JPH10198311A - 液晶駆動方法及び液晶表示装置 - Google Patents

液晶駆動方法及び液晶表示装置

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JPH10198311A
JPH10198311A JP35892096A JP35892096A JPH10198311A JP H10198311 A JPH10198311 A JP H10198311A JP 35892096 A JP35892096 A JP 35892096A JP 35892096 A JP35892096 A JP 35892096A JP H10198311 A JPH10198311 A JP H10198311A
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JP
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liquid crystal
signal
image signal
pixel
gate
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JP35892096A
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English (en)
Inventor
Soichi Sato
宗一 佐藤
Hidetsugu Kojima
英嗣 小島
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各画素に充分に且つ確実に電荷をチャージす
ることができるようにして、実質的に書き込み能力を向
上させる。 【解決手段】 フレームカウンタ10は極性反転するタ
イミングを計数するカウンタであり、垂直同期信号を0
から7までカウントする。ラインカウンタ12は、フリ
ッカ防止のために反転時期を分散させるために用いる。
垂直同期信号により、フレームカウンタ10がアップカ
ウントされ、同時にフレームカウンタ10のカウント値
がラインカウンタ12にプリセットされる。ラインカウ
ンタ12は、水平同期信号毎に、カウントパルス発生回
路14から与えられる3個のカウントパルスCKLによ
り、カウント値が+3される。ラインカウンタ12のカ
ウント値の最上位ビットに従ってデータ信号の極性を決
定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、液晶表示素子の
駆動技術に係り、特に、各画素容量を十分に充電するこ
とができる液晶駆動方法及び液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の薄膜トランジスタ(TFT)液晶
表示装置の回路構成の例を図8に示す。図8に示す液晶
表示装置は、駆動回路101、ゲートドライバ102、
データドライバ103及びTFT液晶表示パネル104
を備えている。
【0003】駆動回路101は、パネル制御回路10
5、M信号発生回路106、インバータ107、セレク
タ108及びコモン電圧発生回路109を備える。
【0004】パネル制御回路105は、垂直同期信号V
SYNC、水平同期信号HSYNC及びドットクロック
DOTCKに基づいて、ゲートドライバ102及びデー
タドライバ103の制御信号を発生する。
【0005】M信号発生回路106は、フリップフロッ
プ110、111及びセレクタ112で構成され、垂直
同期信号VSYNC及び水平同期信号HSYNCに基づ
いて、1水平期間毎に反転するM信号を発生する。
【0006】セレクタ108は、M信号発生回路106
で発生されたM信号に従って、アナログ画像信号とイン
バータ107で反転された前記アナログ画像信号とのう
ちの一方を選択して、データドライバ103に供給す
る。データドライバ103は、この信号に基づいて、T
FT液晶表示パネル104のTFTの例えばドレインに
印加する画像信号を生成する。コモン電圧発生回路10
9は、M信号発生回路106で発生されるM信号に応じ
て、適正なコモン電圧を生成し、TFT液晶表示パネル
104の対向電極に供給する。
【0007】従来の液晶表示装置の構成の他の例を図9
に示す。図9に示す液晶表示装置は、ゲートドライバ1
02、データドライバ103及びTFT液晶表示パネル
104と駆動回路121を有している。なお、図9にお
いて、図8と同一部分には同一符号を付す。
【0008】この液晶表示装置の駆動回路121は、垂
直同期信号VSYNC、水平同期信号HSYNC及びド
ットクロックDOTCKを含むR(赤)、G(緑)及び
B(青)のアナログ画像信号を入力し、データドライバ
103及びゲートドライバ102の制御信号、対向電極
駆動用のコモン信号及び駆動用画像信号を生成する。ゲ
ートドライバ102及びデータドライバ103は、これ
らの信号を用いてTFT液晶表示パネル104を駆動す
る。
【0009】駆動回路121は、図10に示すように、
増幅器122,123、レベルシフト回路124,12
5、セレクタ126、コモンカウンタ127、セレクタ
128、ゲートシフトクロック発生回路129、ゲート
イネーブル発生回路130、ゲートスタート発生回路1
31及びデータドライバ制御信号発生回路132を備え
る。
【0010】駆動回路121に供給されたアナログ画像
信号(R、G及びB)は、増幅器122及び123でそ
れぞれ反転増幅及び増幅され、レベルシフト回路124
