JPH10194152A - 自動車の舵取装置 - Google Patents

自動車の舵取装置

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JPH10194152A
JPH10194152A JP586097A JP586097A JPH10194152A JP H10194152 A JPH10194152 A JP H10194152A JP 586097 A JP586097 A JP 586097A JP 586097 A JP586097 A JP 586097A JP H10194152 A JPH10194152 A JP H10194152A
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JP
Japan
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steering
steering wheel
rotation
column
moving body
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Application number
JP586097A
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English (en)
Inventor
Susumu Imagaki
進 今垣
Yoshitaka Yamamoto
義隆 山本
Ryuichi Komine
龍一 小峯
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Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
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Publication date
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  • Power Steering Mechanism (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステアリングホィールを中立位置に対し左右
へ回転操作する場合、該ステアリングホィールが所定の
回転許容量以上に回転操作されるのを防止することがで
きるようにする。 【解決手段】 舵取機構1に機械的に連結されていない
ステアリングホィール2の回転に連動するコラム20の
回転に追従して移動可能な移動体40と、該移動体40
に当接して移動体40の移動許容量を設定する二つの阻
止部41,42を設けて、ステアリングホィール2の中
立位置に対する左右への回転許容量を設定するようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は運転者の操作に応じ
て舵取用の車輪を操向させるための自動車の舵取装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の舵取りは、車室の内部に配され
たステアリングホィールの回転操作を、舵取り用の車輪
(一般的には前輪)の操向のために車室の外部に配され
た舵取機構に伝えて行われる。
【0003】自動車用の舵取機構としては、ボールねじ
式、ラック・ピニオン式等の種々の形式のものが実用化
されており、例えば、車体の前部に左右方向に延設され
たラック軸の軸長方向の摺動を、左右の前輪に付設され
たナックルアームにタイロッドを介して伝える構成とし
たラック・ピニオン式の舵取機構は、車室のステアリン
グホィールから車室外に延びるコラムの先端部に嵌着さ
れたピニオンを前記ラック軸の中途に形成されたラック
歯に噛合させ、ステアリングホィールの回転をラック軸
の軸長方向の摺動に変換して、ステアリングホィールの
回転操作に応じた舵取りを行わせ、また、舵取機構に設
けられた一対のストッパーにより前記ステアリングホィ
ールの回転量を設定する構成となっている。
【0004】また近年においては、舵取機構の中途に、
油圧シリンダ、電動モータ等の操舵補助用のアクチュエ
ータを配し、このアクチュエータを、舵取りのためにス
テアリングホィールに加えられる操舵力の検出結果に基
づいて駆動して、ステアリングホィールの回転に応じた
舵取機構の動作を前記アクチュエータの出力により補助
し、舵取りのための運転者の労力負担を軽減する構成と
した動力舵取装置(パワーステアリング装置)が広く普
及している。
【0005】ところが、以上の如き従来の舵取装置にお
いては、動力舵取装置としての構成を有するか否かに拘
わらず、ステアリングホィールと舵取機構とが機械的に
連結されていることから、車室内でのステアリングホィ
ールの配設位置が限定され、車室内部のレイアウトの自
由度が制限されるという問題があり、また、前記連結の
実現のために大嵩の連結部材を必要とし、車両の軽量化
の実現を阻害するという問題がある。
【0006】このような問題を解消するため、従来か
ら、ステアリングホィールを舵取機構と機械的に連結せ
ずに配する一方、舵取機構に操舵用のアクチュエータを
