JPH10203435A - クローラ走行装置 - Google Patents

クローラ走行装置

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JPH10203435A
JPH10203435A JP751697A JP751697A JPH10203435A JP H10203435 A JPH10203435 A JP H10203435A JP 751697 A JP751697 A JP 751697A JP 751697 A JP751697 A JP 751697A JP H10203435 A JPH10203435 A JP H10203435A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydraulic cylinder
oil path
oil
oil supply
oil passage
Prior art date
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Pending
Application number
JP751697A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukikazu Tanaka
如一 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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Publication of JPH10203435A publication Critical patent/JPH10203435A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 路上走行時等において、走行時に生じる振動
やショックを軽減することのできるクローラ走行装置を
提供する。 【解決手段】 トラックフレーム4を前後一対の揺動リ
ンク部材10,10を介して相対上下移動自在に機体フ
レーム2に支持するとともに、揺動リンク部材10,1
0を揺動操作する油圧シリンダ13を設け、トラックフ
レーム4を下向きに弾性付勢する付勢手段16を設け、
かつ、油圧シリンダ13の圧油給排用油路25,26と
並列に絞り油路20,21を設け、圧油給排用油路2
5,26と絞り油路20,21とを選択して油圧シリン
ダ13に切換接続自在な切換弁18を設けてあるクロー
ラ走行装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば農業機械や
建設機械等に供されるクローラ走行装置に関し、詳しく
は、トラックフレームを前後一対の揺動リンク部材を介
して相対上下移動自在に機体フレームに支持するととも
に、前記揺動リンク部材を揺動操作する油圧シリンダを
設けたクローラ走行装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のクローラ走行装置にあっ
ては、作業走行する場合に揺動リンク部材によるトラッ
クフレームの機体フレームに対する相対上下移動により
機体フレームを水平状態に維持したり、機体の走行地盤
に対する沈み込みの影響を抑制するようにしているので
あるが、路上走行する場合には、揺動リンク部材並びに
油圧シリンダを上下位置変更しないようロックする状態
にしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構造においては、路上走行時にトラックフレームと機
体フレームとの相対上下位置変動がないようロックする
ものであったから、クローラ走行装置が地面から受ける
振動やショックが大きく減衰されることなく搭乗操縦部
にまで伝わる虞れがあって、そのため、居住性の向上が
望まれていた。
【0004】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であって、路上走行時等において、走行時に生じる振動
やショックを軽減することのできるクローラ走行装置の
提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
(構成) 本発明の請求項1にかかるクローラ走行装置
は、トラックフレームを前後一対の揺動リンク部材を介
して相対上下移動自在に機体フレームに支持するととも
に、前記揺動リンク部材を揺動操作する油圧シリンダを
設け、前記トラックフレームを下向きに弾性付勢する付
勢手段を設け、かつ、前記油圧シリンダの圧油給排用油
路と並列に絞り油路を設け、前記圧油給排用油路と前記
絞り油路とを選択して前記油圧シリンダに切換接続自在
な切換弁を設けてあることを特徴構成とする。
【0006】(作用) 本発明の請求項1にかかる構成
