JPH10200201A - 半導体レーザ - Google Patents

半導体レーザ

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JPH10200201A
JPH10200201A JP31690397A JP31690397A JPH10200201A JP H10200201 A JPH10200201 A JP H10200201A JP 31690397 A JP31690397 A JP 31690397A JP 31690397 A JP31690397 A JP 31690397A JP H10200201 A JPH10200201 A JP H10200201A
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JP
Japan
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layer
conductivity type
semiconductor laser
current
cladding layer
Prior art date
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Application number
JP31690397A
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English (en)
Inventor
Hideyoshi Horie
秀善 堀江
Toshinari Fujimori
俊成 藤森
Satoru Nagao
哲 長尾
Hideki Goto
秀樹 後藤
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Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S5/00Semiconductor lasers
    • H01S5/20Structure or shape of the semiconductor body to guide the optical wave ; Confining structures perpendicular to the optical axis, e.g. index or gain guiding, stripe geometry, broad area lasers, gain tailoring, transverse or lateral reflectors, special cladding structures, MQW barrier reflection layers
    • H01S5/204Strongly index guided structures
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S5/00Semiconductor lasers
    • H01S5/20Structure or shape of the semiconductor body to guide the optical wave ; Confining structures perpendicular to the optical axis, e.g. index or gain guiding, stripe geometry, broad area lasers, gain tailoring, transverse or lateral reflectors, special cladding structures, MQW barrier reflection layers
    • H01S5/22Structure or shape of the semiconductor body to guide the optical wave ; Confining structures perpendicular to the optical axis, e.g. index or gain guiding, stripe geometry, broad area lasers, gain tailoring, transverse or lateral reflectors, special cladding structures, MQW barrier reflection layers having a ridge or stripe structure
    • H01S5/223Buried stripe structure
    • H01S5/2231Buried stripe structure with inner confining structure only between the active layer and the upper electrode

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  • Semiconductor Lasers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、高いキンクレベルと温度特
性との両立を図ることにあり、常温近傍では250mW
程度のキンクレベルを持った発振波長が980nm近傍
のレーザを提供することにある。 【解決手段】 GaAs基板上に、少なくとも第一導電
型クラッド層、元素としてIn、GaおよびAsを含む
活性層、第二導電型第一クラッド層、電流ブロック層お
よび第二導電型第二クラッド層を有し、該電流ブロック
