいて前記探針の走査位置を補正する
補正演算部と、からなることを特徴とするものである。
【0021】また、請求項3の発明は、被測定試料に形
成された微細配線を撮像ユニットにより撮像し、該撮像
ユニットが撮像した画像情報に基づいて前記被測定試料
の微細配線に探針を接触させるように微動用駆動部及び
粗動用駆動部を駆動させて前記被測定試料の微細配線を
検査する微細配線検査装置において、各辺が前記微動用
駆動部の動作範囲より小さい寸法に形成され、前記探針
を接触させる表面に一方向に延在する凹凸による異なる
位置識別パターンが個別に形成された複数の位置検出ブ
ロックを有する校正試料と、前記探針を前記校正試料の
表面に形成された一の位置検出ブロックに摺接させて前
記位置識別パターンを検出し、前記位置識別パターンの
組み合わせからコード化された走査位置情報を生成する
走査位置情報生成部と、該走査位置情報生成部により生
成された前記走査位置情報から前記探針が接触された座
標位置を演算する探針位置検出部と、該探針位置検出部
により検出された座標位置に基づいて前記探針の走査位
置を補正する補正演算部と、を備えてなることを特徴と
するものである。
【0022】また、請求項4の発明は、探針が接触する
校正試料の表面に一方向に延在する凹凸による位置識別
パターンを形成し、前記探針を前記凹凸に摺接させて前
記位置識別パターンを検出し、当該位置識別パターンの
組み合わせから前記校正試料に接触された前記探針の走
査位置を補正することを特徴とする探針位置補正方法で
ある。
【0023】また、請求項5の発明は、校正試料の表面
に形成された位置識別パターンに探針を摺接させて前記
位置識別パターンを検出し、続いて前記位置識別パター
ンの組み合わせからコード化された走査位置情報を生成
し、当該走査位置情報から前記探針が接触された座標位
置を演算した後、演算された座標位置に基づいて前記探
針の走査位置を補正することを特徴とする探針位置補正
方法である。
【0024】上記した各手段は、下記のように作用す
る。上記請求項1の発明によれば、一方向に延在する凹
凸による異なる位置識別パターンが個別に形成された複
数の位置検出ブロックを有する校正試料の表面に探針を
接触させて、位置識別パターンの組み合わせから探針の
走査位置を検出するため、探針の位置を容易に測定する
ことができ、探針の位置検出時間を短縮できる。
【0025】また、請求項2の発明によれば、探針位置
補正装置において、探針が校正試料の表面に形成された
一の位置検出ブロックに摺接して位置識別パターンを検
出すると、位置識別パターンの組み合わせからコード化
された走査位置情報を生成し、この走査位置情報から探
針が接触された座標位置を演算すると共に、検出された
座標位置に基づいて探針の走査位置を補正するため、探
針の位置検出時間を短縮できると共に、探針の走査位置
を正確に補正することができる。
【0026】また、請求項3の発明によれば、微細配線
検査装置において、校正試料の各辺が微動用駆動部の動
作範囲より小さい寸法に形成され、探針が校正試料の表
面に形成された一の位置検出ブロックに摺接させて位置
識別パターンを検出して位置識別パターンの組み合わせ
からコード化された走査位置情報を生成し、この走査位
置情報から探針が接触された座標位置を演算すると共
に、検出された座標位置に基づいて探針の走査位置を補
正するため、探針の位置検出時間を短縮できると共に、
探針の走査位置を正確に補正することができる。
【0027】また、請求項4の発明によれば、探針が接
触する校正試料の表面に一方向に延在する凹凸による位
置識別パターンを形成し、探針を凹凸に摺接させて位置
識別パターンを検出し、当該位置識別パターンの組み合
わせから校正試料に接触された探針の走査位置を補正す
ることを特徴とする探針位置補正方法により探針の位置
検出時間を短縮できると共に、探針の走査位置を正確に
補正することができる。
【0028】また、請求項5の発明によれば、校正試料
の表面に形成された位置識別パターンに探針を摺接させ
て位置識別パターンを検出し、続いて位置識別パターン
の組み合わせからコード化された走査位置情報を生成
し、当該走査位置情報から探針が接触された座標位置を
演算した後、演算された座標位置に基づいて前記探針の
走査位置を補正することを特徴とする探針位置補正方法
により探針の位置検出時間を短縮できると共に、探針の
走査位置を正確に補正することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】つぎに本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。図1は本発明の校正試料を用い
た微細配線検査装置の一実施例の構成を示す構成図であ
る。まず、本発明の微細配線検査装置の構成及び操作に
ついて説明し、その後本発明の校正試料の形状について
説明する。
【0030】微細配線検査装置の防振台に支持されたベ
ース11には、測定試料12(例えばLSI)が載置さ
れる。ベース11の両端には、Y方向に延在するY軸方
向案内レール16,16が取り付けられている。この案
内レール16,16には、Y軸方向テーブル18のブロ
