JPH1020369A - 多方向撮像カメラ装置 - Google Patents

多方向撮像カメラ装置

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JPH1020369A
JPH1020369A JP8186930A JP18693096A JPH1020369A JP H1020369 A JPH1020369 A JP H1020369A JP 8186930 A JP8186930 A JP 8186930A JP 18693096 A JP18693096 A JP 18693096A JP H1020369 A JPH1020369 A JP H1020369A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ミラーの頂部に強い光が入射した場合でも、
実際の光の入射がない面に幻影が映し出されることを防
止することを目的としている。 【解決手段】 ケース1,2を組み合わせて所定の収納
箱を形成し、一方のケース2には、左右の窓21,22
を有している。このケース内には断面く字形のミラー
3、ミラー3の各反射面31,32で反射した光線を集
光するレンズ4が収納されている。このレンズ4は、撮
像素子7を載置した基板6に対し後述のレンズマウント
5を用いて装着し、その焦点を撮像素子7の表面に設定
している。レンズマウント5のレンズ4の両側からは遮
光部54を一体成形し、この遮光部54は、レンズ4中
心とミラー3頂部とを結ぶ光軸Lcのミラー3での反射
光軸Lr上に表面54aが位置するように形成され、そ
の先端は他方のケース2の左右の窓21,22後縁部近
傍まで延びている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車外の左右
方向等の多方向を撮像する多方向撮像カメラ装置に関
し、特に1つのカメラによって多方向を一度に撮像する
ことができる多方向撮像カメラ装置の改良に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】例えば、交差点に自動車を進入させる場
合、信号機の有無に拘らず他車両の存在を認識して安全
確認を必要とする。ところが、見通しの悪い場所では、
左右の道路状況を確認することが困難であった。そこ
で、実開平1−109447号公報に示された多方向撮
像カメラ装置が提案されている。この公知の装置は、図
7に示す如くケースC、カバーD、ミラーE、レンズ
F、レンズマウントG、基板H及び窓I,Jを備えてお
り、ミラーEの稜線Kを境とした左右方向からの光線L
をミラーEで反射し、その反射光線をレンズFで受光し
て基板H上のCCD素子Mに結像する構成となってお
り、これによりこの多方向撮像カメラ装置は、自動車の
左右の角度θ1,θ2で示す範囲を撮像するようになっ
ている。
【0003】しかしながら、上記構造では、実際の光の
入射が無いのに幻影が発生するという問題がある。この
幻影が発生する状態を図7を用いて説明すると、例え
ば、夜間において、左方向にある他車両のヘッドライト
等の光源Nからの光線Lが左側の窓Iを通ってミラーE
の頂部Kに入射すると、その光線LはミラーEで反射し
その反射光線をレンズFで受光してCCD素子Mに結像
する。その結果図8に示す如く左映像a中に光源Nの像
が映し出される。この時右方向は光源が存在しないもの
とすると、図に示す右映像bには本来何も映し出されな
いはずであるが、左側の窓Iを通って入射した光源Nの
強い光線LがミラーEの頂部Kに入射した場合、右映像
b中にも図に示す如く幻影として映し出される。これ
は、CCD素子の性質により、特定の画素に強い光が照
射するとその画素の電荷が周辺の画素にあふれ、あたか
もその周辺の画素にも光の入射があったかの様な映像が
得られるためと考えられ、上記の場合、光線Lの反射光
が入射したCCD素子Mにおいて、ミラーEの頂部の反
射光位置に対応する左映像a位置の画素の電荷があふ
れ、隣接する右映像b位置の他の画素に影響を与えるこ
とによるものと考えられる。
【0004】また、ミラーEの頂部が加工上の問題で丸
くなってしまった場合、この頂部に光の入射があると、
ここで光の回折が起こるため、画像の中央部に左右の像
が重なり合い、図9に示す如く二重写しとなってしまう
