JPH10205414A - 比例流量制御弁 - Google Patents

比例流量制御弁

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Publication number
JPH10205414A
JPH10205414A JP9012368A JP1236897A JPH10205414A JP H10205414 A JPH10205414 A JP H10205414A JP 9012368 A JP9012368 A JP 9012368A JP 1236897 A JP1236897 A JP 1236897A JP H10205414 A JPH10205414 A JP H10205414A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
iron core
return spring
hole
fixed iron
guide cylinder
Prior art date
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Pending
Application number
JP9012368A
Other languages
English (en)
Inventor
Manabu Hirai
学 平井
Teruhiko Moriguchi
輝彦 森口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP9012368A priority Critical patent/JPH10205414A/ja
Publication of JPH10205414A publication Critical patent/JPH10205414A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の大型化や複雑な構成を必要とすること
なくヒステリシスを低減し、流体の流量制御の精度向上
が可能な比例流量制御弁を得る。 【解決手段】 固定鉄心2を内径に有する電磁コイル6
と、固定鉄心2と電磁コイル6との間に介装され、固定
鉄心2を保持すると共に延長部を有する円筒状のガイド
筒4と、ガイド筒4の延長部に弁体として移動自在に固
定鉄心2と対向して嵌装され、固定鉄心2との間に介在
する復帰バネ9とバルブケース10の調整ネジ11との
間に介在する補助バネ12とにより保持される可動鉄心
3と、ガイド筒4の延長部側面に設けられた流通孔4a
に連通する第一流体通路10aとガイド筒4の延長部の
開口端4bに連通する第二流体通路10bとを備え、固
定鉄心2の復帰バネ9取付部を有底孔2aとして復帰バ
ネ9を嵌装すると共に有底孔2aは底部より端面に向か
って径が徐々に大きくなるテーパ状に形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電気的入力に対
し比例的に流体流量を変化させる比例流量制御弁に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】比例流量制御弁は、例えば燃料噴射式内
燃機関の吸気系においてスロットル弁のバイパス通路に
設けられ、スロットル弁を側路して吸入される空気量を
調整するものが知られている。図4及び図5は、このよ
うな用途に用いられる従来の比例流量制御弁の構成を示
すもので、図において1はソレノイドであり、ソレノイ
ド1は固定鉄心2及び弁体をなす可動鉄心3と、固定鉄
心2を内径に保持し可動鉄心3をその延長部内径に移動
自在に嵌装する円筒状のガイド筒4と、ガイド筒4の外
径に装着されたボビン5に巻装された電磁コイル6と、
電磁コイル6を固定する絶縁部材7とこれらを収納する
ケース8より構成され、可動鉄心3は、固定鉄心2に嵌
着されるバネホルダ9aとの間に設けられた復帰バネ9
とバルブハウジング10の調整ネジ11との間に設けら
れた補助バネ12により保持され、電磁コイル6に通電
のない時は両バネ9及び12のバランス位置に保持され
る。バルブハウジング10とこれに取り付けられたソレ
ノイド1は内燃機関の吸気管13に取り付けられ、スロ
ットル弁14の上流側に設けられた空気導入路13a及
び10aはガイド筒4の延長部側面に複数個設けられた
空気流通孔4aに連通し、スロットル弁14の下流側に
設けられた空気導出路13b及び10bはガイド筒4の
延長部の開口端4bと連通するよう構成されている。ま
た、ガイド筒4はその固定鉄心側にて一端が閉塞され、
可動鉄心を有する延長部が開口端4bとなると共に延長
部はシール材15を介して支持部材16に固定され、シ
ール材15は空気導入路10aと空気導出路10bとの
間をガイド筒4の外周部において遮断するように構成さ
れている。
【0003】このように構成された従来の比例流量制御
弁において、電磁コイル6に通電のない時は上記の通り
復帰バネ9と補助バネ12の力量のバランス点に可動鉄
心3は保持されるが、その位置は調整ネジ11により調
整可能であり、弁体を構成する可動鉄心3がガイド筒4
に設けられた流通孔4aを閉塞する位置に調整され、従
って電磁コイル6の無励磁状態では空気導入路10aと
空気導出路10bは遮断された状態にある。電磁コイル
6に通電が開始されると電流量に比例した吸引力が固定
鉄心2と可動鉄心3の間に発生し、可動鉄心3は電流量
に伴う量復帰バネ9を圧縮しながら移動してガイド筒4
の流通孔4aを開き、空気導入路10aから空気導出路
10bには電流量に見合った量の空気が流れ、スロット
ル弁14をバイパスする。そして電流が遮断されると流
通孔4aは再び閉塞され、バイパス空気は遮断される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のような比例流量
制御弁においては電磁コイル6の電流量に対する流通空
気量に高い精度が要求され、そのために電磁コイル6に
通電する電流は単なるDC電流ではなく、電流をオン−
オフさせてその時間比率を制御するデューティ制御にし
たり、または、DC電流にAC分を重畳させるディザ制
御にして可動鉄心3に振動を与え、摺動部の摩擦抵抗に
よるヒステリシスを排除するよう考慮がなされている。
しかし、装置を小型化するために復帰バネ9の固定鉄心
2に対する取付部は、図5に示すように復帰バネ9の外
周部に対するクリアランスを大きくすることができず、
復帰バネ9の圧縮による外径変化や撓みにより復帰バネ
9の外径と固定鉄心2の内径部との間に擦れやひっかか
りが発生し、これが特性を悪化させるヒステリシスの原
因となって流量制御の精度向上には限界があった。
