JPH10202339A - 鍔付きハウジングの成形方法 - Google Patents

鍔付きハウジングの成形方法

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JPH10202339A
JPH10202339A JP2012297A JP2012297A JPH10202339A JP H10202339 A JPH10202339 A JP H10202339A JP 2012297 A JP2012297 A JP 2012297A JP 2012297 A JP2012297 A JP 2012297A JP H10202339 A JPH10202339 A JP H10202339A
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JP
Japan
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flange
opening
forming
thickness
opening hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP2012297A
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English (en)
Inventor
Masuo Kawachi
益雄 河内
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Musashi Seimitsu Industry Co Ltd
Original Assignee
Musashi Seimitsu Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 まず円柱状の素材の端部を押圧して、少なく
とも一端に開口し、その開口部の肉厚が所望する鍔の肉
厚と略同厚である予備成形品を形成し、続いて、予備成
形品の一端開口部の肉厚を保持し、開口部を折曲して端
部に向かって漸次拡径する鍔を成形する。 【効果】 鍔の変形量が少なく成形でき、鍔付きハウジ
ングは高い寸法精度で形成できる。また、鍔の変形量が
少ないので金型にかかる荷重も低くでき、金型寿命を延
ばすことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車の懸架装
置及び操舵装置に使用されるボールジョイント等の構成
部材である鍔付きハウジングの成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ボールジョイントの構成部材であ
る鍔付きハウジングは、図3に示す如き冷間鍛造で形成
していた。つまり、円柱状の素材101(図3の
(ア))に押出し成形を施し、一端に第一開口部11
6、他端に第二開口部117を有する円筒状の壁部11
3と、第一開口部116側内周で壁部113の内周空間
を二分割する底部112とからなる断面H状の予備成形
品111(図3の(イ))を形成する。このとき第一開
口部116の体積は所望する鍔132の体積と略同一体
積に形成される。次に予備成形品111の底部112中
心付近を打ち抜き、内周に内周フランジ122を設けた
中間成形品121(図3の(ウ))を形成し、続いて、
中間成形品121の第一開口部116を押圧・塑性変形
させて端部に向かって漸次拡径する鍔132を成形し、
鍔付きハウジング131(図3の(エ))を形成してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の如き冷間鍛造に
よれば、第一開口部116を塑性変形させて鍔132を
成形するため、鍔132の変形量が多く、高い精度が得
られないということがある。そこで鍔132の精度を高
めるため、金型の成形荷重を高くすることが考えられ
る。このように金型の成形荷重を高くすれば、鍔132
は高い荷重で押圧されるため精度は向上する。しかし、
金型にも高い荷重が反力としてかかるため、金型寿命が
短くなるということがある。
【0004】従って、本発明は上述の如き課題を解決
し、鍔付きハウジングの寸法精度が高く、金型寿命も長
い鍔付きハウジングの成形方法を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は以下のとおりで
ある。
【0006】まず円柱状の素材の端部を押圧して、少な
くとも一端に開口し、その開口部の肉厚が所望する鍔の
肉厚と略同厚である予備成形品を形成し、続いて、予備
成形品の一端開口部の肉厚を保持し、開口部を折曲して
端部に向かって漸次拡径する鍔を成形する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1及び図2に基づ
いて説明する。
【0008】図1の(エ)は、本発明の成形方法により
形成される鍔付きハウジング31を表し、一端に第一開
口部16、他端に第二開口部17を有し、第一開口部1
6は端部に向かって漸次拡径する鍔32をなす。また、
第一開口部16側内周には中心に向かって突出する内周
フランジ22が成形されている。
【0009】上記ハウジング31の成形方法を図1に基
づいて説明する。
【0010】まず、円柱状の素材1(図1の(ア))に
両端から押出し成形を施し、一端に第一開口部16、他
端に第二開口部17を有する円筒状の壁部13と、第一
開口部16側内周で壁部13の内周空間を二つに分ける
底部12とからなる断面H状の予備成形品11(図1の