という問題もあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記欠点に鑑
みなされたもので、光のあふれによる幻影を防止するこ
とを第1の目的とし、また二重写しの防止を第2の目的
としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、複数の反射面を有するミラ
ーをケース内においてレンズの前面に配置し、ケースに
形成した窓から入射しミラーで反射した複数の方向から
の光線をレンズで受光して撮像素子に結像させるように
した多方向撮像カメラ装置において、レンズを支持する
レンズマウントを設け、レンズ中心とミラー頂部とを結
ぶ光軸のミラーでの反射光軸より外側の入射光を遮る遮
光部をレンズマウントと一体に形成したことを特徴と
し、これによりミラー頂部での反射光に基づく光のあふ
れが防止でき、入射光の無い面に幻影が映ることを防止
する。
【0007】又、請求項2記載の発明は、レンズマウン
トに形成した遮光部を、レンズ中心とミラー頂部とを結
ぶ光軸のミラーでの反射光軸に平行な面を有しているこ
とを特徴としている。
【0008】更に、請求項3記載の発明は、遮光面を、
ケースの窓近傍まで延長したことを特徴としている。
【0009】請求項4記載の発明は、遮光部を、レンズ
中心とミラー頂部とを結ぶ光軸のミラーでの反射光軸よ
り内側に突出形成し、ミラー頂部に遮光部を写し込むよ
うにしたことにより、ミラー頂部での回折現象を防止し
たことを特徴としている。
【0010】請求項5記載の発明は、レンズマウント
に、ミラーの保持部を形成したことを特徴としている。
【0011】そして請求項6記載の発明は、レンズマウ
ントに、窓からの視線を遮る遮蔽部を形成したことを特
徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明の第1実施形態を図に
基づいて説明する。図1において、1は一方のケース、
2は他方のケース、3はミラー、4はレンズ、5はレン
ズマウント、6は基板、7は撮像素子、8はフィルタ、
9は防振ゴム、10はパッキン、11はスペーサであ
る。
【0013】先ず一方のケース1は、不透光性の部材で
形成したものであり、他方のケース2と組み合わせて所
定の収納箱を形成する。この2つのケース1,2の接合
面にはパッキン10を装着して、水密性を確保してい
る。
【0014】また他方のケース2は、左右の窓21,2
2を除く他の部分が不透光性を有したものである。例え
ば、透明アクリル樹脂で成形した左右の窓21,22を
不透光性の部材にインサート成形して形成するとか、透
明アクリル樹脂で他方のケース2を成形した後、左右の
窓21,22を除く他の部分に黒色塗装を施して形成す
る等の適宜の手段を用いて形成する。
【0015】ミラー3は、断面がく字形をしたもので、
合成樹脂で成形した後2つの反射面31,32にアルミ
蒸着を施して鏡面を形成する。この2つの反射面31,
32間の頂部には上下に延びる稜線33が存在してい
る。また、ミラー3の上下面34,34の後部中央には
後述のレンズマウント5に係合する矩形の突起36,3
6を突設している。
【0016】レンズ4は、上記ミラー3の各反射面3
1,32で反射した光線を集光するものであり、その焦
点を後述する撮像素子7の表面に設定している。このレ
ンズ4は、撮像素子7を載置した基板6に対し後述のレ
ンズマウント5を用いて装着する。
【0017】レンズマウント5は、レンズ4が嵌入され
ると共に内部に可視光線以外の波長の光を遮断するため
のフィルタ8と、スペーサ11を保持するレンズ保持部
51を設けると共に、レンズ4の上下より、ミラー保持
部52,52を延設し、このミラー保持部52,52に
は先端に矩形の切欠53,53を形成している。この矩
形の切欠53,53には、前記ミラー3の矩形の突起3
6,36が係合し、ミラー3を位置決め保持する。ま
た、レンズマウント5のレンズ4の両側からは遮光部5
4を一体成形している。この遮光部54は、レンズ4中
心とミラー3頂部とを結ぶ光軸Lcのミラー3での反射
光軸Lr上に表面54aが位置するように形成され、そ
の先端は他方のケース2の左右の窓21,22後縁部近
傍まで延びている。
【0018】又、基板6は、折り畳み出来るように5つ
の板状部位61〜65を可撓性を有する接続部を介して
接続し、上記レンズ4を支持したレンズマウント5の他
に撮像素子7を装着しており、車室内のAV装置(図示
