JPH10194924A - 油中水型乳化組成物及び皮膚外用剤 - Google Patents

油中水型乳化組成物及び皮膚外用剤

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JPH10194924A
JPH10194924A JP1593197A JP1593197A JPH10194924A JP H10194924 A JPH10194924 A JP H10194924A JP 1593197 A JP1593197 A JP 1593197A JP 1593197 A JP1593197 A JP 1593197A JP H10194924 A JPH10194924 A JP H10194924A
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JP1593197A
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Toshihiko Kaminuma
敏彦 上沼
Seiji Nishiyama
聖二 西山
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Shiseido Co Ltd
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Shiseido Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 温度安定性に優れ、従来のべたつき感を軽減
できる使用性に極めて優れた油中水型乳化組成物及び皮
膚外用剤を提供すること。 【解決手段】 水膨潤性粘土鉱物を第四級アンモニウム
塩型カチオン界面活性剤と非イオン性界面活性剤とで処
理して得られる有機変性粘土鉱物とアミノ酸またはその
塩から選ばれた一種または二種以上と油分と水とを含有
することを特徴とする油中水型乳化組成物及びこれを用
いた皮膚外用剤である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は油中水型乳化組成物
(W/O型乳化組成物)及びこれを含有する皮膚外用剤
に関する。さらに詳しくは、優れた温度安定性を有し外
相となる油分として極性油から非極性油まで幅広く用い
ることが出来る油中水型乳化組成物及びこれを含有する
温度安定性及び使用性に極めて優れた皮膚外用剤に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、水膨潤性粘土鉱物を第四級アンモ
ニウム塩型カチオン界面活性剤と非イオン性界面活性剤
とで処理して得られる有機変性粘土鉱物を乳化剤として
用いた油中水型乳化組成物は知られている(特許公報平
2−14098号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、上記有
機変性粘土鉱物を乳化剤として用いた油中水型乳化組成
物においてさらに鋭意研究を行った結果、この系にアミ
ノ酸またはその塩を加えると驚くべきことに予期し得な
いほど一段と安定性が向上し、この油中水型乳化組成物
を利用した皮膚外用剤は伸びが軽くべたつきがない優れ
た使用感触を与えるという予期せぬ効果を見出だし、こ
の知見に基づいて本発明を完成するに至った。
【0004】本発明の目的は、極めて優れた温度安定性
を有する油中水型乳化組成物及びこれを用いた温度安定
性及び使用性に極めて優れた皮膚外用剤を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、水
膨潤性粘土鉱物を第四級アンモニウム塩型カチオン界面
活性剤と非イオン性界面活性剤とで処理して得られる有
機変性粘土鉱物とアミノ酸またはその塩から選ばれた一
種または二種以上と油分と水とを含有することを特徴と
する油中水型乳化組成物を提供するものである。
【0006】また、本発明は、上記アミノ酸またはその
塩が、L−アルギニンまたはその塩酸塩、L−グルタミ
ン酸またはそのナトリウム塩であることを特徴とする上
記記載の油中水型乳化組成物を提供するものである。
【0007】さらに、本発明は、上記アミノ酸またはそ