層および第二導電型第二クラッド層が電流注入領域を形
成する半導体レーザであって、横方向の実効屈折率差Δ
neffが、発光波長において2.5×10-3以上5.0×
10-3以下であって、かつ、該電流注入領域の幅Wが、
1.5μm以上2.5μm以下であることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体レーザに関す
るものである。本発明のレーザは特に光ファイバー増幅
器用の励起光源等高出力、長寿命を要求される用途に好
適に用いられる。
【0002】
【従来の技術】近年における光情報処理技術、光通信技
術の進展は目覚ましい。例えば、光磁気ディスクによる
高密度記録、光ファイバーネットワークによる双方向通
信と枚挙に暇がない。特に通信分野においては、今後の
マルチメディア時代に本格的に対応する大容量の光ファ
イバー伝送路とともに、その伝送方式に対する柔軟性を
持つ信号増幅用のアンプとして、Er3+等の希土類をド
ープした光ファイバー増幅器(EDFA)の研究が各方
面で盛んに行われている。そして、EDFAのコンポー
ネントとして不可欠な要素である高出力で長寿命の半導
体レーザの開発が待たれている。
【0003】EDFA応用に供することのできる半導体
レーザの発光波長は原理的に3種類存在し、800n
m、980nm、1480nmである。このうち増幅器
そのものの側から見れば980nmでの励起が、利得、
ノイズ等を考慮すると最も望ましいことが知られてい
る。この980nmの発信波長を有するレーザは光ファ
イバーと結合させ利用するため、出射されるレーザ光
は、その横モードが注入電流、温度、ファイバー端面か
らの戻り光等によらずに安定していることがのぞまれ、
さらに、励起光源であることから、高出力、長寿命であ
ることが期待される。
【0004】さらこの近傍の波長ではSHG光源として
の要求もあり、その他種々の応用面においても高性能の
レーザの開発が待たれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来報
告されている980nm近傍の波長を有する半導体レー
ザ、とくに、光学系との結合を前提とした屈折率導波構
造を有する素子には以下のような問題が存在した。すな
わち、高出力、例えば150−200mW程度の光出力
領域において、キンクと呼ばれる電流・光出力特性にお
ける非線形現象が観測されている。これは、種々の原因
による横モードの不安定性によるものであり、ファイバ
ーとの安定した結合を妨げるものである。さらにこのキ
ンクは、同様の層構成を有するレーザにおいても、層の
組成や厚さがわずかに異なるだけで、比較的低い光出力
の領域から観測され、温度を上昇させた際には、特に低
い光出力の領域から観測されてしまう。
【0006】本発明の目的は、高いキンクレベルと温度
特性との両立を図ることにあり、常温近傍では250m
W程度のキンクレベルを持った発振波長が980nm近
傍のレーザを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者は、かか
る課題を解決すべく鋭意検討の結果、屈折率導波機構を
有するInGaAs系半導体レーザにおいて、横方向の
実効屈折率差およびレーザ発振に必要な電流狭窄のため
の電流注入領域の幅が、キンクレベルおよびその温度特
性と密接に関係していることを見出し、これらの範囲と
その組み合わせを最適化することによって、高いキンク
レベルと温度特性との両立を実現したものである。即
ち、本発明の要旨は、GaAs基板上に、少なくとも第
一導電型クラッド層、元素としてIn,GaおよびAs
を含む活性層、第二導電型第一クラッド層、電流ブロッ
ク層および第二導電型第二クラッド層を有し、該電流ブ
ロック層および該第二導電型第二クラッド層が電流注入
領域を形成する半導体レーザであって、横方向の実効屈
折率差Δneffが、発光波長において2.5×10-3以上
5.0×10-3以下であって、かつ、該電流注入領域の
幅Wが、1.5μm以上2.5μm以下であることを特
徴とする半導体レーザに存する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
まず、本発明の主たる特徴を構成する実効屈折率につい
て詳細に述べる。図1は本発明において使用する実効屈
折率差Δneffを説明するための素子の断面模式図を示し
ている。図1に使用されている素子構造は、屈折率導波
構造と呼ばれる屈折率差によりレーザ光の平行横モード
を閉じ込める構造である。電流注入領域と称するストラ
イプが形成されており、電流注入領域の両側面に配置さ
れた屈折率の低い電流ブロック層(9)により、活性層
に平行な方向に電流注入領域とその外部とで屈折率段差
がつくられているという特徴を有する。
【0009】この場合、実効屈折率差Δneffは、近似的
には各層の組成および厚さならびに発光波長の関数とな
り、その理論および算出法は"Heterostructure Lasers;
H.C. Casey, Jr., M.B. Panish; Academic Press (197
8)"のPart A, p20-p109およびpart B, p156-276ならび
に「半導体レーザ基礎と応用」(第5刷;伊藤良一、中
村道治共編;培風館;平成7年3月30日出版)の3章
および5章等に記載されているが、本発明の層構成にお
ける具体的算出方法は、以下の通りとする。
【0010】実効屈折率差Δneffを求めるために、まず
電流注入領域の内部(図1でAA*断面)で第一導電型
クラッド層(3)、活性層(4)、第二導電型第一クラ