配し、このアクチュエータを、前記ステアリングホィー
ルの操作方向及び操舵角の検出結果に基づいて動作さ
せ、舵取機構にステアリングホィールの操舵角に見合う
舵取角を加えて、前記ステアリングホィールの操作に応
じた舵取りを行わせる構成とした分離型の舵取装置が提
案されている。
【0007】以上の如き分離型の舵取装置は、前述した
問題を解消し得るという利点に加えて、ステアリングホ
ィールの操舵角と舵取アクチュエータの動作量との対応
関係が機械的な制約を受けずに設定できることから、車
速の高低、旋回程度、加減速の有無等、自動車の走行状
態に応じた操舵特性の変更に柔軟に対応でき、設計自由
度が向上するという利点を有している。
【0008】更には、自動車の前面衝突に伴うステアリ
ングホィールの突き上げを略防止でき、衝突安全性の向
上を図り得る上、ITS(Interigent Transport Syste
ms)、AHS(Automated Highway Systems )等、近年
その開発が進められている自動運転システムへの対応が
容易であるという利点を有する等、従来の舵取装置では
実現不可能な多くの利点を有しており、自動車技術の発
展のために有用なものとして注目されている。しかし、
ステアリングホィールは舵取機構に機械的に連結されて
いないし、また、ステアリングホィールの回転許容量を
設定するものが設けられていないため、ステアリングホ
ィールの回転を所定の回転許容量位置に止めることがで
きなかったのである。
【0009】なお、舵取機構に舵取力を加える舵取アク
チュエータとしては、走行状態に応じた舵取特性の変更
制御の容易性を考慮して、一般的に、電動モータが用い
られており、また、舵取機構から切り離されたステアリ
ングホィール側には、電動モータを付設し、ステアリン
グホィールに適度の反力を加えることにより、該ステア
リングホィールと舵取機構とが機械的に連結されたかの
如き感覚での舵取操作を行わせ得るようにしてある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】さて、以上の如く構成
された分離型の舵取装置は、ステアリングホィールが舵
取機構に機械的に連結されていないため、ステアリング
ホィールの回転許容量を設定することができなかった。
このため、ステアリングホィールを中立位置に対し左右
へ回転操作する場合、該ステアリングホィールが所定の
回転許容量以上に回転操作されることがあった。このよ
うに、分離型の舵取装置においては、ステアリングホィ
ールが舵取機構と機械的に連結された従来の舵取装置に
対しステアリングホィールが回転許容量以上に回転操作
されることがあり違和感が生じるという不具合があっ
た。
【0011】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、分離型の舵取装置においてステアリングホィー
ルの中立位置に対する左右への回転許容量を設定する回
転許容量設定手段を設けることにより、ステアリングホ
ィールを中立位置に対し左右へ回転操作する場合、該ス
テアリングホィールが所定の回転許容量以上に回転操作
されるのを防止することができる舵取装置を提供するこ
とを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自動車の舵
取装置は、舵取機構に機械的に連結されていないステア
リングホィール及び前記舵取機構にその出力を加える舵
取モータを備え、前記ステアリングホィールの操舵角と
前記舵取機構の舵取角との偏差に基づいて求めた必要舵
取角を得るべく前記舵取モータを駆動し、前記ステアリ
ングホィールの操作に応じた舵取を行うようにした自動
車の舵取装置において、前記ステアリングホィールの中
立位置に対する左右の回転許容量を設定する回転許容量
設定手段を備えていることを特徴とする。この発明にお
いては、ステアリングホィールを中立位置から左右に回
転操作する場合、該ステアリングホィールが所定角度回
転操作されると、その回転が回転許容量設定手段により
阻止される。これにより、ステアリングホィールを中立
位置に対し左右へ回転操作する場合、該ステアリングホ
ィールが所定の回転許容量以上に回転操作されるのを防
止することができる。
【0013】更に加えて、前記回転許容量設定手段は、
ステアリングホィールの回転に連動するコラムの回転に
追従して移動する移動体と、該移動体に当接して移動体
の移動許容量を設定する二つの阻止部を備えていること
を特徴とする。この発明においては、ステアリングホィ
ールの回転に連動するコラムが移動体に対し回転し、こ
の回転により移動体がコラムの回転に追従して移動し、
さらにこの追従移動する移動体が二つの阻止部の一方に
当接してコラムの回転が阻止される。これにより、コラ
ムの回転を軸長方向の移動に変換して移動体を軸長方向
に移動させたり、又はコラムを移動体と相対回転させた
後、該移動体をコラムとともに回転させたりすることに
より、左右へ回転操作するステアリングホィールを、中
立位置から180度以上に回転操作することができ、し
かも、180度以上の回転域でステアリングホィールの
回転を止めることができるのである。
【0014】また、前記移動体は、コラムの外周に、軸
長方向移動可能であり回転不能に螺着されたナット体で
