JPH10205618A - 歯車式変速機構造及びその組立方法 - Google Patents

歯車式変速機構造及びその組立方法

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JPH10205618A
JPH10205618A JP9024292A JP2429297A JPH10205618A JP H10205618 A JPH10205618 A JP H10205618A JP 9024292 A JP9024292 A JP 9024292A JP 2429297 A JP2429297 A JP 2429297A JP H10205618 A JPH10205618 A JP H10205618A
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shaft
gear
shift fork
transmission
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 歯車式変速機の反転型シフトフォークの組付
作業が簡略化するとともに支持剛性を高める。 【解決手段】 リバースアイドルシャフト8に設けたピ
ン21を第1の反転支点とし、変速機ケース1に設けた
ピン22を第2の反転支点とするよう、シフトフォーク
9の一方のアーム部9aをリバースアイドルシャフト8
側のピン21で支持するとともに、他方のアーム部9b
を変速機ケース1側のピン22で支持し、シャフトアッ
センブリのリバースアイドルシャフト8にシフトフォー
ク9を組み付けた状態でシフトフォーク9が第1の反転
支点と入力点と作用点の3点で位置決めされ、その後、
変速機ケース1を組み付けて、第2の反転支点となるピ
ン22を容易に組み付けられるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手動操作の歯車式
変速機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばエンジン縦置き型の車両に
おける手動操作の歯車式変速機として、インプットシャ
フトおよびアウトプットシャフトと、これら両シャフト
と平行に配置されたカウンタシャフトと、各変速段位に
それぞれ対応してインプットシャフトおよびアウトプッ
トシャフトとカウンタシャフトとに対をなして設けられ
互いに噛合する複数の変速歯車対と、インプットシャフ
トおよびアウトプットシャフトと平行に配置され後退用
歯車対の被駆動歯車と駆動歯車との間に設けられたリバ
ースアイドル歯車を支持するリバースアイドルシャフト
と、選択された変速段位に対応した所定の変速歯車対で
インプットシャフトからカウンタシャフトを介して又は
直接にアウトプットシャフトへ動力が伝達されるよう動
力伝達経路を切り換える動力伝達切換機構とを備えた構
造のものが知られている。
【0003】かかる歯車式変速機において、上記動力伝
達切換機構は、シャフトに対して相対回転自在な前後の
遊転歯車のいずれか一方を選択的に当シャフトに対して
一体回転するように連結させ得る複数のシンクロメッシ
ュ装置を備えている。また、それらシンクロメッシュ装
置は、各々、インプットシャフトおよびアウトプットシ
ャフトとカウンタシャフトとに平行に配置されシフトレ
バーの切換操作に連動して前後に移動自在とされたシフ
トロッドと、該シフトロッドに連動して回動するシフト
フォークと、シャフトに対して嵌合固定されたシンクロ
ナイザハブと、該シンクロナイザハブの外周上に設けら
れたシンクロナイザキーと、前後一対のシンクロナイザ
リングと、各シンクロナイザリングと対向配置されたギ
ヤ側リング部材と、シンクロナイザキーの外側に位置し
シフトフォークにより前後に移動自在とされたシンクロ
ナイザスリーブとを備え、シンクロナイザスリーブの移
動に応じて遊転歯車のいずれか一方を連結し一体回転さ
せる構成とされているのが普通である。
【0004】また、かかる歯車式変速機のシフト操作系
は、シフトフォークがシフトロッドに対し固定的に組み
込まれ、シフトロッドの動きがそのまま伝達されるよう
構成されたものもあるが、他に、一対のアーム部が互い
に同軸線上にある中間部位で一対の反転支点にて支持さ
れてシフトロッドの動きを反転伝動する反転型シフトフ