ック18a,18aが移動可能に設けられている。テー
ブル18は、ベース11に設けられたY軸方向駆動モー
タ(図示せず)により、Y軸方向に移動させられる。
【0031】Y軸方向テーブル18には、X軸方向に延
在するX軸方向案内レール20が取り付けられている。
このX軸方向案内レール20には、X軸方向テーブル2
2が移動可能に取り付けられている。X軸方向テーブル
22は、Y軸方向テーブル18に設けられたX軸方向駆
動モータ24によりボールネジ28が駆動されてX軸方
向に移動させられる。
【0032】また、X軸方向テーブル22には、Z軸方
向に延在するZ軸方向案内レール32が取り付けられて
いる。このZ軸方向案内レール32には、焦点調整ステ
ージ34が移動可能に取り付けられている。焦点調整ス
テージ34は、X軸方向テーブル22に設けられたZ軸
方向駆動モータ36によりボールネジ38が駆動されて
Z軸方向に移動させられる。
【0033】上記X軸方向テーブル22、X軸方向案内
レール20、X軸方向駆動モータ24、ボールネジ2
8、Y軸方向テーブル18、Y軸方向駆動モータ(図示
せず)、Y軸方向案内レール16、Z軸方向案内レール
32、Z軸方向駆動モータ36、ボールネジ38により
焦点調整ステージ34を各X,Y,Z方向に粗動させる
粗動用駆動部39が構成されている。
【0034】また、焦点調整ステージ34には、光学顕
微鏡40が設けられており、光学顕微鏡40の上部には
CCDイメージセンサからなる撮像ユニット40aが取
り付けられている。また、焦点調整ステージ34には、
走査プローブ顕微鏡46が設けられている。この走査プ
ローブ顕微鏡46は、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向の
走査を夫々行う移動ステージ48と、移動ステージ48
に設けられ探針50をX軸方向、Y軸方向、Z軸方向に
微小変位させるピエゾ素子からなる各方向のアクチュエ
ータを有するアクチュエータユニット49と、探針50
の軸方向の変位量を検出する変位センサ52とを有す
る。
【0035】探針50は後述するように移動ステージ4
8の下端に取り付けられた探針保持部51に保持されて
いる。上記移動ステージ48とアクチュエータユニット
49とから探針50を微動させる微動用駆動部53が構
成されている。尚、本実施例の微動用駆動部53では、
探針50を60μmのストロークで移動させることがで
きる。
【0036】このように、焦点調整ステージ34には、
光学顕微鏡40及び走査プローブ顕微鏡46が取り付け
られている。そして、ボールネジ28によりX軸方向テ
ーブル22をX軸方向に移動させ、光学顕微鏡40ある
いは走査プローブ顕微鏡46の探針50が測定試料12
に整合させられる。
【0037】ここで、上記構成とされた微細配線検査装
置の操作及び動作について説明する。まず、光学顕微鏡
40を用いて測定試料12を観察する場合には、X軸方
向駆動モータ24によりボールネジ28を駆動させてX
軸方向テーブル22を図1中左方向に向けて移動させ、
適当な位置で停止することにより、図1に示す状態とな
る。
【0038】その後、Z軸方向駆動モータ36がボール
ネジ38を駆動して焦点調整ステージ34をZ軸方向に
移動させることにより、焦点調整ステージ34に設けら
れた光学顕微鏡40の焦点調整がなされる。これによ
り、光学顕微鏡40を測定試料12の観察したい位置に
移動させることができる。
【0039】以上のようにして光学顕微鏡40の視野を
測定試料12の観察したい位置に移動させて光学顕微鏡
40による観察を行った後、走査プローブ顕微鏡46に
よる観察に切り替える。以下、この点を説明する。粗動
用駆動部39のX軸方向駆動モータ24によりボールネ
ジ28を駆動させてX軸方向テーブル22を図1中右方
向に向けて移動させ、適当な位置で停止することによ
り、走査プローブ顕微鏡46の探針50は、図2に示す
ように測定試料12の観察したい位置上に配置される。
【0040】その後、Z軸方向駆動モータ36を駆動さ
せて焦点調整ステージ34を下降させ、走査プローブ顕
微鏡46の探針50を測定試料12の観察位置に下ろし
て観察を開始する。走査プローブ顕微鏡46による測定
試料12の観察は、微動用駆動部53のアクチュエータ
ユニット49により探針50がX軸方向及びY軸方向に
微動して位置調整されながら測定試料12の表面を走査
して行われる。
【0041】後述する校正試料100を使用して測定試
料12に対する探針50の位置ずれを検出して補正する
場合について説明する。微細配線検査装置のベース11
には、校正試料100及び測定試料12が装着される。
【0042】また、ベース11上には、予備の探針50
を収納する交換針ストッカ110が設けられている。探
針50が交換された後、光学顕微鏡40と校正試料10
0との位置合わせを行う。つまり、光学顕微鏡40を
X,Y方向に移動させて光学顕微鏡40の視野の中心を
校正試料100の端点G0(図5参照)周辺に合わせ
る。
【0043】図3は探針50を保持する探針保持部51
の構成を拡大して示す縦断面図である。探針保持部51