あり、該ナット体の移動量を検出する検出手段を具備し
ていることを特徴とする。この発明においては、コラム
の回転許容量を、ナット体の軸方向への移動量に変換し
てステアリングホィールの回転許容量を設定できるか
ら、ステアリングホィールの中立位置からの回転許容量
を180度以上に設定できる構成を簡単にできて、しか
も、小形にできるのであり、さらに、ナット体の移動量
を検出する検出手段として、直線変位を検出する簡易構
造のセンサを用いることができる。
【0015】また、前記阻止部の少なくとも一方は、位
置変更可能にしていることを特徴とする。この発明にお
いては、各阻止部の少なくとも一方の配設位置を変更す
ることにより、移動体の移動許容量を簡易に変更するこ
とができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下本発明をその実施の形態を示
す図面に基づいて詳述する。図1は、本発明に係る自動
車の舵取装置のコラム部分の断面図、図3は同舵取装置
の全体構成を示すブロック図である。
【0017】この舵取装置は、車体の左右に配された一
対の舵取用の車輪10,10に舵取動作を行わせるため
の舵取機構1と、舵取機構1から切り離して配されたス
テアリングホィール2と、該ステアリングホィール2の
操作に応じて前記舵取機構1を動作させるべく、後述す
る制御動作を行う舵取制御部3と、ステアリングホィー
ル2の中立位置に対する左右への回転許容量を設定する
回転許容量設定手段4とを備えてなる。
【0018】前記舵取機構1は、図3に示すように、車
体の左右方向に延設されて軸長方向に摺動する操舵軸1
1の両端部を、舵取用の車輪10,10のナックルアー
ム12,12に各別のタイロッド13,13を介して連
結し、操舵軸11の両方向への摺動によりタイロッド1
3,13を介してナックルアーム12,12を押し引き
し、前記車輪10,10を左右に操向させる構成となっ
ている。
【0019】この操向を行わせるため、本発明舵取装置
は、操舵軸11を軸長方向への摺動自在に支承するラッ
クハウジング14の中途に一体的に構成された舵取モー
タM1を備えており、車輪10,10の操向は、舵取モ
ータM1の回転を、運動変換機構により操舵軸11の摺
動に変換して行われる。
【0020】図4は、舵取モータM1及び運動変換機構
の構成を示す縦断面図である。本図に示す如く舵取モー
タM1は、前記操舵軸11を軸長方向へ摺動自在に支承
する操舵軸ハウジング14の中途に一体的に構成された
モータハウジング50の内部に、これの内面に周設され
たステータ51と、該ステータ51の内側にわずかな間
隙を隔てて対向するロータ52とを備え、3相ブラシレ
スモータとして構成されている。
【0021】前記ロータ52は、操舵軸11の外径より
も大なる内径を有する円筒形をなすロータ筒53の外周
に固設してあり、該ロータ筒53と共に、モータハウジ
ング50の一側と、該モータハウジング50の他側に連
続する操舵軸ハウジング14とに夫々内嵌固定された玉
軸受54,55により両持ち支持され、前記ステータ5
1の内側にて同軸回転自在に支承されており、舵取制御
部3から後述する如く与えられる動作指令信号に応じて
前記ステータ51への通電がなされることにより、ロー
タ筒53と共に正逆両方向に回転するようになしてあ
る。
【0022】ロータ筒53の一側(玉軸受55による支
持部側)外周にはギヤ56が取り付けてあり、該ギヤ5
6は、操舵軸ハウジング14の対応部位の外側に固設さ
れたロータリエンコーダを用いてなる回転角センサ15
の入力ギヤ15aに噛合させてあり、該回転角センサ1
5の出力として、ロータ筒53と一体回転するロータ5
2の回転位置が得られるようになしてある。なお、回転
角センサ15の構成はこれに限るものではなく、例え
ば、前記ギヤ56の外周に臨ませて磁電型のピックアッ
プを配し、このピックアップにより前記ギヤ56の歯を
検出し、この歯数を計数して回転位置を知る構成とする
ことも可能である。
【0023】ロータ筒53の他側は、玉軸受54による
支持部を超えて延長され、延長端に一体形成された玉軸
受57により同側の操舵軸ハウジング14内に支持させ
てあり、この延長部、即ち、玉軸受54,57による支
持部間は、その内面にボールねじの軌条が形成されたボ
ールナット58となっている。一方操舵軸11の中途部
には、その外周にボールねじの軌条を所定の長さに亘っ
て備えるボールねじ部59が形成されており、このボー
ルねじ部59と前記ボールナット58とを多数のボール
を介して螺合させてボールねじ機構が構成されている。
【0024】操舵軸11は、操舵軸ハウジング14との
間に介装された図示しない回転拘束手段により軸回りの
回転を拘束されており、舵取モータM1の回転、即ち、
ステータ51への通電に伴うロータ52の回転は、ロー
タ筒53の一側に連設されたボールナット58と、操舵
軸11と一体形成されたボールねじ部59との螺合によ
り、該操舵軸11の軸長方向の摺動に直接的に変換され
るようになっている。このようにして、舵取モータM1
の回転に応じた舵取り(舵取用の車輪10,10の操
向)が行われる。
【0025】舵取モータM1には、前記舵取制御部3か
らの動作指令が、図示しない駆動回路を介して与えられ