ォークを用い、レバー比によってシフト操作力の低減あ
るいはシフト操作量の低減を図るようにしたものも知ら
れている。そして、かかる反転型シフトフォークは、変
速機ケースの左右から反転用ピンを圧入し、それらピン
により両アーム部の中間部位にて回動自在に支持するの
が普通である。また、特開昭54−138949号公報
には、変速機ケースの前端から後端まで延びる一対の平
行なロッドを配置し、それらロッドに反転型シフトフォ
ークの両反転支点を設けるよにしたものが記載されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】歯車式変速機を組み立
てるときは、一般に、各変速歯車が噛合した状態にシャ
フトを組み合わせてシャフト組立体とし、それにシフト
フォークやシフトロッドを組み付けてサブアッセンブリ
としたものを変速機ケースに挿入するといった方法が採
られる。ところが、反転型シフトフォークを用いた歯車
式変速機をそういった方法で組み立てる場合に、特に、
シフトフォークの反転支点を変速機ケースの左右に設け
た反転用ピンとするものでは、変速歯車を備えた各シャ
フトとシフトフォークおよびシフトロッド等からなるギ
ヤトレインのサブアッセンブリを変速機ケースに挿入し
た後で、変速機ケースの反転用ピンをシフトフォークに
差し込むことになるが、反転用ピンが差し込まれるまで
はシフトフォークの位置が固定されないため、反転用ピ
ンとシフトフォークの穴との位置がずれることがあっ
て、組立が面倒であり、特に、自動組立はきわめて困難
であった。
【0006】また、特開昭54−138949号公報記
載のように、変速機ケースの前端から後端まで延びる一
対の平行なロッドを配置し、それらロッドに反転型シフ
トフォークの両反転支点を設けるようにした場合は、ギ
ヤトレインのサブアッセンブリ化の段階でそれら反転支
持のロッドを組み付け、それらロッドに設けた反転用ピ
ンをシフトフォークに予め差し込むことよってシフトフ
ォークの支持構造を完成させておくことができるので、
シフトフォークの組付作業が簡単になり、自動組立も可
能となると考えられる。しかしながら、このように変速
機ケースにシフトフォーク反転支持用の一対の平行なロ
ッドを設けるものでは、そのようなロッドは、限られた
スペースに配置し前端および後端でのみ支持することに
なるものであって、橈みやすく、正確なシフト操作に必
要な支持剛性を確保するのが難しい。
【0007】したがって、歯車式変速機の反転型シフト
フォークの組付作業を簡略化でき、かつ、該シフトフォ
ークの支持剛性を高められるようにすることが課題であ
る。本発明はこのような課題を解決することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題は、反転型シフ
トフォークの一対のアーム部の互いに同軸線上にある中
間部位を支持する第1および第2の反転支点のうち、第
1の反転支点を、該歯車式変速機の駆動シャフトと平行
に配置された固定シャフトに設け、第2の反転支点を該
歯車式変速機のケーシング部材に設けることにより解決
することができる。上記固定シャフトは、歯車式変速機
に固有の既存シャフトであってもよく、反転支持用に別
途設けたシャフトであってもよい。
【0009】このように反転型シフトフォークの第1の
反転支点を遊転歯車支持用の固定シャフトに設け、第2
の反転支点を歯車式変速機のケーシング部材に設けるも
のとした場合、各変速歯車が噛合した状態に駆動シャフ
トおよび固定シャフト等を組み合わせたシャフト組立体
を形成し、そのシャフト組立体に対し、固定シャフトに
設けた支持部を第1の反転支点として該支持部に反転シ
フトフォークを組み付けることができる。そして、こう
して第1の反転支点にて固定シャフトに支持された反転
型シフトフォークは、第1の反転支点と入力点(シフト
ロッド側)と作用点(シンクロナイザスリーブ側)の3
点で位置決めされた状態となる。そのため、このように
して一方の反転支点(第1の反転支点)にて反転型シフ
トフォークを支持せしめてサブアッセンブリとし、その
サブアッセンブリに対し歯車式変速機のケーシング部材
を組み付けたときに、そのケーシング部材に設けたもう
一方の反転支点(第2の反転支点)の位置は、シフトフ