は、探針50が測定試料12の微細配線に接触して上方
に変位すると、その変位を検出すると共に微細配線の電
圧を検出するように構成されており、十字梁60,62
を除き、軸線を中心として回転対称形である。十字梁6
0,62は、この軸線を通る対称面を有する。
【0044】十字梁60,62は、上方からみると十字
形状に形成されており、外側端部が円筒状のホルダ70
の内面に固着され、内側端部が探針50を支持する中空
ロッド72の外周面に固着されている。また、十字梁6
0と62との間には、中空ロッド72の外周面に垂直に
固着された可動側の導電板64が設けられている。ま
た、導電板64の上方にはホルダ70の内面に固着され
た上導電板66が対向して設けられ、導電板64の下方
にはホルダ70の内面に固着された下導電板68が対向
して設けられている。従って、導電板64は、固定側の
上導電板66と下導電板68との間に位置し、中空ロッ
ド72と共に軸方向(上下方向)に変位可能に取り付け
られている。
【0045】中空ロッド72が軸方向に移動すると、導
電板64が上導電板66又は下導電板68の一方に近接
すると共に他方から離間するため、導電板64と上導電
板66及び下導電板68との間の静電容量が変化する。
これにより探針50及び中空ロッド72の軸方向変位を
検出できる。
【0046】そして、導電板64,66,68は、夫々
リード線(図示せず)を介して周知のホイーストンブリ
ッジ回路からなる静電容量検出回路に接続されている。
また、中空ロッド72の下端には、透明電極74,電気
光学結晶76,反射膜78からなる電圧情報発生素子8
0が取り付けられている。そして、電圧情報発生素子8
0には、探針50が接触された微細配線の電圧が印加さ
れる。さらに、反射膜78の下面には探針50を磁気吸
着するための永久磁石82が固着されている。
【0047】また、探針50の上端は、円板状の磁性材
84が固着されている。そのため、探針50を取り付け
る際は、探針50と一体な磁性材84を永久磁石82に
吸着させる。中空ロッド72の内部に照射されたレーザ
光は、電圧情報発生素子80の透明電極74,電気光学
結晶76を通過して反射膜78で反射する。そして、レ
ーザ光は電気光学結晶76において、探針50を介して
印加された微細配線の電圧に応じて電気ベクトル振動方
向が互いに直角な直線偏光成分間に位相差が与えられ
る。また、電圧情報発生素子80からの反射光は、偏光
ビームスプリッタ(図示せず)を介して光検出器(図示
せず)で検出され、これに基づいて微細配線の電位が測
定される。
【0048】図4は探針50の位置ずれを検出して探針
位置補正演算を行う探針位置補正装置90のブロック図
である。探針位置補正装置90の制御装置92は、探針
交換時に探針位置検出のため上記粗動用駆動部39の各
方向の駆動モータ及び微動用駆動部53の各アクチュエ
ータを駆動制御する。また、制御装置92は、後述する
校正試料に探針50を走査させて得られる導電板64,
66,68間の静電容量を検出する静電容量検出回路9
4と接続されている。
【0049】静電容量検出回路94は、校正試料の表面
に形成された各位置検出ブロックの位置識別パターンの
凹凸に応じた波形の信号を制御装置92に出力する。制
御装置92は、静電容量検出回路94から出力された信
号をコード化し、このコード化された位置情報に基づい
て探針50の先端位置(座標位置)を検出する。
【0050】そして、制御装置92は、検出された探針
50の先端位置から正規の探針取付位置に対する位置ず
れデータ(ずれ量、ずれ方向等の座標データ)から探針
位置補正データを生成して位置補正データ出力部96か
ら出力させる。また、制御装置92のメモリ(ROM)
には、探針50を校正試料の表面に形成された一の位置
検出ブロックに摺接させて位置識別パターンを検出し、
前記位置識別パターンの組み合わせからコード化された
走査位置情報を生成する走査位置情報生成プログラム
と、走査位置情報から探針50が接触された座標位置を
演算する探針位置検出プログラムと、検出された座標位
置に基づいて探針50の走査位置を補正する補正演算プ
ログラムとが格納されている。
【0051】ここで、本発明になる校正試料の形状につ
いて説明する。図5は本発明の校正試料の形状を示す平
面図、図6は校正試料の位置検出ブロックを拡大して示
す平面図である。本実施例の校正試料100は、X方向
位置検出用の位置検出ブロックP0〜P7と、Y方向位
置検出用の位置検出ブロックQ0〜Q7とからなる。校
正試料100の左側手前の角部が光学顕微鏡40の位置
合わせを行うとき、光学顕微鏡40の視野の中心を合わ
せる端点G0である。
【0052】X方向位置検出ブロックP0〜P7は8個
のブロックがX方向に一列に配列されており、Y方向位
置検出ブロックQ0〜Q7はX方向位置検出ブロックP
0〜P7に隣接して配置され8個のブロックがY方向に
一列に配列されている。各X方向位置検出ブロックP0
〜P7は、表面に夫々異なる凹凸形状の位置識別パター
ンが形成されている。また、各Y方向位置検出ブロック
Q0〜Q7も同様に異なる凹凸形状の位置識別パターン
が形成されている。そのため、探針50をX方向位置検