せず)と電気的に接続可能に構成している。基板6とケ
ース2との間には、箱状の防振ゴム9を装着しており、
基板6を弾性的に支持している。
【0019】また撮像素子7は、素子の表面に結像した
光を電気的な映像信号に変換するための素子であり、こ
の実施形態ではCCD素子を採用している。
【0020】この様に構成した上記第1実施形態の多方
向撮像カメラ装置は、自動車の前方、例えばバンパの近
くに取り付けると共に、レンズ4の受光方向を自動車の
後方に向けて設定し、前記左側の反射面31を自動車の
左方向に、右側の反射面32を右方向にそれぞれ向けて
いる。この様にレンズ4の受光方向を自動車の後方に向
けて設定した場合、撮像素子7の表面に結像する映像及
びAV装置に表示する映像は、左右反転しない映像、即
ち目視したままの映像となり、視認性が優れている。
【0021】次に上記第1実施形態の作動を説明する。
例えば、夜間において、図1に示す如く左方向にある他
車両のヘッドライト等の光源Nから光線Lが左側の窓2
1を通って入射すると、その光線Lはミラー3の左側の
反射面31で反射しその反射光線をレンズ4で受光して
撮像素子に結像する。その結果、図3に示す如く左映像
a中に光源N即ちヘッドライトの半分の像が映し出され
る。この時右方向には光源が存在しないので、右側には
何も映し出されない。
【0022】また、レンズ4は左側の角度θ1及び右側
の角度θ2で示す範囲からの光線をミラー3の各反射面
31,32を介して受光しており、撮像素子7の表面に
は図3に示す如く左側の角度θ1からの左映像aと、右
側の角度θ2からの右映像bとが結像する。更に、レン
ズマウント5に一体成形した遮光部54は、レンズ4中
心とミラー3頂部とを結ぶ光軸Lcのミラー3での反射
光軸Lr上に表面54aが位置するように形成されてい
るので、左右の窓21,22の一方からのみミラー3頂
部へ光の入射がある時でも、遮光部54の背面側からの
光が遮られてミラー3頂部へ至らず、その分入射光量が
減少するので、ミラー3頂部で反射した光による電荷の
あふれに基づく幻影の発生を防止する。
【0023】また、本実施形態における遮光部54は、
レンズ保持部51先端からケース2に形成した窓21,
22に向かって延びる平面として形成し、この表面54
aで光軸Lrとの位置関係を決めているため、レンズマ
ウント5を樹脂成形した際、角部の様にダレが発生し易
く成形精度が悪いために位置決めが難しいということが
なくなり、確実にミラー3頂部への入射光Lの制限を行
うことができる。
【0024】次に、図4、図5に示す本発明の第2実施
形態について説明する。本実施形態では、前記第1実施
形態と遮光部を含むレンズマウント及びミラーの構成が
異なっている。即ち、本実施形態におけるレンズマウン
ト150は、レンズ4が嵌入されると共に内部にフィル
タ8と、スペーサ11とを設けている点は同じである
が、遮光部154をレンズマウント150の基部157
よりレンズ4の軸方向に延長し、その先端面154a
を、レンズ4中心とミラー130頂部とを結ぶ光軸Lc
のミラー130での反射光軸Lrよりミラー130側、
即ち撮像範囲の内側に突出するように、且つ、前記反射
光軸Lrと平行な面として形成している。また、本実施
形態では、レンズ保持部151の上下より、ミラー保持
部152,152を延設し、この保持部152には左右
に先端からの切欠153,153を形成すると共に、中
央部に可撓性を有する舌片155を形成し、この舌片1
55には後述のミラー130の係止爪138が係合する
孔156を穿設してある。尚、157は前記切欠15
3,153と舌片155との間から突出し、ケース2内
面に当接する位置決め用のボスである。また、158は
遮光部154よりミラー130よりの部位において窓2
1,22の上下縁部内側に位置するようにレンズマウン
ト150に一体形成した遮蔽部で、窓21,22外部か
らの視線に対し、ケース1,2内の基板6その他の内蔵
物が見えないようにする目隠し部材である。
【0025】ミラー130は、基本的には前記第1実施
形態と同じであるが、本実施形態ではミラー130の上
下面134,134にはそれぞれ左右にレンズ4光軸と
平行な2つの位置決め突条136,136,136,1
36、及び中央にレンズ4マウントとの係止爪138,
138を形成している。
【0026】100は仕切部材で、ミラー130の2つ
