JPH10190025A - 多結晶シリコンインゴット鋳造用鋳型 - Google Patents

多結晶シリコンインゴット鋳造用鋳型

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JPH10190025A
JPH10190025A JP34352496A JP34352496A JPH10190025A JP H10190025 A JPH10190025 A JP H10190025A JP 34352496 A JP34352496 A JP 34352496A JP 34352496 A JP34352496 A JP 34352496A JP H10190025 A JPH10190025 A JP H10190025A
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JP
Japan
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mold
ingot
casting
angle
loss
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP34352496A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenkichi Yushimo
憲吉 湯下
Masamichi Abe
正道 阿部
Kazuhiro Hanazawa
和浩 花澤
Yasuhiko Sakaguchi
泰彦 阪口
Yoshihide Kato
嘉英 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Publication of JPH10190025A publication Critical patent/JPH10190025A/ja
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

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  • Silicon Compounds (AREA)
  • Photovoltaic Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】多結晶シリコンインゴット鋳造用鋳型を組立型
とすることなく一体型とし、かつ、インゴットの外周部
を切断するときのロス分を最小限に留める。 【解決手段】多結晶シリコンインゴットを鋳造する容器
型鋳型において、側壁にテーパ角θ=0.5度以上3度
未満の上方拡大テーパを付し、さらに、鋳型の高さ寸法
と鋳型平面の最大差渡し寸法との比H/D=1.5倍以
下とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽電池用等の高
純度多結晶シリコンのインゴットを鋳造する鋳型の形状
に関する。
【0002】
【従来の技術】太陽電池用等の高純度多結晶シリコンの
インゴットを製造するときには、シリコンが凝固により
膨張するので、鋳型に大きな応力が生じ、インゴットを
鋳型から抜き出すことが不可能になる問題がある。シリ
コンの密度は溶融状態で2.5g/cm3 で固体状態で
は2.33g/cm3 であり、約7%の体積膨張を生ず
る。そこで、インゴットの抜出しを可能にするために鋳
型の側板を組立式とし、綴じボルトで端部同士を結合す
る技術もある。しかしこのような綴じボルトを用いる鋳
型は作業性が劣るという問題がある。
【0003】上記問題点を解決する技術として、実開昭
58−22936号公報には、石英製るつぼと、石英製
るつぼを収容するカーボンサセプターの側面に開口部に
向かって拡がる3度以上の傾斜を付けたことを特徴とす
る多結晶シリコンインゴットの鋳造用鋳型が開示されて
いる。この技術ではテーパ角が大きいのでインゴットの
外周部を切断するときロス分が大きくなり好ましくな
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、上記問
題を解決すべく種々実験を繰り返し研究した結果、イン
ゴットの平面積を増加し、高さを減ずることによって、
鋳型のテーパ角を小さくしてもインゴットの抜き取りが
容易にできることを知見し本発明を完成するに至った。
【0005】本発明の課題は、多結晶シリコンインゴッ
ト鋳造用鋳型について、これを組立型とすることなく一
体型とし、かつ、製造したインゴットの外周部を切断す
るときのロス分を最小限に留めることができるような鋳
型の形状を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためになされたもので、多結晶シリコンインゴット
を鋳造する容器型鋳型において、側壁にテーパ角0.5
度以上3度未満の上方拡大テーパを付したことを特徴と
する多結晶シリコンインゴット鋳造用鋳型である。この