出ブロックP0〜P7の何れかに接触させてX方向の位
置を検出した後、探針50をY方向位置検出ブロックQ
0〜Q7の何れかに接触させてY方向の位置を検出する
ことができる。
【0053】図6はX方向位置検出ブロックP0〜P2
に形成された位置識別パターンの一例を拡大して示す平
面図、図7は図6中A−A’線に沿う縦断面図である。
各ブロックP0〜P7には、ブロックの境界であること
を示す境界部101と、各ブロックP0〜P7の位置情
報を示すコード部102〜104…とが形成されてい
る。尚、図6では、ブロックP0〜P2の境界部101
とコード部102〜104のみを拡大して示してある
が、他のブロックP3〜P7も同様に境界部101とコ
ード部とが並んで形成されている。
【0054】境界部101は、凹部101aと凸部10
1bとからなり、凹部101aが隣接するブロックに接
するように形成されている。凹部101aは幅L1=4
μmに設定され、凸部101bは幅L2=12μmに設
定されている。また、各ブロックP0〜P7のコード部
102〜111は、3つの凹凸の組み合わせからなる3
ビットの位置情報を示すように形成されている。コード
部102〜111の各ビットは、幅L3=8μmですべ
て凹からなる凹部102a、あるいは、幅L4=4μm
の凸部102bと幅L5=4μmの凸部102cのいず
れかよりなる。従って、各ビットの幅は、8μmで各コ
ード部102〜111の幅は24μmとなる。
【0055】例えば、ブロックP0のコード部102
は、3個の凹部102aが連続して形成されている。ま
た、ブロックP1のコード部103は、凹部102b、
凸部102cと2個の凹部102aとからなる。
【0056】また、ブロックP2のコード部104は、
凹部102a、凹部102b、凸部102c、凹部10
2aとからなり、コード部103とは各凹凸の並ぶ順番
が異なっている。このように、コード部102〜111
の各ビットは、凹凸の組み合わせからなる3ビットの信
号が得られるように形成されており、上記のように凹部
102a、凹部102b、凸部102cの並らぶ順番を
異ならせた配置パターンから探針50のX方向走査位置
が検出される。
【0057】図6において、ハッチングで示す部分は、
凸部101b、102cで、ハッチングの無い部分が凹
部101a、102a、102bである。また、凸部1
01b、102c及び凹部101a、102a、102
bは、X方向と直交するY方向に延在形成されている。
そのため、探針50は校正試料100の表面をX方向に
移動させることによりX方向位置検出ブロックP0〜P
7の何れかを走査することができる。
【0058】このように、各X方向位置検出ブロックP
0〜P7の表面には、夫々異なる凹部及び凸部の組み合
わせからなるパターンで形成されているため、このパタ
ーンを検出することにより探針50の位置を求めること
ができる。本実施例では、微動用駆動部53の可動範囲
が60μmに設定されているのに対し、各ブロックP0
〜P7のX方向の幅が40μmに設定されている。すな
わち、各ブロックP0〜P7の幅は、微動用駆動部53
の可動範囲よりも小さい寸法となっているので、探針5
0がブロックP0〜P7の何れかに接触してX方向に6
0μm移動させると、一のブロックを横切ることができ
る。よって、ブロックP0〜P7のどこでもX方向走査
位置の検出が可能であるので、探針50を接触させる位
置はブロックP0〜P7のどれでも良いことになる。
【0059】本実施例では、ブロックP0〜P7を一列
に並べると正方形となるように各寸法が決められてい
る。各ブロックP0〜P7は、夫々X方向の幅が40μ
mであるので、8個のブロックP0〜P7のX方向の全
幅は320μmとされ、ブロックP0〜P7のY方向の
長さも320μmとなっている。
【0060】図8はX方向位置検出ブロックP0〜P7
に形成された位置識別パターンの一例を示す。探針50
が各ブロックP0〜P7のコード部108を走査して得
られる信号は、ブロックP0の場合「000」、ブロッ
クP1の場合「100」、ブロックP2の場合「01
0」、ブロックP3の場合「110」、ブロックP4の
場合「001」、ブロックP5の場合「101」、ブロ
ックP6の場合「011」、ブロックP7の場合「11
1」といった具合に3ビットの信号となる。
【0061】このように各ブロックP0〜P7から異な
る位置識別コードが得られ、この位置識別コードから探
針50の位置を特定することができる。そのため、探針
50が最初に接触した位置からX方向に60μm移動す
る間にブロックP0〜P7のいずれかのブロックに形成
された凹凸からなるパターンを走査することにより、そ
のときのX方向走査位置を正確に検出することができ
る。よって、探針50がブロックP0〜P7のどこに接
触してもその位置を検出できるので、従来のように校正
試料100と探針50の位置合わせを行う際に粗動用駆
動部39を駆動させて探針50を粗動させた後に微動用
駆動部53を駆動させて探針50を微動させるといった
面倒な動作を行う必要がなく、探針50の位置検出時間
を短縮できる。
【0062】尚、Y方向位置検出ブロックQ0〜Q7は