ォークの支持位置から殆どずれることがない。したがっ
て、シフトフォークの組付が容易となり、歯車式変速機
の自動組立にも対応できる。また、この場合、反転型シ
フトフォークの一方の反転支点は固定シャフトに設けら
れるが、他方の反転支点はケーシング部材に設けられる
のでシフトフォークの支持剛性は確保できる。また、一
方の反転支点を設ける固定シャフトにしても、歯車式変
速機の既存シャフトを兼用する場合は支持剛性が高く、
また、反転支持用に別途設けたシャフトの場合でも、一
対の平行なロッドに両方の反転支点を設けるような従来
の構造に比べてレイアウトの自由度が大きいので、支持
剛性を高めることが可能である。したがって、歯車式変
速機の反転型シフトフォークの組付作業を簡略化できる
とともに、シフトフォークの支持剛性を高めるようにで
きる。
【0010】反転型シフトフォークの第1の反転支点を
設ける固定シャフトは、後退用歯車対の被駆動歯車と駆
動歯車との間に設けられたリバースアイドル歯車を支持
するリバースアイドルシャフトを兼用したものであって
よく、その場合は、部品点数の増大を抑えることがで
き、一層組み立てが容易で、支持剛性も高いものとな
る。
【0011】また、複数の反転型シフトフォークに対
し、第1の反転支点は同一の固定シャフトに設けるのが
よく、そうすることにより、複数の反転型シフトフォー
クのレバー比を一定の関係に保ち、シフトフィーリング
を均一なものとすることができる。
【0012】また、上記歯車式変速機構造、特に、一対
のアーム部が互いに同軸線上にある中間部位でそれぞれ
第1および第2の反転支点に支持されてシフトロッドの
動きを反転伝動する反転型シフトフォークの第1の反転
支点を、該歯車式変速機のインプットシャフトおよびア
ウトプットシャフトとカウンタシャフトとに平行に配置
されたリバースアイドルシャフトに設け、第2の反転支
点を該歯車式変速機のケーシング部材に設ける歯車式変
速機構造を組み立てるときには、まず、インプットシャ
フトとカウンタシャフトと前記リバースアイドルシャフ
トとを各変速歯車が噛合した状態に組み合わせてシャフ
ト組立体を形成し、次いで、シャフト組立体におけるリ
バースアイドルシャフトに設けた支持部を第1の反転支
点として該支持部に反転シフトフォークを組み付け、そ
の後、ケーシング部材を取り付けて、該ケーシング部材
に設けた支持部を第2の反転支点として該支持部に反転
シフトフォークを組み付けるのがよく、そうすることに
より、シフトフォークの特に第2の反転支点の組付作業
を容易に行うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0014】図1は本発明の実施の形態の一例を示す歯
車式変速機の前部概略縦断面図である。また、図2は図
1におけるA−A断面に相当する歯車式変速機前部一側
の縦断面図、図3は図2におけるB−B断面で示す歯車
式変速機の横断面図、図4は図2におけるC−C断面で
示す歯車式変速機の横断面図である。
【0015】図1〜図4において、1は変速機ケースで
あり、2は変速機ケース1の前端側に連結されたクラッ
チハウジングである。また、3は変速機ケース1の後端
側に連結されたエクステンションハウジング、4はイン
プットシャフト、5はカウンタシャフト、6はアウトプ
ットシャフト、7A,7Bおよび7Cはシフトロッドで
ある。そして、8はリバースアイドルシャフトであり、
9および10はシフトフォークである。
【0016】この例に示す歯車式変速機は、例えばエン
ジン縦置きの所謂FR型の自動車に搭載されるもので、
例えば前進5段,後退1段の変速段を有し、例えばその
第4速が上記インプットシャフト4とアウトプットシャ
フト6とを直結させる直結段を構成する。インプットシ
ャフト4は、その入力側(前端側:図1における左端
側)がクラッチ(図示せず)を介してエンジン出力軸
(図示せず)に連結され、出力側(後端側:図1におけ
る右端側)が、同一軸線上後方に配置されたアウトプッ
トシャフト6の入力側端部(前端部)と組み合わされ
る。そして、アウトプットシャフト6の出力側(後端
側:図1における右端側)は、後輪側へ駆動力を伝える
プロペラシャフト(図示せず)に連結される。また、上
記変速機ケース1の入力側端部(前端部)に隣接するク