の塩の含有量が、0.01〜10.0重量%であること
を特徴とする上記記載の油中水型乳化組成物を提供する
ものである。
【0008】また、本発明は、上記記載の油中水型乳化
組成物を含有することを特徴とする皮膚外用剤を提供す
るものである。
【0009】以下、本発明の構成に詳述する。本発明に
乳化剤として用いる有機変性粘土鉱物とは水膨潤性粘土
鉱物を第四級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤と非
イオン性界面活性剤とで処理して得られるものである。
水膨潤性粘土鉱物は、三層構造を有するコロイド性含水
ケイ酸アルミニウムの一種で、一般に下記一般式「化
1」
【化1】(X,Y)23(Si,Al)410(OH)2
1/3・nH2O 但し、X=Al、Fe〓、Mn〓、Cr〓 Y=Mg、Fe〓、Ni、Zn、Li Z=K、Na、Ca で表され、具体的には、モンモリロナイト、サボナイト
およびヘクトライト等の天然または合成{この場合、式
中の(OH)基がフッ素で置換されたもの}のモンモリ
ロナイト群(市販品では、ビーガム、クニピアラポナイ
ト等がある。)およびナトリウムシリシックマイカやナ
トリウムまたはリチウムテニオライトの名で知られる合
成雲母(市販品ではダイモナイト;トピー工業(株)等
がある)等である。
【0010】この水膨潤性粘土鉱物を処理するために用
いる第四級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤は、下
記一般式「化2」
【化2】 (式中、R1 は炭素数10〜22のアルキル基またはベ
ンジル基、R2 はメチル基または炭素数10〜22のア
ルキル基、R3 とR4 は炭素数1〜3のアルキル基また
はヒドロキシアルキル基、Xはハロゲン原子またはメチ
ルサルフェート残基を表す。)で表されるものである。
【0011】例えば、ドデシルトリメチルアンモニウム
クロリド、ミリスチルトリメチルアンモニウムクロリ
ド、セチルトリメチルアンモニウムクロリド、ステアリ
ルトリメチルアンモニウムクロリド、アラキルトリメチ
ルアンモニウムクロリド、ベヘニルトリメチルアンモニ
ウムクロリド、ミリスチルトリメチルアンモニウムクロ
リド、セチルジメチルアンモニウムクロリド、ステアリ
ルジメチルアンモニウムクロリド、アラキルジメチルア
ンモニウムクロリド、ベヘニルジメチルアンモニウムク
ロリド、セチルジエチルアンモニウムクロリド、ステア
リルジエチルアンモニウムクロリド、ステアリルジエチ
ルアンモニウムクロリド、アラキルジエチルアンモニウ
ムクロリド、ベヘニルジエチルアンモニウムクロリド、
ベンジルジメチルミリスチルアンモニウムクロリド、ベ
ンジルジメチルセチルアンモニウムクロリド、ベンジル
ジメチルステアリルルアンモニウムクロリド、ベンジル
ジメチルベヘニルアンモニウムクロリド、ベンジルジメ
チルエチルセチルアンモニウムクロド、ベンジルジメチ
ルエチルステアリルアンモニウムクロド、ジステアリル
ジメチルアンモニウムクロリド、ジベヘニルジヒドロキ
シエチルアンモニウムクロリド、および相当するブロミ
ド等、さらにジパルミチルウロピルエチルアンモニウム
メチルサルフェート等が挙げられ、これらのうち一種ま
たは二種以上が任意に選択されて処理される。
【0012】また、水膨潤性粘土鉱物を処理するために
用いる非イオン性界面活性剤はそのHLB値が2〜16
の範囲内に存し、3〜12のものがさらに好適である。
例示すれば、ポリオキシエチレン2〜30モル付加{以
下POE(2〜30)と略す。}オレイルエーテル、P
OE(2〜35)ステアリルエーテル、POE(2〜2
0)ラウリルエーテル、POE(1〜20)アルキルフ
ェニルエーテル、POE(6〜18)ベヘニルエーテ
ル、POE(5〜25)2−デシルペンタデシルエーテ
ル、POE(3〜30)2−デシルテトラデシルエーテ
ル、POE(8〜16)2−オクチルデシルエーテル、
等のエーテル型活性剤、およびPOE(4〜60)硬化
ヒマシ油、POE(3〜14)脂肪酸モノエステル、P
OE(6〜30)脂肪酸ジエステル、POE(5〜2
0)ソルビタン脂肪酸エステル等のエステル型活性剤、