ており、この動作指令に従って舵取モータM1が駆動さ
れるようになしてある。この駆動に応じた舵取機構1の
動作量は、操舵軸11と一側のタイロッド13との連結
部の変位を検出するタイロッド変位センサ16により検
出され、舵取用の車輪10,10の舵取角θ2を示す信
号として、舵取制御部3に与えられている。
【0026】タイロッド変位センサ16は、図3に略示
するように、前記連結部と操舵軸ハウジング14の外側
との間に検出シリンダを介装し、該検出シリンダの進退
量を媒介として、所望の変位量を検出する構成とするこ
とができる。
【0027】また、両側のタイロッド13,13には、
これらの軸方向に作用する軸力(引張力又は圧縮力)を
検出するタイロッド軸力センサ17,17が付設されて
おり、これらの検出結果は、舵取に伴って舵取用の車輪
10,10に加わる路面反力を示す信号として、舵取制
御部3に与えられている。タイロッド軸力センサ17,
17は、例えば、タイロッド13,13の表面に歪ゲー
ジを貼着し、前記路面反力を、これの作用により夫々の
タイロッド13,13に生じる歪みを媒介として検出す
る構成とすることができる。
【0028】以上の如き舵取動作をなす舵取機構1と機
械的に切り離して配されたステアリングホィール2は、
図3中に模式的に示す如く、その回転軸となるコラム2
0を回転自在に保持するコラムハウジング21を介し
て、図示しない車体の適宜部に支持されている。
【0029】コラム20は、一端部がステアリングホィ
ール2に直結される第1コラム20aと、該第1コラム
20aの他端部にピン結合される中実の第2コラム20
b(トーションバー)と、該第2コラム20bの一端部
外周に套嵌され一端部が第2コラム20bとともに第1
コラム20aにピン結合される筒状の第3コラム20c
と、該第3コラム20c及び第2コラム20bの他端部
外周に夫々套嵌され第2コラム20bにピン結合される
筒状の第4コラム20dとを用いてなり、第4コラム2
0dの両端部外周及び第1コラム20aの一端部外周と
コラムハウジング21との間に、夫々軸受を介してコラ
ム20をコラムハウジング21に対し回転自在としてい
る。
【0030】第4コラム20dの他端部外周とコラムハ
ウジング21との間には、うず巻きばねを用いてなる二
つのセンタリングばね23,23及びステアリングホィ
ール2の回転許容量を設定する前記回転許容量設定手段
4を設けている。
【0031】センタリングばね23,23は、コラム2
0を周方向に付勢して、運転者に中立感を与えるととも
に、ステアリングホィール2の回転操作が停止されたと
き、ばね力によりステアリングホィール2を中立位置に
復帰せしめられるようになしてある。この復帰は、舵取
機構1側において生じる車輪10,10の直進方向への
復帰に伴ってステアリングホィール2を中立位置に戻す
ために必要なものである。
【0032】図1に示す回転許容量設定手段4は、ステ
アリングホィール2の回転許容量を中立位置から180
度を越えて設定できるようにしたもので、第4コラム2
0dの他端部外周にねじ部20eを設けて、該ねじ部2
0eに、図2のようにねじ孔40a及び該ねじ孔40a
の径方向両側に貫通ガイド孔40bを有するナット体を
用いてなる移動体40を螺着し、コラムハウジング21
には、前記移動体40の軸長方向両側に板状の阻止部4
1,42を設け、これら阻止部41,42間に前記移動
体40の各ガイド孔40bに挿通されるガイド杆43が
架設されて、移動体40の回転を阻止し、ステアリング
ホィール2が中立位置から左右へ回転するとき、移動体
40がガイド杆43に沿って非回転で軸長方向に移動
し、阻止部41,42の一方と当接してそれ以上の回転
が阻止されるようにしている。このように、ステアリン
グホィール2の回転を移動体40の軸長方向の移動に変
換してステアリングホィール2の回転許容量を設定する
から、ステアリングホィール2が中立位置から180度
以上に回転した位置でその回転を容易に阻止することが
できる。
【0033】また、前記阻止部41,42の少なくとも
一方は、取付ねじなどによりコラムハウジング21に対
し着脱可能に取付けてその取付位置を変えるか、又は取
付位置を調節可能に取付けてその取付位置を調節するこ
とにより、阻止部41,42の内方間隔を変更して移動
体40の移動量、ひいてはステアリングホィール2の回
転許容量を変更できるように構成するのが好ましい。な
お、前記阻止部41,42は、板状体を用いて構成する
他、前記ねじ部20eの両終端を阻止部としてもよい。
【0034】図1に示す移動体40の一側面とコラムハ
ウジング21との間には、すべり抵抗体61及び該すべ
り抵抗体61の上を摺動する可動すべり片62を備えた
直線形ポテンショメータを用いてなる舵角センサ6を設
けて、ステアリングホィール2の回転位置に対応する移
動体40の直線方向位置をポテンショメータの出力電圧
値により検出し、ステアリングホィール2の操舵角を示
す信号として前記舵取制御部3に与えられている。
【0035】また、コラムハウジング21の外側には、
図1のようにコラム20と軸心を直交させた態様に反力
モータ(DCモータ)M2が取付けてある。該反力モー
タM2は、コラムハウジング21の内部において、その
出力端に連結されたウォーム24を第4コラム20dの