上記X方向位置検出ブロックP0〜P7と同様な構成で
あり、X方向位置検出ブロックP0〜P7を90°回動
させた向きに配列させたものである。従って、Y方向位
置検出ブロックQ0〜Q7においても上記X方向位置検
出ブロックP0〜P7と同様に凹凸からなるパターン
が、Y方向と直交するX方向に延在形成されている。そ
のため、探針50はY方向位置検出ブロックQ0〜Q7
のいずれかに接触させた後、その表面をY方向に走査さ
せることによりY方向走査位置を検出することができ
る。
【0063】このように微動用駆動部53のみにより探
針50を微動させて校正試料100の表面をX方向に移
動させるだけで探針50の先端のX方向位置を求めるこ
とができる。同様に、探針50をY方向に移動させるだ
けで探針50の先端のY方向位置を求めることができ
る。
【0064】図9は制御装置92が実行する位置合わせ
処理を説明するためのフローチャートである。制御装置
92は、ステップS1(以下「ステップ」を省略する)
において、粗動用駆動部39により光学顕微鏡40を
X,Y方向に移動させて光学顕微鏡40の視野の中心を
校正試料100の端点G0(図5参照)周辺に合わせ
る。このときの光学顕微鏡40の視野中心をG1とす
る。
【0065】次のS2では、粗動用駆動部39のZ軸方
向駆動モータ36を駆動させて光学顕微鏡40をZ方向
に移動させて光学顕微鏡40のフォーカス制御を行ない
光学顕微鏡40の焦点を校正試料100に合わせる。続
いてS3で、光学顕微鏡40の視野中心が校正試料10
0の端点G0と一致するときの粗動ステージ座標系にお
ける粗動位置Xm,Ym,Zmを求める。これは、図5
に示すように光学顕微鏡40が粗動ステージ座標系X
0,Y0,Z0にあるときの光学顕微鏡40の視野中心
G1から端点G0までの距離X1とY1を求め、粗動ス
テージ座標系X0,Y0,Z0に加算してXm=X0+
X1,Ym=Y0+Y1として演算すれば良い。
【0066】そして、S4において、粗動用駆動部39
を駆動させて粗動させ探針50を校正試料100の上方
に移動させる。次のS5では、探針50を校正試料10
0のX方向位置検出ブロックP0〜P7のいずれかに接
触させ、そのときのX,Z方向の粗動変位を検出し、位
置データX2,Zpを保存する。尚、このときの探針5
0の校正試料100への接触位置をG2とする。
【0067】続いてS6では、微動用駆動部53により
探針50をX方向に52μmの距離だけ走査して、走査
したブロック表面に形成されて凹凸形状に対応する信
号、凹凸像LX (図7及び図8参照)を得る。尚、S6
において、探針50のX方向への走査距離を52μmと
したのは、各ブロックのX方向の幅が40μmで境界部
106の凸部101bの幅が12μmであるので、探針
50を52μm移動させることによりいずれかのブロッ
クに形成された境界部101の凸部101bを完全に走
査することができるからである。
【0068】すなわち、ブロックP3,P4に形成され
た境界部101及びコード部の凹凸形状が図10(a)
に示されるような形状であるとした場合、探針50がブ
ロックP3の境界部101に接触してX方向に走査され
ると、凹凸像LX1は図10(b)に示すような信号波形
となる。また、探針50がブロックP3のコード部10
5に接触してX方向に走査された場合の凹凸像LX2は、
図10(c)に示すよう信号波形となる。いずれの場合
も走査波形中に12μmの境界部の凸部が含まれる。
【0069】次のS7では、上記S6で得られた凹凸像
x から境界部101の凸部101b(幅12μmの凸
部)を探索する。そして、S8において、凹凸像Lx
ら境界部101の凸部101bの前後に位置するコード
部の検出信号を抜き出し、このコード部のコード情報
(走査位置情報)を解読して探針50が接触したブロッ
クPi(iはブロック番号)を判定する。
【0070】従って、上記S6で探針50がX方向に5
2μm走査されて、例えば探針50がブロックP3とP
4を横切って凹凸像LX1が取得されたとすると、S7で
ブロックP4の境界部101(SB)を見つけ、S8で
コード「110」からブロックP3であることが分かる
ので、先にみつけた境界部101(SB)はブロックP
3の右のブロックP4のものであることが分かる。
【0071】一方、少しずれて凹凸像LX2を取得したと
すると、ブロックP3の後ろ2ビットのコード「10」
と、ブロックP4のコードの前2ビットのコード「0
0」とが分かる。そして、後ろ2ビットが「10」で前
2ビットが「00」の隣あったブロックはP3とP4し
かないないので、この場合の境界部101(SB)はブ
ロックP4であることが分かる。
【0072】続いて、S9に進み、凹凸像Lx の中の開
始点G2から境界部101の検出信号SBまでのX方向
の距離X3 を演算する。次のS10では、探針50が校
正試料100の端点G0と一致するときの粗動ステージ
座標系における粗動X位置Xpを求める。これは、図5
に示すように、端点G0からブロックiの境界部までの
X方向距離がi×40μmであり、境界からG2までの
X方向距離がX3であることから端点G0からG2まで
のX方向距離X4は、i×40−X3となり、探針50