ッド層(5)、第二導電型第二クラッド層(8)から構
成される多層膜をスラブ導波路とみなし、これを伝搬す
るレーザ光の導波モードをTEモードについて計算し、
発振波長における基本モードの実効屈折率を求める。導
波モードを計算するに際して、第一導電型クラッド層
(3)および第二導電型第二クラッド層(8)の厚さを
無限大とする近似を行う。また活性層が歪量子井戸と光
ガイド層から構成される場合には、計算に使用する歪量
子井戸の屈折率を光ガイド層の屈折率でおきかえる近似
を行う。こうして得られた基本モードに対する実効屈折
率をneff(AA*)とする。次に同様に電流注入領域の外部
(図1でBB*断面)で第一導電型クラッド層(3)、
活性層(4)、第二導電型第一クラッド層(5)、電流
ブロック層(9)および第二導電型第二クラッド層
(8)から構成される多層膜をスラブ導波路とみなし、
導波モードの基本モードの実効屈折率を求め、これをn
eff(BB*)とする。実際の素子の構造では図1で示した層
の他に素子を形成するためのエッチング阻止層などの層
を挿入する場合が多いが、その場合は断面AA*および
断面BB*において第一導電型クラッド層(3)と第二
導電型第二クラッド層(8)の間に含まれるすべての層
から構成される多層膜についてそれぞれneff(AA*)およ
びneff(BB*)を求める。また実際の素子の構造では電流
注入領域の形状は図1に示したような矩形ではなく、逆
台形状である場合が多いが、その場合は電流注入領域の
最も狭い部分の内部でneff(AA*)を求め、電流注入領域
の最も広い部分の外部でneff(BB*)を求める。このよう
にして求めたneff(AA*)およびneff(BB*)から実効屈折率
差をΔneff=neff(AA*)−neff(BB*)と定義する。
【0011】そして、本発明においては、この横方向の
実効屈折率差Δneffが下記式(I)を満足することを特
徴としており、これにより、キンクレベルの安定と高温
安定性の両立が可能となる。 2.5×10-3≦Δneff≦5.0×10-3 ・・・・・ (I) なお、横方向とは、各層の積層方向と光の出射方向に対
してともに直交する方向のことである。
【0012】また、最適な実効屈折率差Δneffは、発光
波長および応用分野から求められる半導体レーザの特性
によって異なる。本発明半導体レーザは、In、Gaお
よびAsを含む活性層を有することを特徴としており、
上記式(I)は、この様な活性層からの900〜120
0nm程度、好ましくは900〜1100nm程度の発
光波長における実効屈折率差Δneffの最適範囲を特定し
たものである。
【0013】本発明の半導体レーザは、屈折率導波機構
を有し、GaAs基板上に少なくとも第一導電型クラッ
ド層、活性層、第二導電型第一クラッド層、電流ブロッ
ク層および第二導電型第二クラッド層をこの順に有する
層構成をとる。この様な層構成を全て半導体材料で構成
することによりプレナー型のレーザとすることができ、
放熱性、高温安定性に優れる。
【0014】図2は、本発明の半導体レーザにおけるエ
ピタキシャル構造の一例としてグルーブ型の半導体レー
ザを構成した模式的一例である。本発明の半導体素子に
おいて、基板としては、格子整合性の点からGaAs単
結晶基板が使用される。かかるGaAs単結晶基板
(1)は、通常、バルク結晶から切り出して得られる。
【0015】バッファ層(2)は、基板バルク結晶の不
完全性を緩和し、結晶軸を同一にしたエピタキシャル薄
膜の形成を容易にするために設けることが好ましい。バ
ッファ層(2)は、基板(1)と同一の化合物で構成す
るのが好ましく、通常、GaAsが使用される。第一導
電型クラッド層(3)は、通常、活性層(4)の屈折率
より小さな屈折率を有する材料で構成され、バッファ層
(2)としてGaAsを使用した場合は、通常、AlG
aAs系材料(AlV Ga1-V As)が使用され、その
混晶比は、屈折率が上記の条件を満足する様に適宜選択
される。
【0016】活性層(4)の材料および構造は、目的と
する発光波長や出力などによって適宜選択される。活性
層(4)は、少なくともIn、GaおよびAsを含む材
料、通常InqGa1-qAs(0<q<1)によって構成
され、その構造としては薄膜から成る各種の量子井戸構
造(SQW、MQW)等を採用することが出来る。そし
て、量子井戸構造には、通常、光ガイド層が併用され
る。光ガイド層の構造としては、活性層の両側に光ガイ
ド層を設けた構造(SCH構造)、光ガイド層の組成を
徐々に変化させることにより屈折率を連続的に変化させ
た構造(GRIN−SCH構造)等を採用することが出
来る。光ガイド層の組成としては、AlxGa1-x As
(0≦x≦1)が好ましい。
【0017】第二導電型第一クラッド層(5)は、活性
層(4)より小さな屈折率を有する材料で構成される。
そして、第二導電型第一クラッド層(5)の屈折率と、
第一導電型クラッド層(3)のそれとは通常同一とされ
る。従って、第二導電型第一クラッド層(5)の材料と
しては、第一導電型クラッド層(3)と同様に、通常、
AlGaAs系材料が使用され、その混晶比は、第一導
電型クラッド層(3)と通常同一とされる。この構造で
は、第二導電型第一クラッド層(5)が、Al W Ga
1-W Asからなる層に相当する。
【0018】図2には、二種類のエッチング阻止層およ
びキャップ層が記載されているが、これらの層は、本発
明の好ましい態様において採用され、電流注入領域の作
り込みを精密かつ容易に行うのに有効である。第二エッ
チング阻止層(6)は、AlaGa1-aAs(0≦a≦
1)材料にて構成されるが通常はGaAsが好適に使用