一端部外周に嵌着されたウォームホィール25に噛合さ
せ、これらウォーム24及びウォームホィール25を介
してコラム20に回転力を加え、第1コラム20aの一
端部に固定されたステアリングホィール2に、その操作
方向と逆向きの反力を付与するようになしてある。
【0036】反力モータM2によるステアリングホィー
ル2への反力付与は、舵取に伴って舵取用の車輪10,
10に実際に加わる路面反力をステアリングホィール2
に模擬的に加え、運転者に体感せしめるべく行われるも
のであり、反力モータM2には、前記舵取制御部3から
の動作指令が、図示しない駆動回路を介して与えられて
おり、この動作指令に従って駆動される。
【0037】従って、ステアリングホィール2の回転操
作には、反力モータM2が発生する反力に抗する操舵ト
ルクを加える必要があり、このようにしてステアリング
ホィール2に加えられる操舵トルクは、第3コラム20
cの外周とコラムハウジング21の内周との間に設けら
れたトルクセンサ7により検出され、またステアリング
ホィール2の回転位置は、前記舵角センサ6により、操
作方向を含めて検出される。
【0038】舵角センサ6の検出値として与えられるス
テアリングホィール2の操舵角θ1は、舵取制御部3に
おいて、後述の如く、前記タイロッド変位センサ16に
より検出される舵取角θ2との偏差に基づいて舵取モー
タM1を制御するために用いられる重要な検出値であ
る。なお、トルクセンサ7により検出される操舵トルク
は、反力モータM2が発生する反力のフィードバック信
号として、反力モータM2の故障判定に用いられる。
【0039】以上の如く舵取制御部3には、舵取機構1
の側にて実際に生じている舵取の状態が、回転角センサ
15、タイロッド変位センサ16及びタイロッド軸力セ
ンサ17,17からの入力としてえられ、またステアリ
ングホィール2の操作の状態が、トルクセンサ7及び舵
角センサ4からの入力として与えられており、これらに
加えて舵取制御部3の入力側には、車両の走行速度を検
出する車速センサ70の出力、車両のヨーレートを検出
するヨーレートセンサ71の出力、車両の横加速度を検
出する横加速度センサ72の出力、及び車両の前後加速
度を検出する前後加速度センサ73の出力が夫々与えら
れている。
【0040】車速センサ70は、例えば、車速に対応す
る前輪又は後輪の回転速度を検出する回転速度センサで
あればよい。また、ヨーレートセンサ71及び横加速度
センサ72は、共に車両の旋回状態を知るためのもので
あり、これらは、一方の故障時に他方をフェイルセーフ
用として用いるようにしてある。通常時には、ヨーレー
トセンサ71の出力を旋回状態を示す信号として用い
る。
【0041】一方、舵取制御部3の出力は、前述した如
く、舵取機構1に舵取動作を行わせるための舵取モータ
M1及びステアリングホィール2に反力を付与する反力
モータM2に各別の駆動回路を介して与えられており、
舵取モータM1及び反力モータM2は、舵取制御部3か
らの動作指令に応じて各別に駆動されるようになしてあ
る。
【0042】舵取制御部3による舵取モータM1の制御
は、図6に示すフローチャートに従って行われる。舵取
制御部3は、エンジン始動のためのキースイッチのオン
操作に応じてその動作を開始し、入力側に接続された舵
角センサ6及びタイロッド変位センサ16の出力を所定
のサンプリング周期にて取り込み(ステップ1)、同じ
く車速センサ70、及びヨーレートセンサ71(又は横
加速度センサ72)の出力を取り込む(ステップ2)。
【0043】次いで舵取制御部3は、舵角センサ6から
の入力によりステアリングホィール2の回転位置を示す
操舵角θ1を求め(ステップ3)、得られた操舵角θ1
を次式に適用して目標舵角Θを演算する(ステップ
4)。
【0044】 Θ=K0・K1・K2・θ1 …(1) (1)式中のK0は、操舵角θ1と目標舵角Θとを対応
づけるための比例定数であり、K1,K2は、夫々補正
係数である。K1は、車速の高低に応じて操舵特性を変
えるための補正係数であり、車速が所定速度を超えてい
る高速走行中には小さく、車速が前記所定速度以下とな
る低速走行中には、例えば、車速の低下に応じて比例的
に増大するように、前記車速センサ70による検出車速
の高低に応じて設定される。またK2は、車両の旋回の
状態に応じて操舵特性を変えるための補正係数であり、
旋回程度が大となるに従って小さくなるように、前記ヨ
ーレートセンサ71により検出される実ヨーレートの大
小に応じて設定される。
【0045】即ち、ステップ4において得られる目標舵
角Θは、ステアリングホィール2の操作量を示す操舵角
θ1に対し、高速走行中には小さく、低速走行中には大
きくなり、また旋回中には、急旋回になるに従って小さ
くなる。
【0046】次いで舵取制御部3は、タイロッド変位セ
ンサ16からの入力により舵取機構1において実際に生
じている舵取角θ2を求め(ステップ5)、前記目標舵
角Θとの偏差(舵角偏差Δθ=Θ−θ2)を算出し(ス
テップ6)、この舵角偏差Δθに基づくPID演算によ
り、前記目標舵角Θを実現するために必要となる必要舵
取力Fを求める(ステップ7)。
【0047】その後、舵取制御部3は、前記必要舵取力
Fを得るために必要な舵取モータM1の駆動電流を求め