の反射面131,132間を光学的に遮断して光線が回
り込むことを阻止し、幻影が発生しないようにするため
のものであり、ミラー130の稜線133とレンズ4と
の間におけるレンズマウント150に設けている。即
ち、この仕切部材100は、レンズマウント150のレ
ンズ保持部151外周に嵌装される円筒状の基部101
と、レンズ4とミラー130との間に位置し、稜線13
3及びレンズ光軸に沿って延びる仕切板部102とから
なっている。従って、左側の窓21から入射した光線L
1は左側の反射面131でのみ反射し、右側の窓22内
面で反射して右側の反射面132に廻り込む様な光線L
2は仕切板部102で遮られる。同様に右側の窓22か
ら入射した光線は右側の反射面132でのみ反射し、左
側の窓21内面で反射して左側の反射面131に廻り込
むことはない。
【0027】本第2実施形態では、レンズマウント15
0に対しレンズ4を装着し、その後仕切部材100の基
部101をレンズマウント150のレンズ保持部151
外周に嵌装し、最後にミラー3の2つの位置決め突条1
36,136,・・・をミラー保持部152,152,
・・・の切欠153,153,・・・に嵌入して係止爪
138,138を孔156,156に係合させることに
より、これらの各部品をケースへの組み付け前にサブア
ッセンブリして、組み付け作業性を向上させている。
【0028】本第2実施形態では、レンズ4は左側の角
度θ1及び右側の角度θ2で示す範囲からの光線をミラ
ー130の各反射面131,132を介して受光してお
り、撮像素子7の表面には左側の角度θ1からの左映像
aと、右側の角度θ2からの右映像bとが結像するが、
この時レンズマウント150に一体成形した遮光部15
4は、レンズ4中心とミラー130頂部とを結ぶ光軸L
cのミラー130での反射光軸Lrより内側に突出する
ように形成しているため、この突出部が図6に示すよう
に黒い影として左映像aと右映像bの中間に結像し、こ
れが境界線cの役割をする。また、ミラー130の頂部
が加工上の問題で丸くなってしまった場合、従来はこの
頂部で光の回折が起こるため、画像の中央部に左右の像
が重なり合い、二重写しとなってしまうという問題もあ
ったが、本実施形態の如くミラー130頂部に境界線c
ができ、この部位での反射光がなくなるので、光の回折
現象の発生もない。
【0029】本第2実施形態では、遮光部154をレン
ズマウント150の基部157よりレンズ4の軸方向に
延設しているため、レンズマウント150を樹脂成形す
る際、金型をレンズの軸方向に移動させることが出来る
ため金型構造が簡単になる。
【0030】尚、上記第1実施形態では、レンズ保持部
先端から窓21,22開口縁まで延びる遮光部をレンズ
4中心とミラー3頂部とを結ぶ光軸Lcのミラー3での
反射光軸Lr上に表面54aが位置するように形成した
が、第2実施形態の遮光部の如く表面54aが、前記反
射光軸Lrより撮像範囲の内側に突出するようにしても
よいし、反対に、第2実施形態の遮光部154の先端面
154aを第1実施形態の如く、前記反射光軸Lr上に
位置するように形成してもよい。
【0031】更に、上記第1実施形態構造において、第
2実施形態で示したような仕切部材を設けて、ミラー3
の2つの反射面31,32間を光学的に遮断して光線が
回り込むことを阻止したり、遮蔽部を設けて窓21,2
2外部からの視線に対し、ケース1,2内の基板その他
の内蔵物が見えないように目隠しするようにしてもよ
い。
【0032】
【発明の効果】以上、請求項1記載の発明は、複数の反
射面を有するミラーをケース内においてレンズの前面に
配置し、ケースに形成した窓から入射しミラーで反射し
た複数の方向からの光線をレンズで受光して撮像素子に
結像させるようにした多方向撮像カメラ装置において、
レンズを支持するレンズマウントを設け、レンズ中心と
ミラー頂部とを結ぶ光軸のミラーでの反射光軸より外側
からの入射光を遮る遮光部をレンズマウントと一体に形
成したことにより、ミラー頂部への入射光、即ち左映像
と右映像との境界部の特定画素への入射光を減じて、こ
の特定画素での光のあふれを防止し、入射光の無い面に
幻影が映ることを防止できる。
【0033】又、請求項2記載の発明は、レンズマウン
トに形成した遮光部を、レンズ中心とミラー頂部とを結
ぶ光軸のミラーでの反射光軸に平行な面を有しているの
で、遮光部先端が線ではなく面として形成でき、遮光部