がG2にあるときの粗動ステージ座標系X2から上記距
離X4を減算してXp=X2+X3−i×40として求
まる。
【0073】次のS11以降ではY方向の位置補正デー
タの処理を実行する。すなわち、S11では、探針50
を校正試料100のY方向位置検出ブロックQ0〜Q7
のいずれかに接触させ、そのときのY方向の粗動変位を
検出し、位置データY2を保存する。尚、このときの探
針50の校正試料100への接触位置をG3とする。
【0074】続いてS12では、微動用駆動部53によ
り探針50をY方向に52μmの距離だけ走査して、走
査したブロック表面に形成されて凹凸形状に対応する信
号、凹凸像Ly (図7及び図8参照)を得る。次のS1
3では、上記S12で得られた凹凸像Ly から境界部1
06の凸部102a(幅12μmの凸部)を探索する。
そして、S14において、凹凸像Lyから境界部106
の凸部102aの前後に位置するコード部108の検出
信号を抜き出し、このコード部108のコード情報(走
査位置情報)を解読して探針50が接触したブロックQ
j(jはブロック番号)を判定する。
【0075】続いて、S15に進み、凹凸像Ly の中の
開始点G3から境界部106の検出信号SBまでのY方
向の距離Y3 を演算する。次のS16では、探針50が
校正試料100の端点G0と一致するときの粗動ステー
ジ座標系における粗動Y位置Ypを求める。これは、図
5に示すように、端点G0からブロックjの境界部まで
のY方向距離がj×40μmであり、境界からG2まで
のY方向距離がY3であることから端点G0からG3ま
でのY方向距離がY3であることから、G0からG3ま
でのY方向距離はj×40−Y3となり、探針50がG
3にあるときの粗動ステージ座標系Y2から上記距離Y
3を減算してYp=Y2+Y3−J×40として求ま
る。
【0076】そして、光学顕微鏡40と探針50の軸心
との相対精密位置Xf =Xm−Xp,Yf =Ym−Y
p,Zf =Zm−Zpを演算する。従って、光学顕微鏡
40で検査する微細配線の位置を設定した後、光学顕微
鏡40に対する探針50のずれ量(相対精密位置Xf
f ,Zf )を補正して探針50を微動させることによ
り探針50を所望の微細配線に正確に接触させることが
できる。
【0077】図11は校正試料の変形例1を示す。校正
試料112は、上記実施例の校正試料100とX方向位
置検出ブロックP0〜P7の構成は全く同じであり、Y
方向位置検出ブロックQ0〜Q7がX方向位置検出ブロ
ックと同じ幅(40μm)で形成されている。すなわ
ち、X方向の位置検出が行えれば、Y方向の位置検出に
は一ブロック分の幅があれば十分である。
【0078】そのため、校正試料112では、全体の幅
が校正試料100よりも小さくなっており、小型化が図
れる。図12は校正試料の変形例2を示す。校正試料1
14は、上記実施例の校正試料100と同じX方向位置
検出ブロックP0〜P7の各間に幅8μmのY方向位置
検出ブロックQ0〜Q7が形成されている。すなわち、
ブロックP0〜P7のいずれかに探針50が接触されて
X方向の位置検出を行った後、隣接されたY方向位置検
出ブロックQ0〜Q7に探針50を微動させてY方向の
位置検出を行うことができる。
【0079】そのため、校正試料114では、全体の幅
を校正試料100よりも小さくして小型化ができると共
に、探針50を粗動させずにY方向の位置検出が可能と
なり、位置検出時間をより短縮できる。図13は校正試
料の変形例3のブロックパターンを示す図、図14はブ
ロックを拡大して示す図である。
【0080】校正試料120は、位置検出ブロックP0
0〜P77がマトリクス状に並んでいる。このブロック
P00〜P77には、X方向に延在する凹凸部が無く、
Y方向に延在する凹凸部により位置情報がコード化され
ている。全部で64個のブロックP00〜P77を区別
するため、幅10μmの境界部121と、幅30μmか
らなるコード部122〜125等からなり、コード部1
22〜125等は、夫々幅5μmのビット部6個からな
る。各ビットは、全て凹部122aあるいは2.5μm
の凹部122bと2.5μmの凸部122cの組み合わ
せのいずれかである。
【0081】尚、図14では、ブロックP00〜P77
のうちブロックP00,P01,P10,P11のみを
拡大して示してある。ブロックP00のコード部122
は、6個の凹部122aからなり、ブロックP01のコ
ード部123は、凹部122b,凸部122cと5個の
凹部122aからなる。
【0082】ブロックP10のコード部124は、同様
に凹部122b,凸部122cと5個の凹部122aか
らなるが、並ぶ順番がブロックP01と異なる。また、
ブロックP11のコード部125は、同様に2個の凹部
122b,凸部122cと4個の凹部122aからな
る。さらに、各ブロックのY方向幅は、40μmで、各
ブロックのY方向の端には、幅2.5μmの凸部126
がX方向に延在形成されている。
【0083】従って、探針50が45μm走査される
と、ブロックP00〜P77の中のどのブロックに接触
したかを判別することができる。そのため、マトリクス