(ステップ8)、これを出力して、舵取モータM1を駆
動する動作をなす(ステップ9)。この動作は、キース
イッチがオフ操作されるまで繰り返し行われる。
【0048】なお、舵取モータM1に付設された回転角
センサ15からの舵取制御部3への入力は、駆動電流の
出力に際して舵取モータM1の回転位置を認識し、駆動
電流の位相調整を行うために用いられる。
【0049】以上の動作により、舵取機構1には、必要
舵取力Fが加えられて舵取りが行われる。
【0050】舵取制御部3は、以上の如き舵取モータM
1の制御に加えて、反力モータM2の制御動作を行う。
この制御は、車輪10,10に実際に作用する路面反力
をタイロッド軸力センサ17,17からの入力として認
識し、基本的には、これに所定の係数を乗じて得られる
疑似反力をステアリングホィール2に付与すべく反力モ
ータM2の駆動トルクの目標値を定め、この目標値を得
るべく反力モータM2に動作指令を発する手順にて行わ
れる。
【0051】このとき、車速センサ70による車速の検
出値、ヨーレートセンサ71によるヨーレートの検出
値、及び前後加速度センサ73による前後加速度の検出
値は、前記係数の補正に用いられる。例えば、車速及び
ヨーレートの検出値は、これらの増大に応じて前記係数
を増量補正すべく用いられ、前後加速度の検出値は、減
速状態の検出時に、その程度に応じて前記係数を増量補
正すべく用いられて、このように補正された係数を用い
て決定された疑似反力がステアリングホィール2に加え
られる。
【0052】この結果、ステアリングホィール2は、車
速の上昇に応じて重く、車速の低下に応じて軽くなり、
高速走行時における直進安定性の向上と、低速走行時又
は停車時における操作力の軽減とが合わせて達成され
る。またステアリングホィール2は、旋回程度が大とな
るに従って重くなり、旋回限界を超えた危険な操作を防
止することができる。更にステアリングホィール2は、
減速時には重くなり、減速に伴う前輪荷重の増大を運転
者に体感させることができる。
【0053】また、図1のように、前記センタリングば
ね23,23を設けることにより、例えば反力モータM
2のコラム20への動力伝達系にクラッチを設け、反力
モータM2に異常が生じた場合に前記クラッチを切るフ
ェイルが付与されるように構成されたものにおいて、前
記反力モータM2に異常が生じた場合、前記センタリン
グばね23,23によりステアリングホィール2を中立
位置に復帰させることができ、フイーリングを良好にで
きる。
【0054】また、図1のように、前記センタリングば
ね23,23を、トルクセンサ7に対しステアリングホ
ィール2と反対側に配設することにより、トルクセンサ
7は、センタリングばね23,23によるフリクション
を感知した真のトルク値を検出することができるし、ま
た、この検出結果が舵取制御部3に入力されて、該舵取
制御部3により制御される反力モータM2からステアリ
ングホィール2に反力が付与されるから、運転者にフリ
クション感を与えることなく中立感を出すことができ
る。
【0055】次に前記回転許容量設定手段4の別の実施
の形態を説明する。図7〜図9に示す回転許容量設定手
段4は、図1のものと同様、ステアリングホィール2の
回転許容量を中立位置から180度を越えて設定できる
ようにしたもので、図1におけるガイド孔40b及びガ
イド杆43に代えて第4コラム20dのねじ部20eに
螺合するねじ体を用いてなる移動体40Aの径方向両側
面に、軸長方向に延びるスライド片を用いてなるスライ
ド軸受44,44を保持し、コラムハウジング21の内
周面に、前記各スライド軸受44,44が係合するガイ
ド溝45,45を設けて移動体40Aの回転を阻止し、
ステアリングホィール2の中立位置から左右への回転
時、移動体40Aが各ガイド溝45に沿って非回転で軸
長方向に移動し、図1のものと同様に設けられた阻止部
41a,42aの一方と当接してそれ以上の回転が阻止
されるようにしている。このように、ステアリングホィ
ール2の回転を移動体40Aの軸長方向の移動に変換し
てステアリングホィール2の回転許容量を設定するか
ら、ステアリングホィール2が中立位置から180度以
上に回転した位置でその回転を容易に阻止することがで
きる。
【0056】また、図7〜図9においては、移動体40
Aの一側面とコラムハウジング21との間に、互いに対
向する凹凸部を有する永久磁石63及び磁性体64を用
いてなる非接触形の舵角センサ6aを設けて、移動体4
0Aが軸長方向に移動するときのパルス状磁束を検出
し、検出結果を、ステアリングホィール2の回転位置を
示す信号として前記舵取制御部3に与えるようにしてい
る。尚、前記永久磁石63及び磁性体64の一方は、凹
凸部のピッチを中途から変えて、磁気特性が変わるよう
に構成し、ステアリングホィール2の回転許容量及び回
転方向を検出できるようにしている。
【0057】図10,図11に示す回転許容量設定手段
4は、図1及び図7〜図9のものと同様、ステアリング
ホィール2の回転許容量を中立位置から180度を越え
て設定できるようにしたもので、第4コラム20dに設
けられて径方向外方に突出する係合ピン46と、第4コ
ラム20dの外周に回転自在に嵌合支持され前記係合ピ
ン46と当接可能な一対の当接部40c,40c及びこ