される。これはMOCVD法等で第二導電型第二クラッ
ド層等を、特に、AlGaAs系で再成長させる際に結
晶性よく積層することができるためである。第二エッチ
ング阻止層(6)の厚さは通常2nm以上が好ましい。
【0019】第一エッチング阻止層(7)は、In b
1-b P(0≦b≦1)で表される層が好適であり、本
発明のようにGaAsを基板として使用した際は、通常
歪みのない系でb=0.5が用いられる。第一エッチン
グ阻止層の厚さは通常5nm以上であり、好ましくは1
0nm以上である。また、In0.5Ga0.5PはAlGa
Asと比べて放熱性に劣るので、100nm以下が好ま
しい。5nm未満であると、膜厚の乱れ等により、エッ
チングを阻止することができなくなってしまう可能性が
ある。一方膜厚によっては歪み系を用いることもでき、
b=0、b=1等を用いることも可能である。歪み系を
用いる場合、膜厚は1分子層から15nm、好ましくは
10nm以下である。その様に膜厚が薄ければ、格子整
合がとれなくても、内在する歪みが緩和されるので問題
ない。
【0020】キャップ層(10)は、第1回目成長にお
いて電流ブロック層(9)の保護層として用いられると
同時に第二導電型第二クラッド層(8)の成長を容易に
するために用いられ、素子構造を得る前に、一部または
全て除去される。電流ブロック層(9)としては、文字
通り電流をブロックして実質的に流さないことが必要で
あるので、その導電型は第一導電型クラッド層と同一か
あるいはアンドープとすることが好ましく、また、通常
AlyGa1-yAs(0<y≦1)からなる第二導電型第
二クラッド層(8)より屈折率が小さいことが好まし
い。通常、電流ブロック層もAlzGa1-zAs(0≦z
≦1)からなることが好ましく、したがって混晶比とし
てはz≧yになることが好ましい。また、上述の光ガイ
ド層との関係では、x<y≦zとすることが好ましい。
【0021】また、電流ブロック層はIn0.5Ga0.5
で構成することもできる。その場合、AlaGa1-aAs
(0≦a≦1)第二エッチング阻止層(6)のみでIn
0.5Ga0.5P電流ブロック層のエッチングを停止させる
ことができ、かつその後のAlyGa1-yAs(0<y≦
1)第二導電型第二クラッド層(8)の再成長も容易に
行うことができるので、上記のIn bGa1-b P(0≦
b≦1)からなる第一エッチング阻止層(7)は不要で
ある。
【0022】さらに長寿命の半導体レーザ実現のために
は、第一導電型第一クラッド層(3)、第二導電型第一
クラッド層(5)、第二導電型第二クラッド層(8)等
には、Al混晶比のあまり高くない材料を用いるのが好
ましい。具体的には、各層のAl混晶比v、wおよびy
は、それぞれ0.4以下であることがことが望ましい。
より好ましくは、レーザ温度特性との関係から0.3≦
v、w、y≦0.4が適当である。
【0023】ここで、電流ブロック層(9)を含む部分
と、これを含まない部分との実効屈折率差Δneffが上記
のごとく式(I)を満たす様に形成される。たとえば、
AlGaAs系を用いて第二導電型第二クラッド層と電
流ブロック層を形成する際には、上記(I)を満たすよ
うにAl混晶比を正確に制御しなければならない。この
結果、電流ブロック層のAl混晶比zは、0.5以下程
度が好ましい。より好ましくは、0.3≦z≦0.5で
ある。
【0024】また、実効屈折率差Δneffが上記式(I)
を満足する範囲の場合に高いキンクレベルを得るには、
電流ブロック層と第二導電型第二クラッド層で構成され
る電流注入領域の幅Wは3.5μm以下、より好ましく
は2.5μm以下でなければならない。ただし、Wがあ
まり小さくなると、レーザ端面での光密度が高くなるた
め、十分な光出力に達する前にレーザが破壊される恐れ
があるので、Wの下限は、1.0μm以上、より好まし
くは1.5μm以上とする。なお、電流注入領域の幅W
とは、電流注入領域の底部、即ち、電流注入領域内の第
二導電型第二クラッド層の基板に最も近い部分の幅であ
る。
【0025】第二導電型第二クラッド層(8)の屈折率
は、通常、活性層(4)の屈折率以下とされる。又、第
二導電型第二クラッド層(8)は通常第一導電型クラッ
ド層(3)及び第二導電型第一クラッド層(5)と同一
とされる。また、本発明の好ましい態様のひとつとし
て、第二導電型第一クラッド層、第二導電型第二クラッ
ド層および電流ブロック層の全てを同一組成の材料で構
成することが挙げられる。その場合、第一エッチング阻
止層によって実効屈折率差が形成され、また、キャップ
層を完全には除去しない場合においては、第一エッチン
グ層に加えてキャップ層によっても実効屈折率差が形成
される。この様な層構成を採ることにより、第二導電型
第一クラッド層、第二導電型第二クラッド層および電流
ブロック層のそれぞれの界面における組成の不一致に起
因する諸問題を回避することができ、非常に好ましい。
【0026】第二導電型第二クラッド層(8)上には電
極の接触抵抗率を下げるため等の目的でコンタクト層
(11)を設けるのが好ましい。コンタクト層(11)
は、通常、GaAs材料にて構成される。この層は通常
電極との接触抵抗率を低くするためにキャリア濃度を他
の層より高くすることが行われる。また、通常、バッフ
ァ層(2)の厚さは0.1〜1μm、好ましくは0.5
〜1μm、第一導電型クラッド層(3)の厚さは0.5
〜3μm、好ましくは1〜2.5μm、活性層(4)の
厚さは量子井戸構造の場合1層当たり0.0005〜
0.02μm、好ましくは0.003〜0.2μm、第
二導電型第一クラッド層(5)の厚さは0.05〜0.
