JPH10193381A - 薄板状プラスチック成形品 - Google Patents

薄板状プラスチック成形品

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Publication number
JPH10193381A
JPH10193381A JP445697A JP445697A JPH10193381A JP H10193381 A JPH10193381 A JP H10193381A JP 445697 A JP445697 A JP 445697A JP 445697 A JP445697 A JP 445697A JP H10193381 A JPH10193381 A JP H10193381A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
boss
mold
molding
undercut
pin
Prior art date
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Pending
Application number
JP445697A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Suzuki
英治 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Rika Co Ltd filed Critical Tokai Rika Co Ltd
Priority to JP445697A priority Critical patent/JPH10193381A/ja
Publication of JPH10193381A publication Critical patent/JPH10193381A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車のボディに取り付けられるモールなど
として用いられる薄板状のプラスチック成形品1の形状
を改良して、その成形用の金型構造が複雑になるのを防
止する。 【解決手段】 薄板状のプラスチック成形品1の本体部
2の裏面2aに立設された捨てボス3の長手方向の少な
くとも1カ所、特に基端部に細径部3aを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄板状プラスチッ
ク成形品に関し、特に、自動車のボディに外装装飾部品
として用いられる薄板状プラスチック成形品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車のボディの左右の側面
には、一般にモールと呼ばれる外装装飾とボディの保護
を兼ねた細長い薄板状プラスチック成形品が装着されて
いる。従来のモールの部分的な外観形状を図1に示して
おり、その成形状態を図2に示している。図において、
モール11の本体部12の裏面(図の上面)12aに
は、捨てボス13が形成されている。この捨てボス13
は、モール11に吹き付け塗装をする際に、メッシュ状
の支持材(図示せず)に捨てボス13をかみ合わせた状
態でモール11を支持材に載せておくことにより、モー
ル11が塗料の吹き付け時に飛ばないようにするための
ものである。
【0003】14は、モール11を図2に示した第1金
型15及び第2金型16から離型するために用いるアン
ダーカットピン17の跡を示している。アンダーカット
ピン17は、第2金型16に対して軸方向へ可動に構成
されている。モール11は、図2に示すようにアンダー
カットピン17の先端部が第1金型15のキャビティ1
8内に突出した状態でゲート19からプラスチック材料
を射出することにより、アンダーカットピン17の先端
部の溝17aをくわえた状態で成形される。そして、離
型時にはアンダーカットピン17を第2金型に位置固定
したまま金型15、16を開いてモール11を第1金型
15から分離した後、アンダーカットピン17と押出ピ
ン20を第2金型16に対して同時に図2の左方向へ移
動させてモール11を第2金型16から分離し、さらに
アンダーカットピン17を止めてモール11を押出ピン
20で左方向へ押し出してアンダーカットピン17から
分離するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の形状の
薄板状プラスチック成形品を成形するには、離型のため
に通常設けられる押出ピン20とは別に、アンダーカッ
トピン17という特殊な部品を金型に設けなければなら
ないので、金型構造が複雑になるという問題があった。
したがって、本発明の解決すべき技術的課題は、自動車
の装飾部品であるモールなどとして用いられる薄板状プ
ラスチック成形品の形状を改良して、その成形用の金型
構造が複雑になるのを防止することである。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】本発明に
係る薄板状プラスチック成形品は、薄板状の本体部と、
その裏面に立設された捨てボスとを備えたものであっ
て、上述の技術的課題を解決するために、捨てボスの長
手方向の少なくとも1カ所に細径部を備えたことを特徴
としている。
【0006】上記構成においては、捨てボスの細径部を
形成するため、金型にはスライド駒が設けられることに
なる。したがって、スライド駒を成形状態と同じ状態に
保ったまま両金型を分離すると、成形品は細径部がスラ
イド駒とかみ合ったまま他方の金型から分離する。その
後、スライド駒を退避させて押出ピンを動作させると、
成形品を両金型から完全に分離できる。
【0007】上記構成において用いているスライド駒は
成形品にアンダーカット部を設ける場合に一般的に使用
されているものであり、アンダーカットピンのような特
殊な部品を設ける場合と比べれば、金型構造を簡単にす
ることができる。
【0008】また、上記構成においては、細径部を捨て
ボスの基端部に形成することが好ましい。一般に、肉厚
の薄い成形品の裏に突起物を一体的に成形すると、表面