れら当接部40c,40cよりも径方向外方に突出する
中継片40dを有する移動体40Bと、コラムハウジン
グ21に取付けられ前記中継片40dと当接可能な阻止
部41b,42bを有する阻止体410とを具備してな
り、ステアリングホィール2が中立位置から左右へ回転
するとき、中立位置のコラム20は、係合ピン46が移
動体40Bの当接部40cに当接するまでの間移動体4
0Bに対し回転し、係合ピン46が移動体40Bの当接
部40cに当接すると、移動体40Bがコラム20と一
体化して周方向に移動し、該移動体40Bの中継片40
dが阻止体410の阻止部41b,42bの一方に当接
し、それ以上の回転が阻止されるようにしている。
【0058】このように、コラム20とコラムハウジン
グ側阻止部41b,42bとの間に、回転自在の移動体
40Bを設けることにより、ステアリングホィール2が
中立位置から180度以上に回転した位置でその回転を
阻止することができる。尚、前記阻止体410は、締付
ねじによりコラムハウジング21に対し着脱可能に取付
け、阻止部41b,42b間の間隔が異なるものと交換
することにより、コラム20の回転許容量、ひいてはス
テアリングホィール2の回転許容量を変更できるように
している。なお、阻止体410は、阻止部41b,42
bのみを交換するようにしてもよい。
【0059】また、図10及び図11においては、前記
第4コラム20dの他端部に、図示していないが、コラ
ム20の回転位置を検出する舵角センサを設けて、検出
結果を、ステアリングホィール2の回転位置を示す信号
として前記舵取制御部3に与えるように構成する。
【0060】図12及び図13に示す回転許容量設定手
段4は、ステアリングホィール2の回転許容量を一回転
未満としたもので、割溝を有する筒状のボス部47a及
び該ボス部47aの一側外面から半径方向に突出する係
合片47bを備え第4コラム20dの他端部外周に着脱
可能に取付けられる係合体47と、該係合体47の回転
時前記係合片47bに当接可能な阻止部41c,42c
を有し、コラムハウジング21に取付ねじ50により固
定されるリング状の阻止体410aとを用いてなり、ス
テアリングホィール2が中立位置から左右へ回転すると
き、係合体47の係合片47bが阻止体410aの阻止
部41c,42cの一方に当接し、それ以上の回転が阻
止されるようにしている。前記係合体47は、取付ねじ
50の緊締により第4コラム20dに対し着脱可能に取
付け、係合片47bの周方向幅の異なるものと取り替え
ることにより、コラム20の回転許容量、ひいてはステ
アリングホィール2の回転許容量を変更できるようにし
ている。
【0061】この実施の形態においては、係合体47及
び阻止体410aを必要に応じて取付けることができる
から、特別な設計をすることなく、従来の構造を利用し
てステアリングホィール2の回転許容量を設定すること
ができる。また、係合体47は、コラム20に挿嵌して
取付ねじ50により取付けるから、該係合体47をステ
アリングホィール2の中立位置に取付け易いのである。
また、係合体47又は阻止体410aを取り替えること
により、ステアリングホィール2の回転許容量を変更で
きる。
【0062】図1,図7〜図13に示す回転許容量設定
手段4は、コラム20とともに移動体40,40A,4
0B又は係合体47をコラムハウジング側の阻止部4
1,42,41a,42a,41b,42b,41c,
42cに当接させてステアリングホィール2の回転許容
量を設定するように構成したが、その他、図14及び図
15に示すように、第4コラム20dの他端部に基端部
が連結される揺動アーム48と、該揺動アーム48の先
端部とコラムハウジング21との間に両端部が夫々枢支
される片ロッド形のアクチュエータ49とを備え、該ア
クチュエータ49は、図15のようにガスなどの流体が
充填されたシリンダ49aと、軸方向に貫通する流通孔
49bを有するピストン49cと、該ピストン49cを
一方側に付勢するコイルばねを用いてなるセンタリング
ばね23aとを内蔵し、ステアリングホィール2が中立
位置にあるとき、図14(b)に示すようにアクチュエ
ータ49の軸線上に揺動アーム48の第4コラム20d
への連結中心が位置し、ステアリングホィール2の中立
位置から左右への回転時、揺動アーム48が図14
(a)又は図14(b)のようにセンタリングばね23
aの力に抗して揺動するようにしている。
【0063】この場合、ピストン49cの移動に伴い一
方側室の流体がピストン49cの流通孔49bを経て他
方側室に移動し、またはその反対に他方側室から一方側
室に移動することになるから、図16のa線及びb線の
ように操舵角に対する操舵トルクを操舵速度が大となる
に従い大となるように可変にすることができる。また、
図14及び図15に示す如く構成することにより、ステ
アリングホィール2の中立位置からの回転許容量を設定
できて、しかも、ステアリングホィール2の操作が停止
されたとき、コラム20に作用するセンタリングばね2
3aの力によりステアリングホィール2を中立位置に復
帰させることができる。
【0064】また、以上説明した各実施の形態では、反
力モータM2及びセンタリングばね23,23aを設け
たが、その他、センタリングばね23,23aを残し、