3μm、好ましくは0.05〜0.2μm、第導電型第
二クラッド層(8)の厚さは0.5〜3μm、好ましく
は1〜2.5μm、キャップ層(10)の厚さは0.0
05〜0.5μm、好ましくは0.005〜0.3μ
m、電流ブロック層(9)の厚さは0.3〜2μm、好
ましくは0.3〜1μmの範囲から選択される。
【0027】図2に示す半導体発光素子は、さらに電極
(12)、(13)を形成して構成される。電極(1
2)は、p型の場合、コンタクト層(11)表面に例え
ばTi/Pt/Auを順次に蒸着した後、アロイ処理す
ることによって形成される。一方、電極(13)は、基
板(1)の表面に形成され、n型電極の場合、基板
(1)表面に例えばAuGe/Ni/Auを順次に蒸着
した後、アロイ処理することによって形成される。
【0028】その上に、電極を形成して完成されたウエ
ハは、まず、レーザバーに劈開される。レーザバーの端
面は、通常、前端面反射率が約3.5%、後端面反射率
が約93%となる様にSi、Al23、SiNx等で非
対称コーティングし、次いで、チップ単位に分割し、レ
ーザーダイオード(LD)として利用する。以上の説明
は、グルーブ型の半導体レーザにかかわるものだが、本
発明は、実効屈折率差が特許請求の範囲に記載された範
囲内である限り、リッジ型の半導体レーザにも同様に適
用できる。
【0029】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳細に説明
するが、本発明は、その要旨を超えない限り、以下の実
施例に限定されるものではない。 (実施例1)図2に示すグルーブ型のレーザ素子を以下
の通り製造した。
【0030】キャリア濃度1×1018cm-3のn型Ga
As基板(1)上に、MBE法にて、バッファ層(2)
として1μmの厚さのキャリア濃度1×1018cm-3
n型GaAs層、第一導電型クラッド層(3)として
1.5μmの厚さのキャリア濃度1×1018cm-3のn
型Al0.35Ga0.65As層、次いで2層の厚さ30nm
のアンドープGaAs光ガイド層に挟まれた厚さ6nm
のアンドープIn0.2 Ga0.8 Asの単一量子井戸(S
QW)構造を有する活性層(4)、第二導電型第一クラ
ッド層(5)として厚さ0.1μm、キャリア濃度1×
1018cm-3のp型Al0.35Ga0.65As層、第2エッ
チング阻止層(6)として厚さ10nm、キャリア濃度
1×1018cm-3のp型GaAs層、第1エッチング阻
止層(7)として厚さ20nm、キャリア濃度5×10
17cm-3のn型In0.49Ga0.51P層、電流ブロック層
(9)として厚さ0.5μm、キャリア濃度5×1017
cm -3のn型Al0.39Ga0.61As層、キャップ層(1
0)として厚さ10nm、キャリア濃度1×1018cm
-3のn型GaAs層、を順次積層した。
【0031】次に、最上層の電流注入領域部分を除く部
分に窒化シリコンのマスクを設けた。この場合に、窒化
シリコンマスクの開口部の幅は1.5μmとした。第1
エッチング阻止層をエッチングストップ層としてエッチ
ングを行い、電流注入領域部分のキャップ層(10)と
電流ブロック層(9)を除去した。この時用いたエッチ
ャントは、硫酸(98wt%)、過酸化水素(30wt
%水溶液)及び水を体積比で1:1:5で混合したもの
を用い、25℃で30秒間行った。
【0032】次いでHF(49%)とNH4 F(40
%)を1:6で混合したエッチング液に2分30秒間浸
漬して窒化シリコン層を除去し、更に第2エッチング阻
止層をエッチングストップ層として、電流注入領域部分
の第1エッチング阻止層をエッチング除去した。この時
用いたエッチャントは、塩酸(35wt%)と水を2:
1に混合したものであり、温度は25℃、時間は2分間
とした。
【0033】この後、MOCVD法にて第二導電型第二
クラッド層(8)としてキャリア濃度1×1018cm-3
のp型Al0.35Ga0.65As層を埋め込み部分(電流注
入領域部分)で1.5μmの厚さになるよう成長させ、
最後に電極との良好な接触を保つためのコンタクト層
(11)として、厚さ3μm、キャリア濃度1×1019
cm-3のp型GaAs層をやはりMOCVD法にて成長
させレーザ素子用ウエハを形成した。得られたレーザ素
子用ウエハは、電極形成後、レーザバーに劈開し、常法
に従い、前端面反射率3.5%、後端面反射率93%と
なる様に端面に非対称コーティングを施した後、チップ
に分割してレーザ素子とした。このレーザ素子の電流注
入領域の幅W、即ち、第二導電型第二クラッド層の、第