場合に鋳型の高さ寸法を鋳型平面の最大差渡し寸法の
1.5倍以下とすると好適である。ここで鋳型平面の最
大差渡し寸法は、平面図形の最大横断長さをいい、円形
では直径、多角形では頂点を結ぶ最大対角線長さをい
う。
【0007】鋳型容器の形状は、円筒形、四角箱形、そ
の他どのような形状でもよい。側壁面のテーパ角は0.
5度未満では鋳造後インゴットの抜き取りがやはり困難
であり、鋳型を破損する恐れがあるので0.5度以上と
する。一方、3度以上ではロスが大きくなるので3度未
満とする。ロスを減少させる観点からテーパ角は小さい
程好ましく、インゴットの抜き取り困難性との兼合いも
考慮すれば、テーパ角1度〜1.5度が最も好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】多結晶シリコンインゴット鋳造用
鋳型は、通常差渡し寸法が400〜1000mm以上で
ある。本発明では、高さをある程度抑え、鋳型平面の最
大差渡し寸法に対して高さ寸法を1.5倍以下とする。
このとき、理由は明確ではないが、テーパ角を小さくし
ても容易に抜き取ることができる。
【0009】鋳型の材質は黒鉛でもよく水冷銅でもよ
い。また、黒鉛鋳型の場合には離型剤を塗布することが
好ましい。
【0010】
【実施例】
(実施例−1)実施例として直径800mmφ、高さ8
00mmの円筒形の黒鉛鋳型にテーパ角1度を付し、離
型材として窒化珪素を厚さ0.5mm内面に施した。比
較例として、これとほぼ同体積のシリコン鋳型で、直径
460mmφ×高さ920mmの円筒形鋳型に、側壁テ
ーパ角3度を付し、離型剤として窒化珪素を厚さ0.5
mm内面に施したものを用いた。溶融シリコンを実施例
及び比較例の両鋳型に注湯してインゴットを製造した。
実施例では鋳型からインゴットを容易に抜き取ることが
できたが、比較例では抜き取りが困難であった。また、
実施例では、ウエハ切り出しの際のウエハ歩留りは切断
ロスも含めて46%であり、比較例の32%に比べて著
しく向上した。
【0011】(実施例−2)実施例1と同様鋳型内径8
00mmφで鋳型高さを(鋳型高さ)/(鋳型内径)=
0.75、1.0、1.5、1.7、2.0、テーパ角
を0.2°、0.5°、1°、1.4°、1.5°で3
度の鋳型に剥離剤として窒化珪素を0.5mm塗布し
た。これにシリコンを注湯してインゴットを製造した。
【0012】図1に鋳型の高さと鋳型の直径との比H/
D及び側壁のテーパ角θを種々変化させてインゴットを
作製したときのインゴットの抜き易さの関係を示す。図
において、縦軸は側壁のテーパ角θを示し、横軸は鋳型
の高さと鋳型の直径との比H/Dをとって、インゴット
の抜き易さを次の記号で示した。 〇:容易に鋳型からインゴットを抜出可能 △:さほど困難でなくインゴットを抜き出せたが、クラ
ックが入っていた。
【0013】 ×:インゴットの抜き出しが困難、または不可能 図1によれば、範囲ABCD内のものが抜出可能であ
り、直線AB、BC、CDはぞれぞれ、 直線AB:インゴットの抜出可能なθを規定する 直線BC:健全なインゴットの抜出可能なH/Dを規定
する 直線CD:インゴットの切断における歩留りにより規定
されるθ を示している。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、多結晶シリコンインゴ
ット鋳造用鋳型について側壁のテーパ角を小さくし、凝
固したシリコンの抜き出しに支障を与えることなく、シ
リコンウエハの歩留りを高めることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】鋳型の高さと直径との比、側壁のテーパ角及び
インゴットの抜き易さの関係を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 花澤 和浩 千葉市中央区川崎町1番地 川崎製鉄株式 会社技術研究所内 (72)発明者 阪口 泰彦 千葉市中央区川崎町1番地 川崎製鉄株式 会社技術研究所内 (72)発明者 加藤 嘉英 千葉市中央区川崎町1番地 川崎製鉄株式 会社技術研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多結晶シリコンインゴットを鋳造する容
    器型鋳型において、側壁にテーパ角0.5度以上3度未
    満の上方拡大テーパを付したことを特徴とする多結晶シ
    リコンインゴット鋳造用鋳型。
  2. 【請求項2】 鋳型の高さ寸法が鋳型平面の最大差渡し
    寸法の1.5倍以下であることを特徴とする請求項1記
    載の多結晶シリコンインゴット鋳造用鋳型。
JP34352496A 1996-12-24 1996-12-24 多結晶シリコンインゴット鋳造用鋳型 Withdrawn JPH10190025A (ja)

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