反力モータM2をなくしてもよいし、またその反対に、
反力モータM2を残し、センタリングばね23,23a
をなくしてもよい。これらの場合においても、ステアリ
ングホィール2の操作にフリクションを付与でき、操舵
時のフイーリングを良好にできる。
【0065】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明装置において
は、ステアリングホィールを中立位置から左右に回転操
作する場合、該ステアリングホィールが所定角度回転操
作されると、その回転が回転許容量設定手段により阻止
されるから、ステアリングホィールを中立位置に対し左
右へ回転操作する場合、該ステアリングホィールが所定
の回転許容量以上に回転操作されるのを防止することが
できる。
【0066】また、ステアリングホィールの回転に連動
するコラムが移動体に対し回転し、この回転により移動
体がコラムの回転に追従して移動し、さらにこの追従移
動する移動体が二つの阻止部の一方に当接してコラムの
回転が阻止される。これにより、コラムの回転を軸長方
向の移動に変換して移動体を軸長方向に移動させたり、
又はコラムを移動体と相対回転させた後、該移動体をコ
ラムとともに回転させたりすることにより、左右へ回転
操作するステアリングホィールを、中立位置から180
度以上に回転操作することができ、しかも、180度以
上の回転域でステアリングホィールの回転を止めること
ができるのである。
【0067】さらに、コラムの回転許容量を、移動体の
軸長方向への移動量に変換してステアリングホィールの
回転許容量を設定できるから、ステアリングホィールの
中立位置からの回転許容量を180度以上に設定できる
構成を簡単にできて、しかも、小形にできるのであり、
さらに、ナット体の移動量を検出する検出手段として、
直線変位を検出する簡易構造のセンサを用いることがで
きる。
【0068】また、二つの阻止部の少なくとも一方の配
設位置を変更することにより、移動体の移動許容量を簡
易に変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動車の舵取装置のコラム部分の
断面図である。
【図2】同舵取装置における回転許容量設定手段の移動
体の斜視図である。
【図3】同舵取装置の全体構成を示すブロック図であ
る。
【図4】同舵取装置における舵取モータ及び運動変換機
構の一例を示す要部の縦断面図である。
【図5】同舵取装置における反力モータ部分の断面図で
ある。
【図6】舵取モータの制御内容を示すフローチャートで
ある。
【図7】本発明に係る自動車の舵取装置における回転許
容量設定手段の別の実施形態を示す断面図である。
【図8】図7のXーX線断面図である。
【図9】図8のYーY線断面図である。
【図10】本発明に係る自動車の舵取装置における回転
許容量設定手段のさらに別の実施形態を示す斜視図であ
る。
【図11】図10における実施形態の縦断面図である。
【図12】本発明に係る自動車の舵取装置におけるコラ
ム部分のさらに別の実施形態を示す断面図である。
【図13】図12における実施形態の回転許容量設定手
段の分解斜視図である。
【図14】本発明に係る自動車の舵取装置における回転
許容量設定手段のさらに別の実施形態を示す説明図であ
る。
【図15】図14における回転許容量設定手段のアクチ
ュエータの断面図である。
【図16】図14における回転許容量設定手段の場合の
操舵角に対する操舵トルク特性の説明図である。
【符号の説明】
1 舵取機構 2 ステアリングホィール 3 舵取制御部 4 回転許容量設定手段 40,40A,40B 移動体 20 コラム 41,42 阻止部 6 操舵角センサ M1 舵取モータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 舵取機構に機械的に連結されていないス
    テアリングホィール及び前記舵取機構にその出力を加え
    る舵取モータを備え、前記ステアリングホィールの操舵
    角と前記舵取機構の舵取角との偏差に基づいて求めた必
    要舵取角を得るべく前記舵取モータを駆動し、前記ステ
    アリングホィールの操作に応じた舵取を行うようにした
    自動車の舵取装置において、前記ステアリングホィール
    の中立位置に対する左右の回転許容量を設定する回転許
    容量設定手段を備えていることを特徴とする自動車の舵
    取装置。
  2. 【請求項2】 前記回転許容量設定手段は、ステアリン
    グホィールの回転に連動するコラムの回転に追従して移
    動する移動体と、該移動体に当接して移動体の移動許容
    量を設定する二つの阻止部を備えている請求項1記載の
    自動車の舵取装置。
  3. 【請求項3】 前記移動体は、コラムの外周に、軸長方
    向移動可能であり回転不能に螺着されたナット体であ
    り、該ナット体の移動量を検出する検出手段を具備して
    いる請求項2記載の自動車の舵取装置。
  4. 【請求項4】 前記阻止部の少なくとも一方は、位置変
    更可能にしている請求項2記載の自動車の舵取装置。
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