二エッチングストップ層との界面における幅は、2.2
μmであった。
【0034】計算の結果、このレーザ素子の横方向の実
効屈折率差Δneffは3.71×10 -3であった。このレ
ーザ素子の25℃と70℃における電流と光出力の関係
を図3に示す。25℃では閾値電流が22mAであり、
350mA、250mWでキンクが観測された。70℃
では閾値電流が35mAであり、340mA、240m
Wでキンクが観測された。
【0035】また、この結果を実施例2および3並びに
比較例1から5の結果とともに表1にまとめて示す。表
1中、zはAlzGa1-zAs電流ブロック層のAl混晶
比、Ithは閾値電流を表し、「キンクレベル」の欄の*
印を付した数値は、COD(Catastrophic Optical Dam
age)レベル、即ち、そこでレーザ素子の破壊が起きた
ことを意味する数値である。
【0036】(実施例2)電流ブロック層の組成をAl
0.382Ga0.618Asと変えた以外は、実施例1と全く同
様にした結果を図4および表1に示す。この場合の実効
屈折率差Δneffは3.0×10-3であった。25℃では
閾値電流が23mAであり、360mA、260mWで
初めてキンクが観測され、70℃では閾値電流が37m
Aであり、330mA、200mWで初めてキンク観測
された。
【0037】(実施例3)電流ブロック層の組成をAl
0.40Ga0.60Asと変えた以外は、実施例1と全く同様
にした結果を図5および表1に示す。この場合の実効屈
折率差Δneffは4.5×10-3であった。25℃では閾
値電流が21mAであり、340mA、240mWで初
めてキンクが観測され、70℃では閾値電流が34.5
mAであり、330mA、220mWで初めてキンク観
測された。
【0038】(比較例1)電流ブロック層の組成をAl
0.36Ga0.64Asとした以外は、実施例1と全く同様に
した結果を図6および表1に示す。この場合の実効屈折
率差Δneffは5.40×10-4であった。25℃では閾
値電流が24mAであり、375mA、275mWで初
めてキンクが観測されたが、70℃では閾値電流が40
mAであり、220mA、105mWで初めてキンク観
測された。
【0039】(比較例2)電流ブロック層の組成をAl
0.413Ga0.587Asとした以外は、実施例1と全く同様
にした結果を図7および表1に示す。この場合の実効屈
折率差Δneffは5.5×10-3であった。25℃では閾
値電流が18mAであり、265mA、210mWで初
めてキンクが観測されたが、70℃では閾値電流が3
3.5mAであり、290mA、180mWで初めてキ
ンク観測された。
【0040】(比較例3)電流ブロック層の組成をAl
0.60Ga0.40Asとした以外は、実施例1と全く同様に
した結果を図8および表1に示す。この場合の実効屈折
率差Δneffは1.17×10-2であった。25℃では閾
値電流が17mAであり、250mA、200mWで初
めてキンクが観測され、410mA、300mWでレー
ザ素子が破壊された。70℃では閾値電流が33mAで
あり、260mA、160mWで初めてキンクが観測さ
れ、390mA、200mWでレーザ素子が破壊され
た。
【0041】(比較例4)窒化シリコンマスクの開口部
の幅を0.7μmとした以外、実施例1と全く同様にレ
ーザ素子を製造し、25℃における電流と光出力の関係
を測定した結果を図9および表1に示す。この場合のレ
ーザ素子の電流注入領域の幅は1.2μmであった。
【0042】閾値電流は16mAであり、キンクが観測
されることなく、210mA、150mWでレーザ素子
が破壊された。
【0043】(比較例5)窒化シリコンマスクの開口部
の幅を3.0μmとした以外、実施例1と全く同様にレ
ーザ素子を製造し、25℃における電流と光出力の関係
を測定した結果を図10および表1に示す。この場合の
レーザ素子の電流注入領域の幅は4.0μmであった。
【0044】閾値電流は30mAであり、170mA、
100mWで最初のキンクが観測された後、356m
A、150mW等数段にわたってキンクが観測された。
【0045】
【表1】
【0046】(実施例4)MBE法により、n型GaA
s基板(ドーパント:Si、キャリア濃度:1×1018
cm-3)の表面に、n型GaAsからなるバッファ層
(ドーパント:Si、キャリア濃度:1×1018
-3、層厚1μm)、n型Al0.4Ga0.6Asからなる
第一導電型第一クラッド層(ドーパント:Si、キャリ
ア濃度:1×10 18cm-3、層厚1.5μm)、2層の
アンドープ型のGaAsからなる光ガイド層(層厚0.