にひけ等の外観不良が生じやすい(図1の符号12b参
照)が、このように突起物である捨てボスの基端部に細
径部を設けると、本体部の肉厚に対して突起物の断面積
を十分に小さくすることができるので、ひけ等の外観不
良の発生を防止できるという効果が得られる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて、図3及び図4を参照して詳細に説明する。
【0010】図3は本発明に係る薄板状プラスチック成
形品の部分的な外観形状を示す斜視図、図4はその成形
状態を示す断面図である。この成形品は、従来例におい
て説明したのと同様に自動車のボディに取り付けるモー
ルとして用いるものである。モール1は、細長い薄板状
の本体部2と、その裏面(図の上面)2aに立設された
捨てボス3とから構成されている。捨てボス3は、この
例では断面四角形の細長い形状で、その基端部に、他の
部分よりも断面積の小さな細径部3aが形成されてい
る。
【0011】モール1は、表面(図の裏面)に従来と同
じ方法で塗装を施した後、裏面2aの捨てボス3を千切
って除去し、裏面2aに両面接着テープを貼着して自動
車のボディに貼り付け固定される。この構成において
は、細径部3aの長さ寸法(捨てボス3の軸方向への長
さ寸法)を適宜設定しておけば、ボス跡として生じる凸
部の高さが両面接着テープの厚さ(約0.4mm)より
も小さな0.2mm程度の寸法になるように管理できる
ので、自動車のボディへの装着の際に従来必要であった
ボス跡を小さくするための仕上げ加工を不要にすること
ができる。
【0012】一方、図4において、4はキャビティ側の
金型(第1金型)、5はコア側の金型(第2金型)であ
る。第2金型5には、第1金型4のキャビティ6内へプ
ラスチック材料を射出するためのゲート7が形成されて
いる。また、第2金型5には、成形品1の細径部3aを
形成するためのスライド駒8と、成形品1を押し出すた
めの押出ピン9とがそれぞれ可動に設けられている。上
記構成においては、スライド駒8を第2金型5に対して
成形位置に固定したまま両金型4、5を分離すると、成
形品1は第2金型と一緒に第1金型4から分離する。そ
の後、スライド駒8を成形位置から退避させて押出ピン
9を図の左方へ動作させると、成形品1を第2金型5か
ら分離できる。
【0013】このように、捨てボス3にアンダーカット
部である細径部3aを設けるようにしたことによって、
捨てボス3に従来のアンダーカットピンの機能も持たせ
ることができ、第2金型5にアンダーカットピンを設け
る必要がなくなる。そして、スライド駒8は一般に成形
品にアンダーカット部を設ける場合に通常使用されてい
るものであるから、上記構成によれば、アンダーカット
ピンのような特殊な部品を設ける場合と比べて、金型構
造を簡単にすることができる。
【0014】また、上記構成においては、細径部3aを
捨てボス3の基端部に形成しているので、本体部2の肉
厚に対して、突起物である捨てボス3の断面積を十分に
小さくすることができる。したがって、ひけ等の外観不
良の発生を防止できるという効果も得られる。なお、細
径部3aは、ひけ防止の観点からは捨てボス3の基端部
に設けるのが好ましいが、細径部3aにアンダーカット
ピンの機能を持たせるという観点だけからすれば、捨て
ボス3の長手方向の少なくとも1カ所に形成しておけば
よい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 自動車の外装装飾部品であるモールとして用
いられる従来の薄板状プラスチック成形品の部分的な外
観形状を示す斜視図である。
【図2】 図1のプラスチック成形品の成形状態を示す
断面図である。
【図3】 本発明に係る薄板状プラスチック成形品の部
分的な外観形状を示す斜視図である。
【図4】 図3のプラスチック成形品の成形状態を示す
断面図である。
【符号の説明】
1 モール(薄板状プラスチック成形品) 2 本体部 2a 裏面 3 捨てボス 3a 細径部 4 第1金型 5 第2金型 6 キャビティ 7 ゲート 8 スライド駒 9 押出ピン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄板状の本体部(2)と、その裏面(2a)に
    立設された捨てボス(3)とを備えた薄板状プラスチック
    成形品において、 上記捨てボス(3)が、その長手方向の少なくとも1カ所
    に細径部(3a)を備えたことを特徴とする薄板状プラスチ
    ック成形品。
  2. 【請求項2】 上記細径部(3a)が、上記捨てボス(3)の
    基端部に形成されたことを特徴とする請求項1記載の薄
    板状プラスチック成形品。
JP445697A 1997-01-14 1997-01-14 薄板状プラスチック成形品 Pending JPH10193381A (ja)

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JP445697A JPH10193381A (ja) 1997-01-14 1997-01-14 薄板状プラスチック成形品

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JP445697A JPH10193381A (ja) 1997-01-14 1997-01-14 薄板状プラスチック成形品

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JPH10193381A true JPH10193381A (ja) 1998-07-28

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JP445697A Pending JPH10193381A (ja) 1997-01-14 1997-01-14 薄板状プラスチック成形品

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