(イ))を形成する。尚、ここで第二開口部17は所望
する鍔付きハウジング31の第二開口部17と同一形状
に成形され、第一開口部16は所望する鍔付きハウジン
グ31の鍔32と同一肉厚に成形されるが、第一開口部
16は第二開口部17から連続して軸線に沿って平行に
成形される。そして次に予備成形品11の底部12中心
付近を打ち抜き、内周に内周フランジ22を設けた中間
成形品21(図1の(ウ))を形成し、続いて、中間成
形品21の第一開口部16を折曲して、端部に向かって
漸次拡径する鍔32を成形した所望の鍔付きハウジング
31(図1の(エ))を形成する。
【0011】この中間成形品21から鍔付きハウジング
31を形成する工程を図2に基づいて説明する。
【0012】51はプレス装置で、上型61と下型81
とからなる。
【0013】上型61は、その軸心に沿って成形パンチ
62が配置され、成形パンチ62の先端は、所望する鍔
付きハウジング31の内周フランジ22内径と同径の外
径を有する拘束部63と、その拘束部63から連続し所
望する鍔付きハウジング31の鍔32内周形状と同一の
外周形状を有する段状部64とを有する。また、成形パ
ンチ62の外周側にはリング状のパンチガイド65、そ
して更にその外周側にスペーサ67が配置され、パンチ
ガイド65及びスペーサ67は上固定具66により一体
に組付けられる。
【0014】下型81は、内周上部に所望する鍔付きハ
ウジング31の外周形状と同一形状を有する貫通孔92
を設けたダイ82が配置され、貫通孔92には、成形パ
ンチ62に対向し軸心に沿って延びるマンドレル84が
配置される。マンドレル84の先端は鍔付きハウジング
31の第二開口部17内周形状と同一の外周形状を有
し、マンドレル84とダイ82との間に上下方向に進退
可能なノックアウトリング85が配置される。このノッ
クアウトリング85上端面、ダイ82内周面、及びマン
ドレル84外周面により型彫空間83が画成される。ま
た、ダイ82の下側には円筒基材86、その外周側にバ
ックアップリング87が配置され、バックアップリング
87の外周上部に設けられた雄ネジ部88にダイ82に
係合する下固定具89の雌ネジ部90が螺合し、ダイ8
2は円筒基材86上に固定される。
【0015】上記鍛造装置51で中間成形品21から鍔
付きハウジング31を形成するとき、図2左半部に示す
如く、上型61を上方で待機させた状態で中間成形品2
1を下型81の型彫空間83に投入し、その後、上型6
1を下降させる。そして上型61の成形パンチ62はダ
イ82の型彫空間83に案内され、中間成形品21の第
一開口部16の肉厚sを保持した状態で第一開口部16
が成形パンチ62の段状部64とダイ82との間で折曲
されるとともに、内周フランジ22内周が成形パンチ6
2の拘束部63で拘束され、図2右半部に示す如く、端
部に向かって漸次拡径する鍔32が成形される。その
後、上型61は上方へ退避し、下型81のノックアウト
リング85が上方へ突出することにより、鍔付きハウジ
ング31は下型81の型彫空間83から取り出され、鍔
付きハウジング31の成形が完了する。
【0016】よって、上記成形方法で形成した鍔付きハ
ウジング31は、第一開口部16を折曲して端部に向か
って漸次拡径する鍔32を成形するため、鍔32の変形
量が少なく成形できる。また、金型にかかる荷重も低く
できる。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、まず円柱
状の素材の端部を押圧して、少なくとも一端に開口し、
その開口部の肉厚が所望する鍔の肉厚と略同厚である予
備成形品を形成し、続いて、予備成形品の一端開口部の
肉厚を保持し、開口部を折曲して端部に向かって漸次拡
径する鍔を成形するため、鍔の変形量が少なく成形で
き、鍔付きハウジングは高い寸法精度で形成できる。ま
た、鍔の変形量が少ないので金型にかかる荷重も低くで
き、金型寿命を延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による鍔付きハウジングの成形
方法を表す断面平面図である。
【図2】本発明の実施例で中間成形品から鍔付きハウジ
ングを成形する工程を表し、左半部は成形前、右半部は
成形後の状態を表す部分断面平面図である。
【図3】従来例による鍔付きハウジングの成形方法を表
す断面平面図である。
【符号の説明】
1 素 材 11 予備成形品 16 開口部 32 鍔 s (開口部の)肉厚 t (鍔の)肉厚

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一端に開口する開口部(1
    6)を有し、その開口部(16)が端部に向かって漸次
    拡径する鍔(32)をなす鍔付きハウジングの成形方法
    において、まず円柱状の素材(1)の端部を押圧して、
    少なくとも一端に開口し、その開口部(16)の肉厚
    (s)が所望する鍔(32)の肉厚(t)と略同厚であ
    る予備成形品(11)を形成し、続いて、前記予備成形
    品(11)の一端開口部(16)の肉厚(s)を保持
    し、該開口部(16)を折曲して端部に向かって漸次拡
    径する鍔(32)を成形する鍔付きハウジングの成形方
    法。
JP2012297A 1997-01-17 1997-01-17 鍔付きハウジングの成形方法 Pending JPH10202339A (ja)

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