【0005】この発明は以上のような課題を解決するた
めになされたものであって、装置の大型化や複雑な構成
を必要とすることなくヒステリシスを低減し、流体の流
量制御の精度向上が可能な比例流量制御弁を得ることを
目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる比例流
量制御弁は、電磁コイルの内径部に配置された固定鉄
心、この固定鉄心を保持するとともに端部が開口し、側
面に流通孔を有する円筒状のガイド筒、このガイド筒の
流通孔に連通する第一の流体通路、前記ガイド筒の開口
端に連通する第二の流体通路、前記ガイド筒に設けられ
た延長部に前記固定鉄心に対向して移動自在に嵌装され
ガイド筒の流通孔と共に弁を構成する可動鉄心、一端が
前記可動鉄心に装着され、他端が前記固定鉄心に形成さ
れた有底孔に装着された復帰バネを備え、前記固定鉄心
の有底孔は、底部より開口部に向かって径が徐々に大き
くなるようにテーパ状に形成されているものである。
【0007】また、電磁コイルの内径部に配置された固
定鉄心、この固定鉄心を保持するとともに端部が開口
し、側面に流通孔を有する円筒状のガイド筒、このガイ
ド筒の流通孔に連通する第一の流体通路、前記ガイド筒
の開口端に連通する第二の流体通路、前記ガイド筒に設
けられた延長部に前記固定鉄心に対向して移動自在に嵌
装されガイド筒の流通孔と共に弁を構成する可動鉄心、
一端が前記可動鉄心に装着され、他端が前記固定鉄心に
形成された有底孔に装着された復帰バネ、この復帰バネ
と固定鉄心の有底孔の側面との間に配置された低摩擦抵
抗部材を備えたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1及び図2はこの発明による比例流量
制御弁の実施の形態1の構成を示すもので、図1はその
断面図、図2は固定鉄心の形状を示す断面図である。図
において1は、固定鉄心2及び弁体をなす可動鉄心3
と、固定鉄心2を内径に保持し可動鉄心3をその延長部
内径に移動自在に嵌装する円筒状のガイド筒4と、ガイ
ド筒4の外径に装着されたボビン5に巻装された電磁コ
イル6と、電磁コイル6を固定する絶縁部材7とこれら
を収納するケース8よりなるソレノイドで、ソレノイド
1の可動鉄心3は、固定鉄心2に嵌着されるバネホルダ
9aとの間に設けられた復帰バネ9とバルブハウジング
10の調整ネジ11との間に設けられた補助バネ12に
より保持され、電磁コイル6に通電のない時は両バネ9
及び12のバランス位置に保持されるように構成されて
いる。ソレノイド1とバルブハウジング10とは一体に
組み付けられ、ガイド筒4の延長部はシール材15を介
してバルブハウジング10の支持部材16に気密的に保
持されている。ガイド筒4の延長部にはバルブハウジン
グ10に設けられた流体導入路10aに対応する流通孔
4aが複数個設けられ、また、ガイド筒4の延長部の開
口端4bは流体導出路10bと連通するよう構成されて
いると共に、ガイド筒4の固定鉄心側は閉塞され、電磁
コイル6に通電のない時は可動鉄心2が弁体として流通
孔4aを閉じるように構成されている
【0009】また、図2に示すように、固定鉄心2と可
動鉄心3との間に設けられる復帰バネ9は圧縮時の長さ
を確保するためにバネホルダ9aと共に固定鉄心2の有
底孔2aに嵌装固定され、有底孔2aはその底部におい
てバネホルダ9aを固定する径に形成されると共にその
径は開口端に向かってテーパ状に拡大するように形成さ
れている。更に、流体導入路10a及び流体導出路10
bは上記従来例同様、図1には図示しない内燃機関のス
ロットル弁の上流側と下流側にそれぞれ連通するように
構成されている。
【0010】以上のように構成されたこの発明の実施の
形態1の比例流量制御弁によれば、電磁コイル6の通電
により弁体としての可動鉄心3が移動し、ガイド筒4に
設けられた流通孔4aの開度を変えるとき、復帰バネ9
に外径変化や撓み等の変形が生じても固定鉄心2の有底
孔2aがテーパ状に形成されているため、復帰バネ9の
外径と有底孔2aの内径との間の擦れ等による復帰バネ
9の力量変化の程度は極めて少ないものとなり、電磁コ
イル6の電流量に対する流量制御に誤差やヒステリシス
を生じることが大きく低減され、高精度の比例流量制御
弁が得られるものである。
【0011】実施の形態2.図3はこの発明の実施の形
態2の構成を示すもので、固定鉄心2と復帰バネ9の取
付部を示す断面図である。この実施の形態は、固定鉄心
2の有底孔2aの内径と復帰バネ9の外径との間に、低
摩擦抵抗の樹脂により形成された薄膜樹脂17を介在さ
せたものである。このように構成された実施の形態2の
比例流量制御弁においては、復帰バネ9に外径変化や撓
み等の変形が生じ、復帰バネ9の外径と有底孔2aの内
径との間に擦れなどが発生しても復帰バネ9は大きな摩
擦抵抗を受けることがなく、バネの力量に誤差を生じる
ことがないので、流量制御の誤差やヒステリシスの低減
が可能になるものである。なお、薄膜樹脂17は、円筒
状に成形された樹脂を有底孔2aの内径に嵌装する構
成、または、有底孔2aの内径にコーティングする構
成、もしくは、軟質樹脂を復帰バネ9にコーティングす
る構成、の何れであっても目的を達成することができ
る。
【0012】
【発明の効果】以上に説明したようにこの発明によれ
ば、固定鉄心の復帰バネとの取付部である有底孔の内径
を底面から開口端に向かって拡大するテーパ状に形成
し、あるいは、有底孔内径と復帰バネとの間に低摩擦抵
抗の樹脂を介在させたので、流量制御の誤差の原因とな
る復帰バネと固定鉄心の内径との干渉を低減することが
可能となり、流量制御特性の誤差を少なく、また、ヒス
テリシスを少なくすることができるもので、そのため
に、装置を大型化する必要もなく、構成を複雑化するこ
ともない優れた比例流量制御弁を得ることができるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の比例流量制御弁を
示す断面図である。
【図2】 この発明の実施の形態1の固定鉄心と復帰バ
ネの取付部の構成を示す断面図である。
【図3】 この発明の実施の形態2の固定鉄心と復帰バ
ネの取付部の構成を示す断面図である。
【図4】 従来の比例流量制御弁の構成を示す断面図で
ある。
【図5】 従来の固定鉄心と復帰バネの取付部の構成を
示す断面図である。
【符号の説明】
1 ソレノイド、2 固定鉄心、2a 有底孔、3 可
動鉄心、4 ガイド筒、4a 流通孔、4b 開口端、
6 電磁コイル、9 復帰バネ、10 バルブハウジン
グ、10a 流体導入路、10b 流体導出路、11
調整ネジ、12 補助バネ、17 薄膜樹脂、