更にPOE(2〜30)グリセリルモノイソステアレー
ト、POE(10〜60)グリセリルトリイソステアレ
ート、POE(7〜50)硬化ヒマシ油モノイソステア
レート、POE(12〜60)硬化ヒマシ油トリイソス
テアレート等のエーテルエステル型活性剤等のエチレン
オキシド付加型界面活性剤およびデカグリセリルテトラ
オレート、ヘキサグリセリルトリイソステアレート、ジ
グリセリルジイソステアレート、グリセリルモノオレエ
ート等のグリセリン脂肪酸エステル等の多価アルコール
脂肪酸エステル型界面活性剤があげられる。これらの中
で、デカグリセリルテトラオレート、ヘキサグリセリル
トリイソステアレート、ジグリセリルジイソステアレー
ト等のジグリセリン以上のポリグリセリン脂肪酸エステ
ル、POE(2〜12)ラウリルエーテル、POE(6
〜15)ベヘニルエーテル、POE(5〜20)2−デ
シルペンタデシルエーテル、POE(5〜17)2−デ
シルテトラデシルエーテル、POE(8〜16)2−オ
クチルデシルエーテル等のPOE付加エーテル型活性
剤、およびPOE(10〜20))硬化ヒマシ油、PO
E(5〜14)オレイン酸モノエステル、POE(6〜
20)オレイン酸ジエステル、POE(5〜10)ソル
ビタンオレインエステル等のPOE付加エステル型活性
剤、POE(3〜15)グリセリルモノイソステアレー
ト、POE(10〜40)グリセリルトリイソステアレ
ート等のPOE付加エーテルエステル活性剤等のエチレ
ンオキシド付加型の非イオン性界面活性剤が特に好まし
い。これら非イオン界面活性剤の中から一種または二種
以上が任意に選択されて用いられる。
【0013】本発明に用いられる有機変性粘土鉱物は、
例えば、水、アセトンあるいは低級アルコール等の低沸
点溶媒中で上述の水膨潤性粘土鉱物と第四級アンモニウ
ム塩型カチオン界面活性剤と非イオン性界面活性剤とを
分散攪拌処理するか、または予め水膨潤性粘土鉱物と第
四級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤とを低沸点溶
媒中で処理してカチオン変性粘土鉱物を得てから非イオ
ン性界面活性剤で処理し、次いで低沸点溶剤を除去する
ことによって得られる。なお、第四級アンモニウム塩型
カチオン界面活性剤のみで処理された有機変性粘土鉱物
と非イオン性界面活性剤を油中水型乳化組成物に添加し
て油中水型乳化組成物中にて非イオン性界面活性剤で処
理されることも可能である。
【0014】第四級アンモニウム塩型カチオン界面活性
剤と非イオン性界面活性剤とが層間に入り込むことによ
り水膨潤性粘土鉱物の層間隔は広がった状態になるの
で、X線回析で長面間隔を測定することにより第四級ア
ンモニウム塩型カチオン界面活性剤と非イオン性界面活
性剤の吸着の有無を確認できる。
【0015】またこの有機変性粘土鉱物をクロロホル
ム、エーテル等を用いてソックスレー抽出すれば層間の
界面活性剤は洗い流されてくるので、該抽出液をガスク
ロマトグラフィー分析、熱分解温度測定あるいは熱分解
量測定(DTA−TG測定)等にかけて界面活性剤の存
在を確かめることができる。
【0016】本発明に用いる有機変性粘土鉱物中の第四
級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤の含量は水膨潤
性粘土鉱物100gに対して60〜140ミリ当量(以
下 meqと略す。)であることが好ましい。又有機変性粘
土鉱物中の非イオン性界面活性剤の含有量は、水膨潤性
粘土鉱物100gに対して5〜200gが好ましく、さ
らに好ましくは15〜170gである。
【0017】本発明の油中水型乳化組成物に配合される
有機変性粘土鉱物の配合量は、乳化組成物全量に対し
0.25〜5重量%であり、0.5〜3重量%が好まし
い。
【0018】本発明に用いられるアミノ酸およびその塩
は、D,L体アミノ酸及びその塩であり、例えば、アラ
ニン、グリシン、アルギニン、リジン、トリプトファ
ン、セリン、グルタミン、グルタミン酸、アスパラギ
ン、アスパラギン酸、チロシン、スレオニン、システイ
ン、フェニルアラニン、ヒスチジン、ロイシン、イソロ
イシン、メチオニン、プロリン、バリン等が挙げられ、