及び125でレベルシフトされてセレクタ126に入力
される。コモンカウンタ127の値によって、正極性又
は負極性のどちらかの信号が選択され、その信号は駆動
画像信号としてデータドライバ103に供給される。
【0011】ゲートシフトクロック発生回路129、ゲ
ートイネーブル発生回路130、及びゲートスタート発
生回路131は、水平同期信号HSYNC、垂直同期信
号VSYNC及びドットクロックDOTCKに基づい
て、図11のタイムチャートに示すようなゲートシフト
クロック、ゲートスタート信号及びゲートイネーブル信
号を発生する。データドライバ制御信号発生回路132
は、データドライバ103を制御するデータドライバ制
御信号を発生する。
【0012】TFT液晶表示パネル104に印加される
画像信号の波形は、図11に示すようにライン毎に反転
し且つフィールド毎に反転する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】広視野角特性及び高速
応答性を有する液晶として強誘電性液晶、反強誘電性液
晶等の自発分極を有する液晶材料が注目されている。こ
れらの液晶材料は、通常の液晶材料であるTN(ツイス
テッドネマティック液晶)等と比較して、誘電率が高
い。このため、これらの液晶材料を用いた液晶表示素子
の各画素の容量(画素容量)も通常の数倍〜数十倍あ
り、各画素の充電に要する電荷量も多い。
【0014】このため、これらの液晶材料を使用した場
合、図8〜図10に示す構成の液晶駆動装置では、各画
素の選択期間が通常の1水平走査期間であるため、各画
素に十分な電荷をチャージすることが困難であり、コン
トラストを低下させる。書き込み能力を向上させるた
め、TFTのサイズ(チャネル幅)を大きくさせること
も可能であるが、逆に、画素電極のサイズが小さくな
り、各画素の有効サイズ、即ち、開口率が低下してしま
う。
【0015】また、高解像度化等のために、TFT液晶
表示パネルを構成する画素数(特に、垂直方向の画素
数)を増加させた場合にも同様の問題が発生する。
【0016】この発明は、上記実状に鑑みてなされたも
ので、高品質の画像を表示することができる液晶駆動方
法及び液晶表示装置を提供することを目的とする。ま
た、この発明は、各画素に充分に電荷をチャージするこ
とができる液晶駆動方法及び液晶表示装置を提供するこ
とを目的とする。また、この発明は、実質的な書き込み
能力が高い液晶駆動方法及び液晶表示装置を提供するこ
とを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の第1の観点にかかる液晶駆動方法は、マ
トリクス配列された複数の画素電極に対応する複数のア
クティブ素子を選択的にオンすることにより、選択的に
画像信号を供給し、該画素電極に液晶を挟んで対向する
対向電極との間に所要の電圧を生ぜしめて、前記液晶を
駆動する液晶駆動方法であって、各前記画素電極に印加
する画像信号を複数フレームについて連続して同一極性
とし、連続する複数フレーム毎に極性を反転する、こと
を特徴とする。
【0018】この駆動方法によれば、画像信号が複数フ
レームの間同一極性である。従って、前のフレームの画
像信号と今回のフレームの画像信号との差分を各画素
(画素の容量)に充電すればよい。従って、画素容量が
大きい場合でも、各画素容量を十分に充電することがで
き、いわゆる書き込み不足を防止できる。
【0019】前記画像信号の極性反転のタイミングを隣
接する画素電極群毎に異ならせてもよい。画素群とは、
例えば、画素の行を意味する。このようにすることによ
り、印加電圧の極性が反転された画素が分散し、印加電
圧の極性の差によるフリッカを目立たなくすることがで
きる。
【0020】また、この発明の第2の観点にかかる液晶
駆動方法は、マトリクス状に配列された複数の画素電極
に対応する複数のアクティブ素子をオンさせて、それぞ
れ選択的に画像信号を供給し、該画素電極に液晶を挟ん
で対向する対向電極との間に所要の電圧を充電して、前
記液晶を駆動する液晶駆動方法であって、各画素行に対
応するアクティブ素子を、複数画素行毎に飛び越し駆動
しながら複数走査期間オンさせて、前記複数走査期間の
うち、後の第1の走査期間に供給された画像信号をオン
している前記アクティブ素子を介して印加し、前記第1
の走査期間より前の第2の走査期間に前記画像信号より
絶対値の高い電圧を前記オンしているアクティブ素子を
介して印加する、ことを特徴とする。
【0021】この構成によれば、各画素(画素の容量)
は、高電圧で充電(プリチャージ)され、次に、画像信
号で充電される。従って、書き込み不足を防止できる。
【0022】前記絶対値の高い電圧は、固定電圧、前記
画像信号を増幅した信号、1ライン前の画像信号を増幅
した信号、1フィールド前の信号を増幅した信号、1フ
レーム前の信号を増幅した信号、等から構成される。
【0023】予備的な書き込みに使用する信号は任意で
ある。ただし、画像信号の増幅信号を使用することが最
適である。
【0024】各前記画素電極へ印加する信号の極性を画
素行毎に及び/又はフィールド毎に交互に反転してもよ
い。
【0025】以上の液晶駆動方法は、各画素の容量がそ
の充電能力に比べて大きい場合に有効であり、前記液晶
として強誘電相を有するカイラルスメクティック相の液
晶材料を使用した場合には、これらの液晶材料は非常に
大きい誘電率を有しているので、特に有効である。
【0026】また、この発明の第3の観点にかかる液晶