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁コイルの内径部に配置された固定鉄
    心、この固定鉄心を保持するとともに端部が開口し、側
    面に流通孔を有する円筒状のガイド筒、このガイド筒の
    流通孔に連通する第一の流体通路、前記ガイド筒の開口
    端に連通する第二の流体通路、前記ガイド筒に設けられ
    た延長部に前記固定鉄心に対向して移動自在に嵌装され
    ガイド筒の流通孔と共に弁を構成する可動鉄心、一端が
    前記可動鉄心に装着され、他端が前記固定鉄心に形成さ
    れた有底孔に装着された復帰バネを備え、前記固定鉄心
    の有底孔は、底部より開口部に向かって径が徐々に大き
    くなるようにテーパ状に形成されていることを特徴とす
    る比例流量制御弁。
  2. 【請求項2】 電磁コイルの内径部に配置された固定鉄
    心、この固定鉄心を保持するとともに端部が開口し、側
    面に流通孔を有する円筒状のガイド筒、このガイド筒の
    流通孔に連通する第一の流体通路、前記ガイド筒の開口
    端に連通する第二の流体通路、前記ガイド筒に設けられ
    た延長部に前記固定鉄心に対向して移動自在に嵌装され
    ガイド筒の流通孔と共に弁を構成する可動鉄心、一端が
    前記可動鉄心に装着され、他端が前記固定鉄心に形成さ
    れた有底孔に装着された復帰バネ、この復帰バネと固定
    鉄心の有底孔の側面との間に配置された低摩擦抵抗部材
    を備えたことを特徴とする比例流量制御弁。
JP9012368A 1997-01-27 1997-01-27 比例流量制御弁 Pending JPH10205414A (ja)

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JP9012368A JPH10205414A (ja) 1997-01-27 1997-01-27 比例流量制御弁

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JP9012368A JPH10205414A (ja) 1997-01-27 1997-01-27 比例流量制御弁

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Publication Number Publication Date
JPH10205414A true JPH10205414A (ja) 1998-08-04

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ID=11803333

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JP9012368A Pending JPH10205414A (ja) 1997-01-27 1997-01-27 比例流量制御弁

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JP (1) JPH10205414A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101134369B1 (ko) 2010-08-16 2012-04-09 케이시시정공 주식회사 밸브 일체형 메카트로닉스 실린더 장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101134369B1 (ko) 2010-08-16 2012-04-09 케이시시정공 주식회사 밸브 일체형 메카트로닉스 실린더 장치

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