03μm)に挟まれた、アンドープ型のIn0.2Ga0.8
As活性層(層厚0.06μm、SQW)、p型Al
0.4Ga0.6Asからなる第二導電型第一クラッド層(ド
ーパント:Be、1×1018cm-3、層厚0.1μ
m)、p型GaAsからなるエッチング阻止層(ドーパ
ント:Be、キャリア濃度:1×1018cm-3、層厚
0.01μm)、n型In0.5Ga0.5Pからなる電流ブ
ロック層(ドーパント:Si、キャリア濃度:1×10
18cm-3、層厚0.5μm)、n型GaAsからなるキ
ャップ層(ドーパント:Si、キャリア濃度:1×10
18cm-3、層厚0.1μm)を順次形成してエピタキシ
ャルウエハを得た。
【0047】次いで、キャップ層の上に保護層としてS
iNx膜を形成し、フォトリソグラフィー法により、S
iNx膜に幅3.0μmのストライプ状の孔を形成し
た。その後、硫酸(98重量%):過酸化水素水(30
重量%):水の容量比が3:1:1の混合エッチング水
溶液を使用して25℃の温度でキャップ層を選択的にエ
ッチングし、更に、塩酸(36重量%):水の容量比が
4:1の混合エッチング水溶液を使用して25℃の温度
で電流阻止層を選択的にエッチングしてグルーブを形成
した。Wの幅は2.2μmとなった。
【0048】次いで、キャップ層の表面にp型Al0.4
Ga0.6Asからなる第二導電型第二クラッド層(ドー
パント:Zn、キャリア濃度:1×1018cm-3、層厚
1.5μm)を形成してグルーブを埋め込み、更に第二
導電型第二クラッド層の表面にp型GaAsからなるコ
ンタクト層(ドーパント:Zn、キャリア濃度:1×1
19cm-3、層厚3.0μm)を形成した。上記の第二
導電型第二クラッド層およびコンタクト層は、MOCV
D法により形成した。
【0049】得られたレーザ素子用ウエハは、電極形成
後、レーザバーに劈開し、常法に従い、前端面反射率
3.5%、後端面反射率93%となる様に端面に非対称
コーティングを施した後、チップに分割してレーザ素子
とした。このレーザ素子の電流注入領域の幅W、即ち、
第二導電型第二クラッド層の、エッチングストップ層と
の界面における幅は、2.2μmであった。
【0050】計算の結果、このレーザ素子の横方向の実
効屈折率差Δneffは3.7×10-3であった。25℃で
は閾値電流が18mAであり、340mA、250mW
でキンクが観測された。70℃では閾値電流が34mA
であり、320mA、220mWでキンクが観測され
た。
【0051】また、この結果を比較例6から9の結果と
ともに表2にまとめて示す。表2中、yはAlyGa1-y
As第二導電型第二クラッド層のAl混晶比、Ithは閾
値電流を表し、「キンクレベル」の欄の*印を付した数
値は、COD(CatastrophicOptical Damage)レベル、
即ち、そこでレーザ素子の破壊が起きたことを意味する
数値である。
【0052】(比較例6)第二導電型第二クラッド層の
組成をAl0.415Ga0.585Asとした以外は、実施例4
と全く同様にした結果を表2に示す。この場合の実効屈
折率差Δneffは1.0×10-3であった。25℃では閾
値電流が20mAであり、365mA、270mWで初
めてキンクが観測されたが、70℃では閾値電流が38
mAであり、270mA、150mWで初めてキンク観
測された。
【0053】(比較例7)第二導電型第二クラッド層の
組成をAl0.37Ga0.63Asとした以外は、実施例4と
全く同様にした結果を表2に示す。この場合の実効屈折
率差Δneffは6.0×10-3であった。25℃では閾値
電流が17mAであり、240mA、190mWで初め
てキンクが観測され、70℃では閾値電流が30mAで
あり、280mA、170mWで初めてキンクが観測さ
れた。
【0054】(比較例8)窒化シリコンマスクの開口部
の幅を1.8μmとした以外、実施例4と全く同様にレ
ーザ素子を製造し、25℃における電流と光出力の関係
を測定した結果を表2に示す。この場合のレーザ素子の
電流注入領域の幅は1.0μmであった。閾値電流は1
6mAであり、キンクが観測されることなく、200m
A、155mWでレーザ素子が破壊された。
【0055】(比較例9)窒化シリコンマスクの開口部
の幅を4.8μmとした以外、実施例4と全く同様にレ
ーザ素子を製造し、25℃における電流と光出力の関係
を測定した結果を表2に示す。この場合のレーザ素子の
電流注入領域の幅は4.0μmであった。閾値電流は2
4mAであり、160mA、100mWで最初のキンク
が観測された。
【0056】
【表2】
【0057】
【発明の効果】本発明の半導体レーザは、横方向の実効
屈折率差Δneffおよび電流注入領域の幅Wを特定の範囲
とすることにより、高いキンクレベルと温度特性の両立
を実現するものであり、多大な工業的利益を提供するも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体レーザの実効屈折率差Δneff
説明する図面である。
【図2】本発明の半導体レーザのグルーブ型エピタキシ
ャル構造の一例を示す断面説明図である。
【図3】本発明実施例1の半導体レーザ素子の25℃と
70℃における電流と光出力の関係を示すグラフであ
る。
【図4】本発明実施例2の半導体レーザ素子の25℃と