状に並んだブロック位置からX方向位置だけでなく、3
7.5μmの範囲でY方向位置が分かる。さらに、探針
50をY方向に40μm走査することにより、探針50
は凸部126に接触して通過するので、その位置からY
方向の正確な位置を求めることができる。
【0084】尚、上記実施例では、境界部とコード部と
を分離させた構成としたが、これに限らず、凹部の深さ
を変えることによりコード部の中に境界部を形成するこ
とも可能である。また、上記実施例では、コード部を凹
凸により2値化しているが、深さを段階的に変えること
により多値化することも可能である。
【0085】また、上記実施例では、コード部に2個の
凸部が連続形成されないようにしたが、これに限らず、
2個あるいは3個以上の凸部が連続形成されようにする
ことも可能である。
【0086】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、下記の種々
の効果を実現することができる。上記請求項1の発明に
よれば、一方向に延在する凹凸による異なる位置識別パ
ターンが個別に形成された複数の位置検出ブロックを有
する校正試料の表面に探針を接触させて、位置識別パタ
ーンの組み合わせから探針の走査位置を検出するため、
探針の位置を容易に測定することができ、探針の位置検
出時間を短縮できる。そのため、探針交換時の探針の位
置ずれが微動範囲内に入っていなくても光学顕微鏡の焦
点中心と探針の先端との相対位置の測定を高速で且つ確
実に行える。
【0087】また、請求項2の発明によれば、探針位置
補正装置において、探針が校正試料の表面に形成された
一の位置検出ブロックに摺接して位置識別パターンを検
出すると、位置識別パターンの組み合わせからコード化
された走査位置情報を生成し、この走査位置情報から探
針が接触された座標位置を演算すると共に、検出された
座標位置に基づいて探針の走査位置を補正するため、探
針の位置検出時間を短縮できると共に、探針の走査位置
を正確に補正することができる。そのため、探針交換時
の探針の位置ずれが微動範囲内に入っていなくても光学
顕微鏡の焦点中心と探針の先端との相対位置の測定を高
速で且つ確実に行える。
【0088】また、請求項3の発明によれば、微細配線
検査装置において、校正試料の各辺が微動用駆動部の動
作範囲より小さい寸法に形成され、探針が校正試料の表
面に形成された一の位置検出ブロックに摺接させて位置
識別パターンを検出して位置識別パターンの組み合わせ
からコード化された走査位置情報を生成し、この走査位
置情報から探針が接触された座標位置を演算すると共
に、検出された座標位置に基づいて探針の走査位置を補
正するため、探針の位置検出時間を短縮できると共に、
探針の走査位置を正確に補正することができる。そのた
め、探針交換時の探針の位置ずれが微動範囲内に入って
いなくても光学顕微鏡の焦点中心と探針の先端との相対
位置の測定を高速で且つ確実に行える。
【0089】また、請求項4の発明によれば、探針が接
触する校正試料の表面に一方向に延在する凹凸による位
置識別パターンを形成し、探針を凹凸に摺接させて位置
識別パターンを検出し、当該位置識別パターンの組み合
わせから校正試料に接触された探針の走査位置を補正す
ることを特徴とする探針位置補正方法により探針の位置
検出時間を短縮できると共に、探針の走査位置を正確に
補正することができる。そのため、探針交換時の探針の
位置ずれが微動範囲内に入っていなくても光学顕微鏡の
焦点中心と探針の先端との相対位置の測定を高速で且つ
確実に行える。
【0090】また、請求項5の発明によれば、校正試料
の表面に形成された位置識別パターンに探針を摺接させ
て位置識別パターンを検出し、続いて位置識別パターン
の組み合わせからコード化された走査位置情報を生成
し、当該走査位置情報から探針が接触された座標位置を
演算した後、演算された座標位置に基づいて前記探針の
走査位置を補正することを特徴とする探針位置補正方法
により探針の位置検出時間を短縮できると共に、探針の
走査位置を正確に補正することができる。そのため、探
針交換時の探針の位置ずれが微動範囲内に入っていなく
ても光学顕微鏡の焦点中心と探針の先端との相対位置の
測定を高速で且つ確実に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の校正試料を用いた微細配線検査装置の
一実施例の構成を示す構成図である。
【図2】探針を測定試料に移動させた状態を示す構成図
である。
【図3】探針保持部の構成を拡大して示す縦断面図であ
る。
【図4】探針位置補正装置のブロック図である。
【図5】本発明の校正試料の形状を示す平面図である。
【図6】校正試料の位置検出ブロックを拡大して示す平
面図である。
【図7】図6中A−A’線に沿う縦断面図である。
【図8】X方向位置検出ブロックP0〜P7に形成され
た位置識別パターンの一例を示す図である。
【図9】制御装置が実行する位置合わせ処理を説明する
ためのフローチャートである。
【図10】探針を走査させて校正試料のブロックを検出
する手順を説明するための図である。
【図11】校正試料の変形例1を示す平面図である。