ラッチハウジング2の後端部は、変速機ケース1との連
結面より前方内側が入力側端部の軸支壁11を構成し、
この軸支壁11に、インプットシャフト4の中央部がベ
アリング12を介して回転自在に支持され、カウンタシ
ャフト5の前端部がベアリング13を介して回転自在に
軸支され、3本のシフトロッド7A,7B,7Cの前端
部が前後移動可能に支持され、また、リバースアイドル
シャフト8の前端部が固定支持されている。そして、上
記軸支壁11の各軸支部および支承部の部分を前端側か
ら覆うようフロントカバー14が取り付けられている。
【0017】上記歯車式変速機は、各変速段位にそれぞ
れ対応してインプットシャフト4とカウンタシャフト5
とに対をなして設けられ互いに噛合する6組の変速歯車
対を備え、選択された変速段位に対応した所定の変速歯
車対でインプットシャフト4からカウンタシャフト5を
介して又は直接にアウトプットシャフト6へ動力が伝達
されるよう動力伝達経路を切り換える動力伝達切換機構
として、シャフトに対して相対回転自在な前後の遊転歯
車のいずれか一方を選択的に当該シャフトに対して一体
回転するように連結させ得る複数のシンクロメッシュ装
置を備えるものであり、それらシンクロメッシュ装置
は、シフト操作に連動するシフトロッドと、それらシフ
トロッドに連動して回動するシフトフォークと、シャフ
トに対して嵌合固定されたシンクロナイザハブと、該シ
ンクロナイザハブの外周上に設けられたシンクロナイザ
キーと、前後一対のシンクロナイザリングと、各シンク
ロナイザリングと対向配置されたギヤ側リング部材と、
シンクロナイザキーの外側に位置しシフトフォークによ
り前後に移動自在とされたシンクロナイザスリーブとを
備え、シンクロナイザスリーブの移動に応じて遊転歯車
のいずれか一方を連結し一体回転させる構成の、それ自
体周知のものである。
【0018】上記歯車式変速機は、シンクロメッシュ装
置として、1速と2速とを切り換える1−2速切換用シ
ンクロと、5速と後退段(リバース)とを切り換える5
速−R切換用シンクロと、3速と4速とを切り換える3
−4速切換用シンクロを備えている。そして、そのうち
の5速−R切換用シンクロと1−2速切換用シンクロと
はカウンタシャフト5上に設けられている。また、3−
4速切換用シンクロはインプットシャフト4上に設けら
れている。
【0019】図3の断面位置にあるシフトロッド7Aお
よびシフトフォーク9は5速−R切換用シンクロを構成
する。また、図4の断面位置にあるシフトロッド7Cお
よびシフトフォーク10は1−2速切換用シンクロを構
成する。図3,図4において、15,16はシンクロナ
イザスリーブである。
【0020】上記5速−R切換用シンクロのシフトフォ
ーク9および1−2速切換用シンクロのシフトフォーク
10と、図示しない3−4速切換用シンクロのシフトフ
ォークは、いずれも、所謂、反転型シフトフォークであ
る。
【0021】5速−R切換用シンクロを例にとれば、そ
のシフトフォーク9は、一対のアーム部9a,9bから
なり、略逆U字状で、上端部にはシフトロッド7Aに突
設されたピン17に係合する溝を備えた係合部18が設
けられ、両アーム部9a,9bの先端にはシンクロナイ
ザスリーブ15に係合するパッド19a,19bが取り
付けられている。また、シフトフォーク9の両アーム部
9a,9bには、互いに同軸線上にある中間部位にピン
穴20a,20bが設けられている。それらピン穴20
a,20bには、リバースアイドルシャフト8を貫通し
て取り付けられたピン21と変速機ケース1を貫通して
取り付けられたピン22とが外方から嵌め込まれる。
【0022】図2に示されているように、リバースアイ
ドルシャフト8は、ロッド部材8aと、該ロッド部材8
aの後端部に組み込まれたリバースアイドルギヤ23を
軸方向後方から支持するサポート部8bとからなるもの
で、ロッド部材8aの前端部がクラッチハウジング2の
上記軸支壁11に支承され、ロッド部材8aの後端部が
変速機ケース1の外側からサポート部材8bと共締めで
ボルト24によって固定されている。
【0023】リバースアイドルギヤ23は、前後のスペ
ーサ25,26に挟まれて、ニードルベアリング27を
介し回転自在にリバースアイドルシャフト8のロッド部
材8aに組み込まれ、サポート部材8bによって軸方向