70℃における電流と光出力の関係を示すグラフであ
る。
【図5】本発明実施例3の半導体レーザ素子の25℃と
70℃における電流と光出力の関係を示すグラフであ
る。
【図6】比較例1の半導体レーザ素子の25℃と70℃
における電流と光出力の関係を示すグラフである。
【図7】比較例2の半導体レーザ素子の25℃と70℃
における電流と光出力の関係を示すグラフである。
【図8】比較例3の半導体レーザ素子の25℃と70℃
における電流と光出力の関係を示すグラフである。
【図9】比較例4の半導体レーザ素子の25℃における
電流と光出力の関係を示すグラフである。
【図10】比較例5の半導体レーザ素子の25℃におけ
る電流と光出力の関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1:GaAs単結晶基板 2:バッファ層 3:第一導
電型クラッド層 4:活性層 5:第二導電型第一クラッド層 6:第二
エッチング阻止層 7:第1エッチング阻止層 8:第二導電型第二クラッ
ド層 9:電流ブロック層 10:キャップ層 11:コンタ
クト層 12:電極 13:電極 14:キンク
フロントページの続き (72)発明者 後藤 秀樹 茨城県牛久市東猯穴町1000番地 三菱化学 株式会社筑波事業所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 GaAs基板上に、少なくとも第一導電
    型クラッド層、元素としてIn、GaおよびAsを含む
    活性層、第二導電型第一クラッド層、電流ブロック層お
    よび第二導電型第二クラッド層を有し、該電流ブロック
    層および該第二導電型第二クラッド層が電流注入領域を
    形成する半導体レーザであって、横方向の実効屈折率差
    Δneffが、発光波長において2.5×10-3以上5.0
    ×10 -3以下であって、かつ、該電流注入領域の幅W
    が、1.5μm以上2.5μm以下であることを特徴と
    する半導体レーザ。
  2. 【請求項2】 電流ブロック層および第二導電型第二ク
    ラッド層がAl、GaおよびAsを含むことを特徴とす
    る請求項1記載の半導体レーザ。
  3. 【請求項3】 電流ブロック層がAlzGa1-zAs(0
    ≦z≦1)からなり、第二導電型第二クラッド層がAl
    yGa1-yAs(0<y≦1)からなることを特徴とする
    請求項2記載の半導体レーザ。
  4. 【請求項4】 発光波長が900〜1200nmである
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の半導
    体レーザ。
  5. 【請求項5】 発光波長が900〜1100nmである
    ことを特徴とする請求項4記載の半導体レーザ。
  6. 【請求項6】 光ファイバー増幅器の励起光源用である
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の半導
    体レーザ。
  7. 【請求項7】 InqGa1-qAs(0<q<1)薄膜お
    よびAlxGa1-xAs(0≦x≦1)光ガイド層からな
    る歪み量子井戸構造を有する活性層ならびにAlyGa
    1-yAs(0<y≦1)第二導電型第二クラッド層およ
    びAlzGa1-zAs(0≦z≦1)電流ブロック層から
    構成されるリッジ型またはグルーブ型の電流注入領域を
    有し、各層の混晶比がx<y≦zなる関係を有すること
    を特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の半導体レ
    ーザ。
  8. 【請求項8】 第二導電型第一クラッド層と電流ブロッ
    ク層の間にAlaGa1-aAs(0≦a≦1)第二エッチ
    ング阻止層とInbGabP(0≦b≦1)第一エッチン
    グ阻止層を有することを特徴とする請求項1〜7のいず
    れかに記載の半導体レーザ。
JP31690397A 1996-11-18 1997-11-18 半導体レーザ Pending JPH10200201A (ja)

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JP30634096 1996-11-18
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002033553A (ja) * 2000-07-18 2002-01-31 Mitsubishi Electric Corp 半導体レーザ装置及びその製造方法
JP2003502851A (ja) * 1999-06-14 2003-01-21 コーニング・インコーポレーテッド アルミニウムフリー閉じ込め層を有する埋め込みリッジ半導体レーザ

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JP2003502851A (ja) * 1999-06-14 2003-01-21 コーニング・インコーポレーテッド アルミニウムフリー閉じ込め層を有する埋め込みリッジ半導体レーザ
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