一種または二種以上が任意に選択されて用いられる。特
に好ましくはL−アルギニン及びその塩酸塩、L−グル
タミン酸及びそのナトリウム塩である。
【0019】本発明の油中水型乳化組成物に配合される
アミノ酸またはその塩の配合量は、乳化組成物全量に対
し0.001〜20重量%であり、0.01〜10重量
%が好ましい。本発明においては油中水型乳化組成物に
アミノ酸またはその塩を配合することによって、温度安
定性及び使用性を驚くほど向上させることが出来る。
【0020】本発明に用いられる油分は、化粧品、医薬
部外品、医薬品等で用いられる一般的な油分は、全て用
いることができ、その範囲も極性油から非極性油まで幅
広く用いることができる。油分を例示すれば、流動パラ
フィン、スクワラン、イソパラフィン、分岐鎖状径パラ
フィン等の炭化水素油、イソプロピルミリステート、セ
チルイソオクタノエート等のエステル油、デカメチルペ
ンタシロキサン、ジメチルポリシロキサン、メチルフェ
ニルポリシロキサン等のシリコーン油等が挙げられる。
また、ワセリン、マイクロクリスタリン、ラノリン、ビ
ースワックス等のワックス類も本発明の効果を損なわな
い範囲で配合可能である。
【0021】本発明の油中水型乳化組成物に配合される
油分の配合量は、乳化組成物全量に対し5〜90重量%
程度であり、10〜80重量%が好ましい。
【0022】本発明の必須成分である水の中には他の水
溶性成分を本発明の効果を損なわない範囲で配合するこ
とができる。
【0023】本発明の油中水型乳化組成物は上記必須成
分の他に必要に応じ本発明の効果を損なわない範囲で油
溶性および水溶性の物質を配合して常法により製造する
ことが出来る。例えば、薬剤、保湿剤、増粘剤、防腐
剤、金属封鎖剤、香料等の通常化粧品、医薬部外品及び
医薬品に用いられる成分を配合し、常法により油中水型
乳化組成物の皮膚外用剤を製造することが出来る。な
お、上記必須成分は油中水型乳化組成物である皮膚外用
剤全量に対してそれぞれ配合される。本発明の皮膚外用
剤とは、皮膚化粧料、毛髪化粧料などの化粧品、医薬部
外品及び医薬品として利用される。
【0024】
【実施例】次に本発明を実施例を挙げてさらに詳細に説
明する。本発明はこれによって限定されるものではな
い。実施例中の数字は重量%を表す。
【0025】先ず本発明に乳化剤として用いる有機変性
粘土鉱物調製の一例を次に示す。 「製造例1」ベンジルジメチルステアリルアンモニウム
クロリド45g(約100meq相当)とPOE(6)
ラウリルエーテル30gを50℃で溶解した水溶液50
0mlに水膨潤性粘土鉱物であるビーガム(米国バンダー
ビルト社の商品名)100gを添加し約30分間ディス
パーにて十分に分散し混合した。次いで濾過器により水
を除去後、約一昼夜乾燥して本発明に用いる有機変性粘
土鉱物を得た。
【0026】「実施例1:油中水型乳化組成物」製造例
1で得た有機変性粘土鉱物1部をセチルイソオクタノエ
ート30部と混合しあらかじめ油相を形成し、引続き水
70部とL−アルギニン塩酸塩1部を室温で加え、ホモ
ミキサーで攪拌乳化して本発明の油中水型乳化組成物を
製造した。
【0027】「実施例2:油中水型乳化組成物」製造例
1で得た有機変性粘土鉱物1部をデカメチルペンタシロ
キサン30部と混合しあらかじめ油相を形成し、引続き
水70部とL−グルタミン酸ナトリウム1部を室温で加
え、ホモミキサーで攪拌乳化して本発明の油中水型乳化
組成物を製造した。
【0028】次に本発明の油中水型乳化組成物からなる
皮膚外用剤を製造し、温度安定性及び使用性を評価し
た。なお、有機変性粘土鉱物は製造例1に準じて得たも
のを使用した。
【0029】 「実施例3:モイスチャークリーム」 (1)スクワラン 20.0 (2)セチルイソオクタノエート 8.5 (3)ビーガム1.0gをベンジルジメチル アンモニウムクロリド0.2gとジス テアリルジメチルアンモニウムクロリ ド0.1g及びPOE(10)グリセ ロールトリイソステアレート0.2g で処理し得た有機変性粘土鉱物 1.5 (4)L−アルギニン塩酸塩 0.1 (5)香料 適 量 (6)パラオキシ安息香酸 0.2 (7)グリセリン 10.0 (8)水 59.7 「製法」(1)〜(5)を混合分散し、予め油相を調製