によれば、通常の作業走行時には切換弁により油圧シリ
ンダと圧油給排用油路とを接続することで、機体フレー
ムに対してトラックフレームを適宜に上下変位可能にな
るとともに、路上走行時には、油圧シリンダと絞り油路
とを接続することで、油圧シリンダがショックアブソー
バーとして機能することになって、油圧シリンダ及び付
勢手段がトラックフレームから受けたショック等を迅速
に減衰する。
【0007】(効果) 従って、本発明の請求項1にか
かる構成によれば、路上走行時のように比較的高速で走
行する場合に地面から受ける振動やショックが、本来的
に備えられる油圧シリンダ及び付勢手段によって迅速に
減衰されるから、搭乗操縦部への振動等の伝達が抑制さ
れることになって、その搭乗操縦部での居住性が向上す
るに至った。さらに、油圧シリンダがそのようにショッ
クアブソーバとして兼用されていることで、部品コスト
の低減を図ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1に、コンバインに装備される
クローラ走行装置1を示している。このクローラ走行装
置1は、走行機体を構成する機体フレーム2に揺動リン
ク機構3を介して連結したトラックフレーム4に取り付
けた複数個のクローラ接地部用輪体5‥及びクローラ緊
張用輪体6のそれぞれにわたってゴム製のクローラベル
ト7を巻回して構成されている。そして、伝動ケース8
からの動力によりクローラ駆動用輪体9を駆動して、ク
ローラベルト7を駆動するようにしている。
【0009】前記揺動リンク機構3は、機体フレーム2
に枢着した揺動リンク部材としての前後一対のメイン揺
動リンク10,10、これらメイン揺動リンク10,1
0を連動連結するように、一方のメイン揺動リンク10
の操作アーム部10aと他方のメイン揺動リンク10の
操作アーム部10aとに両端側を各別に連結してある連
動リンク11のそれぞれから構成している。機体後方側
の前記メイン揺動リンク10の操作アーム部10aに油
圧シリンダ13のピストンロッド部13aを連係させて
あり、もって、油圧シリンダ13によりトラックフレー
ム4を機体フレーム2に対して昇降操作できるようにし
ている。そして、前記油圧シリンダ13は、右側のトラ
ックフレーム4も同様に昇降操作できるように、右側の
クローラ走行装置1に対しても配設されており、これら
左右の油圧シリンダ13,13のそれぞれを各別に操作
することにより機体の走行地盤に対する左右の傾斜調節
や高さ調節ができるようにしている。
【0010】そして、図1に示すように、前記連動リン
ク11の後側のメイン揺動リンク10の近傍に、このロ
ッド状を成す連動リンク11が貫通する上下長孔14を
備える固定鍔部15を機体フレーム2に一体に固定され
る状態で設けている。そして、この固定鍔部15と、後
側のメイン揺動リンク10との間に連動リンク11に外
套する状態で付勢手段としての圧縮バネ16を介装して
いる。この圧縮バネ16は、後側のメイン揺動リンク1
0を後側に押すように弾性付勢するものであって、それ
によりトラックフレーム4が機体フレーム2に対して下
方向きに弾性付勢されることになる。
【0011】さらに、図1に示すように、前記各油圧シ
リンダ13を伸縮操作するための制御弁17を設けてい
るとともに、この制御弁17の出口側ポートは切換弁と
しての油路切換弁18の入口側ポートに圧油給排用油路
25,26を介して接続されている。この油路切換弁1
8の2つの出口側ポートのうち一つは、前記油圧シリン
ダ13の1つのポートにシリンダ側圧油給排用油路19
を介して接続されているとともに、他の一つは、シリン
ダ側圧油給排用油路22を介して油圧シリンダ13のも
う一方のポートに接続されている。尚、油路切換弁18
の入力側ポートは3つ備えられているのであって、その
うちの2つには前述のように制御弁17からの油路2
5,26が接続されているとともに、他の一つはオイル
タンクの液中に入る油路23が接続されている。そし
て、油路切換弁18は、スプリングでオフセットされる
電磁弁で構成されており、通常位置にあるときは制御弁
17により適宜設定される圧油の給排が油圧シリンダ1
3に対してなされる。この油路切換弁18が通電されて
切換がなされた位置においては、シリンダ側圧油給排用
油路19,22とが共に絞り油路20,21に接続さ
れ、かつこの絞り油路20,21が合流して、前記油路
23に接続された状態となる。絞り油路20,21は、
それぞれオリフィスを途中に備えた油路であって、この
オリフィスによって流路断面積をシリンダ側圧油給排用
油路19,22の流路断面積より狭くして、その圧油給
排用油路19,22よりも流路抵抗を高めている。
【0012】上記構成により、通常の作業走行時には、
油路切換弁18への通電を行わず、制御弁17の切換制
御による圧油給排用油路25,26を介しての油圧シリ