【図12】校正試料の変形例2を示す平面図である。
【図13】校正試料の変形例3を示す平面図である。
【図14】校正試料の変形例3の凹凸パタ−ンを拡大し
て示す図である。
【図15】探針が磁気吸着される構成を拡大して示す図
である。
【図16】探針が磁気吸着される際に位置ずれが生じる
ことを説明するための拡大図である。
【図17】従来の校正試料を説明するための図である。
【符号の説明】
10 防振台 11 ベース 12 測定試料 16 Y軸方向案内レール 18 Y軸方向テーブル 22 X軸方向テーブル 24 X軸方向駆動モータ 30 切替ステージ 32 Z軸方向案内レール 34 焦点調整ステージ 36 Z軸方向駆動モータ 39 粗動用駆動部 40 光学顕微鏡 42 退避ステージ 44 Z軸方向駆動モータ 46 走査プローブ顕微鏡 48,49 移動ステージ 50 探針 51 探針保持部 52 アクチュエータ 53 微動用駆動部 60,62 十字梁 64,66,68 導電板 70 ホルダ 72 中空ロッド 80 電圧情報発生素子 82 永久磁石 84 磁性材 90 探針位置補正装置 92 制御装置 94 静電容量検出回路 100,112,114,120 校正試料 101,121 境界部 101a,102b,121a,122a,122b
凹部 101b,102c,121b,122c,126 凸
部 102〜104,122〜125 コード部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 21/66 H01L 21/66 S

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 探針が接触する表面に一方向に延在する
    凹凸による異なる位置識別パターンが個別に形成された
    複数の位置検出ブロックを有し、該位置識別パターンの
    組み合わせから前記探針の走査位置を検出させることを
    特徴とする校正試料。
  2. 【請求項2】 探針が接触する表面に一方向に延在する
    凹凸による異なる位置識別パターンが個別に形成された
    複数の位置検出ブロックを有する校正試料と、 前記探針を前記校正試料の表面に形成された一の位置検
    出ブロックに摺接させて前記位置識別パターンを検出
    し、前記位置識別パターンの組み合わせからコード化さ
    れた走査位置情報を生成する走査位置情報生成部と、 該走査位置情報生成部により生成された前記走査位置情
    報から前記探針が接触された座標位置を演算する探針位
    置検出部と、 該探針位置検出部により検出された座標位置に基づいて
    前記探針の走査位置を補正する補正演算部と、 からなることを特徴とする探針位置補正装置。
  3. 【請求項3】 被測定試料に形成された微細配線を撮像
    ユニットにより撮像し、該撮像ユニットが撮像した画像
    情報に基づいて前記被測定試料の微細配線に探針を接触
    させるように微動用駆動部及び粗動用駆動部を駆動させ
    て前記被測定試料の微細配線を検査する微細配線検査装
    置において、 各辺が前記微動用駆動部の動作範囲より小さい寸法に形
    成され、前記探針を接触させる表面に一方向に延在する
    凹凸による異なる位置識別パターンが個別に形成された
    複数の位置検出ブロックを有する校正試料と、 前記探針を前記校正試料の表面に形成された一の位置検
    出ブロックに摺接させて前記位置識別パターンを検出
    し、前記位置識別パターンの組み合わせからコード化さ
    れた走査位置情報を生成する走査位置情報生成部と、 該走査位置情報生成部により生成された前記走査位置情
    報から前記探針が接触された座標位置を演算する探針位
    置検出部と、 該探針位置検出部により検出された座標位置に基づいて
    前記探針の走査位置を補正する補正演算部と、 を備えてなることを特徴とする微細配線検査装置。
  4. 【請求項4】 探針が接触する校正試料の表面に一方向
    に延在する凹凸による位置識別パターンを形成し、前記
    探針を前記凹凸に摺接させて前記位置識別パターンを検
    出し、当該位置識別パターンの組み合わせから前記校正
    試料に接触された前記探針の走査位置を補正することを
    特徴とする探針位置補正方法。
  5. 【請求項5】 校正試料の表面に形成された位置識別パ
    ターンに探針を摺接させて前記位置識別パターンを検出
    し、続いて前記位置識別パターンの組み合わせからコー
    ド化された走査位置情報を生成し、当該走査位置情報か
    ら前記探針が接触された座標位置を演算した後、演算さ
    れた座標位置に基づいて前記探針の走査位置を補正する
    ことを特徴とする探針位置補正方法。
JP9006940A 1997-01-17 1997-01-17 校正試料及び校正試料を用いた探針位置補正装置及び 微細配線検査装置及び探針位置補正方法 Withdrawn JPH10206500A (ja)

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