表示装置は、マトリクス配列された複数の画素電極と、
前記複数の画素電極に対向する対向電極と、該対向電極
と前記複数の画素電極との間に介在する液晶と、前記複
数の画素電極に対応してマトリクス配列されて設けら
れ、ゲート信号に応答して画像信号を前記複数の画素電
極に供給する複数の薄膜トランジスタと、を備える液晶
表示パネルと、前記複数の薄膜トランジスタをオンさせ
るゲート信号を画素行毎に共通に前記複数の薄膜トラン
ジスタに順次供給するゲートドライバと、複数フレーム
連続して同一極性で且つ複数フレーム毎に極性が反転す
る画像信号を前記複数の画素電極に各前記薄膜トランジ
スタを介して供給するデータドライバと、を具備するこ
とを特徴とする。
【0027】この構成によれば、データドライバが、前
記複数の画素電極に印加すべき画像信号を、各画素につ
いて、複数フレームについて連続して同一極性となり、
複数フレーム毎に極性が反転する。従って、ゲートドラ
イバによりオンした薄膜トランジスタを介して各画素に
印加される信号の電圧は複数フィールドで同一である。
従って、各画素(画素容量)に充電すべき(書き込むべ
き)電圧はその差分だけである。従って、各画素の容量
が大きな場合でも、充電が適切に行われる。また、印加
電圧の極性を複数フレーム毎に反転しているので、一方
極性の電圧が偏って液晶に印加され、液晶を劣化させる
事態を防止できる。
【0028】前記データドライバは、前記複数フレーム
毎の画像信号の極性反転のタイミングを隣接する画素電
極群毎、例えば、行毎に異ならせる手段を含んでもよ
い。この構成により、フリッカを目立たなくすることが
できる。
【0029】前記液晶は、例えば、強誘電相を有するカ
イラルスメクティック相の液晶材料から構成される。こ
の種の液晶材料は誘電率が高く、この発明が特に有効で
ある。
【0030】なお、この発明の第2の観点にかかる駆動
方法を液晶表示装置としてもよい。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。図1〜図3を参照して、この発
明の第1の実施の形態に係る液晶表示装置を説明する。
【0032】第1の実施の形態による液晶表示装置は、
1水平期間だけでは、各画素(液晶セル)に充分に電荷
をチャージすることができないので、複数フレームにわ
たって同極性の電荷をチャージさせる。また、フリッカ
防止のために、印加電圧の極性反転個所を散在させる。
【0033】図1は、液晶表示装置の主要部の構成を示
す。図1に示す液晶表示装置は、駆動回路1、ゲートド
ライバ2、データドライバ3及びTFT液晶表示パネル
4を備えている。
【0034】TFT液晶表示パネル4は、枠状のシール
材を介して接合されている一対の基板を備える。両基板
とシール材で形成された領域には、例えば、誘電異方性
が正のネマティック液晶が一対の配向膜によりツイスト
配向されて封入されている。一方の基板には、画素電極
42と画素電極42にソースが接続されたTFT41と
がマトリクス状に配列され、各TFT41のゲートはゲ
ートラインGLに、ドレインはデータラインDLに、ソ
ースは画素電極42に接続されている。他方の基板に
は、一方の基板と対向する面に各画素電極42に対向
し、所定電圧が印加される透明な対向電極43が形成さ
れている。
【0035】各表示画素は、画素電極42と対向電極4
3の対向部分とその間の液晶から構成される画素容量C
LCを備え、選択期間に各画素容量CLCに充電された電圧
を次のフレームまで保持し、この保持電圧により液晶の
配向を制御することにより、任意の表示を行う。
【0036】液晶は、強誘電性液晶、反強誘電性液晶等
のように、液晶分子が自発分極を有し、電界を印加した
状態及び/又は電界を印加しない状態において強誘電相
となる液晶から構成され、TN液晶を用いた同一サイズ
の画素容量の4倍〜16倍程度の容量を有する。
【0037】ゲートドライバ2は、ゲートラインGLに
ゲートパルスを順次印加して、そのゲートラインGLに
接続されたTFT41をオンさせる。データドライバ3
は、セレクタ8から供給される画像信号(階調信号等)
をサンプリングし、サンプリングした画像信号をレベル
変換して1ライン単位でパラレルにデータラインDLに
印加する。この画像信号は、その時点でオンしているT
FT41を介して画素電極42に印加する。
【0038】駆動回路1は、パネル制御回路5、選択制
御信号発生回路6、インバータ7、セレクタ8、コモン
電圧発生回路9及びフレームカウンタ10を備え、アナ
ログ画像信号、垂直同期信号VSYNC、水平同期信号
HSYNC及びドットクロックDOTCKに基づいて、
ゲートドライバ2の制御信号、データドライバの3の制
御信号及び画像信号、並びにTFT液晶表示パネル4の
対向電極に供給するコモン信号を生成する。
【0039】パネル制御回路5は、垂直同期信号VSY
NC、水平同期信号HSYNC及びドットクロックDO
TCKに基づいて、ゲートドライバ2及びデータドライ
バ3の制御信号を発生する。
【0040】選択制御信号発生回路6は、アンドゲート
11、ラインカウンタ12、フリップフロップ13及び
カウントパルス発生回路14を有している。
【0041】フレームカウンタ10は画像信号の極性を
反転するタイミングを計数するカウンタであり、垂直同
期信号VSYNCを0から2N−1(Nは自然数)まで
カウントする。
【0042】ラインカウンタ12は、フリッカの発生を
防止するために画像信号の極性を反転する時期を分散さ
せるために設けられたものである。このカウンタは、2