ンダ13に対する圧油給排で左右のクローラ走行装置
1,1を適宜に昇降並びに昇降停止する。一方、圃場走
行でなく、路上走行する場合には、人為的な指令により
通電することで油路切換弁18を切り換えて、シリンダ
側圧油給排用油路19,21が絞り油路20,21を介
して連通し、かつ戻り油路23にも連通するようにす
る。そうすると、路上走行中に、クローラ走行装置1が
石等を踏んだり凹みに落ちたりして地面から衝撃を受け
た場合、圧縮バネ16により衝撃吸収もなされるととも
に、トラックフレーム4、メイン揺動リンク10を介し
てその衝撃が油圧シリンダ13を縮小又は伸長させるよ
うに作用するが、それに伴って、油圧シリンダ13の油
室に対して出入りする圧油の流動が絞り油路20,21
で規制されるとともに、その際のシリンダ側圧油給排用
油路19,21における油の過不足分は油路23を介し
て補償されるため、比較的大きな抵抗を受ける状態で油
圧シリンダ13は幾分縮小又は伸長することになり、よ
って、地面から受ける衝撃による振動を迅速に減衰でき
ることになる。
【0013】〔別の実施の形態〕 図2に示すように、油圧シリンダ13のピストンロ
ッド13aを、対を成す油室の両側に突出するようにピ
ストンに連設したものを利用した場合には、油路切換弁
18における通電時の位置に切り換えたときに、油圧シ
リンダ13のそれぞれの油室に接続されるシリンダ側圧
油給排用油路19,22同士を絞り油路24を介して接
続する。この場合、上記実施の形態とは異なり、油圧シ
リンダ13の両油室のピストン移動方向での断面積が同
一になっているので、路上走行時において、トラックフ
レーム4からの衝撃や振動で油圧シリンダ13のピスト
ンロッド13aを伸縮作動させるときのピストンの移動
が可能となり、オイルタンクとシリンダ側圧油給排用油
路19,22とを接続しなくても良いものとなっている
とともに、サスペンション機能としては上記実施の形態
と同様の機能を発揮する。 上記実施の形態では付勢手段としてのスプリングで
リンク機構を付勢することでトラックフレームを下向き
に弾性付勢するものを示したが、付勢手段としてのスプ
リング等でトラックフレームを直接下向きに弾性付勢す
るように構成しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】クローラ走行装置の側面図及び油圧シリンダの
油圧回路図
【図2】別の実施の形態のクローラ走行装置の側面図及
び油圧シリンダの油圧回路図
【符号の説明】
2 機体フレーム 4 トラックフレーム 10 揺動リンク部材 13 油圧シリンダ 18 切換弁 20,21 絞り油路 25,26 圧油給排用油路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラックフレームを前後一対の揺動リン
    ク部材を介して相対上下移動自在に機体フレームに支持
    するとともに、前記揺動リンク部材を揺動操作する油圧
    シリンダを設け、前記トラックフレームを下向きに弾性
    付勢する付勢手段を設け、かつ、前記油圧シリンダの圧
    油給排用油路と並列に絞り油路を設け、前記圧油給排用
    油路と前記絞り油路とを選択して前記油圧シリンダに切
    換接続自在な切換弁を設けてあるクローラ走行装置。
JP751697A 1997-01-20 1997-01-20 クローラ走行装置 Pending JPH10203435A (ja)

Priority Applications (1)

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JP751697A JPH10203435A (ja) 1997-01-20 1997-01-20 クローラ走行装置

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JP751697A JPH10203435A (ja) 1997-01-20 1997-01-20 クローラ走行装置

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JPH10203435A true JPH10203435A (ja) 1998-08-04

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ID=11667946

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JP751697A Pending JPH10203435A (ja) 1997-01-20 1997-01-20 クローラ走行装置

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