をレンズマウントと一体に形成したとき、成形時の精度
が出し易い。したがって、ミラー頂部への入射光を確実
に減じることが出来るので、幻影をより確実に防止でき
る。
【0034】更に、請求項3記載の発明は、遮光面を、
ケースの窓近傍まで延長したことにより、この遮光面で
基板等の内蔵物を覆うことができ、窓から内部をのぞき
込んだ時でも、これら内蔵物が見えないので外観品質が
向上する。
【0035】請求項4記載の発明は、遮光部を、レンズ
中心とミラー頂部とを結ぶ光軸のミラーでの反射光軸よ
り内側に突出形成し、ミラー頂部に遮光部を写し込むよ
うにしたことにより、この写し込まれた部分が黒い影と
して左映像と右映像の中間に結像し、これが境界線の役
割をする。従って、ミラーの頂部が加工上の問題で丸く
なってしまった場合、従来この頂部で光の回折が起こ
り、画像の中央部に左右の像が重なり合って、二重写し
となるという問題も、ミラー頂部の境界線により、この
部位での反射光がなくなるので、光の回折現象の発生も
なく、二重写しを確実に防止できる。
【0036】請求項5記載の発明は、レンズマウント
に、ミラーの保持部を形成したことにより、レンズマウ
ントを介してレンズ、ミラー、撮像素子の各光学系部材
が位置決めされるので、それぞれの位置精度及び組み付
け作業性が向上する。
【0037】そして請求項6記載の発明は、レンズマウ
ントに、窓からの視線を遮る遮蔽部を形成したことによ
り、この遮光部で基板等の内蔵物を覆うことができ、窓
から内部をのぞき込んだ時でも、これら内蔵物が見える
ことがないので外観品質が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す断面図である。
【図2】同第1実施形態の分解斜視図である。
【図3】同第1実施形態の装置で撮像した映像を示す説
明図である。
【図4】本発明の第2実施形態を示す図1と同様の断面
図である。
【図5】同第2実施形態の要部を示す分解斜視図であ
る。
【図6】同第2実施形態の装置で撮像した映像を示す説
明図である。
【図7】公知の多方向撮像カメラ装置を示す図1と同様
の断面図である。
【図8】図7の装置で幻影が映った状態を示す映像の説
明図である。
【図9】二重写しの状態を示す映像の説明図である。
【符号の説明】
1,2 ケース 3,130 ミラー 4 レンズ 5,150 レンズマウント 7 撮像素子 21,22 窓 52,152 ミラー保持部 54,154 遮光部 158 遮蔽部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の反射面を有するミラーをケース内
    においてレンズの前面に配置し、ケースに形成した窓か
    ら入射しミラーで反射した複数の方向からの光線をレン
    ズで受光して撮像素子に結像させるようにした多方向撮
    像カメラ装置において、レンズを支持するレンズマウン
    トを設け、レンズ中心とミラー頂部とを結ぶ光軸のミラ
    ーでの反射光軸より外側の入射光を遮る遮光部をレンズ
    マウントと一体に形成したことを特徴とする多方向撮像
    カメラ装置。
  2. 【請求項2】 レンズマウントに形成した遮光部は、レ
    ンズ中心とミラー頂部とを結ぶ光軸のミラーでの反射光
    軸に平行な面を有していることを特徴とする請求項1記
    載の多方向撮像カメラ装置。
  3. 【請求項3】 遮光面は、ケースの窓近傍まで延びてい
    ることを特徴とする請求項2記載の多方向撮像カメラ装
    置。
  4. 【請求項4】 遮光部は、レンズ中心とミラー頂部とを
    結ぶ光軸のミラーでの反射光軸より内側に突出形成し、
    ミラー頂部に遮光部を写し込むようにしたことを特徴と
    する請求項1乃至3のいずれかに記載の多方向撮像カメ
    ラ装置。
  5. 【請求項5】 レンズマウントに、ミラーの保持部を形
    成したことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記
    載の多方向撮像カメラ装置。
  6. 【請求項6】 レンズマウントに、窓からの視線を遮る
    遮蔽部を形成したことを特徴とする請求項1乃至5のい
    ずれかに記載の多方向撮像カメラ装置。
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