桁のカウンタであり、第1桁は0からN−1をカウント
し、第2桁は0と1をカウントする。アンドゲート11
からフレームの先頭で供給されるプリセット信号に応じ
て、フレームカウンタ10の値をラッチし、水平同期信
号HSYNCの1パルス毎に、(N−1)ずつアップカ
ウントする。
【0043】カウントパルス発生回路14は、水平同期
信号HSYNCの1パルス毎に(N−1)個のカウント
パルスCKLを発生する。
【0044】セレクタ8は、選択制御信号発生回路6で
発生された選択制御信号Sに従って、アナログ画像信号
及びインバータ7で反転されたアナログ画像信号のうち
の一方を選択して、データドライバ3に供給する。コモ
ン電圧発生回路9は、選択制御信号発生回路6で発生さ
れる選択制御信号に応じて、適正なコモン電圧を生成
し、TFT液晶表示パネル4の対向電極43に供給す
る。
【0045】次に、図1の構成を有する液晶表示装置の
動作を説明する。図2は、N=4の場合の動作例を示す
タイムチャートである。垂直同期信号VSYNCによ
り、フレームカウンタ10がアップカウント(+1イン
クリメント)される。また、アンドゲート11を介して
水平同期信号HSYNCと同期してラインカウンタ12
にプリセット信号PRが出力され、フレームカウンタ1
0のカウント値がラインカウンタ12にプリセットされ
る。ラインカウンタ12は、水平同期信号HSYNC毎
に、カウントパルス発生回路14から与えられる(N−
1)すなわち3個のカウントパルスCKLをカウント
し、カウント値を+3する。
【0046】このカウント値の最上位ビットは、水平同
期信号HSYNCに同期してフリップフロップ13に取
り込まれ、選択制御信号Sとして出力される。従って、
選択制御信号Sは、図2に示すように、2水平走査期間
ローレベルで、1水平走査期間ハイレベルで、1水平走
査期間ローレベルで、2水平走査期間ハイレベルで、2
水平走査期間ローレベルで、・・・・・・を繰り返す。
【0047】セレクタ8は、選択制御信号Sに従って、
アナログ画像信号とその反転信号の一方を選択し、デー
タドライバ3に供給する。データドライバ3は、パネル
制御回路5から供給されるサンプリングタイミング信号
に従って供給された画像信号をサンプリングし、前の走
査期間にサンプリングした信号をパラレルにデータライ
ンDLに出力する。
【0048】ゲートドライバ2は、パネル制御回路5か
らの制御信号に従って1水平走査期間毎にゲートライン
GLを切り換えてゲートパルスを順次印加する。ゲート
パルスによりオンしたTFT41を介してデータライン
DLから画素電極42に画像信号が印加され、コモン電
圧発生回路9が発生したコモン電圧との差が各画素容量
LCに印加される。ゲートパルスがオフすると、このゲ
ートパルスが印加されていたTFT41もオフし、それ
までその画素容量CLCに印加されていた電圧がその画素
容量CLCに次の選択期間まで保持され、この電圧により
液晶分子が配向して、任意の表示がなされる。
【0049】図3は、横軸にフレーム番号、縦軸に行番
号を示す。図3における「00」、「03」、「12」
等の数値は、ラインカウンタ12のカウント値、方形波
状の波形は選択制御信号S(カウント値の上位桁の値に
対応している)を表している。
【0050】この波形から明らかなように、例えば、第
1フレームを参照すると、ラインカウンタ12にはフレ
ームカウンタのカウント値0(=00)がプリセットさ
れ、以後、水平同期信号HSYNCが入力される度に、
カウント値は00→03→12(=06)→01(=1
5)→10→・・・・・・と変化する。従って、選択制御信号
Sの波形は、同図のように、L(ローレベル)→ L→
H(ハイレベル)→L→H→H→L→H→・・・・・・と変化
する。
【0051】一方、第2フレームでは、ラインカウンタ
12にフレームカウンタ10のカウント値01がセット
され、以後、水平同期信号HSYNCが供給される度に
カウント値が+3され、上位ビットに対応する信号が選
択制御信号として出力される。行単位で考えると、選択
制御信号Sは4フレーム毎に極性が切り替わっている。
従って、4フレームの間は、同一極性の画像信号が各画
素(画素容量CLC)に印加される。従って、画像信号の
極性が反転した直後の水平走査期間では、各画素容量を
完全に充電できない場合でも、極性反転後の第2〜第4
フレームでは、前回の画像信号との差分を充電すればよ
い。従って、画素容量CLCのサイズによらず、充電を比
較的容易に行うことができる。
【0052】また、各フレーム単位で考えると、画面上
の極性反転位置が分散している。各画素に同一電圧を印
加した場合でもその極性により表示階調等は若干異な
り、フリッカの原因となる。このような駆動方法を採用
することにより、チャージ状態の相違によるフリッカの
発生を防止できる。
【0053】次に、この発明の第2の実施の形態を参照
して説明する。この実施の形態の液晶表示装置の全体構
成は図9に示す構成と同一であり、ゲートドライバ10
2と、データドライバ103と、TFT液晶表示パネル
104と、駆動回路121と、より構成される。
【0054】図4は、第2の実施の形態にかかる駆動回
路121の構成を示す。図4に示す液晶表示装置の駆動
回路は、増幅器21,22、レベルシフト回路23,2
4、第1のセレクタ25、フェーズカウンタ26、フィ
ールドカウンタ27、第2のセレクタ28、第1・第3
フィールド用ゲートシフトクロック発生回路29、第2