後方から支持されている。
【0024】そして、ロッド部材8aには、リバースア
イドルギヤ23の前方に上記5速−R切換用シンクロの
シフトフォーク9の一方のアーム部9aのピン穴20a
に嵌め込むピン21が組み込まれ、リテーニングリング
28で固定される。また、サポート部材8bの後端部に
は、後述の1−2速切換用シンクロのシフトフォーク1
0の一方のアーム部10aのピン穴に嵌め込むピン29
が組み込まれ、リテーニングリング30で固定される。
【0025】リバースアイドルシャフト8のロッド部材
8aに取り付けられシフトフォーク9の一方のアーム部
9aのピン穴20aに嵌め込まれるピン21は、5速−
R切換用シンクロのシフトフォーク9の第1の反転支点
を構成している。また、変速機ケース1を貫通して取り
付けられシフトフォーク9の他方のアーム部9bのピン
穴20bに嵌め込まれるピン22は、該シフトフォーク
9の第2の反転支点を構成している。そして、シフトフ
ォーク9は、これら一対のピン21,22を反転支点と
して、シフトロッド7Aの動きをシンクロナイザスリー
ブ15に所定のレバー比で反対方向に伝動(反転伝動)
する。
【0026】同様に、1−2速切換用シンクロのシフト
フォーク10は、一対のアーム部10a,10bからな
り、略逆U字状で、上端部にはシフトロッド7Cに突設
されたピン31に係合する溝を備えた係合部32が設け
られ、両アーム部10a,10bの先端にシンクロナイ
ザスリーブ16に係合するパッド33a,33bが取り
付けられ、両アーム部10a,10bの互いに同軸線上
にある中間部位にピン穴34a,34bが設けられてい
る。その一方のピン穴34aには、上記リバースアイド
ルシャフト8のサポート部材8bに取り付けられたピン
29が外方から嵌め込まれ、他方のピン穴34bには、
変速機ケース1を貫通して取り付けられたピン35が外
方から嵌め込まれる。そして、リバースアイドルシャフ
ト8のサポート部材8bに取り付けられ一方のアーム部
10aのピン穴34aに嵌め込まれるピン29により第
1の反転支点が構成され、変速機ケース1を貫通して取
り付けられ他方のアーム部10bのピン穴34bに嵌め
込まれるピン35により第2の反転支点が構成される。
そして、シフトフォーク10は、これら一対のピン2
9,35を反転支点として、シフトロッド7Cの動きを
シンクロナイザスリーブ16に所定のレバー比で反対方
向に伝動(反転伝動)する。
【0027】上記5速−R切換用シンクロのシフトフォ
ーク9と1−2速切換用シンクロのシフトフォーク10
は、次の〜の手順によって組み立てられる。 リバースアイドルシャフト8のロッド部材8aに、ス
ペーサ25,リバースアイドルギヤ23,ニードルベア
リング27およびスペーサ26を組み付け、リバースア
イドルアッセンブリを形成する。 クラッチハウジング2に対し、インプットシャフト4
と、カウンタシャフト5と、上記リバースアイドルアッ
センブリを差し込み、各変速歯車が噛合した状態に組み
合わせ、また、シフトロッド7A,7B,7Cを差し込
んで、シャフト組立体を形成する。 上記シャフト組立体に対し、シフトフォーク9および
シフトフォーク10を配置する。 リバースアイドルシャフト8のロッド部材8aに、サ
ポート部材8bを組み付ける。 リバースアイドルシャフト8のロッド部材8aにピン
21を取り付けて、シフトフォーク9の一方のアーム部
9aのピン穴20aに嵌め込み、また、サポート部材8
bにピン29を取り付けて、シフトフォーク10の一方
のアーム部10aのピン穴34aに嵌め込む。 リテーニングリング28およびリテーニングリング3
0を取り付ける。 変速機ケース1を取り付ける。 ボルト24を取り付けてリバースアイドルシャフト8
を固定する。 変速機ケース1にピン22およびピン35を取り付け
て、一方のピン22をシフトフォーク9の他方のアーム
部9bのピン穴20bに嵌め込み、他方のピン35をシ
フトフォーク10の他方のアーム部10bのピン穴34
bに嵌め込む。
【0028】また、図示しない3−4速切換用シンクロ
のシフトフォークは、両反転支点となるピンを変速機ケ
ース1に取り付けるもので、上記の工程でシャフト組
立体に対してシフトフォークを配置し、の工程で変速
機ケースにピンを取り付けて両アーム部を支持する。