しておく。次に(6)〜(9)を均一に溶解したものを
徐々にディスパーで攪拌しながら油相に添加し本発明の
モイスチャークリームを得た。
【0030】 「実施例4:ナイトクリーム」 (1)スクワラン 30.0 (2)ラノリン 1.0 (3)マイクロクリタリンワックス 1.0 (4)0.5gのベントン38をPOE(14) ジオレイン酸エステル0.05gで処理して 得た有機変性粘土鉱物 0.6 (5)L−グルタミン酸ナトリウム 1.0 (6)パラヒドロキシ安息香酸ブチル 0.1 (7)香料 適 量 (8)ピロリドンカルボン酸ナトリウム 4.0 (9)プロピレングリコール 5.0 (10)水 57.3 「製法」実施例3と同様にして本発明のナイトクリーム
を得た。
【0031】「比較例1:モイスチャークリーム」実施
例3の処方からL−アルギニン塩酸塩を除いた他は実施
例3と同様にしてモイスチャークリームを製造した。
【0032】「比較例2:ナイトクリーム」実施例4か
らL−グルタミン酸ナトリウムを除いた他は実施例4と
同様にしてナイトクリームを製造した。
【0033】実施例1、2、3、4、比較例1、2の温
度安定性結果及び実施例3、4比較例1、2の女性専用
パネル6名による実使用試験結果を「表1」に示す。温
度安定性試験結果は1か月放置後の外観を、また実使用
試験は使用時の感触をそれぞれ下記の評価基準で判定し
た。 「温度安定性」 ○:分離が全くみられない △:分離が殆どみられない ×:液相(油相又は水相)の分離が生じた 「使用性」 A:べたつかず滑らかでしっとりした感触 B:滑らかな感触 C:しっとりした感触
【0034】
【表1】 「表1」から本発明の油中水型乳化組成物及び皮膚外用
剤は優れた温度安定性を有し、べたつかず滑らかでしっ
とりした感触を与えることが出来る優れた使用性も有し
ていることが分かる。
【0035】本発明のよれば優れた温度安定性を有する
油中水型乳化組成物を提供出来る。本発明の油中水型乳
化組成物は乳化剤として用いる有機変性粘土鉱物の配合
量が少なくてすみ、また従来配合が困難であった極性の
高い油分も使用することが出来る。さらに、本発明の油
中水型乳化組成物は、従来の油中水型乳化組成物の使用
感触であるべたつきが軽減され皮膚に塗布した場合の伸
びが軽いので、優れた使用性を有する皮膚外用剤を提供
することが出来る。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水膨潤性粘土鉱物を第四級アンモニウム
    塩型カチオン界面活性剤と非イオン性界面活性剤とで処
    理して得られる有機変性粘土鉱物とアミノ酸またはその
    塩から選ばれた一種または二種以上と油分と水とを含有
    することを特徴とする油中水型乳化組成物。
  2. 【請求項2】 前記アミノ酸またはその塩が、L−アル
    ギニンまたはその塩酸塩、L−グルタミン酸またはその
    ナトリウム塩であることを特徴とする請求項1記載の油
    中水型乳化組成物。
  3. 【請求項3】 前記アミノ酸またはその塩の含有量が、
    0.01〜10.0重量%であることを特徴とする請求
    項1または2記載の油中水型乳化組成物。
  4. 【請求項4】 請求項1、2、または3記載の油中水型
    乳化組成物を含有することを特徴とする皮膚外用剤。
JP1593197A 1997-01-13 1997-01-13 油中水型乳化組成物及び皮膚外用剤 Pending JPH10194924A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007254308A (ja) * 2006-03-22 2007-10-04 Pola Chem Ind Inc 油中水乳化剤形の皮膚外用剤

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JP4690920B2 (ja) * 2006-03-22 2011-06-01 ポーラ化成工業株式会社 油中水乳化剤形の皮膚外用剤

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