・第4フィールド用ゲートシフトクロック発生回路3
0、第3のセレクタ31、第1・第3フィールド用ゲー
トイネーブル発生回路32、第2・第4フィールド用ゲ
ートイネーブル発生回路33、第4のセレクタ34、ゲ
ートスタート発生回路35及びデータドライバ制御信号
発生回路36を有している。
【0055】この駆動回路121は、画像信号毎に配置
され、例えば、R、G、Bカラー表示の場合には、R
用、G用、B用の回路がそれぞれ1つずつ配置される。
各駆動回路の動作は実質的に同一である。従って、ここ
では、1つの回路の動作のみを説明する。この駆動回路
に入力される画像信号(R、G及びB)は、増幅器21
及び22でそれぞれ反転増幅及び増幅され、レベルシフ
ト回路23及び24でレベルシフトされて第1のセレク
タ25に入力される。
【0056】第1のセレクタ25は、フェーズカウンタ
26の出力する2ビットの選択信号Sに従って信号A〜
Dのいずれかを選択して駆動画像信号としてデータドラ
イバに出力する。ここで、信号Aは正極性の所定電圧V
DHを、信号Bはレベルシフト回路24の出力信号(レ
ベルシフトされた正極性の画像信号)を、信号Cは負極
性の所定電圧VDLを、信号Dはレベルシフト回路23
の出力信号(レベルシフトされた負極性の画像信号)を
それぞれ意味する。
【0057】フェーズカウンタ26は、水平同期信号H
SYNCにより、アップカウントする2ビットカウンタ
であり、垂直信号VSYNCによりフィールドカウンタ
27のカウント値をラッチする。フィールドカウンタ2
7は、垂直同期信号VSYNCにより、アップカウント
する2ビットカウンタである。
【0058】ゲートシフトクロック発生回路29、3
0、ゲートイネーブル発生回路32、33及びゲートス
タート発生回路35は、水平同期信号HSYNC、垂直
同期信号VSYNC及びドットクロックDOTCKに基
づいて、図5のタイムチャートに示すようなゲートシフ
トクロック、ゲートスタート信号及びゲートイネーブル
信号を発生する。データドライバ制御信号発生回路36
は、データドライバを制御するデータドライバ制御信号
を発生する。
【0059】第2のセレクタ28は、フェーズカウンタ
26のカウント値の最上位ビットにより、負極性のコモ
ンレベル信号VCL又は正極性のコモンレベル信号VC
Hのどちらかの電圧を選択して、コモン駆動信号を発生
する。フィールドカウンタ27は、1フィールド毎にカ
ウント値が+1インクリメントされる2ビットカウンタ
である。
【0060】フィールドカウンタ27の最下位ビットは
第3のセレクタ31及び第4のセレクタ34に伝達され
る。それらにより、第3のセレクタ31及び第4のセレ
クタ34は、奇数フィールド用と偶数フィールド用のゲ
ートシフトクロック及びゲートイネーブル信号を選択し
て出力する。
【0061】ゲートスタート発生回路35は、垂直信号
VSYNCを起点として水平信号HSYNCをカウント
し、この例では2カウント目に1パルスを発生する。
【0062】次に、図4の駆動回路121の動作につい
て、図5に示すタイムチャートを参照して説明する。図
5に、この駆動回路の各信号のタイミング及び波形を示
している。なお、以下の説明においてはTFT液晶表示
パネル104を、2行毎にインタリーブ駆動し、且つ、
1フレームは4フィールドで構成されているものとす
る。また、図5では、画像信号については、データドラ
イバ103への入力タイミング(画素への出力は1水平
走査期間遅れる)を示し、ゲート信号については、各ゲ
ートラインに印加されるタイミングを示しているので、
タイミングがずれて表示されている。
【0063】〈フィールド1〉垂直同期信号VSYNC
によりフィールドカウンタ27の値が0になったとす
る。この時点が、フレームとそのフレーム内のフィール
ド1の開始時点である。
【0064】フィールドカウンタ27の値0はフェーズ
カウンタ26にセットされる。次に、水平同期信号HS
YNCが2パルス出力されると、フェーズカウンタのカ
ウント値は2になり、この信号により、第1ラインの水
平走査期間の前の水平走査期間に、第1のセレクタ25
は、信号A(=VDH)を駆動画像信号として選択し、
該所定電圧VDHを1水平走査期間データドライバに供
給する。次の水平走査期間、つまり1ライン目の水平走
査期間に第1のセレクタ25により信号B(=レベルシ
フトされた正極性の画像信号)を選択してデータドライ
バに供給する。以後、順次、信号C(=所定電圧VD
L)、信号D(=レベルシフトされた負極性の画像信
号)、信号A・・・・・・を選択して出力する。
【0065】データドライバ103は、供給された駆動
画像信号をデータドライバ制御信号発生回路36から供
給されるデータドライバ制御信号に従って順次サンプリ
ングし、サンプリングした駆動画像信号を次の水平走査
期間にパラレルに出力する。
【0066】一方、ゲートスタート発生回路35は、垂
直及び水平同期信号VSYNC、HSYNCに応答し
て、ゲートスタート信号を前述した第1ラインの前の水
平走査期間から第1ラインの水平走査期間にかけてオン
する。また、フィールドカウンタ27の出力の上位ビッ
トにより、第3のセレクタはフィールド1、3用ゲート
シフトクロックを選択して、出力する。ゲートドライバ
102は、このゲートシフトクロックにより、このゲー
トスタート信号を取り込み、次の水平走査期間、即ち、
第1ラインの水平走査期間に出力する。
【0067】従って、第1ラインの水平走査期間に、第
1ラインのゲートラインGLにゲートパルスが印加さ