【0029】なお、本発明は、エンジン縦置きのFR車
に搭載されるものに限定されず、歯車式変速機一般に広
く適用できるものである。
【0030】また、シフトフォークの第1の反転支点を
設ける固定シャフトとしては、リバースアイドルシャフ
ト等の既存のシャフトを利用する以外に、反転支持用の
シャフトを別途設けることも可能である。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、固定シャフトにシフト
フォークを組み付けた状態でシフトフォークが第1の反
転支点と入力点と作用点の3点で位置決めされるので、
その状態で変速機のケーシング部材を組み付けて、第2
の反転支点に組み付けることができ、歯車式変速機の反
転型シフトフォークの組付作業を簡略化できる。また、
固定シャフトには一方の反転支点のみを設け、他方の反
転支点はケーシング部材に設けるものであり、また、固
定シャフトとしてリバースアイドルシャフト等の剛性の
ある既存のシャフトを兼用することもできるので、シフ
トフォークの支持剛性の確保が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す歯車式変速機
の前部概略縦断面図である。
【図2】図1におけるA−A断面に相当する歯車式変速
機前部一側の縦断面図である。
【図3】図2におけるB−B断面で示す歯車式変速機の
横断面図である。
【図4】図2におけるC−C断面で示す歯車式変速機の
横断面図である。
【符号の説明】
1 変速機ケース 2 クラッチハウジング 4 インプットシャフト 5 カウンターシャフト 7A,7B,7C シフトロッド 8 リバースアイドルシャフト 9,10 シフトフォーク 15,16 シンクロナイザスリーブ 21,29 ピン(第1の反転支点) 22,35 ピン(第2の反転支点) 23 リバースアイドルギヤ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のアーム部が互いに同軸線上にある
    中間部位でそれぞれ第1および第2の反転支点にて支持
    されてシフトロッドの動きを反転伝動する反転型シフト
    フォークを備えた歯車式変速機において、前記第1の反
    転支点を、該歯車式変速機の駆動シャフトと平行に配置
    された固定シャフトに設け、前記第2の反転支点を該歯
    車式変速機のケーシング部材に設けたことを特徴とする
    歯車式変速機構造。
  2. 【請求項2】 前記固定シャフトが、後退用歯車対の被
    駆動歯車と駆動歯車との間に設けられたリバースアイド
    ルギヤを支持するリバースアイドルシャフトである請求
    項1記載の歯車式変速機構造。
  3. 【請求項3】 複数の反転型シフトフォークを備え、そ
    れら複数の反転型シフトフォークの各第1の反転支点が
    同一の固定シャフトに設けられた請求項1記載の歯車式
    変速機構造。
  4. 【請求項4】 一対のアーム部が互いに同軸線上にある
    中間部位でそれぞれ第1および第2の反転支点に支持さ
    れてシフトロッドの動きを反転伝動する反転型シフトフ
    ォークの前記第1の反転支点を、該歯車式変速機のイン
    プットシャフトおよびアウトプットシャフトとカウンタ
    シャフトとに平行に配置されたリバースアイドルシャフ
    トに設け、前記第2の反転支点を該歯車式変速機のケー
    シング部材に設ける歯車式変速機構造の組立方法であっ
    て、 前記インプットシャフトと前記カウンタシャフトと前記
    リバースアイドルシャフトとを各変速歯車が噛合した状
    態に組み合わせてシャフト組立体を形成し、 次いで、前記シャフト組立体におけるリバースアイドル
    シャフトに設けた支持部を第1の反転支点とし該支持部
    に前記反転シフトフォークを組み付けてサブアッセンブ
    リを形成し、 その後、前記サブアッセンブリに前記ケーシング部材を
    組み付け、 次いで、前記ケーシング部材に設けた支持部を第2の反
    転支点とし該支持部に前記反転シフトフォークを組み付
    けることを特徴とする歯車式変速機構造の組立方法。
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