れ、第1行のTFT41がオンし、駆動画像信号として
供給されたVDHが第1の画素の画素容量CLCに書き込
まれる。フィールド1、3用のゲートシフトクロック発
生回路29は第2ライン用のシフトクロックを生成しな
い。このため、第2ラインの水平走査期間が開始して
も、ゲートドライバ102は第1ラインのゲートライン
GLにゲートパルスを出力する。なお、ラインの切り替
わり時には、ゲートイネーブル信号がオフし、一旦ゲー
トパルスはオフする。
【0068】このため、データドライバ103から出力
された信号B、即ち、正極性の画像信号をサンプリング
した信号が、第1行のTFT41を介して第1行の画素
電極42に印加され、画素容量CLCに充電される。以
後、フィールド1、3用ゲートシフトクロック発生回路
29は、2ライン分の水平走査期間経過毎に2パルスず
つゲートシフトクロックを生成し、ゲートパルスは2水
平走査期間に2ラインずつシフトする。
【0069】このため、第3ラインの水平走査期間で
は、第3ラインの画素容量に負極性の一定電圧VDLが
充電され、第4ラインの水平走査期間では、第3ライン
の画素容量に負極性のレベルシフトされた画像信号が充
電される。さらに、第5ラインの水平走査期間では、第
5ラインの画素容量に正極性の一定電圧VDHが充電さ
れ、第6ラインの水平走査期間では、第5ラインの画素
容量に正極性のレベルシフトされた画像信号が充電され
る。以後、同様の動作が繰り返される。
【0070】第4のセレクタ34が出力するゲートイネ
ーブル信号は、シフト動作の途中で偶数ラインのゲート
がオンとならないように、シフト動作中ゲートドライバ
102をディスエーブルする。
【0071】また、第2のセレクタ28は、フェーズカ
ウンタ26の上位1ビットの変化に従って、2水平走査
期間毎にVCHとVCLを切り替え、正極性の信号が画
素電極42に印加されているタイミングでは、低電圧の
コモン駆動信号VCLを選択出力し、負極性の信号が画
素電極42に印加されているタイミングでは、高電圧の
コモン駆動信号VCHを選択出力する。このため、第
1,5,9...行の画素の画素容量CLCと第3,7,
13...行の画素の画素容量CLCとには、反対極性の
電圧が印加され、保持される。
【0072】〈フィールド2〉垂直同期信号VSYNC
が出力されると、フィールドカウンタ27のカウント値
は1になり、この値がフェーズカウンタ26にセットさ
れる。このため、第1行の画素の水平走査期間の前の水
平走査期間に、第1のセレクタ25は、駆動画像信号と
して信号Dを選択し、以後は、第1フィールドと同様
に、信号A(=VDH)、信号B(=レベルシフトされ
た正極性の画像信号)、信号C(=所定電圧VDL)、
信号D(=レベルシフトされた負極性の画像信号)・・・・
・・を順次選択して出力する。データドライバ103はこ
れらの信号を順次サンプリングして、データラインDL
に印加する。
【0073】ゲートスタート発生回路35は、第1フィ
ールドと同様に、ゲートスタート信号を発生する。一
方、第3のセレクタ31は、フィールドカウンタ27の
出力から、フィールド2、4用ゲートシフトクロック発
生回路30の出力するゲートクロックを選択して出力す
る。このシフトクロックは、第1行と第2行の水平走査
期間で出力され、以後は、2水平走査期間毎に2パルス
ずつ出力される。
【0074】また、第4のセレクタ34は、フィールド
カウンタ27の出力に従ってフィールド2、4用ゲート
イネーブル発生回路33の出力するゲートイネーブル信
号を選択して、ゲートドライバ102に供給する。この
ゲートイネーブル信号は、第2ラインの水平走査期間ま
でオンしない。
【0075】従って、第2フィールドでは、第2ライン
と第3ラインの水平走査期間に第2行のゲートラインに
ゲートパルスが印加され、また、第4ラインと第5ライ
ンの水平走査期間に第4行のゲートラインにゲートパル
スが印加され、第6ラインと第7ラインの水平走査期間
に第6行のゲートラインに、・・・・・・ゲートパルスが印加
される。
【0076】このため、第2ラインの水平走査期間で
は、第2ラインの画素容量に正極性の一定電圧VDHが
充電され、第3ラインの水平走査期間では、第2ライン
の画素容量CLCに正極性のレベルシフトされた画像信号
が充電される。また、第4ラインの水平走査期間では、
第4ラインの画素容量に負極性の一定電圧VDLが充電
され、第5ラインの水平走査期間では、第4ラインの画
素容量に正極性のレベルシフトされた画像信号が充電さ
れる。さらに、第6ラインの水平走査期間では、第6ラ
インの画素容量に正極性の一定電圧VDHが充電され、
第7ラインの水平走査期間では、第5ラインの画素容量
に正極性のレベルシフトされた画像信号が充電される。
以後、同様の動作が繰り返される。
【0077】また、第2のセレクタ28は、フェーズカ
ウンタ26の上位1ビットの変化に従って、2水平走査
期間毎にVCHとVCLを切り替え、正極性の信号が画
素電極42に印加されているタイミングでは、低電圧の
コモン駆動信号VCLを選択出力し、負極性の信号が画
素電極42に印加されているタイミングでは、高電圧の
コモン駆動信号VCHを選択出力する。
【0078】〈フィールド3〉このフレームでは、第1
のセレクタ25は、駆動画像信号として、信号C→信号
D→信号A→信号B…の順に選択して出力する。その他
の制御信号はフィールド1と同様である。 〈フィールド4〉このフレームでは、第1のセレクタ2
5は、駆動画像信号として、信号B→信号C→信号D→
信号A…の順に選択して出力する。その他の制御信号は
フィールド2と同様である。
【0079】このようにすることにより、各行の書き込
み期間を2水平走査期間とし、初めの1水平走査期間
に、高電圧を印加してプリチャージし、次の水平走査期
間に本来の画像信号を書き込む。従って、書き込み率が
向上し、大きい画素容量CLCに充分に電荷をチャージす
ることができる。
【0080】しかも、各フィールドにおいて、順次選択
される行の画素に、逆極性の電圧が書き込まれるので、
極性の差による表示階調の差も平均化され、フリッカが
低減される。また、フィールド1とフィールド3及びフ
ィールド2とフィールド4でそれぞれ同一の画素容量C
LCに印加される電圧は逆極性であり、一方極性の電圧が
液晶に印加されて液晶が劣化する事態を防止できる。
【0081】上述した実施の形態においては、1水平走
査期間高電圧を印加し、1水平走査期間規定の電圧を印
加するようにしたが、高電圧を印加する期間と規定の電
圧を印加する期間との割合を適宜変更してもよい。
【0082】図6は、この発明の第3の実施の形態の液
晶表示装置の駆動回路部の構成を示す。図6に示す駆動
回路は、図4に示したものとほぼ同様の構成に、増幅器
51、CCD(電荷結合素子:Charge Coupled Devic
e)メモリ52及び第5のセレクタ53を付加したもの
である。第1のセレクタ25Aのみが図4の場合と相違
し、その他の増幅器21,22、レベルシフト回路2
3,24、フェーズカウンタ26、フィールドカウンタ
27、第2のセレクタ28、第1・第3フィールド用ゲ
ートシフトクロック発生回路29、第2・第4フィール
ド用ゲートシフトクロック発生回路30、第3のセレク
タ31、第1・第3フィールド用ゲートイネーブル発生
回路32、第2・第4フィールド用ゲートイネーブル発
生回路33、第4のセレクタ34、ゲートスタート発生
回路35及びデータドライバ制御信号発生回路36は図
4の場合と全く同様である。
【0083】CCDメモリ52は、ラインメモリとして
機能する。第5のセレクタ53は、フェーズカウンタ2
6の下位ビットの信号に応動し、増幅器51を経た画像
信号と、CCDメモリ52で1ライン(1行)分遅れた
画像信号とを交互に選択して、増幅器21及び22に供
給する。
【0084】すなわち、図4の場合における電圧VDH
及びVDLの代わりに、増幅器51により増幅した1ラ
イン前の画像信号を使用する。
【0085】図6の構成における動作のタイムチャート
は図7のようになる。図7のタイムチャートでは、増幅
した画像信号を本来の画像信号の前に1水平走査期間各
画素容量CLCに印加し、次の、水平走査期間に本来の画
像信号(CCDメモリ52に格納しておいたもの)を各
画素容量CLCに印加する。従って、本来の振幅の画像信
号が図5の場合よりも1水平走査期間遅れている。した
がって、その分、つまり1水平走査期間分だけ、他の制
御信号も遅れている。
【0086】このようにすれば、ゲートを開く2水平走
査期間のうち、最初の水平走査期間に図4及び図5の場
合における高電圧パルスの代わりに、所定の増幅率で増
幅した画像信号電圧を印加しているので、低振幅の画像
信号を書き込む際の、最初の選択期間での書き込みすぎ
がなくなり、安定した駆動が可能となる。
【0087】なお、固定電圧、増幅された画像信号に限
定されず、1ライン前の画像信号を増幅した信号と、1
フィールド前の信号を増幅した信号と、1フレーム前の
信号を増幅した信号等を、前半に印加し、後半に画像信
号を印加してもよい。
【0088】また、上述では、2行毎の飛び越し駆動を
行う場合を説明したが、3行以上を単位とする飛び越し
駆動でも、上述と同様にして実施することができる。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係る液
晶駆動方法及び液晶表示装置によれば、各画素容量への
実質的な書き込み能力を向上し、各画素容量に充分に且
つ確実に電荷をチャージすることができる。従って、画
像信号により定義される画像を高品質で適切に表示でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態に係る液晶表示装
置の主要部の構成を模式的に示すブロック図である。
【図2】図1の液晶表示装置における動作を説明するた
めのタイムチャートである。
【図3】図1の液晶表示装置の表示動作を説明するため
の模式図である。
【図4】この発明の第2の実施の形態に係る液晶表示装
置の主要部の構成を模式的に示すブロック図である。
【図5】図4の液晶表示装置における動作を説明するた
めのタイムチャートである。
【図6】この発明の第3の実施の形態に係る液晶表示装
置の主要部の構成を模式的に示すブロック図である。
【図7】図6の液晶表示装置における動作を説明するた
めのタイムチャートである。
【図8】従来の液晶表示装置の一例の主要部の構成を模
式的に示すブロック図である。
【図9】従来の液晶表示装置の他の一例の主要部の構成
を模式的に示すブロック図である。
【図10】図9の主要部の詳細な構成を模式的に示すブ
ロック図である。
【図11】図9及び図10の液晶表示装置における動作
を説明するためのタイムチャートである。
【符号の説明】 1…駆動回路、2…ゲートドライバ、3…データドライ
バ、4…TFT液晶表示パネル、5…パネル制御回路、
6…選択制御信号発生回路、7…インバータ、8,2
5,25A,28,31,34,53…セレクタ、9…
コモン電圧発生回路、10…フレームカウンタ、11…
アンドゲート、12…ラインカウンタ、13…フリップ
フロップ、14…カウントパルス発生回路、21,2
2,51…増幅器、23,24…レベルシフト回路、2
6…フェーズカウンタ、27…フィールドカウンタ、2
9,30…ゲートシフトクロック発生回路、32,33
…ゲートイネーブル発生回路、36…データドライバ制
御信号発生回路、52…CCDメモリ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マトリクス配列された複数の画素電極に対
    応する複数のアクティブ素子を選択的にオンすることに
    より、選択的に画像信号を供給し、該画素電極に液晶を
    挟んで対向する対向電極との間に所要の電圧を生ぜしめ
    て、前記液晶を駆動する液晶駆動方法であって、 各前記画素電極に印加する画像信号を複数フレームにつ
    いて連続して同一極性とし、連続する複数フレーム毎に
    極性を反転する、 ことを特徴とする液晶駆動方法。
  2. 【請求項2】前記画像信号の極性反転のタイミングを隣
    接する画素電極群毎に異ならせる、ことを特徴とする請
    求項1に記載の液晶駆動方法。
  3. 【請求項3】マトリクス状に配列された複数の画素電極
    に対応する複数のアクティブ素子をオンさせて、それぞ
    れ選択的に画像信号を供給し、該画素電極に液晶を挟ん
    で対向する対向電極との間に所要の電圧を充電して、前
    記液晶を駆動する液晶駆動方法であって、 各画素行に対応するアクティブ素子を、複数画素行毎に
    飛び越し駆動しながら複数走査期間オンさせて、前記複
    数走査期間のうち、後の第1の走査期間に供給された画
    像信号をオンしている前記アクティブ素子を介して印加
    し、前記第1の走査期間より前の第2の走査期間に前記
    画像信号より絶対値の高い電圧を前記オンしているアク
    ティブ素子を介して印加する、ことを特徴とする液晶駆
    動方法。
  4. 【請求項4】前記絶対値の高い電圧は、 固定電圧と、前記画像信号を増幅した信号と、1ライン
    前の画像信号を増幅した信号と、1フィールド前の信号
    を増幅した信号と、1フレーム前の信号を増幅した信号
    と、のいずれかより構成される、ことを特徴とする請求
    項3に記載の液晶駆動方法。
  5. 【請求項5】各前記画素電極へ印加する信号の極性を画
    素行毎に及び/又はフィールド毎に交互に反転する、こ
    とを特徴とする請求項3又は4に記載の液晶駆動方法。
  6. 【請求項6】前記液晶は、強誘電相を有するカイラルス
    メクティック相の液晶材料から構成される、ことを特徴
    とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の液晶駆動
    方法。
  7. 【請求項7】マトリクス配列された複数の画素電極と、
    前記複数の画素電極に対向する対向電極と、該対向電極
    と前記複数の画素電極との間に介在する液晶と、前記複
    数の画素電極に対応してマトリクス配列されて設けら
    れ、ゲート信号に応答して画像信号を前記複数の画素電
    極に供給する複数の薄膜トランジスタと、を備える液晶
    表示パネルと、 前記複数の薄膜トランジスタをオンさせるゲート信号を
    画素行毎に共通に前記複数の薄膜トランジスタに順次供
    給するゲートドライバと、 複数フレーム連続して同一極性で且つ複数フレーム毎に
    極性が反転する画像信号を前記複数の画素電極に各前記
    薄膜トランジスタを介して供給するデータドライバと、
    を具備することを特徴とする液晶表示装置。
  8. 【請求項8】前記データドライバは、前記複数フレーム
    毎の画像信号の極性反転のタイミングを隣接する画素電
    極群毎に異ならせる手段を含むことを特徴とする請求項
    7に記載の液晶表示装置。
  9. 【請求項9】前記液晶は、強誘電相を有するカイラルス
    メクティック相の液晶材料から構成される、ことを特徴
    とする請求項7又は8に記載の液晶表示装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004054292A (ja) * 2002-07-19 2004-02-19 Samsung Electronics Co Ltd 液晶表示装置
JP2013174916A (ja) * 2011-02-08 2013-09-05 Novatek Microelectronics Corp Lcd及びlcdに適用可能な駆動方法
JP2019168516A (ja) * 2018-03-22 2019-10-03 カシオ計算機株式会社 液晶制御回路、電子時計、および液晶制御方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004054292A (ja) * 2002-07-19 2004-02-19 Samsung Electronics Co Ltd 液晶表示装置
JP2013174916A (ja) * 2011-02-08 2013-09-05 Novatek Microelectronics Corp Lcd及びlcdに適